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ワイが文章をちょっと詳しく評価する![3]

1 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/02(日) 10:29:01
急遽、新装開店!(`・ω・´)

掌編、いつでも募集中!
採点、100点満点!
評価、コメント数行!
結果、コメント一行!

前スレ
ワイが文章をちょっと詳しく評価する![2]
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1254570717/

ワイが文章をちょっと詳しく評価する!
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1249125836/

文章の一部、よい! オチがない、よい! 他人の文章、ダメ!

点数の意味
10点〜、日本語が書ける!
20点〜、日本語の意味がわかる!
30点〜、読み物に近い!
40点〜、形にはなっている!
50点〜、楽しめる域に入る!
60点〜、作品として出せる!
70点〜、欠点がほとんどない!
80点〜、佳作の域に突入!
90点〜、未知の領域!
満点――、神様は評価できない!

ここまでの最高得点78点!(`・ω・´)

2 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/02(日) 10:30:34
前のスレッドは容量オーバーで書き込めなくなった!
そこで新スレッドを立ち上げることにした!

ワイの判断!(`・ω・´)

3 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/02(日) 15:57:12
試しに>1の駄文を批評してみろ

4 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/02(日) 16:24:54
>>3
本末転倒!(`・ω・´)

5 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/02(日) 17:52:09
酷評スレとの違いはなんぞや

6 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/02(日) 21:49:38
>>5
酷評スレはそのままの意味
場合によっちゃ、どこがどう悪いのか指摘してくれないまんまクソミソに叩かれるけど
ぷぅ氏は悪い部分を具体的に指摘してくれた上で点数つけてくれるから励みになる

漏れの考え!(`・ω・´)

7 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/02(日) 21:49:53
>>5
過去のワイのスレッドに目を通す!(`・ω・´)

8 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/02(日) 22:17:43
>>7
やなこった!(`・ω・´)

9 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/02(日) 22:50:24
向上心のある者を求む!(`・ω・´)

10 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/02(日) 23:31:41
向上心のないやつは馬鹿だ!(`・ω・´)  by,K

11 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/03(月) 00:06:27
(`・ω・´) 下心のないやつは亦だ!

(`-ω-´) わいのはちょっと難しい!

(`・ω・´) ヒント! 恋!


12 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/03(月) 00:54:57
なんかいる!(`・ω・´)

13 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/03(月) 04:01:41
             ,_,.
雑談はここまで!(`・ω・´)

14 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/04(火) 10:01:53
 季節はずれの大雪かと、最初はそんな風に思いました。

 その日も私はいつもの時間に目を覚まし、いつものように中庭へ面した障子を開け、ついと空を見上げました。
よろしくお願いします!!
 

朝一番に天気を観るのは私の癖のようなもので、物心ついたころからこの日課だけは欠かしたことがございま
せん。『観る』といってもそう大層なことではなく、ただ、けさは日の光が眩しいだとか雲が重たいだとかそん
なことを思うくらいで、せいぜい日記を付ける際に役に立つ位の、まあその程度のものでございます。
 
 おや、少し脱線。今は私の取るに足らぬ習慣など、どうでもよいのです。話を元へ戻しましょう。

 とにかく空を見上げた私は、ふわふわと落ちてくる白い切片を、まず雪であると認識しました。それ以外に虚
空から舞い降りる白いものなど心当たりが無かったからです。
 しかし、少し後、それが過ちであることに気が付いたのです。
 そよ吹く風にくるりと流され我が胸元へ降り立った小さきものは、布地へ伝わる温もりで果てることもなく、
風に遊ばれ右往左往しておりました。
 揺れ動く白い一片を摘み上げ、顔の高さまで持ち上げると、私は誰へともなく呟きました。

15 :こっちでお願いします:2010/05/04(火) 10:03:17
すみません何か行がごっちゃになった。


 季節はずれの大雪かと、最初はそんな風に思いました。

 その日も私はいつもの時間に目を覚まし、いつものように中庭へ面した障子を開け、ついと空を見上げました。
朝一番に天気を観るのは私の癖のようなもので、物心ついたころからこの日課だけは欠かしたことがございま
せん。『観る』といってもそう大層なことではなく、ただ、けさは日の光が眩しいだとか雲が重たいだとかそん
なことを思うくらいで、せいぜい日記を付ける際に役に立つ位の、まあその程度のものでございます。
 
 おや、少し脱線。今は私の取るに足らぬ習慣など、どうでもよいのです。話を元へ戻しましょう。

 とにかく空を見上げた私は、ふわふわと落ちてくる白い切片を、まず雪であると認識しました。それ以外に虚
空から舞い降りる白いものなど心当たりが無かったからです。
 しかし、少し後、それが過ちであることに気が付いたのです。
 そよ吹く風にくるりと流され我が胸元へ降り立った小さきものは、布地へ伝わる温もりで果てることもなく、
風に遊ばれ右往左往しておりました。
 揺れ動く白い一片を摘み上げ、顔の高さまで持ち上げると、私は誰へともなく呟きました。

16 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/05(水) 02:57:55
>>15
誤字脱字の類いはなかった!
主人公である私のことが本文に書かれていない!
いつもの時間とは何時なのか! いつの時代の話なのか!
人に聴かせるような口調に意味があるのか!
ございません、は誰に対しての丁寧語なのか!

雰囲気のある文体は悪くない59点!(`・ω・´)

17 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/05(水) 10:52:43
>>16
ありがとうございます。雰囲気のある文体を習得したくて書きました。
よって時間とか時代はちゃんと考えていないです。

18 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/05(水) 21:22:08
>>17
>>9

19 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/05(水) 23:29:26
キチガイの典型的なカキコをご指導ください

888 :臨時 ◆bVAwZN7nVUlt :2010/05/04(火) 22:34:44
>生きる価値も資格もないゴキブリ。
>お前はお前が嫌がらせした人間からそんな感じで呪われ死を望まれ
>生きる事を誰からも求められてない社会に不必要な人間だ。
>社会が不要とした貴様はさっさと死んだ方が良いんじゃないか?なあ?
>地獄に叩き落したとこでこっちも全然心痛まんしなあ。
>貴様は手加減せず血管ぶち切れるまで口撃OKだろ。流石は大勢の人間から金属バットで顔面を思いっきりぶん殴って
>顔面陥没させて殺してやりたいと憎しみを持たれてるクズ
>だがてめえが死の兆候を見せようがお構いなしで攻撃してやる。こっちも良心いたまねえ
>お前が死のうがストレス溜めて暴発しようが俺は知らん。また心を痛めもせぬ。
>お前は死んだ方がマシな人間だからな。死ぬなら一人で死ね。他人を巻き込むな。
>生きる価値も資格もないお前はそのままフェードアウトしろ。死に際くらいはきれいに消えな。
>散々大勢の人間を痛めつけて殺意と憎悪の対象になって世の中をグチャグチャにしたゴキブリ野郎
>お前が中傷の書き込みしたら倍返しにしてズタボロにする
>貴様にダメージも与えられてない。卑怯者で鈍間の糞間抜け=てめえが逃げたからな
>まあそんな風だからお前は社会からも無用のゴミとして扱われるんだよ
>自分の都合ばかり優先して自分の事しか考えないような糞野郎、誰からも信用されん
>コイツ自分の事ばかりだなと思われたり、コイツよくわからんと思われて、
>相手との距離が一向に縮まらず、またそれ故に誰からも表面的な付き合いしかされん。
>そして気づけば卑怯者で臆病でクズで頓馬のお前は、社会的に不利なポジションとなり、
>ネットで憂さ晴らすしか能のない能無しゴキブリ野郎になって、
>ネットでもこうやって疎まれて色んな人間から憎悪され、死ねと罵られて、
>文字通り本当に社会の害虫になっちまうのさ。お前みたいになったら、人間、おしまいだよ。
>てめえ自身が悪いことくらいさっさと気づけや低脳。他人に当り散らして逃げてんじゃねえよ。

20 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/06(木) 00:21:23
>>19
他人の文章はダメ!
罵詈雑言に優劣はない! 従って手を入れる意味がない!

ワイの考え!(`・ω・´)

21 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/06(木) 01:45:18
>>18
すみません。向上心はあるのですが、文面にそう思わせない部分があったでしょうか。

22 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/06(木) 07:06:00
>>21
そうじゃなくて、>>17の物言いが「適当に書いたもんだから穴があってもしょうがないよね」
みたいに聞こえて不愉快ってことを>>18は言いたかったじゃないの?
オレも人に講評頼んでおいてその言い草はないだろって感じたもの

23 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/06(木) 07:12:12
>>21
>よって時間とか時代はちゃんと考えていないです。
(この一文で不真面目に思われたのかもしれない!)

創作は奥深い! 苦しむことが多い! 誰もが経験する産みの苦しみ!
時間は限られている! 有限であって無限ではない! その貴重な時間を創作に捧げる!
そのような者達に向上心がないはずがない! ワイのところで評価を求めるはずがない!

ワイの考え!(`・ω・´)

24 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/06(木) 07:16:49
>>22
その感性は悪くない!
文字で気持ちの全てを伝えることは難しい!
ワイのスレッドが、その一助になればいい!(`・ω・´)

25 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/07(金) 03:40:34
>>21
何なのその態度

26 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/12(水) 07:11:34
こんな暇もたまにはいい!(`・ω・´)

27 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/13(木) 19:47:53
みんな追い込み中なのか燃え尽き中なのか

28 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/18(火) 23:39:54
うむ

29 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/21(金) 09:41:00
 決して買わない週刊少年ジャ○プを読んで、しばらくしたら真新しい商品を適当に掴んでレジへと向かう。ぼくのコンビニ内での行動はルーティン化していた。
「二百六十円になります」
 財布の中を見たぼくは、自分が大きな失態を犯したことを認識した。財布には十円玉が存在していない。五円玉と一円玉を集めても、合わせて九円にしかならない。
「三百円お預かりいたします」
 ぼくはライオンに捕食されている我が子を見捨てるシマウマのような断腸の思いで百円玉を三枚、若い女性店員の手のひらへ差し出した。
 
 
 



30 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/21(金) 11:08:36
一条の光さえ差さない、闇に彩られた牢の中で、無意味に生きる私という存在は、畜生にも劣る卑劣で矮小な人間だ。私が人間であるならば。

人生とは、なんと儚いものなんだろう。私の前に突然現れ、ただ通ることを余儀なくさせた茨の道。

一度轍を踏んでしまった以上、引き返すこともできず、風のように流されるまま、私は歩んだ。

黄昏に染まっていたあの道は、進むにつれ、暗い陰湿な道へと変わり、所々突き出た茨が、私を容赦なく痛めつける。

道が暗くなるにつれ、私の心に闇が巣食い、要所要所で私を痛めつける茨の棘が、徐々に精神を侵食し、狂気へと駆り立てていく。

いつからだろう。それまでは感じられるだけでよかった私の憧れが、欲しくなったのは。

私にとって、カナはお星様だった。遠巻きに眺めている事しかできないこの孤独に歪んだめには、

とても美しく眩いて見え、けっして手の届かない綺麗な星に、私は胸を騒がせる。

 最初は、ただ見ているだけでよかった。あの出来事が私に禁断の果実を味わわせ、徐々に私を支配するまでは。

それは突然やってきて、私に驚きと喜びをもたらした。私たちを結ぶ過去のトラウマが、カナを陰にし、私を陽に立たせた。

31 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/21(金) 11:09:33
目の端を何かが過ぎったような気がした。寝具と簡易式便所以外何も無い、殺風景な牢の中を見回す。一巡りで隅々まで見渡せる狭く薄汚い牢の隅に、

カナがいた。かつて私が愛したあの頃の――天真爛漫だった彼女ではなく、いみじくも私自身の導きによって、その身を堕落させてしまった、もうカナではない少女。

カナのボサボサに乱れた髪の間から覗く、私を射抜く血走った双眸は、例え様の無い憎悪と哀願に満ちていた。

見る影も無く汚れた、元は純白だったワンピースからは悪臭が漂い、素足なのも相まってか、カナは基地外染みた浮浪児のようだった。

音が聞こえる。ギギ、ギギ、と、黒板を爪で引っ掻くような不協和音。途切れ途切れに響くその音は、カナの声だった。

言葉にならないその声には、深い怨磋が込められていて、私を谷底へとおとしめていく。

聞きたくない。聞きたくない。私は耳を塞いだ。けれど、カナの声は私に届く。やがて、声は言葉を紡ぎ始めた。

「痛い痛い。苦しい苦しい」
「どうして。どうしてカナをこんな目に遭わせたの?」
「あなたはカナなのに。あなたはカナなのに。どうしてカナに苦しい思いをさせるの? 」
「死にたい。助けてよ、痛い、苦しい、もうイヤ、もうイヤ、もうイヤ! 」

私がカナ? いいえ、私はカナじゃない。カナは私の憧れ。きれいで、可愛らしくて、一緒にいるだけで、一部でいるだけで満たされる存在。私はカナじゃない。
「憧れ? なら、どうしてカナにひどいことをさせたの? 」

やったのは私じゃない。ただ、私は導いてしまっただけ。カナを穢すなんて私にはできない。私じゃない。私じゃない。

「いいえ、やったのはあなたよ。カナに成れなかったから、あなたはカナを殺そうとしたのよ」
違う。私じゃない。私はカナを殺したりしない。私は、私はカナが欲しかっただけ。どうしようもなく、カナが欲しかっただけ。
「そうよ、だからあなたはカナを殺して自分のものにしようとしたんでしょう? 」
カナだったモノは、ゆっくりと私に近づいてくる。
「あなたはカナに成りたかった、だから殺したのよ」
私じゃない。私じゃない。
私は殺したりなんかしない、私は、「あなたは、」カナに、「カナに、」‘成りたかっただけ”

32 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/21(金) 16:44:18
淘汰。淘汰。世の中淘汰。
中学受験できないのも淘汰。小学校から大学までエスカレーター式の私立の学校に入れないのも淘汰。親の年収が低いのも淘汰。親が教育についてたいした思想を持ち合わせていないのも淘汰。教育費がバカ高い国に生まれたのも淘汰。
淘汰。淘汰。世の中淘汰。
足が遅いのも淘汰。しゃべりが下手なのも淘汰。テストの点でいい点が取れないのも淘汰。修学旅行のグループ分けで一人残されるのも淘汰。
淘汰。淘汰。世の中淘汰。
部活動で自分よりも明らかに下手な奴がレギュラーに選ばれるのも淘汰。かわいい後輩に上目づかいで告白されなかったのも淘汰。
淘汰。淘汰。世の中淘汰。
くだらぬ青春が僕を苦しめるのも淘汰。要らぬ劣等感を自分の中に作り上げてしまったのも淘汰。
淘汰。淘汰。世の中淘汰。
東大に入れないのも、国家公務員になれないのも淘汰。英語がしゃべれないの、背が低いのも淘汰。容姿が優れないのも、性行為の経験が乏しいのも淘汰。車を持っていないのも、貯金が少ないのも淘汰。
ピアノが弾けないのも淘汰。絵が描けないのも淘汰。文章がうまく書けないのも淘汰。
援助交際も風俗嬢もキャバクラ嬢もAV女優も借金も性病も堕胎も淘汰。
ヤクザも淘汰。社会にとって許容できない性癖も淘汰。喧嘩が弱いのも淘汰。
労働基準法を超えて、サービス残業が当たりまえで仕事をさせられ、過労死するのも淘汰。
結婚も淘汰。少ないお小遣いも淘汰。苦しい家計も淘汰。家事のできないパートナーも淘汰。不倫も淘汰。慰謝料も淘汰。
DVも虐待も離婚もパチンコ狂いの親も淘汰。
田舎に生まれたのも淘汰。
動物や子供がかわいいと思えないのも淘汰。
万引きや盗撮がやめられないのも淘汰。逮捕されるのも淘汰。刑務所で不自由な時間過ごすのも淘汰。
病気も淘汰。事故も淘汰。障害も淘汰。差別も淘汰。
うつ病も精神疾患も統合失調症も淘汰。
麻薬も覚せい剤も淘汰。

しかし、自殺も淘汰。それが、最大の淘汰。

だから、適応しろ!!環境に合わせて、状況に合わせて、生命が往々にしてそうであるように、たくましく!!したたかに!!ずる賢く!!適応しろ!!!!!


33 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/21(金) 16:49:25
「淘汰」を「自由」に置き換えろ。
おまえはおまえを縛り付ける呪縛から解放されるであろう。

34 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/21(金) 16:51:08
>>33
2ちゃんねるって何が凄いかというと、お前みたいな慧眼の士が潜んでいるからだ。

35 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/21(金) 16:52:24
>>34
いや。これはからはツイッターにする。2ちゃんねるは5月でやめだ。

36 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/21(金) 17:55:24
ツイッター工作員乙。消えろ。

37 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/21(金) 18:24:51
なにぅぉを?
この2ちゃんねる工作員めが。
おまえのやってきた社会悪をおれは決して許さないぞ!

38 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/21(金) 20:40:59
>>29
文章でおかしいところは見当たらない!
ただし、読後に映像が頭に浮かんで来ない!
原因は描写の不足にある!

主人公の『ぼく』の情報が一切不明!
コンビニで買った物がわからない!
大仰な比喩に大きな意味があるとは思えない!
ライトノベルを揶揄する目的で作られているのならば理解はできる!

小説に適切な描写を心掛けた方がいい56点!(`・ω・´)

39 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/21(金) 20:44:16
>>30-31
『死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?241』>658>660の作者と信じて評価する!(`・ω・´)

>一度轍を踏んでしまった以上、引き返すこともできず、風のように流されるまま、私は歩んだ。
(誰と同じ過ちを犯したのかわからない!)

>この孤独に歪んだめには〜
(『目』、『眼』の漢字が望ましい!)

>目の端を何かが過ぎったような気がした〜一巡りで隅々まで見渡せる狭く薄汚い牢の隅に、カナがいた。
(主人公は隅々まで見渡せる状態にある! それなのに同じ牢にいる少女のカナに気付くのが不自然に遅い!)

>いみじくも私自身の導きによって〜
(『いみじくも』の使い方がおかしいことは、あとの文章で判明する!
 適切に物事を運んだ主人公が『カナを穢すなんて私にはできない』というはずがない!)

>元は純白だったワンピース
(一人称で色の変わったワンピースを純白と断定する部分に違和感を覚える!)

>基地外(2ちゃん用語は通用しない!)

>私を谷底へとおとしめていく。
(平仮名なのではっきりとは言えない! 『貶めていく』の意味だと谷底は不要になる!)

>「痛い痛い。苦しい苦しい」〜
(ここから先の文章は内容と同じで混乱している!)

心理描写に偏った文章のせいで状況がまるでわからない!
主人公は多重人格者! 本体の人格を消すことで憧れのカナになろうとした!
書き分けが不十分なのではっきりとはわからない!

最低限、内容がわかるように書かないとダメ30点!(`・ω・´)

40 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/21(金) 20:46:07
>>32
淘汰を大まかに説明すれば悪いものが駆逐され、良いものが残ることを言う!
ここに書かれている淘汰の全てに本来の意味があるとは思えない!
個人の視線で社会の仕組みを批難! その上で弱者を励ます詩のように見える!
単語に句点が付く部分は記号の判断で不問とする!

>英語がしゃべれないの、〜
(おそらく『も』の脱字!)

>しかし、自殺も淘汰。それが、最大の淘汰。
(『しかし、』は要らない!)

後半は断片的な言葉で勢いを加速していく!
ひとりの人生のように内容が大人びていく過程は好ましい!
淘汰の使い方に甚だ疑問はあるが、今回の文章では作風と置き換えることができるかもしれない!

メッセージ性の強い熱意は認める58!(`・ω・´)

41 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/22(土) 02:51:10
 コンビニでアイスを買った帰り、道端でほおずきを見つけた。民家の塀から顔を出していたそれを、僕はこっそりと摘み取って、口元へ当てた。
 子供の頃を思い出しながらほおずきをからから鳴らし、世界中の人間なんてみんないなくなっちまえと願った。他人の音が始終聞こえる僕のアパートの、ほうずきよりずっと真っ赤に染まった郵便受けには、記念すべき10社目の不採用通知が届いていた。


42 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/22(土) 03:25:03
>>41
>ほおずきをからから鳴らし
(ほおずきの状態がわからない!)

若い人間が考える矛盾が際立つ!
雰囲気も合っていて短い文章でいながら、
読後は悪くなかった!

物語性に期待が持てる文章だった60点!(`・ω・´)

43 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/22(土) 15:48:29
・このスレは役に立ちましたか

☐そう思う
☐ややそう思う
☐どちらとも言えない
☐あまりそうは思わない
☑そうは思えない

44 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/22(土) 17:08:50
>>43
・ワイが勧める選択肢!

☐自分の能力に合わせたところで学ぶ!
☐必要ないと判断したところは気にかけない!
☐必要なところだけ学んで吸収する!
☐上梓されているテキスト本を参考にする!
☐独自の路線を開拓していく!

好きなものに☑を付ければいい!
ワイの考え!(`・ω・´)

45 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/22(土) 18:34:12


こんなの初めて見たw


46 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/22(土) 22:27:32
暑い、夏の日だった。
 部屋の片隅で首を振る扇風機は、折り返しに来るたびにカクンと音を立てていた。学習机の上にはコカ・コーラが入ったコップが置かれ、時たまガラスの内側についた炭酸が、空へ舞い上がる風船のように浮き上がっていた。
 鉛筆を持つ手は汗ばんで、夏休みの友のどこかしこに黒ずんだシミを残していた。縁側のガラス戸は開け放たれていて、バニラアイスを咥えた妹が遠くの入道雲を見つめていた。
「兄ちゃん」
 と妹は言う。僕は、太郎君が2キロ離れたスーパーに分速400メートルで向かった時にかかった時間を求めながら、
「ん?」
 と訊ねた。
「しりとりしよう」
 カクン、また扇風機が折り返す。太郎君は時計を読めないんだろうか?
「いいよ」
「しりとり」
 妹の声は、ほんの少しだけ弾んでいた。
「リン」
 僕の声は相変わらず沈んでいた。
「――兄ちゃんいじわる」
「そうでもないよ」
 人任せにせず自分で考えてください、僕は解答欄にそう書き入れながら、肩口で額の汗を拭った。
 外から生暖かい風が舞い込み、僕のおでこと妹の長い髪を撫でた。カーテンのレールにぶら下げた風鈴が揺れて、僕と同じように、リン、と音を立てた。

47 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/23(日) 03:59:10
>>46
>どこかしこ
(『そこかしこ』の方がいい!)

>カクン、また扇風機が折り返す。太郎君は時計を読めないんだろうか?
(この部分は微妙! 設問の太郎君が時計を読める状態にあるとは限らない!)

>肩口で額の汗を拭った。
(物理的にできる気がしない!)

小学生らしい比喩に内容がよく合っている!
前半部分の『〜ていた。』の四連続は見栄えの観点から少し考えた方がいい!

短い文章の中に夏の表現と伏線が活かされていた64点!(`・ω・´)

48 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/23(日) 14:50:23
>>46
短く的確に書かれていて面白いw


49 :46:2010/05/23(日) 18:21:18
>>47
ありがとう御座います。
今まで貰った批評の中で、あなたのものが一番的確に思えます。
正直点数に不満があるので、またいいと思えるものが書けたら投下します。

>>48
ありがとう御座います。
励みになります。

50 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/23(日) 19:56:04
 雲一つない青空から、温かい春の日差しが冬の終わりを告げるようにぽかぽかとした、
木の葉の隙間から漏れる黄金の木漏れ日を浴びながら、僕のお気に入りの場所であるモク
ジイ(庭にある古い大きな木のことを僕はそう呼んでる)にもたれ、本を読んでいた僕は、
その素晴らしく魅力的な空想の世界にのめり込んでいた。
 その世界は夢と希望に溢れ、主人公達は皆美しく、気高く、勇気溢れる心優しき者達で
心躍る冒険や、悪党との危険に満ちた闘い、どきどきするロマンスが繰り広げられ、小さ
い頃から体が弱く病気がちな僕を魅了して離さない。
 勇敢な凛々しい騎士が激しい闘いの末、悪人に掠われた美しいお姫様を助け、決して実
ることのない愛の炎を燃やしている。しかしお姫様は悪人を愛していて、愛する人の後を
追おうと胸に短剣を突き刺し生き果てる。騎士は絶望に駆られ、姫の傍で自決する。
 何度も読み擦り切れたこの本の中でも、一番好きな場面がここだった。悪人も騎士もお
姫様も、皆死を賭して一途な愛を貫き通して死ぬ悲しい物語だけれど、僕はその至高の愛
に憧れずにはいられなかった。
 父も義母も異母兄弟の双子達も愛しているけれど、それは家族愛にしか過ぎない。僕は
恋愛がしたい。命を賭けるほどの愛を経験したい。
 僕の運命の人はどこにいるの? 美しい人?醜い人? 名前は何て言うの? お姫様の
ように、綺麗な黄金の髪? 夜空のような、美しい漆黒の髪? 
 そう、青い空に問いかけていた僕の目の前に、突如現れた双子の兄達――猫みたいな顔
をしていて、義母にとてもよく似ている――が僕の想いを乱し、陽に焼けた健康な腕で無
理矢理立たされた。
 「義務の時間だ、弟よ」
 「我々の聖戦の目撃者となれるのを喜ぶがいい」
 厳粛な顔で両手を胸の前で組んだ兄達は、機械のようにいつも決まった文句を並べたて、
まるでそれがこの世で一番大切なことのように言う。
 「そろそろ僕を解放してくれないかな? もう十分償いはしたよ」

51 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/23(日) 19:56:58
 僕は本を閉じて立ち上がると、兄さん達の幼稚さに呆れながら言い、先月、兄達が大事
にしていた(と言い張るんだけど、埃を被ったそれは、とても大事にしているようにはみえ
なかった)掌サイズの馬の置物を了解を得ずに捨ててしまったせいで、くだらない誓いをた
てさせられてしまったことを思い出していた。
 「我々の勝負がつくまでの約束ではないか弟よ。誓いは守らなければならないのだ」
 「おまえはいつも僕らに言っていたな?約束を守らない人間は屑だと。自分の言葉に責任
を持つのだ」
 確かに僕は、兄さん達のだらし無さを改めさせようと、ルールを守らない兄さん達に事あ
るごとに言うけれど、それとこれとは話が別だ! 
 「約束はしたよ。でも、もう一月近くやってるじゃないか! 義務は果たしたんだから解
放してくれ」
 「何を言う、約束は[神の目となり、我々の戦いを見届ける]ことだぞ。いつまで、とは明
言してはいないじゃないか、そうだよな? 惣治」
 「うむ、惣一の言う通りだ。それに、僕たちはおまえの秘密を知っているんだよ、セイント」
 そう言いながら兄達のそっくりな顔がニヤニヤ笑う様を見ると、沸々と怒りが込み上げてくる。
 「そうかもしれないよ、惣一。僕たちが暴力を振るわないと思って、調子に乗ってるようだか
らね。修一、最近のおまえからは僕たちを疎んじる態度が見え隠れしているよ。こんな些細な事
で仲違いをするようなら、おまえの言う助け合う社会なんてそもそもの間違いじゃないのか? 
さあ、今ならまだ間に合う。謝るんだ」
 どうして僕が謝らなきゃいけないんだ? 謝らなければいけないのは兄達なのに! 歳も同じ
なのに、ただ数ヶ月先に生まれただけで兄面するずる賢い双子の悪魔にはうんざりだ!消えちまえ!
 そう思いながらも、兄達の冷ややかな顔を見ると、僕の心の中を臆病風が駆け巡り、口から出た
言葉は、僕の意に反するものだった。
 「……ごめん。でも、もういい加減やめてもいいんじゃないかと思っただけだよ。なんだか奴隷
になったみたいで、いやだったんだ」

52 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/23(日) 19:57:39
 兄達は心外だ、というような顔で僕を見、さきほどとは打って変わった優しい顔をして、あやす
ような声音で言う。
 「奴隷だなんて、そんなふうに思ってたのかい? 僕たちはただ、おまえを楽しませようと思っ
ただけだよ」
 「そうだよ、修一。罰なんて与えたくなかったから、空想好きなおまえにはぴったりの遊びだと
思ってさ」
 兄達の意外な言葉に、僕はとても悪いことをしたような、ばつの悪い気持ちになった。
 「そうだったの?……ひどいこと言ってごめん。でも、これで最後にしてほしいんだ。僕は他に
したいことがあるから」
 「かしこまりました、王子の仰せのままに。それでいいよね、惣治」
 「あら、もちろんよろしくってよ、惣一」
 惣治が裏声でオカマ言葉を言う様が可笑しくて、僕は笑い、つられて兄達も笑い出した。笑うこ
とによって僕の心に蟠っていた汚れは綺麗に洗われ、温かい感情が溢れてくるにつれて、さっきま
で口喧嘩をしていたことなどなかったように、仲の良い兄弟に戻ったことが、なぜかとても嬉しかった。

53 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/24(月) 00:36:09
>>50-52
?のあとに時に一文字分の空白が入れられていない!
単純なミスなので今回は指摘をしないことにする!

> 雲一つない青空から、温かい春の日差しが冬の終わりを告げるようにぽかぽかとした、
>木の葉の隙間から漏れる黄金の木漏れ日を浴びながら、僕のお気に入りの場所であるモク
>ジイ(庭にある古い大きな木のことを僕はそう呼んでる)にもたれ、本を読んでいた僕は、
>その素晴らしく魅力的な空想の世界にのめり込んでいた。
(一文が冗長な上に複数の重複! 温かい春の日差しとぽかぽかが重複!
 木の葉の隙間から零れる陽光が木漏れ日! 『僕の』と『僕は』を一緒にしない!)

ワイの場合!
 雲一つない青空。温かい春の日差しが冬の終わりを告げた。
木の葉の隙間から漏れる黄金の日を浴びながら、僕のお気に入りの場所であるモクジイ
(庭にある古い大きな木のことを僕はそう呼んでる)にもたれて本を読んでいた。
その素晴らしく魅力的な空想の世界にのめり込んでいた。

>その世界は夢と希望に溢れ、主人公達は皆美しく、気高く、勇気溢れる心優しき者達で
>心躍る冒険や、悪党との危険に満ちた闘い、どきどきするロマンスが繰り広げられ、小さ
>い頃から体が弱く病気がちな僕を魅了して離さない。
(この一文も長い! 言いたいことの要点を絞って縮める努力をした方がいい!)

>確かに僕は、兄さん達のだらし無さを改めさせようと、ルールを守らない兄さん達に事あ
>るごとに言うけれど、それとこれとは話が別だ!
(兄さん達の部分が重複!)

兄の大事にしていた物を勝手に捨てた弟が約束をさせられる!
戦いを見届けるとはどのようなことを意味するのか!
下手な芝居のような作りの意図がわからない!

主題を明確にして一文をすっきりと読ませることが今後の課題33点!(`・ω・´)

54 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/25(火) 08:27:53
そうか、そうか、何か名文が乗ったと思った
そのせいで、読み難かった
自分の小説も気をつけよう

先生! 勉強になりました。点数を10点アップしてあげてください!

55 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/25(火) 13:30:27
 この世の無情と運命の悲惨さが現出したような、焼け落ちた家の残骸をまえに、私と兄の悠は、
この現実がいまだに信じられぬかのように立ち尽くしていた。
 どうして、こんなことがおきるの? おじいちゃんが焼け死ぬなんて酷い死に方をしなければいけ
ない理由がどこにあるの? こんなのって、あんまりよ……。
 どんよりと曇った空からは、私達の悲しみに同調したかのように、まるで泣いているかの如く、さ
めざめと雨が降っている。
 あの日に、雨が降っていれば――望むときには降らずに、望まないときに降る、忌ま忌ましい雨
なんて二度と降らなければいいのに……。
 目を閉じるとまざまざと甦る我が家の風景も、目を開ければ、古くはあるけれど美しい家も、祖父
の愛した石南花の花も、居心地の良い四阿東屋も、全て焼失した無惨な残骸となって映る。
 もう二度と見ることは出来ないのね……。炎に焼かれて、どれほど苦しかったことだろう。
 恐ろしい炎が祖父に与えた苦痛――その想像を絶する苦しみ、放火犯への怒り、家族を、家を失
った哀しみの感情に、思わず泣き出す私を、悠が優しく抱き寄せる。
 悠が生きていてよかった。悠まで死んでいたら、私――。

 ――約二週間前の深夜、放火によって火の手があがり、木材ばかりの古い家は瞬く間に火が広
がり、両親と祖父は逃げ遅れ、その身は灰と化した。
 私はちょうどその時、聾学校の行事に参加していて難を逃れ、事件を知ったのはその日の早朝
だった。
 何も知らずにすやすやと眠っていた私は先生に激しく揺すり起こされ、寝ぼけ眼に見る先生の
動転した様子が何となく可笑しくて、笑う私の顔に先生の手がとぶ。起きたばかりの私の頭は混乱
したが、私の耳が聞こえないことを知っている先生が激しく口を動かすのを見て、徐々に何か大変
なことが起きたと分かり始めめた。先生も私が難聴だったことに気付いたのか、手話ももどかしい
とばかりに、テーブルの上にあったクロスワード雑誌に文字を書きなぐる。
 〔家がもえてるの]

56 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/25(火) 13:31:11
 ピンとこない私を見て、次々に文字を書く先生の手が震えていた。
 [ちづるの家がもえてるの]
 [イタイが見つかったって]
 [わかる?家がもえてかぞくが亡くなったの]
 私はようやく、何がおきたのかを理解し、驚き、現実を受け止められずに呆然と先生を見つめた。
 先生はまるで我が事のように涙ぐみ、何か言いながら私を強く抱きしめる。
 その、先生の温かい身体と、愛用している麝の香りが、私に夢じゃないんだ、現実なんだと知ら
しめた。
 それからの事はあまり覚えていない。おじいちゃんと悠の事が心配で思考さえままならない私
は、先生に連れられて慌ただしく家へと向かい、焼失した家を前に、周辺を埋める物見遊山のや
じ馬の群れに囲まれて、忙しく動く警官や消防士達の中に悠の姿を見つけたときほど安堵したこ
とはなかった。
 そのときも、今のように抱き合い互いの無事を確かめ合った私達――。
 もの思いから醒め、落ち着きを取り戻した私から、感じ取ったかのように悠はそっと身を離す。
 微笑みながら私の頬をそっと撫で、アーモンド形の瞳は優しげに瞬き、肩まで伸びた黒い艶や
かな髪は、満月が姿を隠すように輪郭を雅に隠す、その様子は一幅の絵のように美しかった。
 [行こう]
 悠の指が踊るように舞い、手話を用いて語りかけてくる。
 私は頷き、最後の一瞥を我が家に向けると、祖父が死んで初めて知った別荘へ、これから暫く
住むことになる谺屋敷へと向かった――。


 それが、愛する人のわなだったとも知らずに。そこで私は憎しみの業火に焼かれ。生き物のよ
うに揺らめく炎が、この身を舐め回し、消し積みへと変えていく。苦しみにのたうちながら、私は、
つぶやかずにはいられなかった。何故? どうして―― 

57 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/25(火) 13:32:13
 ――お婆ちゃん、私もう我慢できないよ、まだなの?
 ――もう少し待ちな、きっともうすぐ来るはずだから。
 ――いつもそう言うじゃない!私だって馬鹿じゃないんだから、
 もうあそこは使えない事ぐらい判るわよ!いい加減別の場所を探そうよ、お婆ちゃん。
 ――まあまあ、落ち着きな、まだ来ないと決まった訳じゃないんだし――あ、ほら見な、来たよ。
 ――ほんと?あ、ほんとーだ、やっと来たね、お婆ちゃん!絶対逃がしちゃダメだよ、私もう死にそう。
 ――わかってるさ、大丈夫、絶対捕まえるからね、さあさあ準備だよ。
 ――あーあ、待ち遠しいなあ。
 ――さあ来た、さあ来た、いひ、いひひひひ。

 友人が訪ねて来る為の部屋の飾り付けを終え、ベッドに横になった私は、
ざわざわと波が奏でる海の声に耳を傾けながら、今日も海が泣いていると感じた。
 思うのではなく、ただ感じるのだ。その漠然とした感情がどこから沸いてでるのか、
私は不思議に思いながらも、この海声の優しい調べのおかげで、
長年の懸念だった不眠症が治った事には感謝の気持ちで一杯だった。
そして、この家に居着いてからずっと夢に現れるあの女性に逢える事にも。
 先月、マイホームを購入しようと不動産屋を訪ね回ったが、
なかなか条件に合う物件が見つからず、意気消沈しながらとぼとぼと帰路についていたところへ、
あの古ぼけた小さな不動産を見つけたのは天の計らいだったのかもしれない。
応対に出た老婆は薄気味悪かったが、この海沿いの古い家に引っ越して来て良かったと、改めてそう思う。
 今宵も私は海の声に導かれて眠りへと誘われるのだろう。
船が沈没するように、自意識が深みへと落ちて行き、そして――


58 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/25(火) 13:32:55
 ――気づくと、私は海の中にいた。目の前にはあの女性がいる。
腰まで届きそうな長い黒髪を漂わせ、美しい裸体を惜し気もなく披露し、
 エメラルドグリーンに輝く鱗に縁取られた優雅な鰭。彼女はとても美しく、
満面の笑みを浮かべて私を手招きしている様は、まるで一幅の絵のようだった。
 私は彼女触れたさに歩み寄ろうとするが、一向に前へ進めない。
そんな私を冷やかすように、彼女は妖艶な微笑を浮かべながら私の手を取り、海の底へと導いていく。
 まるで風が吹いているかのように後ろへと靡く長い髪から
覗く美しい横顔に見取れていると、いつの間にか海底にたどり着いていた。
 周りを漆黒の闇が彩る海底で、まるで灯台の常夜灯のように、
仄かに光る彼女の姿は、抗いようのない魅力に溢れていた。
 彼女は艶かしい表情を浮かべながら、ゆっくりと私に近寄ってくる。
 彼女が欲しくて堪らないのに、私の体は石のように動かず、
亀のようにゆっくりゆっくり近づいて来る彼女を見ているうちに、
燃え上がる情欲は押さえようもないほどに高まり、もどかしさに気が狂いそうだった。
 彼女はゆっくりゆっくり近づいて来る。後少し、もう少し。彼女の唇、彼女の胸、彼女の――

 ――あーあ、まだ次の獲物は来ないの?私もう死にそう・・・・・・。
 ――おやおや、しょうがない子だねえ、もう少し辛抱強さを身につけてほしいよ、まったく。
 ――あら、私はお婆ちゃんと違って育ち盛りなのよ、辛抱強くしてたら干からびちゃうわよ。
 ――そう思うなら、今度からはゆっくり味わいな馬鹿娘。
 ――言われなくてもそうするわよ、このくそば――あ、見て見て、獲物よ、獲物が来たわ!
 ――おや、ほんとだね。そらそら、準備だよ馬鹿娘。今度はゆっくり味わいな。
 ――分かってるわよ、お婆ちゃん♪

59 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/25(火) 13:34:50
 綺麗な足。細くて、艶やかで、むしゃぶりつきたくなる僕のカモシカ。
歩道を歩く彼女の足は、いつ見ても、優雅で繊細だった。
 夢中になって見ていると、彼女の姿を遮るように、僕の前を自転車に乗ったおばさんが通り過ぎていった。
 おばさんは気をつけろとでも言いたげな一瞥をくれると、夕飯に遅れそうなのか、彼女のおみ足とは比べ
ものにならない不格好な足でペダルをこぎ、走り去っていく。
 あの期限切れの社会的廃棄物にも若くて綺麗だった頃があるのだろうか。芸能人の今昔を見れば、それも
想像に難くはないが、僕のカモシカにもそのような時が訪れるのだろうか?
 いや、それは有り得ない。なぜなら――突然鼻腔を満たした幸せの香りが、僕を白昼夢から呼び覚ました。
久しく嗅いでいなかったその甘美な匂いに酔いしれ、全身に幸せが満ち渡っていく。快感。酩酊。ああ、至高の香りとはこのことだろうか?
 軽い酩酊感に陥った僕は、目的を思い出し、しっかりと前方を見据えた。
 思考の海から連れ戻してくれた理想の空気の持ち主、そう、やはり、目の前には彼女の後ろ姿があった。
 数人の通行人と共に、信号待ちをしながら、僕は気付かれないよう、彼女をつぶさに眺めた。
 肩まで伸びた艶やかな茶髪は緩やかに波打ち、清楚な印象を与える白いワンピースから覗く美しい足は、
まるで音楽が鳴るのを待っている踊り子のように交差している。その美しく繊細な姿は、まさに美の女神アシの現身のようだ。
 信号が変わり、彼女の足が踊りだす。僕はおろかなカルメンよろしく、距離をとり後を追う。お待ちよ、シルビア。僕の愛を受け取っておくれ。
 横断歩道を渡りしばらくすると、そこは先ほどまでの賑やかな商店街とは打って変わって、閑静な住宅街だった。
 彼女は、真新しい一軒家へと入っていく。ここか。ここが、そうなのか。うふふ、やっと見つけた、とうとう見つけた。もう離さないよ、香織。君は僕だけのもの、なんだから――

60 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/25(火) 20:49:43
>>54
どこのルール!(`・ω・´)

61 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/25(火) 20:51:14
>>55-56
>目を閉じるとまざまざと甦る我が家の風景も、目を開ければ、古くはあるけれど美しい家も、祖父
>の愛した石南花の花も、居心地の良い四阿東屋も、全て焼失した無惨な残骸となって映る。
(目を閉じた時に詳しい回想の描写がない! 目を開けて焼失前の描写を語る! 順序が逆のように思える!)

>〜笑う私の顔に先生の手がとぶ。
(頬を叩かれているような表現に見える!)

>〜大変なことが起きたと分かり始めめた。
(打ちミス!)

>愛用している麝の香りが〜
(麝香の匂いなのはわかる!)

>それからの事はあまり覚えていない。おじいちゃんと悠の事が心配で思考さえままならない私
>は、先生に連れられて慌ただしく家へと向かい、焼失した家を前に、周辺を埋める物見遊山のや
>じ馬の群れに囲まれて、忙しく動く警官や消防士達の中に悠の姿を見つけたときほど安堵したこ
>とはなかった。
(この文章は人によって冗長に見えるかもしれない! ワイは混乱した様子を表現しているように見える!
 場面によって一文の長短を意識的に使い分けることができればよい!)

>谺屋敷
(別荘の名前としても唐突!)

>消し積み
(打ちミス!)

主人公の私が悠と抱き合ってから離れるまでの間の回想が長く感じられる!
現場が混乱している状況で主人公が冷静に過去を振り返るところに違和感がある!

過度な表現を抑えて内容を読ませる方向で書いた方がいい52点!(`・ω・´)

62 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/25(火) 20:52:27
>>57-58
『!』や『?』のあとに文章が続く場合は一文字分の空白を入れる!

日本語がおかしいところまではいかないが引っかかる!
海の中で出会う女性の姿が美しいのはわかる! 人魚のような姿を作者は想像していることもわかる!
ただし、文章でしっかりと表現されていない! その部分を以下に抜き出す!

>〜美しい裸体を惜し気もなく披露し、
>エメラルドグリーンに輝く鱗に縁取られた優雅な鰭。彼女はとても美しく〜
(裸体のどこに鱗があるのか! 鰭はどの部分のことなのか! 背鰭、胸鰭、尾鰭、それ以外なのか!
 はっきりとしない映像で官能美を説いても説得力に欠ける!)

作者の文章の癖なのか、美しい者に対して『一幅の絵』という表現を使う!
>その様子は一幅の絵のように美しかった。>>56参照
>まるで一幅の絵のようだった。        >>58参照

物語の最後まで『お婆ちゃん』と『私』の正体が明らかにされない!
雰囲気だけで書かれているように感じる!

文章としては読めても内容に見るところが少ない47点!(`・ω・´)

63 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/25(火) 20:53:42
>>59
誤字、脱字の類いはなかった! 文章に安定感がある!
大げさな表現は作品の持ち味として機能しているので気にならない!
とは言え、すべてが滑らかに読めるわけではない! 気になったところを抜き出す!

>快感。酩酊。
(単語に句点の二連発!)

>美の女神アシ
(足に対する掛け詞! 知名度に疑問がある幸運の女神!)

>お待ちよ、シルビア
(車、人物、タイトル、意味が多すぎる!)

抜粋では相当な高評価の67点!(`・ω・´)

64 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/25(火) 22:01:33
 人生で20度目の6月15日が来て、僕は大人になった。
 三歳年上の恋人は0時ジャストに「社会の歯車に一歩前進おめでとう」とメールをくれた。僕の恋人は、いつだって素直じゃないのだ。実家から電話が来たのは、そのメールの返信に親指があたふたしている時だった。
キリストの誕生日にはてんでばらばらの生活を送る僕の家の人達は、家族の誕生日には必ずお祝いの言葉を捧げるのだ。それは我が家で獣の寝息のように息づく、数少ない習慣でもあった。
 母は大学での生活を、二人の姉は揃って恋人の有無を気にかけていた。父は寡黙に「おめでとう」「ガンバレ」と言い、チビのえみは眠たげで舌足らずな声で
「おにいちゃんは何になったの?」
 と訊ねてきた。後ろで、母が「何才に、でしょと」と窘め、二人の姉がくすくすと笑う声が微かに聞こえてきた。「大人に」と言いかけていた僕は、咄嗟に「ハタチに」と言葉を挿げ替えた。
 
 恋人が僕のアパートに来たのは、僕が大人になって19時間が過ぎた頃だった。ビジネススーツ姿の恋人の両手には、おすし屋さんの丸いプラスチックケースと、近所のスーパーのビニール袋がそれぞれぶら下がっていた。
 恋人は僕のためにジントニックを作ってくれた。テーブルには、合成樹脂の円に納まった特上のおすしが置かれ、恋人は氷の入ったグラスにドライジンとカクテルライムを注ぎ込んでいた。僕はカクテルライムのビンを持つ恋人の指先を見つめながら
「大人の定義って何だと思う?」
 と訊ねた。恋人は、ビンをテーブルの隅に置き、代わりにトニックウォーターのペットボトルを手に取りながら
「そういう疑問を持たない事」と答えた。
「それは、大人としての答え?」
「私としての答え。不満?」
 僕は首を横に振った。恋人は柄の長いスプーンで、グラスの底からすくい上げるように、出来上がったジントニックをかき回した。
 恋人の作ってくれたジントニックは、舌の上にさわやかな苦味を残して体の奥に流れ込んでいった。
 その後、僕はいつものように恋人と大人のキスをした。ベランダへと続く夜のガラス戸には、昨日と変わらない僕の姿が映っていた。

65 :ぷぅぎゃああああああ ◇Puug571Ifs:2010/05/25(火) 22:34:12
>>64
糞ですわ。

リア充を装ったけど、装い切れてない、みたいな文体が鼻について
PCのモニター窓から投げ捨てそうになりましたわ。

66 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/25(火) 22:37:52
     凵@     ○   ∇ 、,、´`゙;~、  ';冫 ☆
           ┏  ━ゝヽ''人∧━∧从━〆A!゚━━┓。
 ╋┓“〓┃  < ゝ\',冫。’ 、 ._〃Ν ; ゛△│´' 'ゝ'┃...   ●┃
 ┃┃_.━┛ヤ ━━━━━━,/\.\━━━━━━━━━ .━┛
        ∇        //\\.\ 火、ヽ,,"∧.: .┨'゚,。
           .。冫▽ < //   \\.\ ぶ   乙  ≧   ▽
         。 ┃ . Σ、\.     \\|, 、\'’│   て く
           ┠ .ム┼\\.    /// ,,’.┼ ァΖ.┨ ミo'’`
         。、゚`。、   i/\,\// レ' o。了 、'’ ×  个o
        ○  ┃   `、,~´+√ ▽   ',!ヽ.◇    o┃
            ┗〆━┷ Z,.' /┷━''o ヾo┷+\━┛,゛;


67 :ぷぅぎゃああああああ ◇Puug571Ifs:2010/05/25(火) 23:21:08
>>64
ごみだなw

68 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/25(火) 23:24:13
 半分まで減った金色のジャムを瓶ごと床へ投げつけて、そのまま彼女は崩れ落ちるように床へ座り込んだ。
 白いタイルの床にはガラスの破片。そして砂糖で煮崩れた林檎の破片がベットリと張り付いている。
 ああ、せっかく遠方の農場から取り寄せた高級品だったのに。よく焼けたトーストにこの蜜のような林檎を塗
りつけて噛じるのは、ここ最近の一番の楽しみだったのに。
 床へ屈んで、ガラス塗れになった林檎の一辺を指で摘まみ上げる。白色蛍光灯の下で見ると、輝かしいはずの
金色がくすんだ黄土色の土塊のようだ。朝日に照らされている時はあんなにも美しかったのに。
 私は軽い吐き気を催して、粘つくそれを散らばったガラスの海へ返した。汚れた指をワイシャツの端で拭う。
不快なべたつきはそれだけでは取り除けそうにもない。
 彼女は白い足を床へ投げ出したまま動こうとしない。肩が震える様子も鼻を啜る音も聞こえないから、おそら
く泣いてはいないのだろう。居心地の悪い静寂の中で、私と彼女の呼吸音だけが耳に纏わり付く。まるで、部屋
ごと砂糖煮の鍋へ放り込まれたようだ。
 とりあえずは、この床へ散らばった不快な物体を取り除こうとキッチンペーパーをホルダーごと引き出す。す
ると俯いたままの彼女がそのままの姿勢で腕を伸ばした。
 

69 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/25(火) 23:25:43
いいわ、私がやるから。そして私が巻き取ったペーパーを気にもとめず、白い手でくすんだ金色の土塊を覆い、
握りしめた。私は反射的に、思わず声をあげた。拳となった手からはみるみるうちに赤黒い血が流れ落ちた。
 最初は一滴、二滴。それは段々と大きくなって、とうとうタイルの目地を塗って流れるまでになった。
 自分の血が流れているというのに、彼女は別段、慌てる様子を見せなかった。ただゆっくりと手を開いて、ま
た結んで、幼児が土遊びをするようにそんな動きを繰り返した。
 大丈夫か、早く手当をしよう。そう言って私は、ジャムを拭き取る予定だったペーパーの束で傷口を押さえる。
 空気に触れてどす黒く色を変える血を見て、彼女は言った。
 ねえ、覚えている? 初めてあなたと朝食を食べたとき、二人で黒すぐりのジャムをトーストに塗ったの。天
気が悪くて、雨がずっと止まなかったけど、パンに生えたカビをちぎりながらトースターに放り込んで、ね? 
ジャムなんてスーパーで買った安物だったけど、楽しかったな。ね、覚えてる?
 タイルを、カシス色に染めながら、彼女は微笑み、泣き出した。
 粘着いた静寂が涙で掻き回されていく。
 私は彼女を抱きしめた。
 タイルについた膝の下で、黄金の塊が醜く潰れたことに、私は気がつかないふりをした。



70 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/25(火) 23:35:07
嵐の中をひた進む
ぷぅぎゃああああああに代わって、そこは評価したい

71 :1/2:2010/05/26(水) 03:18:29
 レースのカーテン越しに春の暖かな日差しが差し込んでくる。その陽気に釣られ、用もないのに思わず窓を開けると、
清々しい風が部屋に吹き込み視界には隣家の美しい庭が広がる。
春の陽に照らされ、植木に生っている何かわからない赤い木の実が一段と豊かな色彩を得て、ツヤツヤと生の力を漲らせ、
真珠色をした花は開き、甘い香りを周囲に放っていた。目を瞑り、しばらく鳥の囀る声を聴いていたが、深呼吸をした後に、
意を決して窓を勢い良く閉じた。

 パソコン机の前に向き直り、椅子に座って、息を殺し耳を澄ます。物音が無いことを確認してからパソコンに電源を入れた。
起動音とともにパソコンが立ち上がると早速Eドライブの最深部にある「ero」フォルダを開く。
誰もいない部屋で「今日の気分は3次元だな」と一人呟き「AV」フォルダの中にある動画ファイルをダブルクリックした。
途端に部屋中に女性のあられもない嬌声がこだまする。息を飲むようにして食い入るように画面を凝視し、
ズボンに手を掛けたその時、部屋の外の廊下を誰かが歩くような気配がして動画の再生を止めた。
物音を立てないようそーっとドアに近づき聞き耳を立てる。気配はない。念の為ドアを開け廊下に出てみるが、何もない静寂が響く。
どうやら気のせいだったようだ、と判断し椅子に座り直したが、何か得も言われぬ不安感に襲われ、ヘッドホンをすることにした。
耳元で女性の扇情的な息遣いが聞こえて、再び意識が画面に集中していく。
今度こそ、とズボンを下げ、パンツを下ろし自分の一物をシゴキ始める。
途中で達しそうになる度に何度も寸止めをして絶頂寸前の快楽を貪り続けたが、
気付けば全身汗みずくで、膝の裏までビショビショになっていた。時計に目をやると事を始めてから既に1時間半が経過しており、
既に陽も傾き始めていた。そろそろ頃合いか、と手の速度を早めラストスパートをかけた瞬間、何かガチャガチャと音がする。
すぐさまヘッドホンを外し確認すると今度は気のせいではなかった。

72 :2/2:2010/05/26(水) 03:19:12
 玄関で鍵を開ける音が聞こえる。家族の誰かが帰宅したのだろう。
慌てて動画を閉じて、パンツを履いていると玄関の方から「ヒサシーーーー!居るのーーー?」と癇に障る声がする。
母親だ。ドスドスと廊下をこちらに向かって歩いてくる音がする。不味い!と思い返事もせずズボンを必死になって履き、平静を装い母親を出迎えた。
ドアを開けて部屋に入ってきた母はこちらを見るなり「居るなら返事くらいしな!」と吐き捨て廊下を戻って行った。
何とか危機を切り抜けたが、汗だくになるまで高まった衝動を我慢するのは地獄の苦しみである。
ベッドに飛び込み身悶するような飢餓感に枕を噛んで耐えていたが、その内にグッスリと眠ってしまった。

 次に目が覚めると朝だった。夕方頃からたっぷりと眠ったせいかとても晴れやかな寝起きだった。
小鳥の囀りと眩しい朝日に誘われて、ベッドを飛び起きフラフラと窓の方へ近づく。
窓を開け放ちまだ少し冷たい朝の春風を全身に浴びて大きく伸びをした。
何かわからない赤い木の実は昨日と同じように湧き上がるような生命の高揚感を表すが如く輝き、
真珠色の花も相変わらず甘い香りを湛えていた。昨日と違うところがあればそれは自分のパンツだけだった。
春の息吹の爽やかさとは程遠くベッタリ濡れている。夢精していた。涙が頬を伝って流れ落ちた。

73 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/26(水) 06:51:23
>>64
>キリストの誕生日
(諸説紛々としてわからない!)

>獣の寝息のように息づく
(祝い事のたとえには相応しくないように感じる!)

彼女の名前が出て来ない! ずっと恋人と呼ばれている!
仲睦まじい様子なので他人行儀な表現に違和感がある!
文章としては読み易い!

主語を書き過ぎると拙く見える64点!(`・ω・´)

74 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/26(水) 06:52:16
>>68-69
>砂糖で煮崩れた林檎の破片
(壊れた一部には思えない!)

>砂糖煮の鍋へ放り込まれたようだ。
(呼吸音だけの居心地の悪い静寂のたとえに適しているように見えない!)

>いいわ、私がやるから。そして私が巻き取った〜
(私の部分が紛らわしい!)

>とうとうタイルの目地を塗って流れるまでになった。
(『塗って』は要らない!)

>粘着いた静寂が涙で掻き回されていく。
(その前に会話があり、彼女は泣いている! 静寂とは程遠い!)

「」の区切りがないせいで胸の内の声なのか、声音として発しているのか、
区別のつかないところが多い!
林檎ジャムに無理に絡ませようとした比喩がすんなりと読めない!

この形式で書かれると会話文がネックになるかもしれない60点!(`・ω・´)

75 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/26(水) 06:53:58
>>71-72
>何もない静寂が響く。
(何もない静寂は響かないし、動揺もしない!)

内容と関係なく、丁寧に書かれている! それ故に削れる部分もある!
朝日を浴びているくだりのあとで朝の春風を浴びるなど!

時間の流れ具合が少し気になった68点!(`・ω・´)

76 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/26(水) 09:49:00
>>71-72
これが68点って絶対怒る人いるだろw内容的にwww

77 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/26(水) 14:48:07
>>71-72
内容はアレだけど、読みやすいのに平坦すぎるような文章でもないし、
かといって、独りよがりに拘った書き方でもないから、好感が持てる。

それに窓外の風景をやたら美化し、くどいほど修飾してるからこそ、
濡れたパンツとの相対効果も出ていて面白い。


78 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/27(木) 08:11:13
偽ぷうぎゃあの批評に文句が出ると確実に名無しの擁護がひとつ入る

そこまでするくらいなら批評なんてやめちまえ、気持ち悪い





ま、どうせ認めないだろうけど、中の人に一応言っておこうw

79 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/27(木) 12:25:35
お前って暇人だな

80 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/27(木) 22:10:27
>>78
誰からも必要とされなければやめる!(`・ω・´)

81 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/28(金) 13:32:46
先生、錯乱なさらず、頑張ってください

せめて私が物になるまで、教えてください

毎度拝見しています

いつ、物になる、見通しが暗い、永久に無理、そ、そうかもしれませんが

82 :77:2010/05/28(金) 15:30:21
>>80
そんな短気にならんでも。

>>78みたいなのは、自信満々に下らないのを載せて、こき下ろされた情けない奴だろうから、
気にせず評点に勤しんでくださいな。

83 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/29(土) 09:41:17
以上の意見により続行!(`・ω・´)

84 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/29(土) 17:36:49
趣旨と外れるかもしれませんが、ワイさんに質問です。

「犯人は抵抗の末、警官に射殺された」
この文章だと、警官の射殺は正当な職務行為に感じられます。

「犯人は抵抗の末、警官に斬殺(刺殺)された」
たとえば警官が刀剣類しか持っていなかったとすると、こういう表現になってしまうのですが、なんだか警官が悪いことをしているような感じがしませんか?
射殺以外で、警官が犯人を殺してしまった場合に、なんと表現したらいいか悩んでいます。よかったらアドバイスをください。




85 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/29(土) 19:57:08
警官は逮捕時に揉み合いとなり、偶然の転倒による脳内出血で犯人を死なせてしまった。

ワイの一例!(`・ω・´)

86 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/31(月) 02:39:46
 高校生活はひどく淡々と進んでいった。丁度ちょきで勝った子供が、チ・ヨ・コ・レ・イ・トと大股で進むように。学校は月に何度もテストを受けさせ、僕達は1点よりも1つ上の順位のために、カリカリ教科書通りの真実を書き込んでいった。
 夏休みという名の補習期間は何の感慨もなく、机の上の日めくりカレンダーに押し流されていった。残暑の残る秋は、知らぬ間にジングルベルが鳴り響く冬へと取って代わった。頭でっかちの僕達は、たった1年足らずの間に数千年分の英知を指先から取り入れていった。

87 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/31(月) 08:10:35
>>86
>1点よりも1つ上の順位
(意味はわかる! 表現は微妙! 1点よりも多く、とは使う!)

>たった1年足らずの間に数千年分の英知
(古代の幾何や代数を示しているように見える! 複数のパピルスに発想を得たのか!
 高校生活の一年間にしては誇大表現に思える!)

主人公の身の丈に合った比喩にとどめた方が共感は得やすい49点!(`・ω・´)

88 :名無し物書き@推敲中?:2010/06/01(火) 00:47:48
 街は戦場と化していた。
 市民は逃げ惑い、通りは悲鳴と怒号であふれていた。交差点では焦ったドライバーたちが次々と事故を起こし、
車は乗り捨てられて消防隊の通行を妨げた。立ち昇る黒煙と、赤々と照らし出される夜空は恐怖の象徴だった。
街頭のわずかな警官たちはなにもすることができず、ただ市民の波に飲み込まれていた。自分たちの街でいった
いなにが起こっているのか、説明できる者は誰もいなかった。ついに銃声が聞こえはじめたとき、人々の恐怖は
頂点に達した。
 彼女は混乱のなかを、集団にまぎれて西へと逃げていた。コートのすそを握り、急にしゃがみこんだり立ち止
まったりする人をするするとかわして、足早に進みに続けた。
彼女は落ち着いていた。この群衆のなかで彼女だけが、この騒動の原因を知っていた。
 計画は、完璧に遂行された。略奪者たちに目に物見せることができた。地獄色に染まった街のなかで、彼女は
笑い出しそうでさえあった。
 最初の爆弾で、いったいどれだけの科学者どもを吹き飛ばせただろうか。次の爆弾では、いったいどれだけの
自覚なき盗人たちを地獄に叩きこめただろうか。
 数え切れるわけがない。合計二十一にも及ぶ爆弾が、駅で、映画館で、通りのゴミ箱で、すべて予定通りに作
動したことはわかっていた。もちろん陸軍工廠でも。死者は莫大だろう。
 あとは、ここから逃げるだけだった。彼女は先を急いだ。爆発のあった中心街からはかなり遠ざかり、市民の
波も少しずつばらけはじめていた。なかには安全を確信したのか振り返り、遠巻きの野次馬となっている者もい
る。彼らだけでなく、当局もすぐにこれ以上の危険がないことに気づくだろう。そうして街の秩序を回復される
前に、隠れ家にたどり着かなくてはいけなかった。
 

89 :名無し物書き@推敲中?:2010/06/01(火) 00:49:46
 車に乗った仲間が待っているのは、陸軍工廠からおよそ四キロ離れた工科大学の北門付近だった。交通の混乱
を避けるためにこれだけ離れた場所を指定したが、その決定は正しかったようだ。このあたりでは、道路に車は
ほとんど走っていない。混乱と騒音のなかにいたせいか、周囲はやけに静かに感じられた。
 彼女は大学にたどり着き、その東側を塀沿いに目立たぬよう歩きはじめた。ときどき中心街の焼けた夜空に目
を向けて、先ほどよりも努めて一般市民らしさを装う。切れかけて瞬いている街灯が照らす交差点を左に折れれ
ば、そこにシルバーのセダンがいるはずだった。
 角を曲る直前、気配を感じた。彼女は思わず立ち止まり、街頭の光から身をはずした。明らかに危険な気配だっ
た。恐る恐る塀から顔を覗かせる。
 セダンは約束どおり、二本のポプラの間に停まっていた。しかし、その周りには黒いコートを着た人間が五、
六人いた。これは予定にはない事態だった。そして次の瞬間には、彼女はいま来た方向へ猛然と走り出していた。
 嗅ぎつけられていた。連中は、国家保安省の捜査官に違いなかった。そろってあんな格好をしているのはやつ
らしかいない。どういうわけか、見つかってしまった――。
 運転手と車を失い、彼女は一気に無力になった。恐怖が彼女を包み込んだ。雪原で親とはぐれた子ウサギのよ
うに、独りぼっちになってしまったのだ。すぐに、彼らの応援が辺り一帯に群がってくるだろう。どこかに身を
隠さなければいけなかった。
 突然、路上駐車のワゴンの陰から人が飛び出してきた。さっきの悪寒がよみがえる。女だった。先ほどの連中
とおなじ黒いコート。気配の正体は、この女だったのだ。
 彼女は威嚇するように手を振りかざし、指先に気を集中させた。コートの女はとっさに車の陰へと身を転がす。
放たれた炎は、路面を白く焼く程度のものだった。彼女は体勢を崩した相手に構わず、再び走り始めた。爆弾の
操作で、魔力はほとんどなくなっていた。

90 :名無し物書き@推敲中?:2010/06/01(火) 00:51:14
「待て! とまれっ」
 背後からの怒声と同時に、彼女の足元で光がはじけた。一瞬視界が白熱し、次いで全身を激痛が駆け巡る。そ
のままの勢いで倒れ、鉄やすりのようにざらついた路面が彼女の手の皮を裂いた。
 コートの女が、ゆっくりとこちらに近寄ってくるのが見えた。そのずっと向こうには、さらに数人の捜査官の
姿も。もうおしまいだった。涙で視界が歪んだ。いま彼女に残されているのは、わずかな魔力と絶望だけだった。
 裏切られた? 利用された? 彼女は笑った。もう、どちらでもおなじことだった。起き上がることさえ諦め、
赤黒く染まったままの首都の夜空に目を向ける。
「動くな! そのままじっとしていろ」
 略奪者の街は炎上していた。彼女の成果だった。彼女の復讐の意思の表れだった。そして、あとひとつ彼女に
できることがあるとすれば、彼らをおなじように地獄に突き落としてやることだけだ。彼女は最後の魔力を右手
に集中させた。
「おい! やめろっ!」
 声と足音が迫っていた。
 彼女が最後に見たのは、焦がれるように紅い、炎の渦だった。


91 :名無し物書き@推敲中?:2010/06/01(火) 00:53:07
>>88-90 
小説の冒頭です。冒頭はどうしても神経質になってあーでもないこーでもないしてしまうので、その点評価お願いします。

92 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/06/01(火) 05:43:49
>>88-90
誤字、脱字の類いは目にしなかった!
文章は三人称が主体になっていて時に主人公の一人称が混ざる書き方だった!

>略奪者たち
(この言葉で彼女の容姿が気になった! どこの国の話なのかわからなくなった!)

>陸軍工廠
(この言葉は古めかしい! 現代が舞台ではないように思える!)

>シルバーのセダン
(車種の名前で現代とわかる! 年代まではわからない!)

このあと、魔力の使用により、ファンタジー要素の含まれた話だとわかる!
ここに挙げられた文章は冒頭の一部かもしれない! 仮定したとしても世界観がはっきりしない! その部分を以下に示す!

@いつの時代の、どこの国の話なのかがわからない!
A登場人物の特徴的な描写が一切ない!(服装だけではダメ!)

ある程度の長さの文章なので上記のことは明らかにした方がいい!(後々の伏線に絡んでいるのであれば伏せてもいい!)

>略奪者の街は炎上していた。彼女の成果だった。彼女の復讐の意思の表れだった。そして、あとひとつ彼女に
>できることがあるとすれば、彼らをおなじように地獄に突き落としてやることだけだ。彼女は最後の魔力を右手
>に集中させた。
(ひとつの段落に主語の『彼女』が多すぎる! 『彼女の』復讐、あとひとつ『彼女に』、の『』の部分は省いていい!)

冒頭部分はもう少し世界観がわかるように書いた方がいい66点!(`・ω・´)

93 :名無し物書き@推敲中?:2010/06/01(火) 09:26:25
気になっていた点にずばり言及してくれてありがとうございます。

世界観はすぐに読者にはイメージしてもらいたいと思ってました。
一応、1950〜60年くらいのイメージで書いてます。ただし、現実世界が舞台ではないので、年号を示すわけにもいかず、
この微妙な時代を特定できるよう、どう描写すればいいのかわからず苦しんでいます。
いまのままだと、90年代といっても通りますよね……。なにかいいアイデアがあったらよろしくお願いします。




94 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/06/01(火) 21:03:48
>>93
架空の話を書く場合、大まかに三種類に落ち着く!
@ほぼ全ての事象を作者の創作で生み出す!
A創作で作り上げた世界に現実のものを散りばめる!
B舞台設定は現実で架空の物語を構築する!

今回の冒頭の抜粋と作者の意向を踏まえると、Aが適切のように思う!
Aの方針で書くにしても具体名は避けた方がいい!(現代と区別がつかなくなり、読者を無用に混乱させるおそれがある!)
特に文中の『陸軍工廠』、『シルバーのセダン』、『四キロ』は世界観を壊しかねない!
年号は創作で出してもいい! その場合、日付や曜日にも目を向けなければいけない!
標準時の設定や太陽と月の有無は作者の考え方によるところが大きい!

今回の文章に限れば人物の描写が足りない! その部分で人物と世界観を語ることができる!
>彼女は混乱のなかを、集団にまぎれて西へと逃げていた。コートのすそを握り、急にしゃがみこんだり立ち止
>まったりする人をするするとかわして、足早に進みに続けた。
(これだけでは性別の情報に過ぎない! 世界観を垣間見ることもできない!)

ワイの場合!
茶色の外套を纏った彼女は混乱の波に逆らい、ひたすら西に足を速めた。
フードに隠された髪は街の状況を象徴するかのような火色で白い艶やかな頬にチロチロと燃えて見えた。
右目は魔力の行使によって変色、白金の鋭利な刃を思わせる。
(主人公の容姿を動きの中で語り、同時にそれとなく世界観を織り込む!
 手法は人それぞれ! 作者なりの工夫で書けばいい!)

1950〜60年代を書きたいのならば、まずは対象の国を決める! その時代の様式で統一!
それらを適宜、作者の創意を凝らした言葉に置き換えて書くことで、それなりの雰囲気を持った話に仕上がると思う!

ファンタジーの創作は現代物にない難しさがある!(`・ω・´)

95 :名無し物書き@推敲中?:2010/06/01(火) 21:07:05
貴志祐介の新世界よりはモロそういう世界観だったけど、上手いこと表現してたなぁ。

96 :名無し物書き@推敲中?:2010/06/02(水) 00:14:28
>>94
非常に丁寧に解説していただきありがとうございます。かなり参考になりました。精進します。

97 :名無し物書き@推敲中?:2010/06/03(木) 16:02:11
バルバロスの群れの中で、ヘレネスがおもむろに口を開いた。
君は犬が嫌いだというが本当かい?
ああ、本当さ。犬なんて嫌いだね。あんな生き物は地球上から消滅してくれても一向に構わないさ。
本当にそう思っているのか。やれやれ、信じられないな。犬というのは、古くから人間の友人なんだぞ。犬が家畜や夜の番をしてくれたから、人間の文明が発達したという説もあるくらいだ。
だが、嫌いなものは嫌いなのだから仕方がない。おれは君がなんて言おうと犬なんて嫌いだね。
ああ、そうかい。ならば、君はバルバロスだ。君とはこれから親しくなることはないだろう。

ヘレネスはそう言うと、今度は女性のバルバロスに話かけた。
やあ、君はもしも結婚したら女性が家事をするべきだと思うよね。
いいえ。思わないわ。というか、そんな考え方をしている人がまだ存在していることに驚きを隠せないわ。
じゃあ、結婚したら、君は男にも家事もやらせるつもりなのか。
ええ、というか男にもではなく、男がやって欲しいわ。だって、私、家事って苦手なんですもの。苦手な人が苦手なものを担当するなんて効率的じゃないじゃない。
どうやら、君とは話が合わないな。君はバルバロスのようだ。君ともこれから親しくなることはできないだろうね。


98 :名無し物書き@推敲中?:2010/06/03(木) 16:04:44
ヘレネスはさらに声をかけた。中年男性のバルバロスだった。
こんにちわ、最近の若者はダメだと言っているらしいが、本当かい?
ああ、そうだね。ゆとり教育だか何だか知らないが、本当にダメなやつばかりでうんざりするよ。
それに、最近の若者は物も買わないし、結婚もしないし、子供も産まない。一体、今の若者は何を考えているんだろうね。
しかし、昔に比べて、若者の犯罪率は減っているし、経済だって悪くなっているのだから、物を買わないのは当たり前だろう。
いや、それでも、今の若者は使えないね。現場で若者を使ってるおれが言うのだから間違いないよ。
君はバルバロスだな。もう、君とは話したくないよ。

ヘレネスは同い年くらいのバルバロスにも声をかけた。
やあ、君とは共通点が多そうだから、仲良くできそうだ。君は人間はみんな平等だと思ってるよね。
とんでもない。そんなもの建前でしかないよ。人間は学歴で決まるのさ。逆を言えば馬鹿は死ねばいいんじゃないかな。
そうじゃなかったら、一生奴隷として暮らすべきだよ。
しかし、学歴だけで人間の価値を測れるのか?
測れるね、少なくとも、今の世の中では。なぜなら、学歴がなければ、給料の高い企業には就職できないからさ。高い給料がもらえなければ、欲しいものだって変えないし、結婚だってできない。つまり、今の世の中で一番重要なのは学歴、そして頭の良さなのさ。
どうやら、君もバルバロスのようだ。残念だよ。


99 :名無し物書き@推敲中?:2010/06/03(木) 16:06:08
さらに、ヘレネスは話しかけた。
やあ、君は神はいると思うかい?
神?神は私だよ。信者も数千人いるんだ。みんな私のことを神だと思ってる。もちろん本当に神なんだがね。みんな、私の書いた本や私のパワーが込められた壺やお守りをありがたそうに買っていくよ。
君は自分が悪いことをしているという自覚はあるのか?
悪いこと?この国には宗教の自由があるのだから、何を信じるかなんて個人の自由だろ。それに私はちゃんと信者たちの心の支えになることで、むしろいいことをしていると思っているよ。
君はバルバロスだ。神は唯一ただ一人だよ。

ヘレネスは最後に、恋人のバルバロスに話しかけた。
ねえ、君はもしも結婚したら、子供は何人欲しい。とりあえず、3人以上は欲しいよね。
ねえ、私、今はそんなこと全然想像できないわ。
どうして、もう僕たち付き合って長いじゃないか。
長くても想像できないのよ。
君もバルバロスなのか。結局、君もバルバロスなのか。

恋人のバルバロスはヘレネスに向かって言った。
私から見れば、あなただってバルバロスよ。生まれたところも、育った環境も、性別も思考の仕方も違うんだから。というか、誰から見ても、あなたはバルバロスだわ。それはあなたが誰を見てもバルバロスであるようにね。
この世の中はバルバロスだらけよ。純粋なヘレネスなんていやしないのよ。でも、バルバロス同士でも愛し合ったり、協力して仕事をしたりしているわ。つまりはそういうことなのよ。

ヘレネスは、いや、自分がヘレネスだと思いこんでいた一人のバルバロスははっとした。ヘレネスなんてものは、所詮、自分の内側にしか存在していなかったのだ。そう思うと、一瞬ひどく淋しくなった。そして、次の瞬間には膨大な虚無を感じた。
バルバロスの群れの中で、ついさっきまでヘレネスだった男には寛容さや世界の広さや相容れぬ価値観に遭遇したときの処理の仕方などを知る必要があった。


100 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/06/03(木) 22:31:21
>>97-99
アリの穴のサイトで投稿された作品!
ここで評価を求める理由がわからない!
さらには本人かもわからない!
理由と本人である旨を伝えない限り、評価はできない!(`・ω・´)

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