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ステファン・マラルメ

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/15(木) 23:11:17 ID:pHmlxxtz
沈黙、韻を踏んだ後の最高の贅沢

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/16(金) 08:45:09 ID:53Nna386
age

3 :処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2007/03/16(金) 08:59:40 ID:JBoKF4PD
記号論の人だらう?

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/16(金) 14:23:49 ID:szSFTjdE
>>3
そうでせうか?

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/16(金) 15:10:26 ID:V8x0hCF3
記号論?普通はサンボリストというくくりだよ。
デリダとかバルトがよく言及してはいたのだが

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/18(日) 21:31:57 ID:vOiSBx2z
あげ

7 :Stéphane Mallarmé:2007/03/19(月) 14:57:54 ID:xPB2uENG
ステファン?
ステファヌ?
どっち?

ttp://fr.wikipedia.org/wiki/St%C3%A9phane_Mallarm%C3%A9
ttp://en.wikipedia.org/wiki/St%C3%A9phane_Mallarm%C3%A9

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/20(火) 01:05:42 ID:2I2pLVP2
一応、これは押さえておきましょう。
良いフランスのマラルメ・サイトだよ。
使えるかどうかは別にしてね。
http://www.mallarme.net/index.php?title=Accueil



9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/20(火) 01:41:51 ID:2I2pLVP2
>>7
口蓋に舌を押し当てて発音するンnだからねヌにより近く
聞こえるだろうね。というか、ヌと発音した方がより原音に近いだろうね。
表記方法については俺はヌとしたいが、ンを間違いだとはしない。

10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/20(火) 01:48:55 ID:2I2pLVP2
元々フランス語と日本語の音韻体形が違うのだから。
これが絶対に正しいといった表記はあり得ない。

11 :処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :2007/03/22(木) 01:30:46 ID:xsrzuQga
例えばtreeのtの字が木の形に見えなくもないとか、そんな世界だろ。

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/23(金) 15:26:21 ID:qt+JfBU0
不定愁訴。

13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/23(金) 15:54:27 ID:L+z4ws66
2ちゃんねるは悲し、ああ、われは全てのスレッドを読みぬ。

14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/27(火) 00:10:39 ID:iIDunZDr
今改めて鈴木信太郎訳の『あらわれ』(仏名:Apparition)読んでるけどやっぱマラルメ面白いわ。


人に驕(あま)えし少年の美(は)しき夢路に その昔
光の冠をいただきて、掌(てのひら)緩(ゆる)かに握りたる
御手(みて)より零るる 香も高き星の素白(ましろ)き花束の
雪降らしつつ過ぎ行きし 妖女を見しと、われは思ひぬ。


うーん、カッコいい。
マラルメって一読くらいしたところじゃ全然分からんけれども
何度も読んでいくと段々全体が見えてきて建築物のように堅固な像が見えてくるんだよね。
こう言う詩はマラルメ以外書いてないんじゃなかろうか。

ところで自分は仏語が出来ないんで翻訳で読んでいるわけだが、
やっぱ原文で読むと全然違う?
仮に今から仏語勉強するとしてもネイティブくらい出来なきゃ意味ない気もするし。
仏語で読んでる人の意見聞かせて。

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/27(火) 00:37:14 ID:l+8rtz6o
>>14
あんたの意見に同意。


16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/27(火) 08:58:59 ID:VdUGD91v
14サン、年齢的なものも理解に関係してるよね?


17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/27(火) 21:06:43 ID:891AAndn
>>14
言葉や表現がカッコいいのなら、「骰子一擲」だな
内容はほとんど不明だけどなw

18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/29(木) 11:20:03 ID:c8zGqfN0
骰子一擲って、現在手に入るものだと、どこに入ってる?
図書館で思潮社の「骰子一擲」を借りて読んだけど、
これは絶版みたいだし、古書サイトにも出てこないし

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/30(金) 01:40:53 ID:QMYkyS5b
>>18
申し訳ないが、分からん。
俺も本は持ってない。

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/02(月) 14:50:24 ID:J/F84yYP
>>19
そっか、どうも。全集には入ってると思うけど、高いしなぁ。
アマゾンの洋書であったから、そっちで買おうかな

21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/06(金) 17:35:51 ID:tQXcAZ6/
>>14はもっと評価されるべき

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/09(月) 23:03:55 ID:bUIND6KO
まずそこから行かないとダメか?

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/18(水) 23:53:19 ID:7JUXL7z/
あげ

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/06(日) 21:44:05 ID:P82iIUeQ

ttp://www.youtube.com/watch?v=eMggpf2dAJg

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/11(金) 01:05:26 ID:W0NlYy69
うー

26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/16(水) 23:44:29 ID:4Z8o/B/A
マラルメは原文で読まないと
ほんたうの意味と音韻の戯れは見えてこない
鈴木訳なんか自己満のための外国詩の象徴だ

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/16(水) 23:59:49 ID:wiSuvGhF
ほんたうの意味だって
バカじゃね
お前はナンボのもんだよw

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/17(木) 01:26:37 ID:9OlyMpj+
ひらがなで書いた音読み単語に
違和感を感じる今日この頃


29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/17(木) 02:18:30 ID:DglWUNOi
マラルメの読解で意味がどうとかアホか

30 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/18(金) 03:17:23 ID:kIV5bDX9
全集さっさと出しやがれ→筑摩

31 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/27(日) 15:17:36 ID:Wbzo2rET
マラルメって全くわからん・・。
本当に愛読している人っているのか?

32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/28(月) 00:32:36 ID:Oqng+Q7u
全集の詩はいつでもいいから

原書朗読CDつきで頼む

33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/28(月) 07:53:32 ID:r9tNfv+I
>>31
同意
良いとおもわん

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/28(月) 13:03:31 ID:L4ZJNAiE
>>33
まあ難解だしね。

関係ないけど骰子一擲が日本の古本屋にでてる。5000円か。




35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/12(火) 01:15:35 ID:UfEQbRHg
うんん

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/05(木) 01:57:30 ID:c3d7mvuP
上げろよ

37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/21(土) 22:37:27 ID:MMz3Y0v2
>>14

鈴木訳は原詩の難解な構文をできるだけ忠実に再現しようとしていると思う。
原詩のほうも何度も読まないと構造が見えてこない。

読み比べて特に印象が異なるのは,
原詩では単語レベルでの奇抜さが鈴木訳ほどには目立たないことだ。
雅語や難字で訳された箇所が平凡な単語だったりすることが多い。

原語でしか味わえない音韻に関しては,
マラルメはフランス詩の最上の部類だと思う。
少しでもフランス語を学んで原詩の音韻をたどると
楽しみは大きいのではないかと思う。
短詩を読むだけなら勉強は大して必要ない。

ついでながら・・

 ・・・ 掌(てのひら)緩(ゆる)かに握りたる
 御手(みて)より零るる

というくだりは,ユゴーの風刺的な詩句の無意識的借用らしい。

 歩くがいい,もうひとりのさまよえるユダヤ人よ!歩くがいい
 緩く握った手の指と指とのすきまから輝く黄金を見せながら!


38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/21(土) 23:35:24 ID:MMz3Y0v2
連続御免

ユゴーの詩句は「緩く握った」よりも
「握りきれない」と訳したほうがよかった・・

39 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/21(土) 23:49:56 ID:t/2IOch6
ステファヌ

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/22(日) 00:18:11 ID:yHd2AX8y
マラルメ原語で読んだけど、
一つの単語が一度にいろんな意味を表すように使用されてるっていうか
読んでくうちに鵺みたいに意味が変わってくるみたいな感じを受けたが
たぶんそれは私がフランス語を全く読めないからだと思う。

41 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/22(日) 01:17:17 ID:+w/bfazG
>>40

むしろマラルメ自身が語句の多義性を生かそうとしていたと思う。

たとえば
>>14 が引用した「あらはれ」(Apparition)の表題を
辞書で調べると,

 1. 姿を現すこと,出現,〔やや古〕(本の)出版,刊行.
 2. 超自然的存在の出現,幻,幽霊.

と記載されている。

この詩ではまず 1. の意味での現実の出現が歌われる。
鈴木信太郎訳で引くと,

 迷ひて行けば、夕闇に 街の眞中(さなか)に微笑(ほほゑ)みて、
 たわわの髪も燦々(さんさん)と、あらはれ出(い)でし この君に、

つぎに「この君」のイマージュが 2. の意味での出現である「妖女」と重ねられる。

 雪降らしつつ過ぎ行きし 妖女を見しと、われは思ひぬ。

こうして表題の Apparition は二重の語義を兼備することになる。

後年の作品で,多義性はさらに大胆かつ精妙になる。


42 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 02:01:27 ID:Cf1ZGuYH
>>41
ありがとう。
そうすると読み方としては間違ってなかったのかな。
私が読んだ詩は、
たとえばポオの短編を一篇の簡潔な十四行詩に凝縮したような、
印象がありましたが。

>>20
サイコロ一振り、英語訳はココで読めるよ↓
http://www.ubu.com/historical/mallarme/dice.html

43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 07:39:08 ID:YRPdd/Jh
>>42
うん。間違ってない。

ポーはマラルメが最も尊敬していた詩人作家で,
両者は詩作理論の上で重要なつながりがある。
またマラルメは自作にポーの詩や小説の道具立てを
頻繁に取り込んでいるように思われ,
無題の十四行詩(yxのソネ)はどことなく「鴉」の部屋に似ているし,
「骰子一擲」は「メールシュトローム」に似ている。

筑摩叢書の『マラルメ 詩と散文』には
yxのソネの詳細な注釈があり,必読――。
訳者の松室三郎先生は本年6月6日に逝去された。
謹んで哀悼の意を表します。

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 08:53:25 ID:Re1RFLV1
>>43
『マラルメ 詩と散文』は確かウチにあります。
マラルメのポーの仏訳をさらに日本語に訳してあった。
殆ど未読なので探して読んでみようと思う。
松室三郎さん亡くなられましたかーー。

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 23:06:40 ID:YRPdd/Jh
「必読」などと書いてしまったけれど,
かなり高踏的なものなのでどうぞごゆっくり。

ポーの詩の仏訳からの重訳は意味深く思う。

英詩を仏訳すれば,類縁関係にある言語とはいえ,
詩の魅力である音韻は消失してしまう。
特にポーの詩は過剰なほど音韻に贅を凝らしているので,
マラルメは仏訳者として相当に困惑したはず。
しかし,彼はすべての詩を散文に翻訳するという
大英断を敢行した。(ボードレールも僅かながら
ポーの詩を翻訳したが,無韻の行分け自由詩の形だった。)
ポーの詩は音韻を捨象すれば「歌」というより「語り」なので,
散文訳こそが正しいのではないかと思える。

『詩と散文』でマラルメが選んだポーの詩は3篇。
そのいずれもが死んだ女を歌ったもの。
というより(主観的な解釈だが,ポーの小説に多々あるように)
語り手が自分で殺した女のことを語ったものだ。
これは色々と考えさせられる…

46 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 00:41:46 ID:PVtuRGSZ
「マリアが私の元を去ってから」云々で始まる散文詩も
妹であり愛人であり自ら殺めた女であり…てことになるのかな。
「ローマ頽廃期の詩人を愛読」とかさりげなく書いてあったりするし。


47 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 07:10:12 ID:T/huXKDc
それは思いつかなかった。
なるほどカリギュラか……

ステファヌには実際にマリアという2歳年少の妹がいた。
5歳で母親と死別し,その翌年に父親は再婚したため,
母方の祖父母の世話で寄宿学校に入れられて
孤独な少年時代を過ごしていたステファヌは,
15歳のときに妹とも死別した。
「秋の嘆き」はその思い出に捧げられていると取るのが定説――

>>45では,もっぱらポーの詩について
「黒猫」や「アッシャー家」からの連想を述べたのだが,
「秋の嘆き」にもそのような倒錯と自責の気配があるかもしれない。
確証は難しいが,おもしろいと思った。

48 :名無しかへらず:2007/07/30(月) 23:59:23 ID:hYttsMu9
ポーも一応原文で読んでみたけど、
詩よりもむしろ散文の方にマラルメに近いものを感じた。


49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 00:38:11 ID:/gii6swt
ポーの詩の多くはたしかに散文の傑作よりも弛緩しているように見え,
したがってマラルメの詩のような密度に欠けているように思われる。

またマラルメはポーの詩に多用された語句・詩行の繰り返しを
フランス詩に応用することには批判的で
(スインバーンの悲劇『エレクテウス』の書評)
いかにもポーの模倣のような詩はほとんど書かなかった。

マラルメはポーに傾倒しながらも,
フランス詩の作者としてボードレールやバンヴィルの
影響,というより積極的な模倣を行っていた。
(鈴木訳「不遇の魔」から「施物」まではボードレール,
(「エロディヤード」と「半獣神の午後」はバンヴィルの
(影響が大きい。)
したがって,この時期のマラルメの詩には
表面的なポーの影響は見出しにくい。

しかし,マラルメはポーを,ありあまる天分に恵まれながら
境遇ゆえに多くの傑作を書き得なかった詩人と評価していた。
その心情はマラルメ訳ポー詩集の選訳と註解に明らかだ。
両者の作品の類似はごく本質的なものにとどまる。

マラルメにポーの影が比較的顕著にうかがえる詩は
次のようなものだ。

・「蒼空」:ポーの詩論「構成の原理」に基づいた創作。
・「エロディヤード古序曲」:ポーの詩に似た呪文のような語り。
(ただし鈴木信太郎は訳していない)
・散文詩「類推の魔」:ポー「天邪鬼」の一節の敷衍。
・「散文」:ポー「ウラリューム」に似た「魂」との旅。
・ソネ,イジチュール,骰子一擲など:ポー散文の密室と宇宙

(2ちゃんねるでこんなに長ったらしく書くのはどんなものかと
(毎回思いつつ・・・

50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 00:38:52 ID:/gii6swt
sage

51 :名無しかへらず:2007/08/01(水) 03:54:48 ID:GCFnrdPt
バンヴィルは読んでないですねーー
マラルメの散文詩にはリラダンの影響も多いように感じるんだけど
リラダンとマラルメの関係はどんな感じなのでしょうか。

52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/01(水) 08:51:04 ID:/gii6swt
>>49 訂正:
誤:スインバーンの悲劇『エレクテウス』の書評
正:「レオン・ディエルクスの詩作品」

>>51 リラダンの強烈な現実否定と絶望的な理想主義,
それらを凝縮した文体にマラルメが魅了されていたことは
事実だ。マラルメはリラダンの文章を毒か薬のように
単語から単語へと「一滴ずつ」goute à goute 味読していた。
(この表現は1865年のルフェビュール宛書簡と
1883年のリラダン宛書簡に現れる。)

しかし,両者の作品から語句レベルでの類似を
拾い上げるのは困難だと思われる。


53 :名無しかへらず:2007/08/01(水) 14:59:38 ID:QUfV1Gsd
マラルメはマザーグース(ナースリーライム)を訳したりしてますが、
ルイス・キャロルのアリス・イン・ワンダーランドに出て来る、
ネズミの尻尾の形に活字が組まれた詩あたりが、アン・クー・ド・デの
発想の原点にあるような気がする。
マラルメの難解な詩の裏に、
なんか底意地の悪い NONSENSE への志向を感じたりするんだけど、
どうですか。


54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/02(木) 00:29:55 ID:dfKe3RbR
マラルメがルイス・キャロルを読んだ形跡が確認できないのでその線はどうかと…。

「骰子一擲」の活字レイアウトの着想源はポスターや新聞広告のそれと楽譜だろう。

ナンセンスについては――
作者と読者大衆がある種のファンタジーやユーモアを共有することが
おそらく文学においてナンセンスが成立する条件ではないかと思うのだが,
マラルメの場合は読者との溝が深すぎるのではないか。
マラルメは詩論(『音楽と文芸』)において,
詩をフィクション(つまり現実的には無)と認識する一方で,
一般に現実的存在とされる国家や社会や個々人も擬制に過ぎないと捉える。
無意味は文学上の領域であるにとどまらず,現実否定に向う。

「骰子一擲」では,詩が有となったとき(読者が詩に没頭したとき),
現実世界は無となり,詩が無に戻ったとき(読者が我に帰ったとき),
現実と読者の個我は希薄な状態のまま,星座だけが空に輝く。
マラルメの詩と詩論は現実の空無を照らし出すダイナマイトか打ち上げ花火であり,
マラルメは観念的な爆弾テロリストであると同時に無の宗教の祝祭をつかさどる司祭だった。

55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 02:22:01 ID:Bl1wjfHI
要するにシニフィアンと恣意的シニフィエの乖離を意図的にやって、
シニフィアンのみで「美」とかそういうもんを表現した詩人、って事でおk?

56 :名無しかへらず:2007/08/03(金) 09:54:25 ID:tg9h56AB
むしろ存在論

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 11:47:46 ID:Bl1wjfHI
存在論でいくならサルトルのマラルメ論で実存主義的精神分析がなされてるけど、
マラルメの詩の美しさはそこには見出せないし、他の詩人たちと一緒に類型化されて
魅力は失われるよね。

58 :名無しかへらず:2007/08/03(金) 20:12:59 ID:J86gXvG7
では非在論

59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:07:12 ID:0u5EXt7S
そういった2項対立的な考え方、というかキリスト教的なものの見方に絶望して詩を書いたから
なんだろ…ウパニシャッド哲学に近いんじゃないの。または老荘思想あたり。「無」が基本だし。

まあでもマラルメの詩はそういう哲学とかよりも、単なる神話として捉えたほうが分かりやすいかもね。
言葉という人間または個人の肉体器官のハーモニーを世界のハーモニーへ同調させようっていう。
意味の探究ではなく、経験の探究としての神話は、マラルメの思想とも合致するし。
物語じゃなく、もっと無意識と呼ばれるような深さをもったところでの、神話。

60 :名無しかへらず:2007/08/04(土) 02:43:37 ID:kD7w+UgR
レヴィ・ストロース?

61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:38:20 ID:0u5EXt7S
そうそう
そっち方面から攻めていった方がおもしろそう
(単なる大文字の構造主義の文脈に堕さなければ)

つうかマラルメとか他の無意味を目指した詩人たち(ツァラとか)について語ろうとするとき
いっつも思うんだけど、そういったカテゴライズを超越しようとした試作品に
哲学言語学神話学その他色々の分析をするのって果たしてどうなの?

62 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:20:13 ID:i4RyI2+F
神話論理か

63 :名無しかへらず:2007/08/04(土) 13:50:09 ID:uT3Jrl4j
詩作品に対する批評・分析の方法論は詩作品そのものから導き出されねばならない

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:54:59 ID:5vanJJHR
>>57 サルトルはマラルメが神と王の死を引き受けて
いかに破滅的に同時代から逸脱していったかを浮き彫りにしている。
マラルメには生前,ジャーナリスムから狂人とかアナーキストとかと
批判された側面があり,サルトルが捉えたのはそのような側面だと思う。
サルトルは「飢えた子どもたちの前で文学は有効か」と自問しつつ,
マラルメに「トータルなアンガージュマン」を見出そうとしていたのだろう。

>>59 神話の再創造はヴァーグナーの楽劇に顕著であるように
当時の最新の芸術理論だったが,マラルメはヴァーグナーのように
神話の形態を保存しつつ物語を作り直すやり方を中途半端なものと批判していた。
マラルメは,マックス・ミュラーの神話学に強い影響を受け,
ギリシア・ローマ・北欧・インドなどの神話(神々の名称)を
夜明けや日没などの自然現象に還元し,既存の神話を無化した上で,
自然現象に対してまったく新たな名称(詩句)を作ろうとしていた。
ミュラーは現代の神話学からは批判の対象でしかなくなっているが,
はたしてマラルメはどう評価されるのか。

>>63 たしかに,いろいろなアプローチがあるのもいいけれども,まったく同感だ。

65 :名無しかへらず:2007/08/05(日) 03:12:13 ID:IzSoKIWu
マラルメはアンチ・ヒューマニズムですね。
「イジチュール」などは逆に数学・論理学用語の神話化でしょうか。
ゴシック小説(「ヴァテック」)の愛好家としてのマラルメ、というアプローチも面白そうですね。

66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 06:24:42 ID:xKkDny0M
>>63
具体的には?
それってAから派生して最終的に答えがAっていう
堂々めぐりに陥らない?

67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:17:27 ID:4kkNXgFz
>>65 「天空が読める塔」で始まり地底で終わる『ヴァテック』は,
「イジチュール」と相似形になっていると思う。
ポーを翻訳し,ベックフォードを再刊したのはいかにもマラルメらしく思える。
「『ヴァテック』序文」はすぐれた評論であり,
マラルメとしてはわかりやすい文章でもある。
しかし,「イジチュール」はどう見ても失敗作だ。
未完だから仕方がないが,断章をどう並べても
語りの主体がバラバラだし,文体もバラバラで読解がじつに困難だ。
完成作品の難解さとはレベルが違う。
マラルメ自身,この時期は最も切羽詰っていたのだろう。
あくまで模索であり,作品としては成立していないと思う。
同時期の「言語学についてのノート」と同様に
哲学風の文体で書かれた部分があるけれども,素人臭さが目立つ。

>>66 割り込み発言になってしまうがご容赦を乞う。
哲学とか神話学とかの理論の応用で詩が読み解けて,なおかつ
それが知見を広がらせ,読解を深めてくれるものならば,
文句なしにその批評に感動する。
ただ,その類の論文の多くの,見慣れない理屈のくだくだしい説明と,
わかりきった認識の術語による言い換えには,正直言ってうんざりしている。
しかし修論・博論などでは何らかの理論に依拠した読解が便利なのだろう。
そういう論文を書くのなら,雑音を気にせず,がんばれ。
そして新たな世界に読者を導いてほしいと思う。

「具体例」だが,マラルメの詩の解釈としては,
Jean-Claude Milner,"Mallarmé au tombeau", Verdier, 1999
などはじつに面白かった。

68 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:20:12 ID:iwWj+W1Q
ここの連中はほんとうに読んでいるのだろうか?

69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/15(水) 06:14:47 ID:IaQ0i+oe
酷暑の現実を逃れるために冷涼たる心象を喚起して楽しむならば――
やはり「白鳥」のソネがいちばんだ。

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/15(水) 22:15:36 ID:O3hKPvg4
>>69
bingo

71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 20:57:10 ID:IKVtO8dm
Stephen

72 :名無しかへらず:2007/08/26(日) 22:37:18 ID:cboINZBo
スティーヴン・マラーミー

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00:12:46 ID:uWfjpe6l
超良スレ!
2ちゃんじゃ勿体無いレスの応酬だなあww

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:45:03 ID:WkgZpTPC
>>57 に「マラルメの詩の美しさ」と「魅力」を語ってほしいよ。

75 :名無しかへらず:2007/09/05(水) 01:35:03 ID:NIdwbsjR
57!! 57!!

76 :名無しかへらず:2007/09/10(月) 03:22:48 ID:nGfZAyOF
ランボーにかまけてこっちはお留守か・・・

77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/11(火) 21:17:09 ID:NvNDFKCr
ボンヌフォワの Le secret de la pénultième を入手した。
今夜の楽しみだ。


78 :名無しかへらず:2007/09/11(火) 23:03:41 ID:95B1JwGV
一晩で原書読了か、、
相変わらず凄いね。

79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/12(水) 00:26:34 ID:oOfPUNn2
読了。とはいえ50ページ弱のとても薄い本。
内容は,うーん。ちょっと期待はずれだった。
散文詩「類推の魔」についての論文だが,
ボンヌフォワでも謎は解けないようだ。

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/03(水) 01:05:16 ID:Py1HgS0V
マラルメの書簡集読むと彼の詩の意味が少しわかる気がするね。
これは僕個人の私論だけど、マラルメの生きていた当時のフランスは
パリコミューン虐殺でパリの若者は現実に絶望し、真実は自分の内面にしか
ないという東洋的結論に至ったんだね。
外の世界ははすべて仮象だから、内面の中に絶対の美しい世界を構築しようと
した。そしてそれは誰でも理解できる世界であってはならない。
多くの人に理解されるということは、それだけいかに自分が外の世界に
影響されてるかってことだからね。だからマラルメは手垢のついた言葉を
忌み嫌ったのです。

81 :名無しかへらず:2007/10/03(水) 05:31:55 ID:ooaRGjJf
でもそうだとすると
それは東洋的とはいえないんじゃないかな
例えば仏教なら個(アートマン)は全体(ブラーフマン)に通じる、
という考え方だし、
禅ならば「自己」はまず最初に否定されるべきものだ。


82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/03(水) 09:07:02 ID:C0IS46Dr
結局、マラルメの世界観は西洋的な観念論の一種

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/04(木) 10:33:35 ID:OhZ0hRVk
ニコニコ動画でストローブ&ユイレの『すべての革命はのるかそるか(賽の一振り)である』を
いま、字幕つける作業してるんだけど、これはたしかに難しい。
(注 マラルメの「骰子一擲」をパリコミューンの死者追悼墓地で9人が朗読する約10分の短編です)

ストローブ&ユイレの試みとしては
>>37の言う
>マラルメはフランス詩の最上の部類だと思う。
>少しでもフランス語を学んで原詩の音韻をたどると
>楽しみは大きいのではないかと思う。
といった仏語音韻を、外語を母語とする朗読者の発音の混交状態にとって、変形的に翻訳-上演しなおし、
かつ、それをフランス革命の痕跡である場所と接近させるということなのだろうが、
後者の接続がわからない。マラルメ自身とフランス革命の関係についてはどんなのがあるのだろう?
おそらくは、暴力的な接続であり、それがストローブ&ユイレの本作での模索だったのだろうが。

>>40-41で言われている
語句の多義性については、実際に読んでみると痛感した。
SOITではじまる左右見開き頁(仮にpp.5-6とする)でのl'Abime(深遠・奈落)は、
aile(翼・羽)をもち、dresser le vol(飛翔をまっすぐにして(?))、les bonds(飛躍/波頭)を短く断ち、
voile alternative(交代する帆/二者択一の(選言的な)覆い)の深みの只中にあって
l'ombre enfouie(埋葬された亡霊/しまい込まれた影)をresumer(要約)する… とか、かなりわかりにくいな。

l'Abimeの「深海」に近い意味合いを喚起し、水面の意味でsous une inclinasion... plane(平らな斜面のもとで)とつながってるんだろうか。
blanchi(白けた/青ざめた)は、水面の様子のようにも、deseperement(絶望的に/どうしようもなく)にもつながるようにも読める。

>>18の言ってるのは、秋山澄夫訳の『骰子一擲』(思潮社、海外詩シリーズ、1966)だと思うが、
この訳はどうかと思った。とりあえずかなり訳し下して字幕にしてみるつもりで、何種類化の表記法をとってみる。
秋山訳はここで読める。ttp://www.momoti.com/saikoro.htm

原文のpdfは>>8で挙げられているサイトで入手できるが、
ttp://www.mallarme.net/uploads/Mallarme/Coupde.pdf
Gallimardのcolection Poesieから出ているUn coup de desの組版と比べると結構違っていて困る。どっちが正しいんだ…。
pp.5-6の左右見開きは、par... avance retombeeがGallimardだと横一直線につながってるから、
こっちの方がピンとくるんだけどな。

なお、英訳は>>42で挙げられているUBUのマラルメコーナーに二種類ある。
ttp://www.ubu.com/historical/mallarme/index.html

さて、ちまちまと辞書を引き引き読んでみる。…リトレも買って参照した方がいいのかな。

84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/04(木) 22:18:07 ID:Nnn2op6g
>>83

>>37>>41 を書いた者だ。

>といった仏語音韻を、外語を母語とする朗読者の発音の混交状態にとって、変形的に翻訳-上演しなおし、
こうした試みは舞台芸術ないしパフォーマンスとしてありうるものと言えるだろう。

>かつ、それをフランス革命の痕跡である場所と接近させるということなのだろうが、
>後者の接続がわからない。マラルメ自身とフランス革命の関係についてはどんなのがあるのだろう?
これは微妙な問題。
「マラルメ」という姓は,フランス革命時代,国民議会の議員にそういう議員がいて,
実際,詩人ステファヌ・マラルメの先祖だった。
しかも,過酷な死刑判決に関わったとして
ステファヌの時代でも過激派の伝説が残っていた。
(それは20世紀になって風説であったと明らかになった。)
ヴェルレーヌが「今日の人物」という同時代詩人紹介記事を書く時にも,
この革命期のマラルメとの関係をステファヌに問いただしているが,
ステファヌはさりげなく無視して答えなかった。
また,コミューヌに関しては,ステファヌはいっさい関与していない。
というか,彼は反政治(右も左もなく,政治そのものに関与せず)だった。

ステファヌの思想は,
政治体制など人間に大きな変革をもたらさない,
詩法の変革こそ人間(精神?社会?)を変える,というものだった。
(「音楽と文芸」)

un coup de des の構文解釈(文法的な係り結びの詳細)については,
- Gardner Davies, "Vers une explication du "coup de des"", reedition, Jose Corti, 1992.
- Bertrand Marchal, "Lecture de Mallarme", Jose Corti, 1895.
に,単語(語群)とその文法的な注(どの単語に掛かるか)の一覧表が載っている。

85 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/04(木) 22:26:10 ID:Nnn2op6g
>原文のpdfは>>8で挙げられているサイトで入手できるが、
>ttp://www.mallarme.net/uploads/Mallarme/Coupde.pdf
>Gallimardのcolection Poesieから出ているUn coup de desの組版と比べると結構違っていて困る。どっちが正しいんだ…。
>pp.5-6の左右見開きは、par... avance retombeeがGallimardだと横一直線につながってるから、
>こっちの方がピンとくるんだけどな。

これは同じものだ。
>ttp://www.mallarme.net/uploads/Mallarme/Coupde.pdf
は初版本を1ページずつ pdf にしてあるので,
印刷して元の本と同じように見開きにすれば,
Collection poesie と同じような体裁になる。
(大判の初版と,普及版とで,サイズは違うが。)

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/04(木) 22:33:16 ID:Nnn2op6g
un coup de des には構文上のアクロバットがいろいろあるが,

UN COUP DE DES JAMAIS N'ABOLIRA.....
LE HASARD
SI C'ETAIT LE NOMBRE CE SERAIT.....

このリンクが肝だと思う。翻訳では困難だと思うが。

87 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/04(木) 22:37:45 ID:Nnn2op6g
わかりにくかった。もう一度。

UN COUP DE DES JAMAIS N'ABOLIRA LE HASARD

SI C'ETAIT LE NOMBRE CE SERAIT LE HASARD
で,
LE HASARD が1度しか出てこないにもかかわらず,
ふたつの文の直接目的補語と属詞との2重の役割を担っている部分だ。

88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/04(木) 22:56:07 ID:Nnn2op6g
翻訳は秋山訳しかない。

その他,学会・紀要の論文も
見たことがない。有名なわりに
まったく紹介されていないに等しい。

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/04(木) 23:07:32 ID:Nnn2op6g
>>84 訂正
- Gardner Davies, "Vers une explication du "coup de des"", reedition, Jose Corti, 1992.
ではなく
- Gardner Davies, "Vers une explication rationnelle du "coup de des"", reedition, Jose Corti, 1992.

この本は,ほとんど唯一の逐語的解釈の試みだ。

90 :83:2007/10/05(金) 01:34:06 ID:lGW0SMzn
おお、こんなに丁重なレスが来ている。ありがとう。

一番応えやすいもので言うと、
>>85
>これは同じものだ。
いや、頁の左右を対応させて見開き状態に印刷させてみたんだけどね、
JAMAISの頁にしても、文字列の位置が上にあがってるようで違うし、
全体的に左右間で位置に齟齬が激しいような…。私の印刷方法が間違ってるのかな。

>>84
>また,コミューヌに関しては,ステファヌはいっさい関与していない。
>というか,彼は反政治(右も左もなく,政治そのものに関与せず)だった。
>ステファヌの思想は,
>政治体制など人間に大きな変革をもたらさない,
>詩法の変革こそ人間(精神?社会?)を変える,というものだった。
そうだよね。私もわずかに仄聞していた範囲でもそういう認識だったので、
コミューンの死者と絡ませるのは相当な離れ業なんだろうと思ってはいたんだが、やはりか。
映画作家の側では、マラルメの詩想こそを革命のイメージに接続してみたい、
という試みなんだと思うけれど、どういう意味合いでのつながりを試みたのかを考察するのが厄介だ。

>>86-87
>このリンクが肝だと思う。翻訳では困難だと思うが。
まあ、このへんはある程度は画面内での注釈文章で補うことにあるだろうと思う。
ストローブ&ユイレの本作では、ローマン体の5種類の文字サイズ、イタリック体の4種類の文字サイズ、
合計9種類の文字にそれぞれ朗読者を対応させ、9人で朗読しているので、
動画字幕ではそれぞれの朗読箇所を別々の着色で表示し分ける予定。

動画とそれへの画面上文字では限界があるので、
追加して、画像なども文中に表示できるHTMLの記事で、楽譜的に、
かつUn coup de desの紙面構成に準じないかたちで、再構成してまとめようと思っている。

>>88
>翻訳は秋山訳しかない。
ああ、そうなのか。
邦訳『マラルメ全集』の新版が出るとか出ないという話も聞いたので、別訳もあるのかと思っていたのだが。

>>84>>88で挙がってるGardner DaviesやBertrand Marchalの著作の参照も考慮してみるよ。
…私はそんなにすらすら仏語を読めるわけではないので不安だが。

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/05(金) 22:09:40 ID:1EoFJltY
>>90

>いや、頁の左右を対応させて見開き状態に印刷させてみたんだけどね、
>JAMAISの頁にしても、文字列の位置が上にあがってるようで違うし、
>全体的に左右間で位置に齟齬が激しいような…。私の印刷方法が間違ってるのかな。

すまん,ちょっと間違った。
じぶんで印刷しないで断定的なことを言ってしまった。

>これは同じものだ。
というのは正しいんだけど,どうやら
ttp://www.mallarme.net/uploads/Mallarme/Coupde.pdf
のファイルは,原書の余白部分をずらしてスキャンしたらしい。
(じっさい印刷してみたらズレまくってた。)
原書は 32.5 x 25 cm と大判なので,スキャナに入りきらなかったのだろう。
テキスト領域だけをスキャンした結果,見開きとしてズレることになってしまったようだ。
フランス国立図書館の仕事がこれでは,がっかりだ。
ガリマールのポエジー叢書の組み方は信頼できるので,それに依拠すれば良いと思う。
(プレイアード版(新)マラルメ全集(マルシャル編)には異本文も収集されているが,
(理解・翻訳の助けになるようなものはないと断言できるレベルの些細なものばかりだ。)

> >>84>>88で挙がってるGardner DaviesやBertrand Marchalの著作の参照も考慮してみるよ。
ガードナー・デイヴィスの研究書はタイトル通りで,
最低限の合理的理解を目指したようなもので,つまらないかもしれないけれど,重要だと思う。
マルシャルの本は様々な詩篇の注釈を集めたもので,un coup de des はその一部だが,
デイヴィスに欠けていた,レイアウトによる構文的なつながりへの着目を補っている。

>ストローブ&ユイレの本作では、ローマン体の5種類の文字サイズ、イタリック体の4種類の文字サイズ、
>合計9種類の文字にそれぞれ朗読者を対応させ、9人で朗読しているので、
>動画字幕ではそれぞれの朗読箇所を別々の着色で表示し分ける予定。

マラルメ全集はたぶんそろそろ出ると思うのだが。出てくれない。
ストローブ&ユイレについては浅学にして知らず,恥じ入る次第。
新たなる邦訳に期待し,心から健闘を祈る。

92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/06(土) 20:51:18 ID:CROfAuf7
>>83
>SOITではじまる左右見開き頁(仮にpp.5-6とする)
についてのデイヴィスの解説をざっと訳してみた。





SOIT / que / l'Abîme / blanchi / étale / furieux

舞台装置への最初の暗示は,quand bien même によって導入され,
副詞 jamais で観念を強調しつつ,
純粋に仮定的な存在性格を難破に付与する。
接続詞 soit que は,
"c'est-à-dire, par exemple, quand..." に近い意味で使用され,
"circonstances éternelles" と難破へのこの暗示の意味を
明確にする役目のある節を導く。
この接続詞が表す仮定の観念はさらに
この舞台装置とそこで展開されるだろう行動との
仮定的な性格を強調している。

マラルメは "Abîme" の語を,
何も見分けのつかない空と海の全体を示すために選択している。

嵐の後で今や静止した海は,なおも風に打たれ,白く泡立っている。
この白さは,マラルメにおいて,ほとんど常に純粋さに対応する。

93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/06(土) 20:51:58 ID:CROfAuf7


sous une inclinaison / plane désespérément / d'aile / la sienne

深淵はそれ自身の翼の低い角度のもと,依然として時化模様である。
この翼は水面を圧して垂れこめる雲によって形成される。
日常的でない語法は,
まったく一般的な仕方で翼の観念を導入することをマラルメに可能にし,
次いで,手直しのような具合に,翼の観念を深淵に結びつける説明を付加する。

"aile" の語はマラルメにおいてほとんど常に
一種の動的な憧れを表している。

海面に広げられた翼の傾きは "désespérément plane" である。
マラルメは続く件りで,水面に横たわり,いかなる飛躍もできない
この翼のイメージをさらに力説する。

94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/06(土) 20:53:01 ID:CROfAuf7


par avance retombée d'un mal à dresser le vol

雲はあまりに垂れこめているのでいかなる飛び立ちも可能ではないように見える。
これが,もっと上の部分で使用された副詞 désespérément の意味であり,
どんな飛翔の試みも失敗する定めにある。
マラルメはこの思考を,翼は "par avance retombée" であると言明しつつ
真に迫った仕方で表現している。

"mal" は翼が飛翔に対して覚える困難を表す。
(前置詞 "de" はマラルメによくあるように,ここでは
"à cause de" の意味を持つ。)

実現不可能な飛翔の観念は水面すれすれのこの空の重みをいっそう強調する。

雲は実際あまりにも低いので,ほとばしる波を隠してしまう。
"bonds" という語は,"jaillissements" と同様に,
海の動揺を喚起する。
マラルメはさらに同じ思想を,重い空が,水にのしかかり,
波の穂を根元から刈り取るようにみえると言って表現する。

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/06(土) 20:53:58 ID:CROfAuf7


[L'Abîme] / très à l'intérieur résume /
l'ombre enfouie dans la profondeur par cette voile alternative

深淵は今や海に消えた船舶の象徴を喚起しようとする。
前ページにおける "naufrage" の語の使用は,
沈没したかもしれない船舶の観念を,時化模様の海に結合する。
さて,詩人はいかなる艦船の直接の記載もしていない。
この観念連合という唯一の事実だけで,
手持ちの要素を変容させ,喚起を実現するに十分なのだ。
雲――深淵の翼――は帆装に変容するのであって,
その帆に海はおのれの深みを結び付け,
幽霊船の船体を形作ろうとするのである。

類推のおかげで深淵は,もはや存在せず,
おそらくかつて存在したこともないこの船舶を喚起するに至る。
動詞 "résumer" はしばしばマラルメにおいて
"rappeler sous une forme concrète ou par un symbole"
の意味を取る。

この動詞を修飾するために,マラルメは
"très à l'intérieur" という日常的でない言い回しを採用し,
深淵がこの消滅した船舶の喚起を,外面的な要素に頼らずに,
喚起力そのものから引き出そうとしている。

"ombre" という語はもはや精神のうちにしか存在しないものを喚起する。
マラルメは沈没したかもしれない船舶を暗示するためにその語を使っている。

"profondeurs" の観念は,海の観念と難破の観念をごく自然な形で結合する。

「コスモポリス」誌のヴァージョン(プレオリジナル)では,
"profondeur" のかわりに "transparence" となっていた。
この語は海を描写するのにかなりよく使用されるものが,
マラルメは,水は暴風雨の後では透明ではありえず,
もしも実際に透明だったら船体建造物の残骸がまだ見えているだろう,
と考えて,変更しなければならなかったに違いない

"par cette voile alternative" の語群は,"résume" を修飾し,
深淵の「翼」によって形成された帆が,
先ほど予告した再構成(雲→翼→帆,深淵→船体)
の第一要素となることを理解させる。
深淵は船舶のイメージを喚起しようと努め,
先ずは想像上の帆を,消滅したかもしれない帆に置き換える。
形容詞は別の帆に "remplace" する一枚の帆の観念を表現している。
それはふたつのものについて語っていて,"autre" の意味を持つ。

96 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/06(土) 20:54:46 ID:CROfAuf7


jusqu'adapter / à l'envergure /
sa béante profondeur en tant que la coaue /
d'un bâtiment / penché de l'un ou l'autre bord

この想像上の帆装は,詩人が以後,帆幅について語ることを正当化する。

消滅した船舶の喚起を補足するために,
深淵はおのれの海底の深さを,
この帆幅に結び付けようとさえするのであり,
こうしてすでに喚起された帆桁を船体に適用する。
そして幽霊船は,その帆(翼,雲)がほとんど水に触れるほど,
見える角度によって,右舷か左舷に実際に傾いているように見える。

幽霊船の横揺れは,
Un coup de Dés の行動の大部分を覆う「ためらい」の動きを,
すでに印づけているのである。

(おしまい)

97 :83:2007/10/08(月) 20:24:03 ID:LX1oAk+8
本当にありがとう!
すぐには翻訳は完成しないけど、地道に、放り投げないようにして少しずつやっていくよ。
参考にさせてもらいます。これはDavisが読みたくなってくるな。

あれ、目から何か汗が出てきたよ…

98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/08(月) 21:29:13 ID:Syom7dnk
>>97 期待してるのに激励だけじゃ,心苦しかったもので。

それからリトレを含めて仏仏辞典は
http://www.lexilogos.com/francais_langue_dictionnaires.htm
ここで引ける。

99 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/11(木) 04:33:01 ID:3CeZ5SeA
現在においては、イリュミナシオンやマラルメの難解さ、無意味さを真似て追求すること自体が神話に毒されてることを分かって欲しいものだ。
ランボーもマラルメも意匠における追随は可能であるにせよ、しょせん、一回性のものだと俺は思ってる。

100 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/11(木) 21:25:49 ID:tKBxn4pw
>>99 わからん。展開せよ。
「現在においては」――いかなる観点からの現代か,明確にせよ。
「イリュミナシオンやマラルメの難解さ、無意味さ」――研究によって明らかになった解釈を踏まえて実例を挙げよ。

101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/11(木) 22:53:36 ID:Vb85J7YI
>>100
いやだw
分かる奴には分かる。
分からん奴は分からんでいいのだから・・・

102 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/13(土) 14:58:05 ID:F/6f9024
 日本再生は司法改革から始める必要がありそうです。 

少年A18歳と少年C16歳は、東京都足立区綾瀬の路上で夕方自転車に乗って帰宅中の
女子高校生を誘拐して少年Cの自宅に40日間監禁した。仲間らを集めて暴行させ金を
受け取り、陰毛を剃り音楽に合わせて服を脱ぎながら踊らせたり、性器に異物を挿入した。
彼女が逃げ出そうとすると体にオイルを塗って火をつけ、熱がり苦しむのを見て笑い転げた。
発見された遺体には性器と肛門にオトロナミンCの瓶が突き刺さり、両者がつながるほど
破壊されていた。
少年らの服役期間には裁判期間が算入され、しかも刑期満了前に仮保釈されたため、
主犯以外は全て6年程度で仮出所した。主犯も平成19年2月で仮保釈された。 
監禁を知っていた両親に監督責任は問われず無罪であった。
女子高生コンクリート詰め殺人事件:

103 :名無しかへらず:2007/10/21(日) 07:18:43 ID:Nz5qys7X
なんか凄いことになってるなw

104 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/29(木) 22:59:11 ID:F7H38a7z
イリュミナシオンとマラルメってのも相当距離あるね

105 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/27(木) 00:07:17 ID:z8k4dsiH
ステパノ

106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/29(土) 16:38:34 ID:A3Eo7sxU
Valéry

107 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/31(月) 23:18:21 ID:nIhOmmNC
今年中に

108 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/31(月) 23:19:49 ID:nIhOmmNC
108つ

109 : 【大吉】 【639円】 :2008/01/01(火) 02:08:43 ID:pqnL+ZOj
おめ

110 :鬱(-_-)ノシ:2008/01/07(月) 07:53:43 ID:Z24PliEE
ゴスロリにマラルメを読ませる会発足〜〜♪

111 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/11(金) 00:11:23 ID:Z1vdsvMm
マラルメ

112 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/05(火) 01:46:47 ID:A9JIbIef
うう

113 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/05(水) 21:02:02 ID:b+htOoq9
マラルメの詩精神に完全に同化し得た
故鈴木信太郎博士は大天才ですた

114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/06(木) 00:04:35 ID:jwxeefyz
>>113
全くその通り。あの名訳ひとつでわかる。天才が書き、天才が翻訳
した。

115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/10(土) 00:10:35 ID:CFRJZeOl
なんだかね。

116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/10(土) 10:57:40 ID:/opGP7fJ
「骰子一擲」を丹念に 邦訳 で読んでるんだが、何を書こうとしたんだろうね?
人間もしくは観念の宿命(限界と可能性?)みたいなものかな? それを海と空を舞台にして?
原語で読めば多少なりとも分かってくるんだろうか?

117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/16(金) 04:27:59 ID:OW2sA/9Q
>>116
俺邦訳しか読んでないけど解ったよ
イジチュールは副読本として読めばもっと理解が深まるって感じ

118 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/05(土) 08:36:47 ID:j9ShzDGJ
ステパノ

119 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/08(火) 23:49:18 ID:dyHiYvZ1
マーラ

120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/10(日) 23:56:17 ID:oMwL6Evo
douyo

121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/25(月) 23:58:58 ID:+u2l84Fr
じっくり
しっかり

122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/09(火) 01:08:34 ID:BJnkgLrq
ヴァレリは

123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 05:28:11 ID:HHhnZo35
123  <−−初歩的

124 :ラマルメ:2008/10/21(火) 14:55:36 ID:h0ANcXTK
『骰子一擲』です。 http://xima.jp

125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 19:28:17 ID:6JLmFJJ0
>>124
お前は馬鹿かww

126 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/01(木) 11:23:23 ID:VklSst96
池■田大■作の本名はソン・テチャク。小泉純一郎、小沢一朗は朝鮮人。
911では小型の水爆が使用されている。
http://ri■ch■ardkosh■im■izu.at.webry.info/
創価の保険金殺人事件。
オウム事件は、統一・創価.北朝鮮の共同犯行である。CIAが監修している。
http://www15.ocn.ne.jp/~oy■ako■don/kok_web■site/ir■iguc■hi.htm
与党も野党もメディアも全部朝鮮人だった。
http://jb■bs.li■vedo■or.jp/b■bs/read.cgi/news/20■92/115794■1306/

2チャン寝るは「■とう■■■一■教■■会■」が 運■■■営して「個人じョうホう」を収集してる。
駅前で「■手■■■相を見せてください」 と「カンユウ」してるのが「■とう■■■一■教■■会■」。(カ■■■ルト宗■教)  
カ■■■ルト宗■教の下にいる人と、上にいる奴を分けて考えないといけない。
下にいる利用される人は上がどんなことをしてるか知らない。

ユダヤ権力の子分→2ちゃん運営=「とう★■■一■教★■★会」上層部=層化上層部=自■民党清■和会=野党の朝■鮮■人ハーフの政治家=
与党の朝■鮮■人ハーフの政治家=金■ 正■■日(キ■ム・ジ■ョンイル )=読売サンケイ=小沢十朗
ユダヤ人=ロックフェラー=ブッシュ=クリントン=ヒラリー=アドルフ・ヒトラー=オサマ・ビンラディン

毎■日■■■新聞スレを荒らしてる奴らも「■とう■■■一■教■■■会■」。
荒らしは洗脳するために「ネトウヨ」などのレッテル付けレスを何千回もする。
現実には「ネトウヨ」などは存在しない。
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/ms/1230363385/

127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 15:36:30 ID:UMpQcY1Q
分かったってそんなのありか。馬鹿みたい。

128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 15:19:11 ID:4k3WF3lN
ありえない。

129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/17(火) 02:05:09 ID:WH8K7lD4
マラルメとジョイスだったらマラルメが勝つな

130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/18(水) 11:03:12 ID:klUhal6/
詩人以外はジョイスを押す人が圧倒的に多いと思うw

131 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 14:24:57 ID:SuIc3+P3
この場合の勝ち負けってなんだよ?

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/22(水) 08:09:49 ID:yTaw+9Xh
井上さゆりを許すな!

133 :泌尿幾何学:2009/09/22(火) 23:16:28 ID:VPwrN7v7
ゆうと〜
 見てるー

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/11(木) 21:12:27 ID:1iMOk5YE
20年越し本丸刊行決定記念age
「マラルメ全集T 詩・イジチュール」5月13日発売予定
・筑摩書房特設サイト
ttp://www.chikumashobo.co.jp/special/mallarme/

135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/22(月) 15:48:34 ID:THVXkkm5
和訳なんかどうしようもない。

136 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/23(日) 22:06:44 ID:iNi6VG06
筑摩書房の「マラルメ全集T 詩・イジチュール」は、5月13日の発売以来
かなり好調な売れ行きのようで、素直にいいことだと思う。
音楽関係者で、文化史的な側面に感心がある人も多く買っているようだ。
注解もしっかりしてるし、「とうしいってき(無理な読ませ方だ)」を
「賽の一振り」にしている等、反−秘教的な方針が素晴らしい。
今後日本では、論文等でマラルメを引用する際の基本文献になるだろうし、
各種翻訳の際の訳語の統一指針になるだろう。
むろん、原典に当たる際の絶好のガイドにもなる。
翻訳者も、現在の日本で考えられるベストの人選で、近年のマラルメ研究の
動向も十分に踏まえた結果の翻訳出版は、壮挙と言ってよく、大いに言祝がれる
べきだと思う。

のだけど、ここはルサンチマンの温床なのか、あまりに反応が無いのは、
かえって見苦しい。「フィネガンズ・ウェイク」もそうだけど、和訳なんか無意味だとか、
訳者に反発している人に限って、自作の迷訳に拘泥するのは、どうしたことか。

137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/24(月) 17:14:29 ID:RJfYm8cw
>>136
マラルメは敬遠してたんだが、ちょっと興味でた。
が、Amazonで探したら値段高い…
図書館が購入してくれるのを願う。

138 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/28(金) 01:39:25 ID:WfZVjl+J
>>137
三年前の独身時代だったら、
間違いなく全巻一括購入している。
しかし今は妻帯者だ。万一嫁にばれたら殺されるので諦めた(´・ω・`)

139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/28(金) 20:28:31 ID:vh2ypz+y
「マラルメ全集T<詩・イジチュール>」
−文学芸術作品の極北に煌めく詩、哲学的小話「イジチュール」、「賽の一振り」などを、
最高のスタッフによる翻訳に、詳細な註解を付しておくる。

「マラルメ全集U<言語・書物・最新流行>」
−死の前年に刊行された、マラルメの壮麗な文学・演劇理論のエッセンスを集めた散文集
『ディヴァガシオン』を中心に、『ヴィリエ・ド・リラダン』『音楽と文芸』などの
生要散文作品を収める。

「マラルメ全集V<ディヴァガシオン他>」「詩の絶対」の探究を支えた広大にして壮麗な詩的思考の営み。幻のモード雑誌
『最新流行』、言語論、洒落た交遊の姿を想わせる『折りふしの詩句』、文壇人としての
さまざまな活動、そして神話的な「書物」…マラルメの全体像が明かされる。

とりあえず、この三冊は欲しいな。W、X巻の「書簡集」は、研究者じゃないし、
読みきれないと思うから、まあ買わなくてもいいかな。重要な書簡は、研究書で
引用されているだろうし。「フィネガンズ・ウェイク」のときも、原書と柳瀬訳と
宮田訳(抄訳)の三点セットで、概略どういうものかは分かった。むろん、浅い理解
だけど、とにかく触れてみるのとみないのとでは、天地の違いがある。

芭蕉の「しづかさや岩にしみ入る蝉の声」を英訳しても、その本当の味わいは分からない
というのは確かに一理あるけれど、そんなことを言い始めたら、母語でない言語芸術は
全て愉しめない理屈になる。しかし、そんなことは無いのであって、翻訳可能だから、
翻訳不可能な「もの」が浮き彫りになるのだし、さらに言えば、翻訳が文化を創って来た
(例:ギリシャ文化→アラビア語への翻訳→ラテン語への翻訳=ギリシャ文化のヨーロッパへの導入)
わけで、そのことは今も変わらない。純粋培養された文化など存在しない。

>>137,>>138
いずれ、筑摩書房が文庫化してくれたら嬉しいですね。






140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/19(土) 22:28:55 ID:yJtAoi3z
マラルメに興味が湧いた。図書館で借りてこようかな

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