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花・太陽・雨

1 :名前はいらない:2009/02/09(月) 09:50:16 ID:sPQ5fc9S
雑談・下ネタ・下品な言葉は禁止です。
荒れる原因になる書き込みは控えましょう。
雑談・下品な書き込みは荒らしと見なします。荒らしはスルーで。

詩の連続投稿OK

2 :  ◆UnderDv67M :2009/02/09(月) 19:17:21 ID:GOPbYnps
     ∧ ∧    今にも死に行く    ∧ ▲
    (・∀ ・)ノ    不幸なスレよ   ヽ(・∀ ・)
     (ヽ )                    (;;;;ノ)
.      <  >                     <  >




        ∧ ∧  我らが新しい  ∧ ▲
      ヽ(・∀ ・)ノ 命を授けよう ヽ(・∀ ・)ノ   
          (  )              (;;;; )
    ( ((  <  >            <  > )) )




        さぁ 生まれ変わるが良い

           ∧ ∧    .∧ ▲
         ヽ(・∀ ・)    (・∀ ・)ノ
            ( ノ)  .   (ヽ;; )
           <  >     <  >



              はぁ!!

            ∧ ∧   .∧ ▲
          ヽ(・∀ ・)ノヽ(・∀ ・)ノ
             (  )   (;;;; )
            <ω>   <ω>

3 :名前はいらない:2009/02/09(月) 20:04:46 ID:0UYUHmLE
ヘイ・『・・・』
何だか笑っていては ふと思い返して
甘い酒に そっと涙する

想い出を振り返るには まだ早過ぎるね

皆が あなたを 思っているんだ

ヘイ・『・・・』
あなたは 大切な人たちを1番に愛してやれ
と口癖の様に言うけど

それでも あなたが好きだから
2番目に最高に好きと言わせてくれないか

出会った時は ダサい恰好で笑いかける あいつ
別れの時は 憎まれ口で涙する あいつ
あなたの背中の重さに 涙こらえた 遠い日

私の冷たい身体を 暖かなハートで溶かすから
これからも優しい気持ちで どうか見守らせてくれないか

ヘイ・『・・・』
何か聞かせてよ 今日の夜は 星は綺麗だけど 肌寒い
あなたの話 とても面白いね
泣いたと思えば笑い 何だか忙しいけど

みんなが あなたを愛してる

ヘイ・心から捧げる

4 :名前はいらない:2009/02/11(水) 15:28:04 ID:C9WF+8Ev
留置所から死刑囚が脱獄した東京は
身を護るために一区を増やし
その一区はリゾート地を指す

リゾート地にはピンクのワニが徘徊し
落ちない飛行機は一機もない
謎無き謎が謎を呼ぶ

謎が無ければ存在する理由が無く
リゾート地も必要なく
一区も必要なく
つまり死刑囚も存在しない

東京なんて始めからなかった

5 :名前はいらない:2009/02/11(水) 15:31:18 ID:C9WF+8Ev
無敵のサッカークラブが
無敵の科学者に愛され
無敵のプロレスラーは
無敵の皮肉をはいて
無敵は嘘ばかり

探偵の探偵になりたかった
無敵の探偵になれるはずだった
リゾート地には繰り返される同じ光景があり
その繰り返される同じ光景は
気まぐれで再び繰り返されることになり
繰り返される光景の外側には常に繰り返される光景があり
つまり無敵の外側は無敵で覆われている

という嘘を暴けるのは探偵だけ
という嘘

6 :名前はいらない:2009/02/11(水) 15:36:49 ID:C9WF+8Ev
殺人鬼がいました
とても凄い殺人鬼です
彼は凄すぎて一人ぼっちでした
だから一人だけの王国を作りました
一人ぼっちすぎて一人ぼっち以外の世界を
理解することができなかったのです

彼の王国は東京にあります
東京の誰も名前を知らない最後の一区にあります
その最後の一区には誰も踏み込めません
あまりにも一人ぼっちの王国として
それは完成しすぎていました

こうして殺人鬼は殺人をやめました
殺人を無くした殺人鬼はただの鬼になって
東京の最後の一区で
今も膝を抱えてぼんやりする毎日です

とても平和です
そうです一人ぼっちの人間は
一人ぼっちならとても平和なのです

7 :名前はいらない:2009/02/11(水) 15:44:26 ID:C9WF+8Ev
世界を裏側から牛耳ってる偉大な車椅子の人
赤い部屋の人
顔が影に隠れて見えない人

井戸の底から復活してきました
おはようございます 
探偵です
探偵になりたかったもぬけの殻です

殺人鬼は居ます
相変わらず殺人をするので
警官に追われます
探偵にも追われます
車椅子の人はそれを傍観します

すべては自己責任ですね
ありとあらゆるものがあってそこにはなにもなかった
という詭弁をいまさら言い出したりはしないので
安心してください

この世のには
車椅子の人も
探偵も殺人鬼も警官もちゃんと居ます

彼らを殺す人も彼らに殺される人も
ちゃんと存在しているのです
ちゃんと存在している気がします

8 :名前はいらない:2009/02/11(水) 15:51:02 ID:C9WF+8Ev
奇妙なタクシー絶妙なタクシー堅実なタクシー
アナタの移動をアシストする
アナタの移動を高速でアシストする
時に出来事にアジャストしたりもする
巧妙でブレイクダンサーなタクシーが
東京中を静脈血のように流れています

それに乗ります
幸せです
個室です
移動する個室は思考の速度を高めます
少しタバコ臭いのが難点ですが
思考により結実する世界観が
ありとあらゆる障害をケプラーベストのように防ぎます

やがて実った果実は風に吹かれて地に落ちて
世界観はタクシーから排出され
東京という足元から広がる海に飲まれます
残念です
なぜなら海は種を飲み込んでしまいます
芽が芽吹くことはありません

なので今日もまたタクシーに乗ります
そうやって探しているのです
今日のラッキーカラーに相応しい黄色いタクシーを

9 :名前はいらない:2009/02/11(水) 21:34:04 ID:C9WF+8Ev
呼んでください
ベルボーイはベルで呼んでください
呼んでください
コメディアンが必要なら貴方のために駆けつけます
呼んでください
探偵のご入用はありませんか

読んでください
ダイヤルを回して謎を解く貴方だから
読んでください
意味はあります
読んでください
意味が無い世の中には意味ばかりが溢れています

素敵ですね
姿は見えないのですが笑い声ばかり聞こえます
素敵です
車椅子です対等です
素敵
プロレスラーの使い道を今考えています

プロレスは好きですか?
好きです
貴方はどうですか?
ミルマスカラス
響きはいかがですか?

10 :名前はいらない:2009/02/11(水) 21:37:17 ID:C9WF+8Ev
砂嵐の雑音をシフトしてやってきた
ヒーロー

後に探偵

探偵
殺人鬼が居たから
暫定的に探偵
探偵

役割の役割
生涯役割
役割人生
ありとあらゆる職業は役割

アイデンティティを支配する
ヒーロー
ではなく探偵
でもなく役割

存在は常に役割
役割はヒーロ
役割は殺人鬼
役割は探偵

あなたの役割はなんですか

11 :呼ばれた気がした ◆AI/////3TQ :2009/02/11(水) 22:56:47 ID:qeROa9ve
私の役割は 一人芝居の作家です

一人芝居の台本を書いた作家は
一人芝居の指揮を取る監督で
一人芝居の舞台で演じる主役で
一人芝居の主役に殺される悪人で
一人芝居の劇場の所有者で
一人芝居の惨劇を眺める観客です

一人芝居のタイトルは人生と名付けましょう

12 :名前はいらない:2009/02/13(金) 20:15:12 ID:KxMZwYmO

信用しなければ始まらないから
探偵を信用するところから始めよう

探偵を信用し
探偵の乗るビートルを信用し
探偵の乗るビートルがまたぐ
ホテルへ続く7マイルの蛇を信用する

探偵の持つスーツケースも信用しよう
探偵の持つスーツケースに入っているパンフレットも
信用しよう

パンフレットはホテルが発行している
ならホテルも信用しよう
ホテルが雇うベルボーイを信用し
ベルボーイが御用聞きを承る
ご婦人を信用する

同じようにホテルの客を信用し
飛行機に乗る彼らを
飛行機ともども信用する

13 :名前はいらない:2009/02/13(金) 20:15:57 ID:KxMZwYmO
やがて飛行機は墜落する
何度も何度も墜落する
墜落を信用し始める
何度も何度も始めを経験し
やがて信用は確信に変わる

墜落は確信され
飛行機は確信される
飛行機に乗る客も確信される

ご婦人もベルボーイもホテルもパンフレットも
スーツケースも7マイルもビートルも
探偵も確信され
信用は確信される

そういう揺るがない世界観に
わたしは生きている
わたしは探偵が始まりの世界に生きている

ここにはまだ
作家は存在しない
ここではまだ
作家は信用されない

14 :名前はいらない:2009/02/15(日) 12:41:35 ID:eun1uAYu
廃棄されたホテルは
ニューヨークの片隅にある
廃棄されたホテルには
笑うだけの姿の見えない姿があって

十年前に分解された孤独が
現世に生まれ変わって
現世の裏側には
笑うだけの姿の見えない姿がある

スーツを着ている
ここはスーツ男でなければ
スーツは十年前の分解から続く
歴史の一つで
それから

思い出す
フットボール好きの科学者が居て
あの科学者は客で
彼もフットボールと共に墜落したけれど
プロレスラーはどうだった

思い出す
緑の廊下と赤い廊下
緑の廊下には本が落ちていて
必要なかった気がする
求められてはいたけれど

笑うだけの姿の見えない姿に面倒くさくなって
変えられる姿を一切変えず
そのまま最後までやり通そうと
そういう決心をした気がする

思い出す
思い出せない思い出を今
思い出している

15 :名前はいらない:2009/02/15(日) 12:47:15 ID:eun1uAYu
本当の姿は車椅子で
あの赤い部屋の車椅子の人と
対等ではなかったけれど
車椅子に座り続けている

車椅子は殺し屋の席で
本当の姿が車椅子だから
殺し屋としての職業をまっとうしなければ
意識はあった

車椅子でなくなったとしても
たとえばテレビの向こう側に渡ったとしても
車椅子の思い出は近すぎて
どんな姿になっても
車椅子を求めてしまう

車椅子以外の席に座れば良いと
勧められても
車椅子以外の必要性が認められない

歳をとったとか
いまさら感とか
そういう感性的な話ではなく
運命なのではという生ぬるい疑問に
常に付きまとわれていて

だから姿の無い笑い声に笑い続けられるのだろうか
思い出そうとしている

16 :名前はいらない:2009/02/15(日) 12:51:04 ID:eun1uAYu
カツラの代わりにモップの乗せて
笑いをとるコメディアンと
割と真剣な話をした後
それから向かった行き先を忘れた

ヤンバルクイナが空を舞う
南国のリゾートホテルに居ることは分かっている
けれど
そこで何をしていたのか
そこで何をしようとしていたのか
思い出せない分けではない

探偵だから
謎を解きに来たのだ
探偵だから
謎を解くべきなのだ

探偵であることはハッキリしている
探偵の意識が身体を支配している以上
探偵は探偵として働くべきだ

誰のために
何のために
という迷いは一切無い

思い出も
思い出す必要も
一切無い

探偵はここにあって
それ以外なにもなかった
それでいいじゃないか

17 :名前はいらない:2009/02/15(日) 13:00:37 ID:eun1uAYu
アーミーズワンダーランドを
ワンダーラストする
太陽と
花と
雨と
それから広大な大地と
ビートルが走れる程度には
舗装された道路と
ヤンバルクイナと
艶かしい気温

呼吸をするたびに
そういった成分で構成された霧が
身体の中身を入れ替える
人格を入れ替える
開放的にする
閉鎖された漫画チックな空間が
上から塗りつぶす
南国色に

肌は小麦色に焼け
より健康的にはなるが
まあ暑い
南国だからね
噴水から勢いよく噴出す水が
頬を濡らして
味の違いを確かめてみたりすると
ふいに故郷がどこにあったのか
忘れてしまったりする

太陽の色も違うのだ
ここは
もちろん花の色も
雨の色も違う
匂いも
それらが放つ微細な振動の音も
手をかざし触れた感触も
気配も

思い出すことが億劫になっていまうぐらいに
ここは遠い
遠い世界のセンスオブワンダー

18 :名前はいらない:2009/02/16(月) 02:17:25 ID:WtcHnA3B
『虹色の月』

哀しみで濁った 透明な心を 妖雲は放って砕ける

月の光 夜空の匂い
季節を唄う 奇跡を願う

どうぞ あの人の足元に光を 優しさで見守る 腕には導く糸を

虹色に光る月
蒼く染める月
真っ白に包む月
鈍色に輝く月

優しく笑う 奇妙に笑う

閉じた瞳を湖に映して 五本の指で数える
地上を見つめ 風を想う

あの人に癒しを 穏やかな夢を
どうぞ 微笑みを 春のぬくもりを


19 :呼ばれた気がした ◆AI/////3TQ :2009/02/16(月) 21:48:24 ID:xeDDLd4b
『百日滔々の花園』

描かれた百日の園に
永久に枯れない花は咲き
約束された黄金の祝福を
その身に享受するのは唯一の人

掲げた杯に情怠を満たし
冠するは虚飾の潤い
暮れぬ日々の憩いに
唯一の飽食者は唄う

遊蕩の鳥が望んだ大空に
追い追われるまま費やされる
明けた日々の愛しさは
鍍金の薄さで誤魔化して

描かれた百日の園に
風にも揺れない花は咲き
約束された夢の終わりに
その身を滅ぼしたのは唯一の人

百日滔々と夢霞み
廃墟の理想主義者は唄う
地平に溶けた夕闇の一時にも
沈めた記憶がさざ鳴くなら

20 :名前はいらない:2009/02/17(火) 03:35:55 ID:IoVfeAuY
『蜜柑色の残像』

秋の気配に染まる 夕暮れの湖

取り残された面影は 時の流れを巡って 私の心を迎えに来る

今でも 時々 遠くを見つめる君が見える
だから あの人を想い続けるだろう

いつか記憶が砕けて この手で掬えなくなったら
砂や風や海が 空に描いてくれる日

そんな雪を待っている

21 :名前はいらない:2009/02/17(火) 13:22:10 ID:cgDzxRGo
眠り眠って
眠りは蘇り
眠りの奥から
やがて眠りを妨げる
居眠りのような世界がやってくる

ペンネンネンネン・ネネムの伝記
をひもとく機会がやってきた
均等に与えられる
ネネムの続き
眠りの終り

22 :名前はいらない:2009/02/17(火) 13:27:26 ID:cgDzxRGo
花言葉を忘れたまま
それでも花を摘む
花に込められた心はある
貴女のために届けたい
心はいつだって花とともにある

雨が降らない
雨が降れば
たまに心が溺れることもあり
あふれた心が涙に変わることもある
けれどここには
雨が降らない

太陽ばかりが
太陽ばかりが笑っていて
太陽が憎たらしくはなるけれど
それでも愛している
愛している
花を摘む心のように
太陽を愛している

土台言えやしないのだ
南国のような世界では
太陽が西のほうに傾きながら
東には雨が降っている
花は二つの表情を備え
摘まれるのをただ待っている

その隙間を縫っていくビートルの
心と同じだけの周期を奏でる振動が
再び花言葉を思い出させることを
忘れさせるのだ

23 :1 no:2009/02/20(金) 22:56:54 ID:fLf9us7z
こちらの 砂の大地に チューリップが
ひっそりと 咲きました

カラスはチューリップ目掛けて飛び掛り
花びらをすべて散らしてしまいました

あちらの 砂の大地に サルビアが
たくさんたくさん 咲きました

鳩はそのサルビアの美しさに見とれて
しまいました

もっとたくさんたくさん咲くように
周りの石ころをどけてあげようと
思いました

どれぐらいの石ころを運んだだろうか
日は傾き空は薄っすら紫色に変化して
来た頃 三羽のカラスが鳩に向かって
襲い掛かり 遠くへとおくへ
持ち去ってしまいました

乾いた風がサルビアの花をそっと揺らしました

24 :生き急ぐ:2009/02/26(木) 15:18:20 ID:h9n4YqSv

ある村にとても正直な青年がおりまして、
青年はある日、とても奇麗な靴を拾いまして、
その靴を大事に家に持ち帰りました。

その数日後、塀の上からすすり泣く声が聞こえまして、
顔をあげるとそこにはなんとも美しい天使。
真っ白な羽根に色白の肌。
頬を滑り落ちる綺麗な涙。

あまりの美しさに見とれていたが、
泣く姿が痛々しく。

『どうしたんだ?』

尋ねてみれば美しい声で、

『片方の靴がなくて還れないの』


天使の足元を見れば片方裸足。
青年が拾った靴は天使の失くした靴でした。

『私の靴、知りませんか?』




『知りません』




すがるような瞳に心を痛めたが、
この美しい天使を還らせたくなかった。




青年は初めて嘘をつきました。

25 :名前はいらない:2009/02/26(木) 17:46:45 ID:tt/4KBfK
紫大納言だね

26 :名前はいらない:2009/02/26(木) 17:51:20 ID:tt/4KBfK
というか羽衣伝説

27 :Mana魔名:2009/02/28(土) 03:31:19 ID:l/fcy4zL
水中花の香りは、薄められたミルクの味がして、戸惑いを隠せず
胸に咲き乱れた向日葵が、首を優しくシメつけて、一瞬見える花畑
甚だくだらない夜に、大衆がヤルことは一つ、酔いどれの火遊び
長く太い人生を送りたいと願う 王者の星の下で生まれたかった
青い陽炎が揺れる真夏の夜だ 今夜も眠れずに朝を迎えるのだろう
娑婆に卒塔婆、耳に蛸壺、沙羅双樹の下で貴方と私で悟りを得たい
空に降る雨は奇跡の感触で、風の色が匂う朝焼けに、猫が喉鳴らし
枯れる前に触れ、通り雨のような胸騒ぎに、貴方と私は死を思う
黒い雨の記憶は薄れ、無差別の攻撃は全方位 来々世はどっちだ

28 :http://www.358141003299864.2ch.net/:2009/03/28(土) 23:35:18 ID:hwvW81Xm
guest/guest

29 :名前はいらない:2009/04/04(土) 22:35:33 ID:13//5Nr5
よくわかんないけど須田スレ?

30 :名前はいらない:2009/04/05(日) 23:52:04 ID:jTLEjl4G
誰それ?

31 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/04(月) 00:39:04 ID:sHWony3A
トーストを食べる
茶色の肌にマーガリンを塗り
雪原の艶を持たせた上に
ブルーベリージャムを塗って食べる
これで空腹が満たされるのだと言うと
マリー・アントワネットの物言いだなと
物言わぬ人形が語りかけてくる
古い手製の編み細工
篭の鳥を部屋に放ち
一時間ほどで篭を洗う
空腹はますます飢えると訴えるのは
壁に掛かった自筆線描画の旧作
水晶球から首を出し
よじ登って外へ出ると
あらゆる壁と床と柱と天井にこう書かれていた
「幸いなるかな」

32 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/05(火) 03:51:00 ID:7biM54tz
「林」

「もういいよ」
樹林に響く声
途端に蝙蝠が散る
落ち葉に化けて身を伏せていた蝙蝠
俺に連ならない文字群
林の虚空を食い荒らす
その膨大な「他」の気配に取り巻かれ
俺は叫び声を上げる
濃く無数の黒い影
それらは瞬く間に空へと昇る
カクレンボなのか
拒絶意思の一言なのか
先の「もういいよ」という響き
鋭く残って両手に耳を塞がせる

33 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/06(水) 02:17:00 ID:E6yykQoJ
歌う花を刺す小川のせせらぎ
水の流れは遠目にきらめき
傍では澄んで川床を映し
景色を豊かに押し流す
子鹿が親鹿にすり寄る岸辺
草を食む旅人の靴音さえも優しい
雀がチュンチュン啼いている
家鴨がガーガー啼いている
ぼくがうごくとこれらすべてがそのうごきをとめ
ふぉるむとうごきのすべてをかたくしてやがてしにたえる




タイトル「処理落ち」

34 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/08(金) 22:29:51 ID:RVdjvL4R
「子供と夜の絵本」

星の光が夜空に流れて冷たいバニラの上に落ち
絵本にある世界へと子供を導く
表情の浮いた暗闇は真っ赤なドアの向こうに広がり
眠りの中ぴんと張り詰めた覚醒を静謐まで送る
甘みは溶けて見えない破片
空気は透き通るピアノ線
切り裂かれた空が毀れる光を満天より注ぎ
星々の墜落による甘みを伝え
絵本にある世界へともう一度子供を導く

35 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/08(金) 22:38:56 ID:RVdjvL4R
いまいち

36 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/08(金) 22:59:01 ID:RVdjvL4R
「永久落日機関」

陽光の中に座を占めるタイガー戦車は東から上り西に沈む
もうずっとそんなことを繰り返している
天主は何を考えているのか
東へ西への行軍ばかりを僕らに見せる
アフリカ辺りのタイガー戦車は沈む間際に
装甲を赤く溶かして炎上するのだという
乗り手の血の色さえ夕空に流れるそうだ

37 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/08(金) 23:29:48 ID:RVdjvL4R
「結えない経路」

鉛筆を越えて
ポテトチップスの空き袋に足を止める
机上散策路
黒ダイヤの目をした何かを連れた
木彫りの人形と会釈し合う
イヤホンケーブルのうねりを渡り
髭剃りに名前を刻んだ

38 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/08(金) 23:40:44 ID:RVdjvL4R
「庭」

空しくなるまで溶ける角氷
音を上げて消える湯気
かき集めてプールを作り
見えない部屋からスロープを敷く

39 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/13(水) 01:44:22 ID:kibEGVsy
「立木」

燦々日照りは土を割り
水気を吸い上げかげろうを生む
萎びた腕に舌なめずる音を上げよう
ひび割れた口に呼気を宿そう
風が吹けば丈高い草が唄う
緑樹の上に白い雲
俺はその陰に安らいで

40 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/13(水) 01:47:27 ID:kibEGVsy
キモい

41 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/13(水) 02:08:36 ID:kibEGVsy
「流転」

インクを零すと紙片の上に青空が広がった
定規で掻くと雨雲になった
歪めて雷雨を描き出し
雨滴を集めて煙を立てる
汽車を下に描き加え
ページを破って紙屑を作り出す

42 :めいどう ◆plpEJpnx3w :2009/05/13(水) 17:28:19 ID:w3DG2eAi
本当にキモい

どうしよう

43 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/14(木) 00:39:06 ID:Z3Om8Zvy
ぶっとい注射してもらうしかないな

44 :名前はいらない:2009/05/14(木) 22:21:08 ID:kIuWZtU4
誰かが太陽を望めずに
しかもその目を光にさらせずにいたなら
ずっと夜は深く、ずっと明けないでほしい
雨の冷たさが花を育て
その匂いに包まれた幸せをどうか感じてほしい
しかし、その人は太陽を求め
常闇の世界に満足してはいない
心はいつも暗がりをさ迷い
雨でできた水溜まりに足を浸ける
好きな花は太陽に育まれ
やがて芳しい香を放つことだろう
だから明けなければならない
夜を欲するものが多くいたとしても
誰かのために、もう明けなければならないのだ

45 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/15(金) 00:03:44 ID:SU6m5M5+
「愚者」

夜明けの姿を思い描くには闇夜を見据える必要があり
僕には人の闇夜が分からなかった
人の闇夜が分からないのが僕の闇夜なのかもしれず
しかしそんなことには頓着せずに
僕の朝は明けていく
降る雨は冷たさを与え
暗い五感を僅かに潤す
僕は暗愚
その自覚ゆえに夜を欲す
恵みを得ることなく干からびた腕は血管に渇きを走らせつつも
渇きをこそ光と仰いで迷走を重ね
ついには花に触れるに至る
ただし
それを
散らす者として

46 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/15(金) 23:49:34 ID:SU6m5M5+
「にんじん」

鬼の角を血に浸し
ふやかしたようなにんじん
甘みは地獄のまろやかさ
にんじん

47 :名前はいらない:2009/05/16(土) 16:48:17 ID:SBggdeSZ


見せつけられた
相手は見せつけた訳でなく
見せつけられた

その姿は以前の僕
知らずして見せつけていた
相手は見て知っていたのに

そのこから見せつけられた
その姿は以前の僕

綺麗事ばかり並べて
相手の気持ち無視して来た知らずして
微か過ぎるよに気付きながら

返って来るものさ
自ら受けたく無き行為
与えていたなら
注意すれば
気付いてきたはず


答えは=の隣へと現れず
ひょんな時 場所へ顕れる
見せつけられた
何て浅はかなつまらない見方発想

見せつけてきた仕返しみたいに映ったのか

それは仕返しでも何でもなく年相応の当然として迎える姿だというのに

幼な若い者もいつしか誰しもが親になる過程歩む
その姿



48 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/16(土) 23:44:22 ID:0xVAhtlf
「トマト」

水気を弾く艶やかな朱の皮
かぶりつくと酸っぱい

49 :めいどう ◆plpEJpnx3w :2009/05/16(土) 23:47:57 ID:MyYM/2Fs
「トマト」

その酸味は太陽の輝き
豊穣な大地が我々に与えた赤い水滴

50 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/17(日) 00:11:11 ID:T2enu8zv
「レモン」

爆弾に凝らせられた故事からか
美しく思うのは電子レンジに働く機能
一定時間熱するだけでレンジ機内部の汚れを剥離して
拭き取りを容易にするのだそうだ

51 :めいどう ◆plpEJpnx3w :2009/05/17(日) 00:17:28 ID:m2D8+3Pp
「レモン」

そうね
本屋に置き忘れられた檸檬を
そっと手に取り齧ると誰かの作為の薫り

52 :名前はいらない:2009/05/17(日) 20:09:37 ID:54ygOqEq
「葡萄」

訳ありの誘いなのでしょう
だってあなた不自然に手を気にしちゃって
汚れているなら洗えばいいのに
あなた好きなのね
ほらもういい頃合いよ

53 :名前はいらない:2009/05/17(日) 21:54:49 ID:dCiYv2Is


忘却列車
乗るうちいつしか
忘れる事無き
想い抱いて
その
窓辺から
あの頃のような虹をと
虹を待つ
亡命者となりました




54 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/17(日) 23:14:31 ID:T2enu8zv
「」



55 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/19(火) 01:37:45 ID:V0ivYTW/
「虹」

空色の涙に滲むテーブルを見つけたなら
僕は指でなぞりましょう
拭うように触れるように引いた軌跡は
あとかたなく雨の滴にさらわれて
いつかその目に帰るでしょう
拭った、触れたこの指の感触をもしも涙が宿すなら
雨上がりの空にあなたは虹を見るでしょうか

56 :名前はいらない:2009/05/19(火) 03:44:15 ID:TbecZvO7
『虚無』

窓を見下ろせば 灰色の雲が廃墟の街を包み
モノクロームの日々が ゆっくりと過ぎていく
溜息を漏らし 唾を吐く 何でもよかった どうでもよかった

硝子の君を見た 壊れそうな背中で 片隅に消えて行った

綺麗とか美しいとか 今はどうでもよくて

少しだけ見えた横顔で吸った 煙草の煙の様な はかない君を見た


57 :>>20:2009/05/19(火) 04:14:13 ID:TbecZvO7
『蜜柑色の残像』

秋の涙が零れる 夕暮れの湖

あの頃の残像は 時の流れを巡って 身体の中に
心の中に あの人を連れて 涙と共に 私を迎えにくる

ずっと胸に遺る
手が届かない セピアと大切な人たちの日々

優しい手で包み込み 抱きしめ
暖かな太陽がある 湖の中で 護りたかった

辛いなら 全てを終わらして眠ればよかったのに

君の言葉も涙も凍る 冬の夕日は消えそうで
みかん色の光りは セピアになり続ける 街を見ていた

58 :名前はいらない:2009/05/19(火) 23:58:25 ID:xoZJLRP5


傘の色
揺らし祭り過ぎた
雨中の祭り
見えなかった
誰なのか
マリン
グリーン

レモン
くるくる過ぎて
傘祭り
見えない
透明な傘なか似てるから
声かけた
違う声
そのうち
宙へ星隠した闇夜なかの雨
傘さしたのか
濡れたのか解らない
還り路
通り過ぎすれ違う声
似ていて
哀しくなり
傘さした
雨は
止んだというのに



59 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/20(水) 01:41:35 ID:UNrTlYWG
鉄のカーテンに白いチョークで「未知数」と書き付ける

60 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/20(水) 01:51:51 ID:UNrTlYWG
「藤棚」

パンダの寝そべるコンクリ床に
ひびを入れて木の芽が吹いた
客がファインダー越しに着目するのは
赤ん坊が幼い双葉で遊び始めたためだ
在るだけで特に何も言われることのない植物は
例えば毛虫に憑かれることもない
子供の頃の小学校では
藤棚でよく小さな騒ぎが起こった

61 :めいどう ◆plpEJpnx3w :2009/05/23(土) 11:27:29 ID:ixI/Nmj0
虚数なら、それを愛と呼ぼう

62 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/24(日) 01:30:36 ID:zjyJ5duG
「斜陽」

西日の目覚めは髪を焼き
尾を引くまどろみと釣り合いを取るように
塞がれた肺に淀みを起こす
常に不如意な脳と四肢に
無力な意思が対峙する
茜色の空が見せる分水嶺
零れる全ては夢と現の体内に在り
邂逅を迎えて夕景に滲む

63 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/25(月) 00:50:52 ID:t8BOIspu
「黎明」

泥土に垂れたくちなわの死骸のように
影に呑まれて仰ぎ見る黎明
幾つもの死骸が雑魚寝しながら
泥の干からびるのを待っている

64 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/26(火) 01:28:54 ID:41MoqZwd
「青空」

紺碧の宿は無数にあって
焦点は遍く全て
至るところにある屋根の下
息をつく

65 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/26(火) 01:36:56 ID:41MoqZwd
「星空」

白いシーツの語り手は
夢の中に語り掛ける
数多の星を兆しとするなら
夜風の透き通る手がシーツの上に運ぶ

66 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/28(木) 03:39:15 ID:nehtcbUe
「その日を生きるごとの歌」

するめが歯に挟まるから
今日は五月の大凶の日
空行く小鳥はパタパタと落ち
誰かが誰かと結ばれる
軍馬に蹴られた平日
溌剌となどしていられない
めざましい怠慢の大解放日

67 :めいどう ◆plpEJpnx3w :2009/05/28(木) 19:11:40 ID:b58BwSZh
「星空」

自転車に跳ね飛ばされた水溜りから弾ける
水滴のような星々が
白昼の空に

とお茶を濁しても駄目ですか

お茶を濁したような泥水はタイヤに跳ね飛ばされ
邪悪な輝きを放ちながら
今 シーツに

ごめんなさい


68 :めいどう ◆plpEJpnx3w :2009/05/28(木) 19:13:27 ID:b58BwSZh
「青空」

お茶を飲んで一息ついたら
積乱雲登山に出かけよう

夏は近い

69 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/29(金) 00:59:44 ID:Km55MSff
「炎天下」

陽炎が勢威を増すに伴い
地面が汗を噴く
視界に染み出す蒸気の中で
ゆらゆら揺れる灼熱地獄

おかしい
PCの動作がおかしい
すぐ固まる
起動しないこともしばしばだ
去年パーツを交換したのに
また故障しかけている
今夏は越えられるのだろうか
保障期間は過ぎている

70 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/29(金) 01:13:52 ID:Km55MSff
「氷点下」

固まる世界を嘲るように北風が吹く
木々の枯れ枝は鋭く尖り
ますます震え
銀化粧の下の窓辺でスープを啜る

71 :名前はいらない:2009/05/29(金) 10:40:12 ID:SJsflxae

靴を履いてまたがって
自転車コキコキ朝の路
右に隠れた寿司屋があり
左に萎びた散髪屋を過ぎる
後ろにつぶれた玩具屋を見て
前に懐かしい駄菓子屋を探す
見上げた雲には心しかない
見下げ果てた心しかない

気分を整え海に行く
潮の流れに魚はいない
遥か彼方に船しかいない
右に佇む煙突たちと
左に寝そべる錆びた橋
後ろを見れば長い路
前をたどれば遠い路
見上げた空には雲もない
汚れた靴には名前もない

72 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/30(土) 04:04:52 ID:hkpC3LWr
「崖」

県道沿いのガードレールに花束が供えられていて
拝むように遠ざける
多発地帯には幽霊が居るとかの不謹慎な話を聞いて
また霊能者とかが吹聴しているだけではないのかと
思いながらも花束に警戒の念を上乗せする
死者がそこに居るのであるなら
きっと無数のドライバーに嫌われて
あの世の旅路も散々でしょうな

73 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/31(日) 02:10:07 ID:JCI9/jpn
「怪」

経年劣化で首落下
ということはないと思うけど
あれば修理に出せそうで
どちらかというと楽しい夢想
かもしれないのに

人の手が自分の首に掛かると思うと
途端に嫌で堪らない

74 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/31(日) 02:22:51 ID:JCI9/jpn
「紫陽花」

「今に剥がれて白くなる」
呟く男が雨の中

75 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/05/31(日) 18:44:46 ID:JCI9/jpn
「日曜日」

今日も今日とて
布団の中の日曜日
窓を隔てて澄み切った青空は
地平に等しく日差しを注ぎ

76 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/01(月) 23:48:41 ID:itdHmEaI
「画人」

山水画に月を掛け
朝もやを描き足す
拭い去れない景観は
朝と夜の混淆に潜み

私の非力な絵筆にも
私の愚鈍な眼にも
等しくのしかかる水を吸った毛布のように
また置き捨てられた死骸のように

77 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/02(火) 00:09:39 ID:0b6a+5bH
何てナイーブな詩

78 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/02(火) 00:49:45 ID:0b6a+5bH
「詩人」

泥沼の底に竿を挿すには
うぬぼれの針がよく効く

79 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/02(火) 01:55:27 ID:0b6a+5bH
「詩人」

ここのところずっと、詩文中に「滲む」とかその系統の描写が多い
心象が「滲んでいる」のだろうかと思う
詩人って言葉は古今の文学作品を見れば
輝かしい尊称として扱われているのが分かる
他称としていつも高いテンションを内包している
称号に生きる人は苦手だけど
それを苦手に思う自分を苦手に思うこともなくもない
花が咲くと精密な小鳥が詩句になって羽ばたくのだし
太陽が照ると温雅なリズムで土が歌う
雨が降れば水溜りは豊潤な地下水を忍ばせている
この三種は多分自明の理屈
不必要な鼻息は鍵盤の打鍵音によく似ているけども
もしかすると隠れたハミングに昇華しうる
書かない時は常に生身を外気に晒されている


80 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/03(水) 23:43:47 ID:UxUVy0I4
「特殊詩人」

特殊詩人という人がもし生まれればと考えてみた
外界との深い深いズレを持ち
ズレの深さへの明敏な意識に特化した詩人
いわゆる特殊漫画家に近い位置に立つ作家の本では
花輪和一が五冊山野一が一冊と山田花子が一冊ある
うち、山田花子はまだ読んでいないけど
前二者は強烈に断言する視点を作中に鏤めながら
主体はあくまでその断言を聞かされる視点に身を置いているような気がする
ので特殊詩人も恐らくそうなのではと思う
でも感応するだけで一流を立てるのは難しいのだと思う
ズレはそれ単体で成り立たないからズレなのだし
ズレを単体で成り立たせない世界にこそ特殊詩人の面白みと特色を生むエグみと情感の素材があるからだ
つまり天才的言語感覚だけでは特殊詩人は生まれない
ズレの表現に長けても特殊詩人は生まれない
詩の場合は単声記述的にはもしかして自閉的に気が狂うことが一番の早道なのではと思う
頭の中のイノセントな世界と遊ぶとか
何にせよズレを見つけて身を潜めるのが特殊稼業の始発点なんじゃないかという気がする
子供が押入れで安堵するように
それから強烈な断言を聞かされる視点を保つ態度には好奇心と暗中の試行錯誤が求められそうなので
知的な人との親和性が高いだろうなと思う

81 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/04(木) 00:31:11 ID:f9Zagf2T
エグい表現は苦手だし
俺が特殊詩人について語るのは不遜だと思うけど
ひょっとすると突き抜けた誠実さが自分から遠ざかるのを見ていかざるを得ないのかもしれない過程では
ズレの中で断言を聞かされる視点に身を置いてきた知性から生まれる表現は
俺にとって救いでもあり希望でもあるのだと思う
多分それが特殊詩人の効能で
>面白みと特色を生むエグみと情感
こういうことが
>ズレの中で断言を聞かされる視点に身を置いてきた知性から生まれる表現
これを離れた時に
特殊詩人は特殊詩人でなくなるのだと思う

82 :名前はいらない:2009/06/04(木) 14:49:46 ID:3yVzTmAt
頭の中がワサワサしてきた

83 :めいどう ◆plpEJpnx3w :2009/06/04(木) 20:19:56 ID:zIzd6Tl2
「じゃがいも」

思い出すことは
まだ死んでいない過去を
過去ですらない過去を
養分にして実る
じゃがいもに似ている

馬鈴薯の花は美しい


84 :名前はいらない:2009/06/05(金) 05:37:36 ID:0lJXGbp0
ぽつぽつと雨が 鼻の上に落ちてくる
傘を開き 私は あなたに愛に行く

どうしてだろう あなたの事を色々と思い出して
こっちを見てる 真剣な眼差しに 優しさを覚えてる
ときめきとか情熱とか 似合わない恋だけど
ふと思い出した時に 温かくなる気持ち 逢いたくなる気持ち

ふわふわと揺れながら

ゆっくり流れる 時を刻んだ やわらかい時に 愛に行く

何となく惹かれるあなた

85 :名前はいらない:2009/06/06(土) 01:39:32 ID:0s0CZwQ1
生きる空に墜ちる飛行機雲
何百と血を吸い取った大地
子供が笑う
霊能者が解説する
料理が運ばれる
料理が運ばれる
料理が運ばれる
美しい足跡が続く
点々と空に繋がる
俺が魅入る傍で子供が笑う
俺が哀しむ傍で料理が運ばれる
永遠に喰ってろ!
リモコンを空に投げる

86 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/06(土) 01:56:59 ID:YsOkS1+F
「じゃがいも」

痩せた土地にも実る芋
厳寒の地から南国まで
種蒔きからの長い時間に
根を伸ばして飢餓とため息を吸い
明るい黄色に光る粒子を皮下に実らせ

87 :名前はいらない:2009/06/06(土) 16:42:40 ID:G0aYkKfP
「青鞜」

黄金の実をひとくち齧り
齧れば楽園を追放された
甘酸っぱい香り

骨の一本は女なのよ
と豊穣の大地は
肋骨のように
耕される

契約は
再び成立された
今はひたすら空に満ちる
太陽

88 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/07(日) 20:53:26 ID:0yOQkOx8
「オレンジの切り口」

瑞々しさに思いを馳せるのは
なま物と過ごしてきたからか
果皮の無味に潜むなま物へ
執着が嗅覚を走らせ
切り口に瑞々しさを探す

89 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/14(日) 23:23:35 ID:qHGy9EhJ
「布団」

「淫売のよう」に命を食って
布団に潜ると硬い四肢のお出迎え
自分の手足じゃないようで
何かに取られて眠りからさえ見放されていくようで
一時間、二時間
焦りばかり
西島大介の「凹村戦争」を読んだ
珍しいほどの気晴らし

「今聞いても」
「今見ても」
「今知っても」
と思うこと頻り
懐かしい世界の
見知らぬ姿の物語が随所にあるため

「淫売のよう」に時間が命を貪って
時間に取られて眠りからさえ見放されていくようで
時間に焦り
時間に傷つき
これでは俺は一生ナーバスだろう

眠りに就くコツは
先に手足を眠らせること
実践は面倒になる
時間に自我を喰われている場合には

少し前に浜辺の夢を見た
家の近所にある海を伝って
そこにない遠浅の砂浜へ行った
今でも時々見ているような気がするのは
寝覚めの悪くない朝に
見ていた夢を覚えていないせいだ

90 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/15(月) 00:25:21 ID:sl2vR0B7
もっと良い詩が書きたい

91 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/15(月) 00:37:17 ID:sl2vR0B7
書けなくなったら消えるかな
何日か前、文学極道に投稿して
目も当てられなくて消してしまった
書ける内はそんな感じかもしれない
大上段で書くとどこが良いのか分からなくなる
一週間も掛けたのに

「煎餅」

カリッと炸裂する咀嚼音


92 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/15(月) 00:58:37 ID:sl2vR0B7
だから自分の書いた詩を忘れる

「乳牛」

剥離した皮膜の透明に
牛のシルエットを近づける
白色に満ちた器
たゆたう液体

93 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/15(月) 01:31:06 ID:sl2vR0B7
関係ないけど師匠シリーズって面白いな
これから読む人が羨ましい

「龍」

夥しいほどに煌めく鱗は
空をうねりながら漂う

94 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/18(木) 01:44:53 ID:aBb9+zpn
「熱気球」

大きく膨らんでいく
浮いて上っていく

95 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/18(木) 02:28:06 ID:aBb9+zpn
「悲嘆」

二年位前から
俺はバルンガ病の治療中です
危険を強く自覚していたので集中治療室に入っていたけど
その甲斐もなく病状は悪化の一途を辿り
今では面会謝絶レベルです
この病気の酷いのは
無意識レベルで症状を広めたがることと
同病の士と語らうことも出来ないことです
孤独なのです

96 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/18(木) 02:31:47 ID:aBb9+zpn
もう治らないでしょう
自分のことだから分かるというか
そもそも治る病気ではないみたいです

97 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/21(日) 02:08:48 ID:jiOJ0Gah
「蝉」

アイドルグループの作詞なんかしてみたいですね
と言うのは喋りの尾鰭の部分で
聞き手はああ、とあいまいな相槌を打ち
すぐにも別の喋りに紛れる

98 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/22(月) 01:51:44 ID:2NLWZii8
「蝙蝠」

深夜のテーブルに着いて
公園では花火やボール遊びをしており
手帳を開いて
発表しない短歌を書いた

少し遅く
少し空いた電車の中でも
手帳を開いて
発表しない短歌を書いた

発表しない詩歌の世界
鎖のように無数に伸びて
視野を様々にロックする

次々と
夥しいほど響く鍵音

夜な夜な鍵音を聞く
鍵のない戸外に鍵音を聞く

視野に伸びる無数の鎖
様々に掛かる錠前の音


99 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/22(月) 02:29:09 ID:2NLWZii8
ちょっとセンスがアレかもしれない>>98

100 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/22(月) 02:47:11 ID:2NLWZii8
鍵音は良いです
凄まじく心が洗われます

101 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/24(水) 22:02:32 ID:xFnXNCTx
少し前に蛇儀礼という本を読みました
岩波文庫の近刊です。面白かったです

102 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/25(木) 23:51:26 ID:IhSrOEpt
「ふえるワカメちゃん」

俺もそろそろ頭髪を気にする年になった
幸い生え際の衰えも
抜け毛やボリュームの減少も
気がつく範囲では見られない
気にする外見ではないと言いつつ
本音を言えばやはり気になる

103 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/26(金) 00:11:58 ID:UMzb34SN
以下フィクション

ごそっと抜けた髪を握って
芸も無く
例の松田優作のモノマネをした
「なんじゃこりゃあああああ」
誂たように俺はGパンを穿いていて
洗面所の鏡には
血を噴くような悲愴味を帯びた
俺の顔が映っていた

104 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/26(金) 00:18:48 ID:UMzb34SN
さらに続く

「つるっぱげ」と言われないように
帽子を探したけれど
部屋には中学生の頃に買った
よれよれの変な帽子しかなかった
ノッポさんがピクニックで被りそうな帽子だ
これは頭を隠す以外の用途に
使えそうにないなと思った

105 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/26(金) 00:24:41 ID:UMzb34SN
さらに続く

暑さの中で
朦朧として夢と現の境が不明瞭だった
それでも外気に触れたことで
夢ではないことが少しずつ分かってきた
「現実なんだ」と思った
凄まじい重圧を感じたし
泣きそうだったし
通行人に
声を限りにぶちまけてしまいそうだった
「どうして俺なんだ」と
「この頭を見てくれ」と

106 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/26(金) 00:35:41 ID:UMzb34SN
さらに続く

我慢してファミレスへ入った
冷房が効いて
静かで
席に着くと俺は放心した
窓を見ると
窓の外は平和だった
晴れの日の昼下がりだった
植樹は風に揺れていた
俺は泣きそうになった
放心したくらいで逃げられるわけなんてないので
心の中で
ずっと
「いいことあるさ♪いいことあるさ♪」と繰り返した

107 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/26(金) 00:42:55 ID:UMzb34SN
ここまで書いて
面倒になってしまいました
ラストはかいつまんで説明します

ファミレスで俺が放心していると
新たに客が入ってきます
その客が希代の増毛博士で
秘伝の増毛剤を持っていて
めでたしです

108 :さみだれ ◆n.DUTbwJIc :2009/06/29(月) 20:32:23 ID:5mQbSiV4
彼女は帰らない
下向きになった森の中
突っ立っている

迎えの車に
積まれた花束
鮮やかに彼女を誘う

ライトが眩しい
それも一瞬さ
どこかへ去っていく

彼女は帰らない
胸を張る太陽が
頬を撫でてもなお
そこに突っ立っている

109 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/06/30(火) 00:21:24 ID:KjHetr/0
「vacation」

空色の壁を穿って夜汽車が走る
カーブでいつも雨が降る
汽笛を鳴らして蒸気を炊いて
進む傍らに鉄道員

眩く照らすライトの中に
帽子のつばを目深に下ろす
影がぐいんと捻じ曲がり
ぐいんと伸びて闇に消える

騒音を縫って静寂が入り込む
騒音を越えるものが無音であるはずもなく
食堂車に頬杖を突く女性は
無音でない静寂を振り返る

さてさて併走する車両
明るい車内に風を通して
BGMは淀みなく流れ
汽車に軽くクラクションを鳴らす

110 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/07/05(日) 00:35:24 ID:qrFMuhTd
田中ロミオって盛りのついた座敷犬みたいで受け付けないんだけど
ちょうど心の底からの正直な嫌悪感・不快感と切り離せないドストエフスキーみたいに
周りをぐるぐる回ってちょっとずつ要素を掘り下げることをこっちに求めてくる
最新鋭のキャラクター創造法とかドラマの凝縮とか色々とすっげぇすっげぇというところを抽出できるけど
何をどういう筋道で考えようともどうせ最終的には盛りのついた座敷犬しか待ってないんだろうなと思ってる
何か「標準的青少年の提示」つって青少年の「標準的チンポ長」を出されたような気分になる

もしかしてあれは「標準的青少年の提示」つって青少年の「標準的チンポ長」を出してきてるってことなのか
希代のチンポ博士なのか、そうなのか、というのが今の俺の田中ロミオ考の到達地点で
じゃあ女性主人公なら若い女性の標準的マンコ径を前景に出してくるんだろうとか思う

フィクション中にある人間分析とかは益体もないのかもしれないな、と思う

111 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/07/05(日) 00:48:11 ID:qrFMuhTd
人間分析っていうか未だに前衛が嫌いなんだと思う
でもこの前衛って言葉の意味はほぼ間違いなく俺にしか分からないから違う言葉が必要です
嫌いと言えば春日武彦の顔写真をネットで拾って
あまりにも理不尽な髪型だと思った
よかった
あれで超絶イケメンとかだったら俺が悪い奴みたいな気分になるとこだった

112 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/07/05(日) 02:12:40 ID:qrFMuhTd
「つつじ」

彷徨うように雨

113 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/07/05(日) 02:31:50 ID:qrFMuhTd
「つつじ」

彷徨うように
雨の中に咲いている
傘を差して行けども行けども
妖しい花が赤に雨滴を乗せている
暗い雲の下に落ちた傘の影
雨音が生気を遮って
濡れた土の上に葉がふるえている
枝振りの先をカタツムリが這い
静寂の意を強めさせ
つつじは咲いていた

114 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/07/06(月) 01:08:13 ID:YvnpnrT1
「大王イカ」

大海原八つ裂き

115 :花・太陽・月 ◆lnOGBMU1u. :2009/07/08(水) 02:29:26 ID:KZ8ZZq2Y
時代を超えて 巡り逢えたあなたがいた
止まって閉まっていた 全て あの日連れて行ってくれたね

今では 同じ街の片隅で あなたを近くに感じてる

寄り添う 似た者同士の気持ちがあれば 手を繋いでいける
それだけで 何色にでも変われるから

長い時間の中で あなたに恋をする 心を動かされて やがて愛になる


いつか来る別れの時 ここからは永遠のさよならだ

この身体に住み着いた あなたの声や可愛い仕種


116 :19 ◆gwnULb/9mw :2009/07/08(水) 03:29:20 ID:13xg50aS
「傘」

人込みの中
傘を差すのは煩わしいので
なるべくなら降らなければいいと思っていると
局所豪雨がやってきて
ささやかな望みを粉微塵にしていく
駅ではおっさんが
畳んだ傘を横にして
武士のように脇に抱えて振り抜いている
危なかしい
駅舎を出ると
往来は傘差す人で満ちていて

117 :名前はいらない:2009/07/08(水) 04:25:53 ID:KZ8ZZq2Y
太陽に憧れて近付いた

鮮やかなオレンジ色に見取れていた

暖かな日差しに癒されて 熱い気持ちに 焼け落ちていく

ずっと傍で 遠くで 恋焦がれて咲いていたい

幸福を魅せつけて 熔けてしまいたい 腕の中で

118 :花・太陽・月 ◆lnOGBMU1u. :2009/07/11(土) 03:29:49 ID:JSBBb8U/
お花が好き

優しい気持ちになれるから

誰かに想いを届けられるから

笑って欲しい人に
ひとときの小さな幸福を
この手に乗せて届けたい

大切な君に 特別な言葉を伝えたい

鮮やかな色に 静かに萌える優しさを抱きしめて


119 :花・太陽・月 ◆lnOGBMU1u. :2009/07/16(木) 01:26:54 ID:caobcvDq
澄んだ夜空に 七色の星が想い出を乗せて
身体の中に降って来た 夏の夜

華やかな花火の様に 胸を熱くさせては 儚く消えて
目の前の蜃気楼を追う 私がいた

ただ君に見せてた微笑み
純粋な素顔を恥じていた あの頃

ただ遠くて手を降る そんな気持ちが大切だった

今では帰り道 無垢に憧れて 残された優しさを数えている

目を潤ませ見つめていた あなたの優しさを忘れたくない

120 :名前はいらない:2009/07/19(日) 03:50:44 ID:EtbzBRf5
その腕には触れないで

距離を描き 曲線をなぞって 輝きだけを胸に仕舞う

涙する人を見ては 泣いてしまう人

慈悲深い あなただから

悲しみの声を荒げないで

一瞬だけでいいから 目を閉じて

まだ見つけないで


笑顔を見つけられるまでは

121 :名前はいらない:2009/07/25(土) 02:20:57 ID:iT98a17S
保守

122 : ◆lnOGBMU1u. :2009/08/02(日) 03:40:05 ID:sAPDQS1p
あなたが初夏の小さな宝石なら 私は真冬の太陽

穏やかな光りを集めて
夜風に乗せて そっと輝かせよう


123 :花・太陽・月 ◆lnOGBMU1u. :2009/09/06(日) 03:23:32 ID:PY4YrKNt
月の光だけが照らすこの部屋は いつもより明るい
君は遠くを見つめ 何やら笑っていた

残酷な言葉を並べても 艶やかに躍っても 暗闇に堕ちる蝶

あの日から 行き場のない想いの中 手探りで歩き続けている

獣の刃 揺るぎない憎しみ 軋む骨 哀しい愛
掌の中で世界を潰し 死骸は ぱらぱらと輝き消えていった

君が見つめる先は 誰とも変わらない
あの日愛した あの背中だから

124 :花・太陽・月 ◆lnOGBMU1u. :2009/09/08(火) 05:14:01 ID:BvQ5KQsG
紅い海に浮かぶ小船 この夜明けを待ち続ける

永く永く 眠り続けて

冷え切った身体と 渇き切った口元は 指先の温もりに怯えていた

長い夜の中に 安心を覚えて 静かに寝息を立てる君

皆が見える蒼い海に溺れるのなら
この腕を銀の骨に変え その身体を繋ぎ止めよう

せめて この空が紫色に変わるまで


125 :花・太陽・月 ◆lnOGBMU1u. :2009/09/08(火) 06:10:25 ID:BvQ5KQsG
『夢を観るには 鮮やか過ぎだな』
灰の煙を吹かして 穏やかに笑みを浮かべている

何色かわからない艶やかな瞳
ビー玉が模様を変えて この目に転がり迫る

あなたには敵わない

立秋の暦 蜃気楼に消えていく 七色の光

涼しい夜風に 優雅に揺れている横顔は
この時代の流れを愉しんでいる様に映えて

深い紺絣に踊る 華やかな蝶たちを描いていた


126 :名前はいらない:2009/09/16(水) 16:00:30 ID:Ju+E4wY5
君のことを知り
また1つ哀しき詩を覚えた

127 : ◆lnOGBMU1u. :2009/09/24(木) 02:32:53 ID:3f/pv6JC
君の背中を愛し
その幻を 追いかけ続ける

秋の水面に 花びらが浮かび 散るように流れていった

今日の生温い風に 君の面影を感じる

残した言葉に 魂を感じ
鳳凰は炎を纏い 冷たい涙を熱くさせる

黒の世界も 月を燃やし 瞼を取り戻したなら
小舟を 空に浮かべ 消えて仕舞おう 供に


128 : ◆lnOGBMU1u. :2009/10/24(土) 20:19:17 ID:V5e6gGiy
あまり近付き過ぎるなと 地上へ突き落とされた

指先に絡まる細い弦
夕食に聴かせてくれた詩
ただの独り言だよと
背中を向けて捨て台詞

それが あの人なりの優しさだよ と教えられて
自由と言う名の平和を握り掴まされた

今宵は雨 月が透ける
珍しいと言いながら
あなたは泣いているだろう
私は哀しいと思うから

いつか憎しみと言う感情が あの人から消え
この弦が奏でる詩を 飛行船から流すことが出来ますように

この神経を貫いて 遠い君を想い続ける

129 : ◆lnOGBMU1u. :2009/11/09(月) 16:21:55 ID:+Au3Gcel
落ちていく光りを見て
流れ星も街が燃えるのも 虫も自分も
消えていくものは 何も変わらないと あなたは言っていた

誰にも気付かれず 線香花火は消えて
ざわめくの景色の中 胸を突き抜けた 鉄の球

背負うものが多過ぎて 笑えない無表情
優しさが伝わらない 悲しいだけの重なり合いもある

貴方が吸った煙草と 私が吐いた溜息 どちらが多いだろう

どちらも 貴方が言う通り 当たり前の様に消えていく

護ったものも 想ったことも同じなの?

寂しさや切なさを伝えるために
『愛してる』なんて言わない

貴方の笑顔を守るため 空に散っていく 灰になってもいい

そんなものは 何も残らなくていい


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