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『読みました』報告・海外編Part.4

1 :名無しのオプ:2008/09/23(火) 01:16:41 ID:DxjtKqnN
落ちたみたいなんで新スレ。
「感想」の書き方は自由です。

前スレ:『読みました』報告・海外編Part.3
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1141910665/l50

2 :名無しのオプ:2008/09/23(火) 12:55:55 ID:kUNaKjeU
NGワード・あぼーんのススメ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■書斎魔神 ◆qGkOQLdVas とは?
かつて発狂コテにも認定された、読みましたスレに住みつく
NGワードの指定対象人物。
ネタバレを含めた持論を主張し続け、また、
議論においても他者の意見を受け入れようとしない傲慢な態度から、
他の住人からは忌み嫌われることに。
前スレでのアホアホ発言を一部抜粋。
『 乱歩賞受賞作「暗黒予知」を読み返していた。 』(そんな作品はない)


誹謗中傷当たり前、間違いを認めない、自作自演当たり前と、
三拍子揃った厄介物。
彼の発言に反応してしまうとスレが荒れる一方だが、
反応さえしなければ独り言を言い続けるだけなので、
余程のことがなければ、NGワードに指定してのスルーが推奨される。

どうしても我慢できない・反論したい場合は、下記スレにて

書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その25
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1220607564/l50


■NGワード・あぼーんについて
2ちゃんねる専用ブラウザのオプションのひとつ。
設定することで、任意のレスを消すことができる。

2ちゃんねる専用ブラウザに関するサイトはこちら。

http://www.monazilla.org/


3 :名無しのオプ:2008/09/23(火) 12:57:00 ID:kUNaKjeU
 || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
 || ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。
 || ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
 ||  ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。
 || ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしにエサを
 ||  与えないで下さい。                  ΛΛ
 || ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて   \ (゚ー゚*) キホン。
 ||  ゴミが溜まったら削除が一番です。       ⊂⊂ |
 ||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_      | ̄ ̄ ̄ ̄|
      (  ∧ ∧__ (   ∧ ∧__(   ∧ ∧     ̄ ̄ ̄
    〜(_(  ∧ ∧_ (  ∧ ∧_ (  ∧ ∧  は〜い、先生。
      〜(_(   ,,)〜(_(   ,,)〜(_(   ,,)
        〜(___ノ  〜(___ノ   〜(___ノ


4 :名無しのオプ:2008/09/23(火) 16:26:10 ID:dxso9zcg
あーあ、立てちゃったのか

5 :名無しのオプ:2008/09/25(木) 17:43:36 ID:Kzl6WqWr
>>1


重複あげ

6 :名無しのオプ:2008/09/25(木) 19:11:16 ID:uIspTt8u
国内作品はこちら

『読みました』報告・国内編Part.5
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/

7 :名無しのオプ:2008/09/28(日) 23:09:03 ID:/42YYE6h
とりあえず乙

8 :名無しのオプ:2008/09/29(月) 04:17:08 ID:VWhk9UZ8
誰も書いてないようなので自分が一つ
アガサ・クリスティ『死者のあやまち』
ポアロシリーズ27作目
ある田舎屋敷で祭りが開かれ、その催しとして推理ゲームが行われることとなった。
そのゲームの筋書きを任された推理小説家オリヴァ夫人からポアロは招待されることに。
彼女がポアロを招待したのは、この推理ゲームに陰謀の匂いを感じたからだというが、はたして・・・。

 推理ゲームの裏で何が行われているのかを、ポアロとシリーズ後半の相棒オリヴァ夫人と捜査するというシチュエーションが楽しい。
案の定、殺人は行われ、それまでお祭りムードであった作品は一転して緊迫した事態へ。ページの最初の方が明るかったのと比べ、その後の展開は暗い話が続くが
空気の読めないオリヴァ夫人がめずらしくムードを和ませてくれる。『第三の女』じゃあ、あんなにうざいと思っていたのにww
捜査は警察もポアロも難航、手がかりとなるものは最後の方でやっとで出てくるので読者としては推理するのが難しい。
ポアロが苦戦しただけあって、事件の真相は驚愕。こんなのヒント少なすぎだろうと思って読み返してみるとこれっでもかというほどヒントが隠されていることにも驚愕した。
このパターンは他のクリスティ作品でも見たぞと思ってしまう部分もあるが、江戸川乱歩の言うとおりクリスティはその組み合わせ方がうまいから許せてしまうなあ。
哀愁ただようラストもこの作品全てを物語っているようで印象深い。
個人的にもっと評価されるべき作品だと思う。

9 :名無しのオプ:2008/09/29(月) 14:21:57 ID:1qtcYgWX
過疎ってるな

10 :名無しのオプ:2008/09/29(月) 21:05:33 ID:EIb3kZss
荒らしに狙われるから age るなよ。

11 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/09/30(火) 17:18:55 ID:XC1YfhlM
「ミステリー 上・下」ピーター・ストラウブ(扶桑社)

カリブ海に浮かぶ島ミル・ウォークに住む少年トムは交通事故に遭い
生死の境をさ迷うが奇跡的に回復する。退院後、見舞いに来てくれた
隣人ラモントと付き合うようになったトムは彼が有名な探偵だったことを
知り、共に島に巣食う悪を暴こうとする。

「ミステリー」とはまた大きく出たなと思い読み始める。本格作品や
作家の名前がたくさん出るが内容は青春ハードボイルドと言った感じ。
それもティーンエイジャーの主人公というのは初めてかも。

正直ストーリーは凡庸でありがち。幼なじみのマドンナがドラ息子と
婚約しかけ、みたいなサイドも含めてね。冒頭は何となく
スーパーナチュラルな雰囲気を感じさせるがそういう展開もない。

ぶっちゃけ暇つぶし以上のものは感じなかった。「ココ」はどうすっかなぁ。

PS 車が跨ぐってどういうこっちゃ?

12 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/09/30(火) 17:20:28 ID:XC1YfhlM
「草の根」スチュアート・ウッズ(文藝春秋)

カー上院議員秘書の弁護士ウィルは、議員から二年後の選挙で
立候補した場合の支持を取り付けて喜ぶが、地元で旧知の判事に
厄介な事件の被告側弁護人を引き受けさせられてしまうことになる。
更にカー議員が病で倒れ、ウィルは急遽後継者として選挙に
打って出る決意をする。恋人でCIA幹部のケイトが徐々に
よそよそしくなっていく中、裁判と選挙、2つを同時にこなさなければ
ならなくなったウィルの運命は!?

面白かった。ウッズって力のある作家だなぁ。「サンタフェの裏切り」は
あまり印象に残らなかった印象だけど。特に凝ったプロット
というわけではないが、リーダビリティは確かなものがある。
これは是非「警察署長」も読まねば……と思ってあとがき見たら
これシリーズものの途中作じゃねぇかぁ〜!
シクリマ・クリスティ!
そんならとりあえず前作らしき「潜行」をチェックしなきゃ……。

13 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/10/01(水) 17:18:34 ID:2x5upQ2L
「探偵人間百科事典」フランク・グルーバー(番町書房)

百科事典のセールスマンで内容を完全に記憶しているという
博覧強記のクエイドと相棒チャーリーが行く先々で事件に巻き込まれる
という連作短編集。

面白い!
訪ねた山荘で殺人が起きその直後に脱獄囚一味が乗り込んで来る
「鷲の巣荘殺人事件」、旅客機が雪山に不時着し生き残った乗員は
民家に避難するも、パイロットはコックピットで銃殺されており、
更に民家に強盗が押し入って来る「不時着」、奇妙な味のアプローチが
面白い「州博覧会殺人事件」等、プロットが凝っていて良い。
巻末の「フランク・グルーバー論」も一読の価値有り。アイツやっぱ
やな奴だったんだな。

14 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/10/01(水) 17:20:14 ID:2x5upQ2L
「カリブ海の秘密」アガサ・クリスティー(早川書房)

甥の薦めで転地療養のため西インド諸島へやって来たミス・マープルは
話好きのバルグレイブ少佐と知り合う。ある日のこと、少佐から
過去の殺人事件に関する回想を聞かされていたマープルは、
少佐が突如顔色を変えたことに気付く。その時彼は犯人が
写っているという写真を取り出そうとしており、マープルは少佐が
偶然何か重大なものを見かけたのではないかと考える。そして翌日、
少佐の死体が発見された……。

64年発表ということは後期の作品に属するのかな。
プロットはそう複雑ではなく、細かな伏線やトリックがあるわけでもない。
登場人物達の会話が内容の多くを占めており、そこに手がかりが
隠されているという風な造りか。ただ、解決時に明かされた
ある手がかりが、示されている箇所に無い様で? あと、145ページの
内容について、この時点で持ち主が判ったのは何故? まさか
訳をはしょってんじゃないよな?

「復讐の女神」は当分読まなくていっか。

15 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/10/04(土) 17:23:38 ID:pjdUVyQD
「密偵ファルコ 鋼鉄の軍神」リンゼイ・デイヴィス(光文社)

今回のファルコが受けた依頼は、ゲルマニアに赴き行方不明になっている
軍団長を捜すことと、異民族に崇められているという女祭司に会うこと
これまでになくという過酷なもの。
ヘレナへの関心を隠そうとしない皇太子に心中穏やかでは
いられないながらも、ゲルマニアの奥地へ向かったファルコと護衛達は
かつてローマが忌まわしい敗北を喫したテウトブルクの森へと
足を踏み入れる……。

シリーズ4作目。同時期の教科書ではトイトブルクと表記されていたのに。
今回は秘境探険もののノリなのでプロットはストレートで捻りはない感じ。
作者は歴史改変しないらしいのでそれが筆を控え目にしているのかも。

むしろヘレナ絡みの部分が見所か。いよいよ何かしら相関図が
見えて来たか?
それにしても毎度お馴染みのこの仲直りプレイは長続きさせる秘訣
だと思う。新鮮なセックスに耽れるから。

16 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/10/04(土) 17:24:33 ID:pjdUVyQD
「サンドラー迷路」ノエル・ハインド(文藝春秋)

若手弁護士トマスは事務所を何者かに放火されてしまう。
その後死んだ父が顧客だった大富豪の訃報に接し、更にその
遺産相続人を名乗る女性の依頼を受けたトマスは、やがて
先の大戦において展開された一大スパイ合戦の闇に踏み込むことになる……。

久々にスパイもの。相反する証言がどこまでも付きまとい、飽きさせない。
きっちりサプライズも仕掛けられており好印象。

しかし主人公は気の毒だなぁ。恋人の優しさに触れた場面で、
「そうかと思うと、他の男と寝たりもする」だってワロスwww。
それでいいなら何も言えねえわ。でも235ページの言動は許せない!
続編ありますように。んでこの小生意気な牝犬(fromブロック)に
鉄槌が下りますように。

17 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/10/05(日) 17:15:02 ID:KWqyJsTX
「二重誘拐」ジョン・クリアリー(角川書店)

アメリカ旅行中のオーストラリア人の警視マローンは、新婚の妻リーザを
何者かに誘拐されてしまう。彼女は歯医者に来ていた所を
ニューヨーク市長夫人と一緒に拐われたのだった。マローンは
選挙を目前に控えた市長と共に妻を取り返そうとするのだが……。

あまり作者読みは好きじゃなかったのに「高く危険な道」が良かったんで
つい手っ取り早く本書を開いてしまったのが間違いだった。
ストーリーも好みじゃなかったのに。失敗失敗。あらすじから
読み取れる以上のものは無いので、とにかく誘拐ものが好きな方
のみどうぞ。

18 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/10/05(日) 17:15:53 ID:KWqyJsTX
「修道士の頭巾」エリス・ピーターズ(社会思想社)

シュルーズベリへ荘園を寄付すると共に引越して来た領主が毒殺される。
使われたのはカドフェルが持っていたトリカブトであった。疑いは
領主の義理の息子に掛かり、未亡人となったのはかつてカドフェルか
愛したリチルディスだった。カドフェルは彼らのために一肌脱ぐことに。

シリーズ3作目にしてこれが緩い時代ミステリーだということが
やっと解りました。何も期待せず、ただ身を任せていけば良いのですね。
そうすりゃ、ああそうだったんだって解りますから。それとロマンスがね、
確かに進行してるんだろうけど、視点がカドフェルから離れないから
ろくに描写されねえのが残念ですね。

またいつか12世紀頃のイングランドの修道院の雰囲気に
浸りたくなったら読みます。

19 : ◆XjFtIkbasQ :2008/10/06(月) 01:30:21 ID:3o7rlglq
マイクル・コナリー『ラスト・コヨーテ』
         (上下、扶桑社ミステリー、1996)【8点】

上司への暴行で休職処分となり、長年気にかけていた母親の殺人事件の
ファイルを開いたボッシュは、33年前の過去に直面する。
有力者の妨害、女画家との出逢いを経てボッシュがたどり着いた事件の「真犯人」とは?

シリーズ第4作。前作までは序盤〜中盤がややテンポが緩やかだったのに対し、
今回は序盤からいい感じ。捜査自体はオーソドックスだが、釣りガイドの元警官や
女画家、セラピストなどとの会話がよくて物語に引き込まれる。

欲を言えばもうすこし真相に意外性がほしかったが、十分に満足。
いちばん驚いたのは某サブキャラの死かな・・・


20 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/10/08(水) 01:58:42 ID:JJVRzyjr
「バスルームから気合いを込めて」ジャネット・イヴァノヴィッチ(集英社)

災難続きの職業に嫌気が刺したステフはバウンティ・ハンターを
辞めてしまう。もっと穏やかな仕事がしたいと転職するものの、
そう簡単に縁が切れるはずもなく……。
ステフは謎の敵にに襲われつつ、失踪事件を追う。

シリーズ11弾だって長すぎ。三角関係もいい加減マンネリだと
再三言い続けてきたのがおばさんに届いたのか、本作ではヒロインを巡る
2人の男達に違いが出てくる。これは進展フラグだと信じたいところ。
自分はこの辺りから多岐川恭の時代ものを連想した。あ、セックスも
結構あるよ。
ミステリーとしては……まあ、ちと意外な気もせんでもない。
でも2作目のキャラなんて誰も覚えてないだろ(言い過ぎ)。
とにかく、キャラ萌えとその場面場面を愉しみましょう。

追伸 そういやクリスマス番外編はもう訳されないの?

21 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/10/08(水) 02:05:15 ID:JJVRzyjr
「七番目の仮説」ポール・アルテ(早川書房)

夜のロンドン。パトロール中の巡査が中世の医者の扮装をした
男に遭遇する。その男が指し示したごみバケツを覗いた巡査は
一瞬前には無かったはずの死体を発見するのだが、それは
自分の下宿の廊下から消え失せた男のものだったのだ!
そして事件から二ヶ月後、ツイスト博士の元にやってきた人物は
奇妙な闘いの経緯を語り始めた……。

シリーズ7作目。微妙に順番が前後している。私は未だに一作目を超える
作品はないと思っているが、本作も更新には至らず。
プロットに奥行きがなく、ちまちました印象を受けた。演劇的というか。
ま、実際演劇ではやれないけど。

トリックも単純なのは良いが、それはあくまでも仕組みの話であって、
表面上は複雑に見せる必要があると思うので、イマイチ感心しなかった。
本来なら目撃者がまず疑うことがそのまま答えになってしまっている
と思う。

ストーリーについて言えば、舞台はイギリスでも内容はフランスやなぁと。

後、36ページのハーストのセリフ内の「第二の説」は「第一の説」
の誤りじゃないか?
それから第四部のタイトル「凶事の兆」は「凶兆」で良いのではないか?

22 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/10/09(木) 00:12:07 ID:E3BBuX6k
「潜行」スチュアート・ウッズ(早川書房)

ソ連海軍中尉ヘルダーはある時上官から密命を帯びてスウェーデンの
領海に潜入する。一方、ソ連がバルト海沿岸で策動しているらしいと
突き止めたCIAソ連担当官ケイトは上司らに進言するが
何故か冷ややかな反応を受ける。必死に自分の正しさを証明しようと
孤独な闘いを繰り広げるケイトだったが……。

「草の根」のシリーズ前作。2人の出会いの話かと思ったら違うのね。
内容が濃い割にゴチャゴチャしていなくて良い。アメリカ作家だからか。
ケイトとヘルダーの視点が半々ぐらいで進行しているが、
単純な善悪にしていないのも良い。定番のモグラ探しもあり。

しかしケイトから余り母親臭がしないのが気になった。これ
「草の根」ではもっと顕著なんだよな。

23 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/10/09(木) 00:17:59 ID:E3BBuX6k
「欺かれた男」ロス・トーマス(早川書房)

サンサルバドルでスキャンダルに巻き込まれ退役を余儀なくされた
元軍人エドはその後に就いたしがない仕事までもかつての上司の
妨害でクビになり、脱藩公務員の支援団体から新たな仕事を
紹介してもらう。それは、盗まれた政治資金を取り戻す手伝いをする
というものだった。エドは自らの過去の柵に追われながら
消えた金を追う。

最後の長編。「女刑事の死」はどうもあらすじが好みじゃなかったので。
ありがちな設定なのは読みやすいしむしろプラスなのだが、主人公を巡る
事件の繋がり方がご都合主義でやや萎え。話の畳み方も年のせいか
単に飽きたせいか、どうも呆気ない。まあ、マンネリのみを
愛する人にはお薦めか。

24 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/10/10(金) 01:25:35 ID:G/ZzdJwx
「終わらない悪夢」ハーバート・ヴァン・サール編(論創社)

ホラー短編集。既に何度も言っていることですが、良い叢書です。
ただ、本書には若干気になった点があります。まず、ショートショートが
今一つ。もっと長い話の一部分を切り取った様なものや、急ぎ過ぎて
シノプシスの様になってしまっているもの等がありました。
それから聊か教訓めいたものが目につきました。「レンズの中の迷宮」
に至っては偏見もプラスされてますし。

それらを除けば、良い短編集でした。ベストは表題作でしょうか。
オチが良いです。実際あってそうで怖い。 次点は「入院患者」。
思わせぶりで実に気色悪い話です。後は「人形使い」の異様な雰囲気や
「暗闇に続く道」の救い様の無い不気味さもなかなか。「私を愛して」は
アイディアが面白かったです。「基地」は出だしは良かったのですが
真相の見せ方で減点しました。

詳細不明の作家が多いのがまた如何にもという感じでムードが出ます。
しかし、「死の人形」の紹介文は筋をバラし過ぎでしょう。めっ。

25 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/10/10(金) 01:26:27 ID:G/ZzdJwx
「ケープ・コッド危険水域」リック・ボイヤー(早川書房)

妻と2人海辺の別荘で過ごしていた歯科医チャールズは、ある時
沈没しかけた船が入港して来るのを目撃する。何の気無しに
知り合いのダイバーに探ってきてと頼むが、翌日彼は溺死体と
なって発見される。責任を感じたチャールズは例の船について
調べ始めるのだが……。

まず主人公が家庭人という時点で人間関係のバランスが悪くなるわけです。
家族は最低限描写しなくちゃならないしそうなると事件に付随する
キャラクターの登場シーンが制限されてしまいかねないのです。
だからイマイチ入り込めないまま読み終った感じでした。
普通のおっさんがどんどん大事に巻き込まれていくというストーリーは
それなりに面白いのですが途中途中に家に帰る(当たり前)もんだから
どうもですね……。ま、今回はご縁が無かったということで。

後259ページについて、この人はこの人を殺してない
と思うんですが……。

26 : ◆XjFtIkbasQ :2008/10/10(金) 22:31:59 ID:FHQj8cDt
ピーター・ラヴゼイ『漂う殺人鬼』(2005→2008、ハヤカワ文庫)【7.5点】

海辺で絞殺された女の事件+猟奇殺人犯“古老の船乗り”の連続殺人事件。
ダイヤモンド警視シリーズ。

海辺での殺人事件の顛末まではワクワクしたが、
プロファイラーのファイルが続く中盤辺りがちょっともたつく。
プロットや伏線も前作までと較べるとやや切れ味は鈍り気味。
“船乗り”の動機には個人的に共感できるが、犯行方法にはちょっと違和感。

それでもシリーズ読者としては、まあまあ満足+続きが気になる。
冒頭の副署長のネコ話がああいう風に繋がるとは思わなかった(原題みて笑った)。


27 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/10/11(土) 01:26:59 ID:Y3Jgv+Tc
「ランポール弁護に立つ」ジョン・モーティマー(河出書房新社)

ジョン・モーティマー。忘れようったって忘れられない名前である。
その昔「告発者」を読んだ夜私は眠れず口直しのつもりでコージーを
一冊必死に読殺したがまだ眠れず、朝一で図書館に行ってブラウン神父を
1、2編読んで漸く疲れが恐れを凌駕してくれたという思い出がある。
思えばあれが私が悪女に過剰反応するきっかけとなった出来事だった。

閑話休題。本書はそれとは違い弁護士を主人公にした連作短編集である。
しかし一般的なリーガルものや少し前に読んだ
「ランドルフ・メイスンと七つの罪」とは幾分趣きが違う。
法廷が主な舞台というわけでも法律に関するテーマというわけでもない。
主人公の生活を描く人間ドラマという側面がかなりある。
ミステリーとしてのプロットを抜き出した場合、あまり大したことはない
と思うけども、かといって詰まらなくもなく読まされるのは
作者の腕だろう。
ベストはミステリーとしてもまあまあの「ランポールと人妻」。

NHKがドラマ放送すればいいのに。BBCチャンネルは遠慮してね。

28 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/10/11(土) 01:28:36 ID:Y3Jgv+Tc
「赤き死の香り」ジョナサン・ラティマー(論創社)

私立探偵クレインは大富豪シムノン・マーチの依頼を受け、同僚の
アンと共に夫婦を装いマーチの会社に入社する。この所マーチの一族が
次々にガス中毒死しており、その真相を突き止めるのが2人の仕事
なのだが、そんな彼らを嘲笑うかの様に事件は続き、またクレインも
命を狙われる羽目になる。アンに思いを抱きつつ謎を追うクレイン
だったが……。

シリーズ最終作。ラティマーは3作読んでたけどイマイチ印象に
残らなかった。本格味という点ではどの作品に於いても小手先だけで
プロットと溶け合ってない様に思えて。ちなみに個人的には
本格味のあるハードボイルドというと栄光三部作とか「ここにて死す」
とかが思い浮かぶ。閑話休題。「シカゴの事件記者」は目覚めたら
隣で見知らぬ女が死んでる話。「処刑六日前」は死刑確定した男を
助けるために密室の謎と真犯人を探す話。「第五の墓」は……忘れた。

で、本作であるが、結論から言うと面白かった。夫婦を装いながら
口喧嘩の耐えない男女が主役なのだから詰まらない訳がない。
捜査中でも心のどこかでスケベなことを考えている様なクレインの
キャラクター等通俗ハードボイルドとしても良いのだが、本格味
となるとやっぱり首を傾げざるを得ない。一応真相に至る伏線らしきもの
はあるのだが、これだけでは弱い。もう本格とか枕詞に使わない方が
良いと思う。

追伸 このラストは中々味わい深いものがあった。でも何故……。

29 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/11(土) 23:00:45 ID:qWLOv/Yd
転載しておきましょう。

371 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/11(土) 22:04:43 ID:qWLOv/Yd
ローラン・トポール「幻の下宿人」を読んだ。
嘗ては、早川書房ブラックユーモア選集に収録されていた異色作。
この選集、読書人の間では論議が多いものであったが、
果たして現代において本作を「ブラックユーモア」と言うか否かは疑問な点もある。
(この事は同選集に収録された他作にも該当することであるが)
この点はともかくとして、サイコ・ミステリあるいはサイコ・ホラーとして読み、
(ラストをいかに読み解くかにより、この辺は変わって来るやに思う)
あるいは三人称で書かれた狂人の物語として見るとそれなりに面白いものはある。
何しろ主人公(トレルコフスキー)は、部屋探しだけのために会社に3日も年休を申請するDQN、
(どんな国、どんな時代でもNGな香具師かと思う)
文字どおり、おかしな奴がおかしな世界へじょじょに突入してゆく様が淡々と綴られてゆくのが、
恐く、この点で、より主人公の内面にアプローチ可能な一人称という形式をとらず、
あえて三人称という客観的視点を用いたことが成功しているやに思えるのだ。
そう、トレルコフスキーは、正にネット社会無き60年代の2ちゃんねらー(DQN&キティ)なの
やもしれぬ。

30 :名無しのオプ:2008/10/12(日) 07:19:14 ID:N0H/ofvL
ミステリー板
「読みました海外編」スレが立っていることにようやく気付いた書斎w

これまで、書斎に気付かれないように、ここでも話題にしなかったんだけど、
スレが立ってから半月以上もかかったのには笑った。

しかも、今日の夜10時の時点では気付いていなかった。
だからスレ違いを承知で「読みました国内編」スレの371に書き込んでいた。

その後海外編スレを発見したのだろう。
嬉々として、国内編スレに書いたことをわざわざ海外編スレにコピペ。
でも、削除整理板のスレに削除依頼は出さない。

それじゃあ単なる「マルチレス」=「荒らし行為」じゃねーかw

ま、書斎にとっては「荒らし行為」は「やって当然の行為」なんだろう。
ただ、それを書斎魔神名義でやっちゃっている、ということに気付いていないw

書斎よぉ。
「書斎は荒らしでは無い」と言いたいのなら、きちんと削除依頼を出してこいよ。
書斎魔神名義で。



31 :名無しのオプ:2008/10/12(日) 15:18:25 ID:UbnutB7w
30についてはこちら↓

http://changi.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1209393110/257

32 : ◆XjFtIkbasQ :2008/10/14(火) 00:07:09 ID:LvZZ/zuC
ジェフリー・ディーヴァー『魔術師』(文藝春秋社、2004)【8.5点】

ライム・ファミリーと連続殺人犯“魔術師”との対決もの。
名探偵vs怪盗(殺人犯だけど)みたいなワクワクする対決を描きつつ、
科学捜査+どんでん返しという作者の本領を発揮する構成はさすが。

本作の「物語」と「どんでん返し」とのバランスのよさを解説の法月は評価しているが、
個人的には多少破綻してもいいから派手に驚かせて欲しかったのが正直なところ。

一番の「オドロキ」は、ハードカバーで買ったのに今月文庫化されていたということ。


33 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/10/15(水) 00:40:35 ID:ndfR72XB
「ちがった空」ギャビン・ライアル(早川書房)

アテネを拠点に飛び回っている輸送機のパイロット、ジャックは
かつての戦友ケンの操縦する飛行機が行方不明になったことを受けて、
ケンの後釜としてインドの大富豪に雇われる。彼は何かを捜すため
この地にやって来ているようなのだ。ジャックは大いなる危険を
感じつつ消えた財宝を巡るゴタゴタに巻き込まれてゆく。

デビュー作。ライアルは3冊目だが、これは今一つ入り込めなかった。
機械類に興味は無いのでその辺りは評価不能だが、キャラクターの
描写が浅く、読んでいて物足りなかった。

ただ、主人公と悪役との駆け引きの部分は割と面白く読めた。
こういう綱渡りの展開は萌えるから好き。

34 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/10/17(金) 20:00:32 ID:03ej17UB
「優しい殺し屋」ビル・フィッチュー(徳間書店)

害虫駆除をしているボブ・ディランは会社が殺虫剤を用い続けることに
反発し辞職した。自宅で養殖している多数のキラー・バグを使って
独立しようと宣伝活動をするボブだったが、それを殺し屋の比喩と
勘違いした男から依頼が舞い込んで来て、更に標的が都合良く
死んじゃったからさあ大変! ボブはとんでもない争いに
巻き込まれることに――。

素人がプロに挑むというコンセプトは割とありがちですが、
本作が変わっているのは、周りが素人と認識していない点と、
殺し屋ランキング1〜6位の連中が次々に襲って来る点です。
そんな緊迫感アリアリの筈のストーリーの随所に主人公の害虫狂いや
害虫トリビアが混ざって、かなり独特な作品になっています。

但し、キャラクターの描写に不満があります。主人公は十分に
立っているのですが、敵方の殺し屋連中がイマイチです。登場場面が
少ないし、それぞれタイプが異なるのにそれを描けていません。
「なめくじに聞いてみろ」を挙げるまでもなく殺し方は大事なんですが。

映画化決定らしいが例によって音沙汰ないようで……。

35 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/10/17(金) 21:16:01 ID:03ej17UB
「罰金」ディック・フランシス(早川書房)

競馬記者ジェイムズはある時泥酔した先輩記者バートから
「魂を売るな」という忠告を受ける。その直後バートはビルから
転落死を遂げた。彼が脅迫されていたのではないかと疑うジェイムズは、
バートが取り上げた馬がレース直前で出走を取り止めるケースが
多くあったことに気付く。

7冊目。今まで「興奮」を超えるものが無くて困っていたが、
これは中々イイ線行ってると思う。というのも、主人公がかなり
悲惨な境遇の持ち主で、しかもそれが作中でサスペンスを構成している
からである。割かし単純な事件の背景よりもむしろ見所はこの
主人公を中心とした人間ドラマにあると思う。
暖かくも切ないラストが印象深い。

36 :名無しのオプ:2008/10/18(土) 14:24:52 ID:2aXHIXwE
読後感の容量潰し荒らしがますますひどくなっているな。
前スレの荒らし行為をみんな忘れてないぞ。いい加減にしろ。

37 :名無しのオプ:2008/10/18(土) 15:47:27 ID:jOlMEXSH
>>36
別にいいじゃん。
おまえ、カースレで、"test" とか必死に書き込んでたよなwww

38 :名無しのオプ:2008/10/18(土) 15:48:13 ID:fUwKfrrm
そっちのが容量つぶしだな

39 :名無しのオプ:2008/10/18(土) 21:50:14 ID:Aqe0+zu0
読後感氏は、コテハンで感想を述べてるだけで、
荒らしでも何でもないぞ、
読みましたスレで感想を書き込んで何が悪いんだ???

書斎魔神も、感想等書き込みをすること自体は問題ない、

ただ書斎魔神の書き込みは、やたら上から目線で、不快だということだ
だから荒らし扱いされる、なぜみんなから嫌われるのか、よく考えろ。

40 :名無しのオプ:2008/10/18(土) 21:55:47 ID:DM8/rSV5
自分と違って「嫌われていないコテハン」が妬ましくて妬ましくて
仕方ないんだよ。察してやれよw

41 :39:2008/10/18(土) 22:45:27 ID:XA9TEZ/U

>>40

察してあげ〜るわぁ♪ 哀れな書斎〜♪ 


      な〜んてなw

42 :名無しのオプ:2008/10/19(日) 02:38:33 ID:LpBR3O/L
このスレはコテの方専用にしたらいいんじゃない?
名無しさんが気楽に感想を書けるスレがあったらいいのに

43 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/19(日) 09:05:51 ID:I5Yh1apz
C・デイリー・キング、鮎川哲也訳「鉄路のオベリスト」を読んだ。
90年代に入り国書刊行会等が本格的に取り組んだ本格を中心とする未訳ミステリの紹介、
既に80年代前半に光文社がカッパノベルスで試みていたわけである。
ただし、作品のセレクトに問題があったせいもあり、企画倒れに終わったという感は否めない。
本作もマエストロ鮎みずからが翻訳を手がけながらも特別に面白い作ではなく、
訳者あとがきにもあるとおり、今ではトンデモと言われても仕方ないような心理学(あとがきによれば
作者はコロンビアでマスター、イェールでドクターを得たインテリ)の薀蓄が
非常にうざいのが難。ただし、平板過ぎる人物描写には問題有りな作者だが、
プールまである豪華な大陸横断鉄道列車を舞台に事件と推理の合間に挿入される風景描写は
トラベル・ミステリの興趣を十分に感じさせ楽しめるものがあり、
また、クライマックスのお約束な関係者一堂を会した名探偵の謎解きは、第一、第二の事件(殺人というワードを使用していない点に留意)共に、それなりにエル風の理詰めな論理展開を試みて
いるのは評価しても良いかモナー。

44 :名無しのオプ:2008/10/19(日) 10:47:19 ID:RtXu5P63
>>42
読後感の感想文大量投下が一番の原因。
再考を促したいな。

45 :名無しのオプ:2008/10/19(日) 10:51:32 ID:yT5jLMsf
>>44

>>39、そして容量を言うのなら明らかに馬のほうが多い。
ミステリーでないものを無理矢理ミステリーだと言い張って投下する量も莫大。
お前も読後感氏に嫉妬する暇があるなら本の一冊でも読めよ。

46 :名無しのオプ:2008/10/19(日) 10:54:59 ID:P6YJ+S5i
削除依頼ひとつ出さないくせに原因だってさw
ほんとにそうおもっているなら削除依頼かけたりすればいいのに

依頼をしないことについてどんな言い訳するか知らんけど、
依頼も自分でできない時点で言いがかり以上のものではないな

47 :名無しのオプ:2008/10/19(日) 10:56:42 ID:P6YJ+S5i
ちなみに必死に正当化してる書斎の書き込みの方はなんども依頼が出て何度も削除されてるぜ

48 :名無しのオプ:2008/10/19(日) 11:52:24 ID:+me/1gFT
余計なこと書くのは、自分の書き込みに自信がないからだろうな。
内容では勝負できない書斎の悲しさよ。

49 :名無しのオプ:2008/10/19(日) 13:52:03 ID:JZY0VI9H
>読後感の感想文大量投下が一番の原因。

これ↑がデタラメであることは、きちんと証明されているよ。

ttp://mamono.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1219505825/146

を読んでみればすぐに分かる。

50 :名無しのオプ:2008/10/19(日) 15:08:35 ID:RtXu5P63
>>49
恣意的に期間を区切って比べたところで客観的な判断材料になりえるはずもない。
書斎叩きのための資料作りといったところか。

51 :名無しのオプ:2008/10/19(日) 15:10:57 ID:ybW9IKu0
じゃ、あなたの判断材料は?

52 :名無しのオプ:2008/10/19(日) 15:50:25 ID:sMaNLT+6
匿名で自分をほめるしかないのかねえw

53 :名無しのオプ:2008/10/19(日) 16:09:11 ID:JZY0VI9H
>恣意的に期間を区切って

期間なんか区切っていないだろ。

「終わりの方の25レスを見てみると」と書かれていることから分かるように、
期間を区切ったのではなく、レス数をきりの良いところで区切っているだけ。

こんなことも分からないのか?


そんなことよりも重要なのは、その25レスの中で比べると、
レス数は読後感が7つで書斎魔神が6つと、読後感が1つ多いだけだが、
レスに書かれた行数は、圧倒的に書斎魔神の方が多い。

つまり、感想文大量投下をしているのは書斎魔神の方であり、
ID:RtXu5P63 はそのことを隠そうとしているのがミエミエ。

54 :名無しのオプ:2008/10/19(日) 16:13:47 ID:JZY0VI9H
あと、ID:RtXu5P63 は最悪板のスレのレスを一部改竄して横溝スレに貼っている荒らし。
(横溝スレの34、35、44。)

55 :名無しのオプ:2008/10/20(月) 02:01:20 ID:ciskbhih
自演とわかりきって相手してるヤツが一番うざい

56 :ジョー・サージェント:2008/10/20(月) 18:29:07 ID:sddxfAop
>>55
書斎アンチが、クズであることを証明してくれたね。

57 :名無しのオプ:2008/10/20(月) 21:50:26 ID:AYvcPbZb
ハイハイ

58 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

59 :名無しのオプ:2008/10/24(金) 21:46:33 ID:y/n6owf9
>>56
自演は認めるんだねw

60 :名無しのオプ:2008/10/25(土) 11:22:03 ID:2kG/fO+P
デス・コレクターズ読んだ
前作未読
僕一人称でトラウマ刑事が謎多い事件を追う。比較的好みの作品だと思ったが
なぜかとにかく文章のリズムというかなんというか、とにかく合わない。
読んでても面白くない。筋立てやキャラもわるくないし、しっかりしてし嫌いな話
じゃないのに、読んでる間全然楽しくなかった。
評判も良い作品なのに何故自分に合わないのか理由がわからない。
そういうのってない?

61 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/25(土) 20:50:27 ID:agnQlPFS
テリイ・サザーン「怪船マジック・クリスチャン号」を読んだ。
ミステリちゅーか、ブラック・ユーモアちゅーか、
プラクティカル・ジョーク(本邦作品では大乱歩の「ペテン師と空気男」が想起される)、
それも金に糸目をつけない悪ふざけという感がある作。
「イージーライダー」も著したアメリカ人作家の手になるものだが、モンティパイソン・シリーズ
とか好きな向きにはウケそうなテーストの作である。
なお、表題作は連作の中編であり、長編と呼べるボリュームを持つのは併録された
「博士の奇妙な冒険」であるが、本作は終盤に来てやっとミステリ的展開(殺人に関する偽装工作)
となるものの、即座にエンディング。なんとも評価に困る「奇妙な味」の作ではある。

62 :名無しのオプ:2008/10/25(土) 21:14:10 ID:DZU3DlQ9
書斎さんの論考はためになるなあ。

63 :名無しのオプ:2008/10/26(日) 00:31:10 ID:HFzENmBO
>>43
>「鉄路のオベリスト」
EQで連載してましたね

64 :名無しのオプ:2008/10/26(日) 01:55:49 ID:pRKotqjA
 

65 :名無しのオプ:2008/10/26(日) 04:34:09 ID:Yqe6Gnnd
お前らそんなに二人の感想が気に入らないなら自分らで代わりの感想を投稿しろ
その方がこのスレも活性化する
競争してお互い負けないような感想文を書けばいい

66 :名無しのオプ:2008/10/26(日) 10:09:51 ID:nlNmqDE4
キャロル・クレモー『アリアドネの糸』(ポケミス)

大学で開かれる、エーゲ文明黄金展の展示品が盗まれ、失踪した女学生アリアドネに疑いがかかる。
彼女の無実を信じる女教授ニールセンが、独自に調査を始めるが……。
英国推理作家協会最優秀新人賞受賞作(1983年)。

謎は女学生の失踪だけだし、主人公の女教授も地味な人物。
そのぶん大学内の人間関係とか、空気とか、他人の家庭のプライバシーに立ち入ったときの違和感とか、
肌ざわりがリアルに書かれている。
神話通りの名前、アリアドネとパイドラの姉妹など、いかにも見立てっぽい要素が前に出てきているが
虚構性やサスペンスで読ませる作品ではなく、話は退屈だった。
何と言うか、マーガレット・ミラーやルース・レンデルからハッタリを抜いたような感じ。

67 :名無しのオプ:2008/10/26(日) 10:14:02 ID:pQSVeETt
名無しもくだらん感想を書くねえ。
やめとけ。品位を落とすなや。

68 :名無しのオプ:2008/10/26(日) 10:22:43 ID:ROOFf8Tl
書斎が書き込み続ける限り品位の低下は防げない。

69 : ◆XjFtIkbasQ :2008/11/03(月) 16:54:55 ID:hH4fmeFV
マイクル・コナリー『ザ・ポエット』(上下、扶桑社ミステリー、1997)【8点】

新聞記者マカヴォイを主人公とするノン・シリーズ。
猟奇的殺人+殺人課刑事の自殺の謎を主人公がFBIと協力して追う展開。

ポオの詩の一節を現場に残していくという殺人犯というあおり文句の割には、
正直上巻はやや退屈なんだけど、下巻はおもしろかった。
ちょっと伏線があからさま過ぎた気もするけど。

70 :名無しのオプ:2008/11/05(水) 22:53:54 ID:AXGBYQbW
ローレンス・ブロックの短編を読んでるんだが、どれもオチが切れてて面白いな。
星新一やO・ヘンリーの作品の中の、良作ばかりを集めたような感じ。
この人がエッセイで、短編は売れない、商売にならないって言ってるのが、
皮肉なもんだなと思う。
明らかに短編の才能があるし、本人も短編書くのは嫌いじゃないんだろうが、
それを否定せざるえない市場の状況が・・・

71 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/11/08(土) 12:45:53 ID:AhGwAmk4
イーヴリン・ウォー「囁きの霊園」を読んだ。
最近、俺が読み狂っている(とは言うてもマジで狂っているわけではないが(w )
早川のブラックユーモア選集の1冊。
「ブライズヘッドふたたび」で著名な作者の文庫化もされていない作だが、
ヴィアンやトポール等の作よりも、ストレートにこれぞブラックユーモアという展開と味わいを
持つ現代にも通じるなかなか面白い作である。
巨大ビジネス化した葬祭業、脇で登場するペット葬祭業等、現代では珍しくはないものの、
日本での翻訳当時は、正にブラックユーモアそのものだったのではないだろうか。
また、挿入される身の上相談コーナー(ヒロインの運命を左右する結果となる)の内実も面白い。
ただし、重要なテーマであると思われるカリフォルニアという母国とは対照的なカラーの土地柄
で暮らす英国人たちの心情や主人公の詩人が行う名詩の剽窃ネタの面白さは、
正直言うて、多くの日本人が翻訳で読んでもわからない世界と言わざるを得ない。
他にサイコ・ミステリ風の「ラヴデイ氏のささやかな外出」(悲劇に見舞われるのは
A嬢だとばかり思うていた)、予想外のオチを迎える「べラ・フリース、パーティを催す」
(これもヒロインの人柄ゆえにそして誰もいないかと思うていると・・・)の2短篇と
ウォーの人と作品を紹介した文献を収録。

72 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/11/11(火) 18:21:39 ID:asgMQrfl
「アトラスの使徒 上・下」サム・ボーン(ヴィレッジブックス)

NYタイムズの新人記者ウィルが初めて扱った殺人事件は
よくある類のものに思えた。しかし、野心旺盛なウィルが
事件を掘り下げていった結果、被害者の意外な一面が明らかになる。
意気盛んに取材に励むウィルだったが、そんな時、妻ベスが何者かに
誘拐されてしまう。犯人と思われる人物から断続的に届くメールに
隠された秘密とは何か?

これは壮大なホラ話である。後半はこんなことない。あり得ないと
思いながらページをめくった。バカミスというか、呆れる人もいるかも。

しかしながら、陳腐な表現だが、謎が謎を呼び、全体像が
浮かび上がりそうで浮かび上がらないというもどかしさで引っ張る
リーダビリティがあるのは確か。ただ帯にあるように
「『ダ・ヴィンチ・コード』より面白い」かは未読なんで判らないけど。

それからプロット上1つ損してるなと思ったのは、(メル欄)。
これは(メル欄2)という風にするべきだったと思う。そうすれば、
実は(メル欄3)というミスリードになったのに。

最後に2点。
・ブラックベリーは非通知に返信出来るのか?
・原書のハードカバー版の結末が違ってるんならあとがきに書けよ。皆が
 お前みたいに気軽に原書に向かえるわけじゃないんだぞ。でなきゃ
 本書を手に取ってないっつうんだよ。

73 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/11/11(火) 18:23:37 ID:asgMQrfl
「犯罪王カームジン あるいは世界一の大ぼら吹き」ジェラルド・カーシュ(角川書店)

「私」が大犯罪者だったという男の回想を聞く形の連作短編集。
これもホラ話であるが、壮大ではなく小手先のもの。だがそれがいい。
晶文社の2冊に収録された分を除いて、ベストは
「カームジンとガスメーター」。タダでガスを使うという
裏技の面白さとその簡易さが○。こんなことがやれたなんて
いい時代だったんだなぁ。他の話は大抵カームジンでなくては
無理そうなものや、共犯者が必要なものばかりだったので。ま、本来は
そういうカームジンのキャラクターを評価するべきなんだろうけど……。

気になったのが「カームジンの出版業」。これはどう解釈すべきか?
作者自身の皮肉交じりの疑問とみるべき?

後、表紙のじいさんはイメージと合わんかったなぁ。

74 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/11/12(水) 20:11:34 ID:wn9d3o/G
「垂直の戦場」ジョセフ・ガーバー(徳間書店)

40代にして優良企業の副社長という成功者デイヴィッドはその朝も
いつも通りに出勤した。オフィスでシャワーを浴び、コーヒーを入れ、
スーツに着替える。しかし、部屋に入って来た社長はいきなり
デイヴィッドに銃口を向けた! そして突如現れた謎の殺し屋たち!
更に友も妻も息子も、何故か周囲が皆デイヴィッドの敵に回り始める!
自分の身に一体何が起こっているのか? 訳の解らぬままたった一人で
得体の知れぬ敵に立ち向かう羽目になってしまったデイヴィッドの
運命は!?

(「巻き込まれ」+「あなたはだあれ?」+「ベトナム帰還兵」)3
みたいな。この粗筋は惹かれるわいな。そんな状況SF無しで
無理やろと思って読み始めた。
主人公が次々に襲って来る危機に刹那的に対処していく様は
中々の読み応え。この辺が映画化権が売れた由縁か。真相も
納得の行くもので、巧いと思った。割かしお薦め。

ただ、この邦題は頂けない。直訳せずに字面を考えるべき。
それから、初期段階と結末違うんならちゃんとそっち教えろよ!
こないだのもそうだが、翻訳家ってのは原書と自国人との橋渡し役だろ?
言わばストローみたいなもんで、それが勝手に弁作ってんじゃねーよ。
何か勘違いしてねーか? そんな意識だから例のがあんなに
遅れたんじゃね。

最後に4つ。
・22ページまで包帯の描写が無いのはおかしい
・130ページのあれは辻妻合わなくない?
・無線機って銃声やら拾わないの?
・カッスラーに筋運び褒められても……お前が敵わないだけだろw

75 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/11/12(水) 20:13:05 ID:wn9d3o/G
「8(エイト) 上・下」キャサリン・ネヴィル(文藝春秋)

現代のアメリカ。コンピュータープログラマーキャサリンは、
左遷が決まった夜友人の家で占師に奇妙な予言を受ける。その翌年の春、
友人と観に行ったチェスの試合場で見知らぬ男から「今すぐ立ち去れ」と
言われたキャサリンは、その直後に命を狙われ、以後巨大な闘いの渦に
巻き込まれていく。
革命期のフランス。財産を没収されることになったモングラン修道院では
代々伝わる呪いのチェス・セットを守るため、院長が分散させて
修道女達に預け、各地へ送り出した。しかし、その中心メンバーである
2人の修道女は潜入したパリで血生臭い狂気に襲われることになる。

最近ホラ話よく読むな。いや、面白かったよ。こんな作家がいたのか。
現代と過去のパートが交互に進行するんだけど、フランス革命の頃の話は
歴史小説としても良い気がした。勿論、かなり創作入ってるけど。

ただ、ヒロインの行動に唐突で内面描写が不足気味の面が感じられたり、
また、中盤から「こんなにハンサムだなんて」とか少々雲行きが怪しく
なってきて、その後ナポレオンが凄い美男子という記述で
「やっちまったなァ!」こやつも所詮女であったかと思ったが
ま、その辺を除くと、楽しめる。

終盤どんどんまとまっていく展開は読んでいて心地よい。少々まとまり過ぎ
な気もするがそれはホラ話ってことで……。あっ あっ みたいな感じの
サプライズも○。長いけど内容は濃いと思う。

しかし、パリ・コミューンててっきり普仏戦争後に出来たのかと思ってた。

76 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/11/13(木) 17:03:32 ID:srPso2+Y
「女医スコーフィールドの診断」ヘンリー・デンカー(文藝春秋)

美貌の神経科医ジーンは抜群の実力を持っていたにも関わらず、
性差別の壁や過去の経験等から部長昇進を阻まれていた。そんな時、
彼女は発作を起こしての運ばれてきた幼児の診察に当たって
ある疑惑を覚えるのだが、それが彼女の仕事も私生活さえも揺るがす
事態に発展していく。

社会派医療ドラマって感じ? 何か地味なんだよな。扱う問題が
小さいというか少ないというか……もっと内容を詰めて欲しかった。
まるで同時期の日本の小説みたい。で、ラストは(これまでの
流れからすると)甘過ぎ。つかこの女、もうちょっと処世術学べよ。
雌伏してゲットしたら豹変すれば良いのに。

後、子供同士の交流が案外ドライで驚いた。

77 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/11/13(木) 17:04:22 ID:srPso2+Y
「ロス・アラモス 運命の閃光 上・下」ジョゼフ・キャノン(早川書房)

第二次世界大戦末期。世界中の科学者達を集めて原子爆弾の開発を
進めていたロス・アラモスの秘密基地の保安部員が下半身を露出した
状態で死んでいるのを発見される。極秘裡に処理したい軍部は
新聞記者上がりの情報部員コノリーを派遣する。住人を総ざらいして
犯人を探すコノリーだったが、彼自身もまた監視の対象とされ、
窮屈な立場での捜査を余儀なくされる。そんな中コノリーは
美しい人妻と出会い心を動かされる――。

多感な時期にナンガサクに住んでも何色にも染まらなかったことが
誇りです。
いやー長かった。どうしようかと思ったよ。あとがきにもあるけど、
本筋に関係無さそうな場面が多くて……。訳者曰くその辺りこそ肝で、
デイトンも関心した部分なんだろうけど、やっぱりミステリーしたい
自分には些か苦痛だった。

捜査が中々進まなくて(不倫はスムーズに進行するんだがw)
苛々させられるけど、上巻の終りでやっとこさ一波乱来ていよいよ
話が動き出す。下巻に入ってからは割と展開が早くなって来る印象。
ああ、あれがここで……とか解ってくる。ただ、
「だから上巻は我慢して読んでね(^_-)―☆」とは言えない。
何か推理の筋道が曖昧だし……別に読まんで良かばい。

78 :名無しのオプ:2008/11/13(木) 20:37:23 ID:4y+pUuhu
>>77
ネルソン・デミルの作品の感想かと思った。

79 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/11/15(土) 13:05:27 ID:YhP+TS35
サマセット・モーム「アシェンデン 英国秘密情報部員の手記」を読んだ。
新潮文庫(2分冊)以来、久々の再読。
言わずと知れたエスピオナージの古典中の古典であるが、
俺自身がサマセット作品(長篇)があまり好きではない(短篇は「雨」等面白いものが多いとは
思うが)ということもあってか、初読にも退屈であったが、今回も同様な感があった。
まあ、権威や歴史的意義に拘泥しなければ、現代ではエンタメとしては文句無しの「逝ってよし!」
だわな。これはサマセットのメーンな意図がスパイを主人公にした人間ドラマであったとしても
同様、俺も経験があるが、人間ドラマは異常時よりも平常時を設定した場合の方が難しいのである
ゆえに、
第1次世界大戦を背景にしたそれなりにスリリングな設定なのだが、
とにかくプロスパイならぬアマスパイそのものの作家(勿論、サマセット自身がモデルというか
体験談含みの作)が、諜報活動が趣味的、娯楽的に過ぎスリルの欠片も感じさせないのである。
連作小説の型を取りながらも、ストーリー的に章割りの役目しか果たしていない部分も多く、
この構成の選択そのものも問題視したいところである。
上司のR大佐は当然、イアンの007シリーズのMの元ネタなんやろね。
でも、この原典にはマネー・ペニーは不存在という寂しさ。

80 :名無しのオプ:2008/11/15(土) 16:55:42 ID:2t0VUUii
読後感のスレ容量潰ぶし荒らしがひどいことになっているね。
コイツこそアクセス禁止にすべきだよ。

81 :名無しのオプ:2008/11/15(土) 21:30:51 ID:PPnvYKoC
ここのコテの方々、いつも参考にさせていただいてます!

82 :名無しのオプ:2008/11/15(土) 23:07:13 ID:SUEacNBN
>>77
キャノンの『Alibi』ならハメット賞('06)を獲得したということで
読んだことあるんだが感想は全くいっしょで笑ってしまった。
WW2直後のヴェニスでの安っぽいミステリロマンスに
ホロコースト関連の歴史的詳細・異説を細々書込んだだけって感じで、
あちゃらでの評価の高さが今一つわからんかった。文芸ってレベルでもなさそうだし。

83 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/11/16(日) 16:12:50 ID:sYNgHhlQ
リチャード・スターク「汚れた七人」を読んだ。
20年以上のブランクを経て世紀末に復活したシリーズだが、
これは旧シリーズの7作目、もっと会話主体でテンポが良いイメージがあったのだが、
主人公パーカーが極端に無口なせいもあり、間も持たす意味もあるのか、
情景描写、性格描写も詳細で、意外にじっくり読ませる作という感がある。
後にはスーパー・ヒーロー化してまうパーカーだが、この初期作ではまだまだ悪党ぶりを
発揮し、とち狂ってパーカーの命を狙う仲間、情婦を殺し現金を横取りした藤四郎を始末
するまでを一気に読ませる。
終盤の森林でのチェイス、建築中のビル内でのアクションは読ませどころとなっている。
しかし、本作のパーカーは素人に強奪した現金を奪われるは、警察の動きを読み間違えて
仲間を壊滅状態にしてしまうわ等、間抜け過ぎる感がある。
そもそも犯罪のプロ中のプロであるのにもかかわらず、あくまで強奪金に拘り危険(事件担当の
刑事の自宅への訪問までする等)を犯し過ぎるパーカーの態度が最後まで説得力を欠く感が
あるのだ。
内容的には、カレッジ・フットボール・スタジアムからの売上金強奪のプロセスを軽く流さず、
もっと書き込めば非常にスリリングなものとなったであろうことが惜しまれる。
(ちなみに映画化作品ではこの部分に尺を割き、前半の見せ場とし、キャラ的にも
殺される女も主人公(黒人に脚色)の恋人と設定、リベンジ的要素も入れて主人公の追跡に
説得力を持たせている)

84 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/11/16(日) 17:51:55 ID:AQuJSsWq
「深海のアリバイ マイアミ弁護士ソロモン&ロード」ポール・ルバイン(講談社)

バカンス先でボート事故に遭遇したスティーヴとヴィクトリアは
ボート内で死んでいた男の殺人容疑にかけられた資産家グリフィンの
弁護を担当することになる。常日頃スティーヴの専横を苦々しく思い、
独立を考えていたヴィクトリアは、グリフィンと家族ぐるみの付き合い
だったこともあり、この件では何としても主導権を握ろうとするのだが、
それがきっかけで2人の間がギクシャクしてしまい、更にグリフィンの
イケメン息子の登場で舞い上がるヴィクトリアにスティーヴが
嫉妬して公私共に危機を迎えることに――。

いつ出るかいつ出るかと思っていたら6月に出とったやないかーい!
ひぐち君ちゃんと教えてくれなきゃダメだー。
いやしかし掴みがOK過ぎる。出だしからぐいぐいですよ。
訳者のセレクトも奏功したんだな。

リーガルサスペンスはそんなに好きじゃないけど、これは法廷の場面は
割と少なくて、主役2人のドタバタとかアクションとかがメインだから
問題なく楽しめる。後半ヌーディストクラブに入会させられる
行なんかはやりすぎコージーな気がするけどw。
中心となる事件とは別にそれぞれの親に関する事件の謎解きもあり、
またソロモン法という名称で紹介される一種破天荒な裁判必勝法も面白い。

ただ、ロマンスものとしてみた場合不満点がいくつかある。その辺りで
ちょっとヒロインにムカつくけど、全体としては続きが楽しみな
シリーズだ。

あ、法廷劇そのものには捻りはあまり無いのであしからず。

85 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/11/16(日) 17:52:52 ID:AQuJSsWq
「無実はさいなむ」アガサ・クリスティ(早川書房)

静かな町にやって来た一人の男。彼がアージル家にもたらした
驚くべき知らせが、2年前の殺人事件の悪夢を再び甦らせることに
なる――。

後期のクリスティはこういう過去の事件を再検証する作品がお気に入り?
殺人犯として獄中死した男が主張していたアリバイが2年後に証明され、
証人の学者が関係者に酷い衝撃を与えたことに責任を感じて捜査に関わる
わけですが、事件の性質上証拠より証言がクローズアップされており、
ダイイングメッセージ(とは違うか)等も出てきます。緻密な推理は
ありませんが、淡々と進行していくストーリーは秋の深更に
マッチしている気もします。

ただ、クリスティにしては話が膨らまず印象が薄いということも
言えますが……。後、186ページの罠は罠になっていないと思います。
その事はほんの数ページ前に皆に知らされていますから。

86 :名無しのオプ:2008/11/16(日) 18:25:16 ID:K1QqK66L
読後感よ、張り合って荒らすのはやめろや。
所詮レベルが違うし、スレ容量潰し以外の何者でもないんだからな。

87 :名無しのオプ:2008/11/16(日) 18:33:10 ID:nLInzscc
>>86
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1225470114/77
>77 名前: 名無しのオプ 投稿日: 2008/11/16(日) 09:13:56 ID:K1QqK66L
>>3. 固定ハンドル(2ch内)に関して
>>叩きについて
>>最悪板以外では全て削除します。

>削除されるということは荒らし書き込みだということだね。

書斎支持者は自他共に認める荒らしであることがこれで証明されたなw

88 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/11/18(火) 18:19:11 ID:tNq4vZFM
「チャイルド44 上・下」トム・ロブ・スミス(新潮社)

スターリン体制下のソ連。保安省の捜査官レオはとあるスキャンダルに
巻き込まれ田舎町に左遷されてしまう。しがない警官としての余生に
絶望しかけていたレオだったが、森の中で惨殺された少女の事件を
扱うことに活きる意味を見出そうとする。密告の危険を抱えつつ
妻と共に捜査に乗り出すのレオに未来はあるのか……。

やっと読めた。初めて粗筋を知った時は「モスクワ、2015年」
(及びその続編)を連想したけど、ひょっとして同じ犯罪実話が下敷き?

閑話休題。犯罪政治愛情等が絡み合って引きの良い読み物になっている。
特に逃げ場の無い社会情勢だからこそ成り立つ人間関係のドラマが
面白かった。気に食わなければ割と簡単に離れられる現代では
本作の様な変化が起きることも稀になっているのではないか。
後、小さな子供の描写が切なくてキュンと来た。ラストの決断も心地良い。
それから勿論ミステリー的な驚きの要素もある。

ただ、ケチもいくつか思い浮かぶ。
まず、前フリが長すぎる。特に序盤の雪合戦と逮捕劇の行は
もっと刈り込めるはず。それから主人公が身の危険も省みず捜査に
これだけ入込むことに対して説得力のある理由が提示されていない
と感じた。この辺が「モスクワ〜」と違う所。後、(メル欄)というのは
根拠の無い幻想だと思う。

それにしてもこんな組織で一廉の地位にある人はどうやって
出世し続けられたのやら……。
最後に、あの紅茶俺毎日飲みたい。飲み明かしたい。

89 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/11/25(火) 18:45:18 ID:lbx6RJ1u
「ウォリス家の殺人」D・M・ディヴァイン(東京創元社)

大学教授モーリスは、幼馴染みの売れっ子作家ジョフリーから彼の館に招待される。
ジョフリーの様子がおかしいと彼の妻ジュリアから聞かされていた
こともあり誘いを受けたモーリスだったが、ジョフリーには
複雑な思いを抱いており、更に彼の息子がジョフリーの娘と婚約していて
それにジュリアが反対しているという込み入った状況の中にいた。
館に着いたモーリスはジョフリーの兄ライオネルがこの地に来ていて
兄弟の確執が起きているらしいと知る。そしてある日、2人は揃って
姿を消した。大量の血を跡に残して……。

創元ディヴァイン・ウォーズ第2弾。相変わらず面白くてサクサク
読み進められる。伏線がガンガン出てきてキッチリ回収されていく
爽快感ったらたまんないね。本来それが当然なんだけど。
「悪魔はすぐそこに」に比べて難易度は高いと思う。

主人公の別れた妻が息子にあることないこと吹き込んで父子の関係が
半ば破綻しているというサイドストーリーも興味深かった。こんガキが。

ただ、「えっ!?」と思ったのは、作中で犯人の正体に気付く
決め手となる手掛りが提示されるタイミング。他の事情を勘案すると
ここで出てくるのは腑に落ちない。
後、223ページの最後の一文は「顔に現れている」では。

しかし、流石のクオリティだ。つくづくブランクが恨めしいよ。
というより見る目の無かったポン助どもがという方が正確か。
こいつらがスルーしたせいで、にわかが得意気に順番決める様な
不愉快な事態になったんだからな、全く。大体こいつも本格古典を
それなりに扱ってきた癖に聞いたこと無かったて有り得ねえよ。

90 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/11/25(火) 18:47:02 ID:lbx6RJ1u
「亡き妻へのレクイエム」リチャード・ニーリイ(早川書房)

広告代理店の副社長ポールは、ある夜衝動的に決意し、自室の
クロゼットの片隅に長いこと放置していたトランクを開封した。
それは21年前、退役後帰国する彼を待たずに死んでしまった
妻キャシーの思い出が詰まったトランクだった。様々な品を手に取り
過去に思いを馳せていたポールは妻の財布の中に手紙を発見する。
それは彼に宛てたもので、夫が間もなく帰ってくることに対する
喜びに溢れていた。最後に日付を見たポールは衝撃に襲われる。
それは彼女が自殺したとみられていた当日に書かれていたのだ!
妻の死因に疑惑を抱いたポールは独自に調査を開始する。

初ニーリイ。「仮面の情事」は映画で観た。

クリスティがお得意の過去の事件ものですが、不惑過ぎて会社重役という
責任ある立場にいる主人公が過去に拘わるのを周囲の誰も止めず
普通に協力するのがおかしかった。この会社の次期社長人事を巡る
争いも見所の一つ。

真相は、まあ、意外なんだけど自分は驚けなかった。引きが弱かった
のかな?

そうそう、いくつか辻妻が合わない様な箇所があった。
・45ページと46ページの記述が食い違う


91 : ◆XjFtIkbasQ :2008/11/28(金) 00:30:42 ID:jxMT8jyj
ピーター・ラヴゼイ『マダムタッソーがお待ちかね』
(ハヤカワ・ミステリ文庫、1986)【7点】

ヴィクトリア王朝を舞台としたクリッブ部長刑事物。
写真館の妻が助手の男を毒殺し、殺人を自白。絞首刑の判決を受けるが、
ある日その自白を覆す証拠を示した写真が郵送されてくる・・・女の真意は。

絞首人のパートが当時の死刑と民衆の文化が窺えて面白い。
ただそこそこ愉しめたけど、ミステリとしてどう絡むかという問題となると、
ちょっと物足りない。地味な良作というところ。

92 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/11/28(金) 16:46:36 ID:JN1PpYQ/
「アパルーサの決闘」ロバート・B・パーカー(早川書房)

横暴な牧場主ブラッグが君臨する町アパルーサに新たな保安官が
やって来た。男の名はヴァージル・コール。各地で名を馳せた
ガンマンであるコールは助手エヴァレットと共に巨悪に立ち向かうのだが、
やがて事態は複雑な色合いを帯びて来る……。

初パーカーが西部劇ものなのは、元々西部小説が読みたかったから
です(強く薦められた逢坂は女主役で「はい、消えたー」)。
どうせ読本を眺めた限りでは現代ものはフェミニストならぬ身には
かなりしんどそうですしね……。

しかし、西部小説ならそういうのは無いだろうと安心して強い男の
ドライな闘いを期待して読み始めました。コールの造型は一見機械の様で
感情に流される面もあり、矛盾を孕んでいる様にも思えましたけど、
これは西部小説の主人公として割とオーソドックスなのかな?
ガンマンという人種の微妙な立ち位置をきっちり描写しようと思ったら
結構大変なんでしょうね。その点侍は身分という枠組みから
アプローチして書けるからまだ楽と言えるかも知れません。

助手のエヴァレットは、コールよりもはっきりした倫理観を持っていて
より人間味が感じられます。この2人の差異がああいうラストに繋がる
のは納得がいきました。

他のキャラクター――悪役、美女(玄・素)――は類型的で、
彼らによって織りなされるストーリー展開も従来の西部劇(欧米の映画)の
それと変わらない印象を受けました。だから次作がどんなストーリーに
なるのか、早く読みたいです。

93 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/11/28(金) 17:12:26 ID:JN1PpYQ/
「反撃」ブライアン・ガーフィールド(早川書房)

善良な弁護士マールの人生は偶々賄賂の受け渡し現場を目撃して
しまったことから暗転する。マールの証言で有罪判決を受けた
大物マフィア・フランクの報復を恐れて名を変えてひっそりと
暮らす日々。そして8年後、出所したフランクは遂にマールの居所を
突き止め、復讐の牙を剥いた!
常に命の危険に晒され、家族の絆も危うくなりつつあるマールは
到頭ある決意を固める。

以前読んだ「ロマノフ家の金塊」は革命後の歴史ものとして良かったが、
今回は所謂素玄対決もの。ランボーでもポアロでもなく、
普通の中年のおっさんが、ホーム・アローンの様に単に機転を利かせて
危機を切り抜けるのではなく、ガチで身体を鍛えて様々な技術を
身につけて敵に立ち向かうという展開。

しかし相手はマフィア。頭を潰せばそれで済むという問題ではないし、
かといって壊滅させるのも現実的に不可能。何より報復感情を
捨てさせなければならないわけで、これは暴力で解決出来る事柄
じゃないぞと思いながら読み進めるわけですが、うーんこういう
展開か……。まあ、納得出来なくもないかな、という印象。

主人公の染まる様で染まらない意志の強さが物語に独自性を持たせている
と言えるかも。同じ作者の「狼よさらば」(映画のみ)と対照的な作品
といった処でしょうか。

94 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/12/03(水) 16:55:09 ID:046YdUqR
「腕利き泥棒のためのアムステルダム・ガイド」クリス・イーワン(講談社)

ミステリー作家兼泥棒のチャーリーは滞在先のアムステルダムで
突然裏稼業の依頼を受ける。それは2軒の家から小さな人形を盗み出す
ことだった。依頼人の持つ人形と合わせて所謂「三猿」を形成するもの
らしいが……。
仕事に取り掛かるチャーリーだったが、何者かに邪魔をされ、更に
事情を知っているらしいブロンド美女と共に依頼人を訪ねると
彼は自室で殺されていた! 一体誰が? そして猿に隠された秘密とは?

タイトルが洒落てたんで読んでみた。
これ劇画的だね。主人公が蘊蓄垂れながら泥棒する泥棒する話で、
編集者との会話で平然と泥棒の話をしたり、
本来会うのが難しそうな人にスルッと会えたり、
そもそも三猿というアイテムが「マルタの鷹」を意識してるし。
だからそういうノリを楽しめればおk。

しかし、おとぎ話故の甘さも垣間見えるようで、
1、前半にある人物が主人公のためにした行動は、それ以前の行動と
矛盾するはずなのに、誰にも突っ込まれていない。
2、154ページ辺りの記述はアンフェア。
3、最後にお約束的に皆を集めるシーンは本来有り得ないはず。
4、終盤語られる主人公がしたある細工は手順通りだとすると不可能。
など瑕もあり。後、やたらマンセー描写されてたヒロインが
あっさり……なのもマイナスかなw。

シリーズ化されてるみたいで次はパリが舞台。声の出演のみの
女性編集者との絡みなんかは面白かったしまた読むかも。

95 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/12/03(水) 17:18:20 ID:046YdUqR
「死の連鎖」ポーラ・ゴズリング(早川書房)

は女性大学教授が自宅で射殺されているのが発見され、グランサム警察の
敏腕警部補ストライカーと部下たちは捜査を始めた。そんな時、
部下の一人ピンスキー部長刑事は娘の恋人から相談を持ち掛けられるが
詳しい事情を聞けないまま彼は殺されてしまう。深く悔やむピンスキーは
犯人は通り魔と判断するストライカーと袂を別ち独自に聞き込みを
行うことに。
一方、ストライカーの恋人ケイトは研究室に頻繁に掛って来る
脅迫電話に悩まされていた。

ゲイブリエルシリーズをスルーしてストライカーものとしては
4番目の作品。恋人のインテリ美人、ケイトとはまだ結婚しておらず、
またもや一悶着有りそうな雰囲気の中スタートします。
やっぱりこういう女性と付き合うのは大変なんですねえ……。

あとがきでストライカーは「ほとんど何もしてない」と指摘があり、
そういやそうだなと思ったのですが、今回は部下の刑事たちの捜査に
焦点を当てているようで、それプラス前述の2人の関係の行方は
というのが見所ですね。実際の警察組織ってのはもっと前時代的だ
と思いますけれども、まあコージーの流れを組むらしい
ゴズリングですからこんなもんかなと。

……個人的には、ノン・シリーズものを期待したいのですが。

96 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/12/06(土) 15:56:32 ID:sXVqK7iK
「本命」ディック・フランシス(早川書房)

超一流騎手のビルが障害レースで転倒し、死んだ。完璧な跳躍
だったのに……。不審に思った親友のアマチュア騎手アランが
問題の柵を調べると、そこには針金が巻き付いていた。ビルは何者かに
殺されたのか!?
アランは警察の協力も請いつつ捜査を始めるのだが……。

デビュー作だそうで。
競馬という共通のテーマを元に何十作も書き続けているフランシスだが、
それは毎回どういう不正を考えるかと(ほぼ)言い換えることも出来よう
(←使ってみたかった)。こないだ読んだ「読本」に収録の短編然り
本作然り。主人公が親友の為に奮闘(孤軍ではないが)し、
かつ恋のレースにも励むという筋書きと合わせて基本的な作品だと思う。

恋敵に対して心穏やかでないながらもフェアたらんとする天晴れな男気や、
巨大な敵に襲われた四面楚歌からどう脱するのかや、終盤に強いられる
厳しい選択で主人公がこの先どうなるのか等が読み処。

最後に疑問点が2つ。
1、76ページの時点で主人公があの疑問を持つのは不自然。
それよりも先にまず思い浮かぶ可能性があるはず。
2、248ページの時点で主人公があんなことされたらその直後の
展開に繋がらないはず。

97 :名無しのオプ:2008/12/08(月) 23:26:08 ID:+r2iBEZc
現在、「2chが選ぶこのミステリーがすごい!2009」の投票を行っています。
こちらに投票お願いします。

2chが選ぶこのミステリーがすごい!
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1166286465/266-

【以下のルールを守ってください】
・投票スレの>>1-3は無視してください。
・対象は奥付表記で2007年11月〜2008年10月の期間内に発行された広義のミステリー作品。
・6作品以内で順位をつけて投票すること。
・必ずしも6作挙げる必要はなく、1作でも投票可とするが、上記のように順位はつけること。
・1位=10点、2位=9点〜6位=5点で集計。
・国内作品と海外作品は別々に投票する。
・各作品に一行以上の総評必須(ネタバレ禁止)
・宝島社の作品は対象内
・投票期間は12月8日〜1月20日まで

今年のこのミス、本ミスなどのランキングです。参考にしてください
国内編 http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1166286465/267-270
海外編 http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1166286465/271-278

98 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/12/09(火) 17:13:11 ID:EfhqmR+L
「ニューヨーク12番街 ブロークン・ハート・クラブ殺人事件」イーサン・ブラック(DHC)

ニューヨークで連続殺人事件が発生。被害者はいずれも女性で
惨たらしく殺されており、現場には必ず「BHC」の3文字が
残されていた。事件を担当することになった由緒正しき資産家の刑事
フートは、相棒と共に犯人を追う。

大富豪のイケメン刑事が主役で美女との濡れ場もたっぷりという
官能ミステリー。
真相には中盤で気付くと思うが、それよりも事件に関連した
主人公と恋人のイザコザで読ませる。

ラストはザマミロ4割はあ?6割って感じかな。続編も読もう。

しかし、(メル欄)は言い訳出来んぞw。

99 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/12/09(火) 17:29:13 ID:EfhqmR+L
「サーズビイ君奮闘す」ヘンリー・セシル(論創社)

資格取り立ての新米弁護士サーズビイは右も左も判らない法曹界で
戸惑い翻弄されながらも、良き先輩やガールフレンドの助言を得て
頑張るのであった。

最初は乗れずに困った。主人公共々ポカーンとただただ傍観してる様な
感覚だった。でも離婚訴訟の行から徐々に作品世界へ入れる様になった。
で、読み終って思うのは、これは別に成長物語でもなければ
法廷ミステリーでもないなということ。

セシルの作品は「浮ついた世界観」が土台にあってそこから
「奇妙な味の法廷もの」が展開していくというイメージがあって、
本作もそんな感じなんだけども、中心となる事件があるわけでもなく、
鮮やかなどんでん返しがあるわけでもなく、主人公が最初と最後で
然程成長しているとも思えず、主人公の性格も余り好きになれず、
正直読むんじゃ無かったと思った。ただちょっと気になるラスト
だったから続きが知りたくなくもないけど。

俺「メルトン〜」も駄目だったんだよなあ……「法廷外裁判」は
傑作だと思うけど。

100 :名無しのオプ:2008/12/14(日) 02:45:04 ID:Cf99i4gQ
『秘密機関』アガサ・クリスティー(早川書房)
アガサ・クリスティーの『スタイルズ荘の怪事件』に続く長編二作目にして冒険ミステリーデビュー作でありトミー&タペンスのデビュー作
久しぶりに再会した幼なじみのトミーとタペンスは、青年冒険家商会なる何でも屋的なものをつくった。そして、二人に仕事の依頼が舞い込むが、そのことをきっかけに二人は英国の極秘文書消失事件に巻き込まれてしまう。
トミーとタペンスは地下組織からイギリスを守るため機密文書をめぐる暗闘に身を投じることになった。

クリスティーの冒険もののお約束である、明るく向こう見ずな女主人公、登場人物の軽妙なやり取りと洒落たセリフ回し、明るく愉快な登場人物、多少のご都合主義の全てが揃っている。
ご都合主義な点で、特にイギリス政府が重大な仕事を素人の二人に託すのはどうかな?と思わぬでもないが、それはご愛敬。
常に死と隣り合わせの緊張感のあるスパイスリラーとまではいかないが、組織のボスの正体や機密文書の謎、敵との駆け引き、組織のアジトに侵入調査など冒険ものとして充実している。
後のクリスティーの冒険小説『茶色の服の男』『七つの時計』ほどミステリー的なサプライズはないが著者にしてはめずらしく密室殺人的な謎もあり(といっても簡単なトリックだが)、組織のボスの正体の隠し方などミステリー的にほどよく手の込んでいる。
だが、この本のメインはやはりクリスティーの序文にあるとおり「冒険の楽しみ」である。
クリスティーの冒険ものはやっぱり楽しく、主人公たちが人生楽しそうな人間ばかりである。少年少女のころのようにワクワクしたい方にぜひお勧め。
にしてもクリスティーの書く元気いっぱいの女の子はかわいいなあ

101 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/12/16(火) 01:18:14 ID:mxaYIvri
「原子力潜水艦、北へ」ジョン・ボール(早川書房)

人気ロック歌手の徴兵拒否から始まったアメリカ国民の
軍備に対する忌避感は陸軍のスキャンダルによって爆発的に増大し、
遂に違憲判決まで引き出してしまう。左派政治家の台頭。軍備の縮小。
そして、その日は突然やって来た。ソ連の奇襲攻撃にアメリカは
なす術もなく降伏し、占領されてしまう。大統領は身を隠す直前、
ある計画を立ち上げる。アメリカ最後の希望を背負って立ち上がった
愛国者たちの闘いが始まる!

面白かった。これは日本の未来だね。そう遠くない。アメリカじゃ
絵空事だけど、軍備そのものを忌避する特殊な左翼がのさばる日本じゃ
普通に有り得そうで怖い。

ストーリーはレジスタンスが侵略者に立ち向かうというものだけど、
この作者が偉いのは「アメリカの正義」をごり押ししない点。
ソ連側にも話の解る人物として描かれているキャラクターが複数いるし、
そういう人物のセリフを通して第2次世界大戦における
アメリカの欺瞞を指弾させている。そして主人公もそれに反論出来ない。
更に事態を悪化させた反戦政治家にも愛国心を認めている。

これらのことに一々頷きながら読み進めていくと、あらすじからは
予想出来ないラストを迎えるのだが、そこには単なるご都合主義とは
違う説得力がある。

ただ惜しむらくはタイトルが限定的なイメージを与えてしまうことと、
ソ連によって征服される過程がすっ飛ばされていることだが……。

総合的にはお薦め。

102 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/12/16(火) 01:45:21 ID:mxaYIvri
「レゾリューションの対決」ロバート・B・パーカー(早川書房)

さすらいのガンマン、エヴェレットが辿り着いたのは小さな田舎町だった。
有力者エイモスに用心棒として雇われたエヴェレットは
住民の信用を得るが、エイモスは強引なやり口で町全体を
支配しようとする。やがてかつての相棒ヴァージルもこの町を訪れ、
2人はエイモスの野望を阻むために立ち上がる!

2作目をどう作ってくるのかと思ったら、ああ、普通に作れるんだね。
短い会話が多くてサクサク読んだ。でも……ぶっちゃけ飽きてきたかもw。
主役2人(特にヴァージル)のキャラクターがイマイチピンと来ない。
何だかんだ言ってても最後に物を言うのは拳銃だし、事実そうなる
わけで……。だったらつべこべぬかしてないでさっさと撃てや
と言いたくなる。

道理や哲学にこだわる様で結局感情の赴くままに行動するヴァージルも
それに雷同するばかりのエヴェレットも好きになれないし、
そういう性格にしては不自然な程クールに描かれているせいで
人間味を感じない。

つか、今までもこんなこと繰り返してたんならこいつらとっくに
賞金首になってると思うんだが……。

でも3作目が出たら……読み易いから読んじゃうと思うw。
他に西部小説無いし……。

103 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2008/12/17(水) 20:06:29 ID:SKF8rKig
「ウィーヴワールド 上・下」クライヴ・バーカー(集英社)

リヴァプールに住んでいる若者キャルは逃げた鳩を追いかけて
辿り着いた屋敷で不思議なものを目撃する。
その体験が忘れられないキャルは数日後、再び屋敷を訪れるが、
そこで恐るべき敵と、そして運命の美少女スザンナに出会う。
キャルとスザンナは敵に追われながら、大いなる秘密を探り、そして
守り抜こうとするのだが。謎の絨毯に隠された“フーガ”とは?

初バーカー。長い。後半飽きが来た。
思うに、世界観とかの設定が雑かなー、と。読んでると
「結局、人間のみで良くね?」と思う瞬間が来るのよ。
普通のものと違うものを描くなら、大いに違えて貰わないとね。

加えて今はラノベ、漫画、アニメ等で多くのバリエーションが
産み出されているから真新しさも無いし。そこは20年の重みだぁね。

あと登場人物紹介でヒロインが処女となってるけど、誤り。
漫画だったら休載もんだぞw。ちなみに貞操観念で言えば、敵の女の方が
保守的なのがちょっと面白い。

最後に細かいけど、45ページで唐突に「壁」という言葉が出てくるが、
当該シーンに壁は無い。勢いで指が滑ったか?

104 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/02(金) 00:01:50 ID:Muk40sWC
ヘンリー・ウェイド「議会に死体」を読んだ。
昨年度の「このミス」等でもそこそこの評価を受けた作だが、
謎解きも淡白でつまらん、文句無しの逝ってよし作品であった。
殺人計画がダブる偶然性に、これまた偶然の目撃者が絡むという萎える真相に加え、
森英俊(早大政経卒)氏が、「フィニッシング・ストローク」と評したダイイング・メッセージねた
も小ねたに過ぎないという感がある。
土地開発に絡む議員汚職というエレメントは現代にも通じるものがあり、
この作者のキャリアから来る社会派志向は致し方ないものがあるとはしても、
怪奇探偵小説やファースの装飾がなく、この手の傾向で謎解きを読まされるのはきついという感
がある。

105 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/02(金) 22:36:32 ID:eX0ttsy3
コナン・ドイル「陸の海賊」を読んだ。
サー・アーサー・コレクション第4弾であり、表題作他10編を収録。
第4弾ともなるとさすがに「サー・アーサーってこんなのも書くのかお」といった感じの
異色作も多く収録されておる。
例によって、大好評な全話講評逝ってみよう!!
・「クロックスリーの王者」
貧乏医学生が学費稼ぎのためリングに賭ける。
面白いが今読むと辛気臭い感もあるシャーロックもののサー・アーサーが
こんな痛快ボクシング小説を書いていたとは意外だ。
・「バリモア公の失脚」
「よく見ればわかるだろうが」と突っ込みを入れたくもなるが、
洒落たボクシングねたのトリック小説として楽しめる。
・「ブローカスの暴れ者」
これもボクシング小説と見せて、グロな怪談への切り換えが見事な一編。
短い中に起承転結が綺麗に決まった短篇小説として非常に良く出来た作かと思う。
・「ファルコンブリッジ公」
オチと主人公の締めの台詞が効いているボクシング小説であるな。
・「狐の王」
解説にはバスカヴィルを連想させるとあるが、怪犬の登場以外は特に共通項を感じない。
近年、英国内でも批判が高まっている狐狩りをねたにした作だけにどうも好感を持ち難い作では
ある。

106 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/02(金) 22:37:20 ID:eX0ttsy3
・「スペディグの魔球」
日本では殆ど知られていないクリケットねたゆえ、エンタメとして日本の読者に提供するのは無理
があったようである。
思い切って野球ねたに翻案したら面白い作に仕上がったと思われ。
・「准将の結婚」
サー・アーサーファンにはおなじみジェラールものの一編。
獰猛なブルと准将の一騎打ちかと思わせて、牛の角に突き上げられて恋人の部屋へ窓から
ダイブする間抜けぶり。相変わらず憎めない活躍ぶりや。
・「シャーキー船長行状記」
海賊シャーキーを主人公とした3作を収録。
奸智に長けた極悪非道な海賊が堂々の主人公というだけで十分に異色作。
巻末の解説によれば、シャーキーもの(?)にはもう1作あるとのこと。
うーん、読んでみたいものである。
ボリューム、印象度等からみると、次に収録されている「陸の海賊」(面白いタイトルとは思うが)
よりも本シリーズを表題作にした方がベストだったと思われ。
・「陸の海賊」
これはシャーキーものとは異なる義賊もの風な一編。
怪盗ルパンならぬルパン三世あたりを喜んで見ているような連中にもウケるような明解さと
洒落た英国短篇小説風味を兼ね備えた作と言い得る。

107 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/01/03(土) 03:47:19 ID:fRqVBOtt
「荒野のホームズ」スティーヴ・ホッケンスミス(早川書房)

偶々手に入れた雑誌に載っていたホームズ譚に魅了されたカウボーイ、
オールド・レッドと弟の俺ビッグ・レッドの兄弟は、雇われた牧場で
奇妙な殺人事件に遭遇する。周囲がいい加減に処理しようとする中、
ホームズを尊敬するオールド・レッドは推理によって真相を突き止めようと立ち上がるが……。

普通に本格として面白い。西部劇ぽさもちゃんと絡めてある。
主人公達がパーカーのみたいに強すぎないのも良い。
ただ、ホームズ・パスティーシュとしての評価はノーロキアンなのでパス。
個人的には(メル欄)方が良かったかも?

西部劇とミステリーてのは、意外と合う分野だと思うわ。
「テキサスの五人の仲間」とか「暴行」とか。未見だが
「必殺の一弾」や「六番目の男」もミステリー味があるらしいし。

西部劇は今国内で中々読めないから貴重なこのシリーズ。
続編や短編集もどんどん出そうぜ早川。

108 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/03(土) 11:57:07 ID:r1PH0/44
「クルンバーの謎 ドイル傑作集3」を読んだ。
表題作他4作を収録。恒例となった大好評な全話講評逝ってみよう!!
・「競売ナンバー二四九」
サーアーサー版「恐怖のミイラ」とでも称すべき作か。
ベタな怪奇小説の展開の後、終盤は一転、アクティヴな化物退治談へと転じるのが
いかにもホームズ談やチャレンジャーもののサー・アーサーらしい。
・「トトの指輪」
20頁強の短い作だが、H・R・ハガードなら長篇で書きそうな古代エジプトから始まる不死を巡る
怪奇ロマン。
深夜のルーヴル美術館という恐怖を描く最適な舞台設定ではあるが、古代ロマンの印象度の方
が強い作であり、クールな医学者らしい古代考証へのシニカルな視点も感じさせるのが面白い。
・「血の石の秘儀」
無記名で雑誌掲載され近年発掘された(解説より)お宝作品ではあるが、出来は良くない。
古代ケルトの宗教を巡る他愛もない冒険談(この手の作としては主人公が女性というのが
異色とはいえるが)という感あり。
・「茶色い手」
タイトルからしてコテコテな怪奇小説、ストーリーも謎のインド人絡みのゴーストストーリーなのだが、
陰惨な感じは薄く、相続秘話という明るいイメージの作である。
主人公は医師(多忙ながら富に恵まれないのが若き日のサー・アーサー自身を投影している
ようだ)であり、死人の左右の手を取り違えるという失敗も犯す(笑える)ものの、
非常にアクティヴなせいかと思われ。
・「クルンバーの謎」
収録作品中で最大のボリュームであり、かつ、過去に単独で文庫化されていたこともあってか、
表題作となったのであろうが、先が読める展開(神秘的なインド人僧の登場による因果応報的
展開)が萎える感がある。今回は翻訳された補遺にサー・アーサーの心霊学への深い耽溺ぶりを
覗わせる点が興味深い程度の作かと思う。

109 :名無しのオプ:2009/01/03(土) 20:50:47 ID:3Yw7aZr6
「サイモン・アークの事件簿1」エドワード・D・ホック(創元推理文庫)
2000年生きた男が、探偵役の短編集。
オカルトを扱っているが、ホックなので、あまりホラー風味は強くない。
2000年生きていることが、あまり推理に生かされていない。
犯人の意外性にこだわっているところは、好感が持てた。
サム・ホーソーンの事件簿が好きなヒトにはお勧め。


110 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/03(土) 23:38:15 ID:lVjuHjvF
グラディス・ミッチェル「ウォンドルズ・パーヴァの謎」を読んだ。
首無し死体あり、肉親間の軋轢あり、オカルト探偵あり等と来れば、
横溝正史的どろどろの世界を想起、期待してまうのだが、
長年学校の先生もやっていた作者らしく少年(15歳)少女(20歳の設定だが書かれている
イメージは完全に元気少女)が活躍する明朗なジュブナイル風の雰囲気である。
この手の作風を好む者にはOKだろうが、作品としての重厚さを欠く感は否めないかと思う。
内容的には犯行現場におけるファースの如き偶然性の連続には萎えるものがあるが、
結末=最終的謎解きは、サイコロの振り出しに戻る感があり、遵法精神をスルーする姿勢は
アント二イ風でもあり、まずまず良しか。

111 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/04(日) 20:25:53 ID:/u0hGB8P
マイケル・イネス「霧と雪」を読んだ。
完全ネタばれしている作なのであるが、
ネタばれしているのが「わからない」という点がミソか。
どことなく大乱歩の習作「火縄銃」を想起させる作でもある。
ただし、このネタはシャープに短篇で書いた方が活きたかと思う。
文学薀蓄を散りばめ、多彩な登場人物が跋扈する展開が実にうざく読み難いものがあり、
これを読まされるとアガサならもっ巧く書くのにという感を拭い切れない。
(ただし、ネタはジョン風)
勿論、オクスフォードのフェローにまでなった作者ゆえ、単なるトリックに頼った読み捨てミステリを
著す気も無かったであろうが、本邦におけるユーザーに関してはミスオタしか想定し得ない点を
考慮すれば、本作のようなものこそ謎解きの興趣を活かすことを主眼にした抄訳、翻案等を意図
してもOKだったのではないか。
完訳で楽しめと言われても無理が多い作かと思う。

112 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/01/08(木) 00:34:24 ID:lGpA9kT+
「八一三号車室にて」アーサー・ポージス(論創社)

ポージスの短編集が遂に出た! とかニワカ丸出しの事は言わないが、
とにかく目出度いのは確か。
ミステリ編とパズラー編に分かれており、前者は倒叙ものや
シチュエーションに力点を置いたサスペンスの他、SFも含んでいる。
こちらのベストは「犬と頭は使いよう」。遺憾ながらSFである。
遺産を手に入れるため必死に犬を飼い続ける男の話。
余詰に余念のない弁護士が好印象。
次点は「冷たい妻」。犯人の工作と失敗が明確で短編として良い切れ味。
他に掌編「ひとり遊び」も心に残った。

後者では「静かなる死」がベストかな。ある一家が一晩で全員
謎の死を遂げるという話で、真相に驚いた。バカミスと言えるかも。
次点は「誕生日の殺人」。悪意あるパロディだが巧いまとめ方だと思う。
他にはバカトリックが炸裂している「賭け」や、アリバイ崩しの
「消えた60マイル」、某国内有名短編とネタが被る(こっちが後)
「横断不可能な湾」等が目に止まった。

こういう短編作家の作品をまとめるのはとても良い事なので
どんどんやって欲しい。

113 :読後感:2009/01/08(木) 01:13:48 ID:lGpA9kT+
「パニック!」ジェフ・アボット(ヴィレッジブックス)

新進の映画監督エヴァンの元に突如掛ってきた母からの帰郷を促す電話。
会わないと事情を話せないという切羽詰まった様子に急ぎ帰った
エヴァンだったが、そこに待っていたのは変わり果てた母の姿だった。
悲しむ暇もなく謎の二人組に捕まったエヴァンだったが、
その後現れた第3の男に救出される。自分の周りで一体何が
起こっているのか?
エヴァンの決死行が始まった!

図書館シリーズは長らくツンデル癖に新作をすぐに読んだのは、
こういう巻き込まれ型が大好きだからです! と言おうとして、はて、
主人公が事件に対して全くの門外漢でない場合は巻き込まれ型とは
呼ばないのではという疑問に突き当たりました。
ならスピード感のあるコージー? ま、いいや。そういうのってことで。

いや、面白かったです! 500後半と厚いがダレることなく読ませます。
この話の広がり具合とスピード感の保たせ具合は凄いと思いました。

類型的との批判はあるかも知れませんが、そういうジャンルなので
それを楽しめる人にだけお薦めします。

114 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/01/08(木) 01:35:03 ID:lGpA9kT+
「殺意に招かれた夜」イーサン・ブラック(ヴィレッジブックス)

NYの富豪刑事フートが今回担当することになったのは
男性の惨殺事件だった。死体はメッタ刺しにされ、局部が
切り取られていた。フート達の捜査にも関わらず殺人は続いていき、
やがて事件にはフートのプライベートにも繋がりを見せてくる。
現場に必ず残されるメッセージが持つ意味とは?

シリーズ2作目。あのラストだから今度は……と期待半分不安半分で
こわごわ読んだが、ゴルァ! 何だよこれ。もうね、アフォかと。馬鹿かと。

こんなフラグの壊し方ってあるか? うぜー。普通あそこでもう決定的だ
と思うてまうやろー! 気をつけなはれや!

えっと、このシリーズは、犯人の描写にかなりの枚数を割くので、
その辺好みが分かれるとこしょうね。ミステリー的には特に見せ場なし。

最後に気に食わない点。
1、前作の流れを改竄してる点
2、数ヶ月間の中に夏冬が含まれてる点 3、貧乳しか出てこない点
4、ラストの展開

マジで絶対無いわ! これ4巻ぐらいまで出てるらしいけど、さて……。

115 :名無しのオプ:2009/01/09(金) 19:46:46 ID:vOfCkznz
『帽子収集狂事件』ジョン・ディクスン・カー 森英俊訳 集英社文庫
乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBEST10(7)
ロンドンでは帽子の盗難事件が相次ぎ世間を賑わしていた。
そんなロンドンにエドガー・アラン・ポーの未発表原稿を何者かに盗まれてしまったウィリアム・ビットン卿から要請を受けフェル博士がやってくる。
そんな折り、ウィリアム・ビットン卿の甥であり、帽子盗難事件を新聞記者として追っていたフィリップ・ドリスコールの死体がロンドン塔で発見されたという知らせが届く。
不思議なことに、その死体の頭にはウィリアム・ビットン卿の盗まれたシルクハットが被らされていた。
フェル博士もの二作目。ポーの未発表原稿についてはワクテカさせられ、おどろおどろしい霧がかかったロンドン塔の雰囲気には興奮するが、調査と聞き込みが始めると、あまり面白みのない展開が続く。
しかも場所を把握するのに何回もロンドン塔の地図を見返さねばならずめんどくさい。
被害者のマンションの部屋に調査が移されると、スピードアップし事態は一転、また新たな死体が発見され、そして真相が語られることに。その真相と犯人は確かに驚くべきものなんだが、あまりカタルシスを感じなかったな〜。
思えば帽子と原稿の秘密をフェル博士によって明かされたときが物語の最高潮だった。
面白かったかと問われれば面白かったと答えるが、乱歩がベスト10に選ぶほど面白かったかと言われるとうーん・・・・

116 :名無しのオプ:2009/01/09(金) 22:03:33 ID:TNgVKvJP
今は地道な捜査場面とか尋問シーンとかが出てくると
すぐにつまらないという人多いね
そういう人はそもそもミステリ読むのに向いてない気がするが
次々に死体発見シーンが出てこないと興味引かないんだろうか
やたら被害者の多い連続殺人物が好まれるのもそのせいなのかな

117 :115:2009/01/09(金) 23:46:26 ID:vOfCkznz
いや、『帽子収集狂事件』の地道な調査、聞き込みが面白くなかっただけで、カーの他の作品、例えば『白い僧院の殺人』(別名義だけど)の調査、聞き込みはつまらなくなかった
最近読んだクリスティの『予告殺人』でも苦もなく読めたし

118 :名無しのオプ:2009/01/10(土) 03:13:25 ID:j4UKD1VZ
>>116みたいなレスする奴はそもそも2ちゃんするのに向いてない

119 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/10(土) 08:42:11 ID:sZVV8+ui
ジョン・ロード&カーター・ディクスン「エレヴェーター殺人事件」を読んだ。
ワンマンな出版社社長が密室状態のエレヴェーター内で殺害される。
ベタで淡白なタイトル(原題は「DROP TO HIS DEATH」とカッコ良さげであり、
章立ても「・・・転落」で統一した四部構成と凝ったものであるにもかかわらず、
この点は邦訳では活かされていない感がある)だが、筆致もそのまま。
カーターらしいオカルティズム(白昼の出版社が舞台の作のためともいえるが)や
ドタバタ劇も無く、淡々と進行してゆく感があるのは、やはり共作ゆえか。
素人探偵による外れな推理もそれなりに面白く(D・G・グリーンの書によれば全てカーターの
アイデアらしい)、真相はホームメイドかお(w
だが、これもまた良し、今ではジョンスレ等でさえ話題に挙がることがない作だが、
当時は次企画(大戦で中止?)の話が出る程、セールス、書評共に好調だった(D・G・グリーン)のはわからぬでもない。
ただし、エンタメとしての語りや装飾の弱さゆえ、やや退屈感を催す部分があるのが残念。
「彼女の話こそ犯罪というものの説明だよ」、結びとなるグラス医師の言だが、
雇用環境が厳しさを増す大不況到来の昨今、痛切なものがあり、
この点(動機)をクローズアップすれば、今なら社会派ミステリとしても成立し得たであろう。

120 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/11(日) 09:09:08 ID:N8V47F8j
コナン・ドイル「勇将ジェラールの回想」を読んだ。
年末・年始の読書に向いたナポレオン戦争時代を背景にした楽しい連作時代小説ゆえ、
久々に再読してみた。
勇将と冠した邦題がシニカルに思えるくらいどじっ子ぶりが際立ち、
正直言うて、本シリーズの実態はユーモア小説である。
ダルタニアン物語や007シリーズと比較する論が見受けられるのには「?」、
ゆえに、ミュンハウゼンのほら男爵との比較は妥当という感あり。
ここまでジェラールを戯画化出来たのは、やはり作者が英国人であり客観的にユーモアの対象に
出来たからであろう。フランスの作家では難しかったのではないか。
では、全話講評逝ってみよう!
第1話 准将が<<陰鬱な城>>へ乗り込んだ顛末
ジェラールが好漢デュロク少尉の助太刀のため仇が潜伏する城に乗り込み男気を見せる。
しかし、真にカッコ良いといえるのはこのエピぐらいなのである。
第2話 准将がアジャクショの殺し屋組員を斬った顛末
剣戟を披露するとはいえ、ナポレオンのコルシカ時代の腐れ縁の後始末の手先にされるだけ
とも言い得るエピ(細かい説明は無し)
第3話 准将が王様をつかんだ顛末
スペインのゲリラに捉えられたうえ、最後は英軍の捕虜となる顛末。
ゲリラの首領を倒すのもバート(准男)こと英軍のラッセルだし、いいとこ無しの主人公。
第4話 王様が准将を捕えた顛末
脱走を試みるもののぐるっと廻って元に戻る間抜けぶり、
しかも脱走そのものが無意味だったというオチまでつく。ここまで来ると間違いなく滑稽談か。
第5話 准将がミルフラール元帥に戦闘をしかけた顛末
ミルフラール元帥こと元イギリス近衛連隊将校アレックシス・モーガン一味の討伐を命じられた
ジェラール、途中で盟友バートの一隊とも合流するのだが、クセモノにして配下にも人気者の
ミルフラールの策にはまってしまう・・・最後の台詞がなんともシニカルや。
今回も主人公は全くと言うていいくらい良いとこ無し。

121 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/11(日) 09:10:07 ID:N8V47F8j
第6話 准将が王国を賭けてゲームをした顛末
ドイツ融和のため疾駆するジェラールだが・・・
「宮殿の窓から指摘した大きな星(ナポレオンの星)が西の空で色が薄く、
霞んでいるのが見られた」
この締めの一文から結果がわかろうか。
第7話 准将が勲章をもらった顛末
レジヨンドヌールはもらえることはもらえるのだが、これって御苦労賃?
第8話 准将に悪魔が誘惑された顛末
これも2話&7話同様にナポレオン直々の指令談。
ナポレオンの密書ねたにして限りなくほら話の匂いが濃厚。

旅団長まで出世する主人公ジェラールだが、自信満々の語りのわりには、
中尉時代の上司(大佐)の評価は「拍車と口髭のことに凝り固まり、女と馬のほかは何も考えない奴・・・」(2話)
5話でまんまとジェラールをはめるミルフラール元帥も「マセナ元帥(ミルフラール討伐を命じた)は
多忙を極めていて、あなたのことなどあまり念頭になさそうですよ」と言われてしまう始末。
その行動を見ても、第6話では女と話し込んでいて4時間も使命を忘れ去っていたり、
第7話では使命を言い訳にしてひとり地下室に逃げ込んだと思われるシーンがあったり等、
ヒーローとして感心しないものが多い感あり。
まあ、、本人もその総大将であるナポレオンから、その勇気ともかく知力は評価されていない点
を残念に思うという語りもあるのだが・・

122 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/12(月) 09:40:24 ID:LWktV3dh
コナン・ドイル「勇将ジェラールの冒険」を読んだ。
「回想」に続くジェラール准将冒険談の完結篇。
全話講評逝ってみよう!!
・「准将が耳をなくした顛末」
ジェラールが男気を見せて耳をなくすというちょいグロいエピ。
だがそれだけとも言えるエピ。
・「准将がサラゴッサ市を占領した顛末」
准将のサラゴッサ市潜入談。このエピは007風でスリリングに一気に読ませる感あり。
・「准将が狐を殺した顛末」
あとがきによれば、ジェラールもの中で作者が一番愛好した作とあるが、
前述したとおり、今読むと動物虐待とも見える狐狩りのネタは後味が悪く好きになれないもの
がある。
・「准将が軍隊を救った顛末」
タイトルは「?」。
軍隊を救う結果となったのはデ・ポンバル(ゲリラの副官)の優れた機転ではないのか?
デュプレシス(ジェラールの同僚)も悲惨過ぎ。
・「准将がイギリスで勝利を収めた顛末」
例によってラストのジェラールの自惚れ過ぎな感はあれど、決闘の顛末を粋に描いた作ではある。
・「准将がミンスクに馬を進めた顛末」
つまり「馬を進めた」だけなのである。最後に剣戟を見せるとはいえ、
全編を通じてはジェラールがどじっ子ぶりを発揮するエピ。
どう見てもロシア娘はジェラールに惚れてはいないように読めるのだが、相変わらずの自惚れぶり
に笑える。

123 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/12(月) 09:41:14 ID:LWktV3dh
・「准将がワーテルローで奮戦した顛末」
「森の居酒屋の話」「九騎のプロシア軍騎兵の話」から成る二部構成。
後者はナポレオンの身代わりとなったジェラールがプロシア騎兵からチェースされる非常に
スリリングなエピに仕上がってはいるが、結末はあっけない。
ナポレオンから「伝令の鬼」とからかい口調で呼ばれ、
事実を告げたのに「おまえはいつも戯けた奴だったな」と一刀両断されてまうジェラール、
本人の自己評価に反して、彼氏が敬愛する陛下の偽らざる評価は「これ」だったのではないか。
・「准将最後の冒険」
「おお!ナポレオン・・・」という感想に尽きる一編かな。
もうちょい読みたいジェラール談であったが、このエピを持って来てしまうと、もう終わるしかないか。

124 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/01/15(木) 04:17:24 ID:zlVize6L
「カインの眼」パトリック・ボーウェン(ランダムハウス講談社)

リアリティ番組の出演者として選ばれた10人の男女。会場となるはずの
ホテルへ移動中、彼らは乗ったバスごと砂漠の真ん中に拉致されて
しまった。そこは廃虚と化した町。集団生活を余儀なくされる
彼らだったが、一人また一人と消えていく……。

「そし誰」に挑戦したミステリーとのキャッチだが、要するにCCでしょ?
で、作者がフランス人って不安だなぁと思いつつ読み始めた。

CCみたいなもんなんだけど、どうも徹底していなくてそれが
フーダニットの弱さに繋がっている印象。登場人物がそれぞれ
抱える秘密が次第に明らかになっていく展開は引き込まれたけどね。
そんで、終盤やつぎばやの展開にこっちのページを繰る手も速まる訳だが、
このオチは何やねん!
無茶過ぎるだろw
これで「ああ、だからか」と納得した疑問もわずかにあったが、
代わりに新たな不審点が束になって押し寄せて来るw

作者としては「平仄なんか知らねーよとにかく驚け!」
てなもんなんだろうか?
医者が激務の合間に書いたらしいから雑になるのも道理か?
バカミスアワードにノミニーされてもおかしくないがスルーされた?
そういや作者は「アイデンティティー」に触発されて書いたらしい。
あれも相当なオチの映画だったけど、本作と違って喜んで薦めるよw
つうか、本作も映画化進行中らしいが、絶対叩かれると思う。断言する。

最後に気になった点の内いくつかを。
・訳者は海外ドラマの邦題をちゃんと調べてない。
・インターンが変温動物もルミノールも知らん訳ない。
・運転手が(メル欄)した理由。

125 :名無しのオプ:2009/01/15(木) 22:12:36 ID:BL71ENr8
2008年のベストミステリを投票で決める「2chが選ぶこのミステリーがすごい!」スレ
投票締め切りまであと5日です。まだ未投票の方は、ぜひ参加してください。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1166286465/

【以下のルールを守ってください】
・投票スレの>>1-3は無視してください。
・対象は奥付表記で2007年11月〜2008年10月の期間内に発行された広義のミステリー作品。
・6作品以内で順位をつけて投票すること。
・必ずしも6作挙げる必要はなく、1作でも投票可とするが、上記のように順位はつけること。
・1位=10点、2位=9点〜6位=5点で集計。
・国内作品と海外作品は別々に投票する。
・一行以上の総評必須(ネタバレ禁止)
・投票期間は12月8日〜1月20日まで

今年のこのミス、本ミスなどのランキングです。参考にしてください
国内編 http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1166286465/267-270
海外編 http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1166286465/271-278

126 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/17(土) 20:20:41 ID:uPmSuzBz
スティーヴ・ホッケンスミス「荒野のホームズ」を読んだ。
このミスではベスト10入り、文春では完全スルーされた作、まあ読む者を選ぶ作とはいえる。
前に「五枚のカード」の評でも少し触れた点かもしれぬが、西部劇(小説)とミステリという
マッチングが難しいジャンルを融合した長篇、しかも主人公のカウボーイ兄弟が
ホームズもどきという謎解き主眼なストーリーでそれなりに読ませるのは評価してよいかも。
現代作家にしては西部小説としての牛糞や屋外便所の悪臭が漂って来るかの如きまで
リアルな描写に意外に読み応えあり。

ロバート・ファン・ヒューリック「紫雲の怪」を読んだ。
ポケミスですっかりおなじみとなったディー判事シリーズ、
今回は副官の馬栄(マーロン)が活躍する一篇。
訳者あとがきによれば本邦初訳だそうだが、荒れ寺を舞台にした日本人好みな怪奇探偵小説、
ちゅーかスリラーに仕上がっておりなかなか楽しめる。
年間ベストランキングとかには無縁の作だが、年末・年始に肩の力を抜いて読むにはこの手のもの
が一番かと思う。
だが、まず最大のヒントの呈示ということかもしれぬが、
作品冒頭で犯行形態(男女共犯)をばらしてしまうのはミステリとしては惜しい気もする。
しかしながら、外交官で学者(東洋文化)としても名高い作者のエログロ、バイオレンス満載の
ストーリーには軽い驚きを感じないでもない。

127 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/01/18(日) 15:16:53 ID:zKiOMRpX
「ロミオ」ロバート・エリス(早川書房)

女性を次々とレイプしては惨殺するシリアル・キラー“ロミオ”。
ロス市警の新任女性刑事リーナは相棒のベテラン刑事と共に事件を追うが、
その間もロミオは犯行を重ねていく。そんな中、事件とリーナ自身が
抱える悲劇的な過去との関連が浮かび上がって来るのだが……。

表紙だけ観るといかにも二見やMIRAから出てるロマサス臭く、
粗筋を読んでもいかにもありがちな女性捜査官もの、サイコキラーもの
という印象で、「何だ、こんなもんに手を出すなんて読後感も
落ちぶれたな! ペッ」と思われるかも知れないがさにあらず!
俺を誰だと思っていやがる!お前の信じる俺を新次郎!
私が本作に手を出したのはそれ以上のサムシング(阿刀田ぽく)がある
と聞いたからなのだ。そして実際あった!

読みながら、「マニュアル通りの描き方やのう」と幾分冷めていたものの、
ラストまで読むと評判も納得の出来だった。もっとも、大分危うい
箇所もあり完成度が高いとまでは言えないが、この手のサスペンスの
内では良作だと思う。「認められた女刑事」という設定も新鮮に感じた。
500後半と厚いにも関わらずスムーズに
読めるのも○。

こういう作品がランクインしている点をみても早ミスの意義はあると思う。
続編にも期待。

128 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/18(日) 20:28:37 ID:XMuR0qmd
ファン・フーリック(表記どおり)「中国迷路殺人事件」を読んだ。
ディー判事シリーズの記念すべき第1作。
前に論考対象とした「紫雲の雲」と同じく、国境の街蘭坊を舞台にした読み応え溢れる
チャイナ・ミステリ、ちゅーか、チャイナ・スリラーに仕上がっており、
以後の人気を納得させるものがある。
特にコンパクトに纏めた中期以降の作品とは異なり、ボリュームがあるため、町の顔役成敗に
始まり、タイトルに冠された中国迷路に隠された遺言の謎、前知事殺し、元軍人殺し、
女性失踪事件等、これに蛮族(ウィグル)による襲撃計画まであるという
モジュラー・タイプの集団警察捜査小説の面白さがある(作者が三件以上の事件(別件)が描かれることが多い中国の公案小説に興を惹かれ、これを模した結果ゆえか)
のが俺のお気に入り足り得た点でもある。サドマゾ、バイオレンス趣向も第1作から全開、
終盤の処刑シーンも凄まじいまでの迫力である。
小説としては全ての事件を解決した後の締め、ディー判事が「虫の如く泥土にもぐる」決意を
固めるラストが深く、洒落た余韻を残し良。

129 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/01/18(日) 23:49:58 ID:zKiOMRpX
「極限捜査」オレン・スタインハウアー(文藝春秋)

東欧にある某国の民警捜査官フェレンクは同僚の刑事たちと共に
数々の事件に対処していく――一見自殺にみえる変死、官僚夫人の失踪、
四肢を切断された焼死体、そして同僚の命を奪った過去の強姦殺人――。
家では妻との不和に悩み、職場ではKGBから睨まれながら、
フェレンクはあくまで自らの誇りを貫こうと苦闘を続けていく――。

自分は警察小説、殊にモジュラー型小説というやつがどうも
性に合わなくて、フロストも1作目読んだきりなのだけれども、
今回本作を読んで、自分は私の描写の中途半端さとか、互いに
関連性のない複数の事件が起こるという展開が嫌だったんだなと自解した。
つまり本作は主人公のプライベートの葛藤もがっつり書き込まれており、
かつミステリー的な造作にもちゃんと気を配っている良い作品だ
ということである。

分厚いが引き込まれ易く(何しろいきなり「妻が出ていった」とか
書いてるんだもの)、ほとんど一気読みした(エロいしw)。本作は
設定上「チャイルド44」と比較されることが多い様だが、
読後感では向こう、ミステリーとしてはこっちが上。社会情勢は
本作のがずっとマシなのに雰囲気は逆になるというね。でもこの諦観は
癖になるかも。後、アメリカのラジオ放送聴いて自分ら共産圏の
情報を得ているというのが皮肉だなぁと。

本作は5部作の2作目ということだが、次作ではあの人物が主役になる
そうでこれは是非読みたい。あ、その前に1作目か。

130 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/01/23(金) 00:22:30 ID:B8bQUGza
「キング・オブ・スティング」マシュー・クライン(早川書房)

投獄さるたのをきっかけに引退した詐欺師キップの元に
長らく会わなかった息子が助けを求めて転がり込んできた。なんでも
マフイアに多額の借金をしてしまい返す当てが無いという。
キップは息子を救うためもう一度かつての稼業に手を染めることに
なる……。

面白かった。久々に読んだコン・ゲームものが良質で嬉しい。
M田さん見直したぞ。ただの腰ギンじゃ無かったんだね!

枯れオヤジ詐欺師の哀愁を含んだ一人称は読んで引き込まれるし、
所々で脱線して紹介される詐欺の手口も面白い(そういや犬のやつは
「華麗なるペテン師たち」でやってた気がする)。

以前「百万ドルを取り返せ!」をTVMで観た時は順調に平和に
行き過ぎるのが物足りなかったけど、本作は一味違って満足。

端々に出てくる気になる部分が終盤ちゃんと回収されるし、
己の業と向き合うラストも単なるコン・ゲームには無い深みを加えている。
各種ベストに食い込んで来なかったのが不思議なくらいお薦めの一作。

追伸 でも、「あの仕組み」の種明かしが無かったような……。

131 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/24(土) 23:35:50 ID:GKLIPdqN
ロバート・ファン・ヒューリック「紅楼の悪夢」を読んだ。
これもおなじみディー判事シリーズの1冊。年末はすっかりこのシリーズに嵌ってしまった感がある。
前述したとおり、年間ベスト10やベストセラーとは無縁なシリーズだが、
そもそもポケミス創刊当初は、ある識者の「ぱーっと読んでポーン!」という評に代表されるが
如き古典よりも気軽な暇潰しを主眼とした作が主流だった時代がある。
怪奇、猟奇、お色気、アクション、そして謎解き等エンタメのツボを外さぬ構成は
カーター・ブラウン東洋版といったところか。
本作は出張旅行の帰途に立ち寄った歓楽地楽園島で美女殺人事件に巻き込まれるという
いわばアウェイでの事件、旅先ということもあってディー判事以外のレギュラーキャラは
マーロンのみであり、いつもの集団捜査小説の興趣は無いものの、相変わらずの畳み掛けるようなテンポで一気に読ませる。

132 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/25(日) 15:54:15 ID:BURszqWf
ロバート・ファン・ヒューリック「五色の雲」を読んだ。
ディー判事シリーズ8作を収録した作品集。
大好評な全話講評逝ってみよう!!
「五色の雲」
香印に関する謎解きが読ませどころ。
ただし犯行時間の特定に関する推理に強引さを感じさせるのが難か。
「赤い紐」
ディー判事が軍の支配領域という制約下で名推理を発揮する
ジョン好きには推したいトリッキーでアクロバティックな一篇。
「鶯鶯の恋人」
鶯鶯でピーンと来ないと、という一篇。
結構エロい作でもある。
「青蛙」
とにかく「蛙」が事件のキーとなる面白い着想&展開な作。
キーマンならぬキーフロッグや。
「化生燈」
「唐宋伝奇」等でも知られる中世中国(唐代)を舞台にしながら、意外に怪異談が少ないこの
シリーズだが、これはホラーミステリそのもの、この点では異色作である。
「すりかえ」
えらく鬱な悲劇なのだが、あっさりとした未来志向なお裁きもからっとした中国テーストか。
「西沙の柩」
武官の威張りぶりが鼻につき雰囲気は良くない作だが、ディー判事の推理ちゅーか、
一休禅師の如き知恵者ぶりが光る作。
「小宝」
クリスマス・ストーリーならぬ中国風に正月ストーリー。
一応、血生臭い(?)事件(?)だが、小品ながら後味が良い作に仕上がっている。

133 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/25(日) 15:55:22 ID:BURszqWf
テネシー・ウィリアムズ「やけたトタン屋根の猫」を読んだ。
南部富豪一家の激しい確執を描き、
作者が名作「欲望という名の電車」に続き2度目のピューリッツア賞を受賞した作、
一般的知名度は「欲望・・・」に比較して落ちるものの、
ウィリアム作品で著名な小田島先生の名訳もあって、
優るとも劣らない凄まじいまでのサスペンス・ドラマとなっている。
(作者の興味対象外だったと思われるが、1度は本格的なミステリを書かせたかった)
三幕構成の中で次々に明らかにされる衝撃的な事実とビビッドな家族模様は
国も時代も越えて、現代日本でも不変性を持った問題提起溢れるものである。
ただし、おじいちゃん(劇中の呼称であり父親)の苦悩はともかく、
主人公(次男ブリック)が抱える問題は現代では社会が寛容になりつつあるやに思える。
(日本でもETVで特集が堂々と組まれるぐらいまでになっておる)
戯曲だからと毛嫌いせずに、新春一番のお薦め作なのは間違いない。
同じ作者の「ガラスの動物園」「欲望という名の電車」を愛読しながらも、
ここまでそのメーンテーマへの抵抗感もあって敬遠していたのが惜しまれる感あり。
なお、タイトルはヒロイン(?)のマギー(ブリックの妻)の置かれた状況を比喩的に述べたもの
であり、(この比喩が的確、かつ、端的で印象的)ぬこは登場しない。
なお、作者からの説明つきでエリア・カザンの要請で書き直されたNY上演時の台本(第三幕)が
併録されているが、たいして意味が感じられないおじいちゃんの再登場、ブリックのキャラの変質、
無理やりなハッピーエンディング風の締め等、出来栄えは初稿と比較して歴然とした差が感じ
られ、最早、別物と化している感もある。
「エデンの東」の例でも顕著なように、エリア・カザンという人は原作からテーマが変遷した
別物をクリエートしてまう傾向があるようである。

134 :名無しのオプ:2009/01/25(日) 16:01:39 ID:aQXfdKU/
魔神さんも読後感さんも
読書スピード遅くね?


135 :名無しのオプ:2009/01/25(日) 16:54:49 ID:rMkWKcPs
>>134
馬人は休日はSF板合わせて一日につき3〜4冊分の感想文を投下。
その他にも文学や社会学その他の本を読んでいる。
更に平日は激務に追われ、その合間に毎日複数のスレに論考を投下しているという
40代中盤の社会人という設定だよ。

実際はバイトすら長続きしない無職の50代後半で、
本など読まずに外部のサイトや新聞、雑誌などの書評をパクっているというもっぱらの噂。

136 :名無しのオプ:2009/01/25(日) 17:37:21 ID:E8cRf0r1
デタラメ言うな!!!!!!!!!!!!

137 :名無しのオプ:2009/01/25(日) 17:54:17 ID:+nYGCY07
ここで「やけたトタン屋根の猫」の感想を読もうとはww
確かにミステリ風なところあるかも。
テネシー・ウィリアムズ、読んでてちょい鬱になるのもあるけど良い。

138 :名無しのオプ:2009/01/25(日) 18:17:39 ID:69ieszAr
自演君含めてタイトル間違ってるぞ、おい

139 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/01/30(金) 20:51:16 ID:1Iw7HSMA
「死者の部屋」フランク・ティリエ(新潮社)

リストラされヤケになって車を飛ばしていた二人組は、誤って
人を跳ねてしまう。慌てて車を降りた男達が死体の側にあった
バッグを開けると中には札束が詰まっていた。金を奪い犯行を隠蔽する
二人。しかし、その金は誘拐犯に渡すはずの身代金だった。
やがて人質は無惨な姿で発見される。犯罪心理学マニアの女刑事
リューシーは念願の捜査チームに加わることが出来、勇躍乗り出す
のだが……。

如何にもなサイコサスペンスな女捜査官ものじゃないかと
思われるだろうが、実は「ロミオ」みたいに他と違う何かがある……
わけでも無かった。結構な具合で見たまんま。信頼出来る筋からの
情報だと思ったのになぁ。

つうか、プロファイリングが“趣味”て……。フランスの警察は
そんなに人材が不足してるのかよ。ヒロインは変なもん集めたり心理学の本読んだり
してるだけのただのオタクで、そんで「免状なんてただの紙切れ」とか
言っちゃうし、それが作中で通用しちゃうのがどうも違和感ある。
警察小説の範疇なのに警察を軽く見てるというか。犯行の描写も
ただグロいだけで目新しさは無い。数少ない美点は読み易いとこ。

「タルタロスの審問官」もこんな感じなのかな……。

140 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/01/30(金) 20:51:51 ID:1Iw7HSMA
「サファリ殺人事件」エルスペス・ハクスリー(長崎出版)

サファリの主人のテントから盗まれた宝石を捜すために
ハンターを装って一行に潜入したヴェイチェル警部。メンバーの間に
漂う不穏な空気を感じつつ捜査を始めたヴェイチェルだったが、
その直後メンバーの一人がハゲタカに食い荒らされた姿で発見された。
かくしてヴェイチェルは急遽殺人事件の捜査をすることになる。

何となく読まずにいたけど、ランクインしてたし、三津田ーマイヤーが
投票してたから読むことに。

面白かった。黄金時代にふさわしい作品だと思う。舞台がアフリカなんで
あまり古臭さを感じない(個人的には感じたいくらいだが)し、
スリルもあるので古典はちょっとという人もいけるやも。
容易に目星を付けさせない筆致といい、決定的かつさりげない
伏線といい、テンポの良いクライマックスといい、作者は見せ方を
良く心得ているね。技術的でかつ細を穿ち過ぎないトリックがあるのも
評価出来る。

一作目と三作目も読みたい。

141 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/01/30(金) 20:53:58 ID:1Iw7HSMA
「ラジオ・キラー」セバスチャン・フィツェック(柏書房)

ベルリンのラジオ局で突如起こった立て篭り事件。犯人の青年は
電波を通じてあるゲームを提案する。それは、一時間毎にランダムに
電話をかけ、出た人が合言葉を口にしなければ人質を一人ずつ
殺していくというものだった。犯人は交渉人となったアル中で
トラウマを抱えた女性捜査官イーラに対し、人質を解放する代わりに
自分の婚約者の捜索を要求してくるのだが……。

本作を今まで読まなかったのは、私が男尊女卑の豚だったからである。
しかし、以前褒めた「前世療法」より面白いと聞いて翻意した次第。

読んで良かった。出来の良い「24」という感じ。スピード感抜群の極めて真っ当な
サスペンス。というのは、本作は謎、トリック、サプライズ、という
本格に通底する要素がきちんと織り込まれているからである。

凡そミステリーである限り、どのジャンルの作品に於いても
程度の差こそあれ、本格の要素は含まれているはずであり、それでこそ
ジャンル毎の長所がより活かされると私は思っている。名作と呼ばれて
いるものはこれにほぼ当てはまるはずだ
しかしながら昨今、安易な物造りが増えてはいないか。

142 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/01/30(金) 20:55:14 ID:1Iw7HSMA
(続き)
気障なセリフと暴力の応酬が交されればハードボイルド。
狂人が派手に人体解剖をすればサスペンス。
三十路過ぎの一見地味な女がケーキを作ればコージー。
この様に、本来敬愛し尊重すべき対象を単に欲望の捌け口としてしか
観ない有象無象の馬鹿共が斯界に巣食い凌辱を重ねた結果、
私達はしばしば金と時間を無駄にしなくてはならなくなった。

しかし、本作はまるで違う。最後まで濃密に餡子の詰まった
上質なサスペンス小説なのだ。思いも因らぬ展開の連続――見当が着いた
と思ったら裏切られる――で厚いが読み出したら止まれない。
ページターナーとは正にこの事。実に端正で熱の篭ったミステリーであり、
流石職人の国の作家と感心した。

この様な真摯な創作姿勢とその見事な成果に出会えたこと
(それは「前世療法」を読んだ時に大体判っていたけど)を
改めて喜びたい。

143 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/31(土) 18:56:08 ID:KSWvmhJz
妄想と誤りに満ちた>>138こそ憐れなり(w

ロジャー・スカーレット「エンジェル家の殺人」を読んだ。
久々の再読によりあらためて大乱歩の翻案の「巧さ」(特に事件の舞台となるリバーサイドの
逆L字型の館を墨田川沿いの三角館に設定した着想は凄い)を実感させられたが、
原作である本作もコリン作品で知られる大庭忠男氏のこなれた日本語訳により、
さくさくと読めそれなりに楽しめるものに仕上がっている。
一番面白いのは、殺人事件発生前のエンジェル家の人々の様を描いた序盤部分であるという
のはある意味で皮肉か。
物語がミステリに焦点を絞られると、個性的な両エンジェル家の人々が背景に下がる展開になり、
探偵役(ケイン警視)の魅力不足もあってか、
人間ドラマとしての面白さが大きく減退してしまうのは文学愛好家でもある筆者としては非常に
残念な感がある。
この辺は、大乱歩以上にこの手の錯綜した奇怪な人間絵図を描くことに長けた横溝御大で
あれば、金田一を主体にして見事なストーリーテリングを発揮したと思われ。
とは言え、邸内におけるアクロバティックな犯行、「名探偵コナン」好きとかに大受けしそうな
エレヴェーター内の密室殺人(奇しくも2人のジョン共作による「エレヴェーター殺人事件」読後のため、トリックとして落ちる感は否めなかったが)動機の必然性等々、
ミステリとしてはかなり読ませるものはある。

144 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/02/01(日) 15:36:18 ID:bSWw6SC3
アーサー・マッケン「怪奇クラブ」を読んだ。
創元推理文庫での分類は「怪奇・冒険」ではあるが、
あらためて読んでみるとこれは「ミステリ」やね。
マッケン十八番な妖精怪異談が展開される「黒い石印」や
グロなテーストが売りの「白い粉薬のはなし」等に代表される怪異が語られるとはいえ、
あくまで登場人物たちの「語り」に過ぎない点に留意しておきたい。
原題「THREE IMPOSTORS」からしてネタばれでしょ。
(「三人の詐欺師」のタイトルで発刊している出版社もある。ただし全て平井訳)
ただし、こんなことに目くじらを立てず、解説で訳者の平井呈一先生が書いておられるが如く、
永井荷風の「墨東綺譚」や「日和下駄」を読むが如く、世紀末における「都会小説」の変り種と
して吟味するのが妥当やもしれぬ。
併録された「大いなる来復」は聖杯(グレール)ねた。
平井先生の名調子に乗せられてなんとか読破は出来るものの、一般の日本人読者が読んで
面白いものではなく、なんでこの作をという感を強く抱いた。

アーサー・マッケン「夢の丘」を読んだ。
板違いと言われても仕方ない作ではあるが、稀代の怪奇小説家の手になる幻想青春文学と
でも称すべき作、若き日の作者の姿が投影された正にルシアンの青春なのである。
ジョイス、プルースト、フォークナー等を愛読する文学キティには好まれそうな作である。
解説で訳者平井呈一先生も指摘しているが、ラストのシビアさが秀逸、
このリアルな視点があったゆえ、本作の主人公とは異なりアーサーは作家としてある程度の成功
をおさめることが出来たやに思うのである。

145 :名無しのオプ:2009/02/01(日) 19:29:04 ID:ebEgqMGM
ミス住・・・やめろ! もう8年以上も住人から、否定されてるいるのに
まだやめられないのか! お前の書き込みは、鬱陶しいんだ、
会話になってねぇんだよ! お前の自己満足のせんずりなんだよ!

オナニーショーなんだよ! 2ちゃんねるでマスをかくのをやめろ!

マスターベーションなら、布団の中で、小倉優子でも岡本夏樹?でも
加藤なんとかとかいうジャリ番専門も小娘のことでも想像しながら、
ちんちんいじってろ、ブラウザーでNGワードにしてもごちゃごちゃ
出てきやがって、みんながみんな、実力で抗議に行かないと思ったら
大間違いだぞ!


146 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/02/01(日) 20:45:05 ID:tN3J370u
ジョルジュ・シムノン「闇のオディッセー」を読んだ。
メグレ警部シリーズでおなじみの作者による、どちかというと普通小説(主人公はいろんな意味で
「普通」ではないが)、最広義でミステリのカテゴリーを把握した場合の心理サスペンス小説には
該当するやもしれぬためこの板で紹介しておく、各人、心して読め!
医師として大成功したというてよい産科医ジャン・シャボの遂に解決し得ぬ苦悩の果てに
訪れた結末とは・・・
ソフトカバーの単行本で200頁と短かめなノヴェルだが、シムノン本格小説選の名にふさわしい
読み応えある作であり、久々に謎解きミステリを読み耽っているアホなミスオタに突き付けて
読ませたい1冊と言い得る。

147 :名無しのオプ:2009/02/01(日) 20:56:50 ID:9O/aoKRF
だめだ・・こいつ、完全にいかれてるわ・・・・・

148 :名無しのオプ:2009/02/01(日) 21:50:28 ID:Z2gYh/VQ
アンチの荒らしぶりが目に余る!

149 :名無しのオプ:2009/02/01(日) 23:37:09 ID:ND6XdlUd
書斎荒らしぶりが目に余る HAHAHA!


150 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/02/05(木) 23:13:12 ID:jMLXDiVT
「狂犬は眠らない」ジェイムズ・グレイディ(早川書房)

CIA専用の精神病院通称<キャッスル>で精神科医が殺された。
死体を発見した5人の患者達はこのままでは自分達が容疑者にされる
と考え、独自に犯人を捕らえるべく病院から脱走する。しかし、
彼らはそれぞれ心に傷を負った病人であり、薬を服用しなければ
やがてはどうなるか判らない。果たして
間に合うのか?

バカミスアワード受賞作だっけ?
やたら分厚いから一瞬SFかと思った。設定が秀逸やね。究極の
デッドライン・サスペンス。しかもそれぞれが特異な弱点を
持っているという。

但しプロット自体は割と単純。本作の魅力は偏にキャラクターにある。
それでこの分量を見事に読ませるんだから凄い。久々のキャラ萌え小説の
収穫だ。

最後に、訳者のご冥福をお祈りします。
訳書では「脅える暗殺者」「逃げるが勝ち」等を読んだ覚えがあります。
頑張れば会えたかも知れなかったのになぁ。ちょっと後悔。

151 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/02/07(土) 23:12:04 ID:zvaZ1Ztm
エラリー・クイーン「ナポレオン剃刀の冒険」を読んだ。
ラジオドラマシナリオ集ということもあってか年間ベストランキングからはスルーされ、
あるいは低位に甘んじる結果となってはいるが、
謎解きミステリ(フーダニット)として意外な面白さに満ちたものであった。
エルオタには高評価(特に国名シリーズ好き)なようだが、これは十分に納得がゆくものがある。
ただし、オタ主眼なミステリ小説とは異なり大衆向きラジオドラマという配慮ゆえか、
好青年エルが軽い感じのキャラとされ、ニッキーは小説版以上ににぎやかし、
ヴェリー部長の完全ピエロ化等、小説とはやや異なるキャラ設定に戸惑わぬでもない。
お待ちかねな全話講評逝ってみよう!!
・「ナポレオン剃刀の冒険」
しょっぱなから表題作。(その前にD・G・グリーン長めのまえがき(出版者の序と謝辞)があるが)
さっそくに小説版とは異なるエルとニッキーの軽口の応酬がうざい感はあれど、
大陸横断鉄道コンパートメントの殺人というトラベル・ミステリは雰囲気があって良し、
ガイシャの遺留品に着目すれば「見えて」来るという国名シリーズを彷彿とさせる
細かい推理の妙味、意外過ぎる宝石の隠し場所という
ラジオドラマシナリオでありながら、十分に小技の冴えを感じさせる作。
ただし、解説でも指摘されている年号間違いは御愛敬か。
トリックが地味な感もあれど、前記したキングの「鉄路のオベリスト」のような感じで風景や人物
を描き込んで長篇化してもエンタメ小説として面白かったのではないか。
・「<ダーク・クラウド>号の冒険」
英語発音ねたを主眼としており、これにもとづくダイイング・メッセージねたへの転換が巧いとは
いいながらも、日本の読者には今ひとつ面白さが弱い作と言い得る。
・「悪を呼ぶ少年の冒険」
このタイトルといい、探偵役がエルとはいえ「Yの悲劇」を読んでいること自体がミソと成り得る作。(解説でもこの点に言及している)
解説で指摘されたような説明不足が存するとはいえ、ミステリとしては面白い展開の作と言える。

152 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/02/07(土) 23:13:17 ID:zvaZ1Ztm
・「ショート氏とロング氏の冒険」
ホームズ談の語られざる事件のひとつジェームズ・フィリモア氏の事件のエル的解決は興味を惹く
ものの、謎解きは無理有り過ぎ感が強い。
同じネタで書いたものなら、サー・アーサーの遺児エイドリアン(注 ロッキーの嫁ではない(w )
とマエストロなジョンの共著「シャーロックホームズの功績」に収録された「ハイゲイトの奇蹟事件」
の方が面白く思う。
不可能犯罪仕立てにすると、エルよりジョン向きのネタということか。
・「呪われた洞窟の冒険」
いわく因縁付きの洞窟で発生した密室殺人の謎を描いた「シャム双生児の秘密」や「神の灯」
以上に怪奇色満載の作。
ガイシャが洞窟に入った状態に関する問題設定が出来得れば謎解きにストレートに入れる。
ただし、足跡の深さの違いあたりにも着目して欲しかったかも。
・「殺された蛾の冒険」
蛾の死骸の位置という細部から推理を積み重ねて事件解決に至るプロセスはエルらしく面白い。
・「ブラック・シークレットの冒険」
「<ダーク・クラウド>号の冒険」と同様に英語ダイイングメッセージねたがあるゆえ、
日本の読者には今ひとつの感がある。
登場するマジック用鞄はジョンの「緑のカプセルの謎」でおなじみの代物。
・「三人のマクリン事件」
語る程でもない小品だが、今では懐かしき右ハンドル・左ハンドルねたである。

153 :名無しのオプ:2009/02/08(日) 08:59:29 ID:uFlJrLaQ
「ナポレオン剃刀の冒険」はラジオドラマシナリオ集だからというだけの理由で
年間ベストランキングからスルーされたわけじゃないだろう
”今更クイーンかよ”的な心理が投票者に働いたのではないかな

154 :名無しのオプ:2009/02/08(日) 09:31:53 ID:HxdaNzPd
>>153
そいつはただのバカだから相手にするな

155 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/02/08(日) 10:06:02 ID:XTYR93f1
ヒュー・ウォルポール「暗い広場の上で」を読んだ。
奇妙な味の決定版、短編「銀の仮面」の作者の長篇。
主人公はピカデリーサーカスに佇む軍人上がりの失業者、手元にあるのはわずかな現金のみ、
と来れば、100年に1度の大不況の現代日本でもビビッドで興を惹く設定なのだが、
古い作品過ぎて、語りがたるく読むのは辛いものがある。
ストーリーは過去のリベンジ絡み、殺しもあるものの、ドンデン返しやトリックは無く先の
展開は読めるものがある。
ジャンル的にサスペンス、クライムノヴェルあたりに包含されようが、作者の主眼は極限状況の中で
タイトルに暗喩された人間の心の様を描くことにあるようであり、この点で文学的ではあるが、
新書エンタメとしての魅力は希薄なものとなってしまっている。
2004年の刊行ながら、以後、ウォルポール作品の邦訳が途絶えたのは納得がゆくものあり。

ヒュー・ウォルポール「銀の仮面」を読んだ。
日本では表題作(のみ)で著名な作者、本書は倉阪鬼一郎訳による作品集である。
全体に目を通した感想としては、大乱歩が絶賛しただけあり、
今読んでも表題作のみがズバ抜けた出来栄え(本格的に高齢化社会が到来した現代日本では
リアルな恐怖感に溢れた作ともいえる)であり、他収録作品との差が大きいという感がある。
古本屋が主人公な「敵」等、出だしは軽快で期待させるものがあるのだが、
「銀の仮面」程には見事な締めに至らないのが極めて残念。
あえて、もうひとつ推す作を挙げれば、真性の善意の酷さを描いた「トーランド家の長老」だが、
これも大河小説中のエピで使えば光るネタという感がある。
収録作品全11作中、後半にはスーパーナチュラルねた(解釈にもよるが)5作がおさめられて
いるが、特筆すべき作は皆無と言い得る。まあ、逝ってよし!だな。

156 :名無しのオプ:2009/02/08(日) 10:09:31 ID:6RVR46Xh
本ミス4位だし、別にスルーされてないだろ
流石に本ミス以外で評価されるもんでもないだろうし

157 :名無しのオプ:2009/02/08(日) 11:10:12 ID:ZeBnbimg
>>156
奴はこのミスと文春以外は権威がないから認めないとどこかで言ってたぞ。
そんなアホを相手にするなってば。

158 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/02/11(水) 11:30:57 ID:UCTttE+M
ピエール・バイヤール「読んでいない本について堂々と語る方法」を読んだ。
タイトルに冠された内容を語ることは正にミステリにおける謎解きに等しいと思われる。
軽いハウツウねた本のような邦題だが、内容はかなり濃く、読み易いものではないが、
平成が20年を経過し、21世紀も9年目を迎えんとする時に弛緩した読書状況に
あたかも楔を打ち込むかの如く現れた書であり、キャラ立ちと突飛でアホなミステリを
読み耽っている連中にこそ、正に突き付けて読ませたいものがある。
本書を一読し、「難し過ぎてわからないお」とか言うているアホなミスオタにこそ、
私は声を大にして言いたい。
「共有図書館」「スクリーンとしての書物」「ヴァーチャル図書館」、この3つのキーワードを
熟読吟味し、自学自習を怠るな!と。

159 :名無しのオプ:2009/02/11(水) 11:43:37 ID:qkN1qARS
書斎のチョイスはなかなかのもの。
半端な知識人でないことはこのレスからも明らかだ。

160 :名無しのオプ:2009/02/11(水) 14:24:26 ID:HMpp8Ikn
実際に本を買うこともできず、図書館と古書市で手に入れた本を
そんなものは十年も前に呼んで議論をどんどん発展させている人に
喜々として上から目線で語って見せるボケ老人の八流・林博士は
「半端な知識人」で「さえ」ないことはどのレスからも明らかだ。

161 :名無しのオプ:2009/02/11(水) 16:50:44 ID:qkN1qARS
書斎の選んだ本がどれhどの好著かわからないアホが何かほざいてますな。

162 :名無しのオプ:2009/02/11(水) 17:00:36 ID:aEU0C1kE
そもそも腐れ馬は“どれhどの好著か”全く説明できていないだろw
そしてその原因はタイトル通り「読んでいない本について堂々と語」っているからに決まっているw

163 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/02/14(土) 09:24:55 ID:Qxj1YRtQ
ポール・ドハティー「毒杯の囀り」を読んだ。
死体等のグロ描写もかなりリアルであり、ファンタジックな中世を舞台にした本格ミステリという予想
は大きく裏切られた。
14世紀後半の中世英国を舞台に、
アル中気味のクランストン検死官と助手のアセルスタン修道士の探偵コンビ
(それぞれに個人的なトラウマを抱えたキャラ設定は現代的とは言い得る)
によるシリーズ第1作
90年代の作でありながら汚物と悪臭漂うロンドンの情景描写も正に秀逸ではあるのだが、
西洋時代小説を読む気分ならOKとはいえ、シリーズ第1作ということもあってか、
ミステリが始まるまでが少し遅い感があるうえに、科学捜査が存在しない時代のおおまかな
犯行トリックは仕方ないとはいえ、やれやれ感大。
本書は指紋採取が可能な時代なら事件とも成り得ないものなのである。
ゆえに、ミステリとして見た場合、期間は空きながらもシリーズ第3作まで訳されているのは不思議
な感は否定出来ないものがある。
作品の雰囲気とキャラの魅力ゆえであろうか、ならば名探偵コナンな金田一少年を読み狂って
いる連中との差別化は難かしかろう。

164 :名無しのオプ:2009/02/14(土) 09:36:44 ID:1kKJ+g6k
>>163
カドフェル好きの友人が試しに読んだら
下品すぎて読めねー!って言ってた。
ミステリと思わず当時の生活が偲ばれる大衆小説と思えばいいの?

165 :名無しのオプ:2009/02/14(土) 10:40:11 ID:lngg0v06
自演ご苦労。

166 :名無しのオプ:2009/02/14(土) 11:13:16 ID:F5UteWkH
違うってw

167 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/02/14(土) 12:27:37 ID:orvFvOYA
「ねじれた家」アガサ・クリスティー(早川書房)

外国勤務を終えた外交官チャールズは2年ぶりに会う恋人ソフィアに
結婚を申し込もうとするが、色好い返事が貰えない。彼女の祖父が殺され、
一家は警察に監視下にあるというのだ。2人の関係のため、チャールズは
ロンドン警視庁副総監である父に事情を話して捜査に同行させて
貰うのだが……。

古典にしては珍しく「奇妙な館」が出てくる話。
主人公は純粋に事件の解決を目指すというよりも、恋人との結婚のために
動いているので、彼が手っ取り早く第一容疑者の不利な証拠を探そう
とするのがちょっと変わっている。

大方の戦後クリスティーの例に漏れず、本作もメイントリック
となるものが無く伏線の妙も感じられなかった。フーダニットも
難易度低し。
後、終盤に主人公がある事についておかしいと気づく理由がおかしい。
あれだけじゃそれまでと変わらないはずなんだが……。

クリスティーは何となくノン・シリーズものが好きでそればっかり
読んでるんだけど、そろそろ弾が無くなってきたなぁ。

168 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/02/14(土) 16:09:27 ID:cXO1z3B1
>>164
カドフェルがあの時代を書いたものにしてはおとなし過ぎる気味もある。
>西洋時代小説を読む気分ならOK
と書いたとおり、
>ミステリと思わず当時の生活が偲ばれる大衆小説と思えばいいの?
この姿勢読めば、まずまず楽しめるはずだ。
中世ロンドンの様が相当な臨場感をもって描かれているのは間違いない。

169 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/02/15(日) 10:57:47 ID:qD6sF21G
D・M・ディヴァイン「ウォリス家の殺人」を読んだ。
このミス、文春双方の最新号ベスト10にランクインした作。
怪奇、猟奇、ユーモア、メロドラマ等ありがちな装飾を全て排し、
名探偵の存在さえ排して(カズウェル警視は名刑事かもしれないが名探偵とは言えず、
物語の前面には登場して来ない)
謎解きミステリに徹したストイックな作(ジェーン萌えなアホなミスオタがいないとも限らないが(w )
正直言うて、つまらなかった。
確かに犯行可能性が最も高い人物という消去法で犯人当ては可能なのだが、
(自分は主人公モーリスが終盤でライオネルのコテージを訪ねるシーンでわかった)
呈示された手がかりによる推理で解く場合には、時計の件はあらかじめ明確にしておかないと
アンフェアかと思う。終盤のウケ狙いのような唐突なカーアクションも非常に萎えるものがある。

170 :名無しのオプ:2009/02/15(日) 12:12:18 ID:n+M3j/Uq
読後感の長文レスは内容がないねえ。

171 :名無しのオプ:2009/02/17(火) 21:21:01 ID:0c8OweqE
今頃かと思われる方もいると思われるが
『黄色い部屋の謎』ガストン・ルルー 宮崎 嶺雄訳 創元推理文庫
フランスのスタンガースン博士が住むグランディエ城の離れで、惨劇は起きる。
ある夜、内部から完全に密閉された『黄色い部屋』からの悲鳴と銃声が響き渡った。
ドアをこわしてはいった一同が目にしたのは、血の海の中に倒れた博士の娘マチルドの姿だけ。犯人はどこへ消えたのか?
この不可能犯罪に若干十八歳の新聞記者ルールタビーユが挑む。

百年以上の前の推理小説ってこともあり、多少読みにくくとっつきにくいが、そういう部分も含めて古典的な品格が感じられ、読み応えがある。
密室の不可能状況、無機質なグランディエ城の雰囲気、隠し事を持った容疑者たち、お使い様の鳴き声、ルールタビーユの謎めいた発言など、
次々と提示される謎は魅力的で、読みづらいながらも答えを知りたいとぐんぐん惹きこまれていく。
にしても主人公ルールタビーユの時々現れるデリカシーのなさ、人の秘密を握ってゆうことをきかせるやり方など、には少し腹が立つ。
ホームズがワトソンを馬鹿にしたり、ポアロがヘイスティングズを馬鹿にしても腹が立たないのに、こいつがサンクレール(本編の記述者)を馬鹿にすると腹が立つのは何故だろう。
そりゃ予審判事の秘書(だったかな?)もなんて傲慢なやつって書くわw
しかし、ルールタビーユの見せる騎士道精神も魅力的で嫌いにはなれない探偵である。

ラスト、裁判において満を持してルルタビーユが劇的に現れ、物語は最高潮にたっする。
そこで彼の口から聞かされる、犯人は驚くべきものである。しかし、それと比べると密室の方はちょっとがっかり。
まだ、人間消失トリックの方がスマートで納得できるものだったなあ。
あと、推理するための全ての情報を読者に提示できているとはいえず、アンフェアなんだが時代を考えれば仕方がないか。
最後まで読んでも、残された謎があり、それは続編『黒衣婦人の香り』で全てが明かされるらしい。
それって推理小説としてはどうなの?っとは思うがこういうスタイルの推理小説があってもいいんじゃないかなと個人的には肯定派。


172 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/02/18(水) 16:43:02 ID:vRl3XsLv
「ブルー・ヘヴン」C・J・ボックス(早川書房)

アニーとウィリアムの姉弟は釣りに出かけた森の中で偶然殺人の現場を
目撃してしまう。謎の男たちに追われ必死に逃げた二人は近くの
牧場へと辿り着く。事情を聞いた牧場主ジェスは二人を守る為に
立ち上がる。

あー面白かった。分厚いのに一気読み。まずこの設定が秀抜。
何もかも失いかけた初老の男が子供たちを助けて巧妙に世論を欺く
犯人グループと闘うという。それでプロット自体は割と単純なのか
と思いきや思わぬ捻りも挿し込まれていたりして油断ならない。

読み終って主人公は一体何を得たのか、どう変わったのか等を
考えてみるのも良いかも。

やっぱり早川はチョイス力があるね。
続刊するか不安なシリーズものを出すよりも読み切りの発掘に力を入れて
貰った方が良いかも知れん。

173 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/02/18(水) 21:12:55 ID:vRl3XsLv
「容疑者 上・下」マイケル・ロボサム(集英社)

難病の影に脅えながらも幸せな家庭を築いていた臨床心理士ジョーは、
ある日突然殺人事件に巻き込まれる。乞われるままに捜査に
協力していく内に事件と自らとの繋がりが明らかになっていき、
遂には容疑者になってしまうジョー。不利な証拠が次々と見つかる中、
最愛の妻からの信頼をも失った彼は決死の単独行に出る。

あらすじのどこに惹かれたかは言わずもがな。冒頭和やかな
一家団欒の描写を読みながら、「こいつが後に……」とか歪んだ期待に
胸を痛躍らせていたところ、いざ騒動の渦中に到達するとそれほど
クルものはなかった。いや、普通にイイ話だったかも。

ミステリー的にはホワイダニットが中心かなと思いきや……
なところもあり、まあ、まあ。この手の作品は他に「偶然の犯罪」や
「悩み多き哲学者の災難」(未読)が思い浮かぶけど、
順風満帆な主人公が思わぬ不幸に見舞われ、そのせいで
周囲の薄情さを知るというテーマの作品は好きだ。無論巻き返し込み
でだけれど。そういや別の観点から見ると「ジレンマ」も
類似作になるのかな?

後、ページからして一冊でも良かったんじゃないかと思うが……。

174 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/02/21(土) 14:51:28 ID:FFG2dIM/
ポール・アルテ「虎の首」を読んだ。
本邦初紹介となった「第四の扉」以来新刊が出る度に愛読して来たポール作品だが、
そろそろ逝ってよし!かなという感が強い。
本作は本邦の鮎風な連続バラバラ事件でスタート、謎の連続盗難事件、
今風のサイコなキャラあり、密室殺人あり、アガサ風の田園(と言うてもロンドンから30キロ程度
の村だが)を舞台にしたメロドラマあり等、欲張りと言うて良いほどに多彩な要素を盛り込んで
ミステリ的サービスには事欠かないものがある。
ただし、偶然性が強過ぎるあまりに創り過ぎた展開(鞄の件)
ジョンもびっくり(?)な他愛もない密室トリック、
あげくの果てに、遵法精神逝ってよしなアント二イもびっくり(?)なハードボイルドだどおを
越えるノワール的なバイオレンスな締め・・・
この締めは、第2次大戦中の空襲下のロンドンという騒然とした時代背景ゆえ多少の説得力が
あるとはいえ、スコットランドヤードのお膝元でこれはないでしょうという感あり。

175 :名無しのオプ:2009/02/25(水) 15:49:56 ID:GIEIjQaz
ha

176 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/02/26(木) 19:23:25 ID:eUj/z6X5
「虎の首」ポール・アルテ(早川書房)

フランスでのバカンスから戻ったツイスト博士を迎えたのは
奇怪なバラバラ殺人だった。トランクから身体の一部のみが発見される
という事件が連続して起き、何と帰国したての博士のトランクからも……。
一方最初のトランクが発見されたレドンナム村でも不可思議な
密室殺人が起こっていた。犠牲者はインド帰りの退役軍人で、
目撃者によればインドから持ち帰った杖の魔神に殺されたというのだが……。

村で崇められている虎首様が祟る話ではありませんのであしからず。
シリーズ第一作を超えるものが無いなあと思い続けているのだが、
本作の凝った事件ぶりを観た時はさてこそ遂にと膝を乗り出したのだった。
しかしなぁ……一つ一つの謎と解決は危なっかしい部分もあるとは言え、
それなりに良く出来ている。ただ、それらを総体として見た場合
どうかというと話が変わってくる。

もっとプロットをまとめて欲しかった。それとツイスト博士の
判断も気に入らない。カーやクイーンを意識したのだとしても
美しくない。最高傑作変更ならず

でもこれからは年2冊以上読めるから嬉しい。

177 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/02/26(木) 20:48:16 ID:eUj/z6X5
「“新パパイラスの舟”と21の短編」小鷹信光(論創社)

毎回テーマごとに架空のアンソロジーを編纂するというコンセプトで
ミスマガ誌上に連載されたガイド・エッセイをまとめ更に各章ごとに
それぞれのテーマに沿った短編を加えた豪華版。

いきなり「奇妙な味」という呼称の批判から始まる第一章から
引き込まれて700ページも苦にならずに読み通せた。ネタバレが
多いのが泣き所だけど。

小鷹信光と言えばハードボイルドの印象だけど、短編ミステリー愛好家
でもあったんだなぁ。生島治郎も同じ属性だよね。今ハードボイルド作家
として売ってる連中の中で気の利いた短編ミステリー書ける奴って
どんだけいる? そもそも知らねえだろうな。リッチー?何それ?
おいしいの?ってな感じで。どういうジャンルのミステリーを書くにしろ
必要な素養ってものが本来あるはずなんだけどねぇ。

閑話休題。著者はリッチーやトゥーイの他、ロバート・アーサーが
お気に入りの様でよく出てくる。収録短編もアーサーの作品が
唯一2作採られているほど。それからワーナー・ローという作家も
ちょこちょこ出てきて気になった。河出よろ。「二壜の調味剤」に
挑戦したという「月下の庭」も読みたい。それと新装版異色作家短編集の
アンソロジーのセレクトをちらっと皮肉っているのは得たりと思った。
「チックタック」を絶賛しているのも嬉しい。

しかし、「隣人」がテーマの章でカーの「新・透明人間」が
言及すらされてないのは解せないなぁ。トリック収集家(文中に
時々出てくる蔑称めいた表現)にお任せするってこと?

収録短編の評価はいずれ。

178 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/03/06(金) 01:37:09 ID:RNhw0dmh
「ポジオリ教授の冒険」T・S・ストリブリング(河出書房新社)

邦訳順では第3短編集。先行2冊と比べて取っ付き易い短編が多い印象。
「チン・リーの復活」と「尾行」というそれぞれアンソロジーで読んで
気に入っていた2編がどちらも入っている。
で、ベストは後者。再読したがやはり良い。巧くまとまった本格。

他の収録作も概ね本格としての骨格を備えており、そこに独特の
奇妙な味(使うよ、もちろん)がブレンドされていて、その塩梅や良し。
100ページの中編「つきまとう影」はその好例で(チェスタトン
風味?)、「カパイシアスの長官」みたいなムダ話じゃないから安心。
あの因縁の相手との対決も見所(でもあの人は?)。

しかし、何故に倉阪訳じゃないのかしらん。
だから223ページに誤りがあるんだな。ランバートはマデロウが
几帳面で細かい性格等とは言っていない。

河出の叢署はこれで終わり?

179 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/03/14(土) 02:01:16 ID:5XTCdukd
「メアリーケイト」ドゥエイン・スィアジンスキー(早川書房)

妻が雇った離婚弁護士に会いにいく途中だったジャックは空港のバーで
隣に座った女性に、飲み物に毒を入れたと告げられる。最初は
信じなかったジャックだが具合が悪くなり結局は命が惜しかったら
自分に付いてこいという女の要求を飲むことに。女は常にジャックを
側に置き、何とトイレにも連れていく。訳が解らないながらも
ご本尊を盗み見たり煩悩を発揮するジャックだったが、
事の真相は余りに突飛な信じ難いものだった……。

これミスマガの近刊予告を見た時から読もうと決めていたが、
いざ読むとがっかり。「おもてたんとちがう!!」と笑い飯の片割れ
みたく叫びたくなった。何かもっとミステリー的な真相だ
と思ってたのになぁ。幕切れも微妙だし。主人公の元妻に対する行動は
GJだが。中々面白そうなサブストーリーも十分描ききれていない印象。

疑問点も多い。
・何でエドにキスしたのか?
・車の側にいた持ち主の気を反らしたくらいで車内に忍び込めないだろ。
・142ページの上の客云々のセリフはイミフ。
・(メル欄)やん。
・(メル欄2)を何故ヒロインはしなかったのか。

アシュリーが出ても読まないかも。

180 : ◆XjFtIkbasQ :2009/03/16(月) 03:54:45 ID:dEsOXQ/e
ジェフリー・ディーヴァー『12番目のカード』(2006、文藝春秋社)【8点】
マイクル・コナリー『トランク・ミュージック』(上下、1998、扶桑社文庫)【8点】

181 :名無しのオプ:2009/03/17(火) 17:27:56 ID:IOr9Jpk9
「ワタリガラスはやかましや」クリスティン・ゴフ(東京創元文庫)

ちょw友人の足首を二ヶ所骨折させといて
「軽く済んでよかったわね☆」じゃねーよヒロイン…

182 :名無しのオプ:2009/03/17(火) 22:07:04 ID:NYco9WfK
>>181
そのバードウォッチャーのやつ気になってたんだけど
内容はどんな感じなんすか?
コージーの一種って感じなのかな

183 :名無しのオプ:2009/03/18(水) 00:22:38 ID:4h6G5ReX
>>180
感想書けよ…

184 :名無しのオプ:2009/03/18(水) 00:28:13 ID:ueOLTbNw
ビル・S・バリンジャーの「歯と爪」を読みました
面白かったけど最後の一ページに大トリックなんてなかった。冒頭に書いてあったから期待したのに騙された

185 : ◆XjFtIkbasQ :2009/03/18(水) 10:49:10 ID:5lJolE17
>>183
じゃあちょっとだけ。
いずれもシリーズ中の一作なんだけど、ともに前作よりはちょっと劣る。
それでもマンネリに陥らず、高水準を維持しているわけなんだけれども。

ひねりを期待する向きには今回のディーヴァーは、あざとさがない分、
ちょっと物足りない。ただ某ファミリー・キャラが自信を取り戻していく
過程がよかった。

一方のコナリーは、いつもはスロースターターなんだけど、今回は序盤から引き込まれる。
エレノアの再登場はシリーズならではの利点だし。
ただ某人物の正体が明かされるところなんかは、もっとあざとくやってもよかった。



186 :名無しのオプ:2009/03/18(水) 22:46:33 ID:8iO/4nR2
>>182
コージーというと明朗活発でコミカルかのんびりなイメージだが
ヒロインは離婚しようとしているところへ叔母の頼みもあって
都会を離れて農場で生活を始めるのであまり明るい調子ではないが
心理描写にこだわっているわけでもない。
なんとなくおとなしめの無難な話という印象。
コージーだと思って読むと不満が残るかも。
離婚が決まってすっきりしたら弾けるかもしれないので
次回に期待ってとこ。

187 :名無しのオプ:2009/03/20(金) 09:22:25 ID:XQubc5ua
>>186
Thank you

188 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/03/20(金) 12:34:19 ID:2RaIZFs8
「鍵のない家」E・D・ビガーズ(芸術社)

ホノルルの資産家ウィンタスリップが自邸で殺された。その直後
伯母を連れ戻しにホノルルへ来た青年ジョンは、父の従兄である
被害者から頼まれていた任務に失敗した負い目もあり、
現地の警部チャンに協力して事件に当たるが……。

初ビガーズ。イマイチ鈍いストーリー。プロットも大したことないし
メインとなる謎も一応あるがその存在が意識されるのは種明かしの時
という体たらく。主人公の多感ぶりにもイライラする。
あと日本料理に対する蔑視がややある気がする。

シリーズ新刊復刊もすぐ読もうとは思わず。

189 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/03/20(金) 17:31:59 ID:2RaIZFs8
「明日なき報酬」ブラッド・スミス(講談社)

久しぶりに故郷に戻ったボクサー崩れのトミーは、祖父の牧場が
人手に渡っていたことを知り愕然とする。
自分が買い戻そうと、その資金5000ドルを捻出するため
ギャンブルに手を出すトミーだったが……。

ハードボイルドと銘打たれているが、主人公は私立探偵でもなければ
殺人事件も起こらない。主人公の行き当たりばったりの
危なかっしい足取りを追ってストーリーは進行する。
プロットが起伏に欠けるし、ストーリーは設定に対して綺麗過ぎ、
ヒロインの造型はまるでアニメかラノベのよう。
一言でいうと「古めかしい」。まあ、自分はそれが割りと好きだったり
するんだけど。

190 :名無しのオプ:2009/03/21(土) 17:30:16 ID:nSIeVNxT
>>184
ある程度ミステリ慣れした現代の読者ならプロローグで大体見当つくからね。
ただ、仕掛は古びてもバリンジャーには「都会に生きる男女の孤独と哀切」
っていうウィリアム・アイリッシュに近い叙情があるから、
トリックを期待するよりそっちを味わって読むといいと思う。
「煙で描いた肖像画」なんて個人的に大好きだ。

191 :名無しのオプ:2009/03/21(土) 17:33:24 ID:FhePuHum
もともとぬこマークの作品だし、あまりトリックトリックで読む話ではないよね

192 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/03/21(土) 17:45:10 ID:rYNdBC4a
「ポッターマック氏の失策」オースティン・フリーマン(論創社)

引退し田舎でのどかな余生を送っていたポッターマックは、
自分の秘密を知りしつこくたかり続けている旧友を殺すことを決意し、
周到な計画の下で実行する。それが発覚する恐れは無いかに思われたが、
やがてソーンダイク博士が調査に乗り出してきて……。

フリーマンと言えば倒叙というイメージがあるが長編では2作のみらしい。
以前にも増して犯人に感情移入した。断固応援した。そして
ソーンダイクの細かい調査に萌えた。ただ、ソーンダイク以外の
某人物が彼同様の調査をしてそれがきっかけになるという展開が
強引に感じた。

あと、(メル欄)がもう少し上手く立ち回れば良かったんじゃね。

193 :名無しのオプ:2009/03/21(土) 19:28:30 ID:E1Qu969i
>>190
同意、そうだよね
「消された時間」なんかもそうだけど、作中から叙述トリックの部分だけを
抜き出してどうのこうのという書評しかされないのな
生き様の悲哀みたいなのは一切スルーな書評ばかり
これはバリンジャーという作家をどう捉えるかと言うことよりも
読者側がどういうものしか求めていないかというのが良く分かる

194 :名無しのオプ:2009/03/22(日) 11:23:02 ID:Y6/U3XDh
「雪に閉ざされた村」 ビル・プロンジーニ(扶桑社ミステリー)
強盗に失敗した犯罪者集団が、片田舎の村に逃げ込んだら、
折からの大雪で道路が寸断されて、大騒ぎに…という話。

尖ったところはないけど、逆に目だった穴もない。
映画のノベライズでも読んでいるようなサスペンス劇だった。
特に終盤のいくつかのシーンは映像化すると面白そうな感じが
したんだけど…どこかで映像化されてないのかな?

195 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/03/24(火) 19:31:48 ID:7/f39aZ8
「タンゴステップ」ヘニング・マンケル(東京創元社)

舌ガンに侵され、それに向き合えず恋人にも心を許せずに脅えていた
警官ステファンは引退した上司が殺されたと聞き、現地へ飛ぶ。
地元の警官達の協力を取り付けながら独自に動くステファンに
謎の男の影が散らつく。血の跡が辿るタンゴのステップの意味とは?

北欧のそれも警察小説とは何だかな印象で読み始めたが矢張り
そこそこでしかなく、犯人もストーリーも何とか体裁を整えたな
って感じ。余程人がいないんだろうな。ミステリーに対する軽蔑が
凄いんだと思うよ。

訳者は社会小説とか言ってたけど、そうとでも言わなきゃ評価軸が
タランチュラやもんね。まWBC連覇したからいいや。

196 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/03/28(土) 11:22:05 ID:P0P5exhy
スコット・ウォルヴン「北東の大地、逃亡の西」を読んだ。
こういう作をきちんと評価出来ない御用評論家連中多過ぎ、
喪前たちは本屋のセールスマンかと言いたい。
本作もこのミス海外編にかろうじて12位ランクインが見られるに過ぎない。
久々に収録作品全話講評逝ってみよう!!
第一部 ノースイースト・キングダム
・「寡黙」
最終部分の「二つの枕」をいかに読解するか。
「読み」によってはおぞましい、この点でやはり本作は短編ミステリと言い得る。
・「屋外作業」
リアルな刑務所もので読み応えあり。
しかし、あくまで日本の場合と比較してだが、本作に登場する犯罪者への
刑が重過ぎるように思われるというのが正直な感。
訳者あとがきでも触れられている、高圧電流を通した鉄条網に引っ掛かって死ぬ牝鹿のエピが
印象深い。

197 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/03/28(土) 11:23:49 ID:P0P5exhy
・「エル・レイ」
ミステリではないが、「あしたのジョー」とか好きな連中(特に少年院のエピやどさ回りボクシング
一座のエピあたり)には、たまらないものがある作。
主人公は表題のプロボクサー、エル・レイではなく飲んだくれのトム・ケネディ、
このキャラの書き方が実に巧い。
・「変人とアンフェタミン」
前半のテンポが良いノワールな語りが、後半、やや理屈っぽく抽象的になるのが残念。
ペルーねたでおなじみセンデル・ルミノソの名が突然出来たのはびっくり。
・「球電」
前作の後日談。終盤の衝撃的な展開と淡々とした締めの対比が面白い。
・「野焼き」
文学風ノワールとでも称すべき作か。
原書では表題作となっていることだけのことはある。
・「虎」
これはノワールでもない文学的作。主人公は堅気の自営業者(伐採業)である。
感想は「悲惨なり」としか言い様が無い。
・「線路」
短いが本作も非ミステリな文学的作。

198 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/03/28(土) 11:26:02 ID:P0P5exhy
第二部 放浪の西部
・「簡易宿泊所」
大不況の現代日本に照らし合わせて読むと胸に迫る作。
父の忠告もむなしく・・・という展開が泣けるぜ。
・「核爆発」
早撃ちの前科者、硬派なヴェテラン保安官、つんぼの保安官助手等々、
これはタフな男たちが登場する西部小説まがいの快作と言い得る。
・「北の銅鉱」
アル中男と元フットボール選手の大男
この人探し業コンビが登場する短いがスリリングな探偵もの。
・「負け犬」
タイトルからして2ちゃん向き(w
前話と同じ主人公によるエピ。食堂の爺が主人公に言い放つ言葉が重い。
・「密告者」
ハードボイルド好きに推しの一編。

思えば、「あなたに不利な証拠として」がポケミスには異例なバカ売れした因のひとつは、
やはりその文学性ゆえだったと言い得る。
さすれば、本作ももっと評価され、読まれてもよい作だったかと思うのだが、
共に甘さは無いとはいえ、「あなたに・・・」が女の世界(女性警官物語)を描いたものなのに対して、本作はコテコテの男の世界(犯罪者や前科者が多い)なのが、売れ行きの差となって
出た感もある。

199 :名無しのオプ:2009/03/28(土) 12:02:35 ID:PofLlHuT
「道化の町」 ジェイムズ・パウエル(河出書房)
ミステリ、ファンタジー、SFの短編集。
全体的にズレた感覚が楽しくもあり、ついていけなくもあり。
山口雅也のアンソロジーで読んだときから感じていたことだけど、
かなり人を選ぶ作家だと思う。

個人的なベスト3を選ぶなら、
切れ味鋭いショートショート「最近のニュース」
ガチのパズラーだった「アルトドルフ症候群」
バカバカしすぎる怪作の「愚か者のバス」。

200 :名無しのオプ:2009/04/03(金) 00:00:27 ID:duPvGCqw
「ぼくと1ルピーの神様」ヴィカス・スワラップ(ランダムハウス講談社)

アカデミー賞映画「スラムドッグ$ミリオネア」の原作。
あらすじは映画サイトを見てくれた方が早いと思う。

ミステリーっぽさは全く期待しないで読んだけど、
ラストでミステリー的な楽しさがあったので紹介してみる。

長編っていうよりどっちかっていうと連作短編みたいな感じ。
章ごとに主人公の年齢が違ってエピソードがある。
それが、ラストに向かって少しずつ…

主人公の年齢はちゃんと把握しながら各章を読んだ方が良い。

映画の紹介ではインドのスラムの問題とかそういうのが注目されてたけど、
そういう社会派的な部分はほとんど感じなかった。映像のあるなしは違うのかなやっぱり。

ミステリだと思わないで読んでみると良いと思う。

201 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/04/04(土) 15:15:22 ID:hKW1LDfE
「古き友からの伝言」イーサン・ブラック(ソニー・マガジンズ)

久しぶりに会った幼なじみのミーチャムから助けを求められたフート。
ミーチャムは5人の名前と住所を挙げ、調べてくれという。
理由を訊くフートに何も答えずミーチャムは去った。
問題の5人の調査に乗り出したフートの前に謎の殺人鬼の姿が
浮かび上がる――。

シリーズ3作目。ほとんどフートの女関係に対する興味のみで読んでいる。
ミステリーとしては相変わらず下手。こんだけのことを示すのに
こんなに読ませるのかと思う。迂遠というか冗長というか……。

ただ、本作はミッシングリンクに工夫があるような気もする。
まあどっちにしろ打ち切られるのもむべなるかな。

202 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/04/04(土) 15:29:10 ID:hKW1LDfE
「川は静かに流れ」ジョン・ハート(早川書房)

殺人の濡衣を着せられ、それを信じた父親から勘当され失意の内に
故郷を去った青年アダム。ある時悪友から助けを求められ、
5年ぶりに戻ってきた彼に、新たな惨劇が襲いかかるのだった。

やたら評判良いから期待して読んだ。この汚名逃亡帰還パターン
大好っきゃねん! この時点で最低限の面白さは保証される。

さて、+αはというと……最初はね、とある問題が余りにも
呆気なく片付いたようで肩透かしを食ったのだが、ところがどっこい
後からじわじわと効いてきて、こういう手法も有りだなと感心した。
ミステリーとして、ケレン味はそんなに無いし、意外な展開も
パターンとしてのものに近い気がするが、ページターナーではある。
枚数を無駄には費やしていない。お薦め。

それにしても可哀想な犯人だなあ……。不謹慎にも一番同情してしまった。

203 :名無しのオプ:2009/04/04(土) 18:32:28 ID:HZpSD5gE
「嘲笑う闇夜」 プロンジーニ&マルツバーグ(文春文庫)
田舎町で連続殺人事件が発生して、さあ大変、という話。
バカミスの世界で紹介されていたので、どれだけ無茶なことを
やっているのかと期待して読んでみた。

が・・・結局、ツイストのきいたサイコサスペンスという感じで、
別にバカミスではないと思う。なんだか肩透かし。
バカミスとして持上げたり、「反則ぎりぎり」なんて惹句を
つけたりするのは、正直なところ逆効果かも。

204 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/04/04(土) 18:56:59 ID:39+BeUel
先日ジョン・スレで話題に挙がったのを機に「一角獣殺人事件」(ディクスン名義)を久々に
再読してみた。
偶然性に頼ったストーリー展開ながら、
タイトルから想起するほどにはオカルティズムは強調されず、
(しかも主舞台は仏のシャトーというクローズドサークルであるにもかかわらずである)
ユニコーンに関しては喩え程度にネタふりされる程度にとどめられており、
極力論理的に書かんとしているジョンの姿勢が微笑ましい。
だが、ジョン作品のセールスポイントでもあるトンデモトリックはやや地味め、
かつ、アクロバティックに過ぎるという感はあり。
無痛畜殺機なんて代物が突然登場したり、本格ミステリのマエストロの手になる作であるにも
かかわらず、隠し通路まがいのものが存在したりと不満点が多い作ではあるが、
早川か創元によりもっと早く本格的に紹介されていても良かった程度の作かとは思う。

205 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/04/05(日) 16:25:33 ID:QF6ARKHT
ウェンディ・ムーア「解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯」。
ブッククラブに顔出しした際に面識があるドクターから「自分のようなものが読んで面白い
ミステリアスな本はないか?」と問われた時に推した作である。
「喪前のような奴にはこれがいい、心して読め!」と。
死体盗掘も辞さなかった後の解剖学の大家ジョン・ハンターの正にタイトルどおり「数奇」な人生を
描いたのが本書である。
器用な力技を持ったおのことでも称すべきジョンを中心に黎明期の英国外科事情がグロくも
強烈な描写で綴られてゆくのだ。
数々の解剖における実績のみならず、移植手術(歯)も除細動器の使用(ライデン瓶を利用。
注・・・雷電為右衛門ではない(w )も実はこの人物が先駆者なのである。
ジョンへの嫉妬から遂にはアンチな伝記本まで書いてしまうジェシー・フットという外科医
のキャラなど、矛盾した表現かもしれぬが正に2ちゃんねる前の2ちゃんねらーとでも称すべき
粘着ぶりで興味深いものあり。
(原著者は本当はジョンのサークル仲間になりたかったのかもと推測している)

206 :名無しのオプ:2009/04/06(月) 21:36:30 ID:N3Fdt7vT
面識があるドクターって脳神経内科とか?

207 :名無しのオプ:2009/04/11(土) 09:34:43 ID:eekiw/s+
「見知らぬ乗客」 パトリシア・ハイスミス(角川文庫)
交換殺人のサスペンス劇。ハイスミスの処女作だとか。
これを原作にして、ヒッチコックが映画を制作している。

交換殺人の元祖的な作品らしいので興味を持って読んだ。
けど、一方の主人公であるガイの行動に理解しがたい点が多く、
作品に入り込めなくて、読み進めるのが辛い。
印象に残ったのは、もう一方の主人公ブルーノの狂いっぷり
くらいで、いまいち好みに合わなかった。

208 :名無しのオプ:2009/04/18(土) 19:48:27 ID:CZE31zKm
「六つの奇妙なもの」 クリストファー・セント・ジョン・スプリッグ(論創社)
霊媒師のアシスタントとして働くことになった女性が、
次第に大変な事件に巻き込まれていく・・・というお話。

かなりプロットが錯綜しているミステリ。
不可能犯罪の解決がアレな感じだったり、タイトルに偽りありな
ところは残念だったけど、展開が二転三転して、どんどん話が
混乱していくところは楽しかった。
それと、犯人の動機というか、意図しているところが面白い。
「正直そこまでやるか?」というところまで含めて。

209 : ◆XjFtIkbasQ :2009/04/25(土) 11:05:31 ID:QcAc0Ycx
ジェフリー・ディーヴァー『ウォッチ・メイカー』
(2008、文芸春秋社)【8.5点】

「シリーズ中期の代表作」「このミス一位」という惹句にすごく期待した。
たしかに凡百のミステリより、はるかに面白いし意外性あるんだけど、
期待した意味での「意外性」ではなかったかな。
やたら凝り性の犯人の犯罪計画も、確かに見破ることは困難だけど「回りくどすぎ」と思った。

ただ、レギュラーキャラの葛藤・成長や新キャラの登場も含め、物語としては満足。

210 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/04/25(土) 15:40:56 ID:Xs5uY0u0
バルザック「海辺の悲劇他三篇」を読んだ。
現在では岩波文庫品切れの1冊だが、古書店巡りで偶然にもゲット。
(ゲーーーーーーーーーーーーーーーーーーーット!!!)
一篇を除き、スリラー色が濃い作ゆえ、ここに紹介しておくこととする。
とりあえず全話講評逝ってみよう!!
・「グランド・ブルテーシュ綺譚」
美形の伯爵夫人のアバンチュールがポー作品的な恐怖の結末を迎えるスリラー。
締めとなる伯爵の台詞も非常におとろしい・・・
(特にクリスチャンには格別なものがあるのではないか)
語りも非常にスリリングで、収録作品中随一の作かと思う。
・「復讐」
舞台はナポレオン戦争時ながら、ストーリーそのものはメリケンのミステリ作家でも書きそうな
壮絶なリベンジ、クライムねたである。短いが強烈なインパクトに富んだ文豪の手になる作らしい
一篇と言い得る。
・「フランドルの基督」
収録作品中、唯一スリラーの要素皆無な作(ただし、幻想談と読めないこともないが)
リアリストのイメージ大なオノレだが、本作など読むと、やはりカトリック大国フランスの作家だな
という感あり、
・「海辺の悲劇」
贖罪をテーマに置いた小品だが、クライムノヴェルとして読める。
表題作ではあるものの、出来は標準程度といったところかな。
てっきり夫婦かと思った主人公の男女が愛人関係というのは意外(解説参照)、
この辺はいかにもフランスらしくもある。

211 :名無しのオプ:2009/04/26(日) 20:02:56 ID:CJAEi/vu
「女刑事の死」  ロス・トーマス
ハードボイルドタッチのミステリ。
やたらと世評が高いので読んでみたが・・・。

たしかに開幕部と結末部は面白かったんだけど、
なんだか中盤が冗長という印象。
本筋に関係ない、どうでもいい部分の描写は
削ってほしかった。その部分が味わい深いんだ、
と言う人もいるんだろうけど。


212 :名無しのオプ:2009/04/30(木) 15:43:16 ID:AmbAaNRb
>>200
> 「ぼくと1ルピーの神様」ヴィカス・スワラップ(ランダムハウス講談社)
読み終わった。思ってたより面白かったよ。
読んでて思ったのは翻訳者がうまい。
たまたまJアーヴィングのインド小説読み終わったとこだったんだけど、
現代文学からの流れでも違和感のない翻訳者のセンスを感じた。
翻訳の人のファンになりました。

で、続けて読んだジョン・コナリーの「死せるものすべてに」は翻訳が嫌いなタイプ。
ひとつの文章の文節の順番がおかしいし、わざわざ日本語にしなくていいとこを訳すから混乱。
ギャングのボスの「ファーザー」を全部「父」と訳すからわかりにくかったり、
細かいとこだと「焼いたサケ」とかもサーモンでいいだろと思ったり。
何より日本語としてヘンな文章がちょこちょこあってイラっとした。

翻訳って大事だなと改めて思った2冊でした。

213 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/05/01(金) 02:36:37 ID:3AHwhy9d
「殴られてもブルース」スティーヴン・ウォマック(早川書房)

新聞社をクビになりしがない私立探偵に甘んじているデントンの所に、
大学時代の元ガールフレンドが依頼人としてやって来る。外科医の
夫が脅迫されているというのだ。ノーとは言えず引き受けた
デントンだったが、訪ねて行った当の外科医は殺されていた!
果たしてデントンはこの事件を解決出来るのか?

久々に軽ハードボイルドを読んだ。
正直展開が単純だし、軽妙なやり取りとかがあるわけでもないので
良作とまでは言えないかな。恋人(?)の扱いが酷いのもマイナス。

とりあえず出ていった元妻が泣き付いて来るらしい2作目までは読もうか。

214 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/05/01(金) 03:00:05 ID:3AHwhy9d
「起訴」バリー・リード(早川書房)

殺人容疑をかけられた外科医の弁護を引き受けることになった
腕利き弁護士シェリダン。しかし、依頼人には裏社会との関わりが見え、
上院選出馬を目指す地方検事は何としても彼を有罪にしようと意気込む。
事態を重く見たFBIはシェリダンの事務所に美人捜査官を潜入させるが、
シェリダンは何と彼女に恋してしまう……。

粗筋からして従来のリーガルものとは違った面白さが味わえるかもと
期待したが期待外れ。
この人はプロットを展開するのを急ぐあまり肉付けをおろそかにしている。
話の流れそのものが見えてしまってキャラクターの行動の価値が
高まらない。
主人公の活躍場面なんて殆ど無いし、真相が明らかになる場面も
そっけなくて肩透かしを食った。

その癖2段組で360ページとやたら長い!
下手な書き手だよ、ホント。
でも続編は読んじゃったりして……。

215 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/05/04(月) 14:56:06 ID:0+hbv5lt
「検死審問ふたたび」パーシヴァル・ワイルド(東京創元社)

村外れの小屋が火事で全焼し、焼け跡から持ち主の作家ティンズリーの
骨が発見された。かくして再び検死審問が開かれる運びとなる。
遂に陪審長に就任したイングラムは、今度こそ検死官スローカムに
一矢報いんと奮起するのだが……。

これは古典の名作とも本格の名作とも言いたくない。ユーモア
ミステリーの佳作と言ったところ。
決してそう複雑ではない事件をキャラクターでデコレートしている。
伏線の張り方はなかなかのもの。

スローカムやイングラムの動向を追っていくと、探偵の在り方について
考えさせられ……なくてもいいのか、別に。

さて、残りは「ミステリー・ウィークエンド」ですか。
正統派らしいので楽しみ。

216 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/05/04(月) 20:42:24 ID:iRWf0tDL
パーシヴァル・ワイルド「検死審問」を読んだ。
嘗て読もうと思った時に全てのバージョンが既に入手難だった作、
ハードボイルドのマエストロであるレイモンド・チャンドラー、
怪奇探偵小説の大家江戸川乱歩という、
およそ対照的な作風の日米の大作家が共に評価した作だけに、
強く興味を惹かれ期待大だったが、そのせいもあってか、読後は期待外れの感も大きかったというのが偽らざるところである。
おそらくチャンドラーが気に入ったのは、犯人像と真相が本格よりはハードボイルド向きな素材
であること(チャンドラーよりはロスマク世界だが)、
脇役ながら強い印象を残す芝刈り人ベン・ウィリットが、芝刈り機を持ったフィリップ・マーロウとでも称すべきストイックな魅力的キャラな点あたりであろう。
あえて人生で大きな勝負に出ず、臨時に家事使用人に雇用されたりはするものの、
基本は淡々と自己の職に専念し、ユーモア精神も有するベンには独自なカッコ良さがあり、
これはひとり街を行く孤高の騎士であるハードボイルドの主人公たちと一脈通じるものがあるや
に思う。
大乱歩のお気に召したのは、アメリカン・ミステリでありながら洒脱な英国ミステリのような本格謎解きの雰囲気があることか。
しかし、日米の巨人が評価した作にしては、伏線確認の楽しみはあるにしても、消去法による犯人指摘は決して難しいものではなく、銃社会ではない日本では実感としてわかり難い面が多いのも問題あり。
長々と既知の事実ばかりをカッコ良いつもりなのか妙な口調(くどく読み辛い)で記した上に、
完全な作品マンセー方向の解説もつまらない。
昔であればこの手の作は中島河太郎先生の簡潔に纏めた辛口解説で決まりだったのだが、
改めて解説陣の人材不足も実感させられた次第だ。

217 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/05/06(水) 13:10:19 ID:ARGJSOXK
「エヴァ・ライカーの記憶」ドナルド・A・スタンウッド(文藝春秋)

警官時代に夫婦連続殺人事件を阻止出来なかったトラウマに苦しむ
売れっ子のホール。彼はある時大富豪ライカーから執筆依頼を受ける。
近々タイタニックを大規模調査するのでルポルタージュを書けというのだ。
ライカーはあの事故で妻を喪い、助かった娘も心に傷を負ったという。
“あの夫婦”もタイタニックに乗っていたとうことを思い出したホールは、
過去と向き合う覚悟を固める……。

長い……。
作風は本格と冒険小説の中間といった感じで何かストーリーが
浮わついている。平警官がベストセラー作家に華麗なる転身を遂げたり。
ただ、学生時代にほぼ書いたということを考えれば大したものである。
どんでん返しを盛り込んだ意欲も買う。無駄にエロい場面があるのは
どうかと思うがw。

疑問点は以下の4つ。
・解決にアレ使っちゃ駄目だろ〜
・214ページ上段の矛盾
・ライカーは何故(メル欄)のか?
・犯人があの工作をした場合、↑の疑問も勘案すると(メル欄2)
なきゃならないはずだが……

創元から復刊したようだが、テメエのケツも満足に拭けん奴が
他人の世話などヘソ茶がチャンチャラ痛いわ。
バークリーの短編集をはよせい。

218 :名無しのオプ:2009/05/09(土) 16:17:08 ID:LW1UTvoq
>創元から復刊したようだが、テメエのケツも満足に拭けん奴が
>他人の世話などヘソ茶がチャンチャラ痛いわ。
意味がわからん
なんで他社から出てた本を復刊したら他人の世話したことになるんだか

219 :名無しのオプ:2009/05/09(土) 18:50:45 ID:qkgR9eyq
他社の本だったから、他人てことなのでは

220 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/05/09(土) 20:19:05 ID:WkxP0LfE
ナイオ・マーシュ「道化の死」を読んだ。
解説にも記されているとおり、四大英国女流ミステリ作家のひとりである著者だが、
読書人にして大のミステリ好きの俺でも初読み、邦訳は存するとはいえ、
日本では馴染みが薄い作家である。
本作は、演劇畑の作者らしいト書きを思わせる簡潔な地の文と会話主体の展開で一気に
読ませ、衆人が見守る民族ダンス披露中の不可能殺人をジョン張りのアクロバティックな
トリック(細か過ぎ、巧く行き過ぎは言いっこ無しか)で描き切った作ではある。
ただし、活字だけでは犯行時の登場人物の位置関係が把握し難いのは問題、
よりフェアを期すのであれば、配置図が欲しかったところではある。
直接に本筋には関係しない若い男女の恋愛談導入は、愛読していたアガサ作品に倣ったゆえ
であろうか、うざいし、特に最終章第2節は不用、デイム・アリスの探偵役アレン警視評で
締めた方が渋く決まったように思う。
決してこき下ろすような作ではないのだが、ジョン作品を読み慣れ、女流作家でもブランドあたり
を読んでいると、さほどの刺激は無く、むしろ淡白な感、今更な感が強い本格ミステリではある。

221 :名無しのオプ:2009/05/09(土) 21:26:01 ID:QpPTZME3
書斎がマーシュを読んだ事が無かったとは驚いた
おそらく「ランプリイ家」位は存在は知ってたのだろうけど
いかにも自分の好みと合わなそうだから敬遠してたんだろう
「道化」はトリックを使用してるので読んでみたに違いない
もしかしてアリンガムも敬遠していたのだろうか

222 :名無しのオプ:2009/05/10(日) 00:51:43 ID:9bCW/xZ6
>>218
その人の書いてることに何かを期待しちゃダメです。 ><


223 :名無しのオプ:2009/05/10(日) 10:45:11 ID:EQGT6jPH
>>221
主人公の性別を取り違えるような奴が実際に本を読んでいるわけないだろw
奴はなに一つとしてよんでやしないよ。

224 :名無しのオプ:2009/05/10(日) 18:13:24 ID:czm+eqOn
書斎は鶴の恩返しとか猿蟹合戦とかは絵本で読んだことがあるらしいよ。
でも10ページ以上ある小説は内容が理解出来ないからパクって済ますんだって。

225 :名無しのオプ:2009/05/10(日) 18:19:34 ID:DNLDuCkT
「殺人者はまだ来ない」 イザベル・B・マイヤーズ(光文社文庫)
あの「ローマ帽子」を破ってコンテスト1位になった、幻の作家の作品。
訳者が山村美紗というのに、ちょっと驚いた。

サスペンスありのゴシックロマンスという感じの物語。
当時の作品らしく、探偵はウンチク野郎だし、偏屈富豪の邸宅が舞台だし、
ついでにインド人の召使も出てくる。
今となっては、そりゃないだろ、と言いたくなるネタも飛び出すけど、
ツボは押さえてあるので楽しめた。予想以上に山村訳は読みやすかったし。

どうでもいいけど、ワトソン役の超人的な記憶力についてのくだりには、
ちょっと笑った。パズラーのパロディとして書いたのかな?

226 :名無しのオプ:2009/05/10(日) 22:10:56 ID:/kGRdpvf
>>225
クイーンが後に大作家になるのは知らなかった事にするとして
つまり両者が始めて名前を聞く新人作家だったという仮定で
今「殺人者はまだ来ない」と「ローマ帽子」とを
全く予備知識無しで読み比べたとしたらどっちが評価されるのかな

227 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/05/10(日) 23:48:34 ID:0N52Usoh
ジョン・ル・カレ「ナイロビの蜂」を読んだ。
邦訳刊行当時、クラブ内では「ナイロビのハッチ」という呼称でちょい話題になったが、
前に「パナマの理髪師」の講評でも指摘したとおり、とにかく展開がタルく感じられる。
アフリカ医療援助の内幕というメーンテーマの目のつけどころの良さ、
ヒロインが冒頭で死亡してしまうという異色な構成等、内容的工夫は十分に感じられるのだが、
ストーリーテリングが追いつかない。
これはリアルな鬱エンドは非常に印象的なだけに残念である。
ある時期には、翻訳ものを好む大人が読むエンタメの第一人者であった作者だが、
フレデリック・フォーサイス、ケン・フォレットらにその座を譲り渡してゆく形になったのは
致し方あるまいという感あり。

228 :名無しのオプ:2009/05/10(日) 23:54:15 ID:/Uqr9zv3
>>226
ローマ帽子でしょ
殺人者〜は正直当時からしても古臭い

229 :名無しのオプ:2009/05/11(月) 20:59:45 ID:o17SyDmS
「死がかよう小道」ドロシー・キャネル(現代教養文庫)

自らの出生の秘密を探るため、記憶喪を装いあるお屋敷に潜入する若きヒロイン。
お屋敷の主人はぶっ飛んだ未婚の変人老姉妹、執事は元泥棒。
おまけにセクシーなメイドは片思いをしている男性の恋人!?
やや活発なコージー系にして伝統的な英国ミステリで
それぞれのキャラが立ちまくりで楽しかった〜。
ロマンチック☆ミステリーかよ( ゚д゚)、と思うなかれ。
あ、もしやロマンス系だったのか?と思ったところはラストの一行。
しかもすげーさわやかな一行。

浅羽さんのあとがきで同じ著者の「いい女の殺し方」を読みたいと思ったのに絶版。
読んだ人いませんか〜。

230 :名無しのオプ:2009/05/16(土) 21:25:44 ID:nzfeGm8k
http://jbbs.livedoor.jp/movie/8993/

したらばは荒らしに厳しいそうですね

アホ呼ばわりされたり自演で叩かれたりが今後も続くようならば
避難も選択肢に入れた方がいいかもしれません

231 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/05/17(日) 22:13:07 ID:jAXmz143
「あたしの手元は10000万ボルト」ジャネット・イヴァノヴィッチ(集英社)

段々と賞金稼ぎが板についてきた様な気がしてきたステフ。
その前に現れたのはレンジャーの妻と名乗る女。彼女はレンジャーを
捜してステフに付きまとう。だがトラブルの始まりに過ぎなかった。
レンジャーの娘がレンジャーそっくりの男に誘拐されてしまったのだ!
ステフはレンジャーと共に偽者を追う!

仕事の為には身体も使うヤリマン三十路女バウンティハンターが
やりたい放題暴れ回るシリーズ第12作。海外古典以外では自己最長かな。
私はレンジャーが嫌いだし、ルーラとメイザおばあちゃんも嫌いだし、
願わくばまとめて死んでくれと思っていますが、
ここまで読んでしまったら乗り掛かった、というか沈み掛った船でも
ままよと思い惰性で読んでいます。

で、今回の事件ですが今までで1、2を争う程の強敵が現れ、
流石のレンジャーも苦戦します。その辺はややマンネリを脱した
と言えるかも知れません。ただ、三角関係の行方となると……
ますます悪化していく様でうへえなり、でございます(村西風)。

後、“ゲイカップルの葬儀屋”というのは
シックス・フィート・アンダーの影響なのかな?

232 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/05/17(日) 22:47:11 ID:jAXmz143
「飛越」ディック・フランシス(早川書房)

貴族階級に属するグレイはその地位を嫌って騎手やパイロット、
そして最近では馬の輸送会社で働いていた。しかし、そこで何かが
おかしいと感じ始めたグレイ。そんな時同僚の友人が行方不明となる。
馬の輸送に関して何らかの犯罪が行われているのではと思ったグレイは
独自に調査に乗り出す。

松ちゃんが到頭結婚したかあ。
9冊目なんだけど、どうもピンと来ないなぁ。ここまでの感想だと
「興奮」みたいなのはフランシスの作風の王道では無いのかな
という印象。主人公が抱えている葛藤も大したこと無いし、
恋も障害が無いし、事件も謎とサスペンスが弱いし、中弛みの時期?

ガイド本で4つ星以上のものを先に読むのは失敗だったかなぁ。
でも、人は弱いものだから……。

233 :名無しのオプ:2009/05/18(月) 00:03:42 ID:13vzErxL
星を付けるフランシスだけのガイドなら「名門」の解説にもあるが
ガイド本で4つ星以上、って創元の河田陸村・藤井鞠子編著のやつのこと?
あれは今では忘れられかけた作家・作品も拾ってくれるなど
あえて本格を排除したガイドとしては良いガイドだよ
一つだけ大きな欠点が有って、星の数が必ずしも信用できないこと
何となくアンケート結果での獲得票数による一般論って感じで
その作家の中で、ただ単に多く読まれている度数と言う意味での
知名度の高い作品が星の数が多いという印象を受ける
それでも知られざる作家だったらどの作品でもガイドの価値があるが
有名作家の場合は、隠れた名作を教えてくれるという感じがしない
だから作家によっては妥当な感じのも多いが、
一部の作家には作品による星の付け方が変だと思うのもある

234 :名無しのオプ:2009/05/18(月) 05:53:05 ID:eaoI9atR
ガイド本で他にオススメってある?

235 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/05/19(火) 18:45:23 ID:NbOooHFr
「新アラビア夜話」ロバート・ルイス・スティーヴンスン(光文社)

英国に長期滞在中のボヘミアの王子フロリゼルと
その従者ジェラルディーン大佐が活躍する連作短編集。
謎の組織「自殺クラブ」に関する3編と、
秘宝「ラージャのダイヤモンド」を巡る4編が収められている。

シリーズキャラクターである王子達は各話の主人公という訳ではなく、
あくまで別々の主人公達が一つの事件に巻き込まれていく
といったスタイルを採っている。なので別個に評価することは出来ないが、
導入部は中々に面白く、特に「二輪馬車の冒険」の前半部は
乱歩が好きそうな奇妙な味だ。
しかしラストに王子がああなるとは……w。

示唆に富んだ解説も良い。割愛された4話をまとめた「臨海楼奇譚」や、
影響を受けて書かれたという「三人の詐欺師」、それから未訳の続編等も
いずれ読んでいきたい。あ、「箱ちがい」と「難破船」が先になるかも。

>>233
ウイ。

236 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/05/21(木) 01:05:07 ID:vOBgYuuQ
「二壜の調味料」ロード・ダンセイニ(早川書房)

やっぱこの場合卿とか男爵夫人とかじゃなくまんま表記のが良いですね。
閑話休題。かつて創元が刊行予告のみでバックレた短編集を早川さんが
出して下さった訳ですが、読み終えた今一抹の寂寥感を感じています。

表題作や「演説」は採るべくしてアンソロジーに採られていたんだなと。
他はもう惨憺たる有様でして……。本書の感想で、今となっては
古びているといったものを見掛けましたが、
それは同時期の作家に失礼でしょうね。
本書の短編群がつまらなく感じるのは時代のせい等ではなく、
単にそれが事実だからです。まあ「ささやかな」と自覚してますけどね。

以下はその前提で。
「新しい殺人法」のアイディア、「豆畑にて」のハラドキ、
「アテーナーの盾」の……は印象に残りました。しかし「復讐の物語」
の二番煎じは頂けない。 スミザース氏の敬体語りは○。

今思えば創元も途中でハッとしたのかも知れません。
ジョーケンスは別にいいや。

237 :名無しのオプ:2009/05/22(金) 23:56:26 ID:Aheg2TeY
>>202ですでに紹介されてますが、「川は静かに流れ」を今読み終わりました。
暗闇の早さはどれくらい、を買おうと思っていたところ、この本の帯が目に飛び込んできました。
分類は‥、ミステリ‥?初ミステリだったものの、帯のうたい文句に押され購入。
(アメリカのミステリ界で最も権威ある賞。なんて書いてあったらね‥
主人公を勝手にヒュー・ジャックマンに脳内変換。偶然にも主人公と同年齢。
まあ、ミステリというよりヒューマンドラマの映画を見終わった、というのが感想ですね。
自然や人物の描写もクドくないし、サクサク読める作品でした。
犯人どうこうよりも、主人公の次の行動より何が展開されるのかが楽しみでした。当たり前か。
この人のデビュー作である「キングの死」も読んでみましょうかね。

238 :名無しのオプ:2009/05/27(水) 00:18:03 ID:guXsgA1p
>>229
「いい女の殺し方」ドロシー・カネル/相原真理子訳'88講談社
浅羽訳より、少々お粗末な(個人の好み)訳だけど、抱腹絶倒!!
主人公が凄く面白い、相手役も脇役も面白い、ユーモアミステリと
しては、私にとっては最高クラスの出来栄え。
「未亡人クラブ」ドロシー・キャネル/浅羽莢子訳'92早川文庫
続編、ますます面白い上に、「死がかよう小道」のあの姉妹が
登場してきて、訳文の浅羽節も絶好調。早川は浅羽さんの生前に
なんでシリーズ続刊してくれなかったのか。悔しくてたまらない。
この2冊は古本でも図書館でも必死になって探して読む価値ありです。


239 :名無しのオプ:2009/05/27(水) 17:18:58 ID:pCiy3X36
>>238
おお〜うらやましい!
「未亡人クラブ」は何とか手に入れて読みました。
でもこれ、ますます「いい女〜」を読みたくなってきて悶絶。

>早川は浅羽さんの生前に
>なんでシリーズ続刊してくれなかったのか。悔しくてたまらない。

ほんと不思議だよな〜面白すぎるだろこのシリーズ。
ちょっと図書館行ってくる(`・ω・´)

240 :名無しのオプ:2009/05/28(木) 15:44:22 ID:FJCDaD3V
早川はコージーの良作シリーズをよく切るよな
ギリアン・ロバーツとかジャネット・ニールとかネヴィル・スティードとか
創元もケイト・チャールズぶっちしたし

241 :名無しのオプ:2009/05/28(木) 19:40:14 ID:NEI3cLmU
ジェリリン・ファーマーとかドナ・アンドリューズも中断
スティードってコージーだったのか?
創元はマクラウドの場合は打ち切ったというより扶桑社に横取りされた?
ジル・チャーチルは浅羽さん亡くなっても地道に続けているね


242 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/06/01(月) 18:42:15 ID:vu22WBBP
「火事場でブギ」スティーヴン・ウォマック(早川書房)

元ブンヤの探偵ハリーは別れた妻から頼まれて連続放火事件を追うことに。

2作目もビミョー。まあ、所詮この程度の作家なんでしょうから仕方ない。
そして相変わらず恋人の扱いがヒドイ。というか全体的に
キャラが立ってない。読まんで良かった。

243 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/06/01(月) 18:53:59 ID:vu22WBBP
「白い鴉」ベントレー・ライアン(講談社)

米国農務省林野部の役人ケントは国務省の密命を帯びて
イタリアへ向かう途中、隣人の死体を発見する。
咄嗟に彼のブリーフケースを持ち逃げしたケントは以降命を狙われる
羽目になるが、謎の美女の助けを得て決死の逃避行を開始する!

長い。書き出し雑。ラスト唐突。総じてこなれてない印象。
材料を集めたはいいが使い切れずとっちらかったまんまになっちゃった。
だからまとまりがなく打ち切りのドラマみたいな幕切れなんだろう。
小説書くのって難しいねー。

244 :名無しのオプ:2009/06/11(木) 02:28:51 ID:BOchgOx4
「慟哭」と、「私が彼を殺した」を読んだけど、何か釈然としない
慟哭の方は、あまりに出てくるキャラクターが一貫しないというか、一致しなさすぎて(中身が)最後まで何か納得いかなかった。
私が彼を殺した、の方は途中までは面白く読めたんだけど、最後のオチが面白くなさすぎる。


245 :名無しのオプ:2009/06/11(木) 02:31:44 ID:BOchgOx4
あ、すみません!海外編なのに日本の作品書いてしまった私はアホです。
最近読んだ海外物は、えっと、今更って感じだけど「妄執」
これは、気持ちの悪い性描写があって私はそういう部分が好きではないけど、女性主人公の強さとか
養子を熱望する母親の気持ち・母の愛の強さがリアルに描かれていて、まるで映画を見てるようで主人公が大好きになりました。
女性には面白い作品だと思います。

246 :名無しのオプ:2009/06/11(木) 11:21:27 ID:hyTsX4wL
>>245
エリカ・スピンドラー?

247 :名無しのオプ:2009/06/12(金) 00:10:56 ID:+ufscElc
レイモンド・チャンドラー『さよなら、愛しい人』

既読の『さらば愛しき女よ』と随所で照らし合わせながら読んだ。
表現や解釈にはそれぞれの持ち味があるので優劣を付けるつもりはないものの
『さらば』のほうは細かい所を結構ハショってるのがよく分かった。しかもそのほとんどが人物の外見・声や
その場の情景に対するマーロウの観察描写という、本筋には関係ないけどチャンドラー作品ではある意味本筋以上に
大事な部分なので正直複雑な気分になった。

訳についてはさておき、改めて再読したおかげでチャンドラーについてよく言われるプロットの弱点が前よりよく解るようになった。
(以下かなり内容に触れるので注意)
『大いなる眠り』で運転手が死んだ事件が結局解明されないまま忘れられていたのと同様、こちらでは
何故マリオットが最終的に事件と無関係と判明した心霊師アムサーの名刺を隠した煙草を持っていたのか
という謎が結局ウヤムヤのままになっている。
しかも、その間違った手がかりを追ったはずなのに結果、隠れ家に潜むムース・マロイを発見するのは少々偶然が過ぎる気がする。

などと揚げ足を取った所でそもそもチャンドラーの魅力は話の整合性ではなく
魅力的な登場人物たちと機知に富んだ描写にあるのだから、あまり意味ないか。
個人的には終盤突然現れてマーロウをカジノ船まで連れて行ってくれる大男レッドが
少ない出番ながら最高にかっこいい印象を残して一番好きだ。

248 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/06/12(金) 18:23:39 ID:uG2eHl1Y
「密偵ファルコ 海神の黄金」リンゼイ・デイヴィス(光文社)

北の旅から帰ったばかりのファルコだったが、休む間もなく
新たなトラブルが待っていた。戦死さた兄の知り合いという軍人から
出資した金を返せとねじ込まれたのである。思わず殴り合いに
発展するが、その軍人が殺されてしまったことからファルコは容疑者に。
自らの容疑とそして亡き兄のせいで抱えた負債を解決するために
ファルコは家族を捨てた父に協力を頼むことになるが……。

シリーズ5作目。作中時間は漸く一年経とうとしていりらしいが、
矢継ぎ早に事件が起きるから長く感じる。今回は宝捜しでもあり、
犯人探しでもあり、家族の絆探しでもあるようだ。フーダニットは弱いが、
別の驚きが用意されているし、ラストではいよいよこの時が来たかと
固唾を飲む場面もあったりして、シリーズ作品としては及第点だと思う。

しかし、ヘレナは出来た女子やのう。1作目とは別人みたい。

正直に言うと、このシリーズ1作読むと続けては読む気がしないのだが、
光文社は頑張って続刊してね☆

249 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/06/20(土) 17:38:32 ID:pIUNfkDw
エラリイ・クイーン「ハートの4」を読んだ。
随分前に創元推理文庫で読んだが、コリン作品で知られた手練な訳者(大庭忠男氏)による
HM文庫版で再読してみた。
やはり読後の感想は文句無しの逝ってよし!
まあ、エル自身も「ぱーっと読んでポーン!」(「ぱーっと読んでポーン!ポーン!・・」レベルかも)を狙って書いた「ハリウッドもの」なわけだが。
やっぱり「ハリウッドは作家を殺す」ってのはエルも例外でなかったわけである。
最もエルの場合はこの後ライツヴィルもの等で一応の復活を果たすわけだが、
まあ、これも辛気臭い人間ドラマも厭わないミスオタ限定での話である。

250 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

251 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

252 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

253 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

254 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

255 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

256 :名無しのオプ:2009/06/20(土) 23:06:03 ID:bD8hOSw/
やめ六たらやめろ
  ↑
ナニ? この誤字w

257 :名無しのオプ:2009/06/21(日) 08:22:07 ID:2p+E5m7h
>>249
むしろ傾向としては逆ではないだろうか
一般にミスオタと呼ばれる人種の方が人間ドラマの部分が嫌いで
トリックやサプライズしか関心が無い印象があるが

258 :名無しのオプ:2009/06/21(日) 09:18:14 ID:ZbTulR/j
>>257
書斎さんが全面的に正しい。
逆らうなクソが。

259 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

260 :名無しのオプ:2009/06/21(日) 13:57:25 ID:M6phZK1Q
>>258のID:ZbTulR/jはスレを荒らして歪んだ快感に酔っている変態なんですよ。
ただ疑問をはさんだだけの人を罵るのはやめろ書斎魔神応援団!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

261 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/06/21(日) 19:23:52 ID:j8lw0cCY
つまり「辛気臭い人間ドラマを厭うミスオタ」も存するわけである。
ただし、伝統的に怪奇探偵小説が好まれる傾向がある日本では本格ミステリ好きでも
横溝御大のドロドロ人間ドラマとかも結構楽しんでいる向きも多い。

262 :書斎魔神 ◇AhysOwpt/w :2009/06/21(日) 19:46:22 ID:8sW/rTG7
>>261
書斎さんは全面的にうっとうしい。
書き込むなクソが。


263 :名無しのオプ:2009/06/22(月) 14:12:26 ID:97ZVGg1I
「あなたに不利な証拠として」読んだ
ドラマのツインピークスを見返したくなった

264 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/06/22(月) 21:11:47 ID:YSn6k1Zl
>>263
あれはマジで警察小説の傑作だと思うが、最終エピまで来ると既にミステリ小説ではない。


265 :名無しのオプ:2009/06/22(月) 23:31:54 ID:PFGLr9Tp
>759:書斎魔神◆AhysOwpt/w :2009/06/21(日) 19:09:43 ID:j8lw0cCY
>有栖川有栖「スウェーデン館の殺人」を読んだ。
>おなじみ名探偵火村助教授と作家有栖の国名シリーズ唯一の長編

題名を間違った上に、国名シリーズ唯一の長編とはね。
『マレー鉄道の謎』という推理作家協会賞受賞作を知らないのかい。

266 :名無しのオプ:2009/06/23(火) 00:13:39 ID:iy/7LGUk
>264
うーん、最初からドラマでしたねあれは。

267 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/06/23(火) 20:28:14 ID:K5+cy3Jq
「あなたに不利な・・・」は、この10年で読んだ本の中でも屈指。
前半は女性警察官たちの活動を描いて十分に警察小説の範疇なのだが、
(作者が警察官出身ということもあって、銃社会の現実的な恐怖感と死者に対する超自然的な
恐怖感が並存する深夜勤務のシーンがリアルで強烈な印象を残す)
ラストの癒しと赦しの世界になってしまうと、これはもう文学の世界でしょ。
この辺が大きな魅力でもある。


268 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/07/01(水) 00:39:13 ID:n9eAXerL
「エア・ハンター 相続人を探せ」クリス・ラースガード(集英社)

行方不明正体不明の相続人を探し出す通称エア・ハンターを生業とする
ニックとアレックスは田舎で変死した老人の莫大な遺産の相続人を
探すことになる。しかし、どうやら一筋縄では行かない模様。
老人の素性は謎に包まれており、二人は調査中に命を狙われる。
更にFBIからは中止の圧力がかかり、業界最大手がライバルになる。
果たして相続人を探し報酬を得ることができるのか!?

分厚いんだよ。この作風やプロットならもっと短くできるはずだし、
その方が良いはずだ。デビュー作だから小慣れてないのも仕方ないか?

珍しい職業ってだけで他に特筆すべきこともなし。

269 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/07/01(水) 00:56:54 ID:n9eAXerL
「長く冷たい秋」サム・リーヴズ(早川書房)

学歴が有りながらタクシーの運転手に甘んじているクーパーは
偶然かつて愛した女性の死亡記事を目にする。葬儀に出席したクーパーは
彼女の息子が行方不明になっていることを知り捜し出すのだが、
やがて見つけた少年はクーパーに母親は殺されたのだと話す。
クーパーはある理由も手伝って少年と共に真相究明に乗り出すのだが……。

これ最初はどうにも読む気が沸かなくて困った。次巻の粗筋が
好みだったのでそのためには読まねばならず苦労した。
中盤くらいから徐々にモチベーションができてきたけど。
プロットはまあまあ作り込んでるとは思う。

こうやって子供が絡むのって弱い人は弱いんだろうけど、
俺は綺麗なねーちゃんと絡む方が好きだなあ。
ただ主人公の人間性は割と読ませる。

270 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/07/05(日) 00:54:55 ID:27765gow
「大聖堂 果てしなき世界 上・中・下」ケンフォレット(ソフトバンク クリエイティブ株式会社)

キングズブリッジで暮らしている落魄した貴族の息子マーティンは
騎士となることを夢見るが叶わず、大工見習いとなる。やがて
建築の才能を花開かせるマーティンだったが、親方に妬まれ
破門されてしまう。
彼の恋人で商人の娘カリスは廃れつつあるキングズブリッジの市を
復興させるために奔走するが、保守的なギルドや修道院が立ち塞がる。
時代の波に翻弄されながらも必死に生きる道を探ろうとする
二人の男女を中心に、様々な人物の思惑が錯綜する大河小説。

ある程度の長さの年代記というものはどうしても感情移入してしまう
もので、それを“面白さ”と呼ぶには些か抵抗がある。
前作を読んだ時に思ったマイナス点は、キャラクターの善悪が
先天的に決定されていることと、主役2人が時代に順応せずに
やたらと疑うことだったが、本作でもそれらの点は本質的に
変わっていない。
だから読んでいる途中もどこか惰性との自覚があった。

それから主役がまた建築職人というのも残念だった。
今回はストレートに騎士を主役にして、侵略戦争とどう向き合うかを
書いて欲しかった。そうすれば“時代に逆らうことでアイデンティティー
を確立する”という方法論が使えなくなるから物語がより奥深くなった
かも知れない。(続く)

271 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/07/05(日) 00:59:14 ID:27765gow
読みながらこれを山本周五郎ならどう書くかなとか夢想していた。
ただ、メインヒロインを共に不美人に設定したのは英断かも知れない。

ストーリー展開は前作と似通った路線に思えた。細かいこと言えば、
序盤から匂わせていたエロシーンが散々焦らした挙句不発だったのが不満。
前作は期待を裏切らなかったのになぁ。

それにしてもマーサはよく結婚して子供産めたなぁ。

272 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/07/05(日) 01:52:39 ID:27765gow
「パームビーチ探偵物語」ローレンス・サンダース(早川書房)

父親の弁護士事務所に勤める秘密調査員アーチボルドは、
とある大富豪の未亡人から紛失したエラー切手の捜索を依頼される。
依頼人の屋敷の使用人や居候している息子夫婦や娘、知人のアリバイを
調べていくと怪しげな事実が浮かび上がってくるが、やがて
容疑者の一人が死亡してしまう。私生活では意中の女性との関係に
心を砕きつつも捜査を続けるアーチボルドは真相を暴けるのか!?

「盗聴」はやり過ぎの観があってあまり感心しなかったが、
本作は色男探偵が活躍する軽ハードボイルドということなので読んでみた。
なるほど冒頭から濡れ場で始まるし、年不相応のセクシー老女
なんかも出てきて賑やかな要素はある。
事件そのものは、とある証言がストレートに解決に導いてしまうという
よろしくないパターンなのが残念だったが、主人公自身の問題にも
関わってくるのはまあまあ。そう長い話じゃないので
マンネリを楽しみたい時には続きを読むのもいいだろう。

273 :名無しのオプ:2009/07/05(日) 09:24:45 ID:8Qg5GtH4
Yの悲劇を3ページ読みました
年末までには読破したいです
感想は未だありません

274 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/07/07(火) 21:31:01 ID:AvhQ/iA2
>>273
すぐ逝け!(w

275 :名無しのオプ:2009/07/07(火) 22:24:16 ID:oGs2OjZZ
読んでもいないのに感想だけ上げる書斎よりはるかに誠実だな

276 :名無しのオプ:2009/07/07(火) 22:29:59 ID:pVLUUe6W
Yの悲劇を4ページまで読みました
年末までには読破したいです
感想は未だありません


277 :書斎魔神 ◆/QkCJpfbfE :2009/07/08(水) 00:15:01 ID:Z+moX/o+
Yの悲劇は最終ページしか読んでません
生涯読破するつもりはありません
感想はどこかのブログからパクります

278 :名無しのオプ:2009/07/08(水) 08:12:28 ID:xE+izTAq
Yを読んでないのは、読後感だろ。
メインの謎を誤読して、かつ自分の方が誤読してるのに
正しく理解していた他人を嘲笑しようとして恥をかくなんて、
俺ならもうミス板来られないよww

279 :名無しのオプ:2009/07/08(水) 22:50:15 ID:Mn28kmQv
ミス板でハンドル付けて書き込んでいるヤツには
まともなのはいない、ということですね。
わかります。

280 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/07/09(木) 16:17:27 ID:Av+DNkRc
「コミックブック・キラー」リチャード・A・ルポフ(早川書房)

保険調査員ホバートは、盗難に遭ったために保険金の支払を求めている
コミック専門の古本屋に赴く。その総額は25万ドルにも及び、
支払に応じれば自分のクビも危ういとみたホバートは必死に
盗まれたコミックの行方を追う。やがて数冊が奇妙な状況で
発見されるが、喜びも束の間、古本屋の主人が何者かに殺害されてしまう。
ホバートは魅力的な婦警の協力を得て真相に迫ろうとするのだが……。

これちょっとがっかりした。てっきり作中に手掛りが網羅された
コミックが登場して、漫画を読みながら推理するような
前衛的なミステリーかと思ったら、割りと普通のサスペンスっぽい。
こうなるとジョー・ゴアズの挑発的とも言える序文も釣り針に見えてくる。

一ヶ所作中コミックを使った暗号が出てきはするのだけどね。
もっと欲しかった。
盗まれたコミックが何故かバラバラに戻ってくるという謎はまあまあ。

ちなみに巻末に作中コミックが付録になっているが、
このストーリーのやっつけぶりは異常w。

281 :名無しのオプ:2009/07/10(金) 00:23:24 ID:+XwvU+1q
>>278
まあ本人が満足してるなら、いいんじゃない?

地方によって呼び名が違うと思うけど、「おみそ」ってあるでしょ
みそっかすみたいな感じの意味

例えば小学校高学年が集まって鬼ごっこをするときに
一人だけ誰かの弟か妹の低学年が混ざっててさ
高学年は皆、そいつを本気で捕まえたりはしないという
暗黙の了解があるんだけど、本人はそれを知らないから、
一緒になってキャッキャッはしゃいで逃げ回る
実は本気で相手にならない存在だから泳がされてるだけなのに、
自分だけは妙な一体感(実は勘違い)や充実感を持っている
この扱いが「おみそ」

読み込みの甘さも基本的読解力の無さも思いっきり割れてるのに、
いまだに読後感を書き続け一人で悦に入ってる姿を見て、
ふとこんなことを思い出しました (´・ω・`)

282 :名無しのオプ:2009/07/10(金) 13:27:15 ID:8RxcURK2
>>281
>>278はコピペみたいなもんだから相手にしなくて良いよ

283 :名無しのオプ:2009/07/10(金) 21:04:02 ID:+XwvU+1q
>>282
むしろ、そんなに必死なあんたを相手にしたくないよ (´・ω・`)

284 :名無しのオプ:2009/07/10(金) 21:16:56 ID:8RxcURK2
いや、同じ書き込みを10回ぐらい見たから言ってるんだがw
それこそ必死でしょう

285 :名無しのオプ:2009/07/10(金) 22:21:34 ID:+XwvU+1q
このスレと国内編と、両方をずっと監視してる必死な人が、何か言ってるね
これ以上相手するともっと絡まれそうだから、やめようっと (´・ω・`)

286 :名無しのオプ:2009/07/11(土) 09:37:58 ID:U3PPBIkI
>>281
おみそワラタ

>>284
自分が一番必死なのがバレちゃったねw
いつもご苦労様です。

287 :名無しのオプ:2009/07/11(土) 11:35:06 ID:KVMgBiFY
>>278は国内編でも再三同じことを繰り返してる
で、とうとう

685:名無しのオプsage2009/05/05(火) 11:59:35 ID:8J44Eyj8
>>684
粘着はいい加減迷惑なんだよ。

ミステリ板の読後感を叩くスレ
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1241492276/l50
       ↑
立ててやったからこっちでやれ。

そしたら、

690:名無しのオプsage2009/05/05(火) 22:18:24 ID:dtqBwU6y
>>685
バカが釣られたか

691:名無しのオプsage2009/05/05(火) 22:55:35 ID:WTqqkQ4X
読後感叩きは荒らし目的であったことを自白。

ちなみに>>685のスレは叩きレス0で即落ち
報告スレを荒らすのが目的だったってことが露呈した

288 :名無しのオプ:2009/07/11(土) 11:49:29 ID:SgUNWEhV
>>287
これのほうがもっとはっきりしているよ。
自分が荒らし行為をしていることを明言し、更にはこれからもやり続けると宣言している。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/790-791

289 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/07/12(日) 11:04:41 ID:HJGrqH42
レイモンド・チャンドラー「湖中の女」を読んだ。
コミさんのも味があるが、やはりチャンドラーは清水訳って感あり。
チャンドラー作品中では地味な存在の作であり、訳者あとがきでも触れられている
とおり映画化作品も凝り過ぎた演出で不発に終わった。
大きな偶然性(作中でマーロウ自身が認めている)に左右されるストーリー展開、
「プロの探偵が見てわからないのか?」な御都合主義等が存することは非常に気にかかるが、
本格ミステリとして書いても良いくらいの二転三転する展開の意外性、
そして古典的ながらトリックの仕掛けの巧さで、まずまず読ませる。
マーロウのダンディぶりが控え気味、女性キャラは何人も登場するものの、
ヒロイン的存在も無いので、チャンドラーの臭みを嫌う向きにも推せる作と言い得る。
探偵が「デテクティブ」と名乗り「刑事」を勘違いさせるシーンはおなじみかもしれぬが、
清水氏晩年の訳のせいもあるのか、「デテクティブ」(刑事・探偵両義あり)というワードの
訳し分けがわかり難くなっている部分があるやに思われる。

290 : ◆uZnNxKvE6RBI :2009/07/12(日) 13:21:54 ID:dKZVi1xi
マイクル・コナリー『エンジェルズ・フライト』
(上下、2001→2006、扶桑社文庫)【8点】

ハリウッド署のボッシュ・シリーズ。
人権派弁護士の惨死をめぐって、少女誘拐殺人・アフリカ系住民の暴動・
警官の不祥事など、スリリングな状況が手に汗握る。
シリーズ・キャラの健在ぶりも含め、おもしろい、おもしろかった。

291 :名無しのオプ:2009/07/12(日) 14:03:30 ID:eFryoNTZ
>>287
>ちなみに>>685のスレは叩きレス0で即落ち
>報告スレを荒らすのが目的だったってことが露呈した

お前さん、以前から何度もしつこくその理屈書き込んでるよね。
もしかして、煽りじゃなく本気でそのトンデモ理論を推してるの?
だとしたらお前さん、パズラーとか苦手じゃね?

お前さんの理論は、「島田荘司専用スレがあるのに
それ以外のスレで島田荘司のことを書く奴は荒らし」ってのと同じ。
あまりにも馬鹿らしくて、誰もまともに取り合ってないだけだよ。
まさに「おみそ」状態だな。

世の中の人は、何もお前さんの勝手なルールやカテゴライズに沿って
行動してくれる人形じゃないと、いい歳ならそろそろ理解しろよ。
あちこちでとんちんかんな荒らし認定を連発して板を乱してるのは、
ずっとお前さん。
いい加減にどっか行ってくれ。

292 :名無しのオプ:2009/07/12(日) 14:46:55 ID:mGwAj77s
ここは感想を書くスレであって個人批判するスレじゃないし、
その例えに従えば、島田荘司スレが島田荘司の話題が0で即落ち
するようなもん
誘導されるのが嫌なら自分で立てても良い訳だし
書斎魔神は批判スレがあって皆そっちでやっているでしょ?
(たまにコピペする奴はいても)

スレ違いをして誘導にも従わず自分でスレ立てもせず
同じ発言を繰り返して咎められたら必死だの監視だの見当違いの言い逃れ
荒らし以外の何物でもない

ちなみに>>288は認めてる訳ね?
ならもう荒らさないでくれ

293 :名無しのオプ:2009/07/12(日) 16:28:01 ID:fUeTq/JN
>>292
もう荒らさないでくれよ
お願いだから

294 :名無しのオプ:2009/07/12(日) 18:37:22 ID:O0+vKqtu
>>292
>>288にもあるように、そいつは頭のおかしいカマッテ君だから。
相手にするとバカがうつるから無視しようよ。

295 :名無しのオプ:2009/07/12(日) 19:13:49 ID:fUeTq/JN
またお得意の誹謗中傷か
他人を荒らし呼ばわりしておいて、自分の行動が荒らしそのものだな

296 :名無しのオプ:2009/07/12(日) 20:42:50 ID:mGwAj77s
>>294
そうだね
結局>>288には何も言えないみたいだし

297 :名無しのオプ:2009/07/12(日) 22:07:26 ID:eFryoNTZ
荒らし氏は根本的に勘違いをしているようだが、報告スレというのは、
ただ各人の「報告」だけが整然と1000個書き込まれるだけのスレではないからな。
報告内容から会話が始まったり、派生した別の話題に移ることもある。
他人の感想や読み方について賛意や異議があれば、それも当然スレの中で
話されてしかるべき内容。というか、それが掲示板の本質。

この間の誘導スレは、結局スレを立てた本人とそのシンパ1-2名が
口汚く他人の悪口を書き込んでただけで終わったことからも、
こいつらが皆に相手にされていなかったことは明白。
心ある人が誰も乗ってこなかった(というか興味を示さなかった)からといって、
しかたなく自分でそこに居着いて騒ぐという、一体何がしたかったのか不明の
醜態をさらしてしまっただけだったな。
で、自分の愚行が皆に無視されたことをもって「やっぱり俺が正しい!」と言い出すに至っては、
支離滅裂でもう真面目に相手をする価値すらない。

荒らし氏は、自分が一番板の邪魔になっているということを、いい加減に自覚するべき。
そんなに自分の勝手な価値観で他人を縛りたいなら、ブログでも作ってそこでやればいい。
そこなら、自分が王様として振る舞えるからな。

298 :名無しのオプ:2009/07/12(日) 22:23:34 ID:fUeTq/JN
自覚はあるでしょ
どう見ても故意犯だし

299 :名無しのオプ:2009/07/13(月) 14:58:17 ID:zGU7Qm95
>>297
形はどうあれ、馬鹿2匹から「無視する」という言質が取れたから、
とりあえず良かったんじゃないですか?
これで次また荒らしてきたら、もう言い逃れできませんしね

300 :名無しのオプ:2009/07/13(月) 23:27:05 ID:CVhOOiwu
>>299
そうですね
これからは心置きなく読後感を叩くことができますね
ではこれ以後このスレではそれ以外のレスは禁止ということでいきましょうか

301 :名無しのオプ:2009/07/13(月) 23:39:43 ID:p30BzNib
賛成

下らない報告なんかより読後感を叩くことの方が有益ですしね

302 :名無しのオプ:2009/07/13(月) 23:40:42 ID:EBJC4/iP
うわ、また来てるよ↑この粘着クズ。
無視するんじゃなかったのか?

303 :名無しのオプ:2009/07/14(火) 12:37:51 ID:SibDrTHy
お前恥ずかしくないのか?>>300-301

304 :名無しのオプ:2009/07/14(火) 18:13:20 ID:vVWiGhHh
>>300-301
ここは読後感を叩くスレじゃない
荒らしはお引き取り下さい

305 :名無しのオプ:2009/07/14(火) 22:31:56 ID:3ZtAxhAZ
>>304>>300-301を誤読してるな。

>>300-301は、相手に正面から反論できなくなった>>287
皮肉(のつもり)で書いたバカレスだよ。無視するという
言質を取られた手前、反論できないってのもあるんだろうけど。

ま、「>>300-301を書いた人間は荒らし」という結論は
変わらないけどね。

306 :名無しのオプ:2009/07/14(火) 22:39:57 ID:qg0VWLx/
>>305
そう断言できる根拠は?

307 :名無しのオプ:2009/07/14(火) 23:12:56 ID:vVWiGhHh
誤読?
>>287が今更そんなことをするとは思えないけど……
ま、叩きスレじゃないのは確かなんで、じゃ一般論てことにしといて

308 :名無しのオプ:2009/07/14(火) 23:27:41 ID:SibDrTHy
8分後に即レスてw

>>305
誤読というか…マジレスすると、>>304まで含めて
必死なバカの自演だろうな
>>300-301みたいなどストレートな荒らしレスを
字義通り受け取るバカはいないよ
頭の悪い>>287自身を含めてもね

309 :名無しのオプ:2009/07/14(火) 23:35:59 ID:qg0VWLx/
>>308
どうやら俺がその>>287だと言いたいらしいけど
(ちなみに300は確かに俺ね)
何を根拠にそういう言いがかりをつけるのかな?
読後感を叩くというから俺も嫌いだからそれに賛成しただけなのに
どうして妙な嘲笑されなきゃいけないんだ?

といってもどうせまともに回答する気はないんだろうなお前はw

310 :名無しのオプ:2009/07/14(火) 23:40:15 ID:vVWiGhHh
何か自分の思い込みに絶対的に信じていてそれに沿わないレスは
全部自演認定しちゃう人のようだね

つか、8分で即レスというのなら>>302なんてどうなるんだw

311 :名無しのオプ:2009/07/14(火) 23:50:17 ID:qg0VWLx/
>>310
>何か自分の思い込みに絶対的に信じていてそれに沿わないレスは
>全部自演認定しちゃう人のようだね

でも昨日の俺のレス>>300にしろ>>301にしろ
彼の考え方に沿っているはずなんだけどね。
(むしろあなたのほうが俺とは意見が不一致w)
何で自分が敵だと思っている>>287と同一人物だと思えるんだろう?


312 :名無しのオプ:2009/07/14(火) 23:51:52 ID:qg0VWLx/
おっと変な誤解を招くかもしれんから一応訂正。

× でも昨日の俺のレス>>300にしろ>>301にしろ
○ でも昨日の>>301にしろ俺のレス>>300にしろ

313 :名無しのオプ:2009/07/14(火) 23:54:45 ID:vVWiGhHh
>>311
実は一貫した意見なんて持って無くて、
単に他人に因縁付けたいだけなのかもね

314 :名無しのオプ:2009/07/15(水) 06:48:46 ID:ywXe8S2t

うわぁ、なにこれ…キモ >>309-313


315 :名無しのオプ:2009/07/15(水) 08:08:22 ID:0PnUlWvD
おれは300だ、しかも読後感が嫌いだから300を書いたんだ・・・
って思いっきり宣言しちゃった ID:qg0VWLx/と、
その荒らし行為を激しく批判してたはずの ID:vVWiGhHhが
いつのまにか普通に談笑してるんだもんなあ。

面白すぎて目が離せんわ、このスレw

316 :名無しのオプ:2009/07/15(水) 09:12:41 ID:GfceVLMU
>>309-310
それは簡単な話。
要するにここで読後感を叩いているのは
・『たった一人の場合』複数回線と回線切り替えを繰り返している
・『複数人の場合』お互い示し合わせてやっている
のどちらかだから。
つまり自分(達)以外の人間が「読後感を叩く」とレスすればすぐ分かるのですよ。
そして自分(達)以外に読後感叩きをしている人間がいないことをよく知っているからこそ
>>300-301については>>305だと判断したんですよ。


>>310
だって自分だって>>305みたいなレスしているくせに
>>315みたいなことを言い出すような整合性のある思考ができない人間(達)ですから
それは仕方ありません。
その場その場で適当なことを言っているだけだという証拠ですね。


317 :名無しのオプ:2009/07/15(水) 11:57:23 ID:Ju5xBClV
>>316
IDは簡単に変えられてもレスの質となるとそうは行かないからね
>>287で出てる釣り宣言にも>>288にも反論出来ないし、
>>306の言う根拠も答えられないままだし

>>288に貼られてるやり取りなんてそれこそ「どストレートな
荒らしレス」なのに、>>300-301に対しての様に非難してないのは
書いた覚えがあるからだろうね

そういう意味では案外正直な人かも知れない

318 :名無しのオプ:2009/07/15(水) 19:22:19 ID:0PnUlWvD
仮定を仮定で証明してるアホ ID:GfceVLMUワラタw

319 :名無しのオプ:2009/07/16(木) 01:39:00 ID:pHcTuXsJ
>>316
おまいさー

某所で濃厚にヲチされてっから (・∀・)ニヤニヤ

もっとはりきって電波とばせよ (・∀・)ニヤニヤ

320 :名無しのオプ:2009/07/17(金) 11:02:50 ID:H48GdBtE
毒にも薬にもならないレビューが書き込まれるより

今の流れの方が面白い

このまま1000レスまで頑張ろう!!


321 :名無しのオプ:2009/07/17(金) 15:49:19 ID:ln+fmHBp
>>319
某所とか言っちゃう時点で「徒党を組んでます」と認めてる様なもんだな

322 :名無しのオプ:2009/07/17(金) 23:53:55 ID:2M2qopmq
「読後感叩き以外のスレは一切禁止」なんて、どっち派も含めて
これまで誰一人として主張してこなかった極論の暴論だしね

なのに何の流れもなく突然そんなこと書くやつが降臨したら、
そりゃ馬鹿のジエンだって誰でもわかるよ
わからないと思ってるのは、ちょっと頭の足りないご本人さんだけw

なのに、これを見破れるのはオレ以外に一人しかいないはず(キラーン
とか真剣に言われてもねぇ・・・
頭が悪いにも、ほどってもんがあるよね

笑いすぎて、腹筋痛いわw

323 :名無しのオプ:2009/07/18(土) 00:07:39 ID:1Z1726eA
>>321
いや一人でやっているのを誤魔化そうとして「某所でつるんでいる」と言い出す奴もいるよ。
別の板の別のスレの話だけど一人アク禁になっただけで大勢いたはずの
そいつと同意見の人間が一斉にいなくなったという例を実見したことがある。

それにしてもこの人、322の発言がとれだけアホなのかが分かっていないというのが痛いよね。
たとえば今まで沈黙していた人間がレスをするというごく当然の可能性が頭に浮かばないのは何故か、とか
その新たな発言者はごく最近スレを覗くようになったという可能性が思いつかないのは何故か、とかw

324 :名無しのオプ:2009/07/18(土) 01:42:21 ID:rCH7HlG5
来た来たw


325 :名無しのオプ:2009/07/18(土) 11:16:28 ID:/uVDa5ib
さすがにオチ対象になるだけのことはあるね。ものすごいアホ&粘着っぷり。

「今まで沈黙していた人間がレス」とか、そんな可能性をいくら列挙できても意味ないのにね。
他の可能性がいくら存在していようと、>>322の指摘する「馬鹿の自作自演だと気づく人がいる」という
可能性「も」残ってしまっている時点で、>>316がカッコつけて蕩々と解説してる理論は破綻してるんだけどね。
皆が「当然の可能性が頭に浮か」んでいないというアホな結論にたどり着いてる時点で、
必要条件と十分条件の区別すらついてなさそうだし、物事を筋道立てて考える能力が根本的に欠落してるんだろうね。

この人、いつもこのパターンだよね。
自分の頭がよくないせいで発生した勘違いを根拠に他人を叩こうとして、結局自分が恥をかく、と。
いいかげんに学習すればいいのに。

326 :名無しのオプ:2009/07/18(土) 15:55:06 ID:8MAnHKVd
>>289
何を言ってるんです。
チャンドラーと言えば村上春樹様訳と決まってるじゃありませんか。

327 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/07/18(土) 18:21:03 ID:3bp1qKab
G・K・チェスタトン「木曜の男」を読んだ。
最近、新訳も出たとはいえ、まあ、オタしか読まないような作ではあるが、
ミステリではブラウン神父シリーズでもおなじみの時代の知識人の手による諧謔に富んだ作である。
チーム無政府主義者実は・・・という展開は意外でもあるが笑える。
そしてラスボス、謎の委員長「日曜」の正体は聖なるあの男の再生ってトンデモなのか??
わからん・・・
この板では今は亡き名コテ「ねつてつ」の愛読書としても知られる作である。

328 :名無しのオプ:2009/07/18(土) 19:16:25 ID:g4Nc8YOj
>>325
だから俺達でいかにアホで粘着かということをみんなに分からせなきゃいけない
これから100レスまではレビューするなよ
レビューなんてどうでもいいいから

329 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/07/18(土) 21:35:08 ID:BcBk+Gml
「ユダヤ警官同盟」マイケル・シェイボン(新潮社)

米国への返還が迫るアラスカのユダヤ人居留地シトカ特別区の
ホテルで殺人事件が起きる。そのホテルで暮らしていた刑事ランツマンは
現場にあったチェス盤に惹かれ捜査を開始するが、上司としてやってきた
元妻は未解決事件の打ち切りを命ずるのだった……。

ifハードボイルドとでも申しましょうか(えっちゃん風)。
ユダヤ人というのは一体何なのか? 被害者なのか加害者なのか、
日頃ちかっと気になっていたことが、本作を読んでちかっと解った気がした。

一番感心したのは、当然と言えば当然だが、純文作家ながら
ちゃんとエンタメに舵を取っていること。変に純文的な羊頭狗肉でなく
真摯に取り組んでいる。元はSF書いてたらしいから解っているのだろう。

果たして第2の「チャイルド44」になれるのか!? 読みやすさは
あっちの方が上だと思う。でもこれは訳のせいかな? 時々イミフな
センテンスがあった。ただ、ミステリーとしてのプロットはこちらが上。
元妻上司との絡みとかモロ好みのシチュもあるしw。隙あらば彼女の胸を
覗き込んだり脚に見入ったりし、しかもそれがバレバレの主人公に萌えw。
赤毛で巨乳で尻に吹き出物がある熟女なんてたまらんもんね。
地図書きの爺さんも面白い。ただある人物の扱いがややおざなりかな。

好むと好まざるに関わらず新潮社のセレクトは鋭い。今後に期待。

330 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/07/18(土) 23:44:06 ID:BcBk+Gml
「いい女の殺し方」ドロシー・カネル(講談社)

インテリアデザイナーのジゼルの悩みは太っていること。
止めようと思っても食べ物に手が伸びる。しかし、ある時大富豪の叔父に
招待され、見栄からエスコート役の男性を雇って同行させることに。
かりそめのカップルとは言え、あわよくばとの思いがあるジゼルだが、
彼のの気持ちを計りかね、二人はギクシャクしたまま別れてしまう。
やがて叔父の訃報が届き、再び屋敷を訪ねた二人は驚くべき遺言を知る。
半年以内にジゼルが30kg痩せて、彼ベントリーが本を上梓し、
更に隠された宝物を見付ければ、財産の大部分を相続させるというもの。
その時からジゼルは何者かに命を狙われることに……。

>>229>>238に釣られて読みました。確かに中々良いロマンティック・
ミステリーでした。「まやかしの風景画」みたいに軽く楽しめました。
ただ、表紙が怖いです。妖怪がいます。

続編もいつか読みたいと思います。

331 :名無しのオプ:2009/07/19(日) 19:39:37 ID:sloFgi4z
(・∀・)ニヤニヤ

332 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/07/19(日) 22:17:40 ID:recqQ1YK
「知りすぎた男 ホーン・フィッシャーの事件簿」G・K・チェスタトン(論創社)

連作+単発短編集。この読みにくさは正しくチェスタトンw。
自分は残念ながらこの逆説の味を楽しめるものではないので、
強いてベストを挙げるならアイディアが光る「底なしの井戸」かな。
「少年の心」のプロットも中々面白い。

333 :名無しのオプ:2009/07/20(月) 04:41:19 ID:HsFZlWPM
>>316には何か狂気を感じる

334 :名無しのオプ:2009/07/20(月) 09:29:57 ID:2ai1UVWV
読んだフリ魔神と
そのもどきと
自称もどきウォッチャーの
バカトリオのスレに堕ちたか。

335 :名無しのオプ:2009/07/20(月) 16:27:33 ID:q5UJQ74J
>>333
ちょっとサイコホラーっぽいよね。

336 :名無しのオプ:2009/07/20(月) 16:36:46 ID:cgNNv8jv
>>334
書斎と読後感叩きは多人数を装っているから
(読後感はやっているかどうかわからん)
実質このスレはアホ3人が切り回しています。
したらばのほうに避難スレ立ててもいいけど
もはや人が来そうにないしなあ・・・

337 :名無しのオプ:2009/07/20(月) 17:48:29 ID:BsVlEqSM
「不吉な休暇」ジェニファー・ロウ(社会思想社)

リンゴ収穫の時期、毎年集まる家族と友人たち。
例年になく不穏な空気の中で起きた殺人事件を解決したのは
富豪の娘なのをひた隠す、地味で超サエない眼鏡っ娘。
野暮ったいルックス・空気のような存在感の無さの下には
好奇心いっぱいな皮肉屋の顔が。
「誰かが連れてきたお客さん」の第三者的立場で淡々と推理する探偵役は
派手さはないけどクールなとこが珍しくて気に入った。
シリーズ物なのに、これもやっぱり一冊しか訳されてないんだよなー。

338 :名無しのオプ:2009/07/25(土) 07:27:47 ID:iKiGbecw
阿呆のせいで過疎ったなあ

339 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/07/25(土) 17:42:08 ID:uCPfLmLf
「臨海楼奇譚」ロバート・ルイス・スティーヴンソン(角川書店)

「新アラビア夜話」の訳書から割愛された部分であります。
総合して言うと印象が薄い。プロットも地味。表題作の中編も
長い割にストーリーが単純でイマイチ面白くない。
ベストは「マレトロアの殿の扉」か。こういうの逆に新鮮だわ。
残り2編は言及するに値せず。

未訳らしい続編と「三人の詐欺師」はどうかなあ……。

340 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/07/25(土) 21:22:45 ID:dRozX3C0
レイモンド・チャンドラー「ハイ・ウィンドウ」を読んだ。
家宝である金貨盗難探索のため、富豪の未亡人に雇われたマーロウ、
金貨を巡り殺人が連続する・・・
「湖中の女」同様に、べらんめえ調なコミさん版とは異なる清水流チャンドラー(訳者逝去のため、一部を字幕翻訳家の戸田奈津子嬢が担当した旨が記されている)のダンディズムが
溢れる作だが、謎解きミステリとしても面白い作が多いチャンドラー作品にしては、
早くから真相が見える感があってこの点の魅力は弱いのが難か。
「かわいい女」「プレイバック」よりは上かもしれないが、その程度なのが残念でもある。
マーロウの遵法精神よりも自己の信条、かつ信条を優先する事件処理はともかくとして、
事後処理(若い女の子を故郷まで送り届けたりして何か誤解されないのか?)は、
やや行き過ぎたものがあるかも。

341 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/07/29(水) 21:54:37 ID:oArkqoGF
「カリブの鎮魂歌」ブリジット・オベール(早川書房)

カリブ海の島に住む私立探偵ダグの下に父親捜しの依頼が舞い込む。
依頼人は美しい女性で、父が失踪した後母も自殺したという。
捜索を開始したダグは、やがて依頼人の母の自殺に不審点を見出す。
そこから埋もれていた犯罪をかぎつけるダグだったが……。

オベールもフランス作家にしちゃ色々書いてて凄いよなぁ。
サスペンス、ホラー、スパイもの、そして本作はハードボイルドな訳だが、
そこはフランス作家オベールのこと、いわゆるハードボイルドとは
やや趣きを異にしている印象を受ける。後半いきなりグロくなったり(笑)。

それから500ページ近くあり長い。その割にメインの謎はバレバレ。
ただ、サブの謎は意外だった。でも何かリアル。

最後に、137〜138ページの訳文は単語の配置が逆になってないか?

342 :名無しのオプ:2009/07/29(水) 22:17:15 ID:cW0tCvzh
>>341
日本だとどうしても「マーチ博士」みたいなのばかり期待されちゃうんだろうけど
オベールって一番の得意分野はホラーなのかな?

343 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/07/30(木) 19:07:16 ID:C/AxSJie
「雨のやまない夜」サム・リーヴズ(早川書房)

ダイアナの元に彼女の過去を知る男トミーが訪ねてくる。
その日以来、彼女の様子がどこかおかしいと感じるクーパー。
二人の間がぎごちなくなり、やがてダイアナは少し距離を置きたい
と言って去っていく。やがて思わぬ殺人事件が発生し、
クーパーはダイアナの過去を探り始める……。

2作目。あらすじの部分はまだまだ前半でここからが長い。
前作ではあまり目立たなかったヒロインが話を引っ張っていく。
そのせいか視点もクーパーからバラけていく。

とにかく中盤以降はヒロインの我が侭な暴走とも思える行為に
クーパー他のキャラが振り回され、ややイライラするが、
読み終えると、こんなこともあるかと思わされる。他に不可解だった点も
きちんと回収される。

また、作中に出てくる戦争論議やポルノ論議は興味深く読んだ。

次作を読むかは未定。

>>342
オベールのホラーは未読なので何とも……

344 :名無しのオプ:2009/08/01(土) 22:52:14 ID:BgWfU0Js
>>341
お前、訳文に文句つけられるほど英語の理解力ないだろw

345 :名無しのオプ:2009/08/02(日) 13:01:27 ID:hU8zzlxL
英語?w

オベールは「ジャクソンヴィルの闇」がベスト、ていうかコレ以外クズ

346 : ◆uZnNxKvE6RBI :2009/08/02(日) 13:52:47 ID:Q36dNqnS
ロバート・ゴダード『永遠に去りぬ』(創元推理文庫、2001)【8点】

最初は気取った翻訳が鼻につくけど、すぐに慣れた。
偶然行き逢った女性の殺人事件に主人公が巻き込まれていく物語だが、
適度に込み合ったプロットと多彩な登場人物で先を読ませない。
納得のいく真相が終盤で上手くまとまっていて、満足。


347 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/08/04(火) 18:40:07 ID:j5hHV5hK
「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上・下」スティーグ・ラーソン(早川書房)

大物実業家の不正を告発して敗北し懲役を待つジャーナリスト
ミカエルの元に、ある老舗企業の会長から雇いたいとのオファーが来る。
仕事の内容は、40年前に失踪した姪の行方を突き止めること。
それが出来れば、あの大物実業家の弱点を教えるという。
オファーを承諾したミカエルは、孤島からの少女消失の謎に挑む。
そして、ミカエルの雇主が彼の調査を任せていた謎の凄腕調査員
リスベットも、ミカエルを取り巻く事情に興味を抱いていく。

スウェーデンでおよそ3人に1人が読んだミステリー3部作の1作目。
結果から言うとイマイチ。最初は、オサレ系の薄っぺらいやつだろと
邪推し、後、おや結構イケるやないのと考え直し、終盤、飽きた。

第1のポイントはなんつっても、半ば感情の欠落したツンデレヒロインの
造型で、その彼女とモテ親父記者とが、それぞれの持ち味を活かして
謎に迫るという調査の過程が第2のポイントだと思います。
それらは、半ば成功しています。

ただ、1については、デレるのが早く感じたことと、(メル欄)を
捨ててしまったことが解せませんし、2については、それが
推理に結びつかずに、真相の一つが呆気なく割れてしまうことが
不満でした。(メル欄2)という重要な手掛りが、解明部で言及される
体たらくにも呆れました。
終盤のコンピュータゲームもページ取りすぎです。

まあでも、ある筋によれば、3部作合わせて★5つらしいので、
次も読んでみたいと思います。

最後に、「スウェーデンでは、性的暴行を受けた女性のうち
九十二パーセントが、警察に被害届を出していない」っていう文言は、どうも……。

348 :名無しのオプ:2009/08/05(水) 21:26:04 ID:ZBzH1X+1
ミレニアムは3作読んだけど、面白かった。
いろいろな要素があって楽しめる。
シリーズ間のつながりは大きいから1から順に読まなきゃだめ。

でも、2は1より落ちるかも。

翻訳者は最悪。

349 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/08/10(月) 19:17:38 ID:VmigjfCq
「名門」ディック・フランシス(早川書房)

若くして重役に抜擢された銀行員ティムは、名馬を購入したいという
牧場主に対する融資を決めた。しかし、その馬と交配した牝からは
奇型児が次々と産まれ、牧場主は破産の危機に見舞われてしまう。
何とか助けたいと思うティムだったが、やがて重大な殺人が発生する……。

3年という長いスパンで展開する物語。
手をかざしただけで病気の馬を治療する男とか、確率が低いはずの
奇型ばかりが産まれる謎とか、珍しく本格地味た趣向が出てくる。
真相は、論理のアクロバットとも言うべきもので、“今は昔”だが、良い。

脇筋の背徳なかほりも趣きがあった。でもラストのパラグラフは要らなかった。

350 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/08/21(金) 00:08:58 ID:LMYnNjEQ
「誇りと復讐 上・下」ジェフリー・アーチャー(新潮社)

学識は無いが、幸せに暮らしていた青年ダニーの人生は突如暗転する。
恋人との婚約祝いの夜に親友を殺され、あろうことかその犯人に
されてしまったのだ。裁判で有罪宣告を受けたダニーは刑務所に
収監されてしまう。
全てを失ったダニーは、自らを陥れた憎い仇達に復讐を誓う。

アーチャーの長編を読むのは「めざせダウニング街10番地」以来
2作目。復讐譚好きだから。
モンテ・クリスト的お約束を踏襲しつつ、アーチャー独特の展開を見せる。
ガチガチの復讐劇を期待すると、若干表紙抜けするかも知れないが、
本作の幕切れは現代に見合ったものと言えよう。

個人的な燃えポイントは、後半あの人が登場する所! かっくいい!

しかし、メル欄が今まで話題に上らなかったのは不自然かと……。

351 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/08/26(水) 23:48:08 ID:ZvSxeKuA
「リモート・コントロール」アンディ・マクナブ(角川書店)

SISの密命を帯びてアメリカへ飛んだ元SAS隊員のニック・ストーン。
事のついでに旧友の家に立ち寄った彼は、惨殺された一家の遺体を
発見する。生き残っていた幼い娘を抱えて、謎の敵と向き合う
ニックだったが……。

初マクナブ。最初取っ付きにくいかなと思ったがすぐ入り込めた。
クリス・ライアンと比べると、然程技巧的でなく、また話が長い印象。
その場その場で危機に直面したプロフェッショナルが持ち前の知識と
経験で乗り越えていく過程に、少女というハンディが加わって、
ストーリーをより面白くしている。少女との情緒な繋がりも
書かれてはいるものの、“もの”として意識させられる部分が強い。
後、7歳という設定には些か無理があると感じた(特に終盤)。

英国の大家と違って、SAS上がりは解りやすい冒険小説を書くからいいね。
実際を知ってる人だからこその特質かも知れん。
ツンデレが出るという続編にも期待。

352 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/08/26(水) 23:57:27 ID:ZvSxeKuA
「ジャマイカの迷宮」ボブ・モリス(講談社)

フロリダで悠々自適の生活を送っている実業家ザックは、
旧友の誘いに乗ってジャマイカへやって来る。しかし、到着早々
事件に見舞われ、ザックは旧友のために彼の雇い主を現地の
ゲリラ組織から守ることになる。
果たして、その背後には何があるのか。

シリーズ2作目。前作「震える熱帯」は割と好きだった。
これもまあまあ面白い。
メインのプロットは特に目新しいものではないし、犯人の目星も
付きやすいが、主人公がアラフォー女2人組に襲われるシーン等、
笑える箇所もあって、シリーズものとしては及第点だと思う。

講談社文庫としては、「ソロモン&ロード」と「腕利き泥棒」の
次くらいに続きが楽しみなシリーズかな。今んとこ。

353 : ◆uZnNxKvE6RBI :2009/08/27(木) 20:58:27 ID:SmKoORPp
R・D・ウィングフィールド『夜のフロスト』(創元文庫、2001)【8.5点】

デントン警察署の名物警部・フロストの活躍を描いた第三弾。
多忙なフロストが、連続老女切り裂き魔・少女の失踪事件・中傷事件を
平行して捜査するわけだけど、その試行錯誤のプロットがおみごと。

マレット署長や同僚たちとのユーモアあふれるやり取りも相変らず面白い。


354 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/08/29(土) 20:37:12 ID:Q7jB/tyP
ジョゼフ・ウォンボー「ハリウッド警察特務隊」を読んだ。
2007年に刊行された「ハリウッド警察25時」の続編であるが、
この作家が警察小説の書き手には珍しくシリーズものは過去に書いていないこともあって、
前作におけるハリウッド署の職場の父的存在だった(正に文字どおり「オヤっさん」)
通称ジ・オラクルの死により、続編は無いかと思うていたのだが・・・
(あとがきによれば、第三弾も刊行予定とのこと。タイトルは「ハリウッドムーン」。
本作中で語られるとおり、故ジ・オラクルがクレージーな事が起きる前触れと語っていたものである)
前作にも登場したサーファー刑事コンビ(フロットサムとジェットサム)、
俳優志望のハリウッド・ネイト・ワイス刑事等も再登場する。
昔からのウォンボーの読者としては、彼らの姿に時代の流れを感じるものあり。
デビュー作「センチュリアン」の新人若手警官たちは、それぞれに個性豊かながら、
基本的には真面目人間ばかりだし、
「ブルーナイト」の定年間近な主人公は警官という職に人生を捧げた正に「街のナイト」そのもの。
オフビートなタッチを意図し、制服警官たちのご乱交を描いた「クワイヤボーイズ」あたりから
登場キャラ自体のオフビート化というか、徐々に最近作に至るきざしは見えてはいたとは
言えないこともないのだが・・・
そして、本作には、「ゴールデン・オレンジ」(90年代唯一の訳書)を想起させる、
警官を誘惑する思惑ありげな美女という初期作品には見られない中期以降のミステリ色を
強めた要素も導入されている。
まあ、この分、俗っぽく御都合主義も目立つのが残念ではあり、
離婚した金満家夫婦が結果的に相討ちとなる殺人トリック(2つ)はミステリとしての読ませどころ
ではあるが、非常にありふれており感心できない。
(ひとつは「刑事コロンボ」の「もう一つの鍵」を想起させる)
このあたりを読むと、この作家にはミステリに拘泥せず、警察小説というか、リアルな警官小説を
書くことに徹して欲しかった感もある。

355 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/08/29(土) 20:37:58 ID:Q7jB/tyP
女性警官の登場キャラも多いのは、時代の趨勢とローリー(注 寺西ではない(w )の
「あなたに不利な証拠として」にこのベテラン作家も触発された面もあるのであろうか。
(ウォンボーは、同じ警察官出身作家のローリー作品を絶賛している)
総評としては、地域防犯調停局(通称「クロウ」)という地味な苦情処理的チームに焦点を
当てながらも、多彩な人間ドラマも散りばめて面白く読ませる点は、前作以上にポイント高とは
言い得る。
前作「ハリウッド警察25時」が2007年文春9位、このミス15位(この順位の差にオトナが読む
小説という反映があるやに思う)にランクインしたことは、前からのファンとしては決して
嬉しくないことはないのだが、日本では不遇とも言えるこの作家の全盛期の力量はこんなもの
ではなかったという感が強い。
前記した諸作の入手難が惜しまれるものあり。
警察小説というジャンルを好む向きは、エドもウィングフィールドも既に亡く、
ローリーの新作は刊行されない今、この大ベテラン作家に今こそ着目すべき時期とも言い得よう。

356 :読書仮面:2009/08/29(土) 21:00:39 ID:ugEgRAHJ
>>354
>>355
くだらない読書感想文はいいからハゲじゃない具体的証拠を明示せよ。

357 :真・読書仮面:2009/08/29(土) 21:33:38 ID:JuVKYd93
読んでいない、読んでいない…

358 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/09/02(水) 17:48:39 ID:sIsSZMz7
「ミレニアム2 火と戯れる女」スティーグ・ラーソン(早川書房)

「ミレニアム」編集部に、大規模な売春の実態を告発する本の
企画が持ち込まれた。大いに乗り気になったミカエル達だったが、
黒幕と目されるザラという人物は謎に包まれていた。
一方、リスベットに手痛い仕返しを受けた変態弁護士ビュルマンは
復讐のため、彼女の過去を調べ始めていた……。

確かに、1作目より落ちるな。明確な謎が、リスベットの過去
くらいしかない。
だから、ミステリーとしてよりも登場人物達の関係性の推移に注目する
という、正しくシリーズものの1作としての楽しみ方をするのが一番やも。
でも、他人に厳しく自分に甘いヒロインの倫理観には納得出来ず。
これが峰不二子なら別に良いんだが、そんなキャラでも無いし。

それにしても、終盤の展開には驚いた。
あれは有り得ないと思うが……。
あと、あのキャラ強すぎ。ホンダムか!

359 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/09/05(土) 22:55:28 ID:VaMO2xCP
「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」スティーグ・ラーソン(早川書房)

人身売買を巡る事件によってザラの正体が発覚することを恐れた
公安警察の一派は、総力を挙げて秘密を守るために動き出した。
一方ミカエルはリスベットを傷だらけの人生から救い出すべく全力を尽くす。
果たして、この闇は暴かれるのか――。

三部作完結。本作はスパイものから始まり終法廷劇に終わるといった
構成で、長らく引っ張ってきた問題にも一応の決着をみる。
盛り沢山に思えるようで、イマイチ盛り上がりに欠けるのだが……。
実在の、しかも存命の人物を架空の事実に基づいて悪く書くのも
どうかと思うし、ジャーナリズムに燃えてる割には、低アルコールなら
運転おkみたいに考えてるのも軽率だと思ったり。
それから主人公二人の関係についてだが、あれは唐突だと思うなあ。

シリーズ通して感じたことが2つ。
1つ目は、ストーリーが長く感じられること。
作者はその場その場でサスペンスを創出するのが不得意なのかな。
こんなもんエンタメの基本だと思うんだけど、それが出来てない。
読んでいて点線をただなぞっているかのようだった。これなら
もっと刈り込める。

2つ目は、謎を解く方法論が味気ないこと。
論理的に解明するのではなく、身体を張って冒険するのでもなく、
コンピュータを使う。誰が犯人か推理するのではなく、
手当たり次第にハッキングする。これじゃ盛り上がらない。
この辺り作者のエンタメ観に疑問を感じた。

何か、不平ばっかだけど、実際持ち上げ過ぎだと思う。池上の解説とか
気持悪いもん。つか、どの辺が見立て殺人なんだと。あんまり
使いなれない言葉を書いちゃいかんよ。

360 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/09/09(水) 01:19:04 ID:Le4bNPEr
「荒野のホームズ、西へ行く」スティーヴ・ホッケンスミス(早川書房)

ひょんなことから鉄道会社に雇われることになったおれと兄貴。
仕事の内容は、列車強盗の手引きをしている奴を突き止めることだった。
早速列車に乗り込んだおれ達だが、強盗の襲撃を待たずに
列車の下から死体が現れる。尊敬するホームズよろしく捜査に乗り出す
兄貴。しかし、何故か様子がおかしい。果たして列車は無事に
目的地へ着けるのか――。

良いシリーズ見つけたよなあ、早川。アルテに次ぐ本格の金鉱であり、
西部劇としての活劇の面白さもあるこのシリーズ。映像化もして欲しい!

今回は鉄道ミステリで、伝説のガンマンやら謎の中国人やら
フェミ美女?やらが絡んできてケレン味も十分。推理と活劇の
溶解度が絶妙で、フーダニットも中々。二人の絆はカユイけど(笑)。

最後に重箱の隅を一つ。
走行中の列車の見晴らし台で軽い物を放ったら、吹っ飛ぶのでは……。

短編集も早く出してほし〜の結婚?おめ。

361 :名無しのオプ:2009/09/10(木) 01:28:21 ID:1CN0hvnn
>>270
俺は今更ながら大聖堂の1作目を読んでる。
何となく手にとってみたきっかけが
「そういえば、大聖堂ってシヴィであったよなー」って感じで。
帯で児玉清が推薦してるってのもあった。

中までの感想は。。。。まだ何とも言えないが
俺が想像してた内容と全然違うから、反対に衝撃の方が強い。
設定されてる時代も全然違うし(日本では平安期)
この時代のイギリスってこうだったのかなーって感じで進めてるけども
最終的に生き残る人って私欲が強い人な気がしてきたわ。

ま、下巻を読めばなんでこういうタイトルなのかが分かるかな。

362 :読後感 ◆NQWAR.YQkg :2009/09/10(木) 20:25:23 ID:4PEo0Y68
「メリリーの痕跡」ハーバート・ブリーン(論創社)

友達の頼みでハリウッド女優の警護をするため、豪華客船に乗り込んだ
雑誌記者ディーコン。その女優メリリーは自らに予知能力があると言う。
果たして、彼女の言った通りの奇妙な姿で死体が見つかり、
楽しい船旅は一転、恐怖の航海となる……。

初期段階から予告されていた本叢書の目玉の一つ。
閉鎖空間における殺人。予知能力。人間消失。船上のドタバタ。ロマンス。
まあ、盛り沢山と言えばそうなのだが、余り濃くなくサラリとした印象。
ゴテゴテした怪奇趣味とは違うので、特に取っ付きにくい
ということはない。クラシックらしからぬエロもあるし(笑)。
ただあの幕切れはちょっとゾクっとするかも。

これでブリーンの長編はコンプしたはず。一番印象に残ってるのはやはり
「ワイルダー一家の失踪」かな。砂浜からの消失ってのはやっぱり
そそるし、畳みかけるような謎また謎の構成も良い。他には、
「真実の問題」は他とは毛色の違う警察小説で、本格味もあり面白かった。

解説にあったハンドブック訳して欲しいなあ。

363 :名無しのオプ:2009/09/10(木) 23:13:59 ID:1BQIgN6E
トリップ変えた?
NGにしてたはずなんだが、、、
まあ、もう一度NG登録するだけだが

364 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/09/12(土) 11:27:47 ID:Uko3MSDJ
ロード・ダンセイニ「二壜の調味料」を読んだ。
ミステリファンには、あまりにも著名な表題作だが、ポケミス初期に発刊されていても
おかしくはない感じのクラシックな雰囲気の作品集である。
そのせいか、今読むと、さほど面白くはなかったというのが正直な読後感でもある。
大好評につき収録作品全話講評逝ってみよう!!
・「二壜の調味料」
リンリー探偵談の第一弾。直接描写も、謎解きも無い思わせぶりなラストが強烈な作。
大乱歩流に評すれば文句無しの奇妙な味の傑作かと思うが、
創元の「世界短編傑作集3」に収録されたバージョン(「二壜のソース」宇野利泰訳、
以下「うの」と略す)の方が格段に読み易かった感あり。
・「スラッガー巡査の射殺」
「二壜の・・・」の続編的作。なんとあの凶悪犯は処罰されなかったのである。
前作の犯人による巡査殺しのトリックは、名作短編「茶の葉」やジョンの「プレーグコートの殺人」を
想起させる無理有り過ぎなものであった。
・「スコットランドヤードの敵」
趣向が変わり、ワトスン役のスメザーズによる凶悪犯捕物が読ませどころのスリラータッチ、
特筆すべき点はない。
・「第二戦線」
少し新刑事コロンボの「奪われた旋律」を想起したが、基本線はモールス信号ネタの
スパイスリラーであり、ミステリとしての面白さは薄い。
・「二人の暗殺者」
これもタイトルからわかるとおり暗殺ネタのスリラー。特筆すべき点はない。
・「クリークブルートの変装」
スパイスリラーではあるが、エドガーの「盗まれた手紙」の人間版的発想が少し面白いか。
・「賭博場のカモ」
これはミステリというよりは、賭博にまつわる人生話という感がある小品。
・「手がかり」
クロスワードに関する推理が日本人にはわかり辛いのが難。
相変わらずアンチ勧善懲悪なラストが印象的だ。

365 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/09/12(土) 11:29:05 ID:Uko3MSDJ
・「一度でたくさん」
リンリー探偵談の最終話。遂に「二壜の・・・」の犯人逮捕のエピとなる。
意外にあっけない結末(犬ネタ)なのが残念。
・「疑惑の殺人」
これもアンチ勧善著悪風な作。だが、それだけのテーストとも言える。
・「給仕の物語」
これも人生話というタッチのエピで、殺し方=強い酒の味を覚えさす、ってのが面白い。
・「労働争議」
インドを舞台にしたスパイスリラー。シニカルなラストが面白くはある。
・「ラウンド・ポンドの海賊」
少年たちが主人公だからというわけではないが、明るいタッチでジュブナイルで使えそうなネタ。
ただし、オチはあるもののミステリではない。
・「不運の犠牲者」
出来が悪いスレッサーという感じの犯罪小話に過ぎない。
・「新しい名人」
「メルツェルの将棋指し」「マクスンの人形」・・・まんまこの手の話である。
しかし、本来幻想作家だけあって、この手の作の語りの方が冴えている感はあり一気に読ませる。
・「新しい殺人法」
珍しく勧善懲悪で、クライトン作品のような殺人方法(病原菌を媒介するノミ使用)を考案した
犯人も自滅するのが面白い。
・「復讐の物語」
ラストは「二壜・・・」を想起させるものだが、出来は遠く及ばずという感あり。

366 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/09/12(土) 11:29:50 ID:Uko3MSDJ
・「演説」
エゲレス人ならニヤリとするオチなのだろうが、貴族院議員は下院で演説出来ないという
英国二院制に関する知識が無いとつまらないであろう。
・「消えた科学者」
スパイと化した科学者始末談。スパイものが好きなら面白く読む向きもあろうか。
・「書かれざるスリラー」
小味なミステリ。ここでもアンチ勧善懲悪テーストが遺憾なく発揮される。
・「ラヴァンコアにて」
やはりダンセイニも、この時代の一般的知識人の例外ではなく、インドに偏見有りと思わせる
インド奇談(軽い冒険談)。
・「豆畑にて」
引退したリプリー元刑事談。
しかし、のんびり探偵談話ではなく、ソビエト人のスパイ組織を壊滅させるというスパイスリラー。
・「死番虫」
タイトルがネタばれ気味だが、それ以前に展開に無理有り過ぎ。
・「稲妻の殺人」
これは避雷針ネタの殺人トリックも有りのミステリでそれなりに読ませる。
ジョンやホック好きになら受けそうな作である。
・「ネザビー・ガーデンズの殺人」
展開は結構、スリリング。淡々とした締めも裁判員制度施行の現在では人事ではない感じである。
・「アテーナーの楯」
出だしは真っ当なミステリかと思いきや・・・
伝説のアテーナーの楯登場。これに馴染みがない日本人には今ひとつ面白く感じられないのが
難か。

367 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/09/13(日) 11:32:37 ID:OP7vN13j
他スレの論考関連で対照的な古典2作を再読してみた。
サー・アーサーの「バスカヴィル家の犬」とレイモンドの「長いお別れ」である。
よりによって、なんでこの2作?
という疑問もあろうが、格別の理由は無い。
意外かもしれないが、コテコテなクラシックな英国ミステリ(フェアな本格長編と言えないのは
残念だが)である前者の方が、粋な台詞が満載ながら冗長な感がある後者よりも面白く読めた。
あのハルキ(注 角川ではない(w )の愛読書であり、みずから新訳したのを見てもわかるとおり、
文体の魅力もあり、後者はミステリファン以外の根強い人気に支えられている感あり、
ハードボイルドミステリとして読んだ場合は、
コンパクトに纏まった「大いなる眠り」や「さらば愛しき人よ」の方が良と思うが如何?
いずれにしろ、タフなハメットワールドの方が好みな俺には、レノックスやウェイドのような弱さのある
キャラの魅力が今ひとつ迫って来ない。
(だから、マーロウがテリーにあそこまで入れ揚げる過程が不可解な感さえある)
前者は、荒涼としたダートムア地方の風景描写が冴え、霧のロンドンを舞台にした作品とは
一味違うサスペンスフルなムード溢れる作なのを再認識させられるが、
昔読んだジュブナイル(ポプラ社ではない)では、犯人は死ぬが妖犬は退治されず捕獲される
のみ、ヘンリ卿は犯人の妹ならぬ妻と結ばれるというソフトな御都合主義に改作されていたような記憶あり。
さすがにこれは無いかと思う。
原作では容赦無く、犬はあぼーん、卿も精神的立ち直りには時間は要した旨が語られるのみだ。

368 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/09/19(土) 18:45:22 ID:yDu6lO/d
引き続きサー・アーサー「緋色の研究」を読んだ。
緋色=キャプテンスカーレット色ってことで、
タイトルの由来は、作中のホームズの台詞により説明される。
直接の描写はないものの、(スタンフォド医師の言。ワトスンにホームズを紹介した人物である)
解剖室の死体を棒でたたいてまわり(死後の打撲傷の程度確認のため)、
下宿先の主婦(ハドスン夫人か?本作では登場しないし、名前さえ記されない)が飼っていた
老犬(テリア)を青酸カリの生体実験(安楽死ではあるが)に利用してみたり等、
後の短編連作で活躍するスマートなイメージのホームズに比較して、かなり過激な行動が多いのが目につく感あり。
第二部はモルモン教のイメージダウンに貢献(?)したとも言われる西部小説化する異色作で
ある。本家の西部劇も顔負け、マカロニウェスタン級の壮絶なリベンジがメーンになって来る。
謎解きミステリを期待する向きには「?」だろうが、この後半、語り口の巧さもあって
ドラマとしては読み応えがあり、何度読んでも面白い。
俺はサー・アーサーのホームズ4長編では、最高傑作とする評が多い「バスカヴィル家の犬」以上
に、本作が好みだったりする。

369 :名無しのオプ:2009/09/19(土) 18:50:33 ID:kuBSAQJ6
さすが書斎、読む観点が違うね。

370 :名無しのオプ:2009/09/19(土) 19:53:23 ID:20ve9Ej1
うん。

371 :名無しのオプ:2009/09/19(土) 20:01:24 ID:kuBSAQJ6
もっと書斎さんを敬え!

372 :名無しのオプ:2009/09/19(土) 20:14:57 ID:20ve9Ej1
そうだ!

373 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/09/19(土) 23:49:42 ID:jodEszx6
「黒い塔の恐怖」ジョン・ディクスン・カー(東京創元社)

久々カー。短編集でこれだけ読み落としていた。とはいえ、
他で既読のものも結構あり、それらを除いてベストを選ぶと――。

「死への扉」かな。森の中にそびえる不気味な宿屋の、
幽霊が出るという部屋に泊まった男の話。トリックがシンプルイズベスト!
次点は表題作。身の毛もよだつ殺人方法が用いられている。

犯罪実話「有り金残らず置いてゆけ!」はイマイチかな。

また長編を読みたくなってきた。

374 :名無しのオプ:2009/09/20(日) 03:35:27 ID:kmo1Zh+t
カーの話しはカースレで書けやクソが。

375 :名無しのオプ:2009/09/20(日) 06:50:51 ID:4hWAp6lO
いいんだよ

376 :名無しのオプ:2009/09/20(日) 09:46:11 ID:YYb0NMnY
>>373さんはスレの主旨に従って書いているのに、>>374さんは何故文句をつけるのでしょうか…。

私がもしここにミステリーの感想を書いても、同じように難癖付けられるのでしょうか?

怖くてもうここには来られません(T-T)

377 :名無しのオプ:2009/09/20(日) 09:50:03 ID:kmo1Zh+t
>>376
嫌なら無理に来る必要はない。
誰も頼んではないんだからな。

378 :名無しのオプ:2009/09/20(日) 10:34:32 ID:V1r+dLSG
>>377
諸悪の根源が何を偉そうに…!!!
お前さんがいなくなれば、みんな安心して書き込みできるんだよ!!!!!!

379 :名無しのオプ:2009/09/20(日) 12:10:42 ID:5hr0YRWr
>>376
そいつは人に文句をつけるくせに
「書斎魔神」名義ではミステリーどころか
しばしば小説ですらない本を「論考」としてここに落書きしてる馬鹿です。
全員から嫌われてるのであまりお気になさらずに。


380 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/09/20(日) 17:58:50 ID:PLrPQMlS
リチャード・ニーリイ「愛する者に死を」を読んだ。
殺人予告の投書に興を惹かれたNYの出版社社長は罠に陥ってゆく・・・
映画のニューシネマ末期の頃(69年)に書かれた作であり、時代の反映や
大衆向きペーパーバックミステリということもあって、セックスやバイオレンスの過激な描写が
顕著な感あり。
ただし、処女作ということを割り引いても、サプライズ・エンディングを十八番とする作家のわりには
トリックが無理に感じられる変装ネタというのは頂けない。
犯人=Dが主人公に風貌が似ているという点から、親子関係有りのサプライズでもあるかと思うたのだが・・・
この線でいけば、主人公と娘の父娘近親相姦ムードもあって、犯人の人物設定から横溝御大も
ビックリなドロドロ展開になったか。
クライマックスでの犯人の母登場も唐突な感があるが、これは訳者あとがきで記されているとおり、
ペーパーバック用の頁数圧縮の結果であろうか。
(つまり、原稿には現在の犯人の母親が登場する章が存在した可能性あり)
ダークなエンディングを予想していたのだが、この物語設定で勧善懲悪、ハッピー・エンディング
に持ってゆくのは、いかにも一般受け狙いな通俗ミステリらしい。
まあ、逝ってよし!だな。

381 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/09/20(日) 18:00:00 ID:PLrPQMlS
リチャード・ニーリイ「亡き妻へのレクイエム」を読んだ。
ポケミスによるニーリイ作品第2弾。
20年の時を経て、亡妻の遺書に秘められた謎を追う広告会社エグゼ・・・
そこには意外な謎があった。
訳者あとがきでも指摘されているとおり、謎解き色は濃いが非常に地味な作である。
正直言うて、偶然性に頼った御都合主義の展開(物語のポイント部分ではランドンによる
マーストンの犯行目撃シーン等)も多く見受けられ、直接にミステリの本筋に権力争いが絡んだ
広告会社の内幕を描いた企業小説的部分はうざく感じられる。
前に講評した「愛する者に死を」のあとがきでニーリイの未訳長編が紹介されているが、
これを読む限り、もっと面白い作が見受けられるのに、なんであえてこれって感を強く抱いたのだ。

382 :名無しのオプ:2009/09/21(月) 06:21:40 ID:JMYXJfAj
ニーリィの話しはニーリィスレ立てて書けやクソが。

383 :名無しのオプ:2009/09/21(月) 06:23:37 ID:fEeJGMUY
まっとうな論考だね。

384 :名無しのオプ:2009/09/21(月) 10:26:17 ID:EaLg7wmb
削除人さんからのメッセージです。
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/saku/1221902267/171

385 :名無しのオプ:2009/09/21(月) 16:52:19 ID:0eYz3oIL
「グラーグ57」トム・ロブ・スミス
ルーティンのごときトラブルの発生と偶然訪れる「神のみえざる手」による危機からの脱出の繰り返し。
大風呂敷を拡げた感があり、各エピソードが希薄。
簡単に登場人物が屠られすぎ。

386 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/09/21(月) 21:03:01 ID:7NO8Ky+E
ヒラリイ・ウオー「ながい眠り」を読んだ。
遂に翻訳がポケミス1冊に終わりそうな元祖警察小説の書き手ローレンス・V・トリートほど不遇では
ないが、87分署やマルティン・ベック登場前では最もメジャーな警察小説の書き手であった
作者も決して邦訳に恵まれていたとは言い難い。
創元の「失踪当時の服装は」ぐらいしか新刊での入手が困難な時代も続いていたのである。
だが87分署で警察小説の面白さに開眼した俺としては、同時期に期待して手にした
ウオー作品はいささか(注 イササカ先生ではない(w )地味で退屈としか言い様がないもので
あった。
この感は、今回、作者の代表作と言われるフェローズ署長シリーズ第1弾である本作を
読了しても何ら変わらないものであった。
犯人のみならず、胴体だけの女性の身元不明死体、犯人探しに加えガイシャ探しにも追われる
フェローズ署長以下のストックフォード署の面々の艱難辛苦・・・
というストーリーだが、ミステリとしては犯人の風貌を語れるは目撃者(?)のみ、という点に
留意しておけば、犯人当ては簡単。俺は序盤で当たりがつき、
中盤で1人に絞られたところで確信した。
物語の締めとなる振り替え休日ネタ(ショップは休みで買い物は出来ない)も偶然性に頼った
頂けないものである。
地味な聞き込みや照会による警察捜査の有様をリアル、詳細に描いたのが当時としては斬新
でもあったのあろうが、87分署シリーズの刑事連のようなキャラ立ちの面白さもなく、
ひとつの事件を追うだけで、フロスト・シリーズのようなモジュラー・タイプの趣向も無いため、
300頁強の程良いボリューム、読み易くこなれた新訳にもかかわらず、読んでいて退屈してまうのは致し方ないことであろう。
(余談ながら、殺人事件の7割は未解決という記述があるが、
多少の地域差は存するのであろうが、本作刊行当時(59年)で既に米国の検挙率はこんな
惨状だったのであろうか)
こう見て来ると、
創元が、21世紀になって、極めて現代的でないウオー作品の翻訳を連発したのが不可思議で
ならないのだ。

387 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/09/21(月) 21:07:48 ID:7NO8Ky+E
アントニー・レジューン「ミスター・ディアボロ」を読んだ。
ミスター・ディアボロ(ギリシャ語で悪魔の意)の扮装をした怪人の謎の消失、
これに続く密室殺人・・・ジョン好きあたりにはたまらない本格ミステリ。
ただし、怪奇色を強調するのは序盤のみであり、中盤からは合理的な推理と
解説を見るとこの著者本来の作風である冒険スリラーのタッチが強く押し出されるものとなる。
ミスター・ディアボロ(当初)の正体がやや物足らない感があり、
消失トリック(唐突なキャラの登場に着目すればわかるはず)も密室ネタも
地味な小技(キーに注目)に過ぎないものだが、 
丁寧に書かれ、コンパクトなボリュームのため結構面白く読まされてまう。
探偵役は、この著者の他作(スパイ・スリラー)のメインキャラらしい英陸軍省所属の
アーサー・ブレーズという人物が勤めているが、ギディオンとヘンリーを足して2で割ったような
怪漢コーネリアス教授の存在感が抜群。是非、本作は彼氏を探偵役にして欲しかったもので
ある。(実際、彼は事件の一部謎解きに貢献する推理力を見せている)
余談ながら、夏季休暇帰省中の学生たちの部屋に滞在中の登場人物(学会関係者であり
インテリや社会的ステータスがある者ばかり)たちが、平気で部屋にある他人のカップを拝借する
シーンがあるが、この辺の感覚は欧米では普通なんだろうか?

388 :名無しのオプ:2009/09/21(月) 21:21:11 ID:gLioa2NI
書斎のユーモアを交えた論考にはいつも感心するばかりだ。

389 :384:2009/09/22(火) 08:54:18 ID:KlzRFtbe
追記:
某コテハン(もどき)にどうしても意見したくなったらこちら↓
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/8993/1249984500/l50

390 :名無しのオプ:2009/09/22(火) 10:54:42 ID:XtUaP3i5
ハローワークの案内パンフレットに関する論考はまだですか?

391 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/09/22(火) 21:38:13 ID:SrkScqow
スー・グラフトン「ロリ・マドンナ戦争」を読んだ。
女探偵キンジー・シリーズで有名な作者の若き日のノンキャラ作品。
テネシー州の高原を舞台に対立する2家族の争闘、悲劇を描き切ったコンパクトに纏まった
迫力溢れる一編。ロングスパンな視点で書けばクロニクルな長編に仕上がった素材かと思うし、
巻き込まれ型ヒロインとでも称すべきロリ・マドンナ(架空の人物)ことルーニー、
対立する2家のうちフェザー家の当主レイバン、四男スカイラー、
ガッシャル家の当主パップ、両家のクライマックスの争闘のきっかけになる末娘のシスター・イー
等はサバイブしていると考えられるラストゆえ、続編もあってもよかった作か。
本作を作品的にノワールと称する向きもあるが、家畜窃盗、国有地不法侵入等のイリーガルな
行為も描かれるとはいえ、登場人物は基本は堅気の衆だし、犯罪を描くことのみを主眼として
いないゆえ、この分類は「?」な感あり。
むしろ、後のハードボイルド・ミステリ作家らしく、その前身と思われる西部小説のムード満載な作
と言い得る。

392 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/09/22(火) 21:39:02 ID:SrkScqow
ジャック・ケッチャム「黒い夏」を読んだ。
主人公レイを筆頭にパワーアップしたねらー級のDQNが続出するノワール。
冒頭のJD狙撃、クライマックスにはとにかく女を中心に殺しまくる・・・
この作家の作風を知る者には、今更、何をか況やなのだが、
正直言うて不快なストーリー、ミステリとしての面白さ殆ど無いに等しい。
時代(60年代)を顕す具体的な商品、テレビ番組、社会的事件等が細かく書き込まれており、
この辺に共感があるのか、キングがお気に入りなところか。
ただし、キング作品の如き心地よいノスタルジーは、暗く狂的なムードの前に抑え込まれてしまう
感あり。
東部の小さな街を舞台にした、それぞれに心に闇を抱え病んだヤク中DQNな若者たち、
家族と別居中なアル中気味な警部補、彼の相棒だったJKと恋仲の元刑事の中年男・・・
多視点を活用した多彩な群像劇で読ませてゆく作というところか。
この点で、解説であえて「ケッチャムの文学」という呼称を用いているのは腑に落ちなくもない。
クライマックスに至るや、SやKをあぼーんし、ハリウッド的お約束な展開なら
確実にあぼーんされてしまうDQNなTやJをサバイブさせるというのは、
妙にリアルであり、この作家の凄いところだが、そこそこ人気がありながらも映画化作品ゼロ
というのもうなずける。

393 :名無しのオプ:2009/09/22(火) 21:45:05 ID:kSpL8irw
自称「大家のうろ覚え」だからなあw


394 :名無しのオプ:2009/09/22(火) 22:14:13 ID:Jp/mupzN
>>393
国内スレのほうで「うろ覚え」と評されたことに何の反論もしなかったのだから
馬本人もそれを認めたということで決着がついた。
以後アホ馬のことを蔑意を込めて「うろ覚えの大家」と呼んであげよう。

395 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/09/23(水) 08:24:50 ID:5uT+M9gj
J・S・レ・ファニュ「ゴールデン・フライヤーズ奇談」       
同時代のウィルキーよりも、俺としては断然こちらを推す。
本邦では長編の紹介は少ないが、(三部作のひとつということもあって、本作もぎりぎり中編に
入れてもよいボリュームである)非常に古い作にもかかわらず、読み易くスイスイと行けるのは良。
風光明媚な湖畔の村ゴールデン・フライヤーズを舞台に二つの旧家の人々の確執を描いた作、
ゴースト、予言者等々、不気味な超自然現象は満載だが、現代ホラーとは異なり、
恐いというよりは格調を持って物語進行してゆくのが心地良いのだ。


396 :名無しのオプ:2009/09/23(水) 11:20:47 ID:I5JJbluz
エドガー・ア・ランポーな奴が何を言っとるか

397 :名無しのオプ:2009/09/23(水) 11:35:37 ID:gL5DZkks
>>387
ミスター・ディアボロ、買ったけど放置してあった
本格ミステリなら読む!

398 :名無しのオプ:2009/09/23(水) 11:39:26 ID:rBwbyCgj
つまらない自演しかできないんだねえ。

399 :名無しのオプ:2009/09/23(水) 17:10:41 ID:gL5DZkks
>>397のことなら自演じゃないっすよー


400 :名無しのオプ:2009/09/23(水) 18:05:47 ID:3y1LemSU
偏執狂的アンチさえいなければ
>>387 >>397
のような平和で微笑ましいやりとりが続くスレになるのにね。

401 :名無しのオプ:2009/09/23(水) 18:14:52 ID:LcXCYhu9
やっぱり自演した自覚があるんだなw

402 :名無しのオプ:2009/09/23(水) 18:22:12 ID:gL5DZkks
ねーよwww

403 :名無しのオプ:2009/09/23(水) 18:23:59 ID:ZJCFYt5W
>>400
同意。
アンチは本来閉じこもっているべき最悪板のスレでシカトwなるものを敢行しているから、こんなところに出張ってきては荒らしている。
シカトwなんてやめて、向こうで好きなだけやれってのな。

404 :名無しのオプ:2009/09/23(水) 18:39:08 ID:LcXCYhu9
一日中このスレをチェックしているID:gL5DZkksと
国内のほうで論破されて反論できないID:ZJCFYt5W
そして単発のID:3y1LemSUかw

405 :名無しのオプ:2009/09/23(水) 18:41:42 ID:gL5DZkks
だってヒマだしこれからメシ食うけど

406 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/09/23(水) 20:39:55 ID:8TBDtmK5
「イアン・フレミング極秘文書」(ミッチ・シルヴァー)

恋人からプロポーズされてウキウキの大学教授エイミーは、ある日、アイルランドの銀行から連絡を受ける。
彼女名義の貸金庫の中身を引き取って欲しいというのだ。ダブリンで
彼女が見たものは一束の原稿だった。執筆者は何とイアン・フレミング!
その内容はイギリスを揺るがす大スキャンダルを暴くものであった。
夢中になって読み更けるエイミーに、何者かの魔の手が迫る!

前から気になっていた作品。歴史ミステリーである。
原稿の中身=作中作と、現在のサスペンスがカットバックで進んでいく。
それぞれ中々に読ませるものの、プロットは割かし単純だな
と思っていたら、思わぬ展開が……という感じ。若干無理があるけど(笑)。

傑作じゃないが読みやすいのでお薦め。

407 :名無しのオプ:2009/09/23(水) 21:30:21 ID:ZJCFYt5W
読後感の感想文はチラシの裏にでも書いておけ。
人目に晒すな。

408 :名無しのオプ:2009/09/23(水) 21:41:59 ID:sLbMfBk7
また間違えてる。
読後感の感想文→書斎の感想文もどき

409 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/09/29(火) 20:18:12 ID:MvVkB6KX
「解雇手当」ドゥエイン・スウィアジンスキー(早川書房)

その朝、土曜だというのにオフィスに招集された社員達に
ボスが信じられないことを告げた。
「きみたち全員を殺す」
携帯は圏外、階段にはサリン。フロアは外界から隔絶されている。
逃げ場の無い社員達は何も解らないまま生き延びるために
必死にもがき続ける!

「メアリーケイト」はがっかりしたけど、これは中々楽しませて貰った。
大筋はありがちなゼロサムゲームだが、その定石たるスピーディーな展開の
面白さがきちんと提供されており堪能出来た。非常に読みやすいのも良い。

一つ、キャラクターの一人が思惑とは矛盾した行動を取る点が
気になったがまあ許容範囲。
B級サスペンスの書き手として重宝していきたい。

410 :名無しのオプ:2009/09/30(水) 20:58:24 ID:fRN3xgah
>>376さん、ここにはときどき嫌がらせに来る他板(ずばり最悪板)の住人がいます。
一人のコテハンさんを徹底的にストーカーするわ、スレ住人を不快にする書き込みをするわ、やりたい放題に荒らしています。
どうかそんなくだらない連中は無視して楽しみましょう。

読んだミステリの感想があれば、ぜひ教えてくださいね。よろしく。

411 :名無しのオプ:2009/10/01(木) 16:34:23 ID:d1662QgU
と、そういうことをいちいち言ってくる奴が実は荒らしている本人なんだよな。
(そしてこいつは俺を「他板(ずばり最悪板)の住人」扱いするw)

412 :名無しのオプ:2009/10/01(木) 21:16:35 ID:kBiYJO1N
ってか「誰よりも最悪板について詳しい」ってことを本人自覚してないよね

413 :名無しのオプ:2009/10/02(金) 19:29:32 ID:D3KGSC3h
http://d.hatena.ne.jp/honyakumystery/

翻訳ミステリー大賞シンジケート

414 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/10/03(土) 14:41:08 ID:yUz99bdO
ジャック・ケッチャム「閉店時間 ケッチャム中篇集」を読んだ。
相変わらず大好評な収録作品全話講評逝ってみようか!!
・「閉店時間」
Ny在住の作家らしく911テロ後のビッグアップルのシビアなムードが良く表現された作かと
思うが、ストーリーは孤独な中年男女のラブアフェアーの悲劇的顛末を描いたものに過ぎず、
ホラーでも何でもない、なんでこれがブラム・ストーカー賞(最優秀中篇賞)なのか?
・「ヒッチハイク」
たまたま逝っちゃてる高校の同級生(女)の自動車にヒッチハイクされた女性弁護士、
警官殺しの凶悪3人組も交えた血と性と暴力にまみれた冒険行といったところか。
途中、未成年の少女への暴力、一家惨殺等のきついバイオレンスシーンは数々あれど、
最終的に敵役たちや悪の巣的存在のホール・イン・ザ・ウォールは壊滅、
女性弁護士は脱出に成功する勧善懲悪・ハッピー・エンディング路線が、ケッチャム作品にしては物足らない感もある。
・「雑草」
連続殺人・レイプを徹底してクール、かつ、ビビッドに描いた作。
訳者あとがきには「・・・嫌悪を催すだけで終わってしまう読者もいるかもしれない」とあるが、
極悪レイプ犯カップルが、直接の利害関係は無い記憶力抜群なこれもイカれた正義感に
簡単にやられてしまうというシニカルな一応な勧善懲悪ではある。
「レイプ犯や連続殺人犯の荒涼とした精神風景に興味がある読者は興味深く読めるだろう」
ともあるが、まあ普通これは無いわな(w
・「川を渡って」
訳者あとがきによれば、
作者ケッチャム曰く「リオグランデ川の岸でのセルジオ・レオーネとトビー・フーバーの出会い」
のような作。
米作家ケッチャムによる血と暴力、リベンジ溢れるマカロニ・ウェスタン世界である。
メキシコ人少女、クールなカウボーイ、その相棒の好漢ピザ、語り部の若者の4人が
極悪売春・人身売買集団を壊滅させる。
生死不明の鳥を女の子(囚われたヒロインの妹)のまんこに突っ込んだり等、
ケッチャムらしい凄まじいまでのシーンが続出するが、最後はバイブルねたで綺麗、かつ、
感動的に締めているのが頂けない。ここは長編のように、クールに終えて欲しかったものである。

415 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/10/04(日) 10:20:35 ID:/auYmBCt
グリン・ダニエル「ケンブリッジ大学の殺人」を読んだ。
ケンブリッジ大考古学教授の手になる母校をメーンな舞台にした本格ミステリである。
「訳者あとがき」によれば、刊行以来、絶版状態になることもなく読み継がれているとのことだが、
現在では、一応、英国産のストイックな本格ミステリであるという以外は特筆すべき価値は見出せない作とも言い得、同じく大学を舞台にした作でも前記した「ミスター・ディアボロ」の如き、
コンパクトなまとまり、怪奇や冒険による装飾も無い論理的推理1本道ゆえ、
文庫500頁超のボリュームを読み切るのは、いささか(注 いささか先生ではない(w )
かったるい感もあった。
また、パリが舞台となる終盤は、これにちなんでというわけでもなかろうが、
怪盗ルパン風のトンデモ展開(替え玉ネタ等)になってしまうのが萎え、
ここは、ハイテーブルあたりを背景に、お約束とも言える謎解き探偵小説らしい関係者一堂を
集結させた名探偵による謎解きで決めて欲しかったものである。
キャラ的には最後の最後で花を持たせる形になるものの、スコットランドヤードのマクドナルド警視
は腕利きなのか否か微妙な扱い。地元ケンブリッジ署のウィンダム警部はステーキ大好き、
自転車通勤の庶民的な好漢なのだが、結局、道化扱いなのが気の毒な感あり。
従って、名探偵役は事件発生現場のカレッジ副学寮、作者を模したと思われる考古学教授の
サー・リチャードと相成る次第だが、英国のインテリらしい階級意識丸出し(タバコ屋の女店員の
美貌は認めながらも違う世界の人間扱い等)、犯罪処罰に関する独自な見解の持ち主というの
が面白い。メーンキャラでも事件関係者でもない登場人物の口を通して
「独身の人間は歳を取るにつれてバランスを欠くようになる」とあるが、正にこれが具象化された
キャラなのである。だが、この人物造詣は面白くはある。

416 :名無しのオプ:2009/10/04(日) 20:53:26 ID:KqMH3fyu
読んでない、読んでないw

417 :名無しのオプ:2009/10/09(金) 23:00:46 ID:uFHkYTAZ
しかも>>414、女性が見たら引いてしまいそうな卑猥なこと書いてるし。

418 :名無しのオプ:2009/10/09(金) 23:03:44 ID:FLeviePH
>>414
全話講評間違いなく大好評ですよ!!

419 :名無しのオプ:2009/10/09(金) 23:23:45 ID:fYEypC8f
>>417
文学板で美香というコテにストーカー行為をしていたのは有名だし
漫画板じゃ西岸良平の夫人を同じくストーカー行為をはたらいていたし。
しかもこれですぜ、これ。
    ↓
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1252928660/58
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1252928660/66

馬に性犯罪の前科前歴があっても俺は驚かないね。

420 :名無しのオプ:2009/10/10(土) 07:39:35 ID:RxsuQqsf
アンチは最悪板に引きこもっていろや。

421 :名無しのオプ:2009/10/10(土) 08:11:39 ID:C2zv1TwM
書斎魔神という人とその取り巻きの人たちは、どこまで女性を馬鹿にすれば気がすむんですか?
卑猥な言葉の羅列やミステリーファンへの罵詈雑言…もうやめてください。

422 :名無しのオプ:2009/10/10(土) 10:50:03 ID:DLSDIL6c
2chにまんこでびびる女がいるとは思えない

423 :名無しのオプ:2009/10/10(土) 12:21:48 ID:0o7N5FOY
>>421
残念ですが、相手はまっとうな抗議に聞く耳を持つ人物ではありません。
非難されてもされても10年近く荒らしを続けてる、
あなたの想像以上に低レベルで陰険な男(ひとり何役もしている)です。
「書斎魔神」や別名「ミステリ板住人」で検索すると確認できます。
今回のあのレスはもう削除依頼が出てるようですが、
今後も続くようでしたら、相手をせず淡々と依頼するのがいいと思います↓
うまくいけばアク禁になるかも知れません。
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/saku/1221902267/101-200

あの人物に対してどうしても不満をぶちまけたくなったらこちらへ↓
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/8993/1249984500/l50

424 :名無しのオプ:2009/10/10(土) 20:22:02 ID:lFtI2p5B
書斎は小説のダイジェストを述べただけで悪くはない。
ミステリは奇麗ごとばかりじゃないんだからしょうがない。

425 :名無しのオプ:2009/10/10(土) 20:26:53 ID:+LFImVh1
名無しでしか弁明できない奴はスルーで。

426 :名無しのオプ:2009/10/10(土) 22:20:40 ID:Ie9wjBjr
ケッチャムはあの作風だし書斎が卑猥〜というのは難癖だな

427 :名無しのオプ:2009/10/11(日) 12:06:39 ID:23Yz0tcL
まっとうな意見。

428 :名無しのオプ:2009/10/11(日) 22:49:12 ID:xiIT6HTC
>>421はアンチ書斎のネカマか。
アンチはやることなすこと卑劣だねえ。

429 :名無しのオプ:2009/10/12(月) 09:30:05 ID:kDYBndE/
ま、ケッチャム読んで更に書斎の駄文読んで
それで426みたいなことが本気で言えるのなら

そりゃただのアホだ。

430 :名無しのオプ:2009/10/12(月) 10:10:02 ID:JqIgo9et
>>429
お前こそ読んでないんじゃねーの? 俺はあくまで「卑猥〜」な部分を指摘したまでで
書斎の感想自体は一貫して低レベルだと思ってる

431 :名無しのオプ:2009/10/12(月) 10:35:05 ID:hSHe7VrC
>>429はさっそく追い詰められたね。
中立派からもアンチは嫌われバカにされているというこった。

432 :名無しのオプ:2009/10/12(月) 10:37:47 ID:uaE71Vl6
書斎は全員からバカにされてますがね

433 :名無しのオプ:2009/10/12(月) 10:45:11 ID:mXTyWm7p
>書斎の感想自体は一貫して低レベルだと思ってる
は一切無視だもんなあw

434 :名無しのオプ:2009/10/12(月) 11:07:08 ID:EiMSdh5y
>>429&>>430
まあまあ、二人とも落ち着いて。
要は、いちいち卑猥な言葉とか使わんでもケッチャム作品の感想は書けるんじゃねーの?って事ですよ。
それに、書斎は横溝正史のスレで同じ事やらかしてますからな。奴がデリカシーの無い低レベルなのは確かですわな。

435 :名無しのオプ:2009/10/12(月) 11:35:55 ID:G2RmCZQv
>>434
そういうこと。
ケッチャム作品を評価するのに「卑猥だから卑猥な表現をした」じゃ
世のケッチャムに触れた文は全て卑猥なのか、ということですよね。

436 :名無しのオプ:2009/10/12(月) 11:45:54 ID:eYeY3+zy
>>433
いや、ヤツのことだから
「低レベル=それなりのレベルがあることを認めた」
と思っているのでしょうw

437 :名無しのオプ:2009/10/12(月) 11:56:17 ID:hSHe7VrC
ダイジェストを書いただけのこと。
レベル云々の話しじゃない。

438 :名無しのオプ:2009/10/12(月) 12:06:25 ID:MYGGOXZU
すくなくともここはダイジェストを書くスレではないけどな

439 :名無しのオプ:2009/10/12(月) 12:37:31 ID:hSHe7VrC
感想を書く際にダイジェストを書いても全く違和感はないね。

440 :名無しのオプ:2009/10/12(月) 13:03:39 ID:1wI9g8lK
アホはスルースルー
削除されにくくなるかも知れんし


441 :名無しのオプ:2009/10/12(月) 13:24:54 ID:sahValIs
>>415からどんだけ釣られてスレ浪費してんだよ
荒らし耐性の無い単細胞は書き込むな
迷惑だ

442 :名無しのオプ:2009/10/12(月) 13:52:04 ID:hSHe7VrC
いや、確信犯で荒らしているんだよ。
コテハン叩きという立派なルール違反を犯してね。

443 :名無しのオプ:2009/10/12(月) 14:19:09 ID:lU+isgME
自分から読後感を叩いていたことを告白しているよ、こいつw

444 :名無しのオプ:2009/10/12(月) 14:31:26 ID:hSHe7VrC
読後感は的外れを指摘されているだけのこと。
書斎叩きは明らかにアンフェアでルール違反。

そのくらいの区別もできないで読書系の板には近寄らない方がいいぞ。

445 :名無しのオプ:2009/10/12(月) 15:23:47 ID:JALucksx
書斎ファミリーは全てがルール違反だろw
書き込みの内容以前にマナーの時点でサイテーww
隠しきれない歪んだ人格が・・・www

446 :名無しのオプ:2009/10/12(月) 15:43:46 ID:mlsfEGt5
独自理論の披露と自演擁護に全て賭けている人は放置しておきましょう。
障害者は専門家に任せておくのが一番ですよ。ww

447 :名無しのオプ:2009/10/12(月) 17:10:59 ID:uaE71Vl6
書斎に独自理論なんてあるか?
パクリばっかりだが

448 :名無しのオプ:2009/10/12(月) 21:42:15 ID:V1zaibNR
書斎は独自理論も多いぞ。
『羊たちの沈黙』の性別取り違えなんてアホなミス、パクリようがないだろう。

449 :名無しのオプ:2009/10/13(火) 21:39:34 ID:Xo2lA/sA
どうでもいいよ、そんな話題…。

450 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/10/14(水) 19:57:50 ID:GnipvfTQ
「影の兄弟 上・下」マイケル・バー=ゾウハー(早川書房)

数奇な運命によって引き離された兄弟。
愛の結晶と憎しみの結晶。
一人はアメリカで人生を謳歌し、一人はソ連で死と隣り合わせに生きる。
やがて二人は交わり、そして闘う。

久々ゾウハー。何故こんなに間が空いたのだろう。
面白かった。実に読み応えのある大河小説だった。
そこにスパイものの妙味も加わって、良いミステリーになっていた。
「パンドラ抹殺文書」とはまた違った趣きだがお薦め。

追伸 あの人の幸薄すぎな人生には同情する。

451 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/10/14(水) 20:23:47 ID:GnipvfTQ
「犬の力 上・下」ドン・ウィンズロウ(角川書店)

DEAの捜査官アートは、メキシコを舞台に連綿と続く麻薬取引を
全廃すべく執念を燃やす。
しかし、巨大な麻薬市場の前ではアートは無力でしかなく、
それを悟った時、執念は盲執へと変わる――。

やたら評判良いから読んでみた。
背表紙のあらすじだと群像劇の様だが、それよりは、麻薬戦争を描いた
大河小説というイメージ。
しかし、その聖戦も結局は個人的な復讐に矮小化され、所詮蟷螂は
蟷螂でしかないことを読者は思い知らされる。ああ無情。

面白いかと訊かれれば面白いと答えるが、そう騒ぐ程のものではない。
こういう大河小説は割りとあるし。ハロルド・ロビンズとか。
まあ、「ストリート・キッズ」よりは入り込めたのた確か。

追伸 鶏姦なんて言葉知らなかったよ。ありがとう。

452 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/10/16(金) 23:47:18 ID:YFUyxUrN
「賭博師ファロン」ルイス・ラムーア(中央公論社)

逆恨みから町を追われた流れ者ファロンは、行きずりの一団を利用して
大金を得ようと、彼らを廃虚となった町に導く。
町は少しずつ賑わいを取り戻してゆくが、新参者との間には軋轢が生まれ、
更に強盗の一味が町を付け狙っていた……。

本格西部小説を読んだのは初めてかも。西部本格なら読んだけど。
西部劇はミステリーと違い殺人が日常的な行為である点が最大の特徴だね。
生活してていつ殺されるか判らない、緊張感のある世界観に惹かれて、
観たくなり読みたくなる。でもホッケンスミスはミステリーだし、
パーカーのは主人公が強すぎる。そこで、本作。

友情、裏切り、ギャンブル、ロマンス、そして決闘。定番である
様々な要素が詰まってまあまあのエンターテイメントになっている。
コミカルな落ちも良い。マンネリ上等!

中公からこんなハーレクインみたいな装丁のシリーズが出てたんだね。
定着しなくて残念だが仕方ないか。

453 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/10/17(土) 15:41:22 ID:je1XTvtY
サー・アーサー・コナンドイル「恐怖の谷」を久々再読。
言わずと知れたシャーロック・ホームズ・シリーズ第4長編、そして最後に書かれた長編である。
作品世界(執筆・刊行は20世紀に入ってからである)であのモリアティの名が初登場する作
ということでも有名。
デビュー長編「緋色の研究」と同様に二部構成を取り、しかも後半は完全に西部小説と化すのも
共通している。ただし、状況は全く異なるが、緋色がリベンジする側のストーリーだったのに対し、本作は真逆となっておるのが面白い。狙ったものか?
正直言うて、ミステリとしての第一部はまず冒頭の暗号ネタに無理有り過ぎ、
特にこういう言葉遊び的なものを日本の読者が楽しむのは難かしかろう。
続いて起こる殺人事件の解決もこんな程度感大。
ちょい「悪魔の手毬唄」を想起させる展開だが、
凄惨な事件にもかかわらず科学捜査(DNAと言わずとも指紋鑑定)さえない時代ののんびり
ムードも感じられてしまう。
むしろ、俄然、、軽快なテンポで巻を置かせぬ第二部のハードボイルドタッチな西部小説こそ、
サー・アーサーも力を入れた部分であり、バスカヴィルよりも推すファンが存在する所以であろう。
既に指摘されているとおり、まじこれって後のハメットの世界なんである。
(ピンカートンってのももろだし)
ただし、作者は緋色と同様に第1部の犯行に至る経緯の物語(つまり動機の物語)が第2部という位置付けなのであろうが、このため第2部における折角のどんでん返しが第1部によりネタ
ばれ気味になっているのが惜しまれる。2部部分だけ独立して書くか、
1部と2部をそのまま入れ替えて書く手もあったのではないかという気もするのだ。
なお、謀殺の1件のみ(チェスター殺し)は主人公の仕業と思わせる点(弁明無し)があるのは
意識してのことであろうか。
最後は、作品世界のホームであるロンドンに戻り、モリアティ(及び彼の組織)の不気味さを強調した鬱エンド。
そう言えば、彼氏は本作には名のみしか登場しないと気付く次第だ。

454 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/10/18(日) 15:21:58 ID:l3kmMjE7
ジャック・ケッチャム「オフシーズン」を読んだ。
デビュー作だけあって、やや若書き(前半はストーリーがスロー過ぎ、逆に後半は早出し気味)
という感はあるが、ケッチャム作品中、最高傑作と言われ日本でも人気が高い(?)
「隣の家の少女」と双璧を成す衝撃度も持った作は、やはり本作であろう。
海と森に囲まれたメーン州を舞台に、バカンスに訪れた都会人(3組のカップル)を人喰い人種
が襲撃、血塗られた激しい攻防、地元の警察も動き出す。
ヒロインと思われた人物があっさりあぼーん、
続いてヒーローになるかと思われたキャラもあぼーん、
後半ではお約束なら殉職しない方のキャラがあぼーん・・・
そしてクライマックスとも言える警官隊(悪徳警官や敵役ではないまともな警察官たち)による
結果的に無差別あぼーん・・・等々、相変わらずケッチャムはやってくれる。
前に論考した「黒い夏」でもそうなのだが、著者のシンパシーがヒロイン以上に
書き手によっては脇に置かれるであろう地元のベテラン警察官(ピザな病気持ち)に強く見られるのも個人的には好感度大だ。
翻訳が遅れた分、出版社の要請で削除された刺激的なシーンの部分が再現された
バージョン(英国で出版)に基づくものなのが幸いであった。
(惨殺シーンは勿論のこと、人肉料理やちんぽ食いちぎりシーンも有り)
作者あとがきを読むと、米で出版されたオリジナル版が、
日本なら程度が低いアニオタや特撮オタが喜びそうなハリウッド的お約束なストーリー
だったかがわかる。全体を通して見れば人生の不条理を描くにあたり残虐シーンは決して煽情
のみを目的としていないのがわかるはず。

455 :名無しのオプ:2009/10/18(日) 17:28:59 ID:wZF+ytw9
残虐シーンをことさら騒ぐ書斎アンチはPTAみたいなもの。
文化を愛好する人種じゃないんだよな。

456 :名無しのオプ:2009/10/18(日) 19:15:27 ID:5KJ81ybV
せめて人名の区切りくらいまともにならんのかね?
コナンドイルだのトーマスマンだの
頭悪過ぎて常識など無用?

他人の小さな齟齬を大騒ぎする輩が「通じればいいのだ」とか言い訳する??

457 :名無しのオプ:2009/10/18(日) 19:31:51 ID:9n39cKuy
>>456
〉頭悪過ぎて常識など無用?

自分に都合の悪い常識は無視するお方ですからw
下品な言葉使うデリカシーの無さを指摘したらPTAとか文化を愛好していないとか罵るお方ですからw

458 :名無しのオプ:2009/10/18(日) 21:22:10 ID:uoK+cVE6
>>456
>頭悪過ぎて
PTAがどういう言葉を略したものなのかさえ知りませんw

459 :名無しのオプ:2009/10/18(日) 21:43:46 ID:Hd2iKP9l
知ってるぞ!!!!!!!!知ってるとも

460 :名無しのオプ:2009/10/18(日) 21:48:25 ID:Tyu5h//L
書斎さんは50歳手前になって物心ついた人だから仕方がない
まだまだ発展途上だ
115歳くらいになればまともに成るよ  多分

461 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/10/18(日) 23:09:27 ID:1esfA6kp
「罪ある傍観者」ウェイド・ミラー(河出書房新社)

場末のホテルを根城にしている酔いどれ探偵マックスの所へ
別れた妻が助けを求めてきた。二人の息子が誘拐されたというのだ。
マックスは事情を聴くため彼女の家に向かうが、何者かに襲われ
殺人事件に巻き込まれてしまう。果たしてマックスは息子を
取り戻すことが出来るのか?

面白かった!
以前読んだ「殺人鬼を追え」はB級アクションとしか思わなかったけど、
本作は濃密な正統派ハードボイルド。つまり本格スピリットがある。
凝ったプロット。意外な真相。各章の扉に日付時刻を記すフェアプレー。
伏線もばっちりで読み応えアリアリ。こりゃ解らんわ。

ただその反面、前妻や息子に対する主人公の感情が描写不足
といううらみはある。なのでそういう切なさはあまり期待されぬよう。

このシリーズ本作と雑誌に載った最終作以外は未訳のようだが、
論創のコンセプトに合うと思うので是非ラインナップに加えて欲しい。

462 :名無しのオプ:2009/10/20(火) 19:07:56 ID:/L2MFU6x
>>461
面白いのかー
この前古本屋で見つけたから今度買いに行こう

463 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/10/20(火) 21:31:09 ID:7eUiT18t
「六番目の男」フランク・グルーバー(早川書房)

山奥の小屋がインディアンの襲撃を受け、金を採取していた男たちが
虐殺された。被害者の息子である軍隊上がりのガンマン、スレイターは、
父の手紙から当時小屋には6人の男が生活していたと知る。
しかし、見つかった死体は5人だけ。仲間を見捨て金を奪って逃げた
男を探し出すため、スレイターの危険な旅が始まった。

これ読みたかったんです(本当は映画を観たかったけど、
BS2がだらしないから……)。期待にたがわぬ面白さでした。
仇探しの旅というメインストーリーに、複数のサブストーリーが絡んで
いて股旅ものの愉しさもあり、展開が早く、キャラも立っていて、
読み手を飽きさせません。
このストーリーテリングの巧みさは流石脚本家だと思いました。

西部劇とミステリーって割りと相性良いですよね。
「フランス鍵の秘密」も読もうかしら。他作品の復刊・邦訳も
進んで欲しいところです。

464 :名無しのオプ:2009/10/21(水) 09:42:59 ID:ErpDpM0a
>読後感氏へ

今までに読んだ中でベスト3はなんでしょうか?

よろしくお願いします

465 :名無しのオプ:2009/10/21(水) 09:44:48 ID:JXAkg9yG
無用な詮索はやめておけ。ここは感想のみを書き綴るスレだ。
読後感と個人的な話しがしたいならメールででもやれ。

466 :名無しのオプ:2009/10/21(水) 10:16:59 ID:OCF5WopN
「叩かれないコテハン」という夢の存在に嫉妬まるだしの名無しw

読後感なんて平々凡々な感想文を書き込むだけで他住民とまったく
コミュニケーションをとる気のない空気コテで誰から褒められてる
わけでもないのに、それでも羨ましくてたまらないんだねえ。

467 :名無しのオプ:2009/10/21(水) 10:26:00 ID:JXAkg9yG
見境のないコテハン叩き。これがいわゆる書斎アンチの腐った性根だよ。

468 :名無しのオプ:2009/10/21(水) 10:34:04 ID:MWM5Zuz5
あれぇ?
>>466 は「名無し」を叩いているだけで
コテハンなんて全然叩いていないじゃん。

それなのに>>467は「コテハン叩き」だと言い張っている。
ってことは、>>467は「自分は普段はハンドルを付けて書いている。」
と自分からゲロッているということですか。

しかも、467 は 466 を“書斎アンチ”と決めつけている。
466 のレスには、どこにも『書斎』なんて書いていないのに。

これらのことから考えられるのは、
『 467 は書斎魔神が名無しで書いたレス』
ということですね。

469 :名無しのオプ:2009/10/21(水) 11:28:55 ID:OCF5WopN
問うに落ちず語るに落ちるとは、まさにこのことですなw

しかも別人を装って名無しでも書き込んでるんじゃ、もはや
固定ハンドルですらないということも分りました。

470 :名無しのオプ:2009/10/21(水) 11:37:21 ID:JXAkg9yG
>>466は書斎を叩いている。
出鱈目をばらまくなよアンチのクズ(w

471 :名無しのオプ:2009/10/21(水) 12:06:42 ID:VSbOYI1p
>>466が叩いているのはどう読んでも465のID:JXAkg9yGだな。
つまりID:JXAkg9yG=書斎だということじゃないかw

そういうときは「俺を誰かと間違えてやしないか?」と返すもんだよア・ホw

472 :名無しのオプ:2009/10/21(水) 13:22:44 ID:YKASIfgP
コテハン叩きはやめろや。

473 :名無しのオプ:2009/10/21(水) 23:50:44 ID:MWM5Zuz5
言葉の意味を理解できない…
…「コテハン」というのはハンドルを“固定”している=常にそのハンドルで書き込む
 人のことを言う。
 ハンドルを付けて書いたり名無しで書いたりするのは“固定”とは言わない。
 ID:JXAkg9yG はこのことが理解できていない。

文章読解力が無い…
>>466 のレスの中には「書斎」という言葉はどこにも無い。
 にもかかわらず、ID:JXAkg9yG は >>470 で「書斎を叩いている」と言っている。
 つまり、ID:JXAkg9yG には文章を読んでその内容を理解する能力が無い。

ということですな。

474 :名無しのオプ:2009/10/21(水) 23:57:40 ID:MWM5Zuz5
さらに、>>471 の指摘に対する ID:YKASIfgP のレスを読むと、
ID:YKASIfgP は『JXAkg9yG=書斎であることを認めた』
ということが分かる。

>>473 に書いたように、
ID:JXAkg9yG は言葉の意味を理解することができず、文章読解力が無い。

これらのことを併せて考えると、
書斎魔神は言葉の意味を理解することができず、文章読解力が無い、
ということが分かる。

そんなヤツにレスを書いても、まともなこたえは返ってこない。
よって、今後は書斎魔神にレスを付ける意味は全く無いということだ。
名無しで書いたものも含めて、完全に無視するに限るね。

475 :名無しのオプ:2009/10/22(木) 01:03:54 ID:YS1Y14k2
読後感さん、ベスト3をぜひ…

476 :名無しのオプ:2009/10/22(木) 06:20:30 ID:TsQsbuHf
だからメールでやり取りやれアホ。
場所をわきまえろボケ。

477 :名無しのオプ:2009/10/22(木) 06:33:43 ID:HjooRNav
>>476
書斎には誰もそんなこと言ってくれないからなw

478 :名無しのオプ:2009/10/22(木) 07:04:47 ID:YS1Y14k2
>476
お宅さん、ケツの穴が《アリンコ》並だな

器が小さいよ
お母さんが嘆くよん

479 :名無しのオプ:2009/10/22(木) 08:12:57 ID:TsQsbuHf
書斎は関係ない話しだろ。

480 :名無しのオプ:2009/10/22(木) 08:19:56 ID:7y0EKn9l
確かに書斎には関係ない話だな。

いい加減に場を弁えろ!

481 :名無しのオプ:2009/10/22(木) 09:17:48 ID:e8Z5CDPN
レスを付けたくなる気持ちは分からないでもないけど、
やっぱりレスを付けるのは止めようよ。

そうすれば、ヤツが住人に罵詈雑言を浴びせているレスだけになって、
誰がスレの雰囲気を悪くしているかがはっきりして、
削除依頼も通り易くなると思う。

482 :名無しのオプ:2009/10/22(木) 11:56:53 ID:zu8wqVMw
R・ハル「伯母殺人事件」を読んでみようと思うんだけど、
「伯母殺人事件」 創元推理文庫 大久保康雄訳 と
「伯母殺し」 ハヤカワ・ミステリ文庫 乾信一郎訳

どっちの翻訳で読んだ方が楽しめますか?

483 :名無しのオプ:2009/10/22(木) 12:38:32 ID:PREujYFO
>>481
同意。
なんか言ってやりたくなったらここでやりましょう。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/8993/1249984500/l50

>>482
こっちで聞いた方がいいかも(創元の方は未読なのでわからない、ごめんなさい)。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/8993/1252351411/l50

484 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/10/22(木) 20:40:49 ID:9tUFr6Aw
>>482
一応、創元を推す。
大久保先生の訳は今読むと少し古めかしく感じはするものの格調があって良く、
クラシックなミステリには最適かと思う。
内容的には倒叙ミステリとして紹介されることが多いが、最後にどんでん返しがあるサスペンス・ミステリとして
楽しみたまえ。


485 :名無しのオプ:2009/10/22(木) 20:46:08 ID:8wXz2oou
両方を読み比べてはいないことが明らかなアホに命令される筋合いはないね。

486 :名無しのオプ:2009/10/22(木) 20:47:51 ID:qFBMKL8g
コテハン叩きはやめろや!!!!!!

487 :名無しのオプ:2009/10/22(木) 21:06:45 ID:qIvlZd42
何故?  2ちゃん命の馬鹿が可哀そうだから?

488 :名無しのオプ:2009/10/22(木) 21:25:15 ID:qFBMKL8g
コテハン叩き違反は憲法9条と同様

489 :名無しのオプ:2009/10/22(木) 21:40:55 ID:RK55txAZ
ID:qFBMKL8g は日本語が不自由なようだなw

490 :名無しのオプ:2009/10/23(金) 06:18:57 ID:lyaJG264
シカト祭りは迷惑。最悪に書けないことをアンチは各スレでやっている。

491 :名無しのオプ:2009/10/23(金) 06:55:35 ID:d8ARx6/G
最悪板に詳しいんですねえ

492 :名無しのオプ:2009/10/23(金) 07:08:30 ID:lyaJG264
スレが荒れる原因を探っていけば、普通に最悪板に行き着くわけ。

493 :名無しのオプ:2009/10/23(金) 07:09:04 ID:uMb56b4G
490こそ最悪板のスレに書くべきことだな。
この板に書くのなら、自治スレに書くべきだね。
板の自治に関係することなのだから。

494 :名無しのオプ:2009/10/23(金) 07:09:37 ID:38msLqpR
ハンドル入れたり外したりして複数人を装っている卑怯者に
コテハンとして扱われることを要求する権利はない。

495 :名無しのオプ:2009/10/23(金) 07:12:30 ID:uMb56b4G
492は491に対するこたえになっていないな。
まるで、他人が書いたレスの内容をきちんと理解できない誰かさんみたいだw

496 :名無しのオプ:2009/10/23(金) 07:15:36 ID:uMb56b4G
根拠を何も示さないで「最悪板に行き着くわけ」なんて言われてもなぁ…

497 :名無しのオプ:2009/10/23(金) 09:07:16 ID:38msLqpR
>スレが荒れる原因を探っていけば、普通に最悪板に行き着くわけ。

最悪板に被害者スレが立った原因を探っていけば、書斎魔神と名乗る
ルール違反の常習者が十年近くにわたって居座り続け、住人の神経を
逆なでしているという事実に行き着くわけだが。

498 :名無しのオプ:2009/10/23(金) 09:40:31 ID:lyaJG264
書斎が荒らしという認識が間違いだとまだわからないのか。
コテハン叩き連中がしたらばに引きこもって荒れたスレは2ちゃんにはない。事実こそ明瞭な証明なんだよ。

499 :名無しのオプ:2009/10/23(金) 10:51:11 ID:y4D4H9IV
ルールを守らず、他人に迷惑をかけ、不快な思いをさせ、どこのスレでも
嫌われている奴が荒らしでないとしたら、誰が荒らしなんだよ?

現実から目を背けるのも大概にしておけ。

500 :名無しのオプ:2009/10/23(金) 10:53:50 ID:8s8LGn6x
荒らしだと認識されたからプロバイダーから処分を受けたんだろ。
それ以降はネット上で足がつくのが怖くなって
運営系の板に一切寄り付かないのが証拠。プロバイダーからリアルで怒られる前は
ハンドルつけて余裕こいて削除板に投稿していた奴のくせにw

501 :名無しのオプ:2009/10/23(金) 11:19:53 ID:j/rSXH3Z
頼むからここでケンカしないでくれ

502 :名無しのオプ:2009/10/23(金) 11:22:27 ID:lyaJG264
まあ2ちゃん各スレの繁栄としたらばの荒廃っぷりを見たら書斎ミス住が荒らしの原因とはとても言えないんだかな。
アンチは現実を直視する事。

503 :名無しのオプ:2009/10/23(金) 12:18:51 ID:o9Nw3CH/
>>501
同意。
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/saku/1221902267/171
参照>>ALL

今後ミス板の削除依頼がとおりにくくなったら困るし。

504 :名無しのオプ:2009/10/23(金) 12:57:28 ID:lyaJG264
アンチがシカト祭りをやめて最悪板に戻れば円満に解決するんだよ。
これは間違いない話し。

505 :名無しのオプ:2009/10/23(金) 19:31:31 ID:kAn8x5tO
お前が消えれば書斎=ミス住問題は解決するだろ

506 :名無しのオプ:2009/10/23(金) 19:37:53 ID:8hunkcrB
もうスルーしろ

507 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/10/24(土) 19:15:32 ID:HbEE5kKT
サー・アーサー・コナン・ドイル「ドイル傑作集T ミステリー編」を読んだ。
たまには前ふり無しで、絶賛大好評な全話講評逝ってみようか!!!
「消えた臨急」
中島河太郎先生の著書でも紹介されたことがある盲点を突いたスケール感ある列車消失トリック(線路が無ければ作っちまえ)が面白い。
あの名探偵が出馬しても良いほどの怪事件だが、真相は別件で逮捕された犯人の告白により明らかにされる展開。
むしろホームズまがいの言説を呈する権威者の推理は完全否定されてしまう
のが面白い。やはりサー・アーサーはみずから生み出したあの世紀の名探偵のことが好きではなかったのか・・・
「甲虫採集家」
医学博士の若き日の冒険談。
作者が当時の医師とはいえ、今読むと時代性もあって精神症患に対する偏見が感じられるものの、ラストなど正直良しという感もあり。
「時計だらけの男」
列車内での殺人・人間消失。女装ねたであり。
「時間の習俗」を読んだ者は清張先生もこの短編を読んでたかもなー、
と思うたかも。(勿論、十分にバリェーションが効いているが)
「漆器の箱」
ジュブナイル化するなら「漆器の箱の秘密」かな。
まさにそういう感じのストーリー。
録音機ねたは当時は斬新で意表を突くものだったのであろう。

508 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/10/24(土) 19:16:22 ID:HbEE5kKT
「膚黒医師」
田舎町に住む地黒な医師の秘密とは?
「悪魔の手毬唄」の元ねたか??
「ユダヤの胸パッド」
ルパンV世のエピとかに脚色したら面白そうな一編。
なんかタイトルもそのまま使えそうだし(w
「悪夢の部屋」
サー・アーサーにしては非常に短い作品だが、
スリルが最高潮に達した時(大乱歩の「吸血鬼」冒頭を想起)の映画オチは
良し。
「五十年後」
犯罪は描かれるがこれはミステリではない。
就職のためカナダに向かう途中で奇禍にみまわれた青年のその後の数奇な
人生・・・
時が経過し過ぎたせいかリベンジの方向には向かわず、恋人や故郷への思慕、
ラブストーリーの成就へと向かう展開のため、後味は極めて良い。
長編読了後のような読み応えを感じさせ、
このボリュームでこのストーリーを書いてしまうサー・アーサーはやはり凄いと言わざるを得ないものあり。

509 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/10/25(日) 16:14:34 ID:nzuQ7i33
サー・アーサー・コナン・ドイル「四つの署名」を再読。
ホームズ作品4長編中では一番間を置いての再読である。
最高傑作と評されることが多い「バスカヴィルの犬」、
サー・アーサーのデビュー作にして記念すべきホームズ・シリーズ
第1作「緋色の研究」、第2部がハードボイルドタッチという異色作にして
最後の長編となる「恐怖の谷」、
それぞれに「最高」「最初」「最後」という冠を付したこれら3作品と比較して作品として地味な存在と言えなくもないが、
内容的に謎解きミステリとしての興趣が薄いのも難か。
一見、密室殺人かと思われたものは天窓の存在であっさりと解明されるし、
犯人当ての興趣は当初から存在しない。
従って、宝探しの面白さを絡めた犯行動機の解明と犯人追求が読ませどころと
なるわけだが、大都会ロンドンを舞台にした犬(ただし警察犬ではない)を
使った追跡、横溝御大の由利先生シリーズに影響を与えたかと思われる
クライマックスのテムズ河のランチによる追跡等々、
毒矢使いの土人まで登場し、冒険探偵小説としての面白さは今でも十分あり。
ホームズのコカイン中毒ぶり、ワトスンの婚約等、ファンに見落とせないエピもあり、後者の婚約エピはアンハッピーエンディングに仕立て直し、
後のアガサのスタイルズ荘や本邦の浜尾四郎の「殺人鬼」のラストへと
繋がった思われ、なにしろモースタン嬢がお宝をゲットし資産家に
なっていれば、ワトスンはプロポーズは断念していたのだから。
書斎整理に伴い短期間にホームズ4長編を久々に再読してみたが、
いずれも興趣に富むものあり、「ホームズ・シリーズにはミステリの全てがある」
という言もうなずけるものがあると思うた。
余談ながら、それなりの悪党とはいえ、ジョナサン・スモールと土人の従者
トンガの脱走後ロンドンに至るまでの冒険談は聞きたかった、否、
読みたかった気もする。

510 :名無しのオプ:2009/10/27(火) 16:41:12 ID:fHpA7yOz
書斎の独壇場だね。

511 :名無しのオプ:2009/10/27(火) 16:52:34 ID:tojr2XMP
誰も相手にしないだけだね。

512 :名無しのオプ:2009/10/28(水) 04:43:11 ID:l3cDvZMA
冷めた世の中になったもんです。

513 :名無しのオプ:2009/10/28(水) 06:53:15 ID:7TEBtvtF
同意。
孤軍奮闘する書斎を見習うべきだね。

514 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/10/31(土) 13:37:46 ID:RUE+1oDy
クレイグ・ライス「スイート・ホーム殺人事件」を読んだ。
今回は夏に刊行された新訳で楽しんだ。
作者を想起させる女流ミステリ作家の隣家で殺人事件発生、
なんと調査に乗り出したのは作家の3人の子供(2人の姉と弟)たちだった・・・
女性訳者による現代風にこなれた訳文が心地よい感あり、
特に最近はケッチャムあたりを読み耽った後に
こういう古き良きアメリカン・ミステリを読むのも一服の清涼剤としては
悪くない。
(現代アメリカを舞台にした場合、美形姉妹のエイプリイル(12歳)や
ダイナ(14歳)は性的対象として描かれてしまうのではないか。
それこそ弟のアーチーだってショタのターゲットになるかも。
まだ、そんなことが考えられない(少なくとも小説世界では)
40年代アメリカのお話なのである) 
無駄な描写が無くすいすい読ませ、アメリカ料理とでも称すべき食のシーンも
華やかで楽しいものあり。
ただし、子供たちの探索により明らかになる事件の真相は、ケッチャムが書いてもおかしくない程悲惨なものであり、他にも大人の世界の色事等々が、
かなり露骨に暴かれてゆくのだが、不思議に生々しさを感じさせないのは、
時代のせいもあって、あくまでメルヘンとして書かれているからであろう。
ゆえに、本作に関しては子供探偵団に出し抜かれ放しの警察がアホ過ぎとか、
子供たちが不法侵入等の違法行為し放題はけしからんといった批判等は野暮と
いうことになろうか。脇キャラでは、終始道化かと思いきや、ラストをばっちりと締める九人の子育てをしたことが自慢のオヘア巡査部長が良し。
クレイグの代表作と言われながら、カーステアズ一家が活躍する作品はこの
1作のみ、他のキャラではシリーズ作品も書いているだけに何とも惜しい
感あり。また、明快なストーリー、明るいタッチ、個性的なキャラ等、
映像化向きの作だと思うのだが、その手の話も聞かないのは何とも残念である。

515 :名無しのオプ:2009/11/01(日) 10:02:11 ID:2mz741Ik
読後感が消え失せて良スレになったね。

516 :読後感 ◆NQWAR.YQkg :2009/11/02(月) 00:28:01 ID:OOBDQHFO
「サイコブレイカー」セバスチャン・フィツェック(柏書房)

ベルリン郊外の精神病院に、巷を騒がせていた殺人鬼が突如現れた。
女医が浴室で変わり果てた姿となって発見され、更なる殺人が――。
猛吹雪で外に出られず電話も通じない。閉じ込められた者たちは
必死に生き残りを図るが……。
というカルテを読まされる学生たち。それを実験と称する教授の思惑は?

フィツェックの新作が何で話題になってないんだろうと思いつつ読んだが、
なるほど、本作は日本の読者が評価しやすい結構(次郎風)なのだ。
作中作となれば日本の読者はどうしても身構える。ハードルを設定する。
だから、結果として評価が辛くなってしまっているのだろう。

「治療島」は未読だが、確かに、今までの作品よりは落ちるかも知れない。
持ち前のテンポの良いサスペンス展開も今回は滑り気味だし、
事件を装飾している謎なぞもイマイチショボい(F以外)。
もう一捻り二捻り欲しい。

あとエレベーターのシーンはアンフェア疑惑が。

>>>464>>475
現時点で3つに搾るのはちょっと厳しいです……。

517 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/11/02(月) 01:18:55 ID:OOBDQHFO
「新・幻想と怪奇」(早川書房)

短編集。
さて、ジンカツだ。短めの話が多くて読みやすかった。
ベストは「スクリーンの陰に」(ロバート・ブロック)。
抒情性のあるロマンチックな好短編。
次点は「暗闇のかくれんぼ」(A・M・バレイジ)。単純な筋立てだが、
その率直さを買う。変に拡散させず真っ直ぐ迫ってくる恐怖。

他にも、「思考の匂い」(ロバート・シェクリイ)や「虎の尾」
(アラン・ナース)の着想、「ジェリー・マロイの供述」
(アンソニイ・バウチャー)や「ひとけのない道路」
(リチャード・ウィルスン)の不気味さ等が印象に残った。

以下は不満。
・「銅の鋺」(ジョージ・フィールディング・エリオット)は不相応。
・発表年はしっかり記載して。
・都築道夫って……。

518 :名無しのオプ:2009/11/02(月) 06:51:02 ID:fwS44dON
嫌がらせだな、ここまで来ると。

519 :名無しのオプ:2009/11/02(月) 07:05:39 ID:svmOk5Rj
おまえの書き込みが嫌がらせなんだよ。
バカは自分のことに気がつかない。書斎よw

520 :名無しのオプ:2009/11/02(月) 10:29:40 ID:JftlSTT/
読後感さん お待ちしてました
やはりベスト3はムリでしたか…
自分はデニス・ルヘインやサラ・ウォーターズなんかが好きです
スパイ物で何かオススメありますか?


書斎さんも今まで読んだベスト3があったらぜひお願いします

521 :名無しのオプ:2009/11/02(月) 12:20:34 ID:fwS44dON
個人メールでやれやクソが。

522 :名無しのオプ:2009/11/02(月) 12:24:50 ID:svmOk5Rj
書斎って全然「悠々と」してないんだなあw

523 :名無しのオプ:2009/11/03(火) 03:35:41 ID:sfzM1/c0
書斎さ〜ん。
>>521 さんが「>>520 さんにメアドを教えてやれ!」ってさ。

524 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/11/03(火) 08:12:01 ID:kdgB1ql1
実は俺もかねてから「六番目の男」を読みたいと思うているのだが、
いまだ入手出来ず、そこで久々にフランク・グルーバーの「コルト拳銃の謎」を読んでみた。
西部の無法者ジェッシー・ジェームズが愛用したコルト拳銃をめぐる事件
を描いたいわゆる軽ハードボイルド・ミステリである。
ハードボイルドとユーモア・ミステリと聞くと、水と油的に思うていたが、
本作を読むと、書き方によっては見事にマッチングするのがわかる。
しかも、ハメット風の会話主体の物語進行で描写を徹底して刈り込んだ
スタイル、主人公(ジョニーとサムのセールスマンコンビっていうか、
日本風に言えば香具師風な営業)も、
報酬目当てに見ず知らずの女からこれも見ず知らずの男を殴ることを
引き受けたり(これが冒頭)、曰く因縁付きの拳銃を横流しして金をせしめたり等々、陽性のキャラゆえにビビッドに感じさせないものの、
結構、悪な面もあり、これは後のネオハードボイルド的なんである。
正義の士ぺリイ・メイスン・シリーズで知られるガードナーをハードボイルド
系統の作家に入れることもあるが、文体、キャラ設定、そしてストーリー展開等、どれを見ても、グルーバーの方がはるかにハードボイルド作家と言い得るかと思う。
主人公のひとり、ジョニー・フレッチャーは正に営業マンの鏡的存在、
本作のラストも、ハードボイルドの主人公らしいと共に
やり手らしい割り切りぶりが印象的である。
今なら、仕事とはいえ男の2人旅は「うほっ」疑惑を匂わされたりするが、
そんな懸念無き、
古き良き40年代初期に書かれたグルーバーミステリの代表作である。
小西宏氏(なんと一橋大学院卒だ!)の江戸弁風の軽快な訳文も快調そのもの
であり、一気読みを加速させるものあり。

525 :名無しのオプ:2009/11/03(火) 13:44:49 ID:Pm1rgAw8
さすが論考の切れ味は鋭いなあ。某三流ライターは百回熟読すること。

526 :名無しのオプ:2009/11/03(火) 13:48:49 ID:v6rS59Zz
どこが鋭いのかは絶対に指摘しないw

527 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/11/05(木) 20:23:47 ID:mcws9aoF
「ミスター・ディアボロ」アントニー・レジューン(扶桑社)

夜のキャンパスで夕食を取っていたとある学会の面々。
話が現地に伝わる怪談に及んでいた時、中庭に謎の人影が。
シルクハットを被りマントをなびかせるその人物こそかつて
“悪魔の小道”で姿を消したという怪人ミスター・ディアボロであった。
怪人を追う面々を嘲笑うかのようにミスター・ディアボロは
またしても“悪魔の小道”で姿を消してしまう。そして同じ夜、
目撃者の一人が密室で殺された。現場に居合わせた外務官僚アリステアは
かつての上司アーサーに助力を乞い事件に立ち向かう。

最初ロースンかと思ったら、冒険ものスパイものの書き手が
一作だけものした本格ミステリだそうで、
「そういうものは必ずいいんです」(by乱歩)。

個々のトリックを分析してしまえば前例に突き当たるけれども、
この作者が巧いのは組み合わせの妙によってオリジナリティ
を出しているところ。だから違和感なく読んでいける。伏線の張りも良い。

訳者お約束の全作解説を読むと他のも読みたくなった。
扶桑社の目の付けどころはユニークだね。

528 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/11/07(土) 11:17:39 ID:IFZQfZz3
カーター・ディクスン「赤後家の殺人」を読了。
「部屋」が「人」を殺すのか?
謎の設定だけは魅力的ながら「つまらない」という感は変わらずといった
ところか。
本作を評価するレスもあるが、評価基準不明な誤った言と言い得る。
怪奇性が濃いと評されることが多い作だが、それは第一の殺人が発生する
100頁弱程度(第4章)までのことであり、(宇野氏(以下「うの」と略す)
の名調子による訳文もあって、ここまでは怪奇なムードでサスペンスフルに
読ませる)、作中で怪談話ではない旨が繰り返し述べられているとおり、
以後は合理的な解決を目指した推理が展開される。
だが、展開から見て声の成り代わりは予想出来る範囲であり、
ジョンらしい破天荒ぶりも無い密室殺人のトリックにはがっくりさせられる。
これならマスターズの糸を使用した名探偵コナン風な糸を使用した外れ推理の
方がまだ面白さがあるし、後年の魔女藁や墓場貸のようなトンデモの方が、
あざとい魅力があると言えるかも。
そして、後出し(ガイシャの歯医者通い等)の手がかりが多いのは
本格ミステリとしては大いに問題有り。
また、早業による偽装トリック
(ジョンがヒントにしたと思われるザングウィル作品よりは実行可能性が高いだろうが)も、
名探偵(しかも医師免許あり)ヘンリー卿の目前では無理有り過ぎか。
毒舌十八番なヘンリー卿が本作では、ややおとなしめなのも物足りないものが
あるし、その推理は辻褄合わせに過ぎなく見えるのもつまらん・・・
しかし、大乱歩は何でこんな作を高評価したのだろうか、雰囲気ゆえか。

529 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/11/08(日) 10:55:29 ID:Q/SNNJpo
フランク・グルーバー「ゴースト・タウンの謎」を読んだ。
西部小説得意な作家がOK牧場の決闘でおなじみトゥームストン近郊の
ゴーストタウンの鉱山をメーンな舞台とした作であり、
「コルト拳銃の謎」(これはグルーバーのミステリ作品中の
最高傑作との話もある)が意外に楽しめ、
何年か前に読んだ「フランス鍵の謎」(ジョニー&サム・シリーズ第1作)
も悪くはなかった記憶があるので、期待して手にしたのだが・・・
会話主体の短い作にもかかわらず、人物がごちゃごちゃし過ぎだし、
折角、西部史の名舞台を背景にしながら、「コルト拳銃・・・」のように史実が
濃密に事件に絡んで来ず、銀鉱巡る争闘に終始するのも残念だ。
広大な北米大陸でご都合な主義な出会いの展開が多いのが目立ち過ぎ、
ミステリとして興を甚だしく殺ぐものあり、
むしろ読ませどころは、後半の鉱山に閉じ込められたジョニー&サムコンビの
脱出劇、これに続く西部劇まがいのガンファイト等の冒険アクションで
あろうか。

530 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/11/08(日) 10:56:18 ID:Q/SNNJpo
クレイグ・ライス「大はずれ殺人事件」を読んだ。
前に紹介した日本でわりと人気があるノンキャラ作品
「スイートホーム殺人事件」よりも、謎解きミステリとしてはマローン弁護士とジェイク&ヘレン夫妻を主人公にしたシリーズものの代表作である本作の方が高い評価もあり。
なるへそ、「スイート・・・」がホームドラマ的に女流ミステリ作家一家の
軽快な日常風景描写からスタートするのに対して、
大人ばかりの世界である本作は序盤から群衆の中の殺人、
これに関連した殺人宣言とコテコテのミステリ展開である。
舞台はウィンディ・シティのシカゴ
(奇しくも最近読んだ作ではフランク・グルーバーの「コルト拳銃の謎」も
同じ舞台、繰り返しその寒さが強調されるシーンがあったけ。
他にも、フレドリック・ブラウンの傑作人情噺風ミステリ「シカゴ・ブルース」
も忘れ難い)。
登場人物の考えオチの洒落た掛け合い、
終盤はカーアクションとガンファイト(?)ありと、
いかにもアメリカン・ミステリという感もあるが、
実は「スイートホーム・・・」と同様に連続殺人の真相はダークでヘビーな
ものである。
クレイグはロスマクならアメリカ有産階級の悲劇風に展開するところを
コージー・ミステリ風にライトなタッチで書ききっているのである。
フェアなフーダニットと言うには程遠い(後出しの事実が多数)ものの、
ミステリとしては、それなりに楽しめはする出来にはなっているとは言い得る。

531 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/11/09(月) 01:27:25 ID:p+tNn61j
「グラーグ57」トム・ロブ・スミス(新潮社)

あれから3年。
フルシチョフは突如スターリン批判を発表し、ソ連国内は騒然とする。
かつての捜査官やその協力者たちにヴァリと呼ばれる犯罪組織の手が伸び、
その標的の中には、養女との関係に悩むレオも含まれていた……。

続編なんて要らねえよ、秋。
こんなKYってあるか?
これだから資本主義の豚どもは……と思って読み出す。

結論から言うと面白かった。
前作同様サクサク読めるし、次々に思惑が外れていく緊迫感もGood!
上巻の終わりなんて身悶えする惹き具合(笑)。
そして読み進む内に本作は主人公のけじめの物語だと気付く。
綺麗事でない、敢えて続きを書くことの必要性を感じさせられた。

そうなると各キャラクターの葛藤や困惑が俄然伝わってくる。
特にヒロインの造型は絶妙で、ここに作者の筆力の高さ、
更には誠実さを感じた。前作の流れをしっかりと引き受けている。
これが並の作家なら、やり過ぎてしまうだろう。

ただ、本作で表現されている家族には些か疑問を覚える。
ここは前作を引き受けていない。
あと、あの人の扱いは気の毒。

いやはや共産圏が舞台のミステリーは業を感じられて読み応えがあるな。
スタインハウアーの続刊を頼むぞ文春。

532 :名無しのオプ:2009/11/12(木) 12:45:12 ID:b3dZlupP
書斎に比べて読後感のうすっぺらいこと。

533 :名無しのオプ:2009/11/12(木) 13:13:39 ID:6X6R7vsZ
ここでうさを晴らすなよw


534 :名無しのオプ:2009/11/12(木) 16:49:24 ID:gDsAGzS0
読後感は確かに薄っぺらいが、それでも中身があるだけ書斎よりマシ。

書斎の書き込みは、いい加減な出まかせか他所からのパクりのどちらか
だから中身はゼロ。というか、はっきり言ってマイナスだ。

535 :名無しのオプ:2009/11/12(木) 16:59:01 ID:Iqw5AdU/
評論家気取りの感想なんて必要ないんだよ、書斎。
おまけに名無しの自演。ホントにただのバカ。

536 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/11/12(木) 23:34:20 ID:C5uoeF3f
「ブリムストーンの激突」ロバート・B・パーカー(早川書房)

運命の女アリーを捜して西部を行くコールとヒッチの2人。
行き着いた町で到頭見付けたアリーは変わり果てた姿になっていた。
彼女を連れてブリムストーンという賑やかな町を訪れた2人は
そこで保安官助手の仕事に就く。
そこでは酒場をオーナーパイクと酒場を悪と断罪する
ブラザー・パーシヴァルとが対立していた。
そんな中、インディアンの仕業と思われる事件が頻発し、
2人は捜索を開始するが……。

発表も邦訳もペース早いなおい。原書が出たの今年だぜ?
作者も訳者も年だから焦ってんのかな?
早川はこのスピードの半分でも他に振り向けてくれればなあ。
アルテなんか結局年1のままっになるぽいし……。

閑話休題。
相変わらず、根暗なガンマンコンビが淡々と話しながら撃つ話。
特に意外性とか捻りもなく、そのまんまな感じ。予想通りのことが起き、
予想通りに対処される。主役のテレビ時代劇的強さも変わらず。
読み終った感触では一段落着いた模様なので、三部作てことになるのかも。

それにしてもアリー。“娼婦でない女”という西部劇ならではの
ステータスを持って登場したのに3作目で最下層に転落とは。
流石のパーカーもこの時代ではビッチを祭り上げられなかったか。
現代ならジェンみたいになれたのにね。あ、
アリーはルックスとセックスしか取り柄がないからどの道無理か。

ま、そもそも、スーザンの貞淑さの皺寄せとして
こいつらの無茶苦茶ぶりがあるんだと思う。
あっちで我慢してこっちで発散というか。

537 :名無しのオプ:2009/11/13(金) 06:22:17 ID:xhy1whkh
ムックライターあたりを軽く凌駕する書斎の論考がわからないとは知的レベルが知れるわな。

538 :名無しのオプ:2009/11/13(金) 06:29:26 ID:IORhjyUe
自演でほめる悲しさよw

539 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/11/14(土) 14:55:23 ID:UmaxJ+wo
フランク・グルーバー「探偵 人間百貨事典」を読んだ。
これはある意味貴重品。
同じ作者のジョニー&サムものと異なり、ポケミスからも創元推理文庫からも
スルーされた人間百貨事典こと超絶セールスマン(ちゅーか、訳文にもある
とおり香具師)オリヴァー・クエイド登場作品である。
クエイドはジョニー・フレッチャーの商才溢れる頭脳とサム・クラッグの
腕っ節(肉体)を兼ね備えたようなキャラであり、
「自分の面倒は自分でみる男」である巨漢の相棒チャーリー・ボストンの
影が薄い感じがあるのが、掛け合いの面白さという点では残念かな。
全話講評いってみよう!!
「鷲の巣荘殺人事件」
相棒のボストンは登場せず、クエイドが百貨事典のセールスに立ち寄った
コテージでのエピ。
滞在客のひとりが殺されたうえに、逃亡中のギャング団まで乱入する急展開、
意外な犯人(好青年)、クエイドの博学(化学)ぶりを活かしたハードボイルドらしい非情のギャング団始末等・・・短めの作ながら読ませどころを心得た
展開で楽しめるものあり。
「ドッグ・ショー殺人事件」
ドッグ・ショー会場で発生した地元名家御曹司殺人事件に巻き込まれた
クエイド&ボストンコンビ。事件の真相はハメットよりもチャンドラー風
(過去ある女の犯罪)なのが、ちと面白い。
特筆すべきものはないものの、軽快なテンポで一気読みさせる。

540 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/11/14(土) 14:57:36 ID:UmaxJ+wo
「不時着」
飛行機事故でスタート、遭難パニック小説?と思わせる出だしだが、
クエイドたちが登場後は謎解きミステリ展開へ。
逃亡中の強盗2人組も乱入し、サスペンスフルな展開となり、
最後にはわりと巧みでスケールが大きい犯罪計画(故意の墜落事故等)が
明らかになる面白い作だ。
「州博覧会殺人事件」
経営不振な出版社をめぐる法律ネタが光る作。
相変わらずなクエイドの歴史薀蓄等がたっぷり楽しめる作でもある。
「漫画映画殺人事件」
漫画映画の犬の吹替に抜擢されたクエイド(お前は山ちゃんか(w )
舞台がハリウッド、競争相手のNYの私立探偵も登場し、
いかにもアメリカン・ミステリらしい軽快な心地良さ、
これも最後に法律ネタ(著作権に関する契約の有効性)が炸裂する一編で
面白く読める。

541 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/11/14(土) 23:31:22 ID:dcLnIEi5
「さよならを告げた夜」マイクル・コリータ(早川書房)

間男を殴って警察をクビになった私立探偵リンカーンのもとに、
息子の死の真相と消えたその妻と娘の行方を突き止めて欲しいという
老人がやってきた。
リンカーンとパートナーのジョーは調査を開始するが、事件の背景には
地元の大立者とロシア系マフィアの影が浮かび上がってくる……。

21歳で書いたってんだから凄いね。ムカつく。
内容も割としっかりしている。
ただ、そんな冒険はしてないね。フォーマットに則って書いてる感じ。
終盤の「ためのサプライズ」など爪の甘さもある。

でも、21歳だからね。上出来でしょう。

542 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/11/14(土) 23:59:08 ID:dcLnIEi5
「氷姫 エリカ&パトリック事件簿」カミラ・レックバリ(集英社)

のどかな湊町で女性が浴槽で氷漬けになって殺される
という事件が発生。
被害者の幼馴染みであった作家のエリカは、彼女の両親に頼まれて
彼女の記事を書くことに。
遺族について向かった地元の警察署でこれまた幼馴染みの刑事
パトリックに再会したエリカは、男らしく成長した彼に
胸の高鳴りを覚えつつ彼と協力して被害者に何が起きていたのかを
探っていくことに――。

今熱いスウェーデンミステリーの新シリーズ。
最初は地味でなあ。主人公の人間関係のこととかをつらつらと。
でもヒーローと運命の出逢いをしてからはページを繰り易くなった。
伏線を張ってみたり、謎を小出しに設定してみたりと
中々ミステリーを頑張っているし、全体のプロットも凝っていて良い。
酔っ払いに優しいのもGJ!w。

ただネックなのは長さ。600弱はいけません。
敢えて言おう、悪であると!
必要性が無いし、その上細かい齟齬があるとなると……。

具体的には、
・過去の設定に無理がある
・第2の事件について何故まずあれを疑わない?
・(メル欄)何故バラす?
・犯人に直結する伏線が不自然(あんな間違いしないだろJK)

まあ、それらを全部含めた上でもミレニアムよりは大分マシ。
あと訳者は「〜」使うな。キモイから。

543 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/11/15(日) 19:57:36 ID:FoPmRlLB
テリイ・サザーン「キャンディ」を読んだ。
俺はポルノグラフィーは殆ど読まないが、
(文学のカテゴリーにあるサドの「悪徳の栄え」「ソドム百二十日」あたりは
別だろうが)
美形のパープリン、妙に生真面目で素直なところがあるJDキャンディの
性的冒険をファンタジックに描いた作としてコンパクトに纏まっており
まずまず楽しめた作であった。
今読むとどうってこともないが、刊行当時なら十分に刺激的なセックス描写が
多くあり、英語圏でベストセラーになったと同時に非難も受け、
日本でもわりと良く売れたというのは理解出来るものあり。
また、作者は映画「イージー・ライダー」のライターだけあって、
60年代ヒッピー風俗、反体制的ムードが満載の作であり、
今読むと時代を感じさせるものがあって、かえって面白いかもなー。
とにかくラストのキャンディ&仏陀像&行者(なぜかパパ)の近親相姦もあり
3P(?)はすご過ぎ。マジでブディストは怒るっしょ。

544 :名無しのオプ:2009/11/15(日) 21:21:54 ID:CGeSbevF
読後感は偉そうに訳者に文句を言うな。何様のつもりだよ。

545 :名無しのオプ:2009/11/15(日) 21:30:45 ID:k+GQuL+A
>>544
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1227466232/699-702
699 名前: 名無しのオプ [sage] 投稿日: 2009/11/09(月) 23:05:15 ID:+mEpfZs6
コテハン批判はコテハンでお願いします

700 名前: 名無しのオプ 投稿日: 2009/11/14(土) 06:45:28 ID:ksJBSvA6
その通りだな

702 名前: 名無しのオプ 投稿日: 2009/11/15(日) 14:49:32 ID:0qgUbDOI
>>699
同意

546 :名無しのオプ:2009/11/15(日) 22:51:05 ID:KmyVu1L4
書斎魔神ぐらいで怒ってたら他の板のクソコテどうすんだよ
キャラも立ってないのに無理やり目立とうとしていて可哀想なんだぞ
興味がない話題でも伸びてるスレには顔を出して会話に加わろうとして痛々しいんだぞ
名無しにしたら誰が誰だか全く区別がつかないんだぞ
実況+にいっぱいいるんだぞ、ビックリしたぞ

547 :名無しのオプ:2009/11/15(日) 22:56:23 ID:+ZqMFejk
犬の力を騒ぐほどじゃないとかいっちゃう時点で読後感はありえないなw

548 :名無しのオプ:2009/11/17(火) 09:44:19 ID:8lH7GqRT
読後感は完全に読書報告をする立場じゃないんだよね。

549 :名無しのオプ:2009/11/17(火) 10:49:30 ID:v/z4YJd8
書斎の一人合点に比べればはるかにマシ。

550 :名無しのオプ:2009/11/19(木) 15:24:37 ID:Pxfy5PHt
二大巨頭のファンが互いに罵り合っていますね
仲良くいきましょうよ

551 :名無しのオプ:2009/11/19(木) 16:56:31 ID:jzhm6lQC
虚頭ね。

552 :名無しのオプ:2009/11/19(木) 17:19:07 ID:LOC71j2f
>>550
巨頭。書斎は本気にするぞw

553 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/11/21(土) 15:24:45 ID:Vfh8hJqC
アガサ・クリスティー「死者のあやまち」を読んだ。
エルキュールものでも非常にマイナーな作ながら、
期待していなかっただけに意外な面白さ。田村隆一氏の手馴れた軽快な訳文も良し。
アガサを想起させるおなじみの女流ミステリ作家オリヴァ夫人書き下ろしに
よるカントリー・ハウスのパーティの余興(殺人ゲーム)に招かれたポワロ、
夫人の不吉な予感どおりマジな殺しが発生してまう・・・
前半は登場人物が多くて煩雑な感を受けるが、事件発生と共にこの辺が
詠み易く明解に整理されてゆくのは、さすがはアガサの感あり、
アガサ作品にありがちな安いメロドラマ、ロマンスの類や料理薀蓄等が
強調されないのも良し。
終盤のこれでもか、これでもかといった意表を突いた謎解きが面白過ぎるかも。
当時の英国の戸籍制度等は知らぬが、大戦後の混乱にまぎれて何でもありと
いうわけでもなかろうに。
しかしながら、意外な犯人、アクロバティックなトリック、キャラ立ち等、
コンパクトにアガサ作品の魅力が凝縮された作とは言い得、
犯人やトリックを明記して深く論じられないのが残念だ。
序盤のポワロと絡む超脇キャラと思われに要注意とまでしか書けないお・・・
作中でポワロがヘスティングスを懐かしむシーン(もう何年も会っていないとのこと)はアガサオタならずとも感慨深いものありかも。

554 :名無しのオプ:2009/11/22(日) 08:02:13 ID:eWuq1vBo
『夜明けのメイジー』J・ウィンスピア

カバーイラストが少女漫画風だし、ロマンス系じゃね?と敬遠してたけど
以前どっかのスレで見て気になってたので読んでみた。
元従軍看護師の女探偵と従軍医師とのロマンスの思い出がところどころで語られるので
あ〜よくある戦場に咲いた恋ってやつか?と思ったけど
ヒロインにはロマンチックな甘さがなくストイック。
淡々としているのにどこか悲壮感もあり、きっと死に別れちゃったんだなー、
だから必死に生きてきたのかなーとつい応援したくなる。
人生経験を活かして探偵活動に励む部分はけっこう斬新なんだけど
ラストを読んだらミステリ部分のことはすっ飛んだ。戦争って・・・(´;ω;`)

ロマンチックサスペンスなんかクソだろjk…と思ってる人も読んでみてソンはない。
これは続編も出てるけど翻訳されてないらしい。マジありえない。

555 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/11/22(日) 16:36:12 ID:4w1nu1TB
アガサ・クリスティー「象は忘れない」を読んだ。
アシベの解説にもあるとおり、ポワロ最後の事件となる「カーテン」が
以前に書き置かれたものであることから、書き下ろしによる実質ポワロ最後の事件とも言い得る作。
過去の心中事件に隠された謎を追うポワロ・・・
前半ではオリヴァ夫人が聞き込みに回るなど大活躍、
一瞬、本作でいよいよ彼女が探偵役かと思わせるような展開である。
しかし、双子の姉妹(姉はキティ)という設定、噛みついた犬のエピ、
これで事件の真相は見えた感あり、ミステリではオールドなネタゆえ、
アガサならもう一捻りして欲しかったものである。
現在進行形の事件でないためビビッドなスリルは欠き地味だし、
本格ミステリとして見ると、あまりに後出しの重要事実が多過ぎ、
(ハードボイルドや警察小説なら調査で判明でOKなのだろうが)
海外絡みのエピ(マラヤ等)は出てくるものの、舞台は殆ど英国内(スイス少々)
往年の作の如き、観光小説的魅力も無い。
マエストロアガサの衰えを痛感させられる甚だ芳しくない出来栄えと
言わざるを得ないのが残念だ。
たまたま前に紹介した「死者のあやまち」でも気にかかった点だが、
今読むと、精神障害に関する際どい記述が多いように見えるが、
時代性と世界的な作家の著作とはいえ、これいいのかね?

556 :名無しのオプ:2009/11/23(月) 15:52:45 ID:T08GU0VQ
553 名前: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w 投稿日: 2009/11/21(土) 15:24:45 ID:Vfh8hJqC
アガサ・クリスティー「死者のあやまち」を読んだ。

555 名前: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w 投稿日: 2009/11/22(日) 16:36:12 ID:4w1nu1TB
アガサ・クリスティー「象は忘れない」を読んだ。

同じ所からパクってるのがバレバレだっての

557 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/11/23(月) 16:29:40 ID:5PzY8lwU
アガサ・クリスティー「死との約束」を読んだ。
タイラントの如く一家を牛耳っていた資産家未亡人(後妻)が殺害され、
家族の誰もが動機を持っていた・・・
老若2人の精神科医がメーンキャラとして登場するという、
またしてもおなじみ精神病ネタあり、女史は余程この方面の話題に興趣が
深かったのであろう。
ミステリの女王の作とはいえ、このぐらいマイナーになると、
「ローマン・ホリディ」の意を初めて知ったのは本作だったという記憶ぐらい
しかなかったが、
エルサレムを舞台にしたアガサ中東もの中の1作で、この著名な女流ミステリ作家の嫌いな女性像が覗い見えるのが面白い。
そしてこれらのキャラは物語的に見事にあぼーんされるという次第。
犯人の意外性は十分、一応の伏線もあるものの、フェアな本格推理とは
言い難いうえに、動機の詳細は全く語られないため「小説」として問題があるとも言え、逝ってよし!作品とは言わぬまでも、読んでも読まなくてもよい作
とは言い得る。
関係者に対するポワロの尋問が開始される後半からは、舞台も固定され、
風景描写も少なくなってしまうため観光小説として魅力がダウンしてまうのも
残念な点だ。

558 :名無しのオプ:2009/11/23(月) 19:45:15 ID:YHJDQuoV
>>556
こういう意見も出てる↓
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/8993/1258290108/60-61

559 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/11/25(水) 17:31:20 ID:r3ACts7B
「水時計」ジム・ケリー(東京創元社)

イギリスの片田舎で、死体の入った車が川から引き上げられるという
事件が発生する。地元の新聞記者ドライデンは取材に向かうが、
被害者の身元が明らかにならない内に、第2の死体が発見される。
今度の場所は大聖堂の屋根の上。しかも死体は白骨状態であった。

2つの事件を追うドライデンに何者かの手が伸びる!

あのコメディ俳優がミステリーを書いたと聞いて(ry

あまり買わない。ジ・ミ・ダ・ネ♪
上記2つの他にも、教会の破壊活動とか、学校の破壊活動とか、
過去の強盗事件とか、ドライデン自身の事件とか様々な事件が絡んだ
モジュラー型かと思いきや本格ぽさもあり、足を使うタイプか
と思いきや頭も使いといった風で盛り沢山な気もするのだけれど、
イマイチ盛り上がらない。全体的に薄暗いムードが漂っている。

やっぱりいくら田舎とは言え、繋がりがあざといっていうのがあるな。
主人公が拗ね者で好きになれないせいもあるかな。
まあ、ブンヤなんてこんなもんだろうが。

これが英国の現代本格という位置付けなんだろうか。
寂しい時代になった。

560 :名無しのオプ:2009/11/25(水) 22:12:06 ID:2cXIQQIP
>>559
気にはなってたけど探偵役が記者ってとこで二の足踏んでた。
地味で薄暗い話が好きなので読んでみる。

561 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/11/27(金) 23:24:42 ID:pvPPFlOo
「無頼船長トラップ」ブライアン・キャスリン(早川書房)

第2次世界大戦下の地中海マルタ島。
現地で内勤に就いていた英国海軍のミラー大尉は提督の命令を受け、
とある民間船を使ったゲリラ作戦に携わることになる。しかしその船は
どうしようもない程のおんぼろで、乗組員は船長のトラップを始め
怪しげな男ばかり。金と法を盾に何とか協力を取り付けたものの、
ミラーは副長に任命されてしまう。果たして彼らの運命は――!?

無頼船、無頼船、無頼船船せ船船レツゴー!
ゴロツキだらけのボロ船が隠し持った大砲で独伊と戦う話。
中々型破りで面白い筋書き。英国軍人でありながら愛国心より
金儲けのトラップや、某脱獄ドラマにいるようなぶっ飛んだ
DQN乗組員などキャラクターも面白い。

ただ、個々のエピソードをもう少し作り込んで欲しかった。
通してみるとパンチが弱い。この設定自体がファンタジーなのだから、
もっとはっちゃけて良かったと思う。

それから日本版みたく紅一点のピチピチギャルがいないのが残念だが、
2作目以降には出てるのかしらん?

562 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/11/28(土) 16:38:42 ID:bX1Y7puQ
アガサ・クリスティー「ゼロ時間へ」を読んだ。
作者の自選ベスト10、
本邦のおけるクリスティーファンのアンケートベスト10、
両方にランクインした作(6作中の1作)であり、
ノンキャラ作品だと「そして誰も・・・」に次ぐ知名度・人気度と
思われ、HM文庫創刊後初期に刊行され版を重ね、現在では新訳されている。
これだけ条件が揃えば、仰天な面白いミステリであって当然と思われるが・・・
今回、新訳を読んだ限りでも、それほどの作とは思えず。
本来のミステリの開始時点(殺人発生時点=ゼロ時間)へ向かって物語が
進行してゆくという趣向の面白さはあるものの、
それのみに終始したという感がある作で、高い評価には疑問を呈さざるを得ないものあり。
特に「泳いで戻れな」ジョン風の力業的トリック、
手がかりがレッド・へリングならぬ腐った魚、
偶然の目撃(?)と出会い、ここから進展するするいささか強引とも
見えるラストの安いメロドラ展開・・・はなはだ頂けないものが多過ぎるのだ。
謎解きミステリにもかかわらず、超脇キャラながら、
序盤に千里眼のナースが極当たり前のように登場したりするのが、
(桜庭かお(w )
怪奇小説本場英国作品らしく、自身も書くアガサらしくも感じられ面白い
程度か。
まあ、作者やオタは「趣向」を好むのであろうが、
一般では逝ってよし級の作とは言い得るわな。

563 :名無しのオプ:2009/11/28(土) 16:57:56 ID:wdyUsVqG
評論家気取りのパクリの帝王。

564 :名無しのオプ:2009/11/28(土) 19:53:29 ID:efi6b19V
つか今ごろ読んだのか、というべきだよ。
こいつクリスティースレで何を言ってたのかもう忘れてやがるw

565 :名無しのオプ:2009/11/29(日) 14:29:01 ID:RAjnkzf8
てかクリスティーって何度も読まない?
自分は厨房の頃から何度も読み返してる

566 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/11/29(日) 15:43:49 ID:jPDdDZ69
「騎士の盃」カーター・ディクスン(早川書房)

若い貴婦人の依頼を受けてサセックスにやってきたマスターズ警部。
幽霊が出るという館で深夜金庫に入れていた盃が動かされたというのだ。
現場は密室。仮に泥棒だとしたら、盗むでもなく動かすことの目的は?
乗り気でないマスターズは偶々近所で隠居生活を送っていた
ヘンリー・メリヴェール卿を担ぎ出そうとするのだが――。

H・M卿最後の事件。
凶悪な連続殺人事件という訳ではなく、呑気なドタバタが続く。
ディクスンは最後を意識してユーモアに徹したのかな。
密室トリックは流石の独創性を誇っているものの、然程込み入った
プロットではなく、お約束のノリを楽しむのが一番か。
コメディのネタが大分解りやすくなっているなと思った。

47ページについて、時間までは言ってなくね?

>>520
亀ですが、以前にも書いたように「消されかけた男」や
「パンドラ抹殺文書」などがお奨めです。

567 :名無しのオプ:2009/11/29(日) 16:09:16 ID:KXi0DrF2


そういえば20位はフロム・ヘルっぽいけど漫画ランクインは初めて?

568 :名無しのオプ:2009/11/29(日) 16:10:31 ID:KXi0DrF2
すみません誤爆ですorz

569 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/11/29(日) 20:55:47 ID:NZT/usPY
656 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/11/29(日) 16:01:31 ID:NZT/usPY
エドワード・D・ホック「サム・ホーソーンの事件簿Y」を遂に読了して
しまった。涙の全話講評逝ってみようか!!
最終巻ゆえ、ネタばれには最大限の注意を払って執筆したので、
各人、安堵して読め!!
・「幽霊が出る病院の謎」
俺好みな怪奇探偵小説仕立てな一編。
(余談ながらエルの傑作「オランダ靴の秘密」は同じく病院を舞台にしながらこの志向性が無いのが、個人的に唯一の不満点だと言い得る)
序盤でインフルエンザねた(季節性だが)が出てくるのが、
妙にタイムリーなのはおもろい感じ。
・「旅人の話の謎」
レズビアンが平然と出て来る展開(サムたちもさほど驚かない)に、
このシリーズ世界における時代の流れを感じさせるものあり。
ただし、舞台が2次大戦中ということを思うと、執筆時点の方を着目すべき
であろう。ストーリーは偶然性が強過ぎて、つまらなくはないが今ひとつか。
・「巨大ノスリの謎」
ノスリとは何か?これも読んでのお楽しみにしておきまっしょ。
(頑張っていきまっしょ!(w )
ジョン風の正に力業殺人トリックをどう評価するかだな。
・「中断された降霊会の謎」
これもジョン風のオカルトねたとトリックと言い得る。
エル風のスマートな作風にジョン風のトンデモトリックが短編に集約
されているのが、E・Dの魅力だと再確認させられる。

570 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/11/29(日) 20:57:08 ID:NZT/usPY
657 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/11/29(日) 16:02:17 ID:NZT/usPY
・「対立候補が持つ丸太小屋の謎」
猿という小道具(?)の使い方が巧い一編。
・「黒修道院の謎」
道徳主義者はサムの最後の判断をどう見るかでしょ。
ご都合主義が強い展開のため、今ひとつ乗れない感あり。
・「秘密の通路の謎」
明記どころか、明確な示唆さえ無いものの、
殺人にまで至った動機は、実はやられちゃったのでは、
と思わせる深読み出来る作としておもろい。
・「悪魔の果樹園の謎」
ジョンちゅーか、サー・アーサーも書きそうなトリックの作や。
騙すに無理有り過ぎな展開だが、戯曲も好きな文学オタな俺としては
ワイルダーの「わが町」まで読んでるらしいE・Dに感心。
・「羊飼いの指輪の謎」
かなりダイナミックなトリックの怪奇探偵小説で面白い。
○○○(ひらがな文字及びカナ文字で3字)は恐いという言を実感させる。
・「自殺者が好む別荘の謎」
何で自宅でなくサムの別荘で?
という点に合理的な説明が困難な作であり、ミステリとしては弱いのが難。
・「夏の雪だるまの謎」
牧歌的なタイトルだし、まさか、サム・シリーズでジャック・ケッチャム世界張りな動機を読むことになろうとは・・・
初期の昔話風の語りの世界(これが好きだった)からは
遠くに来てしまった感あり。
・「秘密の患者の謎」
シリーズフィナーレは時代背景をもろに反映したようなエスピオナージ風
な作や。「兄を北アフリカ戦線で亡くしていた」の記述で俺には全てが読めたよ。

571 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/11/29(日) 20:58:03 ID:NZT/usPY
658 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/11/29(日) 16:04:07 ID:NZT/usPY
全体を通じての講評
・前巻から見え始めていた傾向だが、とにかく最終作に至るまで
戦争の影が濃厚に漂う最終巻であった。
日本で愛読されていた点に配慮したのか、露骨な日本及び日本人に対する
非難・批判が無いのが救いと言えば救いか。
前記したとおり、初期作のような昔話風のまったり感は無くなっている。
・訳者は同じなのに「御神酒」(「自殺者が好む別荘の謎」で一時的にこの訳が復活しているが)が「酒」となっているのは、原文における作風の変化を反映したものだろうか?
意訳し過ぎという批判もあろうが、お気に入りの「訳」だっただけに
ちと残念だ。
追記
訳者の言に「これからは『サイモン・アークの事件簿』シリーズのほうを応援していただければ幸いである」とあるから、
今後はストック豊富なサイモン・シリーズが刊行されてゆくと思われだ。
サム・シリーズは俺が贋作でも書くしかないのか・・・

572 :名無しのオプ:2009/11/29(日) 21:30:03 ID:uXd4pcUg
アンカーだけでいいのに…
バカはコピペに慣れてるからなあw

573 :名無しのオプ:2009/11/29(日) 22:38:38 ID:GIEJZoPS
>>565
ところが書斎は
「今さら初読じゃないんだぞ!再読なんだぞ!」
と強調するのが常。
それをしないのだから初読…
おっと読んだフリだったかw

574 :名無しのオプ:2009/11/30(月) 03:08:51 ID:7Ca3og5B
>>572
っていうか、ヤツは他人への嫌がらせの為にコピペをしているんだよ。
この569-571のレスで、元のレスのアンカーを書くのではなく
元のレスをそのままコピペしているのがその証拠だよ。

575 :名無しのオプ:2009/11/30(月) 13:57:10 ID:IIgmNF9p
全話講評がいい読書ガイドになるね。

576 :名無しのオプ:2009/12/01(火) 01:10:55 ID:gr5b+2Bh
>>575は書き間違いなので訂正します。

全話講評したふりのパクリのコピぺがスレへの酷い嫌がらせになるね。

577 :名無しのオプ:2009/12/01(火) 01:17:08 ID:JKkEichO
人間、こんな読み方するようになったらお終いだな
俺はこうはならないようにしよう

というように反面教師としてはいいガイドになるよ>馬の感想文

578 :名無しのオプ:2009/12/01(火) 12:48:24 ID:bOfiAgjP
まあ、読んでないんだがw



話は変わるが、ウィリアム・カッツの『コパーヘッド』を20年振り位に
再読した。
初読の時はあんまりな決着の付け方に正直怒りを感じたんだが、これが
もし作者なりのある種のメッセージ込みでの結末なら、評価は180度
変わるなあ。
詳細に触れるとネタバレになるんで、わかりにくくてスマン

579 :名無しのオプ:2009/12/02(水) 19:19:54 ID:03AkhZlg
書斎はきちんと読み込んでいる。読まないで書ける文章じゃないんだよ。

580 :名無しのオプ:2009/12/02(水) 19:21:49 ID:CDSaFSvB
パクればいいだけ。

581 :名無しのオプ:2009/12/02(水) 20:34:48 ID:kgMPH4Ul
書斎のは「あらすじだけ読んで書いた感想文」だから、本自体は
読まなくても、ちょっと検索すれば誰でも書けるわな。

読まずに論評、読まずにランキングの常習者なのは、何度も実証
されているのに、どっから「読み込んでいる」が出てくるんだ?

つか、本当に「読み込んで」いて、あの感想文レベルの書き込み
だとしたら、かえってその方がヤバいだろw

582 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/12/05(土) 15:47:47 ID:dAcl73Ym
「パンドラの匣」トマス・チャスティン(早川書房)

保釈後に逃亡した小悪党を捕えた私立探偵スパナーは、
近々ニューヨークで大規模な犯罪が行われると告げられる。
半信半疑ながらも、スパナーはかつての上司で16分署署長の
カウフマン警視にこの情報を知らせる。
事態を重くみたカウフマンは自ら<パンドラの匣>計画と名付けた
大捜査網を展開させ犯罪に備えるのだが……。

軒並み☆4つ以上のシリーズだそうで期待して開く。
カウフマンとスパナーの人となり(二人の元妻を持つ男)や、
犯罪者の生きざま、派手な犯罪&捜査で読ませる。
プロット自体は然程トリッキーな訳ではない。
ちょっとあっさりしていて物足りないくらい。

そう夢中になる小説ではない。
次も読むかは鸛さんにお任せする。

583 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/05(土) 18:51:03 ID:vmmEkBqY
最近はマイナーなアガサ作品を読むのがマイ・ブーム的になっている感あり。
今回は「鏡は横にひび割れて」を読んだ。
おなじみジェーン・シリーズ後期作品であり、さしもの名探偵ジェーンも
寄る年波には勝てず、手先が思うように動かずトレードマークだった編み物も
思うに任せず、足腰も弱り自宅で文字通りの安楽椅子探偵傾向にある。
舞台となるセント・メアリ・ミード村も新住宅地開発が進み、
新しい店舗等も多くなり、都市化が進行、時代の流れを感じさせる作品創りだ。
本作には優しい甥のレイモンドは姿を見せないものの、
ジェーンの友人の元気者バントリー夫人(既に未亡人)、
今は警部に昇進したクラドック等のおなじみのキャラも登場。
(そう言えばこの2人は過去作品でのジェーンとの絡みが多い作が存するのに
過去には面識が無かったと気づいた)
事件は、「書斎の死体」事件の主舞台とひとつとなったゴシントン・ホール
(バントリー夫妻邸だったこともある)に、有名な女優とその夫の映画監督
が引越して来るが、主催したパーティ会場で殺人が発生・・・
色めき立つ村人たち・・・
正直言うて犯人は早い段階でわかった。
この作品は再読だったので、作品の売りの動機(病気ねた)も思い出して
しまったが、これは家庭の医学程度の知識は無いと無理な気付かないもの
でしょ。果たしてフェアと言えるかどうか。
だが、医療に従事していたこともあるガイシャがここまで無知というのは、
あまりに不可思議ではある。
正にミステリの本筋から見ても余談なのだが、
現代にも通じるところがある芸能界話にはニヤリとさせられる面白いものは
ある。執筆にあたりアガサ女史は相当に当時の映画雑誌とかを渉猟したのでは
なかろうか。

584 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/06(日) 08:55:12 ID:n2N/75r7
アガサ・クリスティー「青列車の秘密」を読んだ。
初読時は他社から刊行されていたバージョンで読んだのだが、
超ど級の仰天名作オリエント急行読了後に手にし、
同じ鉄道ネタということもあって、期待が大きかったためか、
失望も非常に大きかった記憶あり。
今回、単独の客観評価を心がけて読んでみたが、複数の大手出版社から翻訳
されていた時代があるのが不可思議に思えるほどの凡作という感しかなく、
アガサファンの間でもあまり話題にあがらないのは当然かと思う。
アガサが書くスパイスリラーを好まず、メロドラの要素も好まない俺としては、
冒頭からやれやれ感が漂い
ヒロイン、キャサリン・グレーのキャラ(非常な聴き上手)は
現代の方がリアル感をともなって読めるものはあった。
自己の心情のコントロールに長けた彼女の存在は、自由度が高い年少者には
わかり難い面もあろうかと思う。
ヒロインがあのセント・メアリ・ミード村のジェイン(故人)に雇用されて
いたという設定には、いかにも英国人らしいユーモアを感じさせる。

585 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/06(日) 08:56:42 ID:n2N/75r7
アガサ・クリスティー「三幕の殺人」を読んだ。
これもマイナーな作ながら日本では多くの出版社から刊行されていた作。
初期作だけあって、後年の人間ドラマ強調路線とは異なるストーリーを
芝居に見立てた遊び心を彷彿とさせるものとなっておる。
残念なのは、意図した構成とはいえポワロが第一の殺人から立ち会っている
のに脇のポジションにとどまっていることか。
解明された犯人の犯行動機の残酷ぶり(殺人のリハーサルという発想が
ぶっ飛びだ)は際立つものがあるが、ビビッドにそれを感じさせないのは、
アガサ初期作品らしい探偵小説は大人のメルヘン風の創りゆえであろう。

586 :名無しのオプ:2009/12/06(日) 09:23:33 ID:Eqc/1BW/
初読w

587 :名無しのオプ:2009/12/06(日) 09:29:35 ID:YmVigQMe
クイーン、クリスティ、カーぐらいは邦訳されてる全作品読んでるのは当たり前だろ

588 :名無しのオプ:2009/12/06(日) 16:13:54 ID:ESeWjL4F
つうかネタバレはルール違反だろ
削除依頼しろ

589 :名無しのオプ:2009/12/06(日) 17:55:11 ID:kk1MHk+U
468 名前: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w 投稿日: 2009/12/06(日) 09:08:07 ID:n2N/75r7
クリスティ専門者に質問。
最近、マイナー作品に読破していっているのだが、
クリスティ自選ベスト10に入っていて、日本のファン投票ではランクイン
していない「ねじれた家」「動く指」ってどう?
あくまでこの板の特質上、謎解きミステリとして面白いかどうかという
観点から。

590 :名無しのオプ:2009/12/06(日) 19:09:31 ID:e/flRN80
書斎の論考は読書ガイドの好例だ。
読後感の「感想文」とは格が違う。

591 :名無しのオプ:2009/12/06(日) 19:19:32 ID:su50k5fG
>>590
格の違いを具体的に説明してくれ。
自分の書いた文章だから簡単だろう?

592 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/06(日) 23:04:56 ID:mRaLklKb
>クイーン、クリスティ、カーぐらいは邦訳されてる全作品読んでるのは
>当たり前だろ
実はこれこそ素人考えそのもの。
国書、論創、双葉等で刊行されるクラシックでマイナーな謎解きミステリを
読み漁っていたとしても、御三家の作に関しては安全パイとして
未読作品ストックを残しておくのが常道でしょ。
初訳される本格には酷い内容のもの多数だが、
御三家の作なら、悪くてもひとつはきらりと光る部分くらいはあって、
それに相応する満足感を得られる。
増してやアガサは御三家中で一番の多作、かつ、質的アベレージが高いゆえ、
マイナー未読作品のストックは肝要である。
また、大のミステリ好きで知られる木田元先生をはじめ、
ミスオタに近いミステリファンであるにもかかわらず、アガサは多くは読んで
いないって人が多いのは面白い現象ではある。
その分、一般ウケするってことか。

なおストック原則はハードボイルドや警察小説等の他のミステリのジャンル
にも該当し、俺の例だとハードボイルド御三家中一番の多作である
ロスマクは5作程度、87分署シリーズは3作程度、あえて完全未読ストック
してあるものが存する。
これらのジャンルも新作が当たりなことは稀だしね。

593 :名無しのオプ:2009/12/06(日) 23:17:49 ID:f8p/QKi4
>>587
普通のミステリーファンならその作家が好きでもない限り全作読む必要はないのですけど
普段から論考だ講義だ指導だと偉そうなこと言うのなら
最低限しておかなければいけないことですよね。
ところがその偉そうな奴はその最低限のことをしていないどころか
読んだフリして威張っているのですから話になりません。
クイーンスレをご覧ください。
「九尾の猫」を読んでもいないのにNGだとほざいていますから。

594 :名無しのオプ:2009/12/06(日) 23:20:12 ID:Eqc/1BW/
要するに未読。

595 :名無しのオプ:2009/12/06(日) 23:25:16 ID:9y2im5qW
読んでないのに世間の評判だけ調べてベストテンを作って
これ以外は読む必要なし とか言ってたわけだ。

たいした読書人もあったもんだなwww

596 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 00:02:13 ID:FmsO7/FP
確かに未読ストックって意味分かんないよね
手に入り辛いものまで読んでなきゃならないワケでもないだろうけれど
最低一人の作家には惚れ込んで、ほぼ全作品読んでないと自分の中に基準が
出来上がらないから批評なんかできないよ
そんな読み方だと直ぐにコロコロ意見が変わったりしない?

597 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/07(月) 00:02:39 ID:fkrAbDfW
素人衆って、たとえば本格好きなら御三家作品だけ必死こいてコンプリートしようと
しているのが微笑ましい。後、レドメインズ、赤い館、黄色い部屋等々を
凄く有り難がっている感じ(w
ドクターコースからパン教履修者を語っても仕方ないのかもしれないけど・・・

598 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 00:12:12 ID:hQS7HZ8B
>>596
実際馬の言うことはしょっちゅう変わっていますよ。
ただしそれは読み直したからじゃなくて
パクる感想サイトがそのときそのときで違うからなんですけどね。

で、あのバカは自分より本を読んでいたり知識が豊富だったりする人間を
○○ヲタと罵倒して強がっているわけなんですよ。
そんなバカのくせに自分のことを「ドクターコース」だと自画自賛する姿は
惨めの一言に尽きます。


599 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 00:12:51 ID:vv8wPKkH
子供の頃から読んでるんだけど
バカ魔神は・・・w

600 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 00:31:41 ID:mrLVXl7d
>>592
書斎とミス住は違うという設定なんだろうがw


601 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 02:58:29 ID:L/UbbjxP
書斎魔神とミステリ板住人は別人という「設定」
名無しで書いてるのはハンドル入れてる人と別人という「設定」
働かなくても食べていける身分という「設定」
書斎魔神は皆から一目置かれる知識人という「設定」

他の人に、こんな幼稚でくだらない「ごっこ遊び」に付き合う義理はないので
嫌悪と嘲笑の対象にしかならないのは当たり前だわな。

602 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 08:08:46 ID:lwLHjH2u
コテハン叩きは最悪板でやってくれ。

603 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 08:23:50 ID:dm8qMwsW
>名無しで書いてるのはハンドル入れてる人と別人という「設定」

当の本人が「コテハンという設定」と言い張っているだけの
自称コテハンに過ぎず、客観的にはコテハンじゃないだろ。

604 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 09:28:03 ID:lwLHjH2u
そういう書き込みも含めてスレタイと関係ないことはやめてもらえないか。

605 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 09:33:25 ID:dm8qMwsW
読んでいない本を読んだふりして偉そうに書き込んだり、他の住人を
素人衆だのと口汚く罵倒しても、スレタイに関係あれば問題がなく、
そういう書き込みを諌めるレスはスレタイに関係ないからやめろ、と。

ずいぶん誰かさんにとってムシのいい「話し」だなw

606 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 13:22:33 ID:lwLHjH2u
ルールを守らないでは話しにならない。ここは読みましたスレだ。

607 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 13:37:42 ID:vv8wPKkH
自ら手本を示せよ。名無しの書斎w

608 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 14:08:41 ID:Y4CzqJJx
関係ないレスしかない荒らしよりは
まだスレに沿った書き込みしてるぶんコテハンの方がマシだな

609 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 16:25:11 ID:4zDn9vOZ
書斎よ、好きに感想でも書評を書いていいから
せめてネタバレだけはやめてくれ
これを守れないようならこのスレどころかミステリー板にいる資格さえない

610 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 17:42:12 ID:Se15uUKv
>>608
同意。いくら叩かれても感想しか書かない読後感はまだ偉い。
それにひきかえ同じコテハンでも書斎某は…
特に597なんか酷いもんだ。

611 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 17:48:51 ID:L/UbbjxP
スレに沿った書き込みをしていても、他の住人を罵って嫌な気分にさせたり
ルール違反のネタバレを繰り返すような奴は邪魔なだけ。

そんな奴と楽しくミステリーについて語り合えるわけがない。


612 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 19:20:15 ID:3SfyG7ts
あの、根本的な疑問なのですが、そもそも「コテハン叩きはルール違反」というなら、
「毎回読後感氏にイチャモンをつけ、『それに引き替え〜』と判で押したように書き込む」
という行為はどうなるのでしょうか?

613 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 20:14:58 ID:QN4z5EWK
コテハン叩きがなんで禁止されているのか考えればわかること。
何でも人にたずねなさんな。

614 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 20:22:02 ID:GS9P9d2p
書斎関係のスレを見るたびに思うけど住人のスルー力がないだけだよね

615 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 20:32:40 ID:812SKxH7
書斎については、あとはこっちで話しましょう。
>>612さんの問いにも答えがあるはず。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/8993/1258290108/l50

616 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 20:52:28 ID:ByiTOpnF
>>612
コテ叩きは禁止とかスルー力がないだけとか言う人たちが回答を避けていることから察してやってください。

617 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 21:22:44 ID:QN4z5EWK
>>615の誘導先こそスレ荒らしの元凶ですよ。
ところどころスレが荒れるのを見て楽しんでいるレスが見受けられるのが動かぬ証拠です。

618 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 21:34:42 ID:ByiTOpnF
随分そのスレに詳しいですね。
でもsageたり口調を変えたりする前に回線切り替えるべきでしたね。


619 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 21:41:57 ID:L/UbbjxP
スレ荒らしの元凶は、ルールを守らずコテハンを自称する書斎魔神なる人物

彼がルール違反の書き込みをしなければ、そもそも「アンチ」など発生せず
叩きスレが立つこともない。

物事の因果関係を考えれば、誰にでもすぐ分かること。

620 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 22:31:01 ID:d1tuh6aH
果てしなくレスを浪費するなお前ら

621 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 23:04:08 ID:13Ula+wm
最近、中国語の推理小説読んでるんだけど、
誰か興味のある人いますか?
ネットで原文を読んでいるのですが、誤字が多くて驚く。

622 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/07(月) 23:20:31 ID:X9Lhp/G8
剽窃行為ありという妄想に浸りながら、
具体的な根拠をあげるでもなくワンパターンな罵倒を延々と繰り返す・・・
アガサ作品を続けて読んでいるせいか、「狂気」ってものをあらためて考え
させられ、その点では興味深いものあり。


623 :名無しのオプ:2009/12/07(月) 23:55:29 ID:ByiTOpnF
>>621
中国語圏のミステリーは、有栖川有栖のアンソロジーに収録されている
「生死線上」しか読んだことがありません。
読了後感想をください。

624 :名無しのオプ:2009/12/08(火) 00:51:48 ID:HiNGAJmT
すると読んでもいない本の感想はどうやって書いたの?ただの妄想?

625 :名無しのオプ:2009/12/08(火) 07:00:31 ID:pMfYMXxp
2000年以降に出版された海外ミステリーでは
マイケルギルバートの捕虜収容所の死が頭一つ抜けておもしろかったな。
これは衆目の一致するところだと思うが。
本格、スリラー、エンターテイメント、あらゆる要素をそなえた超傑作。

626 :名無しのオプ:2009/12/08(火) 09:02:19 ID:KY059Vou
>>624
アホ丸出し。
書斎は一貫して読んだ本の論考しか執筆してないよ。

627 :名無しのオプ:2009/12/08(火) 10:17:04 ID:oHf0D5aO
>>626
クイーンの「九尾の猫」は読んでいないよね?
なのにどうして感想文をかけたのかな?
それとも書斎が読んだという本は犯人や事件の設定が変更されているのかな?

628 :名無しのオプ:2009/12/08(火) 10:19:46 ID:DD5fU+WO
>>626
書斎さん、週刊文春読んだ?w

629 :名無しのオプ:2009/12/08(火) 10:52:55 ID:SHuYgp8b
>>626
読んだのにあんな間違いだらけの「論考」しか書けないなんて
よほど読解力が足りないんだね書斎って

630 :名無しのオプ:2009/12/08(火) 12:10:53 ID:pMfYMXxp



















閑話休題


↓スレの主旨にそって感想をどうぞ

631 :名無しのオプ:2009/12/08(火) 12:25:01 ID:bjk8IbpE
んじゃ空気読まずに

「ミスター・ディアボロ」
おもしろかった!
密室も犯人も「…ま、考えてみりゃそうだよな」なんだけど
推理の過程が楽しく読めて惑わされるw
コーネリアスは自分もH・M卿が頭に浮かんだ。

同時期にルシアナ・Bを読んだんだけど
こっちは苦痛だったなー。
メタミステリ読む気分じゃなかったからかな。

632 :名無しのオプ:2009/12/08(火) 12:35:29 ID:KY059Vou
>>629
論考の下書きだからね。
推敲は編集者がやることだ。

633 :名無しのオプ:2009/12/08(火) 12:51:28 ID:oHf0D5aO
ttp://homeless-editors.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-3573.html

>原稿が送られてくると、まず担当者が目を通す。
>その時点で大まかな内容の確認(注文と合っているか)と文字数の確認をする。
>それから校正をするわけだが、大抵は「てにをは」のチェックや変換ミス程度のチェックしかしない。
>あとは差別用語のチェックかな。
>なんでかというと、まず「書いてある原稿にウソや間違いはない」という思い込みの前提があるからだ。
>「だってこっちはそのために金払ってるんだから、いくらなんでもきちんと調べてるでしょ」ということだ。

結論。
推敲は編集者のすることだと言い切る632、及び自分で推敲しない書斎という人は
極め付きのド素人だということですね。

634 :名無しのオプ:2009/12/08(火) 13:47:14 ID:Ho7HH+/Q
書斎さんが嫌ならブラウザーでNG認定すればいいだけであり
まさかブラウザー機能知らないとは考えずらい・・・
書斎さんに嫉妬してレスしてるというのがバレバレですなw
現実を認めよ。

635 :名無しのオプ:2009/12/08(火) 16:29:13 ID:tDt8mncV
>>634
書斎さん書斎さん、
「考えずらい」ではなくて「考えづらい」ですよw
もっときちんと本を読め。

636 :名無しのオプ:2009/12/08(火) 16:37:33 ID:pMfYMXxp
「第二の銃声」 アントニィバークリー 国書刊行会
超傑作というわけではないが、なかなかの佳作。
長さも読みやすさもちょうど良い。
終盤の犯人明かしだけではなく、プロット自体も楽しめる。
仰天するようなトリックが使われているわけはないが
「推理小説を読んだなあ」という充実感は味わえる作品。
古典の有名どころは大体読んで、何読もうか迷っている人はぜひ読むべき。

637 :名無しのオプ:2009/12/08(火) 16:46:16 ID:pMfYMXxp
あらすじを載せ忘れてた

探偵作家ジョン・ヒルヤードの邸で作家たちを集めて行われた殺人劇の最中、
被害者役の人物が本物の死体となって発見された。
殺されたのは放蕩な生活で知られる名うてのプレイボーイ、
パーティには彼の死を願う人物がそろっていた。
事件の状況から窮地に立たされたピンカートン氏は、
その嫌疑をはらすため友人の探偵シェリンガムに助けを求めた。
錯綜する証言と二発の銃声の謎、二転三転する論証の末にシェリンガムがたどりついた驚くべき真相とは。
緻密な論理性、巧みな人物描写とブロットの妙。
本格ミステリの可能性を追求しつづけたバークリーの黄金時代を代表する傑作。

638 :名無しのオプ:2009/12/08(火) 16:52:53 ID:9o9hrS2R
ミステリと直接関係のない恋愛ドラマ的な部分でえ、ええ〜!?と驚かされた

639 :名無しのオプ:2009/12/08(火) 16:54:40 ID:D/miB31U
第二の銃声は傑作だよな。古いからって過分に
持ち上げられてるんだろと思ってたけど読んで考えが変わった。

640 :名無しのオプ:2009/12/08(火) 16:58:16 ID:VvGbiF2S
トリックもバークリーにしては結構大技なとこがあって好きだな

641 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/08(火) 20:39:56 ID:U6c4Eizg
気が利いたことを書いたつもりなのだろうが、
>>624を見ると病状の進行・固定化を実感(w
キティに道理を説いてみても・・・か。

642 :名無しのオプ:2009/12/08(火) 20:43:58 ID:KY059Vou
ははは。まさにそうですな。道理も通らぬ何とやらで。

643 :名無しのオプ:2009/12/09(水) 08:03:55 ID:HNkXNVFJ
>>638
有名某作品と同様のトリックなのに完成度はこっちが上でビックリw
でも、「あの『某作品』を凌ぐ傑作!」とかいう紹介が絶対出来ないのが歯がゆいなw

644 :名無しのオプ:2009/12/09(水) 10:13:03 ID:AdIE5DKg
「疑惑の霧」クリスチアナ・ブランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)
霧のロンドンに疑惑の渦を巻き起こしたフランス人の色男ラウールの撲殺事件。
犯人はラウールの元恋人マチルダか、彼女の夫で妹ロウジーが誘惑されたと恨むエヴァンス医師か、
ロウジーを愛するテッドワード医師か。事件を追うチャールズワース警部はエヴァンスに狙いを定めるが、
ロウジーに助けを求められたコックリル警部の疑う相手は別にいた…
推理対決を制するのはどちらの名探偵か?驚愕のラストに疾走する本格傑作。

10点満点で言えば7点ぐらいかな。
霧をテーマにした作品だが、内容自体もかなりつかみにくい。
ブランドの文体自体がミステリ作家としては独特なこともあると思うが、
その漠然とした感じが本書の魅力かな。
最後で明かされる謎に関しては、あまり評価しない人もいるようだけど、俺は結構楽しめた。
ただ、あらすじで書かれているような「名探偵の推理合戦」というほどのものはなかった。
黄色い部屋の謎みたいなものを期待するとちょっと肩すかしをくらうかな。

645 :名無しのオプ:2009/12/11(金) 17:31:00 ID:6F8lglzy
「七人のおば」 パット・マガー (創元推理文庫)
結婚し渡英したサリーの許へ届いた友人の手紙で、
おばが夫を毒殺して自殺したことを知らされた。
が、彼女にはおばが七人いるのに、肝心の名前が書いてなかった。
サリーと夫のピーターは、おばたちと暮らした七年間を回想しながら、
はたしてどのおばなのか、見当をつけようと試みる。
一作ごとに趣向を凝らすマガーの代表作!

これは傑作。回想しながら犯人を捜すっていう構成なんだけど
その語られる話がすごくおもしろい。ミステリーの要素を抜きにしても十分楽しめるほど。
読みやすさも長さもちょうどいいし、万人に薦めたい。

646 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/12(土) 16:00:58 ID:sYxFZfw6
アガサ・クリスティー「ホロー荘の殺人」を読んだ。
この作は俺もがちな初読。
館もの風のタイトルに食指は動いたのだが、(実際には異なる)
ミステリとしてはあまり面白くないという評もあり、
長きに渡り積読状態やった。
確かに、本格ミステリらしいゲーム感覚やトリッキーな展開を売りとした
初期から作風が一変、本作あたりになると多数の個性溢れるキャラを
じっくりと書き込み、その間に生じる濃い人間ドラマで読ませる
感じになっておる。
とは言うても、本作が現代日本で書かれたものだとしたら、ミステリとしても
このミス、文春等のランキングでダントツな年間1位をゲットするであろう
レベルの作なのは間違いなかろう。
2丁の拳銃を利用した殺人トリックはそれなりに面白く、
これがハードボイルド・ミステリあたりなら、ほぼ100点満点に近いかも。
(実際、米国が舞台ならチャンドラー等が書きそうな有産階級の
悲劇なのだ)
この物語の要的存在であり、
なぜかポワロには好感度大なルーシーばあさんがうざ過ぎるのが難か。

647 :名無しのオプ:2009/12/12(土) 16:05:47 ID:e/NW1/t2
さすが書斎さんだなあ。

648 :名無しのオプ:2009/12/12(土) 18:11:37 ID:+2XEZASB
読んでない、読んでないw

649 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/13(日) 10:42:44 ID:F369Z6cu
フィリップ・マクドナルド「Xに対する逮捕状」を読んだ。
Xというと昔ミステリ板を荒らしまくったアホな削除人を思い出して失笑に
耐えないものがあるが、
うーん、国書は何でこれをチョイスしたかな。
あとがきにも明記されているとおり、本格を期待すると大きく外される
スリラー。
偶然、喫茶で女2人の犯罪絡みらしき密談を盗み聴きした米人青年(劇作家)という出だしは、サスペンスフルで掴みはOKなのだが、
後の展開、遺留品(バスの切符等)からの推理が強引過ぎる。
(ふと、ご都合主義満載の清張長編を想起した)
鳴り物入りでスタートした世界探偵小説全集の最初期刊行作品というのが
いまだに不可思議な作としか言いようがないものがある。

650 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/12/14(月) 00:37:38 ID:ooJTdcrn
「バッド・モンキーズ」マット・ラフ(文藝春秋)

殺人犯の女ジェインが精神科医リチャード相手に語る冒険の数々。
自分ある組織の一員であり、悪者を狩るハンターだというジェインの話を
丁寧に聴きつつ冷静に突っ込みを入れるリチャードだったが、
話はどんどん現実離れしていき、やがて……。

久々にホラ話を読んだ。
連作短編集仕立てになっており、最初は楽しめたものの、
段々トンデモ度が増して読みづらくなってくる。
虚実入り交じった果てに意外なオチがつくというのは悪くない。
読者があそこまで予測するのは困難なはず。
自分は終盤手前まである映画を思い起こしながら読んでいたけれど、
読み終わる頃には忘れた(笑)

まあ物珍しさはあるのかも。

651 :名無しのオプ:2009/12/14(月) 09:51:35 ID:Tit2Tumu
>>625
同作者だと「スモールボーン氏は不在」の方が面白いが
「捕虜」が合うような人には合わないかも知れんな

652 :名無しのオプ:2009/12/14(月) 12:22:48 ID:FVZ23QiS
「警官嫌い」 エド・マクベイン ハヤカワ・ミステリ
夏の夜の大都会─まばゆい照明のかげに、街があり、夜空の下でうごめく暗い生活があった……
その夜、市警の87分署の刑事リアドンは、夜勤に向かう途中、
二発の弾丸に頭半分を吹き飛ばされ即死した。
憤怒に燃え上がった同僚刑事たちは、犯人検挙に全力をそそいだ。
だが、警官殺しの犠牲者は次々と生まれていった……
大都会の喧騒の裏に隠された犯罪を執拗に追いつめ、
探偵小説に新分野をひらく<87分署シリーズ>第一弾

このシリーズは前々から知っていたが今回初めて読んでみた。
文体がハードボイルドっぽいのはかなり好みだし、皮肉やトゲのある警官達の会話もおもしろい。
長さも300ページ程度で会話が占める割合も多いしテンポも凄く良いから一気に読めた。
今まで読んだ警察小説の中では一番警察という組織をリアルに(本当に正しいのかは知らないが)描いてる気がした。
この後のシリーズも読みたくなった良作。

653 :名無しのオプ:2009/12/15(火) 21:58:33 ID:WNA76/LR
>>623
ネットに出ているので古い作品です。1920年代かな。
自分は現代的じゃなくてもアリバイトリックなどが
面白ければ良いので、楽しんでいます。
程小青の「霍桑探案」の短編で「楼上人面」は面白かった。
訳してみたけど、要る?70枚くらい。


654 :名無しのオプ:2009/12/15(火) 22:05:52 ID:WNA76/LR
>>653
あらすじ:
上海の裕福な家庭の一人息子(20歳)が書斎で射殺体で見つかった。
息子が死んだ時の発砲音を通りかかった警官が聞いていて、
直後に書斎の窓辺にいる男を見て犯人と思い、その男を探す。
容疑者は、息子の同級生で、婚約者をめぐる三角関係かと思われた。
こんな感じです。

655 :名無しのオプ:2009/12/15(火) 23:11:22 ID:L/hpNK0W
読んでみたいですー

656 :名無しのオプ:2009/12/16(水) 00:25:13 ID:i0eR5uar
>>655
ワードに縦書きで打ちこんであって、400字詰め換算で70枚くらいです。
自分の訳した題名は「窓辺の男」。
メアド分かれば添付して送るけれど、さらすのは難しいしね。。
何か好い方法あれば、送ります。

657 :名無しのオプ:2009/12/16(水) 07:11:01 ID:aufCJYYM
どっかのろだからダウソ

658 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/19(土) 12:37:16 ID:jJA0sv3M
アガサ・クリスティー「無実はさいなむ」を読んだ。
アガサの自選ベスト10にはチョイスされているが、日本のアガサファンの
チョイスからは外れている作である。
本邦における一般的知名度は無いに等しい作だが、なるほど読んでみると、
アガサが書きたかったのは十八番のメロドラマをまぶした殺しが
絡む文学的作だったのかなと。
ゆえに、本作は冤罪ネタという現代日本においてもタイムリーなテーマ
を含むとはいえ、週末に気軽に楽しむといった風の創りの作ではない。
(作中でゲーム感覚で事件の推理を楽しまんとするキャラが殺害されて
しまうのは何か象徴的だ)
こんなん地味な作も最後まで読ませる語りの術は巧妙と言わざるを得ないとは
いえ、犯人像はS・Sのルールに抵触するものであり、
アガサらしいアクロバティックな展開の面白さは皆無である。
はっきり言うてつまらんかったね。

659 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/19(土) 15:41:41 ID:MiCF+FFQ
H・C・ベイリー「フォーチュン氏の事件簿」を読んだ。
フォーチュン談を読むのは、大乱歩編のロングセラー「世界短編傑作集5」に
収録された「黄色いなめくじ」以来である。
独自な病的テーストは印象的ではあったが、
当時はゲーム感覚の謎解きミステリに嵌っていたため、その後は縁が無いまま
年月が過ぎた感あり。
この作品集は残念ながら「黄色い・・・」を上回る、匹敵するような作は無く、
その点では期待外れは否めないものの、黄金時代に謎解きよりも人間や
社会観察に重点を置いたこのような作が存在したという歴史的な意義は
認めるにやぶさかではない。
好評の声に応え、一応な収録作品全話講評逝ってみよう!!
・「知られざる殺人者」
本書解説を担当した戸川安宣氏は、フォーチュン談とハードボイルドの
共通性に関して触れているが、生来の邪悪に対して拳銃でカタをつける形に
なるこの作など、正にハードボイルド的と言い得るかも。

「彼は死体をヘッドライトの光のなかへ運んで行ってじっと眺めた。
『これでかたづいたか』と呟きながら肩をすくめ、死体を車の中へ引きずり
こんだ。」
ただし、シャーロック・ホームズのライヴァルたちシリーズとしては「?」
なのだが。

660 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/19(土) 15:43:19 ID:MiCF+FFQ
・「長い墓」
これはホームズ談にもありそうな古代の墓を巡る陰謀ネタ。
まあ、そこそこの面白さか。女は怖いネタ。
・「小さな家」
執筆年代的にラストに救いはあるものの、これはジャック・ケッチャム的幼児虐待な世界でしょ。刺激に慣れた昨今ならともかく、
当時は相当にショッキングな作ではないかな。
・「ゾディアックス」
タイトルからシリアル・キラーねたかと思いきや、時代が異なり。
意外や経済ネタ(採掘権、株価)ミステリ。
この作者の社会的視野の広さを覗わせるものはあるが、まあ、今読むとそれ
だけの作とも言い得る。
・「小指」
最後に平然とちょいグロい展開になるエピ。
1度も表立って登場しないキャラが事件のキーマンになるなどミステリとしては問題外な面あり。
・「羊皮紙の穴」
まあ、フローレンスとその周辺の観光案内ミステリといったところか。
バイブルに馴染みが薄い日本人にはそれ以上の興趣は湧かないと思われ。
・「聖なる泉」
偶然性が絡むとはいえ、これはクリスティ風の人間ドラマがあるミステリで
まずまず読ませるものあり。

661 :名無しのオプ:2009/12/19(土) 18:23:43 ID:9xJsnOrz
書斎は本当の読書家だねえ。

662 :名無しのオプ:2009/12/19(土) 19:02:05 ID:LQm68iLD
具体的に。

663 :名無しのオプ:2009/12/19(土) 22:49:19 ID:LF944u3r
書斎魔人ぬっころす

664 :名無しのオプ:2009/12/19(土) 22:50:44 ID:6+5WC7x5
このスレから逮捕者が

665 :名無しのオプ:2009/12/19(土) 23:44:28 ID:c5yjXttI
出ませんでした〜(羽鳥慎一 at ゴチになります! in ぐるぐるナインティナイン)

666 :名無しのオプ:2009/12/20(日) 00:32:49 ID:c80cLzpp
>>662-665
自分の論考(もどき)を他のスレに自慢げにコピペするアホはほっときましょう。

667 :名無しのオプ:2009/12/20(日) 11:18:01 ID:hNjfFPzP
本を読まずに文春やこのミスのランキングを妄信するのが「本当の読書家」なら
俺はきちんと自分で本を読んで自分なりの感想を持つ「偽の読書家」を尊敬するね。


↓のスレにいる「ミステリ板住人」のようなクズには殺されたってなるもんか。
http://dubai.2ch.net/test/read.cgi/tv2/1258823730/257-635

668 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/20(日) 13:03:04 ID:ZeI5N9lN
アーサー・モリスン「マーチン・ヒューイットの事件簿」を読んだ。
シャーロック・ホームズのライヴァルたちシリーズの作としては、
どんぴしゃ(ホームズ談のセットアップ的にストランド誌上に掲載)の
作ながら、現在はシリーズ中で入手難の1冊である。
いかんせん、作風、マーチンのキャラ共に地味過ぎるゆえか。
全話講評逝ってみようか!!
・「サミー・クロケットの失踪」
ミステリとしてはスリッパねたが笑える程度の出来か。
・「フォガット氏の事件簿」
堅苦しい遵法精神に拘泥しない締めは良いのだが、
密室殺人のバカバカしい程にリアルな解決は、はじけっぷり不足な感あり。
・「ディクソン魚雷事件」
マイクロフト絡みでホームズ談にありそうな一編。
それゆえセットアップの役割は十分に果たしている作とは言い得るかも。
小技だが杖のトリックはそれなりにおもろいものあり。
・「クイントン宝石事件」
宝石盗難事件に絡むエピ。脇役で登場するアイリッシュに狂言回し的な
面白さは感じられるものの、マーチンが事件に関連してゆく展開等に
偶然性が強過ぎて、ミステリとしては評価出来ない作である。
・「スタンウェイ・カメオの謎」
シリーズ中の傑作と評される一編。
これもホームズ談にありそうな宝石盗難事件の意外な顛末を描いたものだ。

669 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/20(日) 13:04:54 ID:ZeI5N9lN
・「亀の事件」
亀が絡む奇妙な事件だが、
不可能犯罪のあっけない幕切れ(結果的自作自演?)は物足らないものがある。
・「アイヴィ・コテージの謎」
いわゆるお宝の隠し場所が面白い一編。
ガイシャの職業も巧く活かされた展開となっておる。
・「<ニコウバー>号の金塊事件」
これも凝ったお宝隠し。ダーク・ピットまがいとまでは言わないが(w
マーチンの潜水による捜査まである冒険小説風味も感じさせる作や。
・「ホールファド遺言状事件」
この時代の作品に言うても仕方ないことなのかもしれぬが、
ミステリとして反則(催眠術ねた)にして、しかも現代医学から見ると
出鱈目な記述も見受けられるという頂けない作である。
ラストに見せるマーチンの茶目っ気面白く、救い程度か。
・「レイカー失踪事件」
現代日本でもありそうな銀行員失踪事件の顛末。
これはリアルならガイシャはばらされてしまうのでは?
この点で時代性が反映した救いがあるラストではある。

670 :名無しのオプ:2009/12/20(日) 13:14:16 ID:cPQhcBD7
>>668-669
もう少し読みやすい文章を書いてほしい。

671 :名無しのオプ:2009/12/20(日) 14:11:39 ID:fEd3+fS4
教養のある人間が書く文章だから難しいのはしようがない。
背伸びをした気で読んでみろや。

672 :名無しのオプ:2009/12/20(日) 14:19:49 ID:cPQhcBD7
背伸びしようとした文章としか思えないが。

673 :名無しのオプ:2009/12/20(日) 14:42:59 ID:kWkzSJe8
ホームズのライヴァルたちの中だったら
レジナルド・フォーチュンが好きだった

674 :名無しのオプ:2009/12/20(日) 16:42:53 ID:cXcM4+i9
教養のある人間が書く文章ってなに?
本も読まずにランキングを妄信することかよバーカw

http://dubai.2ch.net/test/read.cgi/tv2/1258823730/257-684

675 :名無しのオプ:2009/12/20(日) 20:18:00 ID:040a86T2
教養のある人間=サー(Sir)をファーストネームと思い込み、
アーサー・コナン・ドイルのことを「サー、サー」と呼んでは得意がるクズ。


676 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/20(日) 20:50:15 ID:F9JneKxu
>>675の自己紹介が面白過ぎる(w

さて、フォーチュンとヒューイットの作品集を読んだので、
この2シリーズの代表作と言われ、事件簿シリーズには未収録と
なっている作を再読してみた。
フォーチュン・シリーズ「黄色いなめくじ」  (「世界短編傑作集5」収録)
ヒューイット・シリーズ「レントン館盗難事件」(「世界短編傑作集1」収録)
前者は、病的かつビターなテイストが強烈な印象を残す作、
後者は、軽快、かつ、飄々とした謎解きが楽しめる作、
いずれもそれぞれのシリーズの決定的な代表作と言うて過言でなく、
作品集(「事件簿」)には、この2作を凌駕する程のものは見当たらないと
言い得る。
奇しくも両作品共に訳者はあの宇野利泰先生(以下「うの」と略す)。
こなれた訳文で読み易いが、事件簿の永井淳氏、井上一夫氏とのタッチの
違いか、フォーチュンやヒューイットのキャラまで異なって見えるのが
面白い。

677 :名無しのオプ:2009/12/20(日) 22:28:41 ID:fEd3+fS4
書斎の評論が光るね。アホが必死に反論すればするほど(w

678 :名無しのオプ:2009/12/20(日) 22:37:06 ID:cPQhcBD7
下らぬ茶々は当人にとって迷惑千万だと思うのだが、
そういうのは諌めないのか?

679 :名無しのオプ:2009/12/21(月) 02:21:36 ID:r48sZHJo
「蛇、もっとも禍し」ピーター・トレイメン

井戸から若い娘の首なし遺体が見つかった。
”ドーリー”(法廷弁護士)であるフィデルマは、その謎を解くため
女子修道院「三つの泉の鮭」に派遣される。
その道中で発見した漂流船には人影がまるでなく、客室には
以前フィデルマが大切な友人に渡した祈祷書が残されていた。

7世紀アイルランドを舞台に、古代アイルランドの情景と薀蓄をふんだんに交えつつ
若くて美人で頭脳明晰、王の妹にして武術の達人でもある主人公が
謎の解明に挑む歴史ミステリ。

真相についていくつか疑問が残るが、確認のために読み返す気が起きない。
訳注と解説は面白かった。

680 :名無しのオプ:2009/12/21(月) 13:09:58 ID:sNysrxdn
光る論考=「エドガー・アラン・ポー」を「エドガー・ア・ランポー」と呼ぶこと

681 :名無しのオプ:2009/12/21(月) 13:51:49 ID:m/+hMJf7
>>678
諫めるどころか、迷惑とすら思ってないでしょう(住人にとっては甚だ迷惑だけど)。
何しろ誰からも褒められた事が無いのだから(過去の言動を見る限り永遠に無理だけど)。

682 :名無しのオプ:2009/12/21(月) 17:09:52 ID:DwVMeLLD
>>678 & >>681
そいつは「スレの住人が迷惑だと思うこと」をするのが目的だから、
「迷惑」であると言ったら、嬉々としてやり続けるよ。

だから、スレでは完全に無視して、必要に応じて削除依頼を出す、
という形で対処した方がいい。

683 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2009/12/22(火) 18:34:40 ID:luMq0wjw
「絹靴下殺人事件」アントニイ・バークリー(晶文社)

家出した娘と連絡が付かなくなったので捜して欲しいとの依頼を受け、
動き出したシェリンガムだったが、調査は思わぬ展開を迎える。
女性が同じような形で自殺したと思われるケースが相次いでいたのだ。
自殺に見せかけた他殺なのか?

バークリー攻略作戦(?週更新)。
いや、相変わらずバークリーは真っ当な本格を書くなあ。
今回は特に謎がストレートに提示されていて読者も推理し易いのでは。
前作からみてこういう話を入れてくるのがバークリーの良いところ。

シェリンガムも良い奴だよな。ゲロした直後に(メル欄)するし。

しかし、38ページの仮説はおかしい。
後、解説GJ!
本当そういうバカが現実にいるからね。
それで被害者面するんだからどうしようもない。

684 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/23(水) 16:50:01 ID:9X/NjvNQ
アガサ・クリスティー「殺人は容易だ」を読んだ。
終盤でおなじみバトル警視が登場するものの、
捜査にも推理にも関連しないため、実態としてはノンキャラ作品である。
このスレで推す声もあったので手にしてみたが、正直言うて外れだった。
アガサ十八番なキティねた、どこか横溝御大の犯人キャラ想起させるものあり。
タイトルからもわかるとおり、偶然性(特に轢き逃げネタが酷い)も絡んだ
連続殺人が容易に繰り返される展開には、巧みな計画犯罪といった面白さは
無く、手がかりも「野郎とは限らない」というありがちな思い込みネタ、
アガサが大好きな急展開のロマンス等、読み易いというアガサの特徴が
良く発揮されている点を除き、殆ど評価するべき内容が無い。
ミステリの女王には悪いが、逝ってよし!、だわな。

685 :名無しのオプ:2009/12/23(水) 17:47:37 ID:EkrcORbQ
大御所の作品でもダメなものはダメという。この姿勢こそ評論だわな。読後感に欠けているのはそれなんだよな。

686 :名無しのオプ:2009/12/23(水) 17:50:39 ID:EdzGNuaa
はい、証拠のないコテハン叩き来ました。
いいから書斎フェチはあの世へ行けや。
読後感も「大御所の作品」wに対していろいろ言ってるぞw


687 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/26(土) 19:19:51 ID:W8CY9FhR
704 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/26(土) 19:18:34 ID:W8CY9FhR
アガサ・クリスティー「バートラムホテルにて」を読んだ。
この後期ジェーンものは、昔読んで「つまらなかった」という記憶はあった。
「鏡は横に・・・」では、ジェーンのホームグラウンドとも言える
セント・メアリ・ミード村の変貌が描かれているが、
この作品では、若き日の彼女の思い出が詰まった古き良きロンドンの変貌が
描写されている。
舞台となるのはレトロな雰囲気を残すバートラムホテル。
(当初から、何かいわくあり気なのは示唆されているが、盗っ人宿とはね(w )
ミステリとしては繰り返される偶然の目撃、後出しの証言、
具体的な証拠無き推理等、穴が多過ぎ評価出来ない。
しかもこれらの件に全て探偵役のジェーンが絡んでいるのだから、
何をかいわんやである。
まあ、スリラーとして読めば、アニメまがいの女怪盗の逃亡・最期なんかは
おもろいかもしれぬが。
ホームグラウンドでないせいもあるが、
事実上の探偵役は「おやじさん」ことスコットランドヤードの
デイビー主任警部であり、ジェーンが、終始、脇に回る感があるのが残念だが、
人間味溢れるこの主任警部のキャラは、なかなか魅力的ではあった。
彼が単独で活躍するエピも読みたかったものである。
他のキャラではストーリーのキーマンとも言えるぺ二ファザー牧師が面白過ぎ、
今ならどう見ても認知症でしょ。相変わらずのアガサの精神医学に対する
強い興がわかる。
最後に苦言を呈しておくが、「殺人は容易だ」「バートラムホテルにて」と
クリスチー・スレで評価された作を手にしてみたが、満足がゆく出来ではなかった。作品推薦のレス作成に際しては慎重な配慮を心がけろ!!

688 :名無しのオプ:2009/12/26(土) 19:34:35 ID:mKPC9/Df
バカは同じことを繰り返すw

689 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/27(日) 17:17:23 ID:rS+cUw1/
M・D・ポースト「アブナー伯父の事件簿」を・・・
長期に渡って積読している1冊。今回も挫折しますた。
舞台は開拓期のウェスト・バージニアだが、雰囲気は元祖西部ミステリ。
だが、バイブルオタのアブナー伯父の言が堅苦しく、
短編にもかかわらずストーリーも非常にタルい。
21世紀に読むべき代物ではなさそうである。

690 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/27(日) 17:18:25 ID:rS+cUw1/
葛山二郎「股から覗く」を読んだ。
横溝スレで「赤いペンキを買った女」の話題が出たのを機に再読してみた。
今では入手難だが、寡作な著者唯一の作品集。
意外な面白さといったところか、
大阪作品を文庫化した創元は、是非、葛山作品にもスポットライトを当てて
欲しいものである。
その際は本作品集からは洩れた「赤光寺」等も収録して欲しい。
では、大好評なおなじみ収録作品全話講評逝ってみようか!!
・「股から覗く」
主人公の異常キャラを見ると、大乱歩の「虫」のような作を想起したのだが、
さにあらず、コテコテと言うてよい謎解きミステリである。
最後の最後までドンデン返しを狙った展開が憎いものがある。
・「偽の記憶」
タイトルからも想起出来るとおり、現代的なネタな一編。
この作者は決してスマートな作風とは言い難いのだが、
本作に関しては欧米の短編ミステリのような伏線(序盤にばっちり有り)が
効いたオチが楽しめる。
・「あから顔の商人」
勧善懲悪に拘泥しない展開が良し。ミステリとしては「偽の記憶」よりは
落ちるのは否めないが、列車内奇談としては十分におもろい。
・「杭を打つ音」
「音」と「光」の速さの違い。ミステリ的にこの着眼が面白い。
鉄道三部作のとう尾を飾るにふさわしい秀作である。

691 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/27(日) 17:46:56 ID:WGkLgF01
・「赤いペンキを買った女」
この時代にしてリーガル・サスペンスしているし、錯覚を利用したジョン風の
おバカトリック(赤いポスト)といい、ラストのどんでん返しといい、
前半が法廷記録風仕立てで読み難い面があるのを除けば、やはりまぎれもない傑作でしょ。多くのアンソロジィに収録され、長く読み継がれているのが納得
出来るものあり。
・「霧の夜道」
ストーリー上の繋がりは無いものの「赤い・・」の後日談。
前作に登場した花堂弁護士が主人公である。
思わせぶりなタイトルそのものが「遠い伏線」という感あり、
トリックは「赤い・・」と同様に偽装ネタだが、
状況設定を巧く利用しており、これはこれで面白い作だ。
作中で「赤い・・」のトリックに言及するシーンが存するため、
ネタばれを気にするなら絶対に本作を先行して読まないことだ。
・「影に聴く瞳」
清張先生の「砂の器」の物理的トンデモトリックが楽しめた向き、
海野十三の科学ネタミステリが好きな向きにはお薦めだが、
異色作であるのは間違いなく、読む人を選ぶ作かと思う。

692 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/27(日) 17:48:57 ID:WGkLgF01
・「染められた男」
これもリーガル・サスペンスちゅーか、法廷もの。
最後の最後に快漢(?)花堂弁護士の名推理が披露されるが、
事件の手がかりが強い偶然性によるものであるため、
謎解きミステリとしては高い評価は出来ない。
・「古銭鑑賞家の死」
これも「赤い・・」や「霧の・・・」に相通じるものがある偽装トリックが
面白い作だが、手がかり(黒板塀ネタ)がやや見え見えなのが難か。
・「蝕春鬼」
収録作品中の最大ボリュームを持った中編。
戦前の横溝御大作品を想起させる怪奇色溢れる出だしはOKなのだが、
不出来なSFまがいのトンデモ医学ネタ(老衰病)、終盤の活劇めいた展開等、
やや白ける面が多い作。この「長さ」になって来ると苦しい作家だったの
だろうか。
・「慈善家名簿」
海外の掌編にありそうな作。慈善家名簿というアイデアが面白く、
短かく纏めてオチまで読ませるは良し。

本作品集には、「新青年」に掲載された15作中の11作が収録されているの
だが、創元の「日本探偵小説全集12」の解説でマエストロ鮎も簡単に言及
している「赤光寺」(タイトルどおり寺を舞台にしたものとのこと)は未収録。
これは是非、読んでみたく思うが、手が無いわな・・・

693 :名無しのオプ:2009/12/27(日) 19:09:57 ID:IbavY3K8
書斎の快刀乱麻の多読ぶりが素晴らしいね。そこらの三流評論家なんか足元にも及ばないわ。

694 :名無しのオプ:2009/12/27(日) 19:27:46 ID:wFMYkEGH
自演だからね。

695 :名無しのオプ:2009/12/27(日) 20:07:44 ID:GUhAywY5
未読のパクリだからね。

696 :名無しのオプ:2009/12/27(日) 23:17:51 ID:2hMKhuiv
ソフィー ガイ・バート著 創元推理文庫

自分のアホは承知なんだけど、解説の
「姉弟が二人とも夏休み中に誕生日を迎えるように設定され、
しかも姉の数日後に弟が年を取るようになっているのはなぜか?
マシューが、貝の化石を強く心惹かれるのはどうしてなのか?
なぜ、ソフィーは採掘坑の奥に日記を隠したのか?」

の回答がぜんぜんわかりません。先生、答えをおしえてください。
おねがいします。

697 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

698 :名無しのオプ:2009/12/29(火) 20:12:45 ID:nAcDkevw
またネタバレか・・・

699 :名無しのオプ:2009/12/29(火) 21:50:51 ID:HaIeiu+L
しかも読んだのは解説だけらしいしw

700 :名無しのオプ:2009/12/30(水) 11:08:49 ID:ebfBd0g8
ブルーエン「ロンドン・ブールヴァード」読みました。
改行がやたらと多くてすぐに読める。
「サンセット大通り」の人間関係を借りてきて
ノワールに仕立ててみましたっていう感じ。
ディテールの蘊蓄が楽しめるか鬱陶しいかで評価が変わりそう。
プロットは平凡。いたってシンプル。
軽い作品ですね。

701 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/12/30(水) 16:41:29 ID:T2uf9Tp9
フランシス・アイルズ「レディに捧げる殺人物語」を読んだ。
生来の殺人者(?)とケコーンしたやや残念な面相の女の物語とでも
言ったところか。
同じ作者ながらバークリー名義のアンチ・ミステリ的謎解きの興趣は皆無、
倒叙スタイルとはいえ「刑事コロンボ」のような巧みな犯罪工作打破と
いった物語ではなく、その手段はプロバビリティに頼った極めて単純なもの
である。
退屈してしまいかねないストーリーと終盤におけるヒロインの一見不自然な
心理(殺人容認、殺され志向とでも称すべきか)を短い場面展開で繋ぐこと
により巧みな語りで読ませてしまうのはさすがである。
人間を描けるのが文学という鉄則に沿った考えによれば、ミステリという
形式が迫り得た「文学」の形がここあると言うても過言ではなかろう。
(本書解説を担当した中島河太郎先生は本作を倒叙ミステリのカテゴリーで
把握するべきでなくクライムノヴェルと見ているようである。
クライムノヴェルも広義のミステリのカテゴリー内にあると言えなくもないが)

702 :名無しのオプ:2009/12/30(水) 19:05:13 ID:6E8sZujQ
また解説止まりの内容かよ。
プライドないんだなゴミ書斎って。

703 :名無しのオプ:2009/12/31(木) 12:08:19 ID:IMvq/Mxb
開設にもならない読後感よりは遥かに上だがな。

704 :名無しのオプ:2009/12/31(木) 12:23:13 ID:MEZp41DL
開設→解説
書斎さん、添削しておきます。

705 :名無しのオプ:2009/12/31(木) 13:19:05 ID:Aoa/zfTA
ここは感想スレなんだから感想に徹している読後感のほう。がまとも。
書籍末尾の解説をの劣化コピーなんかおよびじゃない。
そんなに劣化コピーがありがたければ直接本を読めよ。


706 :名無しのオプ:2009/12/31(木) 16:50:50 ID:MXJtlHyG
そもそもここは解説スレじゃねえし
書斎って本当にアホなんだな

707 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

708 :名無しのオプ:2009/12/31(木) 19:48:48 ID:Urzy/eqd
クリストファ・ブッシュ「完全殺人事件」を読んだ。
→ クリストファ・ブッシュ「完全殺人事件」の解説を読んだ。
書斎さん、添削しておきます。

709 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/01/01(金) 20:32:35 ID:hknWhenf
エラリー・クイーン「死せる案山子の冒険 聴取者への挑戦U」を読んだ。
本格ミステリの収穫が少なかった今年だが、正月に読む本として俺が
チョイスした1冊である。
早速、好評な収録作品全話講評逝ってみようか!!
「<生き残り>クラブの冒険」
ある種のダイイング・メッセージねた。
謎解きは色盲ねたにあり、冒頭から伏線が仕掛けられる。
まあまあの出来ではないかな。
「死を招くマーチの冒険」
これは相続を巡る典型的なダイイング・メッセージねただが、
英語ねたであり日本人には面白味は薄い。
「ダイヤを二倍にする男の冒険」
これはエル作品らしい論理的推理が面白い作で、
俺的には表題作以上に収録作品中の一押しだ。
「黒衣の女の冒険」
ジョンなら映画トリックねた(作中で指摘されるとおり無理がある面も
あるが、結構面白い)で落としたのではと思われるご機嫌な怪奇探偵小説
仕立てな一編で楽しめる。
「忘れられた男たちの冒険」
手がかりも小粒だし、
謎解きミステリとしては今ひとつだが、現代日本でもリアルなホームレスねた。
後年の社会派エルの一面を垣間見せる作だが、謎が小粒となる欠点も感じ
させる。

710 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/01/01(金) 20:33:21 ID:hknWhenf
「死せる案山子の冒険」
いわゆる田舎の一家の悲劇を描いた後年のライツヴィルもの風作品で、
重いムードのわりに謎解きの面白さは薄い作という感あり。
(雪だるまネタはホック風でちょい惹かれるものはあるが)
なぜこれが表題作?とか思うが、エルのラジオドラマ中ではわりと著名な作とのことだ。
「姿を消した少女の冒険」
直接の登場が無いとはいえ、エルにとってはいたいけな少女キャラさえ
ストーリーの「ピース」に過ぎないというのがわかる後味が悪い作で、
謎解き前に犯人はわかったが、謎解きミステリとしての構成はきちんと
しており、それなりに読ませるものあり。

711 :名無しのオプ:2010/01/02(土) 10:53:40 ID:vKQzQqN9
>>707
途中はクロフツと二度も呼称し
最後の一行だけフリーマンと呼称するのは統一感に欠けるぞ
最初からフリーマンと呼ぶと別の作家と誤解されるとでも思ったのか

712 :名無しのオプ:2010/01/02(土) 11:24:59 ID:v0Iqat4Q
注意深く丹念にレスを読めば問題はないんだよ。

713 :名無しのオプ:2010/01/02(土) 11:35:12 ID:KS0HKjqS
>>711
だって書斎は脳味噌の中が統一されていませんからw


714 :名無しのオプ:2010/01/02(土) 20:08:32 ID:ojZZDW/x
>>711 & >>713
ほんのちょっと前に自分が書いたことさえ覚えていられないほどの
「グズグズ」な脳味噌ですからw

715 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/01/02(土) 20:50:27 ID:3QCGSJYz
有栖川有栖「乱鴉の島」を読んだ。
俺が愛読している火村&作家アリス・シリーズの1作。
タイトルから想起出来るとおり、孤島を舞台にしたクローズドサークルもの
である。けれん味たっぷりな怪奇探偵小説を期待したのだが、
エル好きなアリスの作風ゆえか、そうはならず、
凝ったトリック、錯綜した謎等は無くクローン人間ねたを
絡めた(この薀蓄はまずまず面白いのだが)平板な出来に終わっている。
偶然性満点な出会い、解いてみれば場当たり的で説得力を欠く犯行と、
謎解きミステリとしては萎える要素多数で、犯人もガヤから出て来たって
感あり。
クローン人間ねたの他にも、ポップカルチャーねた、ポオねた等、
多彩な薀蓄を楽しむ手もあるが、いかんせんプロットの乏しさが装飾だけでは
補えきれなかったというたとことかな。
「作者あとがき」からもわかるが、「アリス、喪前、孤島ものを書きたかった
だけなんやないか」と言いたくもなるわな。

716 :名無しのオプ:2010/01/02(土) 20:58:52 ID:1NP4oprX
有栖川有栖が海外作家だとは知らなかったw

717 :名無しのオプ:2010/01/02(土) 22:04:04 ID:ZWvVw1ko
書斎よ、ちゃんと削除依頼出しとけや。

718 :名無しのオプ:2010/01/03(日) 02:22:56 ID:FV9nRfHF
住人への嫌がらせの為にレスを書いているヤツが
自分で自分のレスの削除依頼を出すワケ無いじゃん。

もっとも、削除依頼を出さなければ
「住人への嫌がらせ目的でレスを書いている」
ことを認めたことになるんだけどね。

それでも削除依頼を出さないだろう。

ヤツは正真正銘の“荒らし”だからね。

719 :書斎の荒らし宣言だね:2010/01/03(日) 08:39:52 ID:CIh9NHgv
892 :ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE :2010/01/01(金) 20:32:03 ID:Z6ChuqS5

>>875-880と新年早々、年賀状代わりのキティ・レス連発や(w

>2ちゃんねるのように「どこ」の「だれ」が書いたか
>管理者にも簡単には分からないような“掲示板
貴重な情報サンクス。励みになります(w

720 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/01/03(日) 20:55:45 ID:kkMe54tS
削除以来出している馬鹿(荒らし目的の他板住人と思われ)がいるけど、
今後はミステリ板の「読みましたスレ」は内外作品共用でOKでしょ。
(現在は国内用は無し)
人が多い板ではないし、活字文化衰退のトレンドでは今後も急激に人が増える
見込みも無いしね。
ちなみにSF板等では内外作品の読了報告スレは分別されていない。

721 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/01/03(日) 20:58:18 ID:kkMe54tS
ドロシー・セイヤーズ「ピーター卿の事件簿」を読んだ。
まあ、現代ではドロシー作品を大量に読める状況になったものの、
一時期は容易に入手出来るのは本作品集ぐらいしかない時代もあった。
その点で、俺が敬愛する名翻訳者宇野利泰氏(以下「うの」と略す)の手に
なる本作品集はドロシー作品の多彩な面白さを伝えたものとして、
その功績や大と言い得る。
相変わらずの好評に応えて収録作品全話講評逝ってみよう!!
「鏡の映像」
あのH・G作品(SF)に関するドロシーの思いを覗わせる面白さはあるが。
反則とも言える双子ネタ、登場人物の勘違いや極端な偶然性が絡んだ展開等、
謎解きミステリとしての出来は良くない。
「ピーター・ウィムジー卿の奇怪な失踪」
アフリカ大陸奥地か南米の秘境の話かと思いきや、
迷信渦巻くピレネー地方の山村を舞台にしたエピ。
今なら地元民からクレームが出そうな中世まがいの探偵談が展開され、
謎解き(病気ネタ)よりはムードで読ませる作と言い得る。

722 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/01/03(日) 20:59:04 ID:kkMe54tS
「盗まれた胃袋」
意外な隠し場所ネタだが、ミステリを読み慣れていれば「それ」はすぐに
わかる。ドロシーがこんな明るいグロを書いていたという意外性のみはあり。
「完全アリバイ」
鮎あたりが好きな向きにはお薦めな一編。執筆当時なりのアリバイ工作が
それなりに読めはする。
「銅の指を持つ男の悲惨な話」
本当に悲惨なのはゴールドフィンガーならぬ表題の男の「妻」というお話。
クラブにおけるある男の回想談としてスタートする展開といい、
これは完全に大乱歩の怪奇・猟奇の世界(人体彫刻)や。
大乱歩大好きな俺には非常にスリリングで楽しめる一編であった。
「幽霊に憑かれた巡査」
ピーター卿が父親になった日の午前3時から早朝までに展開される
謎の13番地の家をめぐる怪奇探偵小説である。
ジョンやクレイトン作品を想起させる絵画による視覚効果を利用した
トリックが結構面白い出来の作だ。
近所の出来事に興味を持たず、国立美術館を一番利用しないのが
ロンドンのイギリス人だったり等、現代の東京を思わすような記述が
散見されるのが面白い。
子持ちになったピーターの保守化ぶりを描くラストもリアルで微笑ましい。
「不和の種、小さな村のメロドラマ」
収録作品中最大ボリュームな作だが、
タイトルから想起するような日本風の理解による「メロドラマ」は無いので、ドロシー長篇におけるこの要素が好みでない向きも安心して読める。
田園を幽霊馬車が疾走する怪奇探偵小説だが、このトリックはバカミスの
神ジョンでもやらないような創りものの「極み」である。
相続ねたに絡んだ謎解きは古書のしみに着目したものであり、
古書マニアのピーター卿のキャラが活きているとはいえ、
小技過ぎる感もある。
まあ、ドロシー作品への入門編としては最適なクオリティとボリュームと
いった程度の評価かな。

723 :名無しのオプ:2010/01/03(日) 20:59:28 ID:We51g/Kw
バカが勝手に国内と海外を統合しようとしていますが
こいつは相変わらずの自分勝手な荒らしですので無視しましょう。

724 :名無しのオプ:2010/01/04(月) 09:42:43 ID:zKS5I5BV
統一で構わないでしょう。
どうせ民主主義で決まるものでなし、今の流れで行けば統一が自然ですね。

725 :名無しのオプ:2010/01/04(月) 10:02:49 ID:KdThoqwj
>>724
今の流れとはどういう流れですか? 説明してください。

726 :名無しのオプ:2010/01/04(月) 13:38:04 ID:zKS5I5BV
ここしか「読みました」スレがなく、それで誰も何の違和感も感じないこと。
SF板では国内外を問わず「読みました」スレが統一されていて、何の混乱も生じていない事実。

727 :名無しのオプ:2010/01/04(月) 13:39:41 ID:gaO7dsA4
「国内編スレが無い」のなら「国内編スレを立てればいい」だろう?

どうせそのスレに書き込むレスの半分近くは書斎が書くのだろう?
だったら、書斎が次の国内編スレを立てて、そこに書けばいい。

「国内編スレが無いから海外編スレに書く」などというデタラメ行為は認められないよ。

目的のスレが無いから別のスレに書く、なんていう暴挙を認めたら、
スレを分ける意味が全く無くなる。

728 :名無しのオプ:2010/01/04(月) 13:45:14 ID:gaO7dsA4
それと、他の板のことを持ち出すのはナンセンスだ。

それぞれの板にはそれぞれの事情がある。
だからこそ板ごとにルールが設定されている。

729 :名無しのオプ:2010/01/04(月) 14:37:05 ID:uB3WDdH5
最悪板じゃコテ叩きが認められているからミス板でもコテ叩きOKにしよう
とか
モナ板じゃAA連投が認められているからミス板でもAA連投を認めよう
というのと同じレベル。

だいたい住人の了承をとるどころか提案すらしていない状態で
自分勝手に国内作品の乾燥、もとい感想文を投稿するような奴は
荒らし以外の何物でもないということだね。



730 :名無しのオプ:2010/01/04(月) 15:36:42 ID:zKS5I5BV
ローカルルールの意味すら理解できていないアホ出現。
読みましたスレが国内外で分かれているべきというルールはない。
慣行で続いてきたことであり、その慣行が変化した以上変化に追随する他ないんだよ。

731 :名無しのオプ:2010/01/04(月) 15:59:48 ID:uB3WDdH5
一人で勝手に変化した変化したとほざいてもダメなんだよバカ書斎w
悔しかったらお前以外の人間から賛同を得てみろよw

ああそれから
「このミスや文春のベスト10に入らないような作品は語るに値しない」 と
このスレ↓
http://dubai.2ch.net/test/read.cgi/tv2/1258823730/l50
でほざいた落とし前もきちんとつけろw

最悪板からコピペする暇があるならすることはきちんとするんだな。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1070712956/725
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1255750352/332



732 :名無しのオプ:2010/01/04(月) 16:45:56 ID:AzNlSB8Y
揉める理由がわからない。どっちにせよ国内編の次スレを立てればいいだけ。

733 :名無しのオプ:2010/01/04(月) 16:58:51 ID:zKS5I5BV
波風を立てて荒らしたい阿呆がいるんだよね。
いつもはコテハンを叩いて荒らしているようなバカが。

734 :名無しのオプ:2010/01/04(月) 18:18:26 ID:1T1onbws
>>732
同意。国内変のスレを建てればいいだけなのに
海外スレで勝手な振る舞いをするアホコテと
その支持者を名乗る名無しがさわいでいるだけのことだね。

>>731の一番上のスレを覗くとわかるけど

> 950 名前: 奥さまは名無しさん [ ] 投稿日: 2010/01/03(日) 19:14:11 ID:???
> 我々は書斎支持者連合(SSR)のスポークスマンだよ。

と名乗る奴らがただ書斎を擁護するためだれのレスを垂れ流していることがわかる。
つまり書斎を支持する奴はただの荒らしだということで話はお仕舞い。

まあ意地でも自分で国内スレを立てず、海外スレに荒らしレスを続けるつもりなら
このスレが埋まったら海外スレも次は立たないだろうね。

735 :名無しのオプ:2010/01/04(月) 18:25:07 ID:1T1onbws
ついでに言うと>>731の一番上のスレ、
『福家警部補の再訪』を読んでもいない「ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE」と名乗る奴が
読んで褒めている人間を徹底的に中傷罵倒嘲笑している。
で、未読のくせにどうして読んだ人間を罵倒できる理由はというと
「文春やこのミスのベスト10に入っていない」
というただ一点。

はっきり言ってこいつは完全なバカだね。

736 :名無しのオプ:2010/01/04(月) 18:43:09 ID:zKS5I5BV
>それと、他の板のことを持ち出すのはナンセンスだ。

>それぞれの板にはそれぞれの事情がある。
>だからこそ板ごとにルールが設定されている。

737 :名無しのオプ:2010/01/04(月) 18:43:50 ID:zKS5I5BV
書斎アンチの荒らし勢力はスレ内ですら矛盾したことを書き込むんだねえ。

738 :名無しのオプ:2010/01/04(月) 18:53:13 ID:1T1onbws
他の板だから未読でもOKというわけかw

おやおや、他の板のことを持ち出して自己正当化を図る
バカ書斎の支持者連合SSRwがそんなこと言っていいのかい?

739 :名無しのオプ:2010/01/04(月) 18:58:22 ID:KdThoqwj
書斎支持者連合(SSR)…w
まあ書斎はSでもいいけどさ。

740 :名無しのオプ:2010/01/04(月) 19:12:00 ID:PaGlT9jc
726 名前: 名無しのオプ 投稿日: 2010/01/04(月) 13:38:04 ID:zKS5I5BV
ここしか「読みました」スレがなく、それで誰も何の違和感も感じないこと。

とっくに削除依頼が出されているのに「誰も何の違和感も感じない」?
デタラメもたいがいにすること

741 :名無しのオプ:2010/01/04(月) 22:32:47 ID:zKS5I5BV
一部の書斎アンチが過剰反応しているだけのこと。
普通の中立派住人は静観しているよ。

742 :名無しのオプ:2010/01/05(火) 10:09:08 ID:ojRKeNVs
自分と意見が異なる相手は全て「アンチ」w

743 :名無しのオプ:2010/01/05(火) 12:45:28 ID:ErvKly5K
わざわざことを荒立ててスレを荒らしているのは紛れもなくアンチだよ。

744 :名無しのオプ:2010/01/05(火) 16:32:58 ID:wwGm7U/n
で、書斎に賛成しているのは支持者連合だけなんだね。
そいつらはスレに関係なくただ書斎に隷属しているだけの寄生虫なんだから数に入れる必要はなし。

結論

国内作品の感想を投稿したければ自分でスレを立てること。
それができないならスレ立て依頼スレに自分で依頼をかけること。

745 :名無しのオプ:2010/01/05(火) 19:14:10 ID:ErvKly5K
反対しているのがアンチだけというのが正しいんだがな。

746 :名無しのオプ:2010/01/05(火) 19:46:13 ID:hC4KGjoV
賛成しているのが書斎支持者wだけで、ネタバレ荒らしというのが正しいな

790 名前: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w 投稿日: 2010/01/04(月) 23:35:47 ID:iGJL+Dqd
あけおめ!
アガサと並ぶ本格御三家なジョンとエルのスレが低迷状態なので、
今年はこのスレに頻繁に来ることにしますた。
そこで、俺はアガサ専攻ではないので、
アガサオタ的にネタばれOKで語れる作を呈示して欲しい。
今更、アクロイドやオリエントのネタばれとか言うてもジョークでしかない
しね。だが、ナイルあたりはかなり微妙な作かと思う。
心して書け!!

791 名前: 名無しのオプ 投稿日: 2010/01/05(火) 09:55:46 ID:ErvKly5K
書斎さんの論考が読めるならネタばれなど些事でしかありませんよ。
誰も咎めることはありませんので存分に語ってください。

ID:ErvKly5K
ID:ErvKly5K
ID:ErvKly5K

747 :名無しのオプ:2010/01/05(火) 20:05:16 ID:wwGm7U/n
書斎支持者連合wとやらはただの書斎の腰巾着ということが証明されたようですね。

748 :名無しのオプ:2010/01/05(火) 23:49:44 ID:+JPMDevG
次スレ立てました。
当面は国内作品の感想はリンク先に書けばOKでは?

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1262702713/

749 :名無しのオプ:2010/01/06(水) 01:44:09 ID:RtXhFQCc
「どうせ、まともな感想を書き込む人などいない」のだから
統合しても別にかまわないとは思うが、なんの議論もなく
勝手に統合スレを立てたのは勇み足じゃね?

750 :名無しのオプ:2010/01/06(水) 06:25:55 ID:WSxSy7Kz
同感。
最低でも立てる前に
「国内編と海外編のスレを統一しようと思うけど、皆はどう思うか?」
と、皆の意見を聞くべきだったと思う。

それと、なんであんなにあわてて立てたのか分からないな。
「国内編」と「海外編」を統一するのなら、
そして当分のあいだ(現行の海外編スレが終わるまで)は、
「国内編」のスレとして使っていく、と言うのなら、
最低でも国内編スレの前スレのURLを調べてからにするべきでしょう。

まぁ、このスレがスレの趣旨以外の話題で埋められていくのがイヤだった、
ということで一刻も早く立てようと思ったのかもしれないけど、
立てる前にやっておくべきことが行われていなかったのは残念だと思う。

あと、スレ立て時にはテンプレも貼られていなかったし・・・・


ま、あそこは「国内編スレ」として使っていけばいいと思うよ。

海外編はこっちがまだ200レス以上残っているのだから。

751 :名無しのオプ:2010/01/06(水) 15:29:09 ID:8qIZj+Tn
>>750
2ちゃんごときに必死になりすぎではないですか? 
レス立てるまえに皆で会議ですか? 
そんなに2ちゃんが好きですか?

752 :名無しのオプ:2010/01/06(水) 15:42:10 ID:0uBbxxLa
同意。
読みましたスレ一本化で話しはまとまったんだからごちゃごちゃ言うな。

753 :名無しのオプ:2010/01/06(水) 16:59:53 ID:o0rcDJek
オレは2ちゃんが好きだ。以上

754 :名無しのオプ:2010/01/06(水) 17:04:49 ID:RtXhFQCc
>>751
950なり980に達して普通に次スレを立てるなら相談の必要もないが
他のスレと統合するような大きな変化が生じるのであれば、住人の
合意を得るのが当り前だろ……。使うのは住人なんだから、好きとか
嫌いという次元の問題ではない。

スレ立てる奴が好き勝手に次スレの内容を変えていいはずがない。

「一本化で話しはまとまった」どころか、先走ってスレを立てた
おっちょこちょいがいるだけで、国内スレと統合しようとの動議
すら出されていない状態じゃねーか。

755 :名無しのオプ:2010/01/06(水) 17:12:46 ID:o0rcDJek
住民登録したいんですけど・・・・・

756 :名無しのオプ:2010/01/06(水) 17:15:38 ID:NJc9HZm3
>>754
ヒント:「話 し」

757 :名無しのオプ:2010/01/06(水) 20:10:32 ID:GgoCpugI
海外スレを事実上の統合スレとして使い切って後に合流するのがベストだが、基本的に住人が決めることだから強制はしない。

758 :名無しのオプ:2010/01/08(金) 09:47:39 ID:lw7XZm/f
とりあえず立てておきました。

『読みました』報告・国内編(書斎厳禁)Part.6
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1262910684/l50



スレ統合賛成、馬コロ大好きというSSRwは馬専用のこちらのスレで。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1262702713/l50

759 :名無しのオプ:2010/01/08(金) 22:51:31 ID:AWkgruaQ
だから、私はどうすればいい?
住人になりたいんだが・・・・・

760 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/01/09(土) 11:49:57 ID:84Uo3Ady
エリック・アンブラー「ディミトリオスの棺」を読んだ。
HM文庫初期刊行作品であり、何とも久々の再読やが、
今読むとやっぱり古いなあ・・・
ふらつの大戦に挟まれた時代の欧州を舞台にしたスパイ・スリラー、
まず、この時代背景が日本人にはわかり難いでしょ。
当時のユーゴ(当時)とブルガリア関係とか言われてもねぇ。
だが、強盗殺人、売春人身売買組織結成、麻薬密売等々、
悪の権化のような男ディミトリオスを終盤まで表面に出さず、
一応の主人公であるミステリ作家ラティマーを狂言廻しとして、
逆にミステリ的興趣、スリラーとしてのサスペンスを盛り上げる手法は
面白く思うた。
思わせぶりなタイトル(原題も同じ)がストーリー展開にさほど絡まない
(由縁は記されているが)のも、やや難か。

761 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/01/10(日) 23:51:46 ID:FZiWaxSz
ジェイムズ・ヒルトン「学校の殺人」を読んだ。
まあ、文学者の手慰みで書かれた古い作ゆえ仕方ないかもしれないが、
あまりに犯人見え見え。
ただし、アガサあたりならキティというわかり易い流れにするところを
冷血漢にしているのが、さすが人間観察に長けたヒルトンという感はある。
基本「逝ってよし!」作品だが、なぜか創元推理文庫で長く読み継がれており、
中島先生の解説もわりと好意的なのが不思議だ。
今となっては、事件の舞台となる古き良き英国パブリック・スクールの雰囲気を楽しむぐらいしか能がない作だと思うのだが。
(一応探偵役のレティが母校オクスフォード大学で解決した盗難事件は
小説化されていないのだよね?)
解説を読むと、作者がオクスフォードでなくケンブリッジ出身というのも
意外や。

762 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/01/11(月) 21:59:59 ID:Am/sDOYq
栗原裕一郎「<盗作>の文学史 市場・メディア・著作権」を読んだ。
文中で筆者も類書が見当たらないと述べているとおり、
現在のところ文学における盗作に関する唯一の体系書であり、
基本テクスト足り得る力作である。
本書を読むと、基本的な法的知識や文学に関する見識も無くして、
荒らし目的のためにいたずらに「剽窃」云々を騒ぎ立てる連中に、
「甘ったれるな!!」という感をあらためて強く抱いた次第である。
欲を言えば、もう少し事例を整理するなりしてボリュームをコンパクト
たらしめても良かったかも。
ミステリ関係の盗作ネタも相当数紹介されているが、
文壇、ジャーナリズムにおけるその注目度は昔から低かったようだ。
ミスオタが地団太踏んで悔しがっても、「所詮、たかがミステリなのである」。
この点は、本書で紹介されている倉橋由美子「暗い旅」における
ミシェル・ビュートル「心変わり」の2人称スタイルパクリ疑惑事件に端的に
顕れていると言い得る。
倉橋嬢の半年程前にあのミッチーこと都筑道夫がビュートル作品に倣うと
公言(文筆上の犯行宣言?(w )の上、「やぶにらみの時計」を著している
にもかかわらず、糾弾もその後の論争における参照も無かった(66頁参照)
のである。ネット用語で言う完全スルーやね(w
本書第三章では大藪春彦、三好徹両氏絡みの盗作事件の詳細が引用や報道記事にもとづき検証されている。
本書の引用で見る限り、大藪氏の盗作問題(2件)はフランク・ケーンには
成程感があるが、ロスマクの方は自家薬籠中のものしていると言うても良いのではないか?

763 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/01/11(月) 22:00:44 ID:Am/sDOYq
三好氏の方は黒澤映画「天国と地獄」に絡むものである。
他に本書中にミステリ作家関連では、
あの悪名高き2ちゃん、しかもわがミステリ板が発信源となった飛鳥部勝則
「誰のための綾織」の件が、第七章で頁数を割いて紹介されているが、
この件は一般どころか、ミステリ板住人でも知らなかった者も多いのでは?
更には、第8章その他の事件では、清張先生が「深層海流」で著作権侵害
で告訴された件(いずれ清張スレで紹介したい)、
有馬頼義氏が「カストリ雑誌前期」の盗作の件で示談金を取られた件等が
紹介されている。
著作権問題としてリーガル・サスペンスを読むかのような逆転の
面白さがあるのは、第六章で取り上げられているNHK大河ドラマ「春の波涛」
の件、複数の原本が存在する等で展開そのものがミステリアスな「黒い雨」の件等、いずれもミステリ関連でないのが面白い。
盗作史(?)という文学史の断面をひとつ見ても、ミステリというジャンルの存在感の無さが実感できるものあり。
本書では漫画絡みの件(第六章の「川べりの道」)も取り上げられているが、
この活字文化衰退の昨今、ミステリはこのままでは漫画よりも影が薄いもの
となってまうぞ(w

764 :名無しのオプ:2010/01/11(月) 22:38:23 ID:Gq0mNlOB
国内と海外の区別もつかないバカがいるようだねw

765 :名無しのオプ:2010/01/11(月) 22:41:25 ID:M/S6tchf
ジェフリー・ディーヴァー「獣たちの庭園」

どんでん返し職人が挑んだ歴史モノ。
でも……正直この内容なら分量を半分にして密度を濃くしてほしかった
どんでん返しは一回だけ、しかし双方の視点を読み比べれば早々に齟齬が見つかるので
オチの予想がついてしまう
アクションも地味、最後もあまり盛り上がらずに終わってしまう
よほどディーヴァーが好きでない人以外にはオススメできない


766 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

767 :名無しのオプ:2010/01/16(土) 13:15:23 ID:EVJxqpW0
初読w

768 :名無しのオプ:2010/01/16(土) 16:32:50 ID:ZbLgYI0/
ヘレン・マクロイの「殺す者と殺される者」を読む。これは予想以上の傑作だった。
若くして叔父の遺産を相続した私こと心理学者ハリーは昔の想い女性シーリアが住む故郷に隠退するが、
新生活を始めたハリーの周りでささいながら不可解な事件が続発する。やがてシーリア夫婦に痛ましい
事件が・・・物語は主人公の手記の形で淡々と語られるが、物語の終盤ある子供のひと言から、まったく
予想外の展開に。大技のメイントリックは今ではアレだが、当時としては相当衝撃度が大きかったと思わ
れる。伏線の張り方と回収はいつものマクロイでうなります。
そして最後の一行、タイトルの本当の意味がわかったとき鳥肌が立ちます。

769 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/01/17(日) 09:20:38 ID:3ylOjr0P
ドロシー・L・セイヤーズ「ナイン・テイラーズ」を読んだ。
本作を初めて手にした時の感動を忘れることは出来ない。
鐘殺す(?)トリックは、中島河太郎先生の著書等でとうに既知であったが、
古典的名作と言われながらも、広く翻訳で読めるようになったのは、
なんと21世紀になってから、しかも創元がセイヤーズ作品を刊行するように
なってからも、執筆順に翻訳され、作者の長編ミステリ10作目、
キリスト教国ではない日本では全く馴染みがない鳴鐘術(ストーリー上重要)に関する部分の翻訳に時間を要したということもあろうか、
かなり待たされたのである。
刊行時には文庫コーナーの一角で「キターーーーーーーーーーーーー!!!」と歓喜の声を上げたのは、果たして俺ひとりだったであろうか。
ただし、読み初めてからは「?」感が強く抱いたのも俺ひとりではなかろう。
S・Sの芸術論を想起させる鳴鐘術なるものに関する薀蓄、実にうざいのである。
アガサであれば、本作のメーントリックですっきりとコンパクトに纏めて
しまったであろう。
いかに古典とはいえ、本作の如き日本の読者向きではない作こそ、
優れた抄訳あるいは超訳が期待されるところかと思うのだ。

770 :名無しのオプ:2010/01/17(日) 13:15:55 ID:vg0xWJrt
歓喜の声を上げて手に取りながら今頃読むのもバカだが、
1998年翻訳の第9長編をどう間違えたら「21世紀になって」と書けるのかが不思議だ。
実物が目の前にあれば、こんなアホなミスはしないだろうに。


771 :名無しのオプ:2010/01/17(日) 13:34:09 ID:WLivQd7m
あれまた新訳出たの?って思っちゃったじゃないか

772 :名無しのオプ:2010/01/17(日) 16:46:40 ID:2B0d8xOA
バカだなあ。書斎は10作目の話しをしているだろうが。
何をトチ来るっているんだか。

773 :名無しのオプ:2010/01/17(日) 16:53:50 ID:Py/k/D5G
>>772
あのひどい文章から文意を即座に読み取れるとは…
おぬし、なかなかw

774 :名無しのオプ:2010/01/17(日) 20:59:19 ID:2B0d8xOA
書斎は間違えていないことをアンチも認めざるを得なかったようだね。

775 :名無しのオプ:2010/01/17(日) 21:27:44 ID:WLivQd7m
> 古典的名作と言われながらも広く翻訳で
> 読めるようになったのはなんと21世紀になってから

ん?
ここはナインテイラーズのことを言ってるようにしか読めないんだけど

776 :名無しのオプ:2010/01/17(日) 21:59:09 ID:vzTnFpEN
それよりネタバレしてんだけど
既読の本で助かった

777 :名無しのオプ:2010/01/18(月) 16:34:45 ID:ukbwhUUu
ネタばれは実質解禁だからいいでしょう。

778 :名無しのオプ:2010/01/18(月) 16:43:21 ID:BvbMHkVC
馬鹿かお前は。法で禁じられてさえなければ
お前はミステリ読みの集まりで堂々とネタバレするのか?
そんなやつが出入りを認められるわけがないだろ。

779 :名無しのオプ:2010/01/18(月) 17:06:18 ID:rPDRUIkY
別に超訳なんかしなくても同じ様なトリックの小説も沢山あるだろ
新本格派以降ならむしろ多すぎる程あると思うが

780 :名無しのオプ:2010/01/18(月) 19:33:44 ID:ukbwhUUu
ネタばれは自己防衛すべきもの。
実際読む前の作家各品スレには顔を出さないしね。
ましてやここは2ちゃんねる。なんでもありなんだよ。

781 :名無しのオプ:2010/01/18(月) 19:47:36 ID:qThIkn1a
今後のためにも、レス削除依頼スレURLを貼っておきましょう。
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/saku/1221902267/l50

782 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/01/18(月) 21:20:28 ID:C/qF/XVc
「ナイン・テイラーズ」論考にネタばれ?
この作品は、犯人名やトリックに関する、
いわゆる「巧みなネタばれ」が難しい作だ。
一発明記が困難であり、詳説しないとネタばれにならない。


783 :名無しのオプ:2010/01/18(月) 21:42:03 ID:rPDRUIkY
説明が難しかろうがネタバレしてるだろ

784 :名無しのオプ:2010/01/20(水) 01:16:27 ID:4hCp5wX2
ロバート・B・パーカーが亡くなったらしい
南無

785 :名無しのオプ:2010/01/20(水) 02:21:12 ID:2Q4AVhR4
RIP...

786 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/01/23(土) 16:14:06 ID:SxkmiDuu
ジョルジュ・シムノン「ゲー・ムーランの踊り子・三文酒場」を読んだ。
前者はメグレ・シリーズ初期代表作のひとつ。
メグレのホームグラウンドであるパリでなく、作者の母国ベルギーを舞台
にした作品である。簡潔ながら町の空気が匂って来るかのようなビビッド
な描写は母国だけあってパリのそれに劣らず、作品の雰囲気を盛り上げている。
このシリーズにコテコテの謎解きを期待する向きはいないであろうが、
確かな筆致で読ませる警察小説仕立てのサスペンス・ミステリといった
ところか、凝った謎解きよりも雰囲気とストーリー展開の妙味を好む
フランスで大受けしたのはわかる気がする。
残念なのは、純文学も書ける作者だけあって、本作も上流と中流階級に属する2人若者の青春の彷徨、その結果としての犯罪、
これに絡む年上の酒場の女(ダンサー)
このメーンキャラ3人に焦点を当て、ミステリにしなければ現代にも通じる
文学足り得たのではないかということだ。
パリが舞台ではないせいもあるが、この作品では俺にはメグレが余計者にしか見えない。
後者は名作「男の首」を想起させる処刑目前の凶悪犯(死刑囚)への何気ない
メグレのシンパシーからスタート、ジョルジョによるおなじみパリ情緒描写も
巧みながら、前記した名作級を期待すると外される一編。
逆に事件にのめり込むことなく、
ラストでは夫人とヴァカンスを楽しむであろうジュールに人間的練れを見る
視点もあろうかと思う。

787 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/01/23(土) 16:15:33 ID:SxkmiDuu
エリック・アンブラー「あるスパイへの墓碑銘」を読んだ。
心ならずも国際スパイ容疑を受けた主人公による冤罪を晴らすための探偵談。
ダークでシビアな作かと思うが、
意外や母国無き主人公のポジティヴなキャラが逆にコスモポリタン的であり、ユーモアさえ漂わし、(主人公の語学教師バタシーが無謀で間抜け過ぎる
という気もするが)
前記した「ディミトリオスの棺」の如き暗さは無く、
スイスイと読める反面、舞台が保養地のホテルに限定されるため、
スケール感を欠くことは否めない。
全般的な評価としては、今は「逝ってよし!」かな。
思わせぶりなタイトルが、作中における登場人物(諜報機関の長)の
ひとりの言にちなむだけであり、直接に本筋に絡まないのは「ディミ・・・」の場合と同様。
ミステリ好きとしては、これもやや外される感あり。

788 :名無しのオプ:2010/01/23(土) 17:29:23 ID:GQxqx6AK
書斎はヘレンマクロイとかヒラリーウォーとかDMディヴァインとか本格ものだけ読んでればいいんだよ

789 :名無しのオプ:2010/01/23(土) 21:18:18 ID:TI5GoEsU
本格だろうがなんだろうが書斎は本を読まないよ。

790 :名無しのオプ:2010/01/23(土) 21:21:34 ID:TI5GoEsU
書斎が必死になってネタバレを繰返しているのも
(もちろん嫌がらせという目的もあるけど)
それが読んだという証明になると思っているから。


791 :名無しのオプ:2010/01/23(土) 21:28:58 ID:cc3pl5oO
>書斎
ほんと何を恥じて何を控えるべきか全然分からない奴なんだな

童貞がヘンな見栄の張り方してかえって墓穴を掘るみたいに、
見栄を張れば張るだけバカにされる所と、絶対にこれだけは
知っていなければいけない所をことごとく取り違えてる。

素直に「それ知らないんですけど何ですか?」と聞けばいいことを
「そんなことは知らないのがおかしい」と見栄を張るから話が途切れ
スレから逃亡を余儀なくされる。逆に絶対知っていなければ会話に
加われないはずのことを全く知らないまま、その無知を丸出しにして
強引に話に割り込もうとして鼻つまみ者になる。

しかし2ちゃんの中だけでも、10年も笑われ恥をかかされ泣きながら
逃げる、を繰り返しているのに、ちっとも成長しないで同じ失敗を
延々とリピートしているっていうのはちょっと凄い。
まあ実年齢70歳説もあるくらいだから、単なる痴呆症なんだろうが。

792 :名無しのオプ:2010/01/23(土) 21:39:32 ID:mmbtn7nx
書斎は2ちゃんで論考ごっこするのが目的なんだから
もともとまともに読書なんて出来る知能ないし

793 :名無しのオプ:2010/01/23(土) 23:35:07 ID:SF3QpbnY
最近2chも厳しくなって、ルール違反をした人間をアク禁にするのは簡単に
なってきたみたいだから、ここの板ルールを破るコテも多分追放出来るよ

794 :名無しのオプ:2010/01/24(日) 10:14:48 ID:FszNU7jO
書斎はルール違反はしていないから関係ないな。

795 :名無しのオプ:2010/01/24(日) 10:27:13 ID:uTIn88g/
コテハン叩きは禁止らしいから、あえて誰か特定できないように書き込んだんだけど
どうして書斎ナントカだと思ったの?

796 :名無しのオプ:2010/01/24(日) 10:27:15 ID:bhsgnoXJ
というかルールを理解できないw

797 :名無しのオプ:2010/01/24(日) 10:46:04 ID:uTIn88g/
真面目な話プロバイダがBIGLOBEだったんだけど、この前ただのAA連続投稿が原因で全国規制された
ルール違反でみんなに迷惑かけていることが証明出来れば、プロバイダに苦情を言うことをしてもいいし
あまり苦情が多ければ、契約違反でプロバイダは退会させるよ
本当に2chも段々変わって厳しくなってきてるから、他の板でも変な書き込み減ってきてる

798 :名無しのオプ:2010/01/24(日) 11:30:02 ID:TndNlePv
>>795
書斎支持者は「2ちゃんは何でもあり」とほざいているのだから書斎をいくら批判しても問題ない。
「コテ叩きは禁止」だといういいわけも書斎はコテじゃないし俺たちにたたいているという認識が無ければ問題ないw


799 :名無しのオプ:2010/01/24(日) 12:30:53 ID:FszNU7jO
コテハン叩き禁止という絶対ルールを守れないなら2ちゃんから出て行くこった。

800 :名無しのオプ:2010/01/24(日) 12:56:11 ID:eVDFduyh
「コテハン叩き禁止が絶対ルールだ」なんてどこに書いてあるんだよw

口からでまかせもたいがいにしておけや。

801 :名無しのオプ:2010/01/24(日) 13:40:15 ID:FszNU7jO
2ちゃんねる案内を読み直してから書き込めアホ。
コテハン叩き禁止は明示されているわ。

802 :名無しのオプ:2010/01/24(日) 13:42:32 ID:MDWIkyFC

こうやって名無しを使ってる時点でもうコテハンでも何でもない書斎魔神ってたまに名乗るやつが
なにをいってもなあw

803 :名無しのオプ:2010/01/24(日) 13:55:21 ID:uTIn88g/
他のスレッドで無知だから誰も相手にしてもらえないヤツが
そこの住人と名乗って他の板で嫌がらせをすると言ってる
ID:FszNU7jO
このアホ
これはもう脅迫だから、警察に言ってもいいな

804 :名無しのオプ:2010/01/24(日) 14:08:31 ID:/yjMRG5N
コテハンよりそいつらにいちいち反応するやつらの方が迷惑?

805 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/01/24(日) 15:03:12 ID:f2j1YkFh
ヒラリー(前ファーストレディ、現国務長官ではない(w )の全体評価は、
どう見ても本格ミステリ作家ではないっしょ。
謎解き風味が濃い警察小説の書き手というのが妥当なところか。

E・D・ビガーズ「チャーリー・チャンの活躍」を読んだ。
内容的には「こもった空気」とでもタイトルを付すのが妥当、
まあ、古い作品ではある。
タイトルと相異して名探偵役のチャーリーが登場するのは
作品半ばを過ぎた第W部(200頁過ぎ)からである。
正直言うて、ジョン作品の如き怪奇探偵小説の装飾は無く、
世界周遊旅行団をめぐる殺人事件を描きながら、
アガサ作品のような観光小説的面にも筆を割いていないため、
稀代の魅力的中国人探偵チャーリーが登場するまでは退屈な感は否めないもの
がある。
時代のあだ花的に一時期はヒット(本邦でも)したこのシリーズを
今読む要があるかは疑問ながら、本格ミステリ好きは1度は手にしておくべき
価値は無いとは言えまい。
後半は、巨大なクローズド・サークルとも言うべきホノルルからシスコに
向かう豪華客船内での犯人探しと相成るが、
「刑事コロンボ」のあるエピで問題になった捜査権の話は、
本作ではしっかり正確に書けている点は評価できよう。

806 :名無しのオプ:2010/01/24(日) 16:00:37 ID:wNMiEuQ3
無読書斎以外のコテハンを口汚く罵るゴミ蟲がいくら

799 名前: 名無しのオプ 投稿日: 2010/01/24(日) 12:30:53 ID:FszNU7jO
コテハン叩き禁止という絶対ルールを守れないなら2ちゃんから出て行くこった。

とか

801 名前: 名無しのオプ 投稿日: 2010/01/24(日) 13:40:15 ID:FszNU7jO
2ちゃんねる案内を読み直してから書き込めアホ。
コテハン叩き禁止は明示されているわ。

とかほざいても何の説得力もないね。


807 :名無しのオプ:2010/01/24(日) 16:26:22 ID:FszNU7jO
読後感が消えて気分がよくなったのは確かだね。

808 :名無しのオプ:2010/01/24(日) 16:42:47 ID:wNMiEuQ3
早速コテ叩きw
書斎の味方になるような奴ってどうしてこうバカしかいないんだろう?
類は友を呼ぶというべきか、所詮同一動物だからというべきかw

809 :名無しのオプ:2010/01/24(日) 16:55:45 ID:/Kq27w5T
930 名前: 名無しのオプ 投稿日: 2010/01/24(日) 13:46:51 ID:FszNU7jO
ネタばれありでも構わないという証拠が出たね。
早速今度のアガサ放映で冒頭ネタばれをやりましょう。


さらには実況でネタバレやりましょうだとさ

810 :名無しのオプ:2010/01/24(日) 16:55:58 ID:/yjMRG5N
コテハンを叩いても良いが、読んだ本の感想を書いたやつだけが叩けるようにしよう
現状じゃ、感想を一切書かずコテハン叩きしてる連中の方が荒らしだぞ間違いなく

811 :名無しのオプ:2010/01/24(日) 17:29:57 ID:wNMiEuQ3
読んでもいない本を騙る書斎を叩いても問題ないということだね?

812 :名無しのオプ:2010/01/25(月) 16:38:59 ID:jtG7cLWD
一番破壊力のある反応が「スルー」なのにね

813 :名無しのオプ:2010/01/25(月) 20:23:37 ID:u7gL+FAZ
最悪板で思う存分やりあえばいいのに、書斎アンチは最悪板でスルーという馬鹿げた戦略を取っているんだよね。
最悪板で叩けない分、このスレなんかに出張してきているという自己矛盾。

814 :名無しのオプ:2010/01/25(月) 21:27:41 ID:Sm91O7vO
書斎って最悪板でやりあってたのか?

815 :名無しのオプ:2010/01/25(月) 21:37:02 ID:u7gL+FAZ
書斎はあくまでスレタイに沿って書き込むだけだよ。
ただ書斎シンパというのもアンチ以上に多いからね。

816 :名無しのオプ:2010/01/25(月) 21:41:43 ID:Sm91O7vO
書斎シンパがアンチ以上に多いんだったら、少数のアンチのためにガタガタわめいてスレを汚すな

817 :名無しのオプ:2010/01/26(火) 10:27:40 ID:7k6Q+EPD
>>786
創元推理文庫のシムノンは改訳して再刊してもらいたいものですね。
日本語がぎこちない。

818 :名無しのオプ:2010/01/26(火) 21:40:13 ID:l7mTRza7
書斎シンパはサイレント・マジョリティだけど、書斎アンチはラウド・マイノリティなんだよね。
だからスレを荒らすのは書斎アンチだということになる。

819 :名無しのオプ:2010/01/27(水) 01:11:09 ID:aIE/URQp
『トレント最後の事件』エドマンド・C・ベントリー
本格推理小説の先駆けとなった作品とも言われ、江戸川乱歩が黄金時代ベスト10に選んだことでも知られる史上に名高き古典作品。
アメリカ財界の大物シグズビー・マンダースンが、イギリスの別荘「ホワイト・ゲイブルズ荘」の庭で死体となっているのが発見された。
「レコード」新聞社の社長であるジェームズ・モロイ卿は、その不審な死をめぐるスクープ獲得に、記者でもあり画家でもある探偵フィリップ・トレントに事件の調査を依頼する。
トレントは事件解決へと奔走する中、殺害されたマンダースンの妻メイベルと出会う。次第に、トレントはその未亡人に惹かれていくのだが…。

物語の序盤、ゆったりした古き良きブリティッシュミステリだなと思い、少し退屈しながらページをめくっていたのだが、中盤に入ると物語は一変する。
あれよこれやと物語は進展し、そして事件解決。見事に背負い投げを食らわされてしまった。
いやあ、まんまと作者のいいように翻弄されてしまったね。
この作品の仕掛けは現代の日本のミステリーだとそう珍しいことでもなさそうなのだが、古典という先入観があって見事騙されてしまったな。
あまり新本格派のミステリーを読まず、海外古典、ホームズとかポアロとかクイーンとかばっかり読んでる人はあっさり引っかかりそうだ(人によっちゃ結末で時間返せと本を投げる人もいるかもしれないが)
そんな古典としては結構異端なことをしているこの作品が本格推理小説の先駆者となったのは色々と興味深い

820 :名無しのオプ:2010/01/27(水) 11:12:00 ID:U1hVOD4C
>>817
書斎さんの偉大さがわかる君こそが真の住人だね。

821 :名無しのオプ:2010/01/27(水) 12:22:40 ID:UJsB+pDI
>>820
スレ荒らすのやめてさっさと感想書けよ

822 :名無しのオプ:2010/01/27(水) 13:01:03 ID:EyfJsVbW
>>817
大学の仏文科のセンセーがバイトで訳したのが多い。
作品への愛が欠如してるのが残念だな。

823 :名無しのオプ:2010/01/27(水) 20:34:07 ID:Kcvj7sv9
>>821
それがアンチ書斎の褒め殺し荒らしだよ。
書斎シンパが荒らしてるように見せかけるのが目的。

824 :名無しのオプ:2010/01/27(水) 21:05:57 ID:MXHbEV3i
名無しなんだから「シンパの書き込み」か「アンチの褒め殺し」か
書いたやつ以外には区別が付かないはずなんだがな。

823が確かな根拠を元に区別しているとしたら面白いことになるね。

825 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2010/01/28(木) 01:08:50 ID:POSE1w0/
「灰色の栄光」ジョン・エヴァンズ(河出書房新社)

私立探偵ポール・バインの今回の依頼人は田舎町を牛耳る大富豪の老婦人。
娘の素行に関して自分をゆすっている相手を突き止めて欲しいという。
当初は他の探偵に頼んでいたのだが訳あって罷免したらしい。
その夜バインの元にかかってきた一本の電話。
いなくなった夫を捜して欲しいと言うその女性が口にした名は、
先に首になった探偵のものだった。
彼の居場所を突き止めたバインだったが、そこで遺体を発見する。
すぐに通報するが警察の対応は何故かおかしい。
一体この町で何が起こっているのか?

いやあ面白かった。楽しく読んだ。犬の力のような凡作や
ミレニアムのような駄作がもてはやされる異常な時代にこういう
真の傑作を読むと、自分がおかしい訳じゃないと勇気付けられる。

今回の敵は今までになく巨大で、どちらかというとAチームに向いている。
それに徒手空拳でどう立ち向かうのかも読み処であるし、
その場その場の展開が程良いサスペンスを醸成している。
更に事細かに伏線が張られていて油断ならない。
ただ、フーダニットは先行作に比べて若干落ちるかも知れない。

後69ページの比喩が面白い。
この叢書読破目指そうかしら。

826 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2010/01/28(木) 01:11:51 ID:POSE1w0/
「狂気のモザイク 上・下」ロバート・ラドラム(新潮社)

アメリカの腕利きスパイだったマイケルは退職し失意の中で
ヨーロッパを旅していた。
しかし、彼はローマで信じられない人物を見かける。
それは、マイケル自身が死に追いやったはずの恋人ジェンナだった!
彼女が何故? マイケルは謎を解くため、そして愛のために
ジェンナを追うが、その背後にはとてつもない陰謀が渦巻いていた。

初ラドラム。これも面白かった。
本作は様々な顔を持っている。
女を追うハードボイルドであり、恋愛小説であり、そして勿論
スパイ小説である。
最も感心したのは、視点が複数の登場人物の間を飛び交うにも関わらず、
主人公を巡る謎の真相が一向に見えて来ず逆に深まっていく点。
それでいて韜晦という風には思わず、ページを繰る手は停まらないのだ。

中盤まで来て漸く明らかになる大謀略には唖然とすること請け合い。
そしていよいよ謎は収束していき、黒幕の正体に迫る!
ミレニアムのような駄作がベタ褒めされることが如何に異常かを
教えてくれる傑作なのでお薦め。

冒頭行く先々で引退したことを疑われるマイケルがおかしかった。
しかし、最後の謎を解いた手がかりは不自

827 :名無しのオプ:2010/01/28(木) 03:01:39 ID:zndl2wCW
『愛の探偵たち』アガサ・クリスティ
クリスティの戯曲の中でも著名な「ねずみとり」の原作「三匹の盲目のねずみ」を筆頭に
ポアロ、マープル、クイン氏らの短編を合わせた計8編の短編集。

なかでも「三匹の盲目のねずみ」は100ページ近くあり中編といってもよい分量があり、
雪に閉ざされた山荘、山荘に泊まる怪しい宿泊客、マザーグースの調べにのって起こる殺人事件と、
ミステリーファンをわくわくさせる内容なのだが、分量的にちょっと食い足りないと感じてしまう。
そういう人は戯曲版を読んでね♪ということなんだろうか。
他、マープル、ポアロの短編はいつもどおりのデキで安心して楽しむことができる。
クイン氏の短編は最後を飾るこの短編集の表題作にもなった「愛の探偵たち」のみ。
この話は特に優れた短編でもなかったが、ミステリアスな探偵クイン氏には興味を持った。
今度『謎のクイン氏』も読んでみようかしら。

飛びぬけて面白いものやミステリ的に優れたものはなかったが、
それぞれ違う趣向の話しと三人もタイプの違う探偵が登場するのでなかなか満足できる短編集だった。
余談だがこの短編集、原題は『三匹の盲目のねずみ』だったらしく、日本で出版する際に、
邦題を『愛の探偵たち』に変えたらしい。
これは正解だったと思う。何故ならこの短編集には様々な愛が描かれている。
探偵たちはその愛を救ったり、愛が偽物であると暴いたりするのである。
クリスティの探偵たちは「愛の探偵たち」というフレーズが似合う探偵ばかりである。

828 :名無しのオプ:2010/01/28(木) 21:58:23 ID:ARa/TPIm
読後感は気が狂ったか。

829 :名無しのオプ:2010/01/28(木) 22:45:07 ID:R3qCdMaP
嫉妬に狂ったコテハン叩き荒らしwww

830 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2010/01/28(木) 22:56:42 ID:POSE1w0/
「世界名探偵倶楽部」パブロ・デ・サンティス(早川書房)
探偵に憧れるブエノスアイレスの少年サルバトリオは、
現地の名探偵クライグに弟子入りする。紆余曲折を得ながらも、
めでたくクライグの助手になることが出来たサルバトリオは、
クライグの代理でパリで開かれる〈十二人の名探偵〉クラブの
初めての総会に出席するよう命じられる。
万博に沸き立つ花の都でサルバトリオは世界屈指の名探偵たち、そして
その助手たちとの新鮮な出会いを味わう。
しかし、会員の一人であるパリの名探偵ダルボンがエッフェル塔から
墜死するという事件が発生。名探偵たちはめいめい捜査を開始する。

まずは構成を評価したい。すぐパリに行くかと思いきや、語り手の
物語から始まるのだ。そこで思わせぶりな余韻を残し舞台はパリへ。
総会では各国の探偵たちがそれぞれの解決譚を披露していく。それも良い。

だが褒めるのは残念ながらここまで。以降ショボくなるばかり。
探偵たちはちっとも名探偵という風格が無いし、当然あると思っていた
推理合戦も無い。一人称のせいで主人公ターンばかりだしね。
真相も動機の辺りはまあまあ面白いが、気の利いたトリックもなく、
物足りない。おまけに(メル欄)に関しても拍子抜け。もっとプロット練れ。

831 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2010/01/28(木) 22:59:33 ID:POSE1w0/
「騙し絵」マルセル・F・ラントーム(東京創元社)

屋敷を左右対象の間取りに区切った片方に住むブイヤンジュ家の一族。
一家が秘蔵するダイヤモンド〈ケープタウンの星〉が、
結婚披露宴の最中に何者かに盗まれてしまう。
厳重な警戒体制の中、一体どうやって……?
素人探偵スローマンの調査が始まる。

ナチの収容所内でフランス人捕虜が書いた稚気溢れる本格ミステリ。
かくの如く戦争は文学を育むのであります。
奇妙な館、巨大なダイヤモンド、瞬間移動装置、多国籍警官隊、
鏡の間等々魅力的な道具立ても充実しています。

そして起こるダイヤモンド盗難他奇怪な事件の数々。楽しく読み
そして真相に驚愕しました。ノックス的捻り+ロースン的一発トリック。
都筑のみっちゃんは「知られざる傑作など無い」とうそぶいていた
けれども、ある所にはあるんですね。

しかし、稚気溢れすぎている箇所があります。(メル欄)の件。
一気に戦前どころか前世紀にタイムスリップしているのが残念でした。

他の作品の邦訳も待たれます。

832 :名無しのオプ:2010/01/28(木) 23:05:56 ID:/amYeBz4
読後感の感想を見て久しぶりにラドラム読み返したくなったな
確かにラドラムってそんな所が売りだった

833 :名無しのオプ:2010/01/29(金) 16:41:01 ID:0OlBiENE
「失踪当時の服装は」 ヒラリー・ウォー

一九五〇年三月、アメリカ、マサチューセッツ州の女子大学から
ロウエル・ミッチェルという美貌の女子学生が失踪した。
警察署長フォードは若手の巡査部長と一緒に、
長年の経験をたよりに、この雲をつかむような事件に挑む。
捜査の実態をリアルに描き、警察小説に新風をおこした問題作! 
果して失踪か? 誘か? 殺人か?

この作品の一番の魅力は、警察活動の描写の緻密さやスリラー要素ではなく
署長のフォードと部下のキャメロンの軽妙な会話。
これこそまさにウィットに富んだ会話のオンパレード。
これだけ登場人物が気のきいたことをお言いまくるミステリー小説はなかなか無い。
チャンドラーよりもすごいんじゃないかと思わせるぐらい。
ストーリー自体はそこまで起伏に富んでるわけはないが
登場人物の発言のおもしろさのおかげで飽きずに読める

834 :名無しのオプ:2010/01/29(金) 17:47:12 ID:5CwqqT7Q
なるほど、「失踪当時の服装は」は警察小説の元祖みたいな紹介が多いがそんな魅力があったとは
今度読んでみよう
まともに読んでみると紹介の上手な人も多いな

835 :名無しのオプ:2010/01/29(金) 21:10:57 ID:XxVJD1hw
読後感は読んでないね。
短時間で読める量じゃない。

836 :名無しのオプ:2010/01/29(金) 21:46:00 ID:e0D/urW9
未読なのは書斎だけです

837 :名無しのオプ:2010/01/30(土) 10:52:15 ID:SPMl7k7O
アホ書斎は毎日毎日巡回スレをいちいちチェックして論考と称するゴミを垂れ流し
世間一般では休日とされる日は必ず2〜3冊「読んだ」と称する感想文をデッチ挙げる。
しかもあのバカは様々な分野の本を読んでいるんだとさ。

50を越えたいい歳したオッサン書斎はここまでヒマなのかw

学生とおぼしき読後感ならそれだけの読書時間がとれるだろうけどね。

838 :名無しのオプ:2010/01/30(土) 11:55:26 ID:WqdF0fRE
だからコテハン叩きしかしてないカスどもはまずはスレの趣旨に添って
何か作品の感想書いてから書き込めよ
お前らもそういう書き込みが一番スレを汚してんだよ。
コテハンが気に入らないならNG登録してスルーすればいいだけ。
そうすればスレが荒れることなんてない。子供じゃないんだったらそれぐらいわかるだろ

839 :名無しのオプ:2010/01/30(土) 12:56:34 ID:FPMQ5VDv
>>838>>835 へのレスですね。
わかります。

840 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/01/30(土) 17:25:42 ID:zD1J8twl
ウィリアム・C・ゴールト「百万ドル・ガール」を読んだ。
この作者唯一の訳書、なんとあのエル作品の妙訳で知られる井上勇氏の
手によるハードボイルドである。
(ゆえに日本文としては「?」な訳文が散見される。「どん百姓」とかの今はNGな訳文がある楽しさもあるが)
正直言うて、ミステリとして見るべきものは皆無に近い。
探偵ジョー・ピューマ(名前はカッコ良さ気だが、女好きで喧嘩早いだけの
ような)が、事件関係者の学歴(カウンセラー)を確認するためビルの一室
を本部とするインチキ大学を訪問するくだりが、現代にも通じるエピで興を
惹く程度か。
あとがき(ノート)によれば(なぜか厚木淳氏が担当)、この作者の作品中では
出来が良いものらしいが、後が続かなかったのは仕方あるまい。
本邦では未訳に終わった多数の通俗ハードボイルド・ミステリ作家が存することを思えば(この辺の事情は小鷹信光氏の著書に詳しい)、早くに1作だけでも
紹介されたことを幸運とすべきであろうか。

841 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/01/30(土) 17:27:00 ID:zD1J8twl
ピート・ハミル「マンハッタン・ブルース」を読んだ。
タフなジャーナリスト、サム・ブリスコー・シリーズの第一弾。
別れた恋人の謎の死を発端にキューバ革命まで遡る陰謀に巻き込まれてゆく
ブリスコー。
名エッセイ「ニューヨーク・スケッチブック」の著者の手になるものだけ
あってNYの風景描写が冴えるが、残念ながら物語中盤からは舞台が
完全にメヒコに移ってしまうため、NY情緒を堪能することはならず。
代わりというては何だが、熱いメヒコ情緒は満載ではある。
だが、ミステリとしての評価は偶然性に頼ったご都合主義満載で頂けず、
エッセイ等を読む限りでは、ストイックな作風という印象があり、
NYを舞台にした序盤はこれに沿うものなのだが、
後半の過激なセックスシーン、アクションシーンは意外感を越え、
違和感さえある。
ハードボイルド・ミステリにはこの手のものが必須という固定観念でもあったのであろうか?
まあ、原書は30年以上前の刊行という点を考慮しても、最早、逝ってよし!
作品とは言い得よう。

842 :名無しのオプ:2010/01/30(土) 20:40:02 ID:4S52MLTd
書斎は読んでないと出てこない論考だね。

843 :名無しのオプ:2010/01/30(土) 22:04:05 ID:l25y/Cwa
早く読後感の新作が読みたい!!

844 :名無しのオプ:2010/01/30(土) 22:17:45 ID:faVD6EyG
同意。書斎のインチキ未読論考とは大違いだね。

845 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/01/31(日) 15:36:22 ID:pb+kRCCS
ジョゼフ・ウォンボー「メキシコ国境の影」を読んだ。
警察小説の大家の手によるコテコテのノンフィクション警察ノベルとでも称す
べき作だ。
既に30年以上前の邦訳作品であり、文庫化もされず忘れられた作品と言い
得るが、今読んでも米とメキシコ国境の治安維持に当たった20世紀の
ガンマン(サンディエゴ市の警官で略称「バーフ」=ボーダー・エイリアン・ロバリー・フォース=国境付近の不法入国者に対する強奪犯罪を取締る
機動部隊)たちの家庭崩壊や精神変調までに至る者も出た体を張った勤務ぶりは強烈な印象を残すものあり。
個性的な人物群の濃い描写は、ノンフィクションとフィクションの違いは
あれど、ポケミスのハリウッド警察ものへとしっかりと継承されている。
現場警察官出身の作者らしく、アメリカ人の警察官(メヒコ系が多いが)に
肩入れし過ぎず、美化もせず、彼らと対立関係にあるメヒコ警察官
(ティファナ市警)たちの視点にも配慮している筆致は好感度大。
作中でハリウッドの映画会社のリサーチに警官たちが狂喜するシーンがあるが、
もし本作が映像化されていたとするなら、
ストイックで理想主義なバーフ創設者のディック・スナイダー警部補は
ロイ・シャイダー、
実質的にバーフを仕切ることになるマニー・ロペス巡査部長は若い頃のテリー・
サヴァラス、といったイメージだろうか。
この線で時代性に拘泥しなければ、
その他の警官たちには、ペドロ・アルメンダリス、サル・ミネオあたりの
キャスティングが浮かんでくるお。
この「バーフ」、米墨国境はあまりに広大に過ぎ砂上の楼閣に終わったようなのが悲しいが、
本書を読了後は現在の状況はどうなっているのか非常に気にかかるところだ。

846 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/01/31(日) 15:37:21 ID:pb+kRCCS
リチャード・ジェサップ「摩天楼の身代金」を読んだ。
80年代に少々話題になったミステリちゅーか、サスペンス・スリラー。
主人公はベトナム戦争帰りだし、リアルでシリアスな緊迫した作品かと
思いきや、そうでもないという感じ。
特にラストなど洒落た遊び心に富んだアメリカン・ミステリの味わいさえある。
(果たして物的証拠が隠滅された状態で公判に堪え得る個人特定が可能か?)
最大の読ませどころは、身代金の奪取手法(正に「博打」そのものが絡む)、
つまり誰から取るかでなく、金が取れればオールOKというのが肝なのである。
このアイデアは結構面白い。
だが、タイプライター、公衆電話等、執筆年代を感じさせる小道具は仕方無い
しても、(特にPCが日常品化した現代では、犯人割り出しの手がかりにも
これを強く感じさせるものはある)
この手に作にありがちなご都合主義過ぎる展開に萎えるものはある。
あえて今読む必要は無い作と断言しても差し支えないのではなかろうか。

847 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2010/01/31(日) 15:44:03 ID:wp11cULR
「災厄の紳士」D・M・ディヴァイン(東京創元社)

ケチなジゴロで稼いでいるネヴィルは、ある富豪令嬢をカモにする
話を持ち掛けられる。
大金に目がくらみ引き受けたネヴィルはこの仕事を引き受ける。
苦戦しながらも次第に令嬢の心を掴んでいくかに思えたネヴィルだったが、
その先には思わぬ事態が待ち受けていた……。

“フーダニットの達人”ディヴァインの新紹介作。またやられた。
今までの作品とは一風変わったストーリーで展開していく。
主人公が明確でなく、登場人物の誰にも感情移入することはないが、
ページを繰る手は止まらない。
しかし、読み進むに従っていつものディヴァインの本格の味わいが
出てくる。
こんなあからさまな伏線に何故気付けなかったのかと嘆くことになる。
真犯人像には疑問を感じなくもないけど、パズラーとしてならアリかな。

後、ドロシー萌え。男の理想やないか。

ここから文句。
女性のセリフを今風にした翻訳は頂けない。
71年の作品なんだから余計なお世話だ。
あと解説は邪道に迎合するな。自己責任なんだから。
最後に翻訳紹介に無駄なブランクを作った編集者どもの無能ぶりを
再度嘲笑っておく。

848 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 16:02:23 ID:jtAWixtL
読後感>>>>>>>子供の感想>>>>ガムテープ>>>>未読の書斎

849 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 17:12:18 ID:n41lB5sv
読後感の感想は他の人を読書に誘う力があるね

850 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 17:49:47 ID:Hi2GvX2F
>>847
いやいや。むしろセリフはどんどん現代風にするべきだろ。

クイーンのZの悲劇だったと思うが、ペーシェンスのセリフで
「よござんす」ってのがあったんだぞ。時代劇か?っていう。
あとは「あんたたちは、本当に馬鹿な明きメクラよ!」とかな。
明き盲なんて話し言葉で使う女なんて存在しないだろ現実には

851 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 17:54:56 ID:M2cwvrTP
Zは2010年の話じゃないから

852 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 18:00:42 ID:Hi2GvX2F
日本の小説だったら100年前だろうが会話はそのままで良いが
翻訳小説なら時代に合わせて変えるべきだろ
別に50年まえのイギリスの女がそんな古くさい話し方してたのか、なんてわからないわけで

853 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 18:10:00 ID:jtAWixtL
>>852
エリザベス女王時代のイギリスで
「犯人チョーむかつくしー。探偵さん、超スピードで捕まえてみたいなー」
女がいたらおかしいだろ。

854 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 18:27:16 ID:0R654WW7
書斎憎しの感情があるんだろうが、読後感を持ち上げすぎだろ。

855 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 18:29:34 ID:jtAWixtL
へー、書斎ってインチキ論考書くばかりか住人から憎まれてるんだー

856 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 18:43:23 ID:Hi2GvX2F
>>853
?そんな極端な話だれもしてないだろ。
お前災厄の紳士読んでないだろ?そんな極端なセリフは出てこないから。
読んだ上で語れよ

857 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 19:02:19 ID:jtAWixtL
「よござんす」ってのは災厄の紳士の話だったのだろうか

858 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 19:11:52 ID:0R654WW7
ギスギスしているねえ。
もっと和やかに歓談できないものか。

859 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 19:11:53 ID:Hi2GvX2F
>>857
曲解してるんだよな?
>>847の言う「今風」ってのは女子高生みたいな口調のことじゃなく
従来なら「〜あそばせ」とか言ってたところを「〜してよ」とかにしてることを指してるんだぞ
チョーむかつくなんて口調に訳してるミステリーがあるなら教えてくれ。読んでみるから

860 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 19:14:21 ID:jtAWixtL
「〜あそばせ」でいいじゃん
それって時代劇の言葉か?

861 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 19:23:00 ID:Hi2GvX2F
>>860
今の感覚で言うと不自然だろ
翻訳ってのはその時代に合わせて、改められていくべきなんだよ
村上春樹も書いてたが、だいたい25年周期で再訳すべきだって。
それはなぜかっていうと、話し言葉は時代によって変わっていくから。
ライ麦畑でつかわれてる「やっこさん」なんて表現は今じゃ誰も使わない

862 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 19:24:22 ID:jtAWixtL
>今の感覚で言うと不自然だろ

今の小説じゃないから不自然じゃないな


863 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 19:29:05 ID:Hi2GvX2F
>>862
だからそれは日本の小説の場合。
夏目漱石の小説ならどんだけ表現が古くさかろうが良い

でも日本の話し言葉とアメリカの話し言葉は全くリンクしてないだろ。これが重要。よく読めよ。
例えば
1950年代のアメリカの話し言葉を1950年代の日本語の話し言葉で訳す必要なんて全くないんだよ
なぜなら、両国の話し言葉には共通点なんて全くないから。
だから、翻訳の場合はその出版される時代の言葉に合わせるべきなんだよ。

864 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 19:32:51 ID:jtAWixtL
そんなお前基準知らん
それで全部25ごとで再訳すべきってどっちが極論だか

865 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 19:48:00 ID:M2cwvrTP
つまり翻訳小説は常に現在の言葉で書かれていないといけないってことね

無理だし面倒な話だな
なにを必死に要求してんだか、ってはなしですな

866 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 19:49:24 ID:Hi2GvX2F
全然面倒じゃないだろ
例えばこれからバークリィの作品を邦訳するなら
今の言葉に合わせて訳せばいいってだけなんだから。訳者にとっても楽だろ

867 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 19:51:01 ID:M2cwvrTP
毎年のように改訂しろって話だぞ、それ

頭おかしいだろ

868 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 20:00:14 ID:Hi2GvX2F
25年周期って書いてるんだが。人の話よく聴かないって先生に言われただろ?

869 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 20:05:44 ID:jtAWixtL
これから訳すのを今の言葉にするだけって言ったり25年周期って言ったりなんだかな

870 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 20:07:06 ID:Hi2GvX2F
話し言葉は毎年毎年変わるわけじゃないだろ

871 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 20:08:59 ID:jtAWixtL
あれー?
ミステリーって25年に一度しか翻訳されてないんだっけ?

872 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 20:23:07 ID:Hi2GvX2F
堂々巡りだからそろそろやめる?

873 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 20:25:57 ID:jtAWixtL
堂々巡りってことにしたいならどーぞ

874 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 20:29:29 ID:Hi2GvX2F
じゃあ続ける?

875 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 20:35:52 ID:qgTwMEF0
五十年前の小説が五十年前に翻訳されたとするなら、訳文だけを
アップデートする必要は、まったくないと思うがナ。

一冊まるごと改訳するのに、どれくらい手間がかかるのか分かってる?

876 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 20:40:41 ID:ziQ/OkjT
そのたびに和文和訳の仕事にありつける雇用創出が目的なんじゃないの?

877 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 20:41:59 ID:jtAWixtL
>874
毎年25年周期の本があることは理解してるよね?
それでも毎年のように改定しろという意味ではないというのはどういう意味?

878 :名無しのオプ:2010/01/31(日) 20:57:08 ID:jtAWixtL
>876
うん、きっとそういう意図があったんだよね
でも俺はそんな金と労力使うなら、ミステリーに限らず新作どんどん訳して欲しいわ

879 :名無しのオプ:2010/02/01(月) 12:08:11 ID:r7h19P/g
「2chが選ぶこのミステリーがすごい!2010」の投票を受け付けています。
締め切りまでに投票が一票もなかったので、投票期間を延長します。
ぜひ、投票をお願いします。

2chが選ぶこのミステリーがすごい!
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1166286465/446-

【以下のルールを守ってください】
・投票スレの>>1-3は無視してください。
・対象は奥付表記で2008年11月〜2009年10月の期間内に発行された広義のミステリー作品。
・6作品以内で順位をつけて投票すること。
・必ずしも6作挙げる必要はなく、1作でも投票可とするが、上記のように順位はつけること。
・1位=10点、2位=9点〜6位=5点で集計。
・国内作品と海外作品は別々に投票する。
・一行以上の総評必須(ネタバレ禁止)
・宝島社の作品は対象内
・投票期間は12月10日〜1月31日まで(延長します)

今年のこのミス、本ミスなどのランキングです。参考にしてください。
国内編 http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1166286465/447-450
海外編 http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1166286465/451-455

880 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/02/07(日) 01:32:11 ID:vaVme4ZX
E・D・ビガーズ「チャーリー・チャンの追跡」を読んだ。
前記した「活躍」とは異なりホノルル警察のチャン巡査部長(当時)
としては、相変わらずのアウエイ状態(舞台はシスコ)ながらも、
全編に渡ってチャーリーが中国系探偵らしい箴言を繰り出しながら、
正に活躍する作。
ただし、謎解きミステリとしては古臭いロマンスねた(男気がある冒険家の
不幸な美女(人妻)の救出談)に落ちるのが物足らず、後出しの手がかり
は同じようなものとはいえ、「活躍」にあるような部屋の空気ねたのような
論理的な面白さは皆無である。
オールドファッションな軽いアメリカン・ミステリ好き(決して程度が高い
人間とは言い難い)ぐらいにしか推せない作ではある。

881 :名無しのオプ:2010/02/09(火) 01:28:57 ID:1HtMmBVN
>>847
>ここから文句。
>女性のセリフを今風にした翻訳は頂けない。
>71年の作品なんだから余計なお世話だ。
>あと解説は邪道に迎合するな。自己責任なんだから。
>最後に翻訳紹介に無駄なブランクを作った編集者どもの無能ぶりを
>再度嘲笑っておく。

書斎は論外だが、こいつなんでこんなにエラそうなの?
大先生気分で論考(笑)書いてる気違いとあんまり変わらないな

882 :名無しのオプ:2010/02/09(火) 06:41:03 ID:OPiDRR4w
本格ばっかでハードボイルドとか読んでるやつが少ないな

883 :名無しのオプ:2010/02/09(火) 09:38:40 ID:M7RJit5s
お前が書けばいいんじゃね

884 :名無しのオプ:2010/02/11(木) 12:21:40 ID:v6QEAodF
読後感は書斎アンチに相対的に持ち上げれているに過ぎないのに勘違いも甚だしいよな。
もはや公害レベルだ罠。

885 :名無しのオプ:2010/02/11(木) 13:55:44 ID:B87azlrE
読後感のは普通に文章として読める。
書斎のは難しそうな言い回しを多用するだけで、意味不明。

886 :名無しのオプ:2010/02/11(木) 18:33:55 ID:retG0EKO
そりゃそうだろう。書斎は読んだフリしてなんちゃって論考書いてるだけだから。

887 :名無しのオプ:2010/02/11(木) 18:40:44 ID:KKzkgNyR
107 名前:名無しのオプ 本日の投稿:2010/02/11(木) 16:47:35 ID:v6QEAodF
アガサヲタの腑抜けっぷりが際立つ結果となったな。
結局事なかれ現状追認なんだよ。
創造性の欠片もない。


21 名前:名無しのオプ 本日の投稿:2010/02/11(木) 07:47:14 ID:v6QEAodF
書斎が来ないと盛り上がらんわな。


23 名前:名無しのオプ 本日の投稿:2010/02/11(木) 11:39:39 ID:v6QEAodF
売れない過去の作家なんだからしょうがない。
書斎の指摘がここにきて当たったことを証明しましたな。

888 :名無しのオプ:2010/02/12(金) 07:35:29 ID:N39nmNMk
お前らコテハンなんてスルーして自分の感想を書けよ
全く書いてないだろ

889 :名無しのオプ:2010/02/16(火) 03:01:41 ID:noGSbsBO
以前、こちらのスレで宣伝されてもらいました
「2chが選ぶこのミステリーがすごい! 2010」
決して投票数は多くありませんが、
今年もランキングができましたので、ご報告させていただきます。

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1166286465/538-

【国内編】
1 位 82pt 『Another』 綾辻行人
2 位 62pt 『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』 倉阪鬼一郎
3 位 60pt 『密室殺人ゲーム2.0』 歌野晶午
4 位 47pt 『身代わり』 西澤保彦
5 位 31pt 『殺人鬼フジコの衝動』 真梨幸子
6 位 30pt 『花窗玻璃 シャガールの黙示』 深水黎一郎
7 位 27pt 『秋期限定栗きんとん事件』 米澤穂信
8 位 24pt 『ここに死体を捨てないでください!』 東川篤哉
9 位 21pt 『神国崩壊 探偵府と四つの綺譚』 獅子宮敏彦
9 位 21pt 『リバース』 北國浩二

【海外編】
1 位 28pt 『検死審問ふたたび』 パーシヴァル・ワイルド
2 位 20pt 『荒野のホームズ、西へ行く』 スティーヴ・ホッケンスミス
3 位 17pt 『麗しのオルタンス』 ジャック・ルーボー
3 位 17pt 『災厄の紳士』 D.M.ディヴァイン
3 位 17pt 『幽霊の2/3』 ヘレン・マクロイ
6 位 16pt 『騙し絵』 マルセル・F・ラントーム
7 位 14pt 『ユダヤ警官同盟』 マイケル・シェイボン
8 位 13pt 『解雇手当』 ドゥエイン・スウィアジンスキー
9 位 10pt 『天外消失』 早川書房編集部・編
9 位 10pt 『泥棒が1ダース』 ドナルド・E・ウェストレイク

890 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/02/20(土) 10:40:15 ID:laz0mKj9
アガサ・クリスティー「検察側の証人」を久々に再読してみた。
エルキュール、ジェーン等のおなじみの名探偵抜き、
十八番の料理ネタ、ハートウォーミングなユーモア、メロドラマ等の
独自な作風も抑え、しかも本業ではない戯曲でこれだけの傑作を書いてしまう
アガサは、やはり今更ながら凄過ぎだ。
法廷シーンもジョンの「ユダの窓」等に比較しても臨場感に富むものである。
(判事が検察側には厳しく、弁護側に少し甘いように読めるのは意図した
ものか)ただし、最後のドンデン返しに至る展開が、駆け足気味で拙速に感じさせるのは残念である。
ミステリとしては、名探偵が登場するメルヘンの世界でなくリアルなリーガル・
サスペンスという状況設定のため、人を見る眼に長けたはずのベテランの
弁護士2人が「見てわからないのかお」な点(トリックの要を成す部分ゆえ
看過は出来ない)があるのが最大の難だ。

891 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/02/21(日) 09:28:36 ID:Rdg3+XUN
ワシントン・・アーヴィング「ブレイスブリッジ邸」を読んだ。
「スケッチブック」で著名な作者の初訳作品。
「スケッチ・・・」収録作品の後日談という形をとったものであり、
舞台は英国田園地帯の邸宅・・・と聞くと、アホなミスオタは
「すわ、館ものキター!、謎の連続殺人、密室の謎待ち!!」と相成る
わけだが、そんな喪前らは正直言うて終わっていると言い得る。
作者アーヴィングは第一章となる「ブレイスブリッジ邸」序盤にて下記
のように記す。
「・・・私は小説を書くわけでもないし、読者の期待を誘うような小賢しい
企みや、驚くような奇抜な話などまったく持ち合わせていないことを了解
していただきたい。私が題材にするこの邸宅には、詳しくは知らないが、
およそ落とし戸もなければ羽目板や天守閣もないであろう。
実際、そこにはミステリーの類など何一つとして存在しないと思われる」
このくだりを読んでも、「詳しくは知らないが」という記述に着目し、
「リップ・ヴァン・ウィンクル」や「スリーピー・ホロウの伝説」の
作者だし、何かやってくれるのではと期待したアホ(ちゅーか、大馬鹿か(w )
は、最後まで読めばわかるとおり、完全に外される。
要は本作はミステリではない館ものであり、田園小説なのである。
ただし、登場キャラはアガサ作品に出て来てもおかしくはない個性派ばかり、
館の差配を一手に引き受けている独身男マスター・サイモン、
動物担当の古参従士で頑固なクリスティー老人、
地主の姉でロンドン社交界の華という時代もあったレディー・リリークラフト、
退役将軍で今も好色な伊達男のハーボトル、
即金ジャックと称される地元の顔役等々、
本格ミステリの脇役に使いたい最適なキャラが続々紹介され、
巧みな田園描写ともあいまって、これだけでも十分に読ませる面白い作
となっている。
各人、心して読め!!

892 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/02/27(土) 14:41:58 ID:LxIA2Esh
エドワード・E・ホック「夜の冒険」を読んだ。
早速だが大好評な連載「収録作品全話講評」逝ってみよう!!!
イェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーイ!!!
・「フレミング警部最後の事件」
初学者なら十分に楽しめるレベルかとは思うが、
俺レベルの読み手からだとサイコ・ミステリ的オチがやや見えるのが難か。
・「どこにでも見かける男」
この話のオチ自体はまあまあなのだが、
後の収録作品に類似パターンのオチ(サバナ・ビッチ!)があるのは頂けない。
あとがきによれば自選作品集とのことだが、
同傾向と思われる(特にオチ)複数作品の同一作品集収録は避けるべきでは
なかったかと思う。
・「私が知らない女」
とにかくオチが見え見えなのだが、ホックはわざとそれを承知で書いている気がしないでもない。
しかし、マジで真相に気付かないとしたら、主人公はねらー級な真性アホ
でしょ(w
・「夜の冒険」
完全にウールリッチしている作。まあ、作品中に設定されたデッドラインは
緩やかなものだが、小品ながら哀愁漂う作である。
・「影の映画祭」
エリック・アンブラーかおな一編。それなりに読ませるが、
やはりこの手の作はホックの本領ではないという感がある。
・「くされ縁」
これはダールとか書きそうな作だ。ホックの多彩な作風をあらためて実感させる一編で、サム・シリーズにもある作者の戦争観がかいま見えるようなのも
興味深いものあり。
・「正義の裁き」
ホック短篇に見受けられる「異国もの」の一編。
このイリーガルな結末では具体的な国名は書けなかったのかと思いきや、
後の収録作品ではもろに国名が出てくる作あり。

893 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/02/27(土) 14:43:59 ID:LxIA2Esh
・「空っぽの動物園」
これはジャック・ケッチャムをソフトにしたような作。まあまあかな。
・「静かに鐘の鳴る丘」
主人公の神父の心理の推移を含めてリアルな展開が良な作。
収録作品中でもベストな1作であろう。
・「やめられないこと」
ハードボイルドタッチなリベンジ談だが、
最後にもう一発ぶち込むとスピレーンになる作。
問題点は前記したとおり(作品そのものの疵にあらず)。
・「もうひとつの戦争」
長編(映画化もあり)でこの手の傾向の作があったわな。
勿論、リッチー作品と共通するテーストもあり。
ゆえに俺には展開が見えた。初学者向きの作であろう。
・「不可能な不可能犯罪」
ポケミスで読破済みな作であった。
しかし、このトリック、
ホックがイネス長編を読んでいたかどうか気にかかるものあり。
・「出口」
それなりに纏まったクライム・ノヴェルで読ませる。
ラストシーン後の展開が気になる作だ。
・「大物中の大物」
これはオチが非常に効いている作で面白い。
主人公が大物中の大物に会えないのは必然。
・「家族の墓」
シン・コナーズならぬランダム・コーナーズを舞台にした事件。
ロリっぽい雰囲気もある作でその辺好きな椰子にはたまらんだろうな(w
事件の真相そのものはサム・シリーズにありそうな展開。
・「サソリ使いの娘」
これはやや期待外れの作(言葉尻推理ネタ)。
そそるタイトルだし、本作にもロリ・ムードあり。

894 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/02/27(土) 14:45:42 ID:LxIA2Esh
・「知恵の値」
誘拐ネタだが、普通小説に近い味わいもある作。
先の展開は読めるので、後者をいかに評価するかでしょ。
・「二度目のチャンス」
典型的なクライム・ノヴェルで、登場キャラ、展開、オチ全て面白い。
ヒロインの犯罪者体質といい、ジム・トンプスン世界女版の感あり。
ノンシリーズではホックは勧善懲悪に拘泥する気は皆無とわかる作だ。
・「スペインの町で三週間」
まあ、何か起こるんだろうなと予測はつく作だし、
オチに到るヒロインの心理がわかり難いのも難。
前に読んだような気がしたが、初訳とのこと。似たような作があるのかな。
・「ガラガラヘビの男」
何気にタイトルがカッコ良い作。出来はまあまあといったところか。
人生にスリルを求める気(け)がある主人公は「二度目のチャンス」の
ヒロインとならお似合いなカップルかも。

収録作品私的ベスト3
1 夜の冒険
2 静かに鐘の鳴る丘
3 二度目のチャンス

895 :名無しのオプ:2010/02/27(土) 19:05:52 ID:VvGAnXpk
>>891
アガサ作品はネタばれ全開で語り合っても十分楽しめるという傍証になるね。
これはぜひアガサヲタに読んでもらいたい。

896 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/02/28(日) 11:40:57 ID:06Yx5rub
アガサ・クリスティー「杉の柩」を読んだ。
うーん、締めがポワロによる強引なメロドラマって感じで頂けない一編
という感が強い。
ミステリとしては、
犯人はガヤにいる人物で、厳密にS・Sのルールに照らせば反則気味だし、
何よりも後出しの事実が多く、ストーリー上強引過ぎる偶然性が
目立つのも難だ。
ただし、犯人キャラが最近の日本の事件(2つ)を想起させる面白さはあり、これはクリスティー作品に登場するようなキャラが遂に現代日本で
現実化したちゅーことやろうか。
依頼人となるロード医師の「おぼこ」ぶりはポワロと出会った
当時のヘスティングス(この名探偵の「最愛の人」でしょ。
原作では共演が少ないのが残念。
この点でテレビシリーズは「もっと沢山一緒に仕事をしたかった」という
2人の願望(ファンの願望でもあるか)を実現したものとも言える)
ポワロが飛び込みに近いこの探偵仕事を請けたのはこれも理由のひとつかも、
「どこかあの頃のあの人に似ている」ってやつ。

897 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2010/03/02(火) 21:02:34 ID:cG45YDvi
「キリング・サークル」アンドリュー・パイパー(新潮社)
小説家志望の記者パトリックは、とある作家主催の創作講座に参加する。
そこではメンバーが交代で自作の小説家を朗読していくのだが、
パトリックはメンバーの一人アンジェラが語る物語にのめり込む。
時を同じくして、自分や息子の周りに怪しげな人物の影が散らつき、
パトリックはそれがアンジェラの物語に登場する殺人鬼だと思い始める。

読みながらこれは果たしてホラーなのかミステリーなのか
と少々戸惑っていた。
その辺りが曖昧なままだと結末だけで評価が決まってしまうかも
知れないと思ったからだ。
しかし、読み終えて妙に納得している自分がいる。
「これがサイコ・ミステリか」と。
フェアではないが、予測不可能ではない。
お約束に縛られない奔放な展開。
色々考えながら読むんじゃなく、とにかく筋を追っていった方が良いと思う。
甘くはないぞ、心して読め!

898 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2010/03/02(火) 21:03:14 ID:cG45YDvi
「殺人倶楽部へようこそ」マーシー・ウォルシュ マイクル・マローン(文藝春秋)

田舎町グロリアで起きた火事。
焼け跡から出た死体は事故死と思われたが、担当刑事ジェイミーは
これが高校時代に被害者自身が考えた殺人方法と似ていることに気付く。
恋人である上司の反対を振りきって独自の捜査を始めたジェイミーは、
自らも所属していた《殺人倶楽部》のメンバー達から犯人を
割り出そうとするが……。

現代アメリカでは珍しい見立て殺人を扱った本格ミステリー。
伏線の張り方がさりげなくて巧い。しかも後で主人公に指摘させるので、
伏線に気付けなかった読者はそこで前に戻って確認も出来るという親切さ。
肝心のフーダニットも中々だと思う。

ただ、不倫を安易にツール化してるのは感心しない。
それから、描写不足に思える部分がある。恋人とか、友を失った
主人公の心情など。

899 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2010/03/05(金) 02:08:41 ID:CiPxBQRh
「贖いの日」フェイ・ケラーマン(東京創元社)

遂にリナと結婚し、ハネムーンに旅立ったデッカー。
しかし、向かった先はリナの前夫の家族が住むニューヨークだった。
慣れないユダヤ人居住区で気詰まりを感じていたデッカーは、そこで見掛けた
一人の女性に驚愕する。
彼女こそ、40数年前自分を産み落とし捨て去った母だったのだ!
激しく動揺するデッカーだったが、そんな彼に追い討ちをかけるように
母の孫の一人が失踪し、彼は捜査を手伝うことに……。

お久しぶりの4作目。
何でこんなに読まなかったのかと言えば、楽しめるか自信が無かったから。
しかし楽しめた。ミステリーとしてのプロットはてんで大したこと無いが、
主人公のアイデンティティーを巡る物語として中々読ませる。
改めてヒロインの造形も良いと思った。子持ちの未亡人だったのに
初々しくて、清楚なのに行動的で、頑固なのに寛容で萌えるなあ。
いつやっても一回目みたいな。
それからもう一人好印象のキャラが。
戒律社会のアウトローは読者が好感を持つ一つの定型だね。

最後は割と感動した。これからもゆるゆると読んでいきたい。

900 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2010/03/05(金) 02:10:01 ID:CiPxBQRh
「マンハッタンの戦慄 上・下」F・ポール・ウィルスン(扶桑社)
〈始末屋〉のジャックのもとに別れた恋人からもたらされた依頼は、
消えた叔母の捜索だった。
恋人に未練たらたらのジャックは依頼を受けるが、時を同じくして
謎めいたインド人から奪われたネックレスの奪還を依頼される。
どちらも雲を掴むような案件に思えたジャックだったが、
2つの事件には意外な繋がりが隠されていた!

気になっていたシリーズ初挑戦。
これは結果的オカルトハンターものってことになるのかな。
〈始末屋〉っていうのは私立探偵と用心棒を合わせたようなものか。
古き良きパルプマガジン(知らんけど)の面白味が味わえるか
と期待して読んだ。
「そのもの」が出てきた時は若干冷めたけど、すぐ持ち直して楽しんだ。
オカルトのみならずアクション、ロマンス等パルプ的エンタメ。

ポイントとしては主人公があくまでも普通の武器で立ち向かうのが良い。
グランダンもそうだった。スパナチュの兄弟も初めの頃はそうだった。

ただ、主人公がラストで抱く思いは唐突で不公平に感じた。
ああ持っていきたいのならもっと筆を費やさなければ駄目だろう。

しかし、クトゥルーの定義って広すぎない?
ぶっちゃけそんな事細かな世界観じゃない気がするし、偶々被って
勝手にくくられる可能性あるよね〜。

901 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/03/06(土) 19:03:00 ID:fiYGpk07
ジョルジュ・シムノン「メグレと深夜の十字路」を読んだ。
このシリーズも本格的に新古書店市場に出て来たなという感がある。
メグレ・シリーズ初期(31年刊行)の代表作と言われるが、
ポケミスは出たがHM文庫化されなかったため、
同時期の「男の首」「黄色い犬」「ゲー・ムーランの踊り子」等ほど
読まれる機会に恵まれなかった作である。
なんと80年近く前の作だが、あまり古さを感じさせないのは、
さすが手だれの作家らしいものあり。
パリへ向かう街道筋の十字路、そこに立つ3軒の家を巡る事件・・・
物語は的確な田園描写をまじえて雰囲気を盛り上げながら、
ほとんどこの十字路を舞台にして展開してゆく初期らしい凝った趣向、
犯人は唐突な反則技だが、強調はされないものの怪奇あり、お色気あり、
アクションあり等々サービス満点なのも、パリを舞台にした渋い後期作品
とは異なる魅力に富んでいる。

902 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/03/06(土) 19:03:38 ID:fiYGpk07
ジョルジュ・シムノン「メグレと火曜の朝の訪問者」
前記した「深夜の・・・」と比較すると、57年と25年以上を経て
書かれたメグレ・シリーズ中期作品。
これだけ時間差を置いた作品を連続して読むと、作風の変化が明瞭に
感じられて面白いものがある。
本作は全編パリが舞台、初期のようなミステリとして凝った趣向は無く
人間ドラマに重点を置いて書かれていること、メグレと夫人の交情に
筆を割いていること等々、この時期の特徴を明確に顕したものである。
まあ、起こってしまった事件でなく起こるかもしれない事件を捜査する
という点は異色な設定とはいえるが、冷えきった夫婦仲の中年夫婦
(夫はデパートの玩具売り場主任、妻はランジェリーの雇われ経営者)と
未亡人である妻の妹が同居する家庭が舞台となると、
展開は見え見え、読ませどころは現代にも通じるようなリアルな人間ドラマ
ってことになる。実際に事件が発生するのは終盤に入ってからだし、
それまでの展開にも派手さがないため、ミステリを期待すると退屈しかねない
であろう。

903 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/03/07(日) 14:30:57 ID:3BPxQ9dB
ロアルド・ダール「飛行士たちの話」を読んだ。
ダール作品ちゅーことで、一応HM文庫に入っているが、
内容的にはミステリと言い得るものは皆無に近い。
(ホラー要素がある作はあり)
大好評な収録作品全話講評逝ってみようか!!
・「ある老人の死」
最後に来ていきなり怪談オチになる展開が読ませる一編。
それまでは通常の飛行士談かと思うていたのだが・・・
・「アフリカの物語」
これはダールらしいファンタジックで残酷なストーリーを堪能出来る作。
アフリカという舞台も活かされている感あり。
・「簡単な任務」
不思議なタッチの作だが、やや話が見え難いのがデメリットか。
・「マダム・ロゼット」
茶目っ気に富んだ英国飛行士気質が良く描写された作で楽しいものがあるが、
後のダール作品を知っていると、オチ無しかお感は残る。
まあ、そういう意図の作ではないのだろうが。
・「カティーナ」
英国の飛行士たちとギリシャ人少女の交流を描いた戦争悲話。
後のダール作品のタッチからは想像し難いウエットな仕上がりだ。
ゆえに評価は人によって分かれよう。(ロリ野郎は萌えか(w )

904 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/03/07(日) 14:32:17 ID:3BPxQ9dB
・「昨日は美しかった」
短い作であり、これも展開がややわかり難い作。
・「彼らは年をとらない」
タイトルの「彼ら」とは何者かがミソな怪異談。
ダールの飄々、かつ、リアルな語りが巧く発揮された作だ。
・「番犬に注意」
阿刀田氏の解説にもあるとおり、唯一伏線があるミステリタッチの作。
出来はそれなりといったところか。
・「この子だけは」
これも最後に幻想風味が入る銃後悲話。
・「あなたに似た人」
後のミステリ作品集のタイトルと同一であるが、あの手ものを期待すると
外される。
短いながら戦闘パイロットという職の欝を強く感じさせる佳作だが、
オチはない。

905 :名無しのオプ:2010/03/07(日) 23:24:29 ID:oTyBoEOZ
>>901
乙。
オレも初期のシンプルなメグレ物のほうが好きかも。
これと「男の首」は 新訳が出たら ぜひ買いたいと思ってる。

906 :また自演かwwwwww:2010/03/08(月) 08:47:57 ID:XwH+4kkj
765 名前:名無しのオプ 投稿日:2010/03/07(日) 23:15:02 ID:oTyBoEOZ

おまえのほうが よっぽどウザいんだけど…w

907 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/03/13(土) 17:49:55 ID:evAzHAum
ジョルジュ・シムノン「サン・フォリアン寺院の首吊人」を読んだ。
メグレ(本作の訳文では「メーグレ」)シリーズ初期の代表作であり、
大乱歩の「幽鬼の塔」の元ネタ、過去には舞台を日本に脚色しNHKで
ドラマ化されたことがあるにもかかわらず、現在ではかろうじて読めるのは
水谷準による古風な訳文のバージョンのみというのは、
いささか(注 いささか先生ではない(w )「男の首」「黄色い犬」等の作
と比較して均衡を欠く感がある。
少し長めの中篇といった程度のボリュームの作のため真相は当事者の自白に
より意外に早く判明してしまうし、大乱歩の翻案作品のような怪奇性の装飾もないので、やや物足りない感もある。
そしてメグレならぬメーグレの最後のデシジョンを遵法精神という面から
いかに見るかも読者により判断が分かれるところかと思う。
メーグレがパリ警視庁の要職にある警察官であるだけにこの問題はひっかかる
ところだ。大乱歩が翻案作品で主人公を民間人設定にし、
テレビドラマは私立探偵に脚色されていたのはこの面の問題回避という
狙いがあったのやもしれぬ。

908 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/03/14(日) 13:00:39 ID:2wENhYBA
ピーター・アントニイ「べヴァリー・クラブ」を読んだ。
この作者名の「衣装戸棚の女」には脱力したとの声もあるが、
自分は正に人を喰ったようなという形容が妥当する面白さ(密室トリック?)に笑い、非常に楽しめた。
(このトリック(?)がハルヒのあるエピにネタ(真相ではない)として
取り入れられていたのには笑い、かつ、驚愕したが)
今回はジョン風な不可能犯罪ではなくして、エル風のフーダニット、
本格ミステリの登場人物は将棋(チェスの喩えの方が適か)の駒であってOK
という原理に忠実な徹底したゲーム感覚に富んだ作に仕上がっており、
それなりに楽しい。しかし、動機までがゲーム感覚、嗜好貫徹という展開に
腑に落ちないものを感じる読者もいるであろうことは仕方ないか。
この作者が敬愛していたらしい(解説より)ミステリの女王は絶対に
こういうものは書かない。
ゆえに、謎解きミステリのみならず、濃い人間ドラマ(これを書ける要素は
十分にある設定なのだが)も読みたい向きには不適な作と言えるが、
ミステリは創りもののゲームと割り切った考えの向きには、十分に嗜好に合う作と言い得よう。

909 :名無しのオプ:2010/03/14(日) 13:03:28 ID:rjEXiB9r
読後感はもう書斎と張り合うのはやめとけ。見苦しいにも程があるわ。

910 :名無しのオプ:2010/03/14(日) 13:06:03 ID:Jrj9K9R9
書斎のほうが見苦しいw

911 :名無しのオプ:2010/03/23(火) 01:41:36 ID:ig0glaIx
ドナルド・ウェストレイク『泥棒が1ダース』ハヤカワ・ミステリ文庫

おとぼけピカレスクシリーズ、ドートマンダー物の短編集。
「真夏の日の夢」は面白かった。
エドガー賞の「悪党どもが多すぎる」と、「パーティー族」「芸術的な窃盗」は
ぎりぎり合格点。
他は糞つまらない。
玉石混交の石のほうに偏った、恐ろしく打率の低い凡短編集。2点。

この退屈さ、つまらなさで『ミステリが読みたい』年間八位というのは驚き。
『耳障りのよい』などという誤った日本語を平気で使うことに
象徴的に表れている訳文の酷さも、本書の失敗にかなり貢献している。


912 :名無しのオプ:2010/03/23(火) 02:14:52 ID:ig0glaIx
過去ログ見たら・・・

ブログ状態でワロタ

913 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/03/28(日) 16:02:46 ID:ODRh6KYw
ハーマン・ウォーク「ケイン号の叛乱」を読んだ。
活字ポイントが小さい時代の文庫本3分冊・900頁超えの大作、映画でも
著名な作である。
古い訳なのだが、非常に読み易かった。
(芝居を書いていたキャリアがある作者ゆえ、原作も平易な叙述なのかも)
掃海艇ケイン号における多彩な人間群像を暴風時に起こった叛乱(ただし、
タイトルとは異なり叛乱罪としては起訴されない)をクライマックスに
その廃艦までを描き切っており、
前半は戦争冒険小説、後半の一部は軍事法廷を巡るリーガル・サスペンスあり、
全体を通じて挿入される主人公の青年士官と女性歌手の恋愛ドラマあり等、
盛り沢山な内容で読ませる。
ただし、結局、叛乱の首謀者とされた副長のみが完全な貧乏くじを引いた感が残り、後味は決して良くないのが難か。
主人公の恋人の女性歌手にミュージシャンの同棲相手がいるのに、肉体関係が
無いという設定も、いくら時代性とはいえハッピー・エンディング狙いな
無理有り過ぎなものだし、読者迎合というか、主人公の恋愛談(それも古臭い身分違いの恋ねた)は筆を割きすぎな感を拭えない。
クイーグ艦長のサイコな存在感は抜群なだけに、艦上や軍事法廷における
男たちのドラマに徹して欲しかったという感は強い。
主人公の青年士官ウィリー・キースは海洋ものにありがちな猛者からは
程遠いマザコン気味(この点は恋人のメイとの関係性にも覗われる)な青年
という初期設定も面白いし、一徹な面がある猟師あがりの副長マリック、
作家志望のインテリながらエゴイストな面もあるキーファ大尉
さらには第6部(軍法会議)の真の主役ともいえるユダヤ系の弁護士で
飛行機乗りのグリーンウォルド大尉等々、下士官、脇役の民間人に至るまで
印象的なキャラが続々と登場する面白さは絶品。
薄味な謎解きミステリを読むのがアホ臭くなってしまうほどである。

914 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/03/28(日) 16:03:46 ID:ODRh6KYw
そして何と言うても前記したクイーグ艦長の存在感(マイナスのだが)・・・
ミスオタには、作者のミステリ観を覗いみることが出来ると思われる部分
を紹介しておくので、各人の読書というものに対する姿勢を、
今1度考え直す縁として欲しい。
ケイン号の前任の艦長ド・ブリース(このオヤジもなかなかの曲者であり、
彼氏メーンなケイン号の物語も読みたくなるほどである)がクイーグに
引継ぎをおこなうシーン(1巻255頁より)での、ド・ブリースの台詞。
「探偵小説をひと棚、残しておきましょう。お好きかどうかわかりませんが、
わたしの読物といえば、これしかありません。不愉快なときに気をまぎらわしてくれます。とにかく、いま読んだかと思うと、もう次のページでは忘れて
しまうんですからな」
これに対して、クイーグは、
「ありがとう。しばらくのあいだは機密文書に目を通すだけでも、せい一杯
だろうと思います」と応えているが、
その後、クイーグが艦長室で本を読んでいるシーンは出て来るものの、
ド・ブリースから引き継いだミステリか否か不明なのは残念。
なお、一流大学で文学を専攻した設定のキースやキーファは文学・哲学の書を
読んだり、語ったりするシーンはあっても、ミステリには興は無いようである。
また、次のような比喩にも、米国におけるミステリに関する一般的観念を
覗い知ることが出来よう。
「『軍法会議と査問委員会』は「告発と起訴事実」といううっとうしい一節で巻
を開く。わずか百二十三ページで、長さは二十五セントの廉価版推理小説の
半分にもたりない」(3巻77頁より)

915 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2010/04/09(金) 00:04:58 ID:tWN9eqnC
「金剛石のレンズ」フィッツ=ジェイムズ・パトリック(東京創元社)

短編集。
奇妙な味ありSFありホラーありで面白かった。
19世紀半ばに書かれたのだが、悪い意味での古さ――冗長さ、
安直さ――が感じられず、どれも楽しめた。

ベストは表題作。この儚くて切ない世界観は鮮烈だ。
他にも『世界を見る』の奇抜な着想、『絶対の秘密』の恐怖、
『手から口へ』の奇想等が特に印象に残ったかな。
それから『あれは何だったのか』は以前実話として紹介されていたのを
読んだ覚えがあったが、解説によると本国でも実話として
紹介されたことがあったらしいから、それの孫引きだったんだな、
きっと。

916 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2010/04/09(金) 00:13:25 ID:tWN9eqnC
「クライシス・フォア」アンディ・マクナブ(角川書店)

ケリーと水入らずの時間を過ごしていたニックは情報部に呼び出され、
生活と身の保証のために仕方なく任務を受けることになった。
その任務とは、行方不明になったかつての同僚セアラを捜し出す
というもの。
ニックは苦心の末遂にセアラを見つけ出すのだが、次の命令は
「彼女を殺せ」というものだった……。

シリーズ2作目。
SAS上がりの作家は読みやすいエンタメを書くから好き。
本書も短いスパンの出来事をジェットコースターよろしく描き飛ばす。
もう斜め読み上等てなもんでぐんぐん進む。

終盤枚数無くなってこれどうすんだと思うもきちんと終わる。
この辺の展開は普通なら雑に感じておかしくないが、
今までのテンポに沿っているから気にならず。
女子供に弱くスマートとは言い難いニックのキャラクターは
好感が持てるしまだ読み続けたい。

後433ページに名ゼリフあり。

917 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2010/04/10(土) 23:41:32 ID:8rdBy6T+
「悪魔の花嫁」シーベリイ・クイン(東京創元社)

患者として子供の頃からの付き合いであるヒューム家令嬢の結婚式
に出席したトロウブリッジとド・グランダン。
今にも誓いが交わされようという時、口笛に似た音が響き
花嫁が忽然と消え失せた!
ド・グランダンは花嫁の母に話を聞くがどこか要領を得ず、
更に彼女は自殺のような最期を遂げてしまう。
一連の怪事件の鍵はどうやらヒューム家に伝わる煌びやかなベルトに
あるようなのだが……。

唯一の長編だそうで。
大都会を舞台に名探偵と邪教集団との対決を描く。
本作が出版された1932年はクイーンが『ギリシャ』『エジプト』
『X』『Y』と傑作を立て続けに発表した年である。
正に黄金時代の真っ只中であり、それを考えると本作の筋立ては
古めかしいと思わずにはいられない。

もっとも、人間消失や殺人に関する謎解きは論理的に
なされており、更にエロやアクションが過剰になっているという

パルプマガジン的な演出もあり、新旧混然となった怪奇小説
と言える。
でも私が一番怖かったのは、植民地における欧米人の残虐な振る舞いが
さらりと書かれていたこと……。

最後に文句。
論創の先行作をカンムシしてるのは気に入らない。
作者名の表記からして違うし、解説でも全く触れてない。
巻末リストでもスルー。
老舗の意地か? そんなもんは悪魔に食われろ青尾蠅。

918 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2010/04/10(土) 23:42:56 ID:8rdBy6T+
「午後の死」シェリイ・スミス(早川書房)

家庭教師としてインドへ赴く途中、飛行機の故障で砂漠へ
降り立ったランスロットは、運良く一軒家を見つける。
家主は意外にもイギリスの老婦人で、彼女はランスロットを
もてなす傍ら、何故こんなところに住んでいるのかという
彼の疑問に答えてとある話を始める……。

短くまとまっている好本格……かな。
ガチガチのパズラーではないが一応伏線は貼られているから、
フーダニットとして楽しめる。
ただ、短いが故に結構(マルシー浅田)が古く感じられてしまうし、
ラストもニヤリとする反面若干チープにも感じた。

919 :名無しのオプ:2010/04/15(木) 03:13:14 ID:JmjBgMM7
>>915
これはいいよね。
SFヲタ的には「手から口へ」が最高でした。

920 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2010/04/15(木) 23:48:45 ID:VvVLwPQK
「警官の証言」ルーパート・ペニー(論創社)

入手した古書の記述が元でとある屋敷に住み、宝探しをすることに
なった富豪とその仲間たち。
謎の暗号を解読しつつ手当たり次第に家探しする内に宝石を一つ発見し
意気上がる一行。
しかし、程なくして富豪はピストルによって命を落とす。
現場は密室。果たして真相は?

初ペニー。
二部構成でそれぞれ語り手が違うという趣向にワクテカしつつ読む。
が、今一つだなあ。
まず全体的にダラダラした部分が多く感じる。
その原因は明白で、探偵役が自殺でなく殺人だと当たりをつける
理由を曖昧にしているから。作者は何かしら物証を提示すれば
良いのに、何故か観念的に理由付けようとするから冗長な記述が
多くなるし、理由としても説得力を欠いてしまっている。

それから肝心の密室トリックには二重に失望した。
最初に決定的なある事実が明かされる時点で大半の読者は
がっかりするだろう。
そしてその上でトリックの完成度の低さにまたがっかりすると。
ただ、密室トリックを含ませた本格としては伏線もあり中々の出来映え。

最後に、視点の変更の理由に語り手が言及するのはどうかと思う。
それが明かされないなら尚更。

921 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2010/04/15(木) 23:54:05 ID:VvVLwPQK
「麗しのオルタンス」ジャック・ルーボー(東京創元社)

散々に荒らされ騒音で目を覚ますという謎の金物屋連続強盗事件。
作家志望の記者モルナシエは事件についてあることに気付き、
担当の腕利きブロニャール警部に取り入ることに成功する。
界隈の男性の視線を一身に集める美女オルタンスの恋の行方も
絡んで、果たして事件の真相や如何に!?

“フランス”“実験”というNGワードが気にかかりつつ読む。
うーん、俺こういうの良く解んないや。
「だから何?」「投げっぱなしジャーマン乙」としか思えない。
脱線話やら注釈遊びやらミステリーとして、要らん部分が多くて。
その癖肝心の謎解きは不十分でてめえで伏線まとめといて
落としまくり。

ただ、図書館員批判はGJ!
やっぱり洋の東西を問わず連中は怪しからんのだね。

922 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/04/17(土) 20:21:15 ID:2kFYx97h
アガサ・クリスティー「ゴルフ場殺人事件」を読んだ。
ポワロ・シリーズ初期作品中でも相当にマイナーで語られることが少ない作
だが、なるへそ、出来栄えがその程度のものであった。
ただし、あの愛すべきへスティングズ(しかし、
あのドジっ子ぶり、お人良しぶりで、よく軍人が務まったものである。
本作でも若い女の子を死体の保管場所に連れ込んだり、犯人隠匿まがいに
ポワロを妨害したり等々、大活躍(?))
のファンには見逃せない一編ではある。
アガサ作品中では唯一と言うてよい名探偵対決もの(仏の名刑事ジローちゃん登場)でもあるが、ミステリとしては序盤でポワロが相変わらず惚れっぽい
ヘスに警告するシーンでピーンと来てしまうし、
タイトルから本筋にゴルフネタがあるかと思いきや、
全然無しというのも期待外れ感あり。
謎解き物語に徹した初期作品らしい軽快さはあるものの、
まあ、逝ってよし!な作とは言い得るかと思う。

923 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/04/17(土) 20:22:25 ID:2kFYx97h
アガサ・クリスティー「満潮の乗って」を読んだ。
これは一転、後期の人間ドラマ重視の作だが、
あまり期待しないで手にしたせいか、非常に面白く読み終えた。
事業に成功した長者どんの戦災死、医者や弁護士になりながらも、
彼氏に精神的にニート状態だった思惑あり気な一族の面々の様相が
興味深く綴られ、ここに若き未亡人を巡る事件が発生して来るという次第。
過失致死あり、自殺あり、殺人ありな展開を経て、
アガサらしい善男善女によるハッピー・エンディングかと思いきや、
一見「そう」も見えるラストが、素直に受け取り難いという凝ったものなのが印象深い。
本作のヒロインであるリン・マーチモントは婦人部隊を勤め上げたほどの
勇気あるポジティヴ思考な女性だが、殺人犯に強く惹かれるような危険な男
嗜好とでもいったものがあるし、彼女のフィアンセである一見好青年な
ローリイはフィアンセを首絞めしてまうような暴力性も秘めた人物、
(映画版エヴァーのシンジ君によるアスカたん首絞めを想起した者も多い
はず)戦争が彼&彼女の精神を歪めたのか、逆に元から秘められた本性が
戦争という大激変を契機に顕在化したのか、その秘められしテーマは深い
という感あり。

924 :名無しのオプ:2010/04/17(土) 22:53:21 ID:B6hXFbPY
タイトル間違えるなよ。自称プロの評論家w

925 :名無しのオプ:2010/04/17(土) 23:39:51 ID:Yx8rspbz
>>919
from hand to mouth
その日暮らし

926 :名無しのオプ:2010/04/18(日) 07:42:56 ID:/gssQLKR
読後感は無条件に褒めて書斎は問答無用に叩く。
ミス板の悪しき風潮なんだよね。

どちらが上なのかは読めば誰にでもすぐにわかることなのに。

927 :名無しのオプ:2010/04/18(日) 07:51:26 ID:2B/SDDh+
読後感のほうが上。

928 :名無しのオプ:2010/04/18(日) 08:01:11 ID:/gssQLKR
条件反射で書斎を叩くことはしなさんな。
読後感が下なのは誰が見ても明らかなんだから。

929 :名無しのオプ:2010/04/18(日) 08:06:07 ID:ocPFq9uc
誰が見ても書斎が下。


930 :名無しのオプ:2010/04/18(日) 08:14:03 ID:xPo8UQR+
書斎は文末が「かと思う」「の感がある」の乱発や
改行が非常に見難い(突然、2行分ぐらいの文字を1行で書く等)、
カッコを2重に閉じるなどの乱文で読むに値しない。
文章が下手糞な人はそれ相応の知性。

931 :名無しのオプ:2010/04/18(日) 08:30:50 ID:BilmYFkt
>>926
自分の書いた文章を声に出して読んでごらん。


932 :名無しのオプ:2010/04/18(日) 10:02:47 ID:RroBz4vw
>>930
他人の文章切り張りだからそうなるんだよ
未読なので自分の言葉で書けない奴なんだな

933 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/04/18(日) 14:05:31 ID:g4JVHeDS
メアリ・ウェストマコット「春にして君を離れ」を読んだ。
おそらくメアリ名義による最高傑作でしょ。
著者の正体のみでなく、
日常生活(心理面を含む)における「謎」が存在し、解明されるゆえ、
この板で語る意味もある作と言い得る。
しかし、ヒロインのおばんジョーンは、いかにお嬢様女学校出の天然
だとしても、いい歳こいてKY過ぎるという感あり。
実在可能性ゼロとまでは言えないが、もう少し現実感があるキャラであれば
ベターであった。
ミステリ作品と同様に、精神面でも夫婦円満となる大団円かと思いきや、
「これ」をやらなくても良い普通小説ゆえのビターなラストが味わい深い。
本作を愛読書としているいう故栗本薫嬢の解説も併せて必読かと思う。
成程、ヒロインのKYぶりは周囲の責任に帰す面が無いとも言えないし、
影響を与え合いながら成長してゆくのが真の夫婦とすれば、
特に夫のロドニーは妻に対しクール過ぎた責任があるとも見える。
(栗本嬢の旦那さんの意見を参考)

934 :名無しのオプ:2010/04/18(日) 19:33:13 ID:/gssQLKR
>>930
紋切り型というのは、こうした掲示板に書き込む際の一つの表現方法。
文章に限らず、この表現法は別に悪いことじゃない。

935 :名無しのオプ:2010/04/18(日) 19:42:29 ID:1kpg7QhI
一つの表現方法ではあるが、書斎の場合はそれしか表現方法がないと言い得る。

・もんきり‐がた【紋切り型】
 きまりきった型。かたどおりで新味のないこと。

936 :名無しのオプ:2010/04/18(日) 20:35:47 ID:/gssQLKR
紋切り型は極めれば芸に昇華する。書斎はそういう効果を狙って大きな成功を収めている。

937 :名無しのオプ:2010/04/18(日) 20:43:05 ID:1kpg7QhI
書斎の無知をさらけ出す、という点については大成功だね。

938 :名無しのオプ:2010/04/18(日) 20:46:10 ID:bhj/y1w4
>>936
具体的にどんな風に成功してるの?
誰もほめてませんけど?

939 :名無しのオプ:2010/04/18(日) 21:03:53 ID:HhoQRGzX
相手にするなと言うのに
これで落ちたら相手した奴が責任持って次立てろよ

940 :名無しのオプ:2010/04/18(日) 21:42:52 ID:/gssQLKR
読みましたスレは統一される。次スレはないよ。

941 :名無しのオプ:2010/04/21(水) 15:44:29 ID:B6Qlmh/1
>>939
アホ書斎は統一されるスレとやらに投稿するそうだから
我々は海外スレを立ててそこでやればいいんじゃないかな。

942 :名無しのオプ:2010/04/21(水) 23:40:53 ID:G89Tf2Pi
>>941
海外編の次スレを立ててそっちでやろうとすると、
ヤツが名無しで「ここは重複スレだから移動しろ」とか、
「このスレはルール違反だ!」とか、
嫌がらせのレスを書きまくって潰そうとするだろうなぁ。

まず間違いなくそうなることが目に浮かぶよ。

だからと言って、あのスレに国内の作品と海外の作品が入り乱れると、
ゴチャゴチャして読みにくくなるだろうなぁ・・・・
いっそのこと、どこが別の板に作った方が良いのかも。

943 :名無しのオプ:2010/04/22(木) 11:48:07 ID:yKr1dWzQ
ここもかよ・・・

944 :名無しのオプ:2010/04/22(木) 18:52:32 ID:LkAlPrHn
どっちにしろ追いかけてくるんだから
どっちでもいいよw

945 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/04/24(土) 21:18:45 ID:2EBMKJkp
アイザック・アジモフ「ユニオン・クラブ奇談」を読んだ。
正直言うて、黒後家蜘蛛の会シリーズの二番煎じ、劣化版という印象を
否めない。一応はミステリしている作も多い黒後家蜘蛛とは異なり、
最早こじつけとしか言えないものが大半で謎解きミステリ好きにとっては
萎えることこの上ないのだ。
また、ネタにアメリカ国歌、ギリシャ神話、バイブル等々、欧米人でないと
ピンと来ないものが多いのも、極東のこの国では難である。
ミステリにも興があるSF界のマエストロが書いた手なぐさみとして看過するしかないのであろうか・・・
探偵役を務めるグリンウォルド爺のキャラは何とも楽しいものなので、
作品の出来が芳しくないのが惜しまれるものあり。

946 :名無しのオプ:2010/04/25(日) 20:57:18 ID:BIJ99MCA
何にせよ俺たちより先にクタバルだろうから待つしかないわ。
それまでは避難所でやりましょう。

947 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/04/26(月) 21:42:02 ID:y3QeA402
>>946
>それまでは避難所でやりましょう。
出来るのであればね(w
まあ、心して書け(w

948 :名無しのオプ:2010/04/26(月) 22:53:29 ID:5yKuwTlg
早くしなないかなぁ ドキドキ

949 :超電少年でつまつマン ◆Ll9UkTCzt.lA :2010/04/26(月) 23:30:45 ID:IQoPgoxg
避難って要するに逃走の事でつよね(・_・;)


950 :名無しのオプ:2010/04/30(金) 16:23:50 ID:snLxWg7D
>>926
読後感は、別に誉められてないでしょ
むしろ書斎と同じくらい失笑されてる

どっちも読解力もないのに自己顕示欲と他への攻撃性だけ強い、
ただのおこちゃまだよ

951 :名無しのオプ:2010/04/30(金) 16:33:16 ID:FW2/+NA0
書斎は最初しか頭に入らないw

952 :名無しのオプ:2010/04/30(金) 17:21:53 ID:hgiBr0OA
読後感は偉そうな態度で書き込んでる割りに知識はないし好みは狭い。
思わず感心したり教えられたりするような書き込みは皆無だが、でも
感想スレなんだから、別にそれでいいともいえる。

(当り前の話だけど)名無しで自分を褒め称えるような卑劣なことは
してないし、荒らしの叩きを完全スルーしている点は評価に値する。

953 :名無しのオプ:2010/04/30(金) 18:13:04 ID:IGyGWofS
>>950
>他への攻撃性

読後感からはそんなもの微塵も感じられないが
まああれだ、魔神しねばいいのにってこった

954 :名無しのオプ:2010/04/30(金) 23:20:46 ID:snLxWg7D
>>953
>読後感からはそんなもの微塵も感じられないが

他人の無知を笑おうとして、逆に自分の無知をさらけ出して
大恥かいてたじゃんw
あれはワロタよ

955 :名無しのオプ:2010/05/01(土) 07:51:47 ID:OaWT9V6U
>>952
>(当り前の話だけど)名無しで自分を褒め称えるような卑劣なことはしてないし

本人でもないのに、なんでそんなことが言い切れるの?
本人でもないのに…。 (・∀・)ニヤニヤ

956 :名無しのオプ:2010/05/01(土) 08:07:10 ID:Pc1JbXla
書斎は露骨だからね。その対比で言っているのでしょう。
書斎は自演というより、ああいうことをしないと精神のバランスが取れないのではないかとw
もう崩れきってると言ってしまえばそれまでですが。

957 :952:2010/05/01(土) 11:19:44 ID:OEcDJum0
いや、対比ではなく絶対的な意味で「スレを見れば分る」ことなんだよ。

なぜなら「読後感を褒め称えているレスは一つもない」
したがって「読後感は名無しで自分を褒め称える行為はしていない」

本人でなくても明白に推定できることだ。一方、書斎魔神はというと
ちょっとでも批判されると必ず名無しの擁護者が湧いてくる。批判の
内容にはろくに反論できず、やみくもに書斎が正しい、アンチが悪い
と喚きたてるだけの頭の悪い応援団がね。

で、「自演だろ」と突っ込まれると「書斎は自演なんかしていない」
「見れば分る」「名無しとハンドルを使い分けているだけ」などと
クルクルパーな言い訳をするんだ。

名無しとハンドルを高い分けて別人を装う行為を「自演」というのだし
本人でないとしたら「自演しているのか」など分かりっこないんだから
「していない」と断言できるのは理屈に合わない。

今回の読後感のケースとはまったく違うね。

いつも言われて悔しいことを、ただオウム返しにしてもダメだという
ことを学べよw

958 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/05/01(土) 20:54:42 ID:EnZ25JwS
ちゅーわけで、久々に「黒後家蜘蛛の会1」を読む。
初読時は、やはり「明白な要素」まで読んでアホ臭くなって一旦本ごとスルー。
この作品をどう評価するかが、このシリーズに馴染めるか否の試金石
でしょうな。短篇ミステリ好きな筆者なのだが、
世評高いブラウン神父シリーズと本シリーズには、いまだに受けつけないもの
がある。前者は作風、後者はミステリとしての物語スタイルが、
俺の嗜好に何かフィットしないのである。
好評につき、一応、収録作品全話講評逝ってみよう!!!
・「会心の笑い」
記念すべき(?)黒後家蜘蛛の会シリーズ第1作だが、本作だけなら小洒落た
アメリカン・ミステリ短篇として、まずまずの出来かと思う。
名ウェイターにして名安楽椅子探偵ヘンリーに関して過去等を書かずに、
神秘的存在にしておき、読者の興味を後にまで引っ張る展開も有りだったと
思うが、早くも第1話で彼氏の正体、
ちゅーか、前歴が明らかになる。これは少し惜しい気もする。
・「贋物のPh」
リアルな大学内不正ネタだが、作問まで出来る能力があるのであれば、
真面目に勉学に取り組んでみたら?という疑問が浮かぶオチである。
・「実をいえば」
接続詞ネタ。それだけであり、アジモフが体調を崩していた時の作との
ことであり、まあ、こんなもんでしょう。細かい論評の必要性は認めない程度の作。

959 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/05/01(土) 20:55:54 ID:EnZ25JwS
・「行け、小さき書物よ」
マッチブックに着目した暗号ネタだが、マッチという存在そのものが
日常生活から姿を消しつつある現代ではピンと来ない若者も多かろう。
また、解決は後に全開となってゆくこじつけ推理モード。
早くも本作あたりで「俺の期待するミステリじゃないかも」と思い出した者
も多いはず(実は筆者もそのひとりであった)
・「日曜の朝早く」
サマー・タイムねたに偶然が絡むので、こんなの読者に真相を見抜けって方が
無理ってもんである。
・「明白な要素」
問題の1作。いかにもハードSF作家が書いたミステリらしくはあるのだが、
謎解きミステリとして、これをやってはNGという感も抱く。
・「指し示す指」
ダイイング・メッセージねたを皮肉ったようなオチが面白い作。
・「何国代表」
単なる英語の言葉遊びねた。日本人には面白くないのは当然として、
英語国民が読んでも決して優れた作ではなかろう。
・「ブロードウェーの子守歌」
諜報オチだが、マンションの室内音ネタを巧く活かしており、
なかなか面白く読んだ。
ポルター・ガイストに「へっつい幽霊」という訳を当てているのには笑った。
訳者の池タンは落語好きか?
・「ヤンキー・ドゥードゥル都へ行く」
タイトルの歌を知らないと全く面白くない作。謎解きもこじつけ気味で、
このシリーズの悪い面が存分に発揮された作かと思う。
・「不思議な省略」
ルイス・キャロルのアリスねた。ビショップはS・Sの作でも念頭に
あったのであろうか。とにかく謎解きミステリとして面白くない(少なくとも日本人には)は間違いない。
・「死角」
これってS・Sのルール違反でしょ。理に落ち過ぎてつまらない話の典型例
とも言い得る。

960 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/05/01(土) 20:58:28 ID:EnZ25JwS
以上、収録作品全12作中で、
ミステリとして推せるのは「会心の笑み」(これはシリーズ第1作という意味
でも読んでおく必要はある)「指し示す指」「ブロードウェーの子守歌」
ぐらいというのは残念なり。

961 :名無しのオプ:2010/05/01(土) 21:21:15 ID:Reih6PZ3
そうそう、言葉遊びネタが結構多いんだよな

> 「明白な要素」

これは問題作でもなんでもないというか
そんなこと言うような頭の固い奴むけの話だろ

962 :名無しのオプ:2010/05/01(土) 21:31:40 ID:nOmMBf+d
書斎がいい議題を提出してくれたね。
議論が活性化するぞ。

963 :名無しのオプ:2010/05/01(土) 22:05:42 ID:8U6ceWI5
wwwwwwww

964 :名無しのオプ:2010/05/01(土) 22:23:28 ID:Mab7hHph
再読ばっかりでつまんねーな

965 :名無しのオプ:2010/05/01(土) 23:38:54 ID:Reih6PZ3
なんでもいいけどミステリーの話をする気がない奴は一々レスしなくていいと思う

966 :名無しのオプ:2010/05/02(日) 07:14:32 ID:E+wT6zx3
>>965
コテハン叩きの荒らしのことなら無視するに限るよ。
読まないこともまた2ちゃんを愉しむ秘訣の一つだ。

967 :名無しのオプ:2010/05/02(日) 07:25:51 ID:5ICBW/5x
>>966
>>965

968 :名無しのオプ:2010/05/02(日) 08:42:20 ID:MJeukzub
コテハンだから叩かれているわけではなく、ルールとマナーを守らないから
どこにいっても嫌われるんだ、という事実から目を逸らしているね。

叩かれるのが嫌なら他人を不快にする幼稚な書き込みはやめることだ。

969 :名無しのオプ:2010/05/02(日) 09:16:27 ID:tzVt+NxF
書斎は精神異常者だから仕方ないんだ。受け入れてやってくれ。

970 :名無しのオプ:2010/05/02(日) 09:25:52 ID:E+wT6zx3
>>969は事実無根の誹謗中傷。荒らしは出て行けや。

971 :名無しのオプ:2010/05/02(日) 09:27:33 ID:5ICBW/5x
>>970
>>965w


972 :名無しのオプ:2010/05/02(日) 12:08:23 ID:tzVt+NxF
書斎にはメンヘル板のローカルルールを適用してやってくれ。精神異常者を叩かないでくれ。


973 :名無しのオプ:2010/05/02(日) 18:35:31 ID:ZnCVWPxy
まさに「基地がいじゃがしょうがない」だな
メンヘル板のルールは板違いだろ
それとも、メンヘル板も追い出されたかw

974 :名無しのオプ:2010/05/03(月) 13:50:02 ID:oruvNQgq
書斎は精神異常でもなんでもない。
自分の道をただひたすら進んでいるだけ。

わが道を行く勇者に冷たい馴れ合いたい連中には受けは悪いがそれだけのこと。

975 :名無しのオプ:2010/05/03(月) 14:24:04 ID:GtjmWKaG
同意。書斎さんはただの統合失調症じゃない。

976 :名無しのオプ:2010/05/03(月) 14:31:16 ID:28dVHIZD
書斎は馴れ合いたいけど
皆に嫌われてるからね。
でつまつで障害者きどって
馴れ合いたいんだろ
自演バレバレなのにねw

977 :名無しのオプ:2010/05/03(月) 14:36:26 ID:GtjmWKaG
同じ精神障害者でも書斎は天才型。でつまつと書斎は各が違う。

978 :名無しのオプ:2010/05/03(月) 14:46:21 ID:SKU87u18
各が違う、かw

979 :名無しのオプ:2010/05/03(月) 14:49:02 ID:GtjmWKaG
天才は精神病というレッテルをはられ凡人から迫害されるもの。歴史が証明している。
書斎さんはそんなこと屁とも思っていないがね。障害年金を貰って悠々論考を続けている。
たいしたものだよ。

980 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2010/05/03(月) 15:00:09 ID:tnEc9om4
引き続きアイザック・アジモフ「黒後家蜘蛛の会 5」を読む。
邦訳ではいまだに本書が最新刊だが、刊行当時で既に俺は黒後家蜘蛛の会
逝ってよし!状態でスルーしていた。
今回は紹介文のジョン作品への挑戦を意識したという密室もの「秘伝」、
アジモフの体験談をネタにした人間消失もの「待てど暮らせど」の2作に
惹かれて手にしてみたが、前者は「密室の王者」ことジョンへの挑戦とか
おこがましいとしか思えないあまりにも展開が読める作(犯人は子供だ!)、
エルのYあたりも軽く念頭にあったんやろうか・・・
後者も「部屋案内間違いですた」ネタ、いくら実体験にもとづくものとはいえ、
ミステリファンとしてはバカバカしさしか感じられないものであった。
ゆえに、以上2作読了後に巻を閉じることとした。
アリスのあとがきには好評価しながらも、「この連作短編が凄いだの絶品だの
とは正直言って思わない・・・」とあるが、では何故ミステリとして好評価
するのか、これこそ謎=ミステリとしか言いようが無いものがある。

981 :名無しのオプ:2010/05/03(月) 15:18:32 ID:GtjmWKaG
さすが狂気の天才だねえ。鬼気迫る論考だ。

982 :名無しのオプ:2010/05/03(月) 15:44:00 ID:oruvNQgq
なぜミス板でアシモフを取り上げるか、これほど雄弁に物語るレスはかつてなかったことは確かだね。

983 :超電少年でつまつマン ◆Ll9UkTCzt.lA :2010/05/03(月) 16:04:43 ID:eVjls4Wp
まさに鬼才でつよ

984 :名無しのオプ:2010/05/03(月) 16:08:45 ID:GtjmWKaG
同じ統合失調症でも君とは各が違うね。でつまつは書斎を目指して精進すること。

985 :名無しのオプ:2010/05/04(火) 00:25:59 ID:JTjdsqzN
新スレ立てました。

『読みました』報告・海外編Part.5
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1272900112/

986 :名無しのオプ:2010/05/04(火) 06:51:59 ID:N0PDczRG
>>957
>なぜなら「読後感を褒め称えているレスは一つもない」

お前自身(>>952)のレス最後2行がすでに読後感をほめてるのに、
よくそんな大嘘・・・というか自己矛盾をしゃあしゃあと書けるなw

987 :名無しのオプ:2010/05/04(火) 22:41:22 ID:ftwIZHCh
小学生じゃないんだから……

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