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こわい◇ひみつのずかん◇ふしぎ

1 :犬大好き:2009/03/19(木) 01:14:26 ID:Nuxi6qHb

怖い詩、ふしぎな詩、オカルトぽいの全般とりあつかい

2 :名前はいらない:2009/03/19(木) 01:57:19 ID:Nuxi6qHb

 亀にさくらんぼ

透明な亀にさくらんぼを呑ますと
食道を砕けた果肉が
花びらみたいに流れていくよ

首の付け根の桜色の袋に
タネだけがきちんと
納められたよ

わたしのが七個めのタネだね
むかしの人も呑ませたのかな
さくらんぼ

つぎにおまえがさくらんぼを呑むのは
わたしがいなくなった
ずっと後だね


3 :Y.TAKEO:2009/03/19(木) 03:18:03 ID:fk9zM79m
『マイナーなトイレ』

誰もが全国区で活躍しているトイレ霊界のメジャー級
トイレの花子さん

もう、説明するのが面倒くさい

ほとんどの方が知らないトイレ霊界のマイナー級

トイレの武者

語呂が悪いうえに響きも悪いが、気にせずに作品に集中して頂きたい。

俺の地元である鎌倉の話をさせて頂く。
源氏山という所に銭洗弁天と頼朝の銅像へと分かれる道があるのだが、
頼朝の銅像に向かう道の途中にトイレがある。

道にトイレ
男女に分かれ全部で個室が4つほどの小さな水洗トイレ。
これといって不思議なことはないと思うだろうが
地元の人間たちからは変な噂があった。
トイレに入ってるとガチャガチャと鈍い金属音がする。
勝手に水が流れる。
観光客が真っ青な顔でトイレから飛び出して来て
『…武者がいた』
などの目撃談が多数耳に入ってきた。
この手の話は多すぎて地元の人間達には麻痺するのだが、
源氏山とは悪魔で観光地であり、市の協力で新しくトイレを作って頂いた。
古いトイレの20メール先に新設された少し大きめのトイレである。
新しいトイレが完成され古いトイレを解体工場が始まるだろうなぁと思ったが
なかなか、始まらない。一年たっても二年たっても始まらない。
話を聞くと工場を始めようとすると体調を崩したり電気系統のトラブルが立て続けて起こったため延期され続けたのだ。武者の霊が居座り続けた為に起こった霊障害だろう。

俺はしばらくして引っ越したため、今もあのトイレは残っているのか分からない。
そして、さらに気がかりなのは
武者の霊は世紀を越えた酷い便秘持ちだったのだろうか?

そもそも、鎌倉時代であろう武者の霊が近代の大発明、水洗トイレを使っている姿を想像すると和やかな気になってくるのだから不思議なもんだ。

4 :犬大好き:2009/03/19(木) 07:56:18 ID:Nuxi6qHb

 トイレ別の怖いポイント

和式 汲取式
意外にもオカルト的な怖さは控えめ。今にも落ちそうで、白い手とか忘れてる。
使いなれて余裕が出てくれば、もっと怖くなれる。


和式 水洗
水流を見ていると、自分が排泄したものではない何かが流れていくような気がしてならない。
長い髪の毛とか血液とか。

頭上の空間が大きすぎて、それも不安をあおる。よせばいいのに子供のころ聞いた話を思いだしたりする。
夜トイレに入ったらね、絶対上を見ちゃダメだよ、とか。

それでもちら見したドアの上の方の化粧板の剥がれが、這い上がろうとしてるひとの指さきに見えて、
思わず失禁しそうになった経験くらい、きっと誰にだってあるはず。

上も下も見れない。正面を向けば
ステンレスの配管やコックに、ゆがんだ自分が映っている。


洋式
和式と比べて、多くの場合ドアに向かって座るという安心感はある。しかしどれだけ個室を明るくしても、
トイレットペーパーを香りつきの花柄に交換しても、
光のとどかない、頭ひとつ分の真っ暗な空間に、はだかのお尻をさらしているという怖さはぬぐい難い。

むしろ個室を暗く陰鬱な雰囲気にして、
お尻と便座の作る空間の異化を妨げた方が、怖くなくなるのかもしれない。


いずれも、トイレでの失禁は失禁にあらず、というのが救い。

子供のころ、平安時代のお姫さまが、きれいな漆器の箱に用を足していたのを知って、
なぜだかときめいてしまったことも、今となってはいい思い出。


5 :犬大好き:2009/03/19(木) 08:10:33 ID:Nuxi6qHb

 狐行

朦谷からウゴトを経て旧国道に抜ける途上

森は深く同行なく
月あかりが霧雨のように降って、足もとを照らしている

魚籠をトントン小突いてくるのは
鮎につられた子狐、おそらく三、四匹

マッチ箱をカラカラと振れば、さっと気配が遠ざかり
また忍び寄る


やがて牛の爪切り岩に至る

荒く削り出された砂岩の上に笹の葉をしいて
魚籠から小振りの鮎を二匹取り出してならべる

鋪装道に入るまでには、剥がさないといけない

振り向けば
凍えるような狐火が青く揺れている

朦谷からウゴトを経て旧国道に抜ける途上


森は深く同行なく
月あかりが霧雨のように降って、足もとを照らしている

魚籠をトントン小突いてくるのは
鮎につられた子狐、おそらく三、四匹

やがて牛の爪切り岩に至る


6 :◆Ui8SfUmIUc :2009/03/19(木) 13:24:47 ID:kY2nuJMC

羊羹 火達磨 月の爪

鍋蓋 底抜け 満ち潮

愛ゆえ脱がした膨らみを

化粧の裏で声をあげ

悶えた蝋燭だらしなく

とぼとぼとぼとぼ消せぬ恋

夜道を灯すことできず

炭をいこすこともなく

ただ燃え続ける下腹部に

涙に海に 海に涙に

能面かぶった母上が

殺めた大根 塩辛い


   




7 :Y.TAKEO:2009/03/20(金) 02:41:08 ID:CVqiRpjN
『音読しない』

作詩から作詞する曲作りというスタンスをお持ちの方など
詩を作るうえで言葉にする作業がある。言葉運びを確認するなど読み手にはどうつたわるか?
自分の作品を客観的に考えるきっかけとなるのだ。
例えば、紙に文字を書くと2次元なのだが声に出すと3次元に膨らむ感覚がする。
作品作りで煮詰まった時に音読するのをお薦めする。

著名人の作品を音読するのも己の感性に刺激を与えてくれるかもしれないし
心のリセット作用があるかもしれない。

ただし、音読する事で言霊の作用あるのだろう。
お薦め出来ない作品

西条八十氏
『トミノの地獄』

残念な人生のリセットになるかもしれない。



8 :犬大好き:2009/03/20(金) 13:15:11 ID:6n3FQOYl

 海蛇

ベランダでは昔の友達が手招
動かないわたしの口に

そっと冷たい爪先を入れる。

ひかりのつぶつぶが見える。

   ※

穏やかな波のリボンのあいだに、銀の背を揺らして

おまえがこの入江を出てゆくたびに産み落とした真珠が
やがて海底を埋める。

いつかおまえに呑まれて、南のほうにゆきたい。

透明なからだごしに、桜色のえびやアニマル模様の小魚を
ながめながらゆきたい。

いい感じに溶けて、わたしの最後のひとしずくが
パール化するそのまえに、

あたたかな夜の
ひとのいない海から、とろりと産まれる赤い月を見たい。

   ※

TVの音が聞こえて
午後の

明るいすりがらす
足の先から優しく痺れはじめる。

からだが溶けるときって、こんな感じだろうか。

目を閉じる


9 :三面鏡:2009/03/20(金) 19:53:47 ID:szClTvHw

差出人不明の小包が届きました。中には可愛い女の子のお人形が入っていました。かわいいお人形のために、
小さなイスをこしらえました。そして窓際に座らせました。青い瞳をしていて、肌は白く、髪は金色でした。
私はこのお人形に、「もう一人の自分」という意味を込めて、私と同じ名前をつけました。
最初の頃は、自分の名前を呼ぶことに気恥ずかしさを覚えましたが、だんだんとそれも慣れてきました。

-あなたは私、私はあなた-

一ヶ月くらい経って、前髪が伸びて目にかかってきたので、美容院に連れて行くことにしました。
美容師は「これは可愛いお客様がきた。」といって前髪を切りました。
シャンプーのときは「痒いところはないですか?」私は何も答えなかったので、美容師は優しく掻いてくれました。

仕立て屋さんに行きました。
仕立て屋は「これは可愛いお客様がきた。」と言って、白いドレスを仕立ててくれました。

少し風邪っぽいので病院に行くことにしました。
看護師さんは「可愛い患者さんがきた。」と言いながら、診察室へ案内してくれました。
お医者様はドレスを脱いで胸を出すように言いましたが、私が何も答えないので、
お医者様が脱がしてくれました。お医者様は聴診器をあてながら、何度も何度も首を傾げました。

そして、緊急手術!と言いました。

ストレッチャーに乗せられて、大急ぎで手術室へ運ばれました。
私は全身麻酔をかけられて、メスで胸を切り開かれました。
しかし胸には何も見当たらないので、お医者様は今度は、頭を切開することにしました。
髪の毛は剃られ、頭にメスを入れられましたが、頭の中にも何も見当たりませんでした。
こうしてお医者様は、私の体ぢゅうをズタズタに切り裂きました。しばらくして目が覚めると、
ツルツルボウズになった私が、ベッドに横たわっていました。
そして、お医者さまがニッコリ笑いながら、こう言ってくれました。

「安心してください、何も見つかりませんでしたよ。」

三面鏡が少女の泪で大人を洗うお話です。

  

10 :◆Ui8SfUmIUc :2009/03/20(金) 19:54:50 ID:szClTvHw

千鶴

死亡診断書を

棺桶につめれば

火葬場で手続き

千鶴という名の源氏名

焼いてしまえば

骨がのこります

  

11 :名前はいらない:2009/03/21(土) 19:10:33 ID:X3Ryhom5
良スレあげ

12 :犬大好き:2009/03/23(月) 14:23:06 ID:EXgeO7CA

 高架の白布

とかげ看護婦は 近鉄線高架の白布
はためいて1年め

街灯がぽんと点いてちいさく照らすから
もっと黒い高架のすみっこ

苔色の肌を白衣からチラチラさせて
バイト帰りのわたしを叱る

コンクリート 高架下の下水も中国では
看護婦もとかげも 陰気なもの


これだから暗い夕方はいやだ
金色の目がはっきり縦に割れている

ごめんなさいごめんなさい
最近働いているからとつぶやいてみても

足もとから陰気に染まって
からだの半分まで黒くなる 黒くなる


13 :犬大好き:2009/03/23(月) 14:26:12 ID:EXgeO7CA

 子犬のゆめ

ぱたぱたとろりっ子の足音に目を覚ますと
軒さきの洗濯物が揺れている

さっきまで子犬の潰れていた庭のすみに
蝶々が浮いている

選挙カーが通り過ぎる

産毛をやわらかに透かせたさぼてんが
音のないTVと向きあっている


たったいま白無地を三匹
白地に茶色のぶちを一匹潰した

よちよち動きまわるのをつま先で追いやって
ミルクガラスのでかいシャコ貝をたたきつけたのだ


洗濯物はどんどんひるがえり
ときたまねじれた雲の影が通り過ぎる

別の町長候補の選挙カーが通り過ぎる

さっきまで兵隊の映っていたTVに
菜の花が咲いている


14 :◆Ui8SfUmIUc :2009/03/25(水) 17:45:49 ID:5V4P+Tmb

「骨魚」

骨髄を辿り

海に出る

言葉になった魚達

深海奥底深く

珍しい魚達

ひっそりと生きる

誰も知らない言葉達

  


  





15 :名前はいらない:2009/03/25(水) 17:47:41 ID:ic9/mhO7
ど田舎富山DQN男の家族消えろ ど田舎富山DQN男の親消えろ ど田舎富山DQN男の子供消えろ ど田舎富山DQN男の親戚消えろ
ど田舎富山DQN男の家族消えろ ど田舎富山DQN男の親消えろ ど田舎富山DQN男の子供消えろ ど田舎富山DQN男の親戚消えろ
ど田舎富山DQN男の家族消えろ ど田舎富山DQN男の親消えろ ど田舎富山DQN男の子供消えろ ど田舎富山DQN男の親戚消えろ
ど田舎富山DQN男の家族消えろ ど田舎富山DQN男の親消えろ ど田舎富山DQN男の子供消えろ ど田舎富山DQN男の親戚消えろ
ニヤニヤ(・∀・) ニヤニヤ(・∀・) ニヤニヤ(・∀・) ニヤニヤ(・∀・)
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね
苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね
苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね
苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね
死ぬとき このレスの事思い出してから地獄へ行けよ
ニヤ(・∀・)ニヤ(・∀・)


16 :犬大好き:2009/03/27(金) 14:34:57 ID:k2Zszk9O

 室内

梅雨の夜の窓が、暗く濡れる。
室内にはふたりの匂いが重く

白衣にアイロンをかけるお母さんのそばには
むかし死んだひとの、青い影が震えている。

 玄関の蘭のつぼみ
 いつまでたっても開かないのよ

わたしは雑誌や詩集を適当にめくりながら
花はひとが見てないときを選んで、こっそり咲くものだと思った。


ふたりは親子らしく憂鬱で
誰も見ない野球中継が、延々と流れている。

こうしてるうちにも、
髪の毛の燃えるような静かな音をたてて、つぼみがほぐれはじめるかも知れない。

 玄関の蘭のつぼみ
 いつまでたっても開かないのよ

むかし死んだひとの青い爪先が、視界のかたすみを通り過ぎた。
痩せて、ちいさな足だ。


室内にはふたりの匂いが重く
湿った土の上に、犬は浅く眠っている。


17 :犬大好き:2009/03/27(金) 14:44:25 ID:k2Zszk9O

 黒い眼球と死体のこと

娘の眼球は充ちた血液が凝固して
白目までが黒く
薄い目蓋の下に、ぐりぐりとよく動いた


新月の夜の、杉林である

服毒死した男の傍らで
不寝の番することになった

辺りには狐狸の気配もなく
耳鳴りがするほど静まりかえっていた

男の娘の眼球の異常は
無下にした按摩の祟りに違いないとの、もっぱらの噂であった


死体は浅い窪地の中央にうつ伏せにあって
夜通し淡い燐光を放っていた

土塊を放ってみると
緑色の美しい波がたった

ときおり四肢がじわりと動いた


翌朝、さっぱりとした顔で登校した娘は
さっそく昇降口でけつまずいた

クラスの男子の何人かは
その真っ黒な眼球を、愛らしいと思っていた


18 :ポエム田ポエ子:2009/03/28(土) 18:25:46 ID:aLiwG9n/
私はいま
うんこしている
洋式の便器はU字型
背中に冷たくておおきな何かを感じる
きっと貯水タンクだ
トイレなんて
何もこわいことはない
いつでも私を見守ってくれるひとがいるから
顔は知らないけど心強いひとだ
おかげで私はいつもうんこができる
そのひとがいつも
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
小さな呻き声を上げていてくれるから
何が来ても大丈夫
恐いのはイボ痔だけ
どうか
どうか
出ませんように
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
良スレ発見!
また時間ある時になんか書きにこよ♪

19 :名前はいらない:2009/03/28(土) 20:34:24 ID:g93PAJiN
「寒いよお化け」

「寒いよお化け」が現れるのは午後の十二時間
日のある内に遭遇すると
ただ心身が冷えてくる
お化けの青ざめた口から出る言葉「寒いよ」

夜中一人で居るときに「寒いよ」と聞こえたら
お化けは既に傍に居る
「寒いよ」と言い募るお化けに辟易しながらいつか
叫び出したい自分に気がつく

日付変更までの時間をお化けと過ごすと
急速に辺りが冷えるのを感じ取ることになる
お化けが消える午前零時を迎えると
周囲の空気が温度を奪われる

20 :名前はいらない:2009/03/28(土) 21:51:29 ID:A4QlExhg
博物館で夢見る恐竜の骨

あなたはいつの時代?
そしてどんな風に生きたの?
真夜中の博物館

ふと話しかけてみる

物言わぬ骨達

答えないはずの骨から

コツンと小さな音

ああ

そこにいたんだね

不思議な博物館は夢の中

明日またねと呟く…

21 :名前はいらない:2009/03/28(土) 23:01:47 ID:nUxdMPK/
 
20
良いわw
凜とした不思議な雰囲気。
大貫妙子のメトロポリタンミュージアム連想した。
この作品はあの曲の明るい感じとはまた違い、ちょっとだけ物悲しい要素も感じるんだけどなw
そこがまた良いわw
何にでも逞しい興味を持つ子猫の時期みたいな感じの主人公と、
そいつが見た何らかの気配とのやりとりだよね?

22 :◆Ui8SfUmIUc :2009/03/31(火) 22:39:40 ID:fpqrFVM8


外は嵐 大嵐

ゴーゴーと音を立て

雨風が荒れ狂っているのに

四角く区切られた都会の

四角い建物の

四角い室内は

四角いテレビに小鳥はさえずり

春に小川せせらぎ

優しい明りの下で

私達は夕食を囲んでいる

家族は小さな平和の中に

押し込められている


  

23 :名前はいらない:2009/03/31(火) 23:08:55 ID:s3IHrgNj
大義は教育だから凄いなぁ

24 :◆Ui8SfUmIUc :2009/04/02(木) 00:52:17 ID:HuPDSkuj

消えた15メガのデータと

僕が吐いた息とでは

どちらが愛に近いのだろう

貴女が流した涙と

僕が流した汗とでは

どちらが海に近いのだろう

長靴の中で眠るネコだっているのだ

  

25 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/04/02(木) 01:59:33 ID:zuGYPxxg
偏平足の鶏が己の朝を歌う
つるはしを飲んだように苦しげな直立姿勢
タービンに磔の鶏は流れる日々により単一回転を余儀なくされる
憂いは響かず呆けたようにただ朗らかなその鳴声に
愁いを湛えた視線を刺すのは一方的な僕らの瞳
をんドりの奏でル腐敗之進行toソの軋み
砕けた嘴は行方も知れず僕らの知ったところでもなく
くダケタ日々を呼び起こし苛む鶏は僕ラに何をも意図していない
槌音を響かせる無粋な脳があるばかり

26 :◆Ui8SfUmIUc :2009/04/02(木) 02:22:19 ID:HuPDSkuj

僕は僕の影に追いかけられて、

僕は僕より少しだけ、前を走っている。

  

27 :犬大好き:2009/04/02(木) 15:17:44 ID:L/1YpO7M

 母親がなんか怖いについてすこし考えた

長いあいだ母は、母親状の皮の破れ目から、
ナマ臭い姿がぶちゅっとはみ出しそうになるのを取りつくろって過ごし、あるときそれを放棄してしまった。

タイルの目地をこすりながら、排水溝につまった髪の毛をズルズル引き出しながら、
泣くことを隠さなくなった。

そんな姿をはじめて見たのは、小学校の高学年のころだ。

   ※

学校から帰るとキッチンに食材や調理用具がばらまかれていたことがあった。
ボリボリに砕かれた乾麺や野菜、床に撒かれた粉の上に銀色の食器。ちょっとした地震のあとみたいだった。

母はどこへ出掛けていたのか、ずいぶん遅くなって帰ってきた。
その夜は伊勢うどんを食べた。

キッチンは翌朝きれいに片付けられていた。

   ※

母とすりかわった母は、めそめそしていて、しみったれていて、鬱陶しいことこの上ない。
しかもそんな所がわたしにそっくりなのである。

離れて暮らしはじめて、その思いは強くなった。
帰省するたびに、白髪が増えたといい、ますます涙もろくなっている。

そんなの全然聞きたくないっていうか、最近あまり会いたくないです。

   ※

なんか怖いんだよ。

   ※

TVを見てたらカンガルーの親子が出た。顔だけがやけに大きな子供が、母カンガルーの袋に入ってぬくぬくしてた。
大人になるまえに、いっそあのなかで消化されてしまえばいいのに。


28 :犬大好き:2009/04/02(木) 15:20:52 ID:L/1YpO7M

 煙突の上の幽霊

病室の窓からは
こんがらがった電線のすきまのそらと

ひときわ突き出した風呂屋の煙突の上に
金いろの輪郭が見えるのだそうだ

 日が暮れると消えちゃうからさ、夜も見えればいいんだけどな

そうやってスプーンを咬むのは
いらいらしたときの姉の悪い癖だ


パジャマの下の肌は
かたつむりの殻みたいに薄く

ぺちゃんこのおっぱいやすべすべしたおなかには
浮いた静脈がからみついている

 あんたにだけ教えたげる、あのひと多分「はだか」だよ

そう嗤ってまたスプーンを咬む
冷たい音がする


真夜中
からだに星をとじこめて、あのひとはどれほど綺麗だろうか


29 :◆Ui8SfUmIUc :2009/04/06(月) 10:45:55 ID:Ymyuqvss



魚に恋人を訪ねると

昔の駅を指差した

汽車は必ず帰ってくる

しばし待たれよ

時刻表の海

珊瑚礁に傘を飛ばした

めずらしい色の宝石が

眼を覚ました

やっぱり天井は雨

凍りついた記憶

外は思いで陽気

  






30 :犬大好き:2009/04/06(月) 13:37:31 ID:XvKMbZVz

 朝のダッシュ

飛び越えて走る

瞬間
スカートの中の無地パンと
ふにふにの太腿が
空を覆う

震える水たまりの中の
高速で流れていく雲と
こま切れの青い空を

飛び越えて走る

躓けばきっと
ぴかぴかの水面を突き破って
空へ空へと落ちるから
どうしても

飛び越えて走る
雨あがりの駅まで走る


31 :◆Ui8SfUmIUc :2009/04/07(火) 00:22:28 ID:az1owWbn

「夜行列車」

唇から首筋をかすめ

乳房では

別の列車が

通過するのを待った

豪雨の最中

暗黒トンネルを

突き抜け

男は帰ってきた

髪を撫でることも

ダイヤグラム通りだった



32 :犬大好き:2009/04/08(水) 18:53:22 ID:V9rKzPAs

 ダム見学

わたしたちは柵の間に足をぶらぶらさせて
ふかみどりの水面を眺めていた
唾を吐いたり
ガムの銀紙を投げる子もいた

誰かが細長い柿の実をひとつ投げ込むと
みんなまねをして次々に投げはじめた
浮かぶのもあれば沈むのもあった
沈むのはすうっと吸い込まれるように見えなくなった

ダムの底に向かうあの古い道の先には
沈んだ村のお墓があって
今でも不浄霊がうようよしていて
それがフナにとりついて人面魚になったってうわさ

低い雲がどんどん流れる空の下で
クラスメイトは猿みたいにはしゃいでいた
わたしはすっかり車に酔って
いまにもげろを吐きそうだった

もみじの落ちた遊歩道の
立入禁止の立てふだの向こうから
戻った男子がひとり
ずっと遠くに小さな祠があったと報告した

水面を見ていると頭がくらくらしてきて
いつか落っこちてしまいそうになるのが面白い
さっき沈んだ柿の実は
底の村までとどいたろうか


33 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/04/09(木) 23:24:05 ID:6QWMU1hX
「耳がなくなるということ」

杉林を歩き過ぎると俺は耳を失っていた。
気付いたのは池の水面に耳のない俺が映っていたためで、
流血が上着の肩を塗らしているのを見た途端に両耳を激痛が襲った。
「耳で済んでよかった」と俺は思う。
杉林には鬼が住んでいると聞いた。
きっと鬼が俺の気付かない内に耳を両方とも掠めてしまったのだ。
幸い鼓膜まで取られてしまったわけではないようで、
聴覚は残っている。
ただし耳のないために、乱舞する音の渦が整えられないまま無秩序に神経を冒し、
どんな物音も一々陰険に、不躾に俺の頭を殴りつけていく。辛い。辛い。忌々しい。

34 :犬大好き:2009/04/10(金) 20:07:05 ID:vlzlJi4Y

 回転病院 1/2

回転寿司のコンベアみたいにゆっくりと回るベッドの上に乗って
ビニール暖簾の向こうの手術室から
麻酔が効いてピクリともしない患者が次々に流れてくる

青白い蛍光管がぱちぱち瞬くなか
患者の誰かが足の方からにゅうっと出てくるたび
カウンター席の家族や関係者からためいきや嗚咽が漏れる

にゅ〜ん
はぁっ

にゅ〜ん
ああっ

って感じ

ときには

にゅ〜ん
おおっ

ってことも

ちなみに患者はすっぱだかである
そのせいか可愛い女の子患者の関係者はやけに多くて
おまえもそうなの?って問い詰めたいようなやからもちらほら

異様な盛り上がりを見せる男の子の集団は
彼女のクラスメイトだろうか
猛然と写メとか撮ってるし

確かにつんと尖った乳首がほんのりに色付いているのは美しいし
できたてほやほやの赤い縫い目までも
青白い肌に花咲いたように鮮やかではある


35 :犬大好き:2009/04/10(金) 20:09:00 ID:vlzlJi4Y

 回転病院 2/2

それに比べておじさん患者のせつないことといったらない
見た目からしてかなりしんどいのだけれど
どういう作用か股間がめいっぱい膨らんでしまってるのだ

そのうえピンポイントで元気なそれに
ついさっきまで涙を拭ってた白いハンカチを
いたたまれなくなった家族がかぶせてしまったらしい

白いテント状の物体が流れていく先々でくすくす笑いが漏れる
笑顔のあふれる病院ってちょっといいよね

   ※

さてこの病院には正真正銘の回転寿司が併設されている
ビニール暖簾の向こうの調理室から
見るからに新鮮そうなネタをのせたお寿司が次々に流れてくる

ネタはお肉ばっかりで
見たことのない部位が多いけれど
お皿についてる小さなタグをしっかりチェックすれば大丈夫

12(♂)

48(♂)

16(♀)

31(♂)

22(♀)

こんな感じ

さっき病院にいた男の子たちが箸を構えて待っている
まさに育ち盛りって感じでちょっといいよね


36 :名前はいらない:2009/04/10(金) 21:33:24 ID:gPl4KBFP

今、ふりむいた そこに、 いる

37 :名前はいらない:2009/04/10(金) 21:45:55 ID:hrwHmufL
「反転する夢現」

春のうららに
いつの間にか閉じていた瞼
いかんいかんと首を振って
目を開けてもまた瞼はくっついている

瞼の裏にあるのは暗闇ではない
そこに春のうららがある
きらめく窓も遠くの木立も
そちら側で平和に立っている

開いた瞼が見るものは
自分の部屋の切れ端だ
白いカーテンの陰に
薄暗いところの片隅に
意識が逃げるその直前に誰かが姿を現す

眠気覚ましにと
携帯ゲーム機を取るために
引き出しを開けるのは
止めたほうがいい
知りえないながらも
意識は捉らえてしまうのだから
開いた引き出しの中にあるのが
誰の顔なのかを


38 :名前はいらない:2009/04/11(土) 20:37:57 ID:OyRfxqG0
「過去世」

幾つも前の夏の終わりのことです
すずむし、まつむし、かねたたき、くさひばり、えんまこうろぎ
秋の満月を祝うように虫たちが草の陰で鳴いた夜のことです
虫たちの奏でる小さな夜想曲を目を瞑って聴いていると
空になった頭の中は虫の音色で満たされてジンジンと痺れ
心も穏やかになり静かに横たわっていたのです

すると意図せぬ、予期せぬ、自動再生機能が実行されたのです
目覚めたままなのに何かが始まる合図があり
起きたまま夢を見るようにいくつかのカラー映像を見せられたのです
疑心が確信に変わる瞬間の驚きの言葉は発熱した脳に消され

上映されたのは脈絡のない3つの場面
記憶に残されたのは2つのショートフィルムとキーパーソンたち
あの時から私は私自身を何百歳も生きた無能な魔法使いのように感じているのです

39 :名前はいらない:2009/04/12(日) 13:30:54 ID:6CtDL7Qb
      
    【琥珀】

2億年前の原始の森の芳香を漂わせて
三葉虫を踏んだ貴方のスニーカーの跡を不思議な思いで見ていたの

40 :犬大好き:2009/04/13(月) 22:06:56 ID:ACybJ0b/

 やまねことり

こめかみの穴から新しい血が湧いて 
祖父のカーキ色の膝を濡らしていた

頭のトンネルの向こう側には 真夏の庭が丸く
古い柿の幹から 双児の水牛がゆっくりと顔を出した

縁側の祖父は 千切った脱脂綿を丸め 
舌を打ち ひとつふたつと数えながら こめかみに詰める

水牛は見えなかった
こめかみの穴からだけ見えるらしかった

ほかのもみえるの と聞くと
みえるけんど これいじょうみせるといたいわ と答えた

今年の朝熊は黒々と焼けて かなり暑いらしい
山猫はもっと早い時期に 新潟に向かったという

姉の熱は一向に下がらない
また新しい血が滲んでいる


41 :ポエム田ポエ子 ◆k7FbTvUf9k :2009/04/13(月) 22:09:45 ID:++ceT5/+
「通夜」

お父ちゃんの寝顔は笑っている
ガラスの向こうで凍りついている
菊の花輪は人間好みの暗さで
祭提灯のあかりを燈している

兄は見知らぬ叔父さんにお酒を注ぎながら
真っ赤な笑顔で「コンニャロデス」と叫んだ
姉は大きなお尻を腰下まで隠して
伯母ちゃんの鳥の巣頭を踏み潰して座り込んだ
義母はその間ずっと泣くように歌っていた
誰にも聞こえない無力な雨を歌っていた

私は烏賊を食べて
ビールを飲んで豚肉を食べていた
葬儀社のこしらえた白い光のなかを
お父ちゃんが階段を昇って行くところを想像して
ただそこにいた

演説好きの伯父さんがマイクを持つ手つきで
棺桶の上あたりをもう片方の手で仰ぎながら
「ワッショイワッショイ」と音頭をとった

兄はそれに合わせて「ポックリデスヨ」と大笑いした
姉は「ヨクガンバッタバイ」と失笑した
伯母ちゃんがしんどそうに「モーハルローネ」と咳込むと
義母は「トルリラポルポルラッタッタネーデス」と歌った
私は何も喋らずに
いつこの部屋に黄金虫の大群が湧き出すのかと身構えていた

お父ちゃんは同じ笑いを浮かべたまま
何をも喋らなくていい口は大きく割れて
唇はドライアイスの冷気にやわらかそうに濡れている


42 :ポエム田ポエ子 ◆k7FbTvUf9k :2009/04/13(月) 22:18:23 ID:++ceT5/+
犬を連れていつものように散歩に出掛けた
何も変わったものはなかった
何の店か知らないがドッグフードをぎっしりと並べた店の先に
肉と皮を剥かれた犬の骨と内臓一式が寝そべっていて
春の温度で熱された白いコンクリートの上で赤く生温かくなっていた


43 :ポエム田ポエ子 ◆k7FbTvUf9k :2009/04/13(月) 22:34:05 ID:++ceT5/+
「夢見よう」

(フットワーク! フットワーク!)
倉庫にあるある段ボール
山ほどあるある段ボール
どの段ボールに死体が入ってるか
当てたら賞品貰えるクイズ
賞品は内臓(イエ〜イ)

当てるのは簡単
当たりの段ボールは山と積まれてないやつ

当てるのは簡単
当たりの段ボールには体液が染みている

内臓ゲットでユメみんぞ
内臓ゲットでユメみんぞ


44 :犬大好き:2009/04/18(土) 23:59:42 ID:nStjZQ/e

 小屋

ラブホの遠い十七のふたりはそれぞれ自転車に乗って、
待ち合わせのトタンの小屋で真昼にセックスをする。

かんぬきのかかったままの扉をこじあければ、半透明のトタン屋根はやわらかに明るく、
あちこちの隙間からさしこむひかりも、慌ただしい太腿や背中を白く四角く小さく照らした。

土に敷いたビニールシートが、いちいち耳障りな音をたてる。
会うたびセックスってどおよ。とか思いながら、何回もする。

トタン一枚はさんで、時間と自動車と初夏の昆虫と子供が騒がしく通り過ぎて、すげえドキドキする。
ゴムが無くなれば精液は地面や枯れ草に、ちょろっと生えたヨモギの養分に。

白く濁って半透明の汁が、ひよわな茎や葉にとろーと糸を引いて、
きっと来年になったらマンドラゴラはえるね。

それ引き抜けば、ふたりであの世に行けるんだっけ。
いくってなる瞬間にせーので抜くとかさ。

そんなこと考えてるうちに、もいっかいする。
すればするほど、小屋の片隅の使用済みティッシュみたいに、ふたりはどんどん乾いていく。


45 :名前はいらない:2009/04/19(日) 00:04:17 ID:wZXGyO0W
大成功

46 :名前はいらない:2009/04/19(日) 00:05:07 ID:wZXGyO0W
小舟で軍艦軍艦沈没

47 :名前はいらない:2009/04/19(日) 00:06:17 ID:wZXGyO0W
雑兵は雑兵

48 :犬大好き:2009/04/19(日) 00:19:34 ID:vwlAgt1d

 ディープキスのゆめ

私たちは鉛みたいに黒い金属を抱いて
猛スピードで落下していく

眼下の砂浜に
黒く小さな父親の背中が見える

暗い海と、雲の影が見える
激しい潮風が二人の髪の毛をさばいている

すべてが空に向かって流れる空
美咲だけがやけに嬉しげで

私たちは何の前触れもなく
唐突にキスをする

美咲は真っ白な耳に透明な産毛を震わせ
私は幼い従姉妹の唾液を、夢中で嚥下している

黒く小さな影に向かって落下しながら
心臓は重さを増していく

父親のつむじが目の前に迫ったとき
薄い舌はまだ、私の歯の奥でもがいていた


49 :◆Ui8SfUmIUc :2009/04/19(日) 01:20:49 ID:o3fJcUpZ

「病」

幸せになっていまえば

もう終わりのような気がする。

それでも毎日が幸せなので、

今日よりも、明日の方が、

もっと幸せであるように願いながら、

恐る恐る眠りに就く。

50 :ボルカ ◆TcCutL/5sw :2009/04/19(日) 01:56:02 ID:6iPUG5R0
「猫秘密」

さっき妻と手をつないで歩いていたら
携帯に
猫から秘密のメールが来た

コッソリ読むと
「殺せ」って書いてあった

森の上の公園まで
手をつないで歩いた

途中の生協で買った焼きソバを
ベンチで食べて
テス・ギャラガーの書いた小説について
話して
足に触った
話してるうちに僕は
感動してしまって
(テスにではなく、彼女の死んだ夫が家族を失った盲人に教えたことに)
涙声になってしまったりした

それからまた手をつないで
ミノムシとモンシロ毒蛾について話しながら
家に帰った

メールのことは
言わなかった

51 :◆Ui8SfUmIUc :2009/04/19(日) 02:30:09 ID:o3fJcUpZ

アフリカ大陸は、

父の鳥肌で出来ている。

  

52 :Y.TAKEO:2009/04/19(日) 02:33:31 ID:JsKFwwwI
>>42

実の父が亡くなった後でこの作品が書けるのは…神だな

>>50
いやぁ懐かしい名前だなぁ

53 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/04/20(月) 23:52:48 ID:KQNoJgIY
身体が溶ける話に七時間も耳を傾けている
異変は汗を噴くことから始まると言われたので
蒸し暑い室温が気になる
時計を見ると悪魔が長針を揺さぶっていた
出されたカップに薬液が落ちる
テーブルの下に猫が居て話者の足に踏みつけられていると思っていたが
飲み物を呷ると猫ではなくファー付きのスリッパだと分かる
紛らわしいと思っていると話者はにやついた
自分は、これを飲んだのが自分だからテーブルの下のスリッパを透視出来たのだが
話者が飲めば話者は死ぬだろうと気が付いた
(どうして飲ませてやろう)と自分が思案していると
話者は悩み事ですかと自分に尋ねた
暑いですねと答えるとそうですねと話者はにやけたまま返した
自分は汗をかいた

54 :犬大好き:2009/04/21(火) 18:36:26 ID:/IE6mI0u
>>ポエ子さん
遅くなりましたけど、お父さまのご冥福をお祈りします。

55 :犬大好き:2009/04/21(火) 18:56:05 ID:/IE6mI0u

 境内の風

石段にからみついたかずらが
花をつけたよ

あかんぼうの頭みたいな
ちいさな白い花だよ

石段にからみついたかずらの
花がゆれるよ

ちぎれそうに頭を振る
あかんぼういっぱい

泣き声をあげるよ
ちいさなかわいらしい声だよ

遠くに鉦鼓がちんちん鳴るよな
かわいらしい声だよ

石段にからみついたかずらの
花がゆれれば

こくびかしげたお狐さまが
長い耳をすますよ


56 :名前はいらない:2009/04/21(火) 20:12:10 ID:u5boz7im
恥ずかしいので口外しないで下さい

57 :◆Ui8SfUmIUc :2009/04/22(水) 01:46:08 ID:oXvTnqJp
「海に俺だ」

走りながら

詩作

してます

汗かきながら

詩作

してます


もう鉛筆やら

キーボードやら

詩学やら

僕でさえ

ポエトリーから

ポエムへの媒介

メディアの役割を

果たさない

人生を面白くするのは

汗、涙

つまり筋肉、心肺、血、

海しかありません






58 :名前はいらない:2009/04/23(木) 00:47:22 ID:we4whXTa
「溶けるくらいに」

ゴミ置場に向かう隣人の奥さん
彼女はいつも少し左に傾いている
ダラリと垂れた両手にプラスチックの入ったゴミ袋を絡め
はかなく青白い首筋が朝日に透き通る
疲れた膝が力無く揺れ
旦那は昨夜も彼女を激しく愛したんだろう

彼女の薄い肩も筋ばった手の甲も僕には胸苦しい
これが恋というものなら
奥さん僕に優しくして
少し笑ってとどめをさして
そしたら太陽が真上に来る頃
僕は腐ってじわりじわりと液状化始める
明日はちょうど燃えるゴミの日

おはようございます
今日もお元気そうですね
しかし良いお天気ですね
ええ、ええ暑いくらいに

59 :◆Ui8SfUmIUc :2009/04/23(木) 01:16:12 ID:EqqSud7y

「かくれんぼ」

毎日同じ夕日を見てるのに

僕の心には

毎日違った詩が興る

  







60 :犬大好き:2009/04/23(木) 23:33:53 ID:NMqVEAdm

 霧

霧の空を上昇するふたりのゴンドラには
動物らしい、甘い匂いが満ちている。

穏やかにひとを憂鬱にさせる種類の
これは、子供の匂いだ。

あなたはお尻がすーすーすると言い
わたしは入れ違いに降りた家族連れを思い出した。

 男はすーすーするけど、女はすーすーせえへん。
 なんでかわかる?


物足りなく思いあうことが
ほんのすこし楽しい。

濡れたプラスチック窓の
遠くには白い空気が、美しい橋の影を溶かしている。

 これ頂上かな、
 真っ白でなんにも見えへんけど・・


61 :犬大好き:2009/04/23(木) 23:35:06 ID:NMqVEAdm

 鈴のおと

S子とたたたた走ってると
りん

どっかで鈴のおとがする
立ちどまるともう聞こえない

走るとやっぱり
りんと聞こえる

ちいさな鈴のおと
走ったりとまったり

どうやらS子の
おなかのなかから聞こえるらしい

走ったりとまったり
鈴をのんだ猫みたいでおもしろい

めちゃはずかしがるS子
ふたりできゃきゃきゃきゃ笑う

かえりみち
ひとりでたたたた走っていると

りん
どっかで鈴のおとがする


62 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/04/28(火) 22:57:29 ID:W8YTxZKb
路地を駆け
雲を掴み
目に滲む
バケラッタ

63 :ポエム田ポエ子 ◆k7FbTvUf9k :2009/04/28(火) 23:39:03 ID:lHWuwLu6
>>54
ありがとうございます。
こちらこそ遅れましてすみません。
本人ポックリ病で苦しむこともなく逝けたようで、
冗談みたいにいつもの半笑い顔だったのでドツキたくなりました。
触るとバニラアイスみたいに冷たかったので、
その時初めて「ああ、本当に…」と思いました。
親御さんはご健在でしょうか?
どうぞ大切になさってください。
私は親不幸ばかりでした。

>>61
ゾクッとした。すんげぇ…。


64 :犬大好き:2009/05/01(金) 20:41:12 ID:WckKMTJo
>>63
この休みには二、三日、実家に帰ろうかと思ってます。
あまり仲良くないんだけど、親孝行してくる。

65 :犬大好き:2009/05/01(金) 22:48:26 ID:WckKMTJo

 呪文とプリキュア 1/2

体の中のらせん階段にきつきつに並んだお坊さんが、一斉に呪文を唱えはじめる。
どこかで聞いたことがある抑揚の、気味の悪い呪文である。
hーhーhーhーと響く。大きな船の汽笛のように、からっぽの体内に響き渡る。

今日も本屋は威圧感たっぷりで、相変わらず低い雲にネオンの看板を突き刺している。
なんかもう気後れしてしまう。
何万冊もある本の中からたった一冊選ぶということが、わたしには結構きついのだ。

人の脳みそをずらっと並べて展示販売しているわけだから、
多少気分が悪くなるのも仕方がないし、当然のように虫も湧いている。
おびただしい量の背表紙の文字が、黒い蠅のようにブンブン店内を飛び回っている。

ありんこみたいに行列をつくって、ぞろぞろぞろぞろ這い回っているのは本分の活字である。
脳みそ色にまっピンクで、一見ファンシーな書棚を這い降りて、ぞろぞろぞろぞろ。
黒とピンクでまだらな店内が、四月のストロベリーチョコディップから、ロッキーロードへと反転する。

リノリウムの床から足もとへ、足もとから全身へ、全身の穴から体内へ。
ぞろぞろぞろぞろ、そして呪文に並び変わる。

hーhーhーhーと響く。からっぽの体内に、すごい響く。めまいがする。お坊さんたちがエキサイトしまくってる。

げろ吐きそうだし、おなかも痛い。
このままじゃ倒れたついでに上と下から色々まき散らしてしまいそうだ。

いよいよやばくなったとき、呪文の濁流の向こうから聞こえてきたのはささやくような声だった。

ぷいきゅあ


66 :犬大好き:2009/05/01(金) 22:49:32 ID:WckKMTJo

 呪文とプリキュア 2/2

舌足らずな声。幼い女の子の声である。
ああ、それ知ってる。知ってる多分あれだ、プリキュア。

頭頂部からアホ毛が一本、伸びて伸びて、雲に突き刺さってスパークする。

美咲が大好きだったプリキュア。仲良しの女の子が変身して戦うんだっけ。
美咲がキュアなんとかで、わたしがキュアなんとかだった。

呪文が響き渡るからっぽの体内に、金色の糸くずが集まるようにして、おぼろげな像が結ばれていく。
よく覚えてないけど、きっとこんなふうだったって感じの、プリキュアの姿。でかい。
どうにか魔法少女っぽくヒラヒラしてる。しかしでかい。

呪文がうなりをあげ、蚊柱のようにのたうちまり、プリキュアに襲いかかる。
全身を呪文に黒く覆われ、締められ、ぐうっぐうっとうめくプリキュア。
それでもど根性でじわじわと動こうとしてる。

がんばれ、プリキュア。
こんなことならしっかり覚えておくんだった。もっと必殺わざとか武器とかあったはずなのに。

そのとき、もがくように大きく振りあげたプリキュアの腕が、たまたまらせん階段に並んだお坊さんを薙ぎはらった。
キュアチョップだ。
きゅっという短い金属音を発して、血肉の塊と化すお坊さん軍団。呪文の勢いが鈍る。
動物のような奇声を発しながら、なおも身をよじり暴れ続ける巨大なプリキュア。

いい加減な魔法少女の像に、文字の羅列がみるみる駆逐されていく。

やがて残ったお坊さんがなぜだか幸せそうに潰されるころには、体調は恢復しつつあった。
体内を蹂躙していた黒い文字の群れはすっかり消え去り、
あいまいな姿のままのプリキュアは、爆煙の向こうに神々しく輝いていた。ありがとうプリキュア。

最近新しいのを一冊買って、詩集が全部で四冊になった。


67 :名前はいらない:2009/05/01(金) 22:53:54 ID:LhG9qrEQ
〜消しゴム〜
秘密の呪文『ニフラム』
でも、俺はレベル低いから使っても意味ない。
誰も消えてない。
消せるのは、自分の存在だけ

68 :犬大好き:2009/05/01(金) 23:39:11 ID:WckKMTJo
>>65-66
文中の「h」は、「?」や「中黒」他に表示されていますが
「う」に濁点です。とほほ

69 :名前はいらない:2009/05/02(土) 01:27:31 ID:eZzCwSI6
>>67 え?

70 :Y.TAKEO:2009/05/02(土) 01:48:21 ID:NjQHTAoN
>>69

正直、俺も読んで分からなかった。

詩なんてものはパルプンテでちょうどいい

まぁそれでいいじゃないか

71 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/02(土) 03:30:08 ID:v3Of1B+u
「G@ME」

ワンダが時計に躍り掛かる
諸刃の剣の放つ光は時計を穿たず
何も無い虚空に散らばる

音を立てて秒針は進み
剣の描く光芒を乱す
やがて一つになるのはワンダ自身の額の上

いつかの血糊なんて優しい形象
瞬間を一色に束ねるのだから
とても優しい僕らの色学

己が剣に額を割られてワンダが笑う
何故ならワンダは僕だから
一人のプレイヤーだから

夜の分身と昼の本物
虚像とからっぽ
神殿のそれと自室のそれ

真夜中を指す時計がささやく
「一体いくつの時計を壊せば君らは怪物になるのだろうね」
僕らは笑った

72 :名前はいらない:2009/05/02(土) 03:54:43 ID:eZzCwSI6
ワンダと巨像おもしろいよね
映画にならないかな?


73 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/02(土) 04:11:43 ID:v3Of1B+u
面白いよね!hardモード入れて五周くらいしたよ
映画になったらかなりシナリオ足されそう
実写でもイケると思う

74 :名前はいらない:2009/05/02(土) 04:27:00 ID:eZzCwSI6
CGだろ?実写だったらチェホンマン?

75 :名前はいらない:2009/05/02(土) 04:33:45 ID:eZzCwSI6
もともとシナリオあるけどな〜
景色も壮大だし

76 :犬大好き:2009/05/03(日) 00:13:12 ID:6bwPPbF8

 犬とたんぽぽ 1/2

誕生日の夕方、のぞみがやってきた。
「十四になったらお別れだよ」
そう言い続けていたのぞみは十四になった。

転校する気配なんてぜんぜんない。
というか、そもそもまともに取り合ってなかったから。
「プレゼントちょうだいよ」
「なんでだよ」
「最後じゃん」

おれたちはスピリッツを連れて堤防を歩いていた。
スピリッツは四才のビーグル。
小さいけど、なかなか賢い。
「スピリッツちょうだい」
「あほか」
「ちょうだいよ」
「やれるわけないだろ」

そんなやりとりをしているうちに
のぞみはどんどん涙目になってきて
とうとうわーわー泣きはじめた。

こうなると話もできない。
しかたなくスピリッツを川原に放しておいて
ふたり並んで腰をおろした。


77 :犬大好き:2009/05/03(日) 00:15:22 ID:6bwPPbF8

 犬とたんぽぽ 2/2

しばらく川面をながめてぼーっとしていると、
鼻水をすすりながら、
のぞみはぽつぽつ話しはじめた。
「人類があと十年で滅びるって知ってるでしょ」

そう言ってスカートのポケットから
薬の瓶を二つ取り出した。
「これがはいらんゆうはつざい、だったかな
 わたしのおなかの中に、たまごをどんどん作る薬」
「こっちは遺伝子をどうにかして、人間以外の赤ちゃんを
 妊娠できるようにする薬」

うつむいたままのぞみはつぶやく。
「あのね、犬が一番いいんだって」

また涙をぼろぼろ零す。
「だから犬をたくさんつれて行くんだよ。
 もうヒトとヒトとはダメだっていうから」

スピリットが心配そうに寄ってきて
のぞみの頬の前で鼻をくんくん鳴らしている。
殺すぞこいつ。

「わたしね、一番最初はあんたがよかった。
 でも処女の方が犬の赤ちゃんできやすいって、
 だから、もう無理なんだ」

涙をスピリッツに舐められて、
のぞみはまぶしそうな顔をする。
めちゃかわいい顔をする。

おれは黙ってリードを渡した。
のぞみは何度も振り返り、やがて見えなくなった。
今すぐ人類滅べ。


78 :名前はいらない:2009/05/03(日) 00:41:44 ID:olTsAOGD
>>76>>77
星真一のショートショートみたいだね。
面白かったよ。

79 :名前はいらない:2009/05/03(日) 01:38:02 ID:txXX9Pjx
十四ってどっから出てきたの?

80 :◆Ui8SfUmIUc :2009/05/03(日) 01:55:49 ID:f5i/qx4P


「一人でぜんぶやっちまおうなんて思わない、参加できる詩」

『      ずきん』

赤ずきんの「   」な手つきによって、

「   」の狼は「   」されて「   」しました。

大きな「   」だな・・。夢は氷の「   」なんだ。

「    」で元気になったよ、「   」じゃ「   」さ。

山は「   」の方向に大きく聳え、「    」は耐えました。


雲は「   」程の記憶を「    」させて「   」。

けっきょく「    」だ。「    」なんて!!

  

81 :名前はいらない:2009/05/03(日) 02:05:16 ID:txXX9Pjx
つーか なんでコイツ気付かないんだろう
ま こいつが死んでも俺に全然かんけーないし
ま いわせてりゃ いっか

82 :名前はいらない:2009/05/03(日) 03:03:14 ID:jElp2e+D
感性が違うんだからほっといてヤレ

83 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/03(日) 14:34:45 ID:aKLV0rni
>>82
>>81が何を言ってるか理解出来るって凄いね
このスレで一番怖い会話だ

84 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/03(日) 14:45:54 ID:aKLV0rni
「ペンキの家」

真っ白の家がある
すぐ傍には公園がある
公園の中に奈落があり
奈落の下には亡者がある
真っ白の家にはペンキ缶が見える
赤、青、黄、緑、橙、桃、黒、白
壁面に掛けられベランダに吊るされ屋根の上に据え置かれている
子供はペンキの家と呼んでいる
大人はあそこの家と呼んでいる
鳩は脱糞し犬は吠える
窓の奥には真っ暗な空間が広がっている

85 :ボルカ ◆TcCutL/5sw :2009/05/04(月) 00:17:52 ID:nsgmNJwu
『高病原性ずきん』

赤ずきんの「商売上手」な手つきによって、

「童貞」の狼は「だま」されて「感染」しました。

大きな「隔離病棟」だな・・。夢は氷の「棺桶」なんだ。

「バイアグラ」で元気になったよ、「タミフル」じゃ「凶暴化しちゃう」さ。

山は「おへそ」の方向に大きく聳え、「すすり泣き」は耐えました。


雲は「失神する」程の記憶を「スパーク」させて「沈黙」。

けっきょく「食事風景」だ。「人生」なんて!!


86 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/04(月) 04:34:31 ID:sHWony3A
『ずきんずきん』

赤ずきんの「猥本は僕の迂闊」な手つきによって、

「言わぬが花の結末とは相成りました。物語」の狼は「古典を除いて大概ヒロイックな存在であるというのに、

ひた向きに常道を排した僕の十八禁本ではケチな覗き見常習者扱い」されて「女子更衣室にてお婆さんの牝の悲鳴を聞きながら昇天」しました。

大きな「過失責任が同人誌主筆の僕に課せられ、売り上げは赤字。数少ない購買客からも苦情は来るし百人は下らない数の2ちゃんねらーが祭り上げて騒ぐし、

世間は糞かゴキブリばかり」だな・・。夢は氷の「ように僕に冷たい。きっと何かで割るしかない。受けを取るにはまず何にも増して強烈な何かが必要」なんだ。

「そんな訳で一時は病院行きを勧められるほど落ち込んでいた。でもサークルの仲間から貰った薬」で元気になったよ、

「今」じゃ「薬が効いてる最中なら駅前を全裸で歩いても何とも思わないくらい」さ。

山は「高い。挑戦する価値はある。しかし、僕が今最も関心を深めているエロメディアを用いた金儲け」の方向に大きく聳え、

「消費者から搾れるだけ搾り取って肥え太りながら底辺文化と強固な痴性を生み出していく、主催者を持たない金銭の巨大な循環系は、

登山者の安易な挑戦を跳ね除け……、どうでもいい。ともかく今回の赤字と一部心無い非人道的風聞に」は耐えました。


雲は「いい。単細胞生物」程の記憶を「も持ち合わせず、空をぶらぶら漂うばかり。

何もせず、人々を見上げ」させて「自分は優雅に見下ろしている」。

けっきょく「なんて言葉で結論付けられるようなものでもないん」だ。

「むしろこう思った。『こういう適当なホラ話を聞くときはへー、位でちょうど良いんじゃないかな』」なんて!!

87 :◆Ui8SfUmIUc :2009/05/04(月) 16:57:04 ID:c2q3iL+0

『片目ずきん』

赤ずきんの「1」な手つきによって、

「2」の狼は「3」されて「4」しました。

大きな「5」だな・・。夢は氷の「6」なんだ。

「7」で元気になったよ、「8」じゃ「9」さ。

山は「10」の方向に大きく聳え、「11」は耐えました。


雲は「12」程の記憶を「13」させて「14」。

けっきょく「賭博」だ。「人生」なんて!!

  

88 :◆Ui8SfUmIUc :2009/05/05(火) 01:36:39 ID:yXtRSROr

「ピンク」

ベランダの

腰の辺りから星屑

私は彼方のピンクが好き

荒れ狂う馬

海の名前

遠いところから

胸を掻き毟るほど

ピンク ピンク

眩暈を抱きしめて

ひとつ・・ひとつ・・

散らかったピンク

拾い上げて

狂おしくなる

  

89 :◆Ui8SfUmIUc :2009/05/05(火) 01:44:03 ID:yXtRSROr

「恋」

僕は少数派

けれど一人じゃ立てない

悲しみはお線香よりも

ウェディングで飾りたい

されど少数派

猫はきらい

君の前では

マチ針で

プッツリ穴あけた

死が背中で燃えている

 


90 :ボルカ ◆TcCutL/5sw :2009/05/05(火) 14:11:43 ID:lx0dvuc+
「陰謀論」

たとえばの話、今、インフルエンザ陰謀説ってのがあるけど、
そういう陰謀なのかもしれないよね。
つまり、何%がこれを陰謀だと思うかっていう実験。

わからないことが多すぎて
ときどき
目隠しをされて
銃口の前に立っているような気分になる。

せめて、どんなやつが引き金を引くのかぐらいは
知りたいような気もするけど、そんなクソッタレの
ツラなんか見たくもないような気もするな。

そんなクソッタレって言うのは、まあつまり、
いわゆる神様のことだけどさ。




91 :ボルカ ◆TcCutL/5sw :2009/05/05(火) 14:28:41 ID:lx0dvuc+
『生ゴムずきん』

赤ずきんの「事務的」な手つきによって、

「オフ会」の狼は「コンドームをかぶ」されて「がっかり」しました。

大きな「開脚台」だな・・。夢は氷の「尿道挿入」なんだ。

「亀甲縛り」で元気になったよ、「君の朗読」じゃ「眠ってたけど」さ。

山は「新宿」の方向に大きく聳え、「男潮吹き」は耐えました。


雲は「過労死する」程の記憶を「あきらめ」させて「くれる」。

けっきょく「事務仕事なん」だ。「愛」なんて!!

92 :名前はいらない:2009/05/06(水) 04:49:07 ID:yHzqzXo7
犬死に?

93 :犬大好き:2009/05/06(水) 23:00:58 ID:a0heB4eu
>>80
十五だと卒業しちゃうから

94 :犬大好き:2009/05/06(水) 23:03:10 ID:a0heB4eu


『子供の狼と赤ずきん』

赤ずきんの「花摘むみたい」な手つきによって、

「つるつる」の狼は「植毛」されて「きれいに成人」しました。

大きな「耳のさきっぽの毛が銀色いのがチャームポイント」だな・・。夢は氷の「下のクリオネ観察」なんだ。

「あきらめかけていたんだけど、ここんとこに毛がはえたおかげ」で元気になったよ、「つるつる」じゃ「冷たい海はつらいから」さ。

山は「家族みたいに決まって反対」の方向に大きく聳え、「いつまでも北の海は遠く、それでも狼と毛根」は耐えました。


雲は「家族みたいにひとりの行」程の記憶を「くだらないものに感じ」させて「毎日、なま暖かい実家へと誘います」。

けっきょく「実家ならつるつるでもOKだったん」だ。「いらねーよ毛」なんて!!


95 :犬大好き:2009/05/06(水) 23:07:00 ID:a0heB4eu

 くまの形の影

カラスの群れをぷちゅっと飲み込み
下校の生徒をぷちゅっと飲み込み

オレンジのゼリーみたいに透明な
夕暮れの影が立ちあがる

光りはじめたネオンの色がやけに目につく往来を
もっふもっふとねり歩く

傾いた電柱をぷちゅっと飲み込み
近所のユニーをぷちゅっと飲み込み

堤防の上の自転車と私とモモを飲み込んで
夜へ夜へと向かっていく

ネギが小口に切られてる
あの町なみをぷちゅっと飲み込み


96 :犬大好き:2009/05/06(水) 23:26:28 ID:a0heB4eu

 小口切り

ねぎを刻んでいたら爪の先端をガッと削った。
血は出なかった。

爪のかけらは小口切りの青い山のどこかに
まぎれてしまっていた。

捨てようかどうしようか迷ったが
お豆腐に鰹節と重ねてちょんと置いて、上から生姜を絞っておいた。

向かいあって食事をしながら、
崩れたお豆腐と一緒に、母の口に運ばれるねぎを見た。

母は無表情にむぐむぐ咀嚼していた。
粘土みたいな顔だった。

私は指先に絆創膏を巻いて、
指を立てたままお茶碗をにぎっていた。


97 :◆Ui8SfUmIUc :2009/05/07(木) 00:13:32 ID:6+kxVmEm

「猫」

公園で西日は

汗ばんだ砂場を乾かしていた

陽だまりを探していた猫の便意が

隠し切れない嘘のように

理性の壁を押し倒した

俺が見ているというのに



98 :犬大好き:2009/05/08(金) 22:58:36 ID:XieUTaR6

 ねぎ

乳白色に透ける肌に

やわらかく刃をたてれば

きしきしと泣いて

脊柱が

そっと刃を撫でる

まな板に白いねぎの首


99 :◆Ui8SfUmIUc :2009/05/12(火) 02:27:41 ID:H62kAg8t
「人に好かれるための7つの法則」 ネットでみつけた法則に自分の意見をはさんでみました。あなたも意見をはさんで、もっとも人に好かれる法則を作ってみよう!

1. 八方美人にならない:人気をとろう、他人の機嫌をとろうとするのは、短期的に相手に気に入られるかもしれない反面、長期的には本当の自分を隠してしまうことになって逆効果。

意見1 最後に、>本当の自分を隠してしまうことになって逆効果。とあるけれど、八方美人を嫌う人というのは、たいてい不器用な人が多いのです。
友達の機嫌もとれない、部長の機嫌もとれない、嫁やガールフレンドの機嫌もとれない。機嫌をとるというのは、
潤滑油のようなもので、ガチガチの現実と現実の狭間にぱっと咲いた花、それはイリュージョンのようなものです。自分が本当の自分を隠し、
相手を楽しませることを尽くし、それを演じる。だいたい本当の自分が、声を出してお喋りすることなんて、生涯にどれだけあるというのでしょう?
相手がいる以上、相手に合わすことをするのがふつうの対応で、この対応の良し悪しで、優しさが計られるのだと思います。八方美人の人はこの対応が上手で器用なのです。

2. 自分のことよりも相手のことを考える:自分のことを話すよりも、相手の言うことをよく聞き、
相手に対して話しかけている人間の方が当然好かれます。相手に印象を残そうとするのではなく、相手のことを理解することが必要。

意見2 だいたい全員が相手の話ばかり聞くようになったら、誰が自分のことを話せばよいのでしょう。
自分のことを話してくれる人がいるからこそ、聞き手になれることができるのです。あるときは聞き手になったり、
あるときは自分のことを話してみたり、そういうギブアンドテイクが人生を面白くしていることを忘れてはいけません。

3. 自分自身になる:それが周囲の期待に答えようとしてのことであったとしても、別の人間のフリをしたりして自分を隠してはいけない。
他人から見たらそうしたうわべはすぐに見透かせてしまう。今の自分自身に満足して、等身大の自分をそのまま差し出す人の方が周囲に魅力的にうつる

意見3 等身大の自分でいることはステキなことだと思うけど、もっとステキなのは、
等身大の自分より、ちょっとカッコイイ自分でいられることだと思います。




100 :◆Ui8SfUmIUc :2009/05/12(火) 02:29:34 ID:H62kAg8t
4. 大きな心を持つ:周囲の人の小さな間違いは許す一方で、周囲の小さな善意にていねいに感謝する。
周囲に批判的な人は批判的にみられますが、周囲に寛容な人は周囲からも寛容にみてもらえます。

意見4 これは「器」の問題です。もしも心を器にたとえたら、「大きな器を持つ」ということになりますが、
こんなものは生まれつきで、器が小さい人もいれば大きい人もいるのです。問題はその器が大きかろうが小さかろうが、どれだけ水を湛えているかだと思います。

5. エゴを減らす:自分の知識や見た目を周囲に見せつけたいというエゴをおさえきれないことがありますか?
大きすぎるエゴは自分に酔っているにすぎません。あなたの真価がエゴに隠れてしまうのではなく、
自然な行為をもってあなたの真価を語らしめるのが人に好かれる道です。

意見5 知識(頭の良さ)や見た目(格好よさ)を披露することが、即ちエゴになってしまっては、どうしようもありません。
どんな大きなエゴであっても、伝え方ひとつで人を楽しませる道具にもなるのです。知識や美貌はどんどん外へ見せつけるべきです。
ただ見せ方によっては、面白くない展開になるかもしれません。問題は見せる見せないではなく、「どのように見せるか。」だと思います。

6. ユーモアをもつ:真剣すぎるのも禁物です。角張った性格を、ユーモアを心がけることで柔らかくしましょう。

意見6 真剣にユーモアを追求している「お笑い芸人」の立場はいったい・・。
というか1〜5まで読んできましたが、性格を角張らしている原因は、人を好かれるために、
なにか自制しようしようとしているこの作者自身の中にあると思います。だいたいユーモアをこのような形で必要としている時点で性格に支障があるのです。
そしてこういう人のギャグが、ときに殺人的にその場を凍らせたりするのです。



101 :◆Ui8SfUmIUc :2009/05/12(火) 02:30:21 ID:H62kAg8t
7. 静かに理想を追求する:理想について語ったり「こうした方がいい」と言う人は大勢いますが、行動でそれをしめしているでしょうか。
理想はそれについて語るのではなく、生き抜くことによってのみ真価を生むものです。口でいわなくても行動で理想を追い求めている人には、自然と人がついてくるものです。

意見7 ある政治家が、政治家は理想を持つべきだと言っていたのを覚えています。このとき僕が思ったのは、
「政治家が理想を抱くことほど怖いことはないな。」でした。そもそも政治家が抱く幸福の国を、僕に押し付けられても困るのです。
だいたい自分の理想を追求したところで、誰も一人では生きていけません。僕はこの「理想」という言葉があまり好きではありません。ひとつの理想に心奪われて、
「空を飛ぶ鳥ばかり見ていて、空の存在を忘れていた。」というようなことになって、周りのことを見落としがちになるからです。追い求めるなら、理想ではなく、疑問を追い求めるべきです。

102 :犬大好き:2009/05/13(水) 00:49:05 ID:bGKrxNvo

 「人に好かれるための7つの法則」

1. 八方美人にならない:人気をとろう、他人の機嫌をとろうとするのは、短期的に相手に気に入られるかもしれない反面、長期的には本当の自分を隠してしまうことになって逆効果。

意見1. 基本的にこの7つの法則は、掃除用具入れに閉じこめられてぐっとくるような、マゾな人向けの法則です。
こうして人に好かれるための法則を読みはじめた途端、頭ごなしに「人気をとろうとするな」っておもっきり否定されてしまう。まずはこのアンビバレンツな状況を心地よいと感じられること、それが「好かれるあたし」への第一歩です。

2. 自分のことよりも相手のことを考える:自分のことを話すよりも、相手の言うことをよく聞き、
相手に対して話しかけている人間の方が当然好かれます。相手に印象を残そうとするのではなく、相手のことを理解することが必要。

意見2. 引き続きマゾの人に向けての教えのようですが、マゾの人のお相手をされる方々にとっても大切なことですね。常に↑こういう事を心がけてる人って、八方美人ぽくね?って疑問も湧いてきますが、ここはスルーしておきましょう。
で、とりあえず何が言いたいかっていうと、話す係の人は話の途中に「どお?」って尋ねるの止めると好感度UP。「どお?」な人に限って早口且つ話が長くて、超初期の段階からついてけてないから。
聞く係の人は「どお?」が出たら、あわてずに「すごい」って言っとく。話の内容に関わらず「どお?」の人には「すごい」でOKです。
補足すると顔で「どお?」もダメです。この顔(命名:どおよ顔)にも、もちろん「すごい」でOK。

3. 自分自身になる:それが周囲の期待に答えようとしてのことであったとしても、別の人間のフリをしたりして自分を隠してはいけない。
他人から見たらそうしたうわべはすぐに見透かせてしまう。今の自分自身に満足して、等身大の自分をそのまま差し出す人の方が周囲に魅力的にうつる

意見3. 等身大の自分をそのまま差し出すってのは、濃厚にいけにえな感じでいいかも知れない。でも能動的に差し出してしまうと、マゾっていうよりナルシスト的なニュアンスが強くなりますね。ナルシストが人に好かれようとするかどうかは疑問だけど。



103 :犬大好き:2009/05/13(水) 00:50:08 ID:bGKrxNvo

4. 大きな心を持つ:周囲の人の小さな間違いは許す一方で、周囲の小さな善意にていねいに感謝する。
周囲に批判的な人は批判的にみられますが、周囲に寛容な人は周囲からも寛容にみてもらえます。

意見4. 4は6とともに、この「7つの法則」をフォローする役割りを担っています。セルフ突っ込みとも言えるでしょう。
妙な事、辻褄が合わない事があっても許す方向でってことでしょうね。作者がこりゃねーだろ、などと思いながら半笑いで執筆してる姿が目に浮かぶようです。個人的には大きな心を持ってる人っていうと、新聞いっぱい購読してそうだけど、違うか。
ほんと新聞の勧誘断るのって大変で、最初パソコンで見てますからって断ってたのが、最近では字読むの苦手だからとか、どんどん自分をアホ設定にしていってるのが寂しいです。

5. エゴを減らす:自分の知識や見た目を周囲に見せつけたいというエゴをおさえきれないことがありますか?
大きすぎるエゴは自分に酔っているにすぎません。あなたの真価がエゴに隠れてしまうのではなく、
自然な行為をもってあなたの真価を語らしめるのが人に好かれる道です。

意見5. 「好かれる道」の道着はラブミー部のつなぎで決定ですね。スキップビートは私の数少ない愛読書です。


104 :犬大好き:2009/05/13(水) 00:53:04 ID:bGKrxNvo

6. ユーモアをもつ:真剣すぎるのも禁物です。角張った性格を、ユーモアを心がけることで柔らかくしましょう。

意見6. これまでの文脈から考えて、ユーモア発言をしろっていうよりも、人のユーモア発言を聞けって意味合いが強く感じられます。前述の通りこの「7つの法則」のフォローでもあり、もっとも作者が言いたかった所ではないでしょうか。↓7参照。

7. 静かに理想を追求する:理想について語ったり「こうした方がいい」と言う人は大勢いますが、行動でそれをしめしているでしょうか。
理想はそれについて語るのではなく、生き抜くことによってのみ真価を生むものです。口でいわなくても行動で理想を追い求めている人には、自然と人がついてくるものです。

意見7. >>理想について語ったり「こうした方がいい」と言う人は大勢いますが〜
お前が言うなと。いやほんとユーモアに溢れた意見です。オチです。
そういえば静かに理想を追求してたかどうかは分からないけど、小学校の通学路の途中にある家の縁側に、朝夕おじいさんがぼーっと座ってたんですよ。縁側に足を伸ばして、壁にもたれて集団で登下校する私たちを何となく眺めてる。
後から分かった事なんだけど、おじいさんは朝夕そこにいたんじゃなくて、朝から夕方までずっとそうしてたんです。それこそ私が知ってる限りでも、何年もの間。
ところがある日を境に、おじいさんが縁側に姿を見せなくなりました。で、しばらくしたらお葬式。
それだけの話なんですけど、おじいさんが毎日座ってた縁側ともたれていた壁の板には、おじいさんの跡が残っていました。おしりと背中の跡が黒い年輪みたいにくっきり。あれはおじいさんの汗や脂の跡だったのかな。
人間のいた跡をはじめて見て、なんか怖かったです。


105 :犬大好き:2009/05/18(月) 22:57:58 ID:gCbq4eiL

 目玉クラゲの謎

浜辺に10センチほどの
瓢箪みたいな形の生き物がいて
ところどころ砂に覆われ
乾きはじめていた

いかにも潮に漬けて欲しそうな
そんな雰囲気を醸し出しているのだが
素手で触るのはきもい

とりあえず唾を落としてやると
すりガラスのように半透明だった肌が
唾に濡れた部分だけさっと透ける

どうやらクラゲの仲間らしい

そういえば幼稚園の頃
手紙を入れて流した小瓶が
こんな感じの瓢箪形だった
サイズもよく似てる

手紙を魚に宛てて書いたせいで
みんなに笑われたんだっけ

ちょっと興味が出て
とろとろ唾を落としてやると
それまで砂に覆われていた
大きな目玉があらわになった
魚によくついている金色の目玉

ふと見るとマトから外れた唾が
たまたま綺麗な星の形に砂に染み込んでいる
私はそれを砂ごとすくいあげて
姉に見せに走った

目玉クラゲはどうなったのか知らない


106 :犬大好き:2009/05/21(木) 00:21:54 ID:1oeh4sCM

 音読危険

だからなんでも平気なN美に読ませておいて
わたしはお茶を煎れていた

お経のようなぶつぶつが微かに聞こえてきたけれど
水を流して消してみた

で、どうだった?って訊いても普通
N美は相変わらず無感動

さすがN美
無駄にがっつり太ってるだけのことはあるよ

それから並んで桜餅食べた
甘くてしょっぱくてうまいうまい

ふたりともしっかり葉っぱを食べれるのはいいね
買ってきたかいがあるよ

あれっ

突然N美が静止する
それまでうまうま食べてたはずがなんかブサイクな顔してる

N美はぴろっとベロ出して
奥歯のキャップを器用に乗っけた

やけにきれいなベロしてるなN美
半分かじった桜餅みたいな光沢&ピンクだよ

あらひのよわえたんかかぁ

やっぱ音読危険?


 ※参照 >>7
 ※N美 20代主婦


107 :犬大好き:2009/05/27(水) 22:19:12 ID:555huJ/P

 遊園地から帰る

爪に残る甘い匂いと、透明なビタミン数ミリグラム
擦り付けるように指をからめて

斜め向かいの男の子に薄く笑う
あなたに気付かれないように

まんまる目玉をじっと見つめる
もすこしくっついてみたりする


流れる冬の畑と、振動、BOXに籠った緩い空気に
ふたりはひどくだらしなくて

曇りの日の遊園地
本当は水族館に行きたかった

そういって、しばらく黙ってやる
誰か飛び込んで死んだ、久居の駅を過ぎる頃まで


108 :犬大好き:2009/05/27(水) 22:32:52 ID:555huJ/P

 確認

あーもうダメです
手の施しようがない
大変残念ですが
犬大好きさんは助かりません
あと3分ほどで死ぬでしょう

ってなったら
やさしく目玉をくりぬいて
くっついてる赤い糸みたいなのも
ちぎれないように
いためないように
やさしくくりぬいて
死にそうなわたしの顔に
そっと向けてほしい

鏡のなかにいないわたしは
どんなだろう
アホみたいな顔してないか
眉毛は左右対称か
唇はつやつやか
ああ
もう死ぬんだから
つやつやなわけないか

でも一生かけて苦にしてきた
このホクロが
どんな風に見えるのか
確認できたら
もういいや
目玉もどしてください


109 :犬大好き:2009/05/27(水) 22:35:18 ID:555huJ/P

 牛と男

濡れた水牛の首の筋肉が
ぴくぴくと動いて
草を食んでいるらしいのだが
頭は見えない

何か別の生き物の頭がくっついていて
休みなくささやき続けている
そんな風にも見える

乳白色の雲の鈍い光が
視界に散らばって
明るくもないのにやけにまぶしい

何か忘れてしまっている

水牛の後ろには
帽子をかぶった男が
ぶよぶよの肉塊を持って立っていて
今にも眠りそうな私を黒い目でにらんでいる

男は傍らの蛇口から流れる水に
靴を濡らし
ぶよぶよの肉塊からは
汁が垂れる

水牛の小便の美しい飛沫に
光がいちいち反射して
明るくもないのにやけにまぶしい

何か忘れてしまっている


110 :犬大好き:2009/05/30(土) 21:19:01 ID:lFX+3TEP

 おしりのトンネル

からっぽのおねぎのなかには
なにがあるのかな

のぞいたとたんに
ぱっとみえなくなるのかな

こめつぶみたいなおじさんが
ぎっしりはいってたらやだな

やだな

からっぱのおねぎのなかには
なにがあるのかな

おしりにさすとかぜがなおるって
だからくすりかな

でもおねぎのトンネル
ぞろぞろとおって

こめつぶみたいなおじさんが
でたりはいったりしたらやだな

やだな


111 :犬大好き:2009/05/30(土) 21:41:28 ID:lFX+3TEP

 踊り場

明りとりから光が射して
踊り場は
天国みたいに白いです

さっきの看護士が
ふわっとまた降りてきて
会釈をしながら通り過ぎます

スズメの声が聞こえます
明りとりから聞こえます


手すりのニスを剥がしたのは
誰かの古い爪痕です

いつかここにこうして立って
スズメの声をきっと聞いてた
誰かの古い爪痕です

明りとりから光が射して
踊り場は
天国みたいに白いです


112 :◆Ui8SfUmIUc :2009/06/15(月) 00:58:42 ID:84SSekaM

「キャンプファイヤー」

答という炎を囲み

輪になって踊る


若者が

答えを探しに

時折 炎に飛び込むけれど

ニュースは淡々と

死を伝えている


疑問が焼死する度に

炎は大きくなる


世の中は神秘をめぐり

論争する

世界中の核を

すべて使用すれば

答えを何度も消火できるらしい


嗚呼、キャンプファイヤー

僕はギリギリのところで

火の粉を浴びながら

この混沌を楽しんでいる

ここでは

生と死の違いが分からないほど

誰もが熱狂しているのだ


113 :◆Ui8SfUmIUc :2009/06/22(月) 21:11:48 ID:g2CbgEDv

尊敬

僕は親を尊敬する

ある日

親の背中越しに系譜と呼ばれる

歴史的な城が建っているのを見た

気がつけば

親も僕もその城の門番だった

僕は親よりすこし若かった 

それを理由に

僕は門番から用心棒に格上げされ

いつしか親のことを

君と呼ぶようになっていた

僕の尊敬する人は常に過去にしかいない!



114 :名前はいらない:2009/06/22(月) 21:17:27 ID:Q+pT40Al
クンに

115 :◆Ui8SfUmIUc :2009/06/22(月) 21:18:59 ID:g2CbgEDv

アナルぺろろん


116 :名前はいらない:2009/06/22(月) 21:34:32 ID:9nbhveAk


大きな扉を開けると
小さな扉二つあり
一つ開いていた部屋は
旧い部屋

閉じた扉を
開けると
幻想的な闇の景と
魂の叫びのような
響き

より摩訶不思議な方を選んだ君は
その扉を選び入った
すると
またいくつも扉があり
鍵はたくさん落ちていて
探しては開け
デジャブ並ぶ景羅列
歩みながら
また扉
開け
ある扉の中の光景
覧て
中に入らず扉前
涙はカケラのように
音立てながら
落ち
どんな光景だったの
もう忘れそうな
忘れてしまった
あの頃 あの時だけの
光景

起きれば
カケラ中で眠る鍵
それを引き出しへ

窓開けて

現実の扉
開けて水をまく

空はいつもと同じ色




117 :Mana魔名:2009/08/27(木) 20:42:16 ID:6kJQ1VoH
秘めた欲望は、剥き出しの牙に貫かれて、紅く華やいでいた
密かに作った黒い翼で、熱の欠けた太陽の一点へ飛び立とう
のばした腕は凍り付き、感覚を失う感覚に、絶頂を感じるか
図らずも手にした躁鬱の中で、腹の中を蠢くもどかしさに悦
鑑賞用のトルソーに恋をした君の瞳に、僕の姿は見えるのか

118 :名前はいらない:2010/05/25(火) 22:22:09 ID:Y+/h6eRo
エロいっすね

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