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ワイが文章をちょっと詳しく評価する![2]

1 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/03(土) 20:51:57
新装開店!(`・ω・´)

掌編、いつでも募集中!
採点、100点満点!
評価、コメント数行!
結果、コメント一行!

前スレ
ワイが文章をちょっと詳しく評価する!
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1249125836/

2 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/03(土) 20:52:41
文章の一部、よい! オチがない、よい! 他人の文章、ダメ!

点数の意味
10点〜、日本語が書ける!
20点〜、日本語の意味がわかる!
30点〜、読み物に近い!
40点〜、形にはなっている!
50点〜、楽しめる域に入る!
60点〜、作品として出せる!
70点〜、欠点がほとんどない!
80点〜、佳作の域に突入!
90点〜、未知の領域!
満点――、神様は評価できない!

ここまでの最高得点76点!(`・ω・´)

3 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/03(土) 23:18:08
おちんちん

4 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/03(土) 23:58:31
(`・ω・´) わいもやって来た!

(`-ω-´) わいがプロデューサー!

(`・ω・´) クワッ! キミの人生をプロデュースしたい!


5 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/04(日) 00:02:16
だwwwwwwまwwwwwwwwwwれwwwwwwwwww

6 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/04(日) 00:10:18
よっしゃ! ワシの押しかけ師匠の復活ですね。

7 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/04(日) 02:09:43
夜中に書いたやつって朝見ると恥ずかしいよね。




 街路樹の葉はいよいよ赤く、街行く学生達が冬服へ着替える頃、僕は路頭に迷った。
昨日までは普通のサラリーマンだった。稼ぎは人並み、小学生の娘一人と妻を持ち、最近やっと家を建てたところだ。
ありふれた幸せに、ただぼうっと浸かっていた僕だった。

 それが、昨日の現実のはずだった。今朝目が覚めてみると、僕は知らない施設のベッドの上にいた。
何だ? ベッドから体を起こす。そこで、自分が、真っ白で清潔な寝巻を着ていることに気が付いた。不安に心臓が激しく鳴る。
立ち上がろうとすると、思うように力が入らず、ぐらりとよろめいた。不安は訳の分からない恐怖へと変貌を遂げ、僕を飲み込もうと鎌首をもたげる。
よろめき床についた手には、いくつもシミができていて、骨に、だぶついた皮が纏わり付いている、といった恰好であった。

 鏡は絶対に見たくなかった。どうやら僕は一晩のうちに随分と老け込んだようだ。恐らく、八十年ほど。
無我夢中で廊下を走った。足が縺れ、肺が酸素を求め悲鳴をあげている。途中、何人ものナースが僕の名前を呼んだが、振り切って走った。
とにかくこの病院を出なければ。
やっとの思いで病院を抜け出し、大通りへ出た。喉が力無くひゅーひゅーと鳴り、僕は大きく肩で息をする。老いた身体のあちこちが悲鳴をあげていた。

 掠れる視界の隅に、見慣れた街路樹を認めた。なんと、ここは僕の通勤路ではないか。すっかり町並みは変わっているが、間違いない。
ビルの巨大なスクリーンが、現在の日付と時刻を表示している。それが、僕がサラリーマンだった年から、もう八十年もの年月が経っていることを、静かに告げていた。

 思考が追い付かない。たとえ、僕が全力疾走した後で疲労困憊していなかったとしても、追い付かなかっただろう。
僕は昨日までごく普通のサラリーマンではなかったか? 今は西暦二〇〇九年ではなかったか? 妻は、かわいい娘はどこに?
僕は仕事のパソコン操作を完璧に覚えているのに、なぜ今病院の寝巻を着ているのだろうか?

 いくら考えても、納得できる答えは浮かばなかった。
木枯らしが身に染みて、僕はぶるぶる震えた。
 落ち葉が風にくるくると踊るのをぼんやりと眺めながら、僕は僕の人生を問うた。

8 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/04(日) 02:40:53
書き方を忘れる。
書いたときには認められなかった。
見えないものは存在できない。

9 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/04(日) 04:07:41
('・ω・`) 立った......。
('・ω・`) 偽ぷぎゃが立った!
('・ω・`) お願いしてよかった。


10 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/04(日) 07:15:22
>>7
間違いではないが慣用句は気になる!

>どうやら僕は一晩のうちに随分と老け込んだようだ。恐らく、八十年ほど。
(主人公は社会人で家庭を持っている! 小学生の娘までいる!
 そこから八十年が経過すると、主人公の年齢は軽く百歳を超えている!)

上記の理由で、そのあとの主人公の思考や行動に違和感を覚える68点!(`・ω・´)

11 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/04(日) 07:19:31
>>4
なんかいる!(`・ω・´)

>>8
思い出せばいい!(`・ω・´)

>>9
帰ってきた!(`・ω・´)

12 :抜粋です:2009/10/04(日) 08:10:28
今宵、いい文字に出会った。
ブログイザ!の「相模文芸クラブ」の入会案内にあるコメントだ。
ここを読んだら、僕は何をやってたのか…。
作家になど、到底なれない

13 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/04(日) 08:33:03
来年 投稿しようと思っている小説の書き出しです。ワイ様よろしくお願いします。

抜けるような青空を背負った街を、碁盤の目のように整然と切り分けている広い道路は、
その地が人為的に作られた新しい街であることを象徴している。
街には四つの大学を含め、機能上、首都には不要とされた三百にも及ぶ研究施設が点在して
いるが、その街があまりにも広大であるために、どこに何があるのかは、住人でさえもすべてを
把握するのはむつかしいだろう。


14 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/04(日) 08:35:01
(続きです)
政府が莫大な税金をつぎ込んで建設を推進したこの街には、当初、その目的を遂行するための
極めて無機質な研究施設と、そこで働く人々を収容する殺風景な住宅だけが建設された。
しかし、やがてそんな人造都市にも、その住人の生活を支える巨大なショッピングモールや、
子供達が喜びそうな博物館が出現し、いつしかどこにでもある普通の街へと変貌を遂げようとしていた。
特に最近、都心秋葉原とこの街を一時間たらずで結ぶ、新たな交通機関が竣工したことによって、
首都東京の衛星都市として機能し得るようになった。それを待っていたかのように、荒涼とした畑や荒地
だった土地は競って宅地造成され、それに付随して造られた緑豊かな公園は、多くの家族連れで賑わっている。


15 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/04(日) 08:37:07
(続きです)
全国から選りすぐってこの街に集められた科学者達は、潤沢な資金と、世界有数の施設を提供され、
研究生活に没頭できる環境を与えられた。しかし、街が造られた当初は、生活圏すべてが娯楽のない
仕事場であるという人造都市にありがちな環境に耐えきれず、何人もの科学者達が自ら選んで死んでいった。
住人達は、次は自分の番かもしれない、と怯えながらも、それが人為的に造られた研究都市に住む者の宿命なのだ、と
いつとはなしに考えるようになっていた。
筑波は危険だ。そんな不吉な噂話は、研究者なら誰でも一度は耳にしてたはずだ。しかし、最先端の研究設備と優秀なスタッフに
引き寄せられて、この街に移り住もうとする研究者は、後をたたなかった。

(以上お願いしますです。m(..)m)


16 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/04(日) 08:47:05
>>10
やっぱり百歳越えは現実的じゃなくてだめですかね……
今後はもっとよく考えます。ワイさんありがとうございました!

17 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/04(日) 09:02:51
>>11
お前馬鹿だろ
死ねよ屑

18 :転載です:2009/10/04(日) 09:09:15
今宵、いい文字に出会った。
ブログイザ!の「相模文芸クラブ」の入会案内にあるコメントだ。
ここを読んだら、僕は何をやってたのか…。
作家になど、到底なれない

19 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/04(日) 09:26:17
>>7
今から80年前って、仕事でパソコンを覚えなければならない状況が
一般的だったのだろうか?

20 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/04(日) 09:29:21
>>7
ご免、間違えた
今から80年後という設定だった。(19)

21 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/04(日) 12:18:26
>>13 >>14 >>15
冒頭に設定だけ続いても
『だから何だ?』
って感じ?

22 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/04(日) 12:58:00
>>12
いい文字の抜粋がないので読者に伝わらない!

『相模文芸クラブ』は実在する!

『…』は『……』の方がいい!

最後の一行に句点がない!

出所が不明な感想なので点数はつけない!(`・ω・´)

23 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/04(日) 13:00:40
>>13-15
文中の『むつかしい』は西日本の方言とされていて近未来の話にそぐわない!

>筑波は危険だ。
(最後の方で街の名前が明かされる!)
>街には四つの大学を含め、
(隠す意味を見出せないので、ここで筑波を出した方がいい!)

梗概のような文章なので魅せる工夫が必要56!(`・ω・´)

24 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/04(日) 13:07:47
>>23
脱字のために言いなおしで56点!(`・ω・´;)

25 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/04(日) 13:08:52
ワイ様 どうもありがとうございました。

26 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/05(月) 12:42:14
 よろしくおねがいします

 海中に差し込む柔らかな陽光が、その生き物の、淡く透き通った薄い皮膚を一層煌かせる。消えてしまいそうな泡の先に銀色の眼差しが光る。
 薄絹のような燃える赤色の髪が、揺ら揺らとたゆたう。
 彼女は、金属光沢のする銀色の瞳で、目の前に浮遊している僕の姿を捉えた。気のせいだろうか。少し微笑んだように見えた。
 その瞬間、僕は、銛で身体を射抜かれた哀れな魚のように全く身動きができなくなってしまった。
 なんて美しいんだろう。
 緩やかな興奮が、静かに、僕の全身を覆っていった。
 青碧の世界に存在する、一人の生き物。波間に潜む幻惑か、はたまた転寝に見る白昼夢か。だが確実に、それは僕の眼前に存在するのだ。
 このままずっと、永遠にその形容しがたい姿を眺めていたいという欲求と、一刻も早くその場を立ち去らねばという恐怖が、僕のなかで激しく拮抗していた――。


27 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/05(月) 17:50:40
>>26
僕と彼女は海中にいると判断して読み進める!

>薄絹のような燃える赤色の髪が、
(海中で燃える赤色という表現が馴染まない!)

>彼女は、金属光沢のする銀色の瞳で、目の前に浮遊している僕の姿を捉えた。
(僕の視点の一人称なので、彼女の側から語ってはいけない!)

一人称の華美な表現は主人公が冷静でいるように思える53点!(`・ω・´)

28 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/05(月) 23:24:11
>>27
早く死ねよ

29 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/06(火) 03:11:40
カスも嫉妬するのか
初めて知ったw

30 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/06(火) 11:11:50
>>27
ワイ様、ありがとうございます。即興で書いてみたのですがやはりミスが目立ちますね
次はもっと練ったものを投下したいので、またよろしくおねがいします

31 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/06(火) 18:29:11
よろしくお願いします

 大きく息を吸い、吐く。すると微かにその姿が瞼に浮かぶ。

 環状二号線を下ると、左手に突如巨大な森が見えてくる。僕はいつものようにウインカーを左に出して正面玄関をくぐり、乾いたアスファルトを緩やかに降りていく。
 駐車場へ車を停め、外へ出る。塒に帰る椋鳥の鳴き声。湿った泥道で夕餉をとる黒揚羽。野球少年達が、金網の向こうで叫び声をあげる。犬を連れた老夫婦とすれ違う。
 雑木の脇を沿う様に歩くと、直に青々しい竹林のアーチが出現する。ふいに、涼しい空気が僕の元へ訪れる。直に日が落ちるだろう。
 緋色の指した夕暮れの空に、新しく建設中の高速の高架が顔を覗かせる。
 太古の森は、都市の間を縫うようにその身を横たえている。
 ああ、いつもの光景だ。僕はそろりと足を進めた。
 ――佐和って呼んでよ。
 そっと微笑んだあの人の囁きが、風に乗ってやってくるように思えた。
 
 彼女は、竹林の道を抜けた先の広場にいつものように佇んでいた。
 かさり、と靴の下で笹の葉が音を立てる。
 「待った?」
 「ううん」
 そんな短い会話のあと、僕たちはいつものように自然と互いの手を絡ませ、勾配気味の林道を歩いた。繊細な竹の間隙を縫うように、秋の風が二人を包んでは離れてゆく。
 鼻を擽る芳香とたゆたうしなやかな黒髪が、涼風に揺れ、僕の眼前を掠める。
 枯れた笹の降り積もった坂道を登りつめれば、蒼茫とした竹林が開け、小さな空間が出現する。僕たちは、どちらともなくぽつんと置かれたベンチにそっと腰掛ける。
 日課のようにそこで、仕事のことや、家庭のこと、またお互いのことを、とり止めもなく話した。
 僕より五つ年上の彼女。きみは職場では、涼しい顔をした端麗な上司。だが誰もないこの場所では、この僕に向け潤む瞳の奥に淫靡な情愛を灯す。そのギャップが狂おしいほどに愛おしかった。


32 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/06(火) 18:32:11
<つづき>
 青鈍の夜空に真珠色の月が浮かぶ。すでに日の沈んだ周囲は仄暗く、竹笹が風に擦れる音だけが二人の間を埋めた。
 緑地のすぐ脇を走る荒々しい環状線の音も、ここまでは届かない。人目を憚る僕たちにとってはちょうどいい。
「ねぇ」
 ふいに、彼女は僕を見つめた。僕は黙って、目の前に佇む華奢で可憐な人の瞳を覗き込んだ。濡れた瞳が、その迸る熱情をすべて物語っている。
 僕はそっと、彼女に額を近づけた。唇を通して彼女の体温が伝わる。僕たちは、交わったふたつの身体を離そうとはしなかった。永遠にこんな時間が続けばいい。そんな幻想を抱いていた。
 ――夫がね、寄りを戻そうっていうの。
 彼女が突然切り出したのは、九月も終わりのことだった。
 背徳的な関係は長くは続かない。きっとどこかで決着をつけねばならない。心のどこかでわかっていたはずだ。足元を抜ける冷ややかな風。森を抜ける風がざわめき立つ。
「佐和子サンが後悔しない道を選べばいい」
 僕は精一杯笑ってみせた。彼女は俯いていた。一筋の雫が紅の指す頬を伝う。細くて折れそうな身体をそっと抱き寄せる。僕と一緒にどこかへ逃げてしまおう。十年前ならそんな台詞が言えたのかもしれない。僕たちは口を噤んだまま、林を吹き抜ける風に身を任せていた。
 冷たい夜風は僕たちに猶予をくれなかった。「行きましょ。正門が閉まっちゃうから」彼女は自分の表情を隠すように、そっと僕の手を離れた。
 結局、それが最後の逢瀬となった。森が静かに眠りにつく。僕たちも帰らなければならないのだろう。もとある場所へ。

 


33 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/06(火) 18:33:42
<つづき その2>

 その森林公園は、かつては深い森と多くの動植物に恵まれた、生命力に溢れる場所であったらしい。
 だが、今では東側に大きなゴルフ場ができ、脇を交通量の多い国道が走る、都市近郊の有り触れた緑地公園へと変貌した。
 すべては変化していく。人間も自然も、不変にしがみつくことなどできはしない
 まだ気温の高い日中とはうって変わり、初秋の夜風は冷たく、寒々しい思いがした。僕は聳え立つ森の傍らにある遊歩道をしばらく歩いた後、曝け出した熱情の傷跡を、また奥深くへとしまった。
 駐車場には、何時の間に、僕の車が一台しか停まっていなかった。

 ――僕は静かに玄関の扉に手をかけた。「ただいま」重々しく開いた扉の先、子どもたちの声と、熱気、仄かな夕餉の匂いが僕を包んだ。
                                          (了)
 長々とすいません。よろしくおねがいします

34 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/06(火) 20:34:25
>>31-33
巨大な森にあると思われる駐車場に車を停めているのに描写が日常の風景を表している!
そのせいで場所の想像が難しい!

>大きく息を吸い、吐く。すると微かにその姿が瞼に浮かぶ。
(目を閉じた状態を明確にした方が読みやすい!)

>鼻を擽る芳香とたゆたうしなやかな黒髪が、涼風に揺れ、僕の眼前を掠める。
(二人は手を絡ませて歩いている! 横並びと考えられる状態で僕の眼前を黒髪が掠める!
 涼風ではなくて突風が真横から吹きつけているように思える!)

>きみは職場では、涼しい顔をした端麗な上司。
(『きみは』の部分は無くても意味は通じる!)

>僕は黙って、目の前に佇む華奢で可憐な人の瞳を覗き込んだ。
(座っている状態では佇まない!)

>――夫がね、寄りを戻そうっていうの。
>彼女が突然切り出したのは、九月も終わりのことだった。
(この文章は過去のことに見える! しかし、主人公はこのあと、現実で返答している!
 過去と現実が混ざったような書き方は推敲の余地がある!)

>僕たちは口を噤んだまま、林を吹き抜ける風に身を任せていた。
(森、竹林、林と文中に出てきて余計に場所のイメージが難しい!)

>不変にしがみつくことなどできはしない
(語尾に句点がない!)

>駐車場には、何時の間に、僕の車が一台しか停まっていなかった。
(駐車場に複数の車が停まっていた描写がないので『何時の間に、』の部分は不要!)

場面転換がわからない! 凝った言い回しのせいで現在の状態がわかりにくい50点!(`・ω・´)

35 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/07(水) 07:39:19
 春のとある休日、俺はクラスメイトである望月の家へ初めて行くこととなった。
 普段は高校でしか会わない人間とその場所以外で接触するから、俺は少しだけ緊張している。言ってみればそこに俺のまだ見ぬ世界が広がっているわけだ。壁の色から匂いまで、俺の部屋とは異なった空間が俺を待っている。
「やあ、待ってたよ」
 普段と変わらず黒斑の眼鏡を身につけた望月が俺を歓迎してくれる。噂通りの豪邸であった。
「三階に部屋があるから、先に上がってて」
 三階建ての一戸建てに住んでいる時点で俺の中では相当な金持ちである。そして内装も豪華絢爛であった。
「ここか」
 俺は望月の部屋らしき部屋を発見して、恐る恐るその室内に入った。
「す……す、すげえ〜」
 感嘆の声を漏らさずにはいられない。事前に聞いていた通り、少年漫画やロボットのプラモデルで一杯ではないか!
「天国だ……」
 天の国がこんな充実した環境ならば、今すぐにでもゴートゥーヘヴンしてしまってもいいと思える。それくらい漫画とプラモ好きな俺にとって羨ましい限りの環境なのだ。
 高校一年生にもなって漫画やプラモ? 恥ずかしい、と笑う輩もいるであろうが、そんな批判は俺の心で一蹴してやる。俺は自分が好きと思えるものに対して素直なだけだ。愚直なまでに好きなものに対して一直線で何が悪いのだ。



36 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/07(水) 07:42:40
「ん? これはなに?」
 早速プラモデルをお触りしようと思ったら、枕元に置いてあった一冊の文庫本が目に入ってしまった。
「ああ、それは小説さ」
「小説? 望月は小説も嗜むのか」
「あ、小説って言っても結構特殊な部類の小説だから」
「特殊な部類?」
 はっ! まさか官能小説!
「なろほど、望月は夜な夜な枕元で特殊な小説のお世話になっているのか」
「いやいやいや、そんなことは断じて無いよ」
 望月はオーバーなほどに俺の意見を否定する。
「かなり怪しい、ならば調べるしか無い!」
 俺は疑惑の小説の中身をチェックした。
「え?」
 そこには現実世界では有り得ないほど露出度の高い服を身に纏った二次元の美少女が、身体の何倍もありそうな大剣をこちらに向けているモノクロのイラストがあった。
「あのね、それは『ライトノベル』っていうものなんだよ」
「ライトノベル?」
 ノベルは小説という意味だから、右の小説? 何か政治的なモノが絡んできたりしちゃうのか?
「ライトノベルって言うのはね……う〜ん、かなり説明し辛いものなんだけど……」
「官能小説の一種なのか?」
「いやいやいや、そういうベクトルの説明し辛いじゃあないんだよ。ライトノベルっていうものの定義が曖昧なんだよね。僕個人の説明をすると、表紙や挿絵にアニメっぽいイラストがある若者向けの小説、って感じかな」
「う〜ん……とりあえず官能小説じゃないのは理解した」
「僕は疑いが晴れてなによりだよ」
「いきなり核心に迫ったりするけど、このライトノベルは面白いのか?」
 すると望月は躊躇うこと無く、
「面白いよ!」と即答した。
 ライトノベルという未知の媒体に興味を持った俺は、望月が読破済のライトノベルの中から一冊借りて、家で読んでみることにした。



37 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/07(水) 08:01:01
>>35>>36は繋がっていません

38 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/07(水) 21:07:29
>>35
文章におかしな表現はない! しかし、気になる部分はある!

冒頭で主人公が独白している! どこにいるのかがわからない!
>「やあ、待ってたよ」
この部分ではすでに豪邸内に移動しているように思える!

初めての豪邸なのに誰の案内もない状態でクラスメイトの部屋に簡単に行き着いている!

描写を省き過ぎて映像が浮かびにくい52点!(`・ω・´)

>>36
設定に多少の無理がある事は問わない!

>「なろほど、望月は夜な夜な枕元で特殊な小説のお世話になっているのか」
(行頭に誤字!)

>表紙や挿絵にアニメっぽいイラストがある若者向けの小説、
(ライトノベルを全く知らない者がこの説明で、官能小説ではない、と簡単に納得するところに得心がいかない!)

読みやすくて適度に笑わせる要素を盛り込んだ工夫が見て取れる64点!(`・ω・´)

39 :1/2:2009/10/08(木) 02:57:06
 ある、ぞっとするほど物寂しく、また、冷ややかな夜のこと、俺が窶れ疲れて、すでに人の忘れた学問の珍奇な書物をあまた開いて、
思いに耽っていたとき、まるでうたたねでもするかのように、微睡んでいたとき、ほとほとと音が聞こえた。
 まるで誰かが俺の部屋の戸をこつこつと叩いてでもいるかのように。
「なんだろう」、俺は呟いた「誰かが俺の部屋の戸を叩いている、だが、
ただそれだけだ、なんでもない、用件も言わないやつに、一人前に応じてやる義理はない」。
 気を取り直し、再び書物に目を落とした、そうすると、卓上の燭台の蝋燭の炎が、ふっと、
風に晒されたように短く揺らいで、――そのうちには消えた。俺は少し身震いし(というのも、俺の住む地域では屋内でなんともなしに蝋燭が消えるのを、
それを見るのを、不吉だと思う迷妄があったからだ)、悪い妄想をしてしまい、体温が下がったような気になったが、そのとき、また、ほとほとと音が聞こえた。
「またか」、俺はさっきよりも少し強く呟いた「こんな夜更けになんの用だろう、尋常ならば昼に訪れるはずだろう、可笑しな時間に来るやつは可笑しいに決まっている、
そんな可笑しなやつに応じてやる義理はない、もしこの大きな独り言が聞こえていたなら、失礼だが、帰って、陽が昇ってからまた来てくれ」。
 俺はそこまで言い切ると、蝋燭が消えてしまったこともあり、区切りが良い、寝るか、と考えた。
 ベッドの脇に靴を脱ぎ、揃えて置いて、腰をかけたところ、鎧戸からまたほとほとと音が聞こえた。

40 :2/2:2009/10/08(木) 02:58:33
 俺は、これはいよいよ狂気じみているぞ、普通の神経なら、俺の少し大きな独り言を聞いたところで家に引き返し、
睡眠をとり、朝一番にまた来るはずだが、しかし、このおかしな来客はまだなんともなく居残っている、そして俺の部屋の戸をこつこつと叩いている、狂人の仕業か、
俺に怨みなどがあるやつか、しかし俺は感謝とも無縁ながら怨みとは無縁なのだ、つまり人付き合いが盛んではないのだ、
そう考えると、これはやはり狂人の仕業なのだろう、とまで考え、鎧戸一枚隔てた向こうにいる、狂気の存在を思い、
恐怖の妄想が次から次へと頭に浮かんでは消え、そうしながら、狂気は俺に伝染したのかもしれない。
 俺は呟いた「誰かが、――狂人が俺の部屋の戸を入ろうと懇願している誰かが、俺の部屋の戸を入ろうと懇願している、
ある夜更けの客が、――それだけだ、なんでもない」、ほどなく俺の心は強くなり、それからはもはや躊躇うこともなく、
俺は言った「あなたが誰かは存じないが、こんな夜更けにおとのわれるとは、なんの用件だろうか、用件も言わずに、
あなたは俺の部屋の戸をこつこつと叩くばかり。用件を聞かせてくれないか」。
 そこで俺は靴を履き、戸を開けてみたが――ただ闇ばかり、なにもない。静寂(しじま)もやぶられず、ひっそりとして、音もない。闇の中を覗いて、
私はしばらくそこにたっていた、疑いながら、恐れながら、怪しみながら……。
「どなたか」私が低く呟けば、木霊も低く呟いた……。

41 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/08(木) 02:59:59
実験作です。よろしくお願いします。

42 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/08(木) 03:02:27
訂正
>「どなたか」私が低く呟けば、木霊も低く呟いた……。

正文
>「どなたか」俺が低く呟けば、木霊も低く呟いた……。


重ね重ね、よろしくお願いします。

43 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/08(木) 12:44:45
>>39-40
今までのワイの方法で評価すれば、最低点になる可能性がある!

そこで実験作の部分を抜き出して考えてみた!

俺が主人公の一人称! 冗長と思える文章で全体が構成されている!

狙いは心の揺れを不安定な書き方で表現すること!

どこか古めかしい筆致は現代ではない、少し前の時代の物語なのかもしれない!

ワイが思うところの全部で、成功か否かは抜粋では語ることができない!(`・ω・´)

44 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/08(木) 15:03:59
前スレ<<922です
ありがとうございました
続きお願いします

「わぁ〜。きれ〜い」
桜を見上げて明日香が言った。
「だな」
等間隔に続く桜の木は春の息吹きを受けて、鮮やかに色めき立っていた。
「んーーッッッッ。……気持ち良いーー!」
栗色の短い髪をなびかせて、明日香がクルクルと回る。
両手を広げて浴びるよう、本当に気持ち良さそうに回るもんだから、男としては当然、視線が下がっちまうわけで……。
「……水色か」
そうつぶやいた。
「――見たッッ!?」
つぶやきの主に、サッとスカートを抑えて嫌疑の目を向ける明日香。
「んにゃ」
……プリントされた動物までバッチリと。
朝方、叩き起こされた時は絞め殺してやろうかと思ったが、なるほどなるほど。こういうご利益があるのなら、たまの早起きもしてみるもんだ。
「う゛〜」
「はいはい、睨まない睨まない。早く行かないと遅刻しちまうんだろ? ……クマさん」
そう言って俺は明日香の肩をポンと叩き、同時にアスファルトを強く蹴った。
「……〜〜〜〜!!!! やっぱり見たんじゃないよーーッ!!」
遠く地鳴りの声が響いた。

45 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/08(木) 15:12:05
続きの続き

46 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/08(木) 15:16:26
 
4月7日。


100m程続く薄桃色のアーケードを抜けて大通りを東に走る俺、水原裕樹(ミズハラ ユウキ)

本日付けで私立八代高校校舎二階に席を構える、ピカピカの二年生。

「くぅぉおらぁぁーーッッ!!」

迫りくるは、片桐明日香(カタギリ アスカ)

出発地を隣り合わせ、目的地を共にする、いわゆる俺の幼なじみ。


「ハッ……ハッ……ハッ……」

澄み渡る空は青く、どこまでも行けそうな気がした。

47 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/08(木) 15:27:51
>>39,40
読んだ瞬間ポーの「大鴉」とわかってしまい興ざめ。
どこが実験なのかさっぱりわからない。自分なりに訳したいのであればスレ違いじゃない?
しかも訳だとしても蛇足の部分が多く原文を台無しにしてる。
また再構築というわけでもないし、何のオリジナリティーもない。オリジナルのほうが何万倍もすばらしいよ
しかも中途半端な部分までで、肝心の「never more」もないし。

>>43
まさかポーを知らないわけじゃないよね?

48 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/08(木) 17:11:52
>>44-46
行頭の一字空けは問わないことにする!

>等間隔に続く桜の木は春の息吹きを受けて、鮮やかに色めき立っていた。
(緊張や動揺する場面には思えない!)

>栗色の短い髪をなびかせて、
(短い髪でなびかせるのは難しい!)

>つぶやきの主に、サッとスカートを抑えて嫌疑の目を向ける明日香。
(人称がおかしい! 抑えるは押さえる方がいい!)
ワイの場合は主人公が『俺』の一人称なので、このように書く!
 明日香はサッとスカートを押さえて嫌疑の目を俺に向けた。

>澄み渡る空は青く、どこまでも行けそうな気がした。
(意味がわかるようでわからない、雰囲気で書かれた文章!)

本来の意味の日本語を学ぶ必要がある51点!(`・ω・´)

49 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/08(木) 17:20:10
>>47
ここでは文章を評価する!

>>39-40はワイの目に完全な盗作と認められなかった!

ただし、点数は付けないで全体の感想にとどめた!(`・ω・´)

50 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/08(木) 17:23:04
口が過ぎた! 盗作は訂正してオマージュ!(`・ω・´;)

51 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/08(木) 17:37:19
>>39-40が『大鴉』の原文を訳したようには見えない!

超訳というものを真似ているのであれば、オリジナルと認める!

今回は不問とする!(`・ω・´)

52 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/09(金) 14:54:35
ここに文章を見せる人でおかしなのがいるね
オマージュは逃げだよ。自分のオリジナルがヘタ
自分で認めてる証拠だよ
もっと自分の文章を大切にして見てもらったら
時間は限られてるよ
ワイさんだって、いつまでもここにいるわけじゃないんだし

53 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/10(土) 14:40:43
 人間たるもの程度は違えど、見えない虚勢を張っているものである。
 俺は現に本質が世間に露呈して、足場は崩れ地に堕ちた。
 クラスメイトが危険な状態に置かれているとき、俺は逃げ出した。
 血気盛んな中学三年生の喧嘩だった。リンチとも言えるまでに発展してしまっていた現場に出くわした俺は、迷わずに逃げ出したのだ。
 逃げ出す勇気は持っていた。今も俺は自分の行動を後悔してはいない。
 だが次の日から、俺を取り巻く周りの環境は一変した。
「あいつ、クラスメイトがボコられてるのを見殺しにしたんだぜ」
「マジかよ、助けも呼ばずにかよ」
 陰口をクラスの内外から浴びせられ、耳を塞ぐ毎日だった。
「あいつが主犯で、悪い奴らに働きかけたらしいぞ」
 こんな事実無根の噂までもが蔓延り出していた。
 暴行を受けていたクラスメイトが如何なる理由でそんな目に遭っていたかはわからない。学校帰りに道草をしたことを俺は今でも後悔している。
 



54 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/10(土) 17:25:32
>>53
中学生の一人称にしては文章が古臭く感じる!

>人間たるもの程度は違えど、見えない虚勢を張っているものである。
(主人公の虚勢の部分が書かれていない!)

>血気盛んな中学三年生の喧嘩だった。
(この一文は三人称に見える!)

主人公に合わせた文体を心掛ける54点!(`・ω・´)

55 :記憶喪失した男:2009/10/11(日) 08:24:03
おれの新作だ。文章ではなく、内容を評価してくれ。「感染源」

 おれは記憶を失っていた。
「戦え」
「わかってる」
 闘争本能だけで、おれは襲いかかる怪物たちと戦っていた。
 怪物たちは、元は人であったらしいのだが、誰かが撒いたウィルスの作用により、
感染して怪物に変態するらしい。
「痛っ」
 怪物との戦いで、おれの右腕に痛みが走る。だが、最新装備を整えた防衛団であるおれたちにとって、
怪物は強敵ではあっても、決して倒せない敵ではなかった。なんとか、怪物を退治していくおれたち。
彼らは元は人だったのだ。ただの病人を殺しているのだという罪悪感は、とうのむかしに麻痺していた。
おれたちはみんなの味方だ。おれたちは勝たなければならない。
 そして、とうとう、感染源を突き止めた。
 感染源は、おれ。
 おれ自身。
 おれが、怪物と戦っていた正義の味方気どりのおれが、悪の首領。
 ウィルスをばらまいた後、記憶を消し、防衛団から逃亡することに成功した男。
 おれが、極悪。
 おれはみずからの手首を切った。
「おれが死ぬまでの間に、すべての怪物を始末する。自分のあやまちは自分で尻拭いして消えてやる」
「バカ、死ぬことはないのよ。あなたが、死ぬことはないのよ」
 蒔絵がいっていた。
 悲しいほどの地獄。この罪悪感。やり場のなさ。
 みんなが戦っていた相手は、記憶を失う前のおれでした。
 わかってないな。記憶をとり戻したおれにとって、かつてのおれがどれほど残酷だったか。
生きてちゃいけないんだ。それほどなんだ。
 けじめつけるしかないだろう。もう、感染者を何千人と殺した後なんだから。
 そして、おれは死んだ。幸せなバッドエンド。

56 :記憶喪失した男:2009/10/11(日) 08:28:32
もう一作「軌道エレベータ・ラーメン屋」

「汚物は消毒だあ! ヒャッハー!」
 今日も地球の軌道エレベータで、人が燃やされている。
頑固親父の経営する店で、気に入らないお客は火炎バーナーで燃やされてしまうのだ。
 この殺伐とした雰囲気が、この店の最大の売りともいえた。
 おれはこの話題の店にさっそくラーメンを食べに行った。
 軌道エレベータを使うのは初めてのことだ。どきどきと緊張する!
 ウィーンと音がして、エレベータが動いていく。とてもすがすがしい気分だ。
いったい、どんなラーメン屋なんだろう。おれは期待に胸を膨らませていた。
 そして、ついた先が、
「汚物は消毒だ! ヒャッハー!」
 あきれて、ものもいえない。
 本当に人が燃えている。いや、燃える人はSFでは英雄ではないのか。
あの人たちは宇宙ジョウントするかもしれないと思い、おれはみずからを慰め、
それでラーメン屋の席に座った。
 見ると隣に男が一人。小説「ALL YOU NEED IS KILL」を読んでいる。
ああ、その本はおれも知っている。とても面白いんだ。なかなかの通が来たな、
とおれは思っていた。

57 :記憶喪失した男:2009/10/11(日) 08:29:39
 だが、そんなおれの考えはあまかった。
「ラノベは消毒だあ!」
 とラーメン屋の主人が燃やしていく。
 ああ、なんということだろう。これは、ラノベとSF小説(日本にかぎる)の
因縁の戦いであり、お互い似たもの同士なのに、それを知らず、相争っているのだ。
 ラノベを読んでいた男は、大切な読みかけの小説を燃やされてしまって、
傷だらけ、全身大火傷で、それでもラーメンを食べようとしていた。
 なぜだ。
 なぜ、あんなに酷い扱いを受けたのに、このラーメン屋のラーメンを食べるんだ。
「へい、とんこつラーメン一丁!」
 おれの頼んでいたとんこつラーメンが来た。おれはラノベ読者のことを心配しながら、
この店のラーメンを食べてみることにした。
 この店のラーメンの味こそが、あの火炎放射器親父の腕であり、心であるはずだ。
ラーメンが美味しいなら、あの殺伐したラーメン屋の主人のすべてを許そうとおれは思った。
不味かったら、こんなラーメン屋は、通報して営業停止にしてやる。
 そう思い、おれはラーメンを食べた。
「不味い」
 思わず、口に出た。
 とてもじゃないが、こんなラーメンは食べていられない。麺もスープも最悪の味だ。
 おれは我慢できなくなって、大声で叫んだ。
「なんで、こんな不味いラーメンを食べるんだよ、みんな。こんなラーメン、食べれるわけないだろう」
 店長は怒りもしなかった。おそらく、ラーメンが不味いことを実は気づいているのだ。
 すると、火傷したラノベ読みがしゃべった。
「あのね。ここのラーメンはね、地球以外の、宇宙からだけ食材を集めてつくっているラーメンなんだ。
そんなラーメンが不味いわけないだろう。これが宇宙の味なんだ。
これが宇宙の味なんだよ。美味しいといえ。頼むから、美味しいといってくれ」
 ラノベ読みと、ラーメン屋の店長の目には涙が浮かんでいた。
 おれはむさぼるようにラーメンを食べた。

58 :記憶喪失した男:2009/10/11(日) 08:32:11
了です。

59 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/11(日) 13:11:58
>>55
マンガの吹き出しの文字を繋げたような作品!

一言で言えば『面白くない』が感想!(`・ω・´)

理由
ウイルスに感染すると怪物になる
(抽象的で映像が想像できない!)

防衛団は最新装備で戦っている
(上記と同じ理由!)

悪の首領が自分だった
(すべてを知ることになった経緯が書かれていない!)

唯一の登場人物の蒔絵
(主人公との関係がわからない!)

主人公が自殺
(一人称で自分が亡くなったことを語ることはできない!)

60 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/11(日) 13:26:49
>>56-57
地球から軌道エレベーターで繋がっているどこかの話!

一言で言えば『面白くない』が感想!(`・ω・´)

理由
地球から軌道エレベーターに乗ってラーメン屋にいく
(業種がラーメン屋である必然性が見出せない!)

ラーメン屋では店主が気に入らない客を燃やしている
(気に入らないと思う部分が明快ではなくて単に不条理!)

燃やされたラノベ読みが主人公に、ここのラーメンの素晴らしさを力説する
(被害者の立場でいう台詞に思えない! 宇宙の味が美味しいという説明がない!)

61 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/11(日) 13:33:22
お前読めてねえな
まじでうんこだと思うよ、うん

62 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/11(日) 13:35:54
そんなことはない。
うんこはおまえだな。うん。

63 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/11(日) 13:45:35
>>61さんにも評価してほしいな。

64 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/11(日) 13:54:02
ほんまもんのうんこに評価は無理じゃね?

65 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/11(日) 13:57:49
いや、うんこはあの文章のどこを評価するのかな?と思って。

66 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/11(日) 14:00:01
よし。
じゃ、>>61のうんこは評価を入れておくように。

逃げるなよ?

67 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/11(日) 14:02:09
>>55
これは粗筋のようなものだろ。作品ではない。
なんかスレ主は型に拘りすぎて他が見えてねえよな。
使ってる尺がくだらないんだよ。

内容はあからさまな皮肉もので、話としてはそこそこ面白くなりそうだが、
この感性は古いな。

点数にするなら49点くらいだろ。

68 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/11(日) 14:04:26
>>67
>これは粗筋のようなものだろ。作品ではない。

つーか、同じように、型にこだわりすぎているんじゃね?

69 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/11(日) 14:09:40
>>68
違うな。

70 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/11(日) 14:16:27
>>69
違わないな。
目くそ鼻くそを笑う、だ。

71 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/11(日) 14:21:23
>>70
なんか誤読してるな。
お前、スレ主か?まあどうでもいいが。
お前がそう思ったんならそうなんだろ。お前の中ではな。

72 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/11(日) 14:30:25
>>71
誤読するほど書き込んでいるのか?
おまえ、アホの子か? まあそれでもいいが、
アホの子なら他人に言うことは素直に聞いて反省しとけ。

73 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/11(日) 14:34:05
これが世に言う誤読の自由と言うやつか。
問題にできると思うよ。

74 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/11(日) 15:08:30
いや、この場合は違うだろうな。
おまえのリテラシーに問題があるだけだろな。

75 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/13(火) 14:50:27
このスレの点数は自分の成長の証!

他人と比べて優劣を競うためのものではない!

小説に対しても誤解がある!

小説は完成した状態で初めて評価される!

ここは小説から抜き出した文章を評価するところ!

ワイの見解!(`・ω・´)

76 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/13(火) 22:15:35
どこかおかしいとこあったら指摘してくださーい

「記念かきこ」
俺はたまたま開いた2ちゃんねるの板に新着スレッドを発見し何気なくレスをした。
不具合のためかそのスレッドはすぐにDAT落ちした。なんだってんだ。内定無しの俺にぴったしな待遇だ。
今日は大学を自主休講して朝から一日中家でこうしてだらだらしている。
卒業はまだまだ先だが今から不安で息が詰まりそうになる。
2ちゃんねるに飽きると、俺は自身の日常を不毛に書き連ねている自分のブログを開いた。
気晴らしに絶叫マシンにでも乗りてぇなー。そんなことを書いた日記に新着コメントの表示を見つけた。
それをクリックすると「ようこそ」の四文字だけが並んだ。
「なんだ、ようこそって」
俺は少し不審に思ったがしばらくするとそんなことも忘れ、まどろんでいるうちに眠りに落ちてしまった。

目を開けた数秒後、俺は自分の置かれた状況を把握出来ず、小さく叫んだ。
「誰か、誰か、出してくれ」
いたずらにしては度が過ぎていると思った。狭いエレベーターの個室に俺は閉じ込められている。
薄暗い証明が点いているがボタンを押しても反応しない。
俺の住んでいるマンションのエレベーターではないようだ。
すると唐突にエレベーターが動き出した。ゆっくりと上昇していく。全身にじわじわと冷や汗が滲む。
俺はふと自分のブログを思い出した。絶叫マシン…。でもなんでだ…?
そして俺は、その日記についた「ようこそ」というコメントの主を特定してしまった。

俺はレスをしてしまったんだ。すぐに消滅したあの奇妙なスレッドに。
「ようこそ。あなたの願いを叶えます」

77 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/13(火) 23:01:58
『記念かきこ』

 俺はたまたま開いた2ちゃんねるの板に新着スレッドを発見し何気なくレスをした。不
具合のためかそのスレッドはすぐにDAT落ちした。なんだってんだ。内定無しの俺にぴ
ったしな待遇だ。
 今日は大学を自主休講して朝から一日中家でこうしてだらだらしている。卒業はまだま
だ先だが今から不安で息が詰まりそうになる。
 2ちゃんねるに飽きると、俺は自身の日常を不毛に書き連ねている自分のブログを開い
た。「気晴らしに絶叫マシンにでも乗りてぇなー」そんなことを書いた日記に新着コメン
トの表示を見つけた。それをクリックすると「ようこそ」の四文字だけが並んだ。
「なんだ、ようこそって」
 俺は少し不審に思ったがしばらくするとそんなことも忘れ、まどろんでいるうちに眠り
に落ちてしまった。

 目を開けた数秒後、俺は自分の置かれた状況を把握出来ず、小さく叫んだ。
「誰か、誰か、出してくれ」
 いたずらにしては度が過ぎていると思った。狭いエレベーターの個室に俺は閉じ込めら
れている。薄暗い証明が点いているがボタンを押しても反応しない。俺の住んでいるマン
ションのエレベーターではないようだ。すると唐突にエレベーターが動き出した。
 ゆっくりと上昇していく。全身にじわじわと冷や汗が滲む。俺はふと自分のブログを思
い出した。絶叫マシン……。でもなんでだ……? そして俺は、その日記についた「よう
こそ」というコメントの主を特定してしまった。

 俺はレスをしてしまったんだ。すぐに消滅したあの奇妙なスレッドに。
「ようこそ。あなたの願いを叶えます」

78 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/14(水) 00:13:47
>>76-77
同じものなのでひとつとして評価する!

一人称の不条理ネタのショートショート!

文章に気になったところはなかった!

強いて言えばオチがすっきりとしない!

『ようこそ』だけでは意味が通らず、
冒頭で願いを叶えるという伏線もないので、
最後が唐突な印象は否めない!

文章としてはすっきりとまとまっている68点!(`・ω・´)

79 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/14(水) 00:56:27
あざーす。

三語スレからの転用ですがやっぱ内容と構成力に欠けますよね
精進しまーす

80 :10○:2009/10/16(金) 05:29:57
 高校の入学式を一昨日済ませ、本日は高校生として初めての登校日である。
 去年行なわれた万博の開催に合わせ開通したばかりのリニアモーターカーに十五分ほど乗車して、学校最寄り駅へ到着した。同じ制服に身を包んだ生徒であふれている。
 春におおよそ相応しくない蒸し暑さのせいで、黒ブレザーが若干足かせとなっている。黒は日光を吸収してしまうからである。
 気がつくと、ピカピカな白い制定靴の結び目が、だらし無くほどけていた。
 みっともない。座り込んで修正しよう。
 そんなことをしていたせいで目の前の信号が赤となり、スムーズに行けば渡れるはずだった横断歩道が横断不可となってしまった。
「ついてねえなあ」
 星座占いで最下位だっただけのことはある。
 しばらくして信号が青に青へと変わり、俺を含めた信号待ち集団が一斉に歩き出す。
「うわ〜、すごいなあ……」
 何気ない出来事だったかと聞かれれば、間違いなく何気なかった。俺の左隣で信号待ちをしていた女子生徒が感嘆の声を発した、ただそれだけだった。だが俺は反射的に彼女の方を向いてしまった。
 これは推測になるが、彼女の方を向いた人間は俺の他にもいたはずだ。その証拠に彼女の目線は俺を含む複数の人間を捉えていた。しかし幸か不幸か、彼女の一番近くにいた人物は俺であり、最終的に彼女は俺に対して話し始めた。



81 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/16(金) 08:14:48
>>80
>しばらくして信号が青に青へと変わり、
(車道の青信号から歩道の青に変わった経緯がわかりづらい!)

>何気ない出来事だったかと聞かれれば、間違いなく何気なかった。
(現実の行動の最中に回想のような一文に引っかかる!)

>俺の左隣で信号待ちをしていた女子生徒が感嘆の声を発した、
(彼女の感嘆した理由が書かれていない! 信号を待っていた生徒が一斉に動き出し、
 その圧倒的な人数に驚いたのか。それ以外のことなのか、はっきりとしない!)

意味のない文章の省略はしない方がいい58点!(`・ω・´)

82 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/16(金) 09:59:20
他にもつっこみどころ満載だろ

83 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/16(金) 16:07:14
>>82
例えば?


84 :83:2009/10/17(土) 01:05:40
>高校の入学式を一昨日済ませ、本日は高校生として初めての登校日である。

「高校」がだぶってるだろ。

>去年行なわれた万博の開催に合わせ開通したばかりのリニアモーターカーに十五分ほど乗車して、
  学校最寄り駅へ到着した。同じ制服に身を包んだ生徒であふれている。

「去年の万博」なのに「開通したばかり」っていうのは違和感を感じる。

>春におおよそ相応しくない蒸し暑さのせいで、黒ブレザーが若干足かせとなっている。

「おおよそ」は何処にかかっている?ん?
「蒸し暑さ」が「足かせ」というのも如何に?「若干」にも違和感あり。

つっこみどころ満載・・・

85 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/17(土) 01:31:58
>>84
枝葉末節。おかしいのは奇妙にしゃっちょこばってる主人公の語り。そんだけ。
そんだけだが、致命的だな。

>「高校」がだぶってるだろ。

だぶってはいない。高校の入学式を済ませるのは高校生ばかりではない。教師もいる。

>「おおよそ」は何処にかかっている?ん?

「ふさわしくない」にかかる。「おおよそ〜ない(打ち消し)」で「まったく〜ない」

>「蒸し暑さ」が「足かせ」というのも如何に?「若干」にも違和感あり。

「蒸し暑さ」ではなく、「黒のブレザー」が「足かせ」となっている。
つまり、「蒸し暑さ」で重くなった(と感じる)「黒のブレザー」で、
動きに不自由さを感じる、足取りが重い、という意味。
「若干」の違和感はセンスの問題。間違いではない。

>「去年の万博」なのに「開通したばかり」っていうのは違和感を感じる。

これだけ正解。
つっこみどころ満載と感じるおまえにも問題あり。

86 :83:2009/10/17(土) 02:11:26
レベルが違ったね。


87 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/17(土) 06:58:32
本人かな?

俺もあなたの文は下手くそだと感じたけどな

もうちょっと「捻らない」方がいいと思う
間違っていなくてもおかしい文章ってあるよ

88 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/17(土) 07:00:01
>>77
これはそつなく読める

89 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/17(土) 19:58:48
>>80
一人称を特徴的にするのは大いに構わないと思うけど、個性的と変は紙一重なんだよ。
今の文章のままでは変の域を出ないと思う。捻らない方がいいという意見もあるけど、捻った上で読みやすい文章にすべき

90 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/18(日) 01:49:21
確かに。もっと沢山の本を読めば変わると思うよ。

91 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/18(日) 07:47:38
>>85
【高校】はダブっているだろ。
一人称で書いてあるんだし……。

92 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/18(日) 16:27:50
>>80
通りすがりですんません

疑問なんだけど、普通入学式の翌日から登校日じゃないの?
それとも土曜に入学式、日曜をはさんで月曜日に登校日なの?
(もしそうなら、日曜開けた意味も気になるけど)

個人的には、シーンが移り変わりすぎてるのも気になる。
最初のリニアモーターカーの場面、
何の伏線にもならない/舞台設定としてさして重要ではないのなら、
駅に降り立ったシーン(蒸し暑い云々)から書くべきだし、
設定として重要なら、もっとそこをボリュームアップして、
駅に降り立ってからの一連の出来事も、全部そこに押し込んだ方が
いいと思うんだけど、どうでしょ

93 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/18(日) 20:06:29
指摘されるのが嫌ならこんなとこに投下しなきゃ良いのに
読んでて読者に「ん??」と思われるのは致命的だよ


94 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/22(木) 00:30:55
ぷぅぎゃああああああ は何処へ行ったんだ?

95 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/22(木) 00:42:13
>>94
ワイはいる!(`・ω・´)

96 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/22(木) 00:48:05
評価しないの?

97 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/22(木) 02:46:37
>>96
評価する文章がない!(`・ω・´)

98 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/22(木) 08:11:59
ワイさんはアマチュアですか?

99 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/22(木) 17:16:35
出先からアマ!(`・ω・´)

100 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/22(木) 17:24:18
ワイさんが90点ぐらいだと思う文章を教えてください

101 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/22(木) 17:51:17
ついでにワイさんが一番尊敬する作家も教えてください

102 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/22(木) 17:56:28
>>100
90点〜、未知の領域!(`・ω・´)

>>101
うまい書き手はすべて尊敬に値する!(`・ω・´)

以上で雑談は終了!
向上心のある書き手を望む!(`・ω・´)

103 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/22(木) 20:17:33
 枯れ枝みたいな爺さんが一人でやってる店にしちゃ、料理は抜群にうまかった。
 ポークステーキは注文通り木の皮みたいなウェルダンだし、乗っかったチーズの焦げ具合も絶妙だ。付け合せにニンジンのソテーなんか出してくるあたりは、
いかにも流行を知らないジジイってところだけど、それでもバターの風味と素材の甘みがマッチした絶品だった。ロールパンも市場によくある名ばかりの干物と違って、しっとりふわふわ雲みたいだ。
 カナは肉汁やパンくずを残すのみとなった食器を前に、思わず唸った。予想外だった。
 本当なら、店主とおなじくしょぼくれた死にかけの外見をさらすこの店の料理は、犬にでも食わせるようなもののはずだった。カナ自身、それを狙ってここを選んでいた。
なかに入って客が一人もいなかったときには、自分の見立ての良さににやりとしたものだ。
 カナはちらりと厨房を見やった。爺さんは椅子に腰掛け、新聞を眺めている。
 でもしかたねぇな。金がないんだからよ。
 水を一口含み、彼女は静かに立ち上がった。店主がこちらを見たが、そのままなにも言わず、悠然と出入り口のほうへ歩き出す。
「おい、あんた」
 当然ながら背後から声がかかった。見た目がひなびている割に、なかなかしっかりした声ではないか。
 カナは振り返り、威勢のいい笑顔を作った。やましいことなどなにもないですよというふうに。
「なんだオヤジ、客から料理の感想を聞かないと気がすまねぇタチか?」



104 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/22(木) 20:18:23
店主は渋い顔でカナを睨みつけた。
「その必要はねえ、うまいに決まってるからな」
「おお、わかってるじゃんか。たしかにメチャうまかったよ。それじゃ、ごちそうさん」
 褒め言葉が代金だと言わんばかり、カナは軽薄に片手をあげて出て行こうとした。
 過去には一人くらい、このセリフに感動して涙ながらに見送ってくれた間抜けもいたものだ。ただしそこの料理は、ヘドロを皿に盛ったようなシロモノだったが。
 ここのオヤジに、それは期待できないだろう。ならば、いつもどおり逃げるしかあるまい。
 これでも脚には自信がある。逃げ足には特に。カナは駆け出した――が、すぐに止まった。
 なにかが彼女を追い越し、ドアに突き刺さったのだ。思わず振り返るカナの頬をかすめ、二本目のナイフが木枠に刺さる。
「1130タランだぜ、嬢ちゃん」
 店主は三本目のキッチンナイフを磨きながら冷静に告げた。とてもしおれかけのジジイとは思えない、腹に響くような重いセリフ。相手が若い娘だから強がっているのではない、
たとえカナが男でレスラーまがいの体格だったとしても態度を変えないような、そんな芯の強さが感じられるセリフだった。
「こんな危なっかしい注文はしてねえぜ、オヤジ」


105 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/22(木) 20:19:13
「逃げ切れるとは思わねえことだ、嬢ちゃん。このあたりの連中はな、あんたみてえのには慣れてんだ。てめえの仕事より、食い逃げやコソ泥をどうぶちのめすか考えてる。それが他人の店の客でもな」
 店主は四本目を取り出した。
「あいにくヨソもんでね」
「だから警告してやってる」
「無視したら?」
 店主は磨き終えた二本のナイフをくるりと手元で回転させ、それぞれ両手に構えた。皺だらけの目じりに更に深い溝を作り、カナを鋭く見つめてくる。
「俺の手元が狂うことになる」
 カナはぽりぽりと頭をかいた。とんだ頑固オヤジの店に入っちまった。力ずくで逃げるのはたやすいが、オヤジの言うことが本当ならここら一帯大騒ぎになるだろう。それは避けたい。
「しかたねえなぁ。アタシもこの手は使いたくなかったんだけどよ」
 カナの言葉に、オヤジはすっと目を細めた。老眼で狙いを定めているのだろう。しかし、彼女はいたってにこやかに提案した。
「皿洗いでもさせてもらおうかな。なんなら床掃除も」


106 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/22(木) 20:26:00
ちょっと読みにくくなっちゃいましたがお願いします

107 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/22(木) 20:47:32
続きが読みたくなりました。

108 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/22(木) 20:56:31
(`・ω・´) わいわ隠れていた!

(`-ω-´) でも読んでない!

109 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/23(金) 01:54:00
酒飲んで見る深夜アニメってなんでこんなに面白いんだろ

110 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/23(金) 03:02:06
>>103-105
日本ではない、どこかの国の話!
>「1130タランだぜ、嬢ちゃん」
(貨幣単位らしいもので判明する!)

冒頭ではカナの性別がわからない!
>「逃げ切れるとは思わねえことだ、嬢ちゃん。
(店主の言葉で性別が判明!)

一人称と三人称が混ざったような文章!
>でもしかたねぇな。金がないんだからよ。
(完全に一人称!)

荒い文章ではあるが内容に適しているので悪くない70点!(`・ω・´)

111 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/23(金) 10:42:19
>>110
ちゃんと読めよ?

>水を一口含み、彼女は静かに立ち上がった。
この一文がどこにあるか再読してこい。性別は店主の言葉よりかなり前で判明済みだ。


一人称と三人称が混ざってるわけでもないだろう。「〜とカナは思った」
の部分が省略されてるだけだ。

いい加減に流し読みは止めたらどうだ。指摘するなら指摘が正しいか読み直せ。

112 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/23(金) 11:50:33
>>111
彼女の部分を読み落としていた非は認める!

点数は変わらない!(`・ω・´)

113 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/23(金) 17:01:55
76点の文章ってどんなのだったんだろう?

114 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/23(金) 18:38:47
ワイsお願いします


「……っち!」

彼は、踵を返して今来た道を走りだす。

彼は無関心を装っていたが最後まで装う事ができなかった。
中途半端な性格はここまで来てもか……と少し自分の性格が嫌になったが
ここで、自分の性格を嫌になる暇なんてない。今は彼女の元に急ぐだけ。

「ハァハァハァ」

たいした距離も走ってないが、息が切れる。ここで、日頃運動をしてないツケが
来たかと思いながら膝に手を着き息を整える。息を整えると黒に染まった道をまた走る。
もう、休まないと自分に言い聞かせて。


115 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/23(金) 18:55:08
上の続き

彼女は暗くなった夜空を見上げる。

空は星が降るようで綺麗だった。

「あれが、夏の大三角……」

彼女が分かる夏の星座はそれぐらいしかなかった。
でも、それだけで十分だった。星座なんか分からなくても『今日は星が綺麗』
それだけでよかった。

「少し、やりすぎたかな……」

彼の気を引こうとしただけだったのに……それが、裏目にでてはただのバカだ。
彼女はそう思い手に持ったカバンを抱き顔をカバンに沈める。

「タイムリープ!」

時間が戻ればいいのにと思いやってみたが何も変わらない。
その時『タッタッタッタッタッタッタ』と音が聞こえてくる。
誰かが来る。それが、彼ならいいのに……。



116 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/23(金) 18:56:38
上の続き

星空を見上げ、後ろを振り向く。

「ハァハァハァハァハァ」

汗で額に髪を付けた彼が、そこには立っていた。

何で来たの?と彼女は疑問に思う。そして、何か言わなきゃと考えてると彼が
先に口を開いた。

「よっ」

一言だけだった。でも、それで十分な気がした。私たちはそんな気まずい関係じゃないから

「よっ」

彼女は、彼をマネして言う。

彼女は彼の元に駆け寄りハンカチを渡す。

「汗、かいてるよ?」


終わり


117 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/23(金) 19:29:58
>>114-116
重複が気になる!
>彼は無関心を装っていたが最後まで装う事ができなかった。
>と少し自分の性格が嫌になったがここで、自分の性格を嫌になる暇なんてない。
>〜膝に手を着き息を整える。息を整えると黒に染まった道をまた走る。
>彼女はそう思い手に持ったカバンを抱き顔をカバンに沈める。

>空は星が降るようで綺麗だった。
(空が綺麗なことを伝えていない!)

文章に無駄な言い回しが多い48点!(`・ω・´)

118 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/23(金) 19:31:19
>>113
学園物のコメディ!(`・ω・´)

119 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/23(金) 19:57:36
良いとこ突いてるお

120 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/23(金) 20:07:22
(`-ω-´) 突くことならわいに任せろ!

121 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/25(日) 00:59:03
おねがいしまっす 冒頭です

 「ガラッララッシャーンッ!」
雷鳴が轟いた。
博人は、手にしていたテレビのリモコンを置くとソファーから
立ち上がり、ベランダに通じる窓越しに空を見上げた。
 ベランダには洗濯物が干されていた。その隙間から見た
曇天模様の空は、今にも泣き出しそうだった。
博人はまた、リビングのソファーに腰を埋めると
リモコンを手に取りチャンネルを変えた。
天気予報を伝えるテレビ画面の左上に表示された時間は、
十時二十分。
 博人にとって普段は学校にいる時間だった。
博人はランダムにチャンネルを変え続けた。
主婦向け情報番組、株式指標、再放送の時代劇。博人が興味を
引くような番組は、何一つなかった。
 「ふあぁぁっ」
と、博人は大きな欠伸をして体を仰け反らした。
小学校最後の夏休み、博人は理由あって初日から暇をもてあましていた。
 キッチンのテーブルには黄色い丸皿。その皿の脇に花柄模様の
メモ用紙。

  ヒロトへ
 暑くなる前に宿題をすること。
ガス台の火をつないこと。
洗濯物を取り込んでくれたら、おかあさん助かります。
六時までには帰ります。
 PS
クーラーにあたりすぎないように。


122 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/25(日) 01:03:26
 つづきでっす

 黄色い丸皿には、博人の昼食が用意されていた。
おにぎりが三つ、塩胡椒だけで味付けされた鶏の唐揚げが六個。
その脇に千切りキャベツが一掴みとプチトマトが二ヶ盛りつけられていた。
 丸皿に被されたラップは、まだそれらが暖かいうちに被されたようで
ラップの内側に幾ばくかの水滴が浮いていた。
 「ガラッドーンッ」
 再び雷鳴。間髪入れずに、ざあざあばたばたと音を立て大きな雨粒が
窓をたたいた。
 博人はリモコンを投げるように置くと
「だりぃなぁ」
と、吐き出すように呟き、ベランダへの窓を開け洗濯物を取り込んだ。


123 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/25(日) 06:23:31
>>121-122
>曇天模様の空
(『模様』は要らない!)

>ガス台の火をつないこと。
(意味がわからない!)

>ざあざあばたばたと音を立て大きな雨粒が窓をたたいた。
(音の表現が大ざっぱに見える!)

さっぱりとした文章なので何かしらの個性が欲しいところ60点!(`・ω・´)

124 :1/2 ◆VYJDR8J2RQ :2009/10/26(月) 00:07:18
『ややラノベ調、一人称にチャレンジ』

 パカロリ走りは、今年の夏、陸上部のエース、古藍(こらん)先輩に教わった。
息を詰め、足音を殺し、短距離を、低重心、小股で、風のように、翔る。
典雅に揺れる紺サージのスカートの内側はスワンレイク。双眸と、口角、唇を、弓なりにする、
パカちゃんスマイルと、合わせると、モア、モア、クール………だ、そ、
そう、だ。けっ、けっこう、息が…………………………………………………………
………………。
 そっ、秋空は抜けるように蒼い。地平の先、すくっと伸びたグレーの県道が見事に天空へ誘われている。
まばゆすぎる。異界の門へ堕ちないように、一つ裏手の小道を通って帰ろう。
 自分は、文化祭の中日、熱気の一段落した校舎を後にした。薄紙の花で飾られた校門のアーチを潜ると、
何組か、たむろしている子達がいて、独りで通り過ぎるのは、少しばつが悪くて、
件(くだん)の小走りで抜けた。べっ、別に自分は友達いない子じゃない。
ただ、連れション友達の涼子と宏美はそれぞれ中学時代の友人に招かれ、他校の文化祭へいってしまった。
今日は一人だ。一人で家路につくのははじめてかもしんない。少し心細く、微妙、開放感。
そう、開放感。携帯も切っちゃえ。

 一方通行の小道。いわゆる高級住宅街ではないけど、ゆったりした構えで、
申し合わせたように綺麗な石壁の家が並んでいる。並んで歩くには狭いし、大声でおしゃべりすると
学校に苦情がくるので、生徒はあまり使わない。自分達、自分と涼子と宏美は、夏の補講の間は、
木陰に誘われて頻繁に通った。久しぶり。色付き始めた落葉樹の風情がいいではないか。
とある、家の門前の凹みに…………馴染みを見つけた。辺りに人がいないのを確認して…………
よお〜く、辺りを見回して……………………家に人気がないのもエスパーして…………、



125 :2/2 ◆VYJDR8J2RQ :2009/10/26(月) 00:08:14
「ウ〜、ワン!」、「ワン、わ、ワンワン」。キャラメルソースを塗したチョコレートファッジのような
ドイツシェパードに挨拶する。なんとも美味しそうな奴なんだからと、舌舐めずりをする。
食欲の秋だな〜。うぬっ、番犬だろうに、臆したか。頭から犬小屋の中に退散されてしまった。
尻尾、隠れてないよ!

「おゥい! 摩三耶(まみや)、なにやってんだよ!」

「うっ、うぇっと、古藍せんぱい!!」

 上方から声を掛けられた。チョコちゃん(ドイツシェパード)に吼えかけているとこ見られた!!
あっ、あなはずかしや。穴があったらっ、てっ、で、でも……、

「せ、先輩こそ、なにやってるんですか? 余所のお宅の塀に登って。
あー、フリーランニング。泥棒と間違われますよ。人に迷惑かける走法はクールじゃないって、
先輩、言ってたじゃないですか!」

「お前、声、デカイよ」。古藍先輩は眉をしかめると、長い体躯を持て余し気味に
意表を衝いた側転宙返りで、自分の隣に降りてきた。チョコちゃんのお尻をツンツンしようと、
しゃがみこんでいた自分は、ゆっくりと後ろへバランスを崩し、尻餅をつく。
ジャージ姿の先輩は右手に柿の実を2つ携えていた。「ここ、俺の家」先輩はむんずと左手を突き出す。
あっ……、じぶ、私は、先輩が差し出してくれた手に掴まって、立ち上がった。


以上。
最初の段落の読点と、閉じる鉤括弧(」)の後の句読点は迷いながら、結局、規則より
フィーリィングに合わせましたが、どうでしょう?

126 : ◆VYJDR8J2RQ :2009/10/26(月) 01:44:33
>>124の19行目 誤記修正 ×石壁 ○石塀 m(_ _)m

127 :1/2 ◆4yrICIBwMY :2009/10/26(月) 03:02:22
酷評をおねがいします。マゾではないです。
自作の小説の冒頭です。


 その日も一日が終わろうとしていた。
昼までは青空の中で白く輝いていた太陽だったが、夕方となると寂しげに赤く光って、空を夕焼け色に染めていた。
ひぐらしの鳴く声が田んぼの上を通り、山の壁にそって響き渡っていくあたり、
夏も終わりかけているという、独特の哀愁を感じさせた。


 僕は、妹を亡くしている。
とはいっても、それは妹も僕も幼い頃だったので、悲しいとか、会いたいとか、そういう感情は特に無い。
物心つく頃にはもういなかったので、いないのは当たり前という感じだ。
しかしそう考えている僕でも、毎日学校が終わった後にお墓参りには必ず来るようにしていた。
毎回花とお供えを変えにくるとか、そんな大それた事はしていない。
ただ備え付けのタオルを墓地の水道で濡らし、墓石を拭いて、最後に手を合わせて帰るだけだ。

そんな事でも毎日続けていると、あそこに住むおばあちゃんは週に一度お墓に来る習慣があるのだとか、新しいお墓がいつたつらしいとか、妙に「お墓通」となっていた。

128 :2/2 ◆4yrICIBwMY :2009/10/26(月) 03:06:04
 その日いつも通り墓地に来ると、そこに見慣れない女の子がいた。
僕より年齢はひとつふたつ下に見える、だとすれば中学生か高校生だろうか。
制服ではなくワンピースに長袖の上着をはおっているという容姿だったので一見すると外見は綺麗な「女性」だったが、
間違いなくその顔立ちはまだどこかに「女の子」の幼さを残していた。
そよ風が吹くたび彼女のスカートが軽くゆらぎ、髪がやさしくなびるたびに見える夕日に照らされた横顔は、どこか神秘的に見えた。
 
 彼女が僕の方を向いた。
首を少しかしげて、微笑んでこちらを見つめた。
「お墓参りにきたの?」
何も話しかけないのも不自然だと思ったので、僕は尋ねた。
「あ、えっと、誰かのお墓参りに来たっていうわけじゃないんです。ただ一度、ここのお墓を見てみたかったんです。」
「そっか。……でも君がいまいるそこの場所は、まだお墓じゃないよ。」
「ここ、ですか?」
 彼女が立っている場所は二畳ほどの空き地になっている場所だ。お墓がたち並ぶ中、そこだけはまだ何も無い。
「そこには、1ヶ月くらい後に新しいお墓がたつ予定なんだって。ただこの近所の人ではないらしいんだ。
まあ誰であっても、なんでわざわざこんな田舎にお墓をたてるのか、よく分からないけどね。」
「そっか、ここが――」

 彼女の微笑みが、どこか儚さを感じさせる微笑みに変わったように感じた。
今にも消えてしまいそうな存在感さえ放っていたが、何故か彼女はひどく美しく見えた。

「――えっと、私、そろそろ帰りますね。」
「あ、ああ、そうだね。僕はだいたい夕方はここにいるからさ。またいつでもおいでよ。」
「うん、そうします。私なんかにかまってくれて、ありがとう。」
「こちらこそ、ありがとう。暗くなってきたから、気をつけて帰るんだよ。」
「うん。それじゃあまた、いつか――。」

 日が沈んで、夕空は徐々に夜空に変わり始めていた。
たった1ヶ月前のお話である。




129 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/26(月) 07:41:13
>>124-125
『…』の使い方は感心しない!

>すくっと伸びたグレーの県道
(『すくっと』は『すっくと』の方がいい!)

>「お前、声、デカイよ」。古藍先輩は眉をしかめると、
(「」のうしろにだけ句点がついている! 眉はひそめる! 顔はしかめる!)

コミカルなラノベ風の割には文章が硬い61点!(`・ω・´)

130 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/26(月) 08:16:37
>>127-128
>その日も一日が終わろうとしていた。
(『その日』と『一日』、どちらかでいい!)

>ひぐらしの鳴く声が田んぼの上を通り、山の壁にそって響き渡っていくあたり、
夏も終わりかけているという、独特の哀愁を感じさせた。
(ひぐらしの鳴く声は見えないはずなのに田んぼの上を通っている! 山の壁も同じ!
その二つの要素で夏の終わりを感じることに共感できない!)

>〜容姿だったので一見すると外見は綺麗な「女性」だったが、
間違いなくその顔立ちはまだどこかに「女の子」の幼さを残していた。
(容姿よりは姿の方がいい! 一文の中に『だった』が二つ! 『一見』と『外見』はどちらかでいい!
間違いなく、のあとに、どこか、の曖昧な表現はおかしい!)

>髪がやさしくなびるたびに
(『なびる』は誤字! 『なびく』が正しい!)

>今にも消えてしまいそうな存在感さえ放っていたが、何故か彼女はひどく美しく見えた。
(『さえ』の必要性を感じない! 消えてしまいそうな存在感が、どのような作用で彼女を美しく見せるのかがわからない!)

多感な主人公であったとしても現実の舞台を無視してはいけない54点!(`・ω・´)

131 : ◆VYJDR8J2RQ :2009/10/26(月) 19:42:25
>>129
ありがとうございました。
また、推敲に注意が及ばない点が多く、ごめんなさい。

コミカルなラノベスタイルを習得したいけど、
当分先の課題になりそうです。

年末に向け、なにかと、お忙しいことと思いますが、お元気で。
元祖さんも。

132 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/27(火) 21:51:50
「面接」

『どうぞおかけください。』
『はい。』
『横川さんですね?』
『はい。』
『早速ですが、あなたの趣味をお聞かせ願えますか?』
『はい、映画鑑賞とマスターベーションです。』
『マスター…ベーションですか?』
『はい。忍耐力の無いわたしですが、マスターベーションだけは小学5年生の時から
毎日欠かしたことがありません。時には5回6回、もっとしたこともあります。
どんなに辛い時でも、毎日が辛くて死にたくなった時でも、マスターベーションだけは
私の慰めでした。いつだって私の友達でした。好きが昂じて歌も作ったんです。ここで披露させてください。』

そう言うとそいつは、携帯用キーボードを鞄から取り出して、勝手に電源コードを
つなぎ、伴奏に乗せて高らかに歌い始めた。

133 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/27(火) 21:52:31
自愛の歌

詩・曲:横川横夫

あーあー♪マスターベーション♪
孤独だなんて いわないで

あなたの六畳間に誰もいなくても、
みんなにきらわれ枕をぬらす夜も、

眼を閉じてごらん。そう
あなたの前には理想の人が、
両股ひろげて待っててくれる。

いつだって あなたを慰めてくれるのさ
慰めてくれるのさー♪

(間奏)

あーあー♪マスターベーション♪
クリネックスの肌触り

思想犯罪で牢獄にぶち込まれても、
言論統制で誰にも思いが通じなくても、

両眼を閉じて落ち着いて、
下腹部をいじればそう
あなたの素敵な人がやってくる。
  ・
  ・
  ・
以下、歌詞は五番まで進行した。

134 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/27(火) 21:53:12
(こいつもう帰れよ…。)
面接官の心の中は舌打ちと呪詛でいっぱいだった。
(頭イッてんのか?この馬鹿野郎は。これで27歳だと?こういうことは高円寺辺りのさびれた通りでやってこいよ。
やれやれ。これから履歴書は事前に郵送だな。腐った白ミソみたいな声だ。まったく調子に乗りやがって。ここまでだ。)
『はいはい!もう結構です!』
『その白い〜♪…え?あ、あ、スイマセン。』
『わかりました。十分堪能しました。そんなにマスターベーションを誇りにしたいなら、ここで実演でもしてみてください。
出来るでしょう?そんなに好きなら。』
『何をいってるんです!そ…それはダメでしょう!変態でしょう!』
『なぜですか?あんなに褒め讃えていたじゃないですか。』
『ダメですよ!分かってないな!あなたはオナニーの真髄を知らないんだ!いいですか?
オナニーの良さは自己完結なんですよ。何の生産性もないんです。出した子種も三日後には焼却炉行きです。
どこにも結び付きやしない。それがいいんだ。オナニーは想像の中で不定形だから、限りがないんだ。終わりもないんだ。
見せたらそれで終わりでしょ?人に感動を与えたり、見世物にしたり、そんなことのためにやってる訳じゃないんです。
完全なる自己満足なんですよ!趣味の極地なんですよ!』
『自己満足でいいなら何で歌にまでするんですか?』
『それはですね、オナニーだけでは回収できない衝動もあるからです。それは何らかの形を取らざるをえない。だから僕は
歌うんです。有り余ってるんです。衝動が!エネルギーが!だから僕を雇ってください!力になりますから!』


135 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/27(火) 21:53:52
(ああ、こいつはダメな奴なんだな。)面接官は思った。
(可哀そうな奴なんだ。自己愛が肥大してる系統の人間なんだ。まともな社会生活は難しいんだろうな。)
『そうですね、また検討して、結果は追って連絡しますから。どうも今日はお疲れ様でした。』
『今日の交通費はでますか?』
『すみません、自己負担ということになっております。』
『そうですか…明日も来ていいですか?』
『連絡をお待ちください。』
横川は寂しそうにお辞儀をして、帰って行った。

面接官は休憩室でタバコを吸いながら思った。
(やれやれ何であんな風になるかな。平和だからかな。考え物だね。徴兵制、どうかな。あんな奴のために。
まぁ、いいさ。俺には俺の仕事がある。)
と思って立ち上がると、彼は編集机に戻り、『月刊ぶっかけジャーナル』の読者便りに目を通しはじめた。

そのころ横川は、どうすればJR桜木町駅から一番安く自分の家に戻れるかを考えて、駅の料金表を眺めていた。
『720円…720円…680円か』
そして、電車に乗って夕日を見つめながら、正面の席に座っている大学生風の女の子がちょっとかわいいな、
と思った。



136 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/27(火) 23:37:13
>>132-135

面白い・・・まじに。

137 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/27(火) 23:51:04
>>132-135
主人公が受けている面接内容では職種がわからない!
面接官の心の呟きでは、徴兵制という言葉が出てくる!
しかし、兵役とは関係のない『月刊ぶっかけジャーナル』の読者便りに目を通している!

>そう言うとそいつは、携帯用キーボードを鞄から取り出して、
(面接官の視点に思える!)
>横川は寂しそうにお辞儀をして、帰って行った。
(同じ場面で、ここでは三人称の視点になっている!)

>『720円…720円…680円か』
(心の声でなければ句点を付けた方がいい!)

『…』は『……』の方がいい! 記号のあとには一文字分の空白を入れる!

状態がわかるような描写は入れた方がいい51点!(`・ω・´)

138 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/27(火) 23:56:15
>>127-128

ここでの「寂しげ」 「哀愁」 の語句は必要なし!

声が響き渡っていくという表現は面白いと思う!但しその表現方法に一考を!

以下、細かい点は省くが、全体を通じてくどくどと説明しすぎているきらいがある!

読者を信頼し、行間から滲み出る表現を 考えてみたまい!

なかなかよく出来ているとは思う!



139 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/28(水) 01:09:33
ドアに寄りかかりながら窓の外を見下ろすとレールがある。
通勤電車に揺られながら隣の線路を眺めている。
レールの上でバラバラになりながらそこにある自分の遺体を想像する。
幻は何度も現れては列車に追い越される。
胃の痛みは次第に消えて行く。

140 :よろしくね:2009/10/28(水) 03:13:21
堀江由衣のすごさというのはデビュー以来、未だに第一線にキャスティングされるというその事実が雄弁に物語る。
思い付く限り並び立てても追いつかないほどの出演作、
ありとあらゆる名作の最後に「堀江由衣」とクレジットされる有様はまさに壮観の一言に尽きる。
逆に言えば、ほっちゃんの出ていない作品は彼女をキャスティングできなかった無能から
当然日の目を見ることもなく誰の目にもとまらず消えていった凡作という事が言えよう。

デビュー当時の可憐で生き生きとした演技力については、
今時の事務所ごり押しインチキ新人声優と比べてはお天道様に申し訳の立たぬほどの筆舌に尽くしがたいものであり、
また年を重ねるごとに深みを増していくその様は、さしずめ「声の出るワイン樽」と形容するには物足りないほどだ。

そして特筆すべきはその深みの底だ。
一言で言おう、彼女は、彼女の演技は、そう、完全に突き抜けてしまっているのだ!!言うまでもないが。
彼女はその演技力で声優界をリードするどころか、
まったく新しい世界へと扉を開き声優界そのものを根本から改革する自由の女神であったのである。

彼女は今日の声優界の祖であり、声優のデビュー年については「堀江前」「堀江後」という言葉が定着し
今現在、活躍している声優のほとんどは「堀江後」であることは、彼女が後世与えた影響のガラパゴス的生存競争を痛烈に隠喩している。
厳しい話だが「堀江前」の声優はゲストキャラ(笑)として大仰に扱われるか、ナレーションくらいにしか使い道がないのは泰然たる事実なのだからな。

十年一昔とはよく言ったものだ。
当時もキラ星のように輝く人気声優には事欠かなかったが、そのうち未だに第一線で誰が活躍できているだろうか?
そして今も現在形で一人二役のメインヒロインという難役を可もなく不可もなく実演できる三十路チアコスなどありうるだろうか?
それはその功績が称えられ、リスペクトされてやまない堀江由衣その人だからこそできうる、由衣一無二のオベリスクなのだ。合唱。

141 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/28(水) 06:30:18
>>139
性別がわからない!

>幻は何度も現れては列車に追い越される。
(走っている列車の窓から幻を見ているので
 追い越されているわけではない!)

短いながらも説明に終わらない描写がいい54点!(`・ω・´)

142 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/28(水) 06:45:54
>>140
大仰な文章や回りくどい比喩は指摘しないことにする!

『!!』のうしろには一文字分の空白を入れる!

>ガラパゴス的生存競争
(ガラパゴスは諸島の名前! 生存競争に直結した言葉ではない!
 ガラパゴス現象の方がまだ理解できる!)

>そのうち未だに第一線で誰が活躍できているだろうか?
(『そのうち』は必要ない!)

独特な語り口調の文章ではあるが言いたいことは伝わった51点!(`・ω・´)

143 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/28(水) 12:54:23
あげ

144 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/28(水) 15:10:41
さげ

145 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/28(水) 19:18:52
前代未聞の良スレをあげとくか

146 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/28(水) 23:50:33
お久しぶりです。自作小説から一部抜粋

 昼休み、俺は破多先輩に屋上へと来てもらった。
「どうした裕太、お前からお誘いだなんて珍しいのではないか? 弁当をマッハでたいらげてきたのだ。心置きなく悩みを話すがいい」
 一刻も早く二人で直接会って話したかったから、俺は午前の内に携帯メールで先輩にアポを取っておいた。先輩は急いで弁当を食べたようだが、俺は全く食べてはいない。自分から呼んでおいて待たせるのも失礼だと思ったからだ。普段は待たせ
てばかりだが、珍しく自分が主催した催しものくらいは待つ側に回るべきだろう。
「ミートボールやタコさんウインナーを喉に詰まらせやしないかと心配してたんですよ」
 屋上には滅多に人が来ないということは、前に先輩から聞いていた。その通り俺と先輩以外には誰一人いない屋上で、俺たちは向かい合いながら話している。なんだか面と向かって会話するのが恥ずかしい。
「惜しいぞ。今日は母が忙しかったのだろうな、普通のウインナーであった」
 今日は風が強いせいで、俺の髪型が乱されている。本部でもよかったのだが、あそこには昼休みに尾張さんがしばしばやって来るらしいので止めておいた。
「普通のウインナーは食べたくない、と駄々をこねていた先輩は、もういないんですね」
「いつの話だ。その時の俺はお前に出会ってはいないはずだぞ」
「明子さんから聞いたんですよ。手のかかる小学生だったようで」
 明子さんとは、破多先輩のお母さんだ。
 一刻も早く例のメールの件を話したかったはずなのに、ついつい下らないウインナー談義に花を咲かせてしまった。時間は無限にあるわけじゃない。そろそろ本題に入ろう。
「無駄な話はこの辺にしておきます。今日の朝、気味悪いメールが着ましたよね?」
 俺がそう言うと先輩は目つきを変えて、腕を組み出した。
「ふう……」
 先輩は大きな溜息を一回ついた後、ポケットから携帯電話を取り出した。



147 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/29(木) 01:25:40
ラノベ?

148 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/29(木) 01:28:40
>>139
別に性別は評価に関係ないのでは?
ここでは文章のみを判断するんでしょ?


149 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/29(木) 01:58:21
ただの背景描写でなくて「自分」が入ってるから
それも描写しないと描写として成立しないからでしょ?

150 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/29(木) 07:53:56
大規模なアクセス禁止にワイも巻き込まれた!
しばらくの間、評価はできない!
スマン!(`・ω・´)

151 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/29(木) 09:46:50
>>146
>普段は待たせてばかりだが、珍しく自分が主催した催しものくらいは待つ側に回るべきだろう。
(この文の前に主人公が『自分』を使っているので紛らわしい!
 回避するために『普段は待たせてばかりの先輩だが』と入れた方がいい!)

>「ミートボールやタコさんウインナーを喉に詰まらせやしないかと心配してたんですよ」
(主人公が屋上にくるまで先輩の行動はわかっていない様子だった!
 この一文では事前に予想していたかのような口調に変わっている!)
抜粋なのでわかりにくい個所があるのは仕方がない57点!(`・ω・´)

152 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/10/29(木) 09:58:27
アクセス禁止が解除されるまで、ワイは休む!

みんな、元気で!(`・ω・´)

153 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/30(金) 21:53:46
サイナラ!

154 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/30(金) 22:38:34
嗚呼っ、最早これまでにござるッ!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
否ぁぁっ!拙者ァァァ!茶会の席でぇぇっ!尋常ならざるッ!量の糞をッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
嗚呼…と、殿!申し上げますッ!拙者の尻からッ!糞が漏れて候っ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
否ああああっっっ!!見ないで下され、武士の情けぇぇぇっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!くッ、糞ッ、おのれぇッ、糞ォォォッッ!!!
ムリムリイッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
申し訳ござりませぬッ!屁もッ!屁も出て候……否ああああッッ!!
ブボオオオオオオオォォォォッ!
おおっ!またッ!!くッ、糞がッ、殿おぉぉッ、糞がああッ!!!

155 :名無し物書き@推敲中?:2009/10/31(土) 11:25:29
<馬鹿馬鹿しい理由でクビ>

鳥取市のリコーマイクロエレクトロニクスは「週休4日制」つまり「休みが多い!」
ことで週刊誌で騒がれた会社だ。

僕はリコーマイクロエレクトロニクスにアルバイトに行っていた。
サボっていたら「休みが多い!」と激怒されリコーのアルバイトをクビ同然で辞めた。
週刊誌が「休みが多い!」と話題にした会社から「休みが多い!」と激怒されたのである。

その後、鳥取三洋の構内にあるテスコという工場に勤め
一年半休まずに働いていた。

「休まずに働いているのはリコーに対する報復」という噂でテスコをクビになった。

世の中には馬鹿馬鹿しい噂を流し、信じる人もいるものだ。
 
リコーマイクロエレクトロニクスはこの馬鹿馬鹿しい人権侵害に弁護士までつけて揉み消し。

旧態然とした田舎での大手企業の人権侵害だから、地元の人は事情を知っていても事情を僕本人には教えてくれないのだ。

詳しくはリコーマイクロエレクトロニクスを検索。

良からぬタイトルのホームページが、現時点でヤフーもグーグルも上位20件目以内に
10サイト程乱立している。
気分が悪いから嫌がらせで多くのホームページを作った。

156 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/01(日) 21:26:04

ウンコに成りたい
骨と歯から肉を削がれ肉から皮と爪を剥がされて余計な髪や毛は毟り取って欲しい
それから肉片をミンチにしてグチャグチャになったらもう一度固めて焼いて欲しい
ハンバーグ状態になったら皿の上でナイフで切り分けて口の中で再び潰して欲しい
口内で唾液と交ざり胃の中で酸に溶かされ小腸大腸に全ての栄養を吸収して欲しい
肛門の前で誕生の時に胸を踊らせながら一気にひり出して便器に叩き付けて欲しい
そして水の中でウンコに生まれ変わって感動する私を何の感傷も無く流して欲しい

157 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/05(木) 22:40:16


158 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/06(金) 17:59:18
黎明に染まる空。朝日が顔を出そうとしていた。
隆志は寝付けなかった。それは、隆志にとって初めての事だった。
寝付けない理由。『それは、多分恋』と心の中で呟いた。

今まで、恋をしなかった訳ではない。何度か恋に落ちた事はある。
でも、その恋は今の恋に比べて大きい恋ではない。

隆志に訪れた恋は巨大な津波の様にすべての物を薙ぎ払って隆志の体の中心を
飲み込んだ。

隆志はベッドから出ると熱いコーヒを淹れてそれを手にイスに座る。
テーブルに置いてある小説を開く。そこには隆志の好きな文に傍線が引いてある。

「恋に落ちた私にはその落ちてくる恋を入れる隙間はなく、他の物を捨ててその隙間
を作る」

隆志は傍線の部分を声出して読む。夜明けを迎える日本に起きてるのは自分だけ
ではないのかと思わせる静かな部屋に声が響く。

「自分もこの小説のヒロインと同じだな・・・・・・」

隆志は何度読んだか分からない小説のページをめくり朝が来るのを待つ。



159 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/06(金) 23:53:46
>>158 

気持ち悪い・・・

160 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/11/11(水) 22:06:58
ようやく解除!(`・ω・´)

161 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/11(水) 22:10:02
(`・ω・´) わいのおかげ!

(`・ω・´) うそ!


162 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/11/11(水) 22:21:17
>>154-156
(`・言・´)

>>158
>黎明に染まる空。朝日が顔を出そうとしていた。
(黎明の空で意味が通る! 朝日は重複に思える!)

>津波の様にすべての物を薙ぎ払って
(津波で薙ぎ払うには無理がある!)

『・・・・・・』は『……』の方がいい!

>〜小説のページをめくり朝が来るのを待つ。
(黎明は明け方なので、今が朝!)

日本語の意味を考えて推敲した方がいい42点!(`・ω・´)

163 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/11/11(水) 22:22:31
>>161
天竜さんのおかげ!(`・ω・´)

164 :ぷぅぎゃああああああ:2009/11/12(木) 04:04:06
ほんもののワイのおかげ!(`・ω・´)

165 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/12(木) 04:06:57


166 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/12(木) 07:16:17
 規制が解けた! 小説内から一部抜粋

 土曜の朝から活動するなんて、何週間振りだろうか。
 昨夜に望月から電話がかかってきた。
「朝の九時に、駅前のドーナツ屋に集合。チケットはあるらしいから、お金は少しでいいって言ってたよ」
 俺はその情報を瑞樹に伝え、遅刻したら望月に会わせる顔が無いと思い、普段よりも早めの睡眠についた。
 その甲斐あって普段と比べて格段に目が覚めている。
 やっぱ早寝早起きは三文の徳ってなだけあって、スッキリ爽快なモーニングを迎えられた。たまには慣れないこともしてみるもんだ。
「ごめん聡太、待たせちゃったね」
 八時三十五分、予定よりも二十五分早く、望月がキョロキョロしながらやって来た。
「まだ来てないよね? 大丈夫だよね?」
「ああ、まだ俺だけだぜ」
「聡太は学校と違って、こういう行事の時には早く来るタイプなんだね」
「俺を感心しただろ? 必要なことには先手先手で行動する、分別をつけられる人間なのさ」
「モノは言い様だね」
 早く寝過ぎて早く起きてしまったがために、することが見つからずに早く来た、というのが本当の所だけども。
「田宮さんが親戚からチケットを四枚貰ったらしいんだ。それで僕を誘ってくれたんだって」
「共に行く人物に望月を選んだってことは、やっぱり好感を持たれてるってことだぜ。望月は一億三千万人の地球人の中から田宮に選ばれたんだ。自信を持て」
「やっぱり、モノは言い様みたいだね」
 誇大に言ったとしても嘘ではない。
 真ん前のドーナツ屋から漂ってくる甘い香りを鼻の中に取り入れながら来てない二人を待っていると、急な願いを聞き入れてくれた瑞樹が、ハンドバッグを携えながらやって来てくれた。
「オッス瑞樹、今日は本当にありが……とな」
 
 
 



167 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/12(木) 07:17:57
 上の続きです

 瑞樹は普段と同じく髪の毛をポニーテールにしていた。
 だが、なんだか違和感がある。
 こんなにも……美人だったっけ?
 おめかしの……力なのか?
「ちょっと! 無意味にジロジロ見ないでくれる! セクハラで訴えるわよっ!」
「あ……いや」
 スタイルが良いのか? ボンキュッボンなのか? 今までそんなのを意識したことなんてなかったが。
「今日はこんな服装だからかかと落としは繰り出せないけどね、いざとなったら拳を使ったっていいんだからね!」
 少し大きめの英字がプリントされたTシャツとデニムのミニスカートの瑞樹は、手を腰に当てて俺を威嚇してくる。
 なんといっても俺は、瑞樹の脚の美しさに驚いた。
 長く、そして美しく、滑らかな曲線を誇る脚をデニムスカートから露にする瑞樹を、異性として意識してしまったのだ。
 そんなに脚フェチというわけでもないはずだけど……
 

168 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/11/12(木) 08:16:23
>>166-167
>土曜の朝から活動するなんて、何週間振りだろうか。
(駅前のドーナツ屋にいるとしても、なにかしらの情報は欲しい!)

> 昨夜に望月から電話がかかってきた。
>「朝の九時に、駅前のドーナツ屋に集合。チケットはあるらしいから、お金は少しでいいって言ってたよ」
> 俺はその情報を瑞樹に伝え、〜
(会話文は望月。または主人公。どちらでも取れる! 原因は主人公が瑞樹に伝えた部分を省いているせい!
 お金は少しでいいと言った人物が、この段階ではわからない!)

>普段と比べて格段に目が覚めている。
(目覚めが良いというのならばわかる!
 目が覚めている状態に格段があるのかはわからない!)

>早寝早起きは三文の徳
(わかって使っているのならば問題ない!)

>俺を感心しただろ?
(『を』が気になる!)

誰の会話文なのかがわかりにくい51点!(`・ω・´)

169 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/12(木) 21:52:15
 朝は、白米だ。
 私はそう思いながら、炊きたての白いご飯を茶碗によそい、味噌汁の入った鍋を火にかける。大抵の料理本によると、味噌汁は沸かしきると味が落ちると書いているが、私はいつだって沸騰寸前まで温めてきた。単純に、熱いものは熱くして食べたかったのだ。
 そうして、鍋の底からする、ぐらぐら、という音を聞いたあと、私は火を少しだけ小さくして、冷蔵庫のドアを開いた。
 だが、オレンジ色に染められた冷蔵庫の内部は、一瞬で細部まで見渡せるほどに何もない。ただ、一切れだけ残った茄子の浅漬けだけを除けば、だ。
 そこで冷蔵庫を開けたまま、私は状況を確認した。
 冷蔵庫、には、浅漬け、だけ。
 そして、首を縦にふる。
 ――まあ、でも食べられるわね。

 私は寝癖のついたままの頭を二回ほど掻くと、浅漬けの入った器を手に取り、お椀に移した味噌汁にネギを散らすと、食卓に座った。
 そして、茄子を箸でつかみ、白米の上に置く。すると、つけ汁がじわり、と染み込み、米が淡い藍色になった。

――案外、白いご飯じゃなくても良いのかしら。

 そんなことを思いながら口にした米は、少しだけ夏の香りがした。

170 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/13(金) 01:50:05
(๑╹◡╹๑)ノ

171 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/11/13(金) 04:44:19
>>169
>オレンジ色に染められた冷蔵庫の内部
(冷蔵庫の中がオレンジ色になるとは思えない!)

>私は寝癖のついたままの頭を二回ほど掻くと、浅漬けの入った器を手に取り、お椀に移した味噌汁にネギを散らすと、食卓に座った。
(間違いではないが一文が長い! 冷蔵庫の中には浅漬けだけのはずなのにネギが出てくる!
 野菜室の状態が書かれていないので違和感を覚える!)

ごはんを茶碗によそってから味噌汁の鍋に火をかける! 冷蔵庫でオカズを探す!
熱い物が好きな主人公にしては行動がおかしい! ごはんが冷めてしまう!

>口にした米は、少しだけ夏の香りがした。
(夏の香りが、どのような匂いなのかわからない!)

言いたいことをまとめるようにして書いた方がいい45点!(`・ω・´)

172 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/13(金) 08:24:16
>>171

169です。
たしかに書いていながら方向が定まらなかったのでとても納得しました。
ちなみに、冷蔵庫のオレンジ色、というのは冷蔵庫の照明のことで、夏のかおりについては茄子の風味としたかったのですが…伝わるわけがないですね…
自分のものを読み返すと、全体的に独りよがりな文だと思いました。

では、また書きます。
その時はお願いします。
ありがとうございました!

173 :日記:2009/11/13(金) 22:14:30
 今日の昼食をとった後、駅前の新しくできた鯛焼き屋さんで白い鯛焼きを食べた。
 「あのう、白あんを、ひとつ」
 僕がそう小さな声でつぶやくと、店員はわかりました、と言う。そして、作り置きされていた鯛焼きを電子レンジに入れた。
 そのことで僕は驚いてしまった。てっきり、温めなおすにしても鉄板を使うと思っていたのだ。
 「えっと、鉄板は使わないんですか」
 そう僕が聞くと、若い店員は勝ち誇った顔で、
 「ええ、もっちりとした食感を出すためです」
 と言いながら、鯛焼きを包んだ。
 「とっても珍しいでしょう」

 それから、僕は鯛焼きを片手に、大学までの道のりを歩いた。気が向けば鯛焼きをひとかじりし、一人でただ歩いた。
 しかし、珍しいことをうたい文句にして売る店員と、同じ理由で買う僕では、一体どちらが踊らされているのだろう。
 そんなことを思いながら、曇り空の下を歩いていった。
 夕飯が済んだ今、思い返してみると、やはり白い鯛焼きは美味しくなかった気がした。

174 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/11/14(土) 02:59:05
>>173
>「とっても珍しいでしょう」
(店員の言葉と思われるが唐突な感がある!)

>珍しいことをうたい文句にして売る店員と、同じ理由で買う僕では、一体どちらが踊らされているのだろう。
(二者は踊る対象としては比べられない! 立場が違う!)

>それから〜曇り空の下を歩いていった。
>夕飯が済んだ今、思い返してみると、やはり白い鯛焼きは美味しくなかった気がした。
(夕飯が済んだ状態での回想! もしくは場面が転換したのか! はっきりとしない!)

白い鯛焼きは白あんだから白いのか。見た目からすでに白いのか。
話のメインの部分なので、ぼかさないで書いた方がいい!

作者の認識が日記なので話を盛り上げる必要はないのかもしれない52点!(`・ω・´)

175 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/14(土) 13:27:59
http://ncode.syosetu.com/n6176i/
投稿サイト「小説家になろう」にあげている作品です、お暇でしたら宜しくお願いします。

176 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/11/14(土) 14:12:24
>>175
コミュニケーションを実際のツールにまで仕立てたことは評価できる!

難点は冒頭がレポート形式! 硬い文体で読む意欲を削ぐ点にある!

物語を最後まで読ませるためには動的な描写が必要不可欠!

上記のことを踏まえた上でショートショートとして完成させた方がいい!(`・ω・´)

177 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/14(土) 17:57:47
「デートなのよデート! 男女が触れ合って仲睦まじくなる行事なのよ! なのに、田宮さん、とか、望月君、とか、距離を感じちゃうじゃないのっ!」
 瑞樹が一人でデートについて熱く語っている。
「瑞樹、それは二人の自由っても――」
「スカタンは黙ってなさいっ!」
 ス……スカタンって……
「モックン! あなたの名前は何?」
「え……敏也ですけど」
「じゃあ真里は今日一日、モックンを『敏也』って呼びなさい! モックンも言うまでもなく、真里のことを『真里』って呼ぶの! いい?」
「だから瑞樹、二人のペースでだ――」
「ウスラトンカチは黙ってなさいっ!」
 ウ……ウスラトンカチって……
「気軽に名前で呼び合うように! モックン、真里とキスしたいんでしょ?」
 キス?
「おい瑞樹、望月を勝手にキス志望者にすんなっ!」
「は?」
 瑞樹は、意味分かんない、と言いたげな表情で俺を見てくる。
「なんで聡太がモックンの真意を知ってるのよ。そんなの本人に聞いてみないとねえ。モックンは、真里とキスしたいでしょ?」 
「え……えっと……ううん……」
 望月は瑞樹のストレートな質問に対して赤面した。
「じゃあ、したくないの?」
「う……いや……でも……」
 望月のキャラ的に、首を縦には振れないだろう。
「真里は、モックンにキスされてもいいよね〜?」
「あの……その……ええと……」
 朝っぱらから、気まずい空気が充満し始めた。
「もう〜、二人とも積極的じゃないわねえ。私なんか好きな人がいたら駆け引きせずに猛アタックよっ! 狙った獲物は逃さない、みたいな感じでね!」
 
 



178 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/11/14(土) 20:35:49
>>177
文章としておかしいところはない! ただ、会話文の中の人物が、若干、分かりづらい!

既視感は内容によるので問わないことにする56点!(`・ω・´)

179 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/14(土) 21:35:57
 夏の日、虫取りに行こうとした双子は、スズメが道路で死んでいることに気づいた。血と汚れで黒くなった身体は、双子に見つけられたあともまだ車に轢かれていた。
 「可哀想ね」
 「うん、可哀想」
 二人は口々にそう言ったが、言葉にしたところで何も状況は変わらない。結局、双子にはスズメが轢かれていくことを傍観するしかなかった。
 やがて、しばらく眺めたあと、双子の兄が突然、持っていた虫かごを妹に渡した。
 「ねえ、何をするの」
 妹がそう問いかけながら空っぽの虫かごを受け取ると、兄は、
 「本当は助けたいけど、もう死んじゃったからさ、せめて花をあげようと思うんだ」
 と言い、道端の畦にはえた彼岸花を千切ってきた。 そして、兄はその彼岸花を道路に投げ込み、一度だけ礼をする。
 「今日は帰ろうか」
 そう言って双子は、空の虫かごを首にかけたまま、もと来た道を戻ったのだった。

180 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/14(土) 22:24:18
 田宮が親戚からチケットを四枚も入手してくれたことは感謝している。童心に帰って遊園地でハメを外すのは最高だ。
 しかし、隣には厄介な存在がいる。
「聡太、キャラメルポップコーン買って!」
 俺の財布の中が激流に流されるが如き勢いで減少していることなんて知ってか知らずか、食欲旺盛な育ち盛りの瑞樹は胃袋を満たすことを止めようとはしない。
「さっきポップコーン食っただろうに」
「だからキャラメルにするんじゃないの」
 望月と田宮は、今頃二人仲良く乗り物乗り放題のチケットを有効活用しているんだろうか? 少なくとも高い金払ってファーストフードにがっついてる俺たちよりも効率の良い過ごし方をしているだろう。
 しかし、よく食うなあ。
「二人、どうなったかしらねえ。心底気になるわ」
 キャラメルポップコーンを口一杯に頬張りながら二人の心配をするのはいいが、とてもじゃないが見た目からして心の底から心配しているようには見えない。
「コーヒーカップに乗って目眩でも起こして、田宮に介抱されてたりしてな」
「本末転倒ね」
 今週一番の快晴に恵まれた遊園地には、家族連れからカップルまで様々な人々がアトラクションに列を成している。



181 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/14(土) 22:25:26
 続き

「なんか乗らないのか?」
 食い意地をピンと貼っている瑞樹に尋ねるが、
「乗らない」と一蹴されてしまった。
「こんな暑い中であんな長い列にどんなワケがあって並ばなくちゃならないのよ」
 まるで全世界の正論とでも言いたげな自信に満ちた面持ちで言い放ちやがった。
「食べ物食べて、日陰で避暑する。これぞ正しい夏の過ごし方でしょ?」
 だったら家で寝てろ、と言いたいが寝られても非常に困る。
「でもよ、一つくらいは乗ろうぜ」
 せっかく来たんだし。
「あそこでカボチャの馬車にでも乗ればいいんじゃない?」
 瑞樹の指差す先には、小学校低学年くらいの子供たちで埋め尽くされたメリーゴーランドがあった。
「……勘弁だ」
 愉快な音を立てながら一定のペースで回っている馬やカボチャに、高校一年の男子生徒が一人で乗るのだけは御免こうむりたい。場違いも甚だしい。
「乗りなさいよ。ちゃんと聡太に視線を送ってあげるから」
「視線の温度は氷点下なんだろ。オプションで嘲笑も付いてんだろ」
「かもね」



182 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/14(土) 22:26:17
   続き


 いつの間にやらキャラメルポップコーンのLサイズを一人で完食しやがった。ブラックホールを体内に保有してるんじゃないかと疑いたくなる。
「でも何か乗ろうぜ……おっ」
 ジェットコースターを発見した。
 遊園地において比較的花形のアトラクションだが、偶然にも行列が他よりも短い。
 今を逃す手は無い。
「瑞樹、ジェットコースターに乗ろうぜ」
「はあっ? 嫌よ絶叫マシンなんて」
「最初に思いっきり落ちるだけで、後は大したことねえって」
「あんた、私がポップコーンどれだけ食べたと思ってんのよ! 思いっきり落ちた拍子に思いっきりリバースしたらどうすんのよ!」
「吐き気を催すほどポップコーン食ったお前が悪いだろ!」 
 瑞樹は頑なにジェットコースター乗車を拒否するので、列には二人で並ぶものの、俺だけが乗ることになった。
「多分無理でしょうけど、再び会えると信じてるわ」
「俺は特攻隊かっ!」
 乗員全員がベルトを締め終わると、上からレバーが降りてきた。
 幸運にも、一番楽しめる最前列に座ることができた。
 出発だ。
 実は結構、こういう絶叫系は好みだったりする。
 ギコギコという、不安感を煽るための音がコースターに鳴り響く。コースターはゆっくりと上昇し、それが俺たち乗員に恐怖を感じさせてくる。
 ん?
 この年で二・○の視力を誇る貴重な俺の目が、観覧車の列に並ぶ望月と田宮の姿を捉えた。
 間違いない、あの二人だ。観覧車か……十周でも百周でもするがいい。
 さて、いよいよだ。



183 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/14(土) 22:27:14
 続き

「うおおおおおおっ!」
 頂点を過ぎて、コースターが斜め四十五度ほどの角度で落下し始めた。
 風が気持ち良い。スカイダイビングをしているみたいだ。したことないけれど。
 女性の甲高い悲鳴と男性の図太い悲鳴が交わりながらコースターは進み、俺は三分間の旅路を終えてスタート地点へ帰ってきた。
「聡太お帰り……げっ」
 待っていてくれた瑞樹は、俺の顔を一目見るなり何故か眉を顰めた。
「どした?」
「あんた……鼻に、立派な旅の記録が付いてるわ」
 鼻?
「鼻がどうした……げげっ!」
 自分の鼻に触れて、初めて理解した。
 俺は自分の知らぬ間に、見事な鼻水をあつらえてしまっていたのだ!
「そんなお土産いらないわよっ!」
 瑞樹はこちらを見ないでハンドバッグからポケットティッシュを差し出してくれた。
「わ、悪いっ」
 こんな不名誉な勲章、一刻も早く拭き取ってやる。
 
 



184 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/14(土) 22:28:56
以上です

185 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/11/15(日) 04:02:16
>>179
>「今日は帰ろうか」
(双子のどちらの言葉なのかわからない!)

文章として気になるところはあまりない!

内容としては以下のところが気になる!

@スズメは死んでいるから助けない!(双子の兄の言葉から!)
 道路の交通量が激しいから助けられない!(彼岸花を道路に投げ込んでいる様子から!)
 どちらなのかがわからない!

A文章の中の時間帯がわからない!

B急に双子が帰ることになった理由がはっきりとしない!(スズメのことに絡ませた方がいい!)

雰囲気は出ているので悪くない64点!(`・ω・´)

186 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/11/15(日) 04:05:02
>>180-183
>童心に帰って
(童心に返って!)

>激流に流される
(よく使われる表現ではあるが気になる!)

>「本末転倒ね」
(田宮が女性とわからないと出て来ない言葉!
 続きものなので問わないことにする!)

>食い意地をピンと貼っている
(ピンはいいとしても、貼っているではなく、張っている!)

>眉を顰めた。
(顔を顰めた!)

言葉が大げさなところはコメディとして受け止める!

推敲を怠れば、文章の評価が下がると心得る58点!(`・ω・´)

187 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/15(日) 11:50:34
(`・ω・´) 「眉を顰める」は成句!

(`-ω-´) わい辞書には載っている!

(`・ω・´) だから広辞苑もまねして載せた!


188 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/11/15(日) 14:21:05
>>187
その通り!

作者がわかっているとして点数を補正60点!(`・ω・´)

189 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/15(日) 17:19:18
「海に流されれば良いのに」

初めて中岡がそう言った時は、全く訳が分からなかった。

「何それ。悪口?」
「え、言わない?」

きょとんとした中岡に、僕もきょとんとしてしまう。
さも当然の様に聞き返されたけれど、そんな悪口聞いたことは無かった。
その時も今までも多分これからも、その言葉を使っていたのは中岡だけ。

確かあれは、クラス担任の悪口を並べ立てていた時だった。
皆がでぶとか禿とか、今思うと酷いことばかりを挙げている中、中岡がぽつりと言ったのだ。

あんな奴、海に流されれば良いのにね。

その場にいた全員が口を開け、間抜けな顔で中岡を見ている光景は、なかなか笑えた。
僕もその一員ではあったんだろうが。
中岡もぽかんと口を開けた。

その後は誰が何を聞いても、「そう思ったから」の一点張り。
皆は何処か釈然としない様子だったけれど、すぐにまた雑談に戻って、きっと中岡のあの言葉はすぐに忘れたのだろう。
それが気になって仕方が無かった僕は、何だか取り残されたみたいな気分だった。


190 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/15(日) 17:20:57
それから中岡の家に行くことが何度かあった。
ある日、僕だけにこっそりと彼が見せてくれたのは、幼い僕の子供心を十分くすぐるものだった。
瓶一杯に詰まった、美しい丸い石。
とは言ってもそこらに転がっている、僕の知っている石ころとは全く違う物だった。
透き通った青色や緑色をしていて、まるで宝石みたいだ。

「何これ」
「凄いだろ。海で拾った」

拾った、と言う言葉が、僕には到底信じられなかった。
つまり、無料な訳だ。こんなに美しいものが。
まだ幼くて且つ貧乏性だった僕は、彼が酷く羨ましかった。

けれど、その時生まれたばかりだった妹が僕の邪魔をした。
海に遊びに行っている暇なんか、その頃のうちには無かったのだ。
けれど、やっぱり幼かった僕は、その事情を何度説明されても納得がいかなかった。

そして、僕は罪を犯した。
遊びに行った日に、中岡が大切にしていたあの瓶を盗んで来たのだ。
どうせタダだから、と言う気持ちが、僕を大胆にした。
罪悪感が無い訳では無かったけれど、宝石を欲しい気持ちの方が大きかった。
酷く心臓を高鳴らせながら帰ってきて、そっと鞄から瓶を取り出す。
瓶の中身はきらきらと光って、記憶通り凄く綺麗だった。
うるさい鼓動が鳴り止まないのは、きっと余りにそれが美しかったからだ、と信じられる位。

191 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/15(日) 17:22:05
それから間もなく、中岡は隣町に引っ越していった。

僕にとって宝石たちは、色んな意味での宝物になった。
やっぱり綺麗だし、見る度に中岡を思い出す。
それからちょっとだけ申し訳ない気持ちになる。
でもどうせ拾えるものなら、もう拾っているだろう。
僕が悪いことは何も無いのだ、多分。

そんな事を考えながら瓶を見つめるのは、すっかり習慣になっていた。


そして、僕は宝石の正体を知る。
いつもの様に瓶を眺めていたところに母さんが入ってきて、怪訝そうな顔をした。

「どうしたの、それ」
「引っ越す時中岡がくれた」

咄嗟に嘘を吐いた。
弱虫な僕の心臓は、物凄い速さで鼓動を刻み始める。
母さんはどうやら納得してくれた様子だった。

「ふぅん、良く大切にしてるわね」
「宝石みたいだから……」

ぼそぼそと答える僕を、母さんは一笑したのだ。

「あら、それ硝子よ」

192 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/15(日) 17:23:51

母さんから聞いた話によると、僕が盗んでまで手に入れた宝石は只の硝子で、海に捨てられて割れた瓶の欠片が波に削られ、こうなるらしかった。
要は、只のごみ。
そりゃあ、無料な訳だ。

僕の夢が砕け散ると同時に、思い当たったことがあった。

「海に流されれば良いのに」

誰かを非難するとき、中岡はいつもそう言った。
彼もきっと、硝子の話を聞いたのだろう。
だから、嫌いな奴はみんな、波に削られれば良いのに、と、そういうことなのだ。きっと。

思わず笑ってしまった。
死ね、とか、消えろ、じゃなくて、海に綺麗にされて戻ってこい、なのか。
成る程、中岡らしい。
例えに出す程これを大切にしていた彼。
きっとあのクラス担任のことも、皆が言うほど嫌いな訳じゃ無かったんだろう。
優しい奴だったのかも、と思うと同時に、改めて胸の奥がチクリと痛んだ。


追記
それから「角が取れる」だとか「丸くなる」だとかの表現を見る度についつい笑ってしまうけれど、僕に非は無い筈だ。
ひょっとしたら中岡は、特別大切にしていたと言うより、只それらの表現と混同していただけだったのかも知れない。
きっと僕がそう思いたいだけなんだろうけど、その可能性が捨てきれないのだ。
僕の記憶の中の中岡は、そういう馬鹿な奴でもあった。

193 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/11/15(日) 17:49:16
>>189-192
>その時も今までも多分これからも、その言葉を使っていたのは中岡だけ。
(前に未来の予測があるので、うしろの『使っていた』という言い方に違和感がある!)

回想の物語と思って読み進めていくと、最後に『追記』の文字を目にした!
日記や雑記帳など、直接的に書かれたものと読み取れる!
最後に明かす意味を感じないので、追記の部分は無くてもよかった!

特に指摘する部分はなく、ひとつの物語として楽しく読めた71点!(`・ω・´)

194 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/11/15(日) 17:52:40
>>189-192
文章を評価するスレではあるが、この作品は一読する価値がある!
ワイのオススメ!(`・ω・´)ノ

195 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/15(日) 18:49:41
読んだが、いうほどでもない。

「海に流される」ですぐに思い当たるのは「沖に流される」だ。
むかし親戚の姉ちゃんがゴムボートに乗っていてどんどん沖の方に流された。
小学生だったおれは海の怖さを知らなかったから一人で助けにいったが、おれも流された。

親父と海の監視員か何か知らないが老けたオッサンが手漕ぎボートに乗ってやってきて、
難なく浜の方に戻してくれ、事なきを得た。
大人の力だったら流されることもなかったのかもしれないが、女子供の力じゃ、
ちょっと沖に出ると場所によっては流されてしまうものなのだと知ったよ。

「海に流されればいいのに」が、
浜辺に打ち寄せる波に洗われて丸くなる硝子と結びつかない。
だから物語になっていない。
というか「波に削られる」という表現もひどいもんだ。

さらなる精進を望む。以上。

196 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/15(日) 19:47:24
>>195
小学生の文体に何を言ってるんだか
読めないバカーブ乙

197 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/15(日) 20:20:03
>>193-194
ワイ様高評価ありがとうございます!嬉しいです。
頂いた評価を参考にこれからも精進していきたいと思います。

>>195
厳しい評価ありがとうございます!
とても参考になります。
ちゃんと読めるような作品を書けるように、頑張りたいと思います。

>>196
小学生レベルですみません。
頂いた評価を参考にもっと精進したいと思います。

198 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/15(日) 20:33:46
小学生の時に日記に書いた内容って意味じゃないの?
作者じゃないからよくはわからないけど。。。

199 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/15(日) 22:29:06
その日の空は何時もより高い気がした。
湿った風を胸一杯に吸い込み、潮の匂いが鼻腔を突き抜けていく感覚を味わう。うんと冷たいレモン・ソーダを飲み干した様な爽快感が、体中に染み渡って行った。
強い風が髪を掻き上げて吹き抜けて行く。
私はそっと目を閉じ、胸ポケットの中身を上から握り締めた。
その日、私の乗った客船は、波間を滑る様に目的地の小さな島へと向かっていた。たった一人の海外旅行は、此処が最後になる予定だった。
違和感を覚えるほどに澄み渡った空は、私を迎え入れようとしている風にも、愚弄している風にも見えた。
けれど、生憎私に翼は無かったし、私の体はあまりにも重かった。だから心配要らないよ、と、流れて行く雲を心の中で諭す。
雲は何も答えない。
暫く見つめていると、その柔らかそうな雲は直ぐに形を変え、その内私の視界から姿を眩ました。

私の体は重たい。少しばかり余計な重力が働き過ぎているのだ。
下へ下へ、深いところへと、私を引きずり込むつもりなんだろう。
それならば、その大きな力に逆らう事は馬鹿げている気がした。

「綺麗ですね」
後ろから掛けられた声が、私を現実に引き戻した。
振り向くとそこに立っていたのは老いた日本人女性で、彼女は微笑みながら私に会釈した。私も軽く会釈を返す。
日本人観光客の少ないこの船での老婦人との接触に、私は少し驚いていた。
婦人は私の隣に立ち、遠い水平線に目をやった。そうしていると彼女には海の向こうが見えているのかも知れないな、と、下らない事を考えてしまう様な、透き通った眼差しだった。
「こうして海を眺めるのが好きなの」
嗄れた声がそう呟く。彼女が自分に話し掛けているのだと理解するまでに、数秒の時間を要した。
「はぁ……そうなんですか」
何と答えて良いか解らずに、気のない返事を返す。
婦人はそんなことには構わない様子で、海ばかり見つめて話を続けた。
「ええ。昔からずっと。こうしていると、あの人が未だ生きている様な気がして。あの人も、海が好きだったから」
そこで初めて、私はまじまじとその老婦人を見つめた。
深い皺の彫り込まれた顔には、それでも端正な顔立ちの面影がはっきりと残っていた。

200 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/15(日) 22:30:37
「何方か、亡くなられたんですか」
気付くと私は、つい此方から彼女に話し掛けていた。
それから、自分の言葉のあまりの無礼さに慌てる。半ば無意識の内に出てしまった言葉だった。
「あっ……すみません」
婦人は狼狽える私の方をキョトンとした顔で見て、それから柔和な笑みを浮かべた。
優しげな目尻の皺がはっきりと浮かび上がる。
「良いのよ。気にしないで」
気品の漂う微笑に思わず見とれていると、婦人は再び海の向こうへ視線を戻した。
「亡くなった……そうね、主人が」
そうして、婦人は目を細めた。
微笑は絶やさぬまま、瞳に浮かぶ表情だけがうっすらと変化していく。
彼女の色素の薄い瞳は、酷く寂しそうにしていた。
そこにあるのは決して悲しみではなく、まるで深雪に覆われたかの様な深い寂寥。
その何とも言えない色に気づいて、私は言葉を失った。開いたままの口の中を、潮風がすっかり乾かしてしまう。

201 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/15(日) 22:31:43
「私より先に……」
老婦人は、そっと目を伏せた。
「私たちは、一緒にあの世に召されれば一番の幸せだと信じていたの。もう先は長くないのだしね」
「素敵だと思います。凄く」
乾いた唇を嘗めて、掠れた声でそう言うと、婦人は自嘲的な笑い声を上げた。
「有難う。でもそうは行かなかったのよ」
そう言って、綺麗に畳まれたハンカチで目尻を押さえる。
彼女は悔やんでいるのだろう。詳しい事情は全く解らなかったが、彼女の痛切な程の慚愧の念と喪失感は、手に取る様に分かる。
分からない筈がなかった。
だから、私は首を横に振った。何時になく感情が高ぶっているのを感じていた。
「それでも素敵です。きっと旦那さんも、幸せだったと思う」
そう呟いた言葉は自分のものには思えなかった。こんな事を自分が言ったなんて、到底信じられない。
孤独な老婦人の姿は、何故だか私にはとても美しいものに思えた。
その美しい人は私をじっと見つめて、それからいきなり泣き崩れた。
先程までよりずっと穏やかな表情で。
「有難う」
涙混じりの嗄れ声がそう何度も繰り返すのを、私は黙って聞いていた。
ひたすらに感謝の言葉を発しているのは自分自身であるかの様な、良く分からない錯覚に囚われる。
胸ポケットがずしりと重かった。


202 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/15(日) 22:32:47
甲板から部屋に帰って、私はごろりとベッドに転がった。
泣き止んだ婦人は、何度も深く頭を下げながら何処かへ行ってしまった。安らかな表情だった。
―弱ったなぁ。
胸ポケットから壊れた万年筆を取り出して、天井の方へ翳してみる。私の彼が、生前愛用していたものだ。
不意に目頭が熱くなった。
―貴方が死んだら、私も死ぬからね。
いつかの自分の涙声が脳裏に木霊する。
結局、私は自分を守りたいだけだったのだ。だから婦人が美しく見えた。自分と似た様な境遇の婦人が。
あの老婦人はそんな事は知る由もないのだろうけど。私にお礼を言われる権利はなかった。
―きっと旦那さんも、幸せだったと思う。
自分の発した言葉が、私を縛り付けていた。
どうやら、予定は大幅に狂うことになりそうだ。この船は私を乗せたまま島に着くだろうし、私は日本まで無事に帰るだろう。
あの婦人はきっとそう遠くない未来、旦那さんの元へ旅立つのだろうが、私じゃあきっとそうは行かない。
海の底深くに沈むはずだったこの重い体は、地べたを這いずり続けるのだ。
少し気が滅入った。
万年筆が手から滑り落ち、私の枕元に転がる。
ほら、また重力が強すぎる。
これだから嫌だと言うんだ。彼もこうして深い闇に引きずり込まれてしまったのだ。
私は万年筆を拾い上げて、丁重に胸に抱いた。そのまま、何時の間にか寝入ってしまったようだった。

203 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/15(日) 22:34:25
次の朝私が目覚めると、船の中は大騒ぎになっていた。
何でも、昨夜の内に乗客が一人亡くなったらしい。
亡くなったのは老婆だと聞いて、私はハッと息を飲んだ。騒いでいる乗客達の中に、あの老婦人は見あたらなかった。
反射的に胸ポケットに手を伸ばす。
大きくなった鼓動と一緒に万年筆が揺れる。
私は途方に暮れて、只水平線を見つめることしか出来なかった。
何故だか、飛び込むのは酷く恐ろしい気がした。否、元々怖かったのに、目を逸らしていただけなのかも知れない。

頬を撫でる潮風は冷たい。
何の前触れもなく涙が零れ落ちた。
今目を凝らしたら、歪んだ視界の中に、海の向こうが見えそうな気がした。

204 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/11/16(月) 06:55:53
>>199-203
>その日の空は何時もより高い気がした。
(空を高く感じる理由が書かれていない!)

>潮の匂いが鼻腔を突き抜けていく感覚を味わう。
(すでに体感しているので、『感覚を味わう』の部分は要らない!)

>強い風が髪を掻き上げて吹き抜けて行く。
(ここも体感している!)

>違和感を覚えるほどに澄み渡った空は、〜
(このあとに風の説明がくる! 澄み渡った空と関係がない!)

>けれど、生憎私に翼は無かったし、私の体はあまりにも重かった。
(風の説明から今度は心の中で雲を諭すくだりに入る! 空と風と雲に関連性が見出せない!)

>その柔らかそうな雲は直ぐに形を変え、その内私の視界から姿を眩ました。
(『その』と『その内』はなくても意味は通じる!)

205 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/11/16(月) 06:57:09
続き

>そうしていると彼女には海の向こうが見えているのかも知れないな、と、下らない事を考えてしまう様な、透き通った眼差しだった。
(もう少し、言葉をまとめた方がいい!)
ワイの場合!(`・ω・´)
 透き通った眼差しに、彼女には海の向こうが見えているのかも知れないな、と思った。
(真剣な場面なので、『下らない』という一文は相応しくないように思う!)

>瞳に浮かぶ表情だけがうっすらと変化していく。
(ここから比喩が入った老婦人の状態が語られる! 一人称で瞳に表情を見出すことは難しい!)

>良く分からない錯覚に囚われる。
(良く分からない感覚、または錯覚に囚われる、のどちらかにした方がいい!)

主人公の性別は冒頭で明かした方がいい! 終わり方は悪くない!
ただし、作者の感情の抑制が出来ていないせいなのか、文章は滑らかではない!

淡々とした文章が悲哀を醸し出すこともある50点!(`・ω・´)

206 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/16(月) 18:29:13
>>204-205
うわあ非の打ち所しかない!(ノД`)
ありがとうございます。もっと精進します。

207 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/17(火) 17:59:12
教室に入り、窓際の自分の席に座る。
「おっはよ〜ぅ、相馬君」
ワイワイとやかましい女子の一団から、元凶と思しき生徒が短い髪をフワリと浮かし、俺に近づいてきた。
「うす、高沢。おやすみ、高沢」
机に伏す。
季節は夏の訪れを感じ始めた春の終わり。
まだまだ暁は覚えづらいのだ。
「メッ! メッだよ、相馬君。夕那とお話ししなさい!」
ビシビシと俺の頭をこつく女、高沢夕那(タカサワ ユウナ)。
一年からのクラスメイトだが、知り合った頃にはもう、頭のネジは締まっていなかった。
「あんなぁ、高沢。俺は休みが明けちまって悲しいの。お前みたいに朝っぱらから力なんて出ない訳よ」
「フフ、分かってないな〜、相馬君。これ、何て言うか知ってる?」
大口に指をあてて、ニッカリと笑う高沢。
「……何よ?」
「空元気、って言うんだよ。休みが終わって〜、元気がないのは〜……誰だって一緒!」
ドンと胸を叩く。
「言ってろ」
伏す。
「寝たら死ぬ! 寝たら死ぬよ、相馬君! あ〜ん、お〜きて〜。もっと、かまってよ〜ぅ」
ぐいぐいと袖を引っ張られる。
――ったく。
「ハウス!」
「ワン!」
途端に、両手をピッと合わせて机に置き、クリクリと丸い瞳で俺を見据える。
……こういう瞬発力は素直にすごいと思う。
「よ〜し、いい子だ。ちょっと待ってろよー」
「……ヴ〜」
忍耐力は無いけどな。
机の中に入っていた手ごろな消しゴムをつまみ、高沢の目の前にちらつかせた。
「行くぞ〜。そらっ」
つまんだ消しゴムを廊下に向かって投げた。


208 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/11/17(火) 20:26:02
>>207
>ビシビシと俺の頭をこつく女
(こつくはこづく!)

>大口に指をあてて、ニッカリと笑う高沢。
(大口に指をあてて、空元気だという! 大口に何もかかっていない!)

春眠暁を覚えず、犬を躾ける用語、雪山のくだり、などの端折った言葉が出てくる!
人によっては意味がわからないかもしれない!

ギャグとしても過ぎると興ざめする52点!(`・ω・´)

209 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/18(水) 18:04:42
○⌒ヽ
;'"==="';
(` -ω-´) 

210 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/11/18(水) 20:47:11
>>209
        .  ゚       o     .   。        o
   ゜ o        .  ゜            .    ゚
          o              ゜    。      ゜
     。  ゚  __,,,,;'''''~~ ゜-,,   o   。
      _,,,-''''~ ;:,:'; :;;::.,:;;: :: o ,.~ヽ,   ,,-^ー,゜,,   o   ゜ .
   _,o''~::,.:.::. ;; ゚ ;.:.:::.. ゚ ::.:. ::.,,:..;:  'i,_,-'~ .:., 。:.. ..:.~~ー, 、    。
  ~ :..:...:.:..:. . .:.:..:.  ::: ゜..:. 。:..,:.;...  -,, ;;;;;:;;;;:;:;: :: :゜ ..,..'~ '' -ー,,,,____
  ;;: .,..::.:;::: (`・ω・´) ;o :...::.:.;;:..: o ;:::.... 。 ,ll;;;:..:;.;,l!ー、,,,, ゚  ::;..:.:..::. o :.,
  . .:::..:. : :. :(____) :::.::...::.:.:.:;;..:..:.:.:;;:.:.:;.; ;.; |i‐―;;i| :,,..::;;,~~''--,,,, :::. ゚ :.:.:.:::..
  `'~` ''" ""''"" "'' '''`' ''" ""''"" "'' `'`~' ''" ""''"" "'' ~~` ''" ""''"" "'

211 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/19(木) 21:14:41
↑笠やら蓑やら手ぬぐいやらを被せておくと
除夜にお米とお味噌を無料で届けてくれるという謎の宅配サービス

212 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/26(木) 12:46:49
 (~)
γ⌒ヽ
{i:i:i:i:i:}
(` -ω-´) 新しいの!

213 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/11/26(木) 13:46:26
 /""""\
〈wwwwwww〉
 (`・ω・´)

寒い時こそ、創作の好機!
随時、文章募集中!


214 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/30(月) 03:46:51
保守。批評を読むのを楽しみにしているんだが、誰も晒さないね。

215 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/30(月) 19:48:31
少年はそっと積み木を重ねた。
壊れやすく神聖なものを扱うかの様に。
積み重ねて来た塔の上に、一つ又一つと乗せて行く。
淡い赤や青に塗られた積み木は、どんどんとその高さを増して行った。
少年の足下には、前にも後ろにも、数え切れない程の積み木が転がり、少年を囲んでいた。
無造作に放った様なそれを正すかの様に、少年は積み木の一つ一つを自分の前に積んで行く。
彼は一ミリのずれだって許さなかった。
塔を崩してはならないのだ。
誰でもない少年自身が課したルールは、少年の目を見張らせ、指先を震えさせた。
息を止めたままそっと指先を動かしては、木の触れ合う優しい音にほぅと息を吐く。
少年は投げ出していた足を正座に組み直した。
座った自分の胸の高さ程になった塔に向き合い、上から下までまじまじと見つめる。
それは一瞬のことで、少年は又辺りの積み木を手に取った。
慎重に、慎重に、又一つ、乗せて行く。
そう高くない天井を目指して真っ直ぐに形を成す塔に、寸分の狂いも無く積み上げる。
又少し高くなった。

216 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/30(月) 19:49:40
けれど、少年は積み上げるのを止めない。
少年には未だ足りなかった。
塔の高さも、それに少しずつ塔を作り上げる悦びも。
変化は僅かだったけれど、確かに塔は高くなっていた。
もう少年の目の高さに届く。
幼く薄い唇を強く噛み締めて、少年は又積み木を重ねる。
完成など全く眼中に無かった。
只積み木を次々に乗せて行く、その行為そのものに、少年は言い知れない使命感と楽しさとを覚えていた。
純真無垢な瞳には、恍惚に似た色すら浮かんでいた。
どんな理由にしろ、作業を止める気は無かった。
だから、少年にとってその塔は無限だった。
自分が寸分違わず、何のミスも無く積み木を乗せて行く限り、塔はどこまでだって伸びるし、積み木は減らないのだ。

積み木の塔は、どんどん高くなっていった。

217 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/30(月) 19:51:46
少年は何時しか立ち上がり、すっかり高くなった塔の天辺に又一つ、木をそっと乗せた。
蜂蜜の滴が落ちた様な、少年ももう聞き慣れた音。
屈んでもう一つ積み木を拾い、音を立てずに立ち上がる少年の胸元程の高さに、塔は凛と聳えていた。
華奢な体が緊張と期待に強ばり、指先も震える。
又少し、塔が高くなる。
些細な悦びに麻痺した感覚は、もっと高く美しい塔を望んだ。
もっと大きな悦びを望んだ。
又積み木を拾おうとした小さなあどけない手が、冷たい床にぶつかった。
体中の感覚を塔に集中させていた少年は、その時初めて足下に目をやった。
そこには只、もうすっかり何も無くなった床があるばかりだった。
少年は瞬きをして、もう一度塔を見た。
塔は押し黙ったまま、決して揺らぐことなく只立っている。
たった今置いたばかりの天辺の積み木は、自分の上に新たな木が置かれるのを待っているかの様だ。
少年は、辺りをぐるりと見回した。
と、少し離れたところに、小さく光る積み木を認め、ぱっと顔を輝かせる。
最後の一つかそうでないかは少年には問題では無く、只もう一つ分塔が立派になる悦びに、少年は今し方の仄かな絶望は忘れて、喜び勇んでその積み木に飛び付いた。
と、と少年の足が立てた小さな音がその場に響いた。
只それだけの事で、少年の直ぐ後ろから、耳を塞ぎたくなる様な音が聞こえた。
まるで潤滑油を失った機械の様に、少年は振り向いた。
彼が積み上げてきた塔は、半分より少し高い位の高さになっていた。
少年は又、瞬きを一つした。

218 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/30(月) 19:52:46
それから手に取った積み木と、床に崩れた積み木と、すっかり低くなって尚凛とした佇まいの塔を順番に見つめた。
ゆっくりと塔に近付いて、手に持った積み木を乗せる。
今までと同じ様に、塔にぴったりと合わせて。
それから又、散らばった積み木を拾い上げては積んだ。
悲しげだった表情は、直ぐに元に戻った。
塔も同じで、みるみるうちに高くなっていく。
一つ一つの積み木を大事そうに持ち上げては重ねる少年。
まるで、積み木に命があるとでも信じているかの様だ。
静まりかえった部屋に、木の触れ合う音だけが響き渡る。
何度も何度も同じ様に、しかし不規則なリズムで。
次に指先が虚しく床にぶつかっても、少年はさっき程驚かなかった。
目の前には真っ直ぐに聳え立つ積み木の塔。
その場にあった積み木はもう全て積み上げてしまった。
少年の手と共に、唯一聞こえていたリズムがぴたりと止んだ。

219 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/30(月) 19:55:27
完全な静寂の中、少年は塔を眺めた。
彼が精力を注ぎ込んだ塔に狂いは無く、迷うことなく天井を指すそれは、確かに美しかった。
だが、きっと未だ、少年には足りなかった。
少年はおもむろに手を挙げた。
そのまま大きく振る。
けたたましい音と共に、積み木の塔が崩れ去った。
今度は半分も残ってはいない。
少年は低い塔に合わせてしゃがみ、もう一度手を振りかざして、塔の少し前でふと止めた。
そしてその手を下ろすと、近くに落ちていた積み木を無造作に掴んだ。
再び手を振るうには、少年には少しばかり勇気が足りなかった。
彼は音も無く手を床に延ばす。
塔はすっかり低くなって未だ、どこか虚勢を張っている様に見えた。
少年はそっと積み木を重ねた。

220 :名無し物書き@推敲中?:2009/11/30(月) 21:17:47

皆様凄い!!! 絵にしろ、この文章を書くたゆまぬ地道な作業ですが。
唯,感心致します。

221 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/01(火) 07:01:21
>>215-219
>自分が寸分違わず、何のミスも無く積み木を乗せて行く限り、塔はどこまでだって伸びるし、積み木は減らないのだ。
(積み木を塔として積み上げれば、少なくとも周囲に転がる単体の積み木は減るように思う!)

>体中の感覚を塔に集中させていた少年は、その時初めて足下に目をやった。
(我を忘れて熱中していたという表現! 理解はできるが、初めて足下に目をやったには賛同できない!
 文章の最初の方で少年の周りを数え切れないほどの積み木が取り囲んでいる!)

>と、と少年の足が立てた小さな音がその場に響いた。
(行頭が打ちミスのような気がする!)

>そこには只、もうすっかり何も無くなった床があるばかりだった。
>だが、きっと未だ、少年には足りなかった。
(この二行は短くすることができる!)

心理描写のような文章に見える! 細かい描写は要らないのかもしれない!
そうだと仮定してもワイの目で気になる点を挙げておく!

@ 少年のいる場所がわからない!
A 塔という表現は積み木を積み上げてできたものと最初に提示した方がいい!
行頭の一字下げがない部分は文章で統一されているとして不問にする!

少年の純粋な狂気性が落ち着いた筆致でよく表現されていた73点!(`・ω・´)

222 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/01(火) 20:39:36
高・得・点(・∀・)!ありがとうございます!

と、と少年の足が……の、と、は、擬音のつもりでした。
とんっ、よりも軽い感じを出そうとした結果こんなことにw

ありがとうございました!

223 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/02(水) 01:21:10


224 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/02(水) 01:23:58
 学校終わりに望月の部屋にあるご自慢のプラモデルを見せてもらい、俺は今、夕陽の眩しさと格闘しながら自転車を漕いで家へ向かっている。
「ん?」
 前方に同じ高校の女子生徒が一人、腕組みをしながら険しい顔つきで夕焼け空を見つめていた。
 それは明坂だった。
「明坂!」
「あ、斉藤君じゃん」
「浮かない顔して、どした?」
 俺は自転車から降りて、親切心と興味本位とコミュニケーションを足し合わせ三で割ったような動機で悩みのタネを尋ねた。
「なんでもないよ、しいて言うなら、空が綺麗だな〜っていう感動かな」
 それにしては暗い顔をしていた気がしたが……
「ならいいけどさ……」
「夕焼けと私、どっちが綺麗かな?」
「えっ?」
 異性からこんな質問をされたのは生まれて初めてだ。もちろん同性からも。
「私は斉藤君の質問にちゃ〜んと答えたよ。だから斉藤君も答えなきゃ男が廃るよっ!」
 なんで明坂は俺に突飛な質問を浴びせてきたのか……もしかして褒めて欲しいのか?
「ま、まあ……明坂のが綺麗……かな」
 このシチュエーションで、夕陽の方が綺麗だよ、とかいうKYな発言はチョイスできないだろうに。
「お〜、女の子はお世辞でも褒めてもらうと嬉しいんだよ。斉藤君やり手だね〜カッコいい〜」
 

225 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/02(水) 01:24:45
 上の続きです 


 俺が格好良いなんて言われる時代がやってきたら日本は本当にお終いだ。
「そっちこそ、わかりやすいお世辞をサンキューな。それより、もうすぐ暗くなんぞ。夜道の一人歩きは危険だ。悪い奴らが明坂のことを虎視眈々と狙ってるかもしれねえからな。こんな所で命の危機に直面するとか勘弁だろ?」
 やっぱ可愛い子ほど狙われやすいんだろうな。
「生活指導の鮫島みたいな忠告サンキューなっ! 私は狙われても逃げ足速いからだいじょ〜ぶいっ!」
 明坂は笑顔とピースサインで気丈っぷりをアピールしてきた。
「鮫島みたいな、ってのは随分と酷い言われ様だな」
「へへへ、かもね〜」
 鮫島とは、学校中から煙たがられている生活指導担当の体育教師だ。鮫島を目撃したら Uターン、なんて標語も作られている。
「じゃあ、遅いとお母さんがガミガミうるさいから帰るね」
「おう……家まで送っていこうか?」
 クラスのアイドル的存在と並んで歩きたい、もしくは自転車の二人乗りをしたいという気持ちが微塵も無かったか、と尋ねられたら答えはノーだ。
「気持ちは嬉しいけど、遠慮しとくよ。私の家はあっちだもん」
 明坂の指し示す方向は、確かに俺とは別だった。
 そうだよな、ここは一本道で、俺はあっちから来たんだった。だから俺の家がこっち方面だってバレているのか。
「じゃあね〜、エロ本の読み過ぎに注意するんだよ〜」
「お前は俺の保護者かっ……ってそれもおかしいだろ!」
 男子という愚かな生き物への造詣が深い明坂は別れ際、俺に大きく手を振ってくれた。
 いつの間にやら陽は落ちて、暗闇が上空を支配している。
 俺も家路を急ごう。この抜け道唯一の欠点は、明かりが少ないということだ。



226 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/02(水) 02:32:06
>>224-225
微妙な言い回しが多い! 間違いとまでは言えない!
ワイが気になった点を挙げておく!

>俺は今、夕陽の眩しさと格闘しながら自転車を漕いで家へ向かっている。
(自転車を漕ぐことに格闘しているのではなくて、眩しさと格闘している!)

険しい顔つき=浮かない顔=暗い顔
(明坂の顔の表現が三種類も出てくる!)

>親切心と興味本位とコミュニケーションを足し合わせ三で割ったような動機で悩みのタネを尋ねた。
(慣用句を避けるために工夫した結果、すっきりとしない動機になった!)

読めない文章ではないが共感を得にくいかもしれない55点!(`・ω・´)

227 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/04(金) 19:43:04
今さら積み木の文章は名文でした!!!
おかげで、アイデアが浮かびました。三語が書けました。
ありがとうございました
理由わからない、気にしないでください。一言お礼を言います。

228 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/04(金) 19:58:41
>>227
>>215-219の作者です。これのことでしょうか。
違ったらスルーしてください。
お褒め頂きありがとうございます!あのような拙文でもアイデアのお役に立てたようで良かったです。
とても嬉しいです。これからも頑張っていきたいと思います。
同じ文章書きどうし、頑張っていきましょう。

229 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/04(金) 20:38:39
風が、気持ちいい。
空はこれ以上ない位青く澄み渡っている。
それなのに、目が霞む。青は一番好きな色だった。水に絵の具を溢したみたいに、青い色が滲んで目を侵食する。
晴れた空が曇っていく。気持ち悪い。自分の目が恨めしかった。
周りの景色も、空に翳した手も、空ごとぼやけて曇っていく。かすんだ青に吸収されて、何も見えなくなる。
揺らぐ視界を真っ二つに切る様に、白い鳥が飛んでゆく。
その鳥だけは霞まなかった。白いシルエットがくっきりと曇り空に浮かぶ。綺麗だ、と思う。
鳥が近づいてくる。視界に白が増えていく。
意識が朦朧としてきた。鳥が覆い被さってくる。目を閉じても白と青は目蓋の裏に張り付いていた。

手の上から薬瓶が転がり落ちた。体が重い。
幻影の鳥に吸い込まれるように意識を手放す一瞬前、曇り空が晴れたような気がした。

230 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/04(金) 20:58:06
>>227-228
久しぶりに建設的な遣り取りを目にした!(`・ω・´)

>>229
一人称の文章! 主人公の性別、場所、状態がわからない!
目の霞が曇ることになると、すんなり受け入れることができない!
鳥が示す意味がわからない。心象、具象、どちらにも取れる!

>手の上から薬瓶が転がり落ちた。
(この一文も状態がわからない! 手の上はどの部分なのか!
 手の甲の上なのか! 手のひらの上なのか! はっきりとしない!)

何もかもがぼやけていて判断がくだせないので点数は見送る!(`・ω・´)

231 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/04(金) 21:17:59
文章の一部だったんですもん(・ω・`)
ごめんなさい……

232 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/04(金) 23:32:35
 ――俺は夏に生きる男。
 多少辛いことがあったってへこたれはしない。
 そう、世間の季節がめっちゃアウェーだろうが心底惚れてた彼女にフラれようが、……涙は見せたりしないのだ。

「……ぐずっ、」
 褪せた黄色い銀杏の木の下で、彼は盛大に鼻水をすすった。生憎ハンカチなどというこ洒落たものは持っていない。しかしたとえ持っていたところで彼から溢れる液体は留まることを知らぬかのごとく目から鼻から流れ出ているのだから、あまり意味はなかったかもしれない。
 彼はもう一度鼻をすすり、学ランの袖で涙を拭いた。墨色の生地が黒に染まる。
「亜希のバカぁ……」
 つい先程笑顔で彼をフった少女の名を未練がましく呟く。


233 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/04(金) 23:34:47
↑続き

 秋は嫌いだ。何ひとつ良いことがない。やはり自分の季節は夏なのだ。
 その夏に実った恋でさえ、たやすく枯らせるのだから、秋とはなんと意地悪な季節だろう。おかげで目下モチベーションはマントル特攻中だ。
 こんな精神状態で帰宅した暁には引きこもりへの扉を開くこと間違いなし。この先二年半待っているはずの青い春が六畳の部屋オンリーになってしまう。
 それは良くない。
 心身ともに健全な男子高校生である彼は、俄かにいきり立った。
 まだ下校してなるものか。自分の輝かしい未来のためにも!
 握った拳に熱意を灯し、辺りを見回してみるも、黄ばんだ銀杏と赤錆びたフェンス、色落ちてぱっとしない庭木が続くだけの裏庭に、たいしたものがあるはずもなく。
 燃やしかけたやる気の矛先を見つけそこねて彼は思わずたたらを踏んだ。
「う……」
 ちいさく呻き、息をのむ。
 この熱意、どうしてくれよう。今さら引き返せない。どこをどう引き返すのかは不明だが、とにかく後戻りは出来ない。
 すでに彼のなかでは撤退したが最後、待っているのは引きこもりへの道、という強迫観念めいた図式が成り立っている。
 まさに背水の陣。まさに崖っぷち。
 とりあえず前進せよ。しかし。
(俺、どこに行きたいんだ……!)
 人生の岐路とは今この瞬間のことを言うのだろうと、彼は鮮やかに誤った認識をした。
 ひとつ賢くなった気分になりマントル特攻隊に帰還命令を出す。
 試しに踏み出してみれば、思ったより足取りは軽い。降り積もった銀杏の葉のせいでなんとも奇妙な感触だが、きちんと自分は己の足で地面を踏み締めている。
「きゃ……キャッホゥ」
 激しく棒読みで歓喜の声をあげたあと、彼は猛烈な勢いでスキップし始めた。いや、スキップしながら走り始めた。


234 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/05(土) 03:32:45
>>231
文章の抜粋はいい! 点数を付けられないくらいに情報が少ないのはダメ!
今回は情報が少なすぎた! ただし、それは作品の質を問うことにはならない!
小説は完成した時に真の評価を受ける!(`・ω・´)

235 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/05(土) 03:53:37
>>232-233
>しかしたとえ持っていたところで彼から溢れる液体は〜
(しかし、は要らない!)

>彼はもう一度鼻をすすり、学ランの袖で涙を拭いた。墨色の生地が黒に染まる。
(墨色から黒に染まる、という部分の変化が乏しい!
 前で学ランが黒いことを明示、より黒くなったという表現の方がいいかもしれない!)

>こんな精神状態で帰宅した暁には引きこもりへの扉を開くこと間違いなし。
(暁の使い方がおかしい!)

>握った拳に熱意を灯し、辺りを見回してみるも、黄ばんだ銀杏と赤錆びたフェンス、色落ちてぱっとしない庭木が続くだけの裏庭に、たいしたものがあるはずもなく。
(間違いではないが、一文が少し長い!)

過剰な表現のギャグのはずなのに、ちゃんと読める点を評価する64点!(`・ω・´)

236 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/06(日) 05:34:23
 高梨洋介は椅子から転げ落ちた。木製の椅子こそ倒れなかったものの、朝の食卓に整然と並んだ食器の位置が大きくずれるほどには勢いがあった。
「――な、そん、な」
 落ちた当人は茫然自失。顔面は蒼白で、掴んだ箸は無意識に力をこめられ軋んでいる。自分が椅子の存在を無視して跳びのこうとした結果、体が
バランスを崩したのだということも認識していないに違いない。
「に、兄さん? どうしたの」
 妹の遥が仰天して洋介を覗き込む。自分がなにかしたのだろうか、と心配そうだが、遥はいつものように茶を出しただけである。洋介専用の湯のみに入
った、毎朝必ず出る熱い日本茶。だが洋介の問題はまさに、その日本茶にあった。
「どうして、今日に限って」
 可愛い妹の声も今は聞こえない。洋介は一人うわごとのように、なぜ、どうして、と繰り返す。

 どうして、今日に限って。
 今日に限って――立ってしまったのだ、茶柱が。


 初めて出会ったのは高校の入学式の日だった。三年間毎日続く電車通学の、最初の日でもあった。
 洋介はガラガラの下り電車に座っていた。同じ車両に人はなく、洋介はただ両隣に緊張と期待を座らせて、何をするでもなく車窓を眺めていた。
 そして、ふたつ目の駅に停車したとき、彼女は乗ってきた。洋介は新生活の空想に夢中で、はじめは気付かなかった。電車が動き出し、彼女は洋介
の向かい側に、少し位置をずらして座った。洋介の視界が彼女を捉え、それから吸い寄せられた。
 あれってたしかウチの制服だよな、新入生かな、と視線をあげ――
 
 目が合った瞬間に恋をした。
 
 線路沿いに植えられた桜並木は満開で、花のトンネルの中を電車は通過していた。
 ピンク色に染まった車窓を背景に、彼女は小さく微笑んだ。そのあと、何を話したかは覚えていない。
 それから一年、二人だけの車内でたくさんの言葉を交わしたが、そのどれもが夢の中のことのようで、やっぱりよく覚えていない。
 そして今日。一年前と同じ今日。ようやく心が決まったのだ。ようやく、彼女に……。
 それなのに。



237 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/06(日) 05:36:29
(続き)

 高梨洋介にはジンクスがある。 
 すなわち「凶兆、茶柱」である。
 古来より茶柱は良いことの兆しとされるそうだが、洋介に言わせればとんでもない。それを唱えた先人はまさか、自分の運を搾取していたのではないか。
そんな時空を超越した被害妄想を展開したくなるほど、茶柱は洋介にとって凶兆なのだ。
 はじめて茶柱が立ったのはいつ頃だろう。「あら茶柱。めでたいわね」という母の言葉を信じて嬉しくなっていたあの日。
 まずその湯のみが割れた。茶を飲みほして普通に卓に戻しただけなのに、音もなく綺麗に真っ二つになった。気に入っていた湯のみだけに少し残念だ
ったが、長く使っていたものだったので諦めた。
 次は登校途中。何もないところで転んで、なぜか開いていたランドセルの中身が路上にぶちまけられた。特に悲惨だったのは側溝に落ちたリコーダーで、
洋介は小学校でついに再びそれを吹くことはなかった。
 すべての授業でちょうど分からない問題を当てられ、給食の皿に天井の蛍光灯からホコリが舞い降り、ドッジボールの最中にはやたらと目に砂が入って
いい標的になった。
 家に帰り着くころには満身創痍。全身泥だらけでなぜか片方靴がなく、前髪の先が焦げているというひどい有様だった。
 玄関には珍しく鍵がかかっていて、いつもは持っているはずの鍵が見当たらなかった。家族もいないようで、インターフォンにも反応がない。苦労してどう
にか裏の窓から侵入した。
 すると机の上に、「今日の晩御飯。遥ちゃんとちょっと出かけます、ごめんネ」の書置きとチキンラーメン。ため息をついて湯をわかそうとしても、ヤカンの場
所が分からなかった。鍋でわかそうとすると取っ手がとれた。洋介はとうとうそこで泣き出した。父親が帰ってくるまで泣きどおしだった。



238 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/06(日) 05:37:52
(続き)

 以来、茶柱が立ったのは今日までの人生で四度。どれもこれも似たような最悪の一日だった。
 ここ数年は無かったのに、よりによって今日。洋介は駅に向かって歩きながら考えた。さっきから同じことを考えているが、答えは出ない。
 ――よりによって今日。ということは振られる。ならば延期したほうがいい。でも告白するならこの日。一年前、彼女と出会った今日。
 鞄の中には想いの染みこんだ何枚かの紙が入っていた。昨夜夢中で書き上げ、朝起きてからは絶対に読み返さないように決心していたアレが。
 ――古典的と言われようと構わない。彼女には一番効きそうな気がするのだ。これを、彼女に渡す。桜トンネルの中で。
 洋介の固い意志はしかし、茶柱によってくじかれそうになっていた。

 春の心地よい風は洋介の葛藤を乗せて、今日も桜を美しく舞わすことだろう。いつもの電車の発車時刻が迫っている。
 
 昨夜一心不乱にラブレターをしたためる様子をこっそり覗いて、ささやかな祝福のために人工的に茶柱をつくった兄思いの遥は知らないのだ。
 高梨洋介の、ジンクスを。

239 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/06(日) 07:43:31
>>236-238
間違いというほどではないが、違和感を覚えるところの抜粋!

>木製の椅子こそ倒れなかったものの、朝の食卓に整然と並んだ食器の位置が大きくずれるほどには勢いがあった。
(跳びのこうとした衝撃で食器がずれたのはいいとしても、勢いとの関連が薄いように思える!)

>自分が椅子の存在を無視して跳びのこうとした結果、体が バランスを崩したのだということも認識していないに違いない。
(椅子に座っていた状態から転がっているのに、その椅子の存在を認識していないという部分に無理を感じる!)

>同じ車両に人はなく、洋介はただ両隣に緊張と期待を座らせて、何をするでもなく車窓を眺めていた。
(緊張と期待が座るところを想像できない!)

>あれってたしかウチの制服だよな、新入生かな、と視線をあげ――
(制服だけで新入生と思う主人公の気持ちがわからない!)

>昨夜一心不乱にラブレターをしたためる様子をこっそり覗いて、ささやかな祝福のために人工的に茶柱をつくった兄思いの遥は知らないのだ。
(兄が書いているのをこっそりと覗いただけで、それをラブレターと認識する妹に違和感を覚える!
 兄の行動を熟知した表現であれば、茶柱のことも知っていそうな気がする!)

現実に照らし合わせて納得のできない部分が多い43点!(`・ω・´)

240 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/06(日) 21:23:49
強い風が吹き、砂煙が舞い上がる。
細かい砂がぱちりぱちりと頬を打つ痛みに顔をしかめて、少女は長い髪を掻き上げた。
指先が滑らかな髪を梳いて、そのまま腰に掛けた鞄へと向かう。
少女が取り出したのは、すっかり短くなった一本の鉛筆だった。

夜明けから間もない頃。
朝焼けを終えた陽の光はやたらと眩しいだけで、暖かみも鮮やかさもあったものではない。
しんと染み入る様な冷たい空気の中、人一人いない公園の滑り台の上に、少女は腰掛けていた。
金属製の錆びた遊具は冬の寒さに冷え切っていて、しかし決して遊具特有の暖かさを手放してはいない。
それが、少女には嬉しかった。
彼女の華奢な体には不釣り合いな大きな鞄から、スケッチブックを取り出す。
先の丸い鉛筆を片手に、スケッチブックを膝に乗せて、少女は顔を上げた。

傾斜の緩い坂の途中、少しだけながら小高いところにある公園。
その中で更に一段高い滑り台の上からは、小さな町を一望することが出来た。
少女が大切に守ってきた秘密だった。
そこから眺める、まだ眠っている朝の町は、堪らなく美しかった。

241 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/06(日) 21:28:11
鉛筆が紙の上を滑る。
あっと言う間に白と黒だけで景色が描かれて行く。
少女が描くのは毎朝違うものだった。
坂の上の神社の鳥居を丹念に写生することもあったし、街並みを描き出そうとすることもあった。
スケッチブックの頁は、既に半分以上黒白に染まっていた。
少女が今まで描いた絵を見返すことは無かった。
彼女は自分の絵を嫌っていた。
幾ら描いたって、鉛筆一本では色も写せない。
少女が愛する町は、少女自身の指先によって醜いものに変えられてしまう。
スケッチブックの中に無限に広がるのは色のない世界。彼女はそれを認められなかった。
それでも彼女が絵を書き続けるのは、偏に美しい町が好きだからだった。

242 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/06(日) 21:29:05
「ねぇ」
不意に足元から声が掛かって、人なんていないとばかり思っていた少女は、思わず飛び上がった。
滑り台の下を向くと、そこには、一匹の狐がちょこんと座っていた。
少女は目を丸くする。
「俺を描いてよ」
そう聞こえると同時に、狐の細い口が動いて、少女は今度こそ悲鳴を上げた。
狐は肩をすくめる。少なくとも、少女にはそう見えた。
「そんなに驚かなくたって良いじゃない」
「狐が……狐が喋って」
声が震えた。
当の狐は飄々としたもので、ツンとすました様な顔で少女を見上げている。
「喋って何が悪い。勘違いするなよ。おかしいのは俺じゃない、知らなかったあんただ」
自信たっぷりに言い放たれた台詞に、少女はおずおずと頷いてみせた。
良くは解らないけれど、狐の言うことは正しい様に思えた。
狐は満足げにニタリと笑って、大きな尻尾を一度振った。
「俺を描いて。好きなんだ、あんたの絵」
「私のこと知ってるの」
「見てた。俺の住処、このすぐ近くだから」
絵を褒められて、少女はくすぐったそうな顔をした。
色のない絵に、自信なんて持ち合わせていなかった。
色を付けると、絵は尚更陳腐なものになってしまうのだ。
全くの別物になってしまうよりは、醜くても輪郭と明暗だけの方がまだましだった。
だから色を付けていなかったのだけど、その諦めは少女の気に入らなかった。
褒めてくれたのは、狐が初めてだった。


243 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/06(日) 21:30:11
「解った、描いて上げる」
そう言うと、狐は細い目を更に細めて、それから気をつけでもする様に身を固めた。
緊張した顔つきが可笑しくて、少女はつい笑ってしまう。
「そんなに固まらなくたって良いよ」
空を目掛けて真っ直ぐに立っていた尻尾から、くたりと力が抜けた。
「そうかい、じゃあそうさせて貰う」
狐はしなやかな体をお座りの形に畳んだまま、尻尾をふわりふわりと左右に振る。
ニタニタと笑っている様に見える目が、少女を急かしている様に見えた。
少女は鉛筆を動かして行く。
その合間に、狐に様々な質問をぶつけた。彼に何と言われようとも、矢張り少女には、喋る狐は珍しかった。
「食べ物なら何が好き」
「饅頭」
「お稲荷さんじゃないの」
そう言うと、狐は些か不愉快そうに尻尾を早く動かした。
「偏見は良くない」
不機嫌な顔がやけに人間臭かった。


244 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/06(日) 21:33:58
やがて、狐が描き上がると、少女はふぅ、と息を吐いた。
傑作だ、と思った。
「ほら、見て」
スケッチブックを掲げてみせると、狐は髭をぴくりと動かした。
それから、さも嬉しそうに、又ニタリと笑う。
「良いね。格好良い」
自分でそう言ってのけた狐に、少女も笑う。
「良かった」
「その絵、頂戴。大切にするからさ」
狐の言葉に頷いて、スケッチブックに手を掛けた瞬間、
「あぁ、やっぱりここに居た」
後ろから聞き覚えのある声がして、少女は振り返った。
そこには、彼女の母親が立っていた。
「何時まで経っても帰ってこないから心配したわ。まだ絵を描いてたの?」
少女は狐の絵を母親の前に掲げた。
「喋る狐が来たの。その狐に、俺を描いて、って言われて」
狐の方を指さし、半ば叫ぶ様に早口でまくし立てる。
母親の怪訝そうな顔にふと気付き、少女も言葉を止めた。
「どうしたの?」
「居ないわよ、狐なんて」
少女は慌てて振り返った。
さっきまで狐が座っていたところには、何もいやしなかった。
「嘘……」
少女は悲しい溜息を吐いた。
まだ絵を上げていないのに。


245 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/06(日) 21:35:21
彼女の様子を見て、母親は微笑んで、少女の頭を撫でてやった。
「きっと夢でも見たのよ」
「夢じゃない、だってほら……」
少女はスケッチブックを何度も手のひらで叩いた。
鉛筆で描いた狐が掠れて、手に黒鉛が付く。
「これは、あの狐を描いたのよ」

何を言っても信じては貰えずに、少女は手を引かれて帰路に付いた。
母親と二人並んで坂を上っていく。
何処かにあの狐がいないかと、辺りをきょろきょろと見回しながら。
その途中で目に入ったものに、少女は思わず足を止めた。
母親が少女を振り返る。
「どうかしたの?」
「あれ……」
少女が指差した先には、赤い鳥居と、二体の狐の像。
少女が描いた絵と全く同じポーズで、しかしあの狐とは違う鋭い目が此方を睨みつけている。
少女は声を上げて笑った。
母親が不思議そうな目をしているのが解る。
坂を更に上った所にある稲荷神社からは、公園がよく見えた。
今度、絵と一緒にお饅頭も持ってきて上げるからね。
心の中だけで石像にそう語りかけ、少女は弾んだ足取りで帰路に付いた。

石像の狐が不意にぴくりと震える。
鋭い瞳が少女の後ろ姿を捉え、又、満足げにニタリと笑った。


246 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/07(月) 01:26:07
 一限終わりに俺と田宮と望月で、貧血を起こした模様の明坂を見舞うことになった。
 しかし、さすがはクラスのアイドルだ。男子女子関係なく大勢のクラスメイトが保健室へ明坂の様子を見に来ている。
「みんな、心配かけて超ごめん! 栄養失調だったみたい。いや〜油断してたらコロッといっちゃってさ〜、三途の川が見えかかったよ〜」
 ベッド上の明坂は普段通りのハイテンションで気丈っぷりをアピールしていた。
「もう全快しちゃったよ! 一時間休んで、三時間目は教室に行くからね〜。みんなの優しさで目の堤防が決壊寸前だよ〜」
 明坂の無事を確認し終えたクラスメイトは一様に胸を撫で下ろして教室へと帰って行った。
 残ったのは俺たち三人だ。
「理科の実験、大変だったけど優希ちゃん無しでもなんとか終わったよ。観察記録は後で見せてあげるね」
 田宮が実験の無事終了を明坂に伝えた。
「私なんて元から大した戦力になってないよ〜」
 すると望月が、
「なってるよ。少なくとも聡太よりはなってる」という図星も図星、大正論を俺の前で躊躇うこと無く言いやがった。
「斉藤君と比べるなんて、望月君失礼だな〜」
「お前らは俺に対して失礼だろっ!」
 明坂が大した戦力になってないとしても、下手すりゃマイナスを生みかねない俺に比べたらマシだ。それは認めざるを得ない。
「優希ちゃん、テストもまだ先だし、二時間目は安静にね」
「そうだね、無理する時期でもないしね」
 田宮&望月の秀才コンビはテストの話題を絡ませて明坂を元気づけている。
 次の授業は数学だ。俺なんか明坂の変わりにベッドで寝ていたいとすら思ってたのに……自分が不優秀なことに納得しちまう。



247 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/07(月) 01:28:00
「まあ、ヨダレ垂らしてぐっすり眠ってろ」
 俺はジョークを交えて励まそうとした。明坂なら「女の子にヨダレ垂らせだなんて、斉藤君は配慮ってものがないよね〜」なんて感じのツッコミを入れてくれるはずだと思っていた。
 しかし。
「……うん……」
 ハッキリ言うと、意味がわからなかった。
 明坂がボロボロと大粒の涙を流し始めたのだ!
「お……おい、おい明坂!」
 意味不明な中で、女子を泣かせてしまった、という漠然とした罪悪感だけが俺を支配している。
「優希ちゃん?」
「明坂さん?」
 田宮と望月も俺と同様、明坂の変異に一驚を喫してしまったようだ。
 こんな時に限って保健の先生が室内に不在とは、間が悪いとしか言いようがない。
「へへ……なんでもないの……ちょっと……したことで……」
 懸命に作り笑いを浮かべているが涙は全く止まっていない。
 いつもとは異なりすぎている明坂の状態に、俺たち三人は言葉を失うしかなかった。
 そして事態は更に悪化する。
「いや……」
 消え入りそうな声で何かを拒絶した。
「嘘だ……帰ってくる……」
 帰ってくる?
 明坂は確かにそう呟いた。
 何が、帰ってくると言うのか。
「どうしたのかしら?」
 ようやく戻ってきた保健の先生が異変を察知してベッドへ駆け寄ってきた。
「優希ちゃんが突然、涙を流してしまいまして……」
 田宮は不安気な表情で先生と明坂の顔を交互に見つめる。
「……ちょっと眠たくって涙が出ちゃいました〜えへへ」
 嘘だ。
「……ひとまず、あなたたちは教室へ戻りなさい。授業、始まるわよ」
 明坂のことが心の底から気になって仕方が無かったが、ここは先生の指示通り教室へ戻ることにした。



248 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/07(月) 01:29:14
>>246-247で一つです

249 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/07(月) 07:02:15
>>240-245
強い風が吹いている方向にもよるが、長い髪を掻き上げる仕草に引っかかった!
これ以降の文章は三人称として読み進める!

冬の話だった! 朝焼けで夏だと思った!

>遊具特有の暖かさを手放してはいない。
(遊具特有の暖かさの説明がない!)

冒頭の強い風に吹かれている少女はすでに公園の滑り台に座っている!?

>傾斜の緩い坂の途中、少しだけながら小高いところにある公園。
(すっきりとしない一文!)

スケッチブックの絵が『白と黒』はいいが、『黒白』だと意味が変わってしまう!

>その諦めは少女の気に入らなかった。
(『の』に引っかかる!)

>半ば叫ぶ様に早口でまくし立てる。
(重複の一文に見える!)

>彼女の様子を見て、母親は微笑んで、少女の頭を撫でてやった。
(滑り台の上にいる少女の頭を母親が撫でている!)

滑り台の上からは街が一望できて、坂の上の神社の鳥居も描くことができる位置関係!
少女と母親は坂を上がって帰る途中、以前に描いていたと思われる神社がある!

時制を頻繁に変えずにわかり易い描写を心掛ける59点!(`・ω・´)

250 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/07(月) 07:04:15
>>246-247
同じ学校の生徒で一限と時間に単位が分かれている!

>図星も図星、大正論を俺の前で躊躇うこと無く言いやがった。
(自覚があるのに怒っている!)

>「お前らは俺に対して失礼だろっ!」
> 明坂が大した戦力になってないとしても、下手すりゃマイナスを生みかねない俺に比べたらマシだ。それは認めざるを得ない。
 (主人公の言動と内心がかけ離れている!)

一人称の文章で主人公は学業に優れていないように描かれている!
それでいて大人びた言葉が出てくるので違和感を覚える!

人物の設定はしっかりとした方がいい52点!(`・ω・´)

251 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/10(木) 11:46:06
 猛暑、日差しは燦燦と照りつけた。俺は、自らの両手を見入る。思わず見入って、その場に
立ち尽くす。声が無い。最早越えは発しない。蝋人形のごとく身じろぎもせず静かに彼女は横たわる。
悲鳴を、そうだ、悲鳴を上げた彼女がいけない。駆けつけてくる、隣近所が。あった、駆けつけられたら、俺の対面は、立場はどうなる。
殺すつもりなんて、本当だ、信じてくれ、そんなつもりはさらさら俺はなかった・・・・・・・・・・・
 
 豪雪、今日は朝から何処もかしこも真っ白。このまま逃げのびる。どうしても、どうでも逃げ延びて見せる。
捕まらない。この俺が、医者の家に生まれたこの俺が、捕まる、「そんな見っとも無いことが出来るか。
いつだって、何だって他人のせにしてこられた。何で今度だけはしくじった・・・・・・・・・・・・
 
 秋雨、寒い。深々とフェリー乗り場のベンチは冷えた。捕まらない、意地でも捕まらない。
俺は医者になるはずだった。何故なれていない。逃げている。最後のプライド、俺は無様に捕まる己を世間にさらさない。
俺は最後までかっこいい己であり続ける。今さら、ここまで己を追い込んだ世間が唯にくかった。



252 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/10(木) 11:59:51
3行目の「あった、」は間違えました。抜いてください
短文過ぎまして、すいません
三語の没ネタでした。落ちが悪く採用しませんでした


253 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/10(木) 13:18:36
あの、251です。またあらためて童話の一つでも完成させてお邪魔を致します
251あの文章はなかったことにしてください。落選続きで錯乱しました
稚拙な文章でお目を汚し申し訳次第も御座いませんでした!!!!!!!!!!!!

254 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/10(木) 22:12:49
>>251
おかしなところの抜粋!

>最早越えは発しない。
>俺の対面は、立場はどうなる。
>「そんな見っとも無いことが〜
(『」』がない!)
>何だって他人のせにしてこられた。

億劫でも推敲をがんばれ!(`・ω・´)

255 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/11(金) 00:54:14
氏ね

256 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/11(金) 01:10:17
251です
恐れ入ります。ありがとうございました。

257 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/11(金) 09:37:54
なんでもおまんこ   谷川俊太郎

なんでもおまんこなんだよ
あっちに見えてるうぶ毛の生えた丘だってそうだよ
やれたらやりてえんだよ
おれ空に背がとどくほどでっかくなれねえかな
すっぱだかの巨人だよ
でもそうなったら空とやっちゃうかもしれねえな
空だって色っぽいよお
晴れてたって曇ってたってぞくぞくするぜ
空なんか抱いたらおれすぐいっちゃうよ 
どうにかしてくれよ そこに咲いてるその花とだってやりてえよ
形があれに似てるなんてそんなせこい話じゃねえよ
花ん中へ入っていきたくってしょうがねえよ
あれだけ入れるんじゃねえよお
ちっこくなってからだごとぐりぐり入っていくんだよお
どこ行くと思う? わかるはずねえだろそんなこと
蜂がうらやましいよお ああたまんねえ
風が吹いてくるよお 風とはもうやってるも同然だよ
頼みもしないのにさわってくるんだ
そよそよそよそようまいんだよさわりかたが
女なんかめじゃねえよお
ああ毛が立っちゃう どうしてくれるんだよお
おれのからだ おれの気持ち
溶けてなくなっちゃいそうだよ
おれ地面掘るよ 土の匂いだよ
水もじゅくじゅく湧いてくるよ おれに土かけてくれよお
草も葉っぱも虫もいっしょくたによお
でもこれじゃまるで死んだみたいだなあ
笑っちゃうよ おれ死にてえのかなあ

258 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/11(金) 17:15:02
 自作小説から一部抜粋

 昼休みに明坂を教室から連れ出すのは至難の業だ。
 なんせクラスのアイドルという肩書きに加えて、病み上がりという人々のもっている関心を倍増させる要因が備わってしまったために、ホントにホントのアイドルのような引っ張りだこっぷりになってしまっている。
 だがそこは俺の腕の見せ所だ。明坂が自由の身になった一瞬の隙をついて、
「昼休み、美術室に来てほしい。大切な話があるんだ」と伝えておいた。
 明坂は何を勘違いしたのか、
「え? 斉藤君からは考えてなかったな〜」と困惑していた。
 誰からならば考えていたというのか。モテる女の気持ちはわからん。
 とにもかくにも、明坂は友人に適当な口実をつけてやって来てくれるだろう。
「ちゃんと来てくれるんでしょうね。こっちはボランティアで引き受けてんのよ」
 俺たちは人の来る気配が皆無な美術室の木造椅子に腰掛けて明坂を待っている。
「しっかりと伝達したさ。明坂は約束を破るような酷い女子じゃない」
  まるで明坂との付き合いが長いみたいだけども、実際は出会って二ヶ月ちょっとだったりする。
「聡太は随分と明坂って子を一貫して買ってるわね。実は好きなんじゃないの?」
 覗き込むように俺の顔をジロジロと見てくる。
「即興の取り調べかよ」
「カツ丼食べる?」
「じゃあ頂こうかな」
「三千円」
「金取るんかいっ! しかも高っ!」
 どれだけ大盛りのカツ丼が登場するのだろうか。きっと瑞樹御用達の大ボリュームに違いない。
「あら? 取り調べの時に注文するカツ丼って有料なのよ。って言うかカツ丼が出てくるのなんてテレビドラマの中に限ったことだけどね。テレビは何もかも嘘っぱちね。マスゴミって揶揄されるのも仕方ないわ」
 唐突にメディア批判が始まった。
「情報操作に世論操作なんでもござれな世の中だから、私たち個人個人が情報を取捨選択して生きていかなきゃならないの。人間なんて都合の良い生き物なのよ。人間の作り出す情報を鵜呑みにし続けてるとお腹壊すんだからね。わかった?」
「……はい」
 俺は瑞樹大先生による臨時講義で情報化社会の生き方を学んだのであった。



259 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/11(金) 20:51:11
>>257
(`・言・´)

260 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/11(金) 21:09:11
>>258
>とにもかくにも、明坂は友人に適当な口実をつけてやって来てくれるだろう。
>「ちゃんと来てくれるんでしょうね。こっちはボランティアで引き受けてんのよ」
(場面転換がうまくいっていない部分! 冒頭から美術室の回想としても滑らかではない!)

主人公は美術室で会話をしている! その相手がすぐにはわからない!
>〜きっと瑞樹御用達の大ボリュームに違いない。
この文章で初めて瑞樹とわかる! 抜粋とは言え、文章で人物がわからないのはよくない!

前回よりもよくなった点を評価する57点!(`・ω・´)

261 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/12(土) 09:38:50
257さん、面白いです
才能あられて、うらやましい!!!!
その才能で、官能系以外を書いてください
勝手に応援します!!!!!

262 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/13(日) 17:53:28
 榎田一味から零下ちゃんを救出するため、俺と優花は奴らの溜まり場である港の第三倉庫へとやって来た。
「どこだ榎田! コソコソすんなっ! ごるああっ!」
 男として、一人の人間として、ここでマジにならないわけにはいかない。
「榎田! 勝負しろっ!」
 コンテナの影から今にも榎田が姿を現しそうだが、依然として奴を確認することができないでいる。
「慎吾」
 優花が俺の学生服をクイッと引っ張ってきた。
「あれ見て」
「!」
 そこには、榎田の一味がたむろっていた!
「零下ちゃん!」
 その中の一人が零下ちゃんを拘束している。自慢の機動力を完全に封印されている零下ちゃんは、ただ助けを待つしかないといった様子だ。
「今助けに来たぜ!」
「その子を放しなさい。アンタは私たちに用があるんでしょ、榎田」
「ようこそ、我らが本陣へ! はっはっは!」
 しかし、的の人数が多すぎる。十人、二十人、いやもっとか……捌ききれるだろうか……。
 いや、俺たちならできるはずだ。俺たちが零下ちゃんを救わないで、誰が救うというのだろうか。替わりなんて存在しねえ。自分の力で零下ちゃんを助け出すんだ。
「はあああっ!」
 木刀を携えた俺はいつものように正面から敵陣へ攻め込んだ!
 零下ちゃんを救い出したい。きっと救い出せる。そう信じるんだ。



263 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/13(日) 17:55:02
 自作小説から一部抜粋

 帰り道、明坂は俺と瑞樹と望月の懸命な説得を受け流し続けている。
「斉藤君も望月君も女の子のプライベートに介入したら駄目なんだよ〜」
 明坂はかなり頑固だった。
「聡太の言ってることは、本当に本当なの? 加害者に復讐するって話だよ」
 望月には体育の時間を使って事の詳細を話しておいた。想定外の事態に驚きを隠せないといった様子だった。
「ズバリ正解と言っていいかもね〜。でも少しだけ的を外してるかな〜」
 明坂は俺たち三人に囲まれても嫌悪感など表さず、むしろ大人数での帰り道を楽しんでいるかのようだった。
 演技派女優になれるな。
「繰り返すだけなんですけど、復讐は身を滅ぼしますよ。もう一度、客観的な視点で考えてください」
 瑞樹は一途に復讐劇の中止を訴えている。
「客観的に考えてます。自分で導き出した結論ですから」
 最初、俺は明坂が家へと向かっているんだと思い込んでいた。
 しかし、どうやら目的地は別のようだ。
「明坂、もしかしてあそこに進んでるのか?」
 つい最近、俺はここに瑞樹と二人乗りしてやって来たばかりだ。
「現場も知ってるんだね。うん、そだよ」
 明坂が電柱の隣に置かれている花の前で立ち止まり、座り込んで手を合わせる。
 俺たち三人も、立ったままだが手を合わせた。
 明坂の家族は星になったんだ。
 俺も死んだら、星になるのかな?



264 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/13(日) 17:55:45
 上の続きです

「本当に、今でも悲しいよ」
 そう呟く明坂の表情は、背後からだともちろん確認出来やしない。でも、沈鬱な表情をしていることは明坂の声から想像できた。
「だって、世界で一番愛くるしい、犬だったんだよ」 
「え?」
 犬? 
 犬だった?
「今度、ドッグフード持ってこなきゃね」
 聞き間違いじゃない。確かに明坂は犬について語っている。
「明坂さん、犬、と言うのは?」
 瑞樹がいち早く明坂の、小刻みに震えている肩に手を置いて尋ねる。
「ジュン、っていう名前だったんですよ。ゴールデンレトリバーで、オスの五歳でした。あ、もう六歳になったんだった」
 ああ……そうか……
 だから、加害者家族は今でも平穏な暮らしが可能なんだ。
 普通、人を轢き殺したら莫大な慰謝料が発生する。 
 人を、轢き殺したら。
 人じゃ、なかったら。 
 対象が犬だったら。
 慰謝料は、小額で済む。
 明坂は立ち上がり、目を二回ほど擦って深呼吸した。
「ジュンはアホ犬でね〜、それでいてエロ犬だったんだよ〜。ちょうど斉藤君みたいな奴だったよ〜」
「俺はアホでエロかよっ!」
「無能ってのも付け加える必要があるわね」
「瑞樹も余計なこと言うなっ!」
 なんだ、この唐突な俺への罵声タイムは。



265 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/13(日) 17:56:35
 上の続きです

「ジュンは私が寝てるとね、服の中に顔突っ込んで来るんだよ〜。酷いセクハラ行為だよね、へへへ。隙あらば下着口に加えて家の中走り回ってるとんでもない奴だったんだけど、すごく気の利く優しい仔だったんだよ。落ち込んだ時にはぺろぺろ舐めて元気づ
けてくれたりね、前に私がインフルエンザになった時なんか、ず〜っと私の側から離れなかったんだ〜。節目節目で優等生なんだよね〜」
 明坂は愛犬との思い出を語る。その姿は過去を悲しんでいるというよりも懐かしんでいると表した方が正確だった。
「私を暴走車から守ってくれて、いなくなっちゃったんだ……去り方が格好良すぎるっつうのっ!」
 決して俺たちの前で弱さを見せない。
 明坂は立派だった。
「だからね、私、明坂優希は一生に一度のお願いをするよ。どうしても許せないんだよ。あいつらが憎くて憎くて仕方ないんだよ。だからあの家族にも、同じ悲しみを味あわせてやりたいんだよ。お願いします、看過してください」
 頭を深々と下げた明坂にかける言葉なんて、到底見つからなかった。
「じゃあ、色々と迷惑かけてごめんね。私、帰るよ」
 明坂が一人で行ってしまう。
 止めなきゃ、止めなきゃ明坂は、加害者家族を……いや、加害者家族のペットを、金髪ピアスが連れていた不似合いなチワワを……。
 殺害してしまう。
 だけど俺たち三人は、まるで金縛りにあったかのように茫然と立ち尽くしてしまった。


 終わりです



266 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/13(日) 20:37:44
>>263さんが評価待ちですが、続けて投下させてください。


「セミは死ぬ」



 僕が彼女と初めて二人で出掛けたのは夏のはじめのことだった。なぜだったっけ。
どうして二人で出掛けることになったんだっけ。よく覚えていない。
とにかく僕たちは中学生で、今よりずっと遅い時間の流れで夏を生きていた。
僕は毎日ぎらついた陽射しで目を覚まして、母親の機嫌を損ねない程度に遊んで、好き放題ジャンクフードを食べて、テレビを見て笑って眠った。
そんな生活の中に少しだけ彼女が入り込んでいたあの時期、僕はたぶんその時が一番幸せだった。
誰かを愛する義務なんてなくて、ただひたすらに無条件に愛される時期だった。そしてそれが永遠に続くと思っていた。
僕は中学生の中途半端に成熟した肉体の割に、ずいぶん幼稚だったのだ。
 彼女は僕よりずっと大人だった。ちょうど僕と逆だった。今から思えば彼女はだれからも愛されていなかったんだと思う。
誰にも愛されなかった人間だからこそ人を愛することに必死だったんだって、自分が愛されなくなってからよくわかる。
 愛されなくなってから?生意気な言い方だ。愛情が重いと言って逃げ出したのは自分のほうなのに。

「ねえ、ちょっと、煙草吸わないでよ」
 隣で寝ていた女の子がぼやいた。今日知り合ったばかりの女の子だ。僕は無視した。
「ああいうことした後ってすっごいさみしいんだからさぁ……。煙草とじゃなくてわたしとキスしようよ」
 僕は火を消さないままに適当に口づけを落とした。
 女の子は不満げだった。
 当たり前だ。満足させる気持ちなんてかけらもないんだから。
「なんかすっごくつめたいよ。……なんで?」
 うっとおしい。
 愛さなければいけない義務が僕に降りかかってくる。
 やめてよ。
 やめてよ。僕にはきちんと人を愛していけるほど大人になれていないのに。

267 :266:2009/12/13(日) 20:39:02
「元カノのこと思い出してるの?」
 僕は沈黙を保った。沈黙を保つ方法は簡単。煙草を唇にあてるだけ。
煙が僕を守ってくれる。不用意な言葉を紡がないように。
煙に巻くとは正にこのこと。
「エッチしたらあたしがめんどくさくなっちゃった?」
「違うよ」
 と僕は即答する。お前のことなんて初めからどうだっていいんだ。
「……あたしのこと、好き?」
 なんで女の子ってみんなこう聞くんだろう。
 自分のことを安心させたいエゴをむき出しにして、愛情表現を要求してくる。
そこに僕への愛はない。ただ愛されたいだけだ。
世間的に女性のそういった言葉をどうとらえているのが大多数かは別として、僕はそう考えて生きてきた。
僕のことが好きだから、僕の気持ちがほしいだなんて、そういうストレートな発想は持てなかった。そんなのは女の子達の詭弁なんだ。
「……なんであたしとセックスしたの?」
 沈黙から僕の心情を察したようで、次々質問が襲いかかる。
「誰でもよかったの?ただ言い寄られたらどんな女でも受け入れた?あたしじゃなくても?
もしほかのあたしじゃない女の子に好きだって言われたらどうしてた?」
「可能性が0である事象なんてこの世には稀なんだよ。だからそういう質問はしないほうがいいよ。
何を尋ねられても、そうかもしれないしわからないとしか言えないよ」
「寝るんだ。誰とでも」
「僕のこと嫌いになった?」
「別に付き合ってなんてめんどくさいこと言ってないんだからちょっとくらい空気読んで疑似恋愛してくれたっていいじゃん」
 女の子はすごく負けず嫌いだった。やり返したつもりでいるのか、それだけ言うと背を向けて布団をかぶった。
「君の言うとおり、今の僕はかなり冷たい」
 女の子は黙っていた。きっと不安なんだと思う。僕が隣で寝ているこの女の子だったらきっともう泣いてる。
というより、僕みたいなどうしようもない男とセックスなんかしないと思う。
けどこの女の子は僕なんかと肉体関係を持ってしまった。そんな女の子にささげる僕からの同情心。

268 :266:2009/12/13(日) 20:41:03
「ちょっとつまらない話なんだけど、あまり僕が黙っているとたぶん君は不快になるだろうから、話したいことがあるんだ。聞いてくれる?」
「……何のお話?」
「セミは必ず死ぬんだっていうことについて」
「聞くよ。つまらないというより、かなしい話っぽいけど」
「僕が中学生の時の話。あんまり家族から愛されていなかった女の子がいて、僕はその女の子に好意があった。
僕はその頃家族からうっとおしいくらいの愛情を浴びていて、愛されることに慣れていた。友達もたくさんいた。
誰かを愛さなくても愛される環境にあったんだ。でも彼女は真逆だった。
だれにも愛されなくて、学校は孤独な戦場で、家庭は砂漠で、きっとオアシスを僕に求めてた」
 もう煙は必要でなくなったけれど、視線の行先と指に与える仕事がほしくて、僕は2本目の煙草を取り出した。
 「中2か中3の夏休みのとき、僕はあまりに暇だった。つるんでた男子連中はみんな運動部で部活にばっか行ってた。
僕は毎日ぼんやりしてて、あんまり暇だったんだ。どういう経緯かわからないけど、その女の子とデートに行くことになったんだ。
井の頭公園に行った。セミがすごく鳴いてた。ミンミンミンミンずっとうるさかった。
でも、彼女の声とセミの声、二つの音が同時に僕の耳に入っていたはずなのに、僕の記憶にある彼女の声にはバックグラウンドノイズはないんだ。
彼女の声しか聞こえない。セミの鳴き声は二人とも黙った時にしか認識してなかった。
僕の耳は彼女のささやきを聞くのにすごく特化してた。
恋のせいだっていう人もいるかもしれないけど、僕はただデートの状況に舞いあがってただけだと思ってる」
「公園に行って、どんなデートをしたの?」
女の子がこちらを向いていた。どんな表情をしているかまでは僕は見なかった。すぐ僕はまた自分の手元にある火に視線を戻した。
「それが記憶にないんだよな。きっと中学生らしいデートをしたんだ。
手もつながない、キスもしない、二人でいるだけで幸せなデートができた時期の話だよ。
そう、でもだけどそんな時は永遠には続かない。
僕らはやがて手をつないで、キスを覚えて、僕は性衝動に突き動かされた。
夏休みなんてそんなものさ」

269 :266:2009/12/13(日) 20:42:28
「標準的な青春を歩んできたんだね」
「かもね。標準通り僕たちはそのあとセックスした。彼女の家で、昼間から、エアコンを最強に付けて。
カーテン越しの光が強烈で、彼女はすごく恥ずかしがってた。でも僕はそんなのどうでもよかった。
夏休みの間に何度も幼稚なセックスを繰り返したよ。愛されていない女の子の家庭っていうのは少年にとっては便利だったんだ。
放任な家庭でさみしく孤独に生き、自分を好きだと言ってくれる女の子。はっきり言って便利すぎた。あまりに便利すぎて魅力的だった。
僕は彼女の便利さによる魅力を女の子に対する恋愛感情と混同してた。結末がどうなったかわかる?」
「わかるよ」
「彼女は僕に依存し始めた。愛を求めて。ひとりの時間を埋めるために僕の時間を吸いつくそうとした。
彼女と過ごす時間が義務になって、キスすることが義務になって、将来を約束させられた。
で、僕は急に怖くなって彼女の愛情から逃げ始めた。そうして、別れてしまった。というよりは僕が一方的に捨てたんだ」
「でも別れてから後悔してるんでしょう」
「そういうこと。それでいまこんな風に女の子と寝て楽しむような退廃的な大人になってしまったわけ。これで僕の話終わり」
 僕は全く吸わないままに灰となってしまった煙草を残念に思いながら三本目に手を伸ばす。

「……セミは?」
「え?」
「セミはいつ死んだの?」
僕は予想外の質問に面食らった。そういえばそんな出だしで始めたんだっけ。
「セミは大人になってセックスしたら死んでしまったよ。夏の終わりと同時だった」

 女の子は黙っていた。
 僕は思ったよりも賢いこの女の子に対して何と言ってこの明け方別れようかと考えながら煙草をふかした。
女の子は僕に触れてきた。桜色のマニキュアが僕の脇腹をかすめる。

270 :266:2009/12/13(日) 20:43:31

「ずっと子どもでいたいだなんて思ってる子どもなんていないよ」
 僕が黙っていると、女の子が後ろから体重をかけてきた。いつのまにか起き上がって僕を抱きしめている。
「大人になったから子どもに戻りたくなるんだよ。でもそんなことできないから大人はセックスするんだよ。
あたしはそう思ってる。別にイコール子どもを作るってわけじゃないけどさ」
「君はそれなりに信念を持って夜遊びをしてるんだね」
「ああ、なんかもう醒めた。あたしのこと好き? だなんて聞いていたのがばかみたい。
まず私だってあなたのこと真剣に好きなわけじゃないのにね」
「愛に飢えているだけ」
「愛に飢えているだけ。ねぇ、あたしにも煙草吸わせてよ」
女の子は僕の持っている煙草を奪い取ると、僕の後ろですっと一吸いして返してよこした。
「始発で帰れとまでは言わないでしょう?」
「そこまで僕は悪魔じゃないよ」
「あたしの名前、ちゃんと覚えてる?」
「覚えてるよ」
 とはいったけれどそれは嘘だった。お酒の勢いで抱いてしまった女の子の名前なんて酔いがさめたら残っていない。

「ねえ、その女の子が今どんな風になっているか気にならない?」
「気になるよ。だって僕は大人になってから彼女の大切さに気付いて、申し訳なさでいっぱいで」
「その後悔の気持ちを愛情と勘違いしないって言うなら私の話もしていい?」
女の子は僕の隣にベッドから足を放り出して座った。ずいぶん生白くて細い脚だ。
自分の足と比べるとなんだか作り物めいて見えた。女の子は自分の太ももをつまらなそうになでながら喋りはじめた。
「あのね、あたしもその女の子と似てるから、その女の子がいまどうしてるのかちょっとしちゃうな。
あたしの母親、中学の時若い男とでてっちゃったし。父さんは再婚しちゃうし。
おばあちゃんが死んでからはあたしひとりぼっちでさ。
高校の時に本当に好きだった男の子のことすっごい束縛しちゃって引かれちゃったんだよ。
めちゃくちゃ尽くして毎日彼のこと考えて、それだからこそ別れる羽目になったんだからもう最低だよね。
そしたら今度は正反対。重いと嫌われちゃうんだって学習したあたしはこうして一夜限りの人肌を求めるのでした」

271 :266:2009/12/13(日) 20:47:05
「へぇ」
 僕は痛々しい気持ちでいっぱいだった。女の子を変えるのはいつだって身勝手な男なんだ。
彼女も僕のせいで目の前の女の子のようになっていたらと思うと、申し訳なさでいっぱいだった。
「ねぇ。その元カノの名前、なんていうの?」
僕は一瞬ためらった。
「あたしどうせ朝には他人に戻るんだよ」
 女の子にそう促されて僕は言うことにした。
「りっちゃんって呼んでた」
 いきなり女の子は笑った。
「君さ、あたしの名前ほんとは覚えてないでしょう?」
「ばれたかな」
「二度と名乗ってなんかあげないんだ。そして君は私がりっちゃんと同一人物かもしれないって思って悩みながら明日から生きればいいよ」
 僕は思わず噴き出した。この女の子がりっちゃん?あんなに地味で人から逃げていたりっちゃん?
「余裕こいて笑ってるけど、女の子は化けるんだからね」
 不健全な大人の僕たちは、初めて二人で健全に笑いあった。よく見ると女の子の目元は黒くにじんでいた。
明け方の光がカーテンから漏れて、落ちたマスカラの影を映しだしている。
「もしも、もしもの話だよ。本当に私がりっちゃんって子だったら、あなたは私と付き合うの?」
「あり得ない仮定だよ」
「可能性が0である事象はない、とかなんとかさっきかっこつけて言ってたじゃない。
君の理論にしたがえば、私がりっちゃんって可能性も0ではないでしょ」
 自分自身の言葉にやり込められて、僕は答える義務を負わされる。
 僕はりっちゃんがずっと好きだと自分自身に言い聞かせてきた。
りっちゃんに彼女を愛する義務を負わされていたころは、愛されることすらが嫌になったのに、今の僕は愛されたいと駄々をこねている
。あんまりわがままで子供っぽい要求に我ながら呆れてしまう。
そんな要求の言い訳として僕はまだりっちゃんが好きだからなんだって自分に言い聞かせてる。
愛せないのに愛されたい。そのくせ愛されると窮屈で逃げ出す。矛盾してる。
子供でいる間は大人になりたがるのに、いざ大人になると子どもに戻りたくなるのによく似てる。
一度大人になってしまったらもう子供には戻れない。
もう僕は中学生には戻れないのだ。

272 :266:2009/12/13(日) 20:48:32
「たとえ君がりっちゃんであっても、そうでなくても」
「うん」
「僕はきっとりっちゃんと付き合わないと思う」
「それがいいと思うよ」

 女の子はベッドから降りると、裸のまま電気のスイッチを点けて部屋を明るくした。
きっと外では雑多な街に朝焼けが降りているころだろう。
「あたしシャワー浴びるから、その間に寝ていて。君が寝てる間にあたし帰るね」
「いいよ。駅までくらい送って行くよ」
 僕は思わずそういった。自分でも意外な言葉だった。
セックスした女の子たちとの去り際、今後の僕の生活に面倒が生じないようにと気を使うのではなくて、相手のために気を使うのは初めてのことだった。

この子をりっちゃんと同一視して同情しているからだろうか?
「あたしいつもそうしてるの。男に置いてかれたって思いたくないの。
あたしが捨てて置いて行ったんだって思わないと別れられないの。だからぐっすり眠ってて。
一晩だけの縁だし、あたしのことたいして好きじゃないってわかってるけど、でもこのぐらいのわがままきいてよ」
「わかったよ」
 愛情表現は難しい。僕はまた一つ学習した。
 女の子はじゃあね、ばいばい、おやすみと言ってバスルームに消えていった。
 あっさりとしたものだ。でもあの簡潔な別れのあいさつにどれだけの寂しさと虚しさを隠しているのだろう?
好き、付き合おうっていうと重いと思われて嫌われる。
それが怖くてああして男性を捨てるように去る事を繰り返して夜を埋めて生きている女の子。
一体どんな男の人と付き合ってどれほど傷ついてあんな風になってしまったんだろう?
りっちゃんは僕に傷つけられて今どんなふうに過ごしているんだろう?
 ぼんやりそんなことを考えていると眠気が僕のもとに降りてきた。バスルームからシャワーの水音が聞こえる。子守唄にしては少し耳障りだった。

その水滴のざわめきはセミの鳴き声に少しだけ似ていた。
水音が聞こえなくなったのがいつだったのか、まどろむ僕にはわからない。


以上です。たくさんレス数消費してしまいましたが、よろしくお願いします。

273 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/14(月) 05:42:16
>>262
>しかし、的の人数が多すぎる。
(誤字がある!)

>替わりなんて存在しねえ。
(代わりの方がいいかもしれない!)

零下ちゃんの機動力がわからない!

主人公は手ぶらではなかった! 最後の二行で判明!

もう少し、情景描写を入れた方がいい54点!(`・ω・´)

274 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/14(月) 05:43:48
>>263-265
>〜説得を受け流し続けている。
(受け流す、で意味は通る!)

>「客観的に考えてます。自分で導き出した結論ですから」
(間違いではないが、明坂の言葉が瑞樹のように見える!)

>金髪ピアスが連れていた不似合いなチワワを……。殺害してしまう。
(間違いとは言い切れないが、『殺害』は人に使う!
 チワワが復讐の対象とわかったので、普通に『殺してしまう』でいいと思う!)

以前と比べて格段に読みやすくなった61点!(`・ω・´)

275 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/14(月) 05:45:07
>>266-272
『?』のような記号のうしろに文字が続く場合は一文字分の空白を入れる!
一箇所だけ正しくてもダメ!
行頭も一字下げがあったりなかったり! どちらかに統一する!

>口づけを落とした。
(寝ている女の子に主人公が上から被さり、口づけをしたとしても引っかかる!)

>あんまり暇だったんだ。
(会話文の一節でも目に留まった!)

>〜灰となってしまった煙草を残念に思いながら三本目に手を伸ばす。
(煙草の数がアラビア数字から漢数字に変わっている!)

>〜その女の子がいまどうしてるのかちょっとしちゃうな。
(言葉の意味がわからない!)

主人公の状態の描写が乏しいせいで、
>僕が黙っていると、女の子が後ろから体重をかけてきた。いつのまにか起き上がって僕を抱きしめている。
と出てくるまでどのような姿でいるのかがわからなかった!

細々とした文章のキズを内容が上回った72点!(`・ω・´)

276 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/14(月) 15:17:59
  (⌒`)
     (~)        ( )
    γ´⌒`ヽ    __( )
    {i:i:i:i:i:i:i:}   |;;lヽ::/ コポコポ
    ( `-ω-´)  .|;;| □o
   (:::::::::::::)   .i===i=i
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|


277 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/14(月) 18:33:37
   一部抜粋
 明日は土曜日、つまり休日というハッピーデイだ。
 本来ならばテンションが最高潮になっているはずなのに、本日に限っては上昇の気配すら見えてこない。
 そして理由は言うまでもない。
 お風呂から出てジャージに着替え、髪を乾かし部屋に戻ると、携帯に一件の着信が残っていた。
 瑞樹だ。
 すぐにかけ直そう。
「聡太?」
 ワンコール目で電話を取ってくれた。
「ああ」
「男の子特有の変な事やっている暇があったら初っ端に出なさいよ」
「してねえわっ! っていうか男子特有でもなんでもないだろ」
「揚げ足取るとかかと落としを見舞うわよ」
「揚げ足取られて足上げんなよ」
「むしろ油で揚げるわよ」
「太るぞ」
「アホになるから食べないわ。処分よ処分」
「お天道様に怒られんぞ。『食べ物を粗末にする愚か者は許さん!』ってな」
「あんたいつから食べ物になったのよ。落ちぶれに落ちぶれたわね」
「……で、本題はなんだよ?」
 俺はベッドの上に仰向けで寝っ転がった。
「散乱してる使用済みティッシュでも捨てながら聞きなさい」
「バ〜カ、ティッシュなんてどこにも……いや、これは誤解だ。さっきから鼻水がエンドレスで噴出しまくって――」
「なにバカ正直にバカバカしい状況説明しちゃってんのよバカ」
「……すまん」
 部屋の床にはゴミ箱へ向かうはずのティッシュが散乱している。
 だが、これはあくまで鼻水を拭き取ったものなんだ。名誉のために声高に主張しておく。
「まったく……遠足に行くのなら晴れやかな感情になれるんだけど」
 電話越しの瑞樹が嘆息を漏らす。
 俺たちは明坂が去った後、相談をした。明坂を放っておいていいのか否か、それについての意見を交わした。

278 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/14(月) 18:40:51
 続きっす

 結論は……放ってはおけないというものだった。
 だから明日は、加害者家族の家を張り込む。
 明坂を食い止める。
「九時ちょうど、そっちへ行くわ。万が一スヤスヤしてたら後が怖いわよ。命が欲しいなら起きてることね」
 恐怖で寝られなくなりそうだ。
「瑞樹、お前こそ早く寝とけよ。明日はしんどいだろうからなあ」
「うん、おやすみ〜」
 先ほどまでとは違った可愛い声だ。
 二重人格かと思うほど、瑞樹は時々、驚くほどに女っぽい一面を垣間見せる気がする。

279 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/14(月) 21:08:20
>>276
             (⌒`)
     (~)        ( )
    r´⌒`ヽ    __( )
    {i:i:i:i:i:i:i:}   |;;lヽ::/ コポコポ
   ( `-ω-´)  .|;;| □o
   (:::::::::::::)   .i===i=i
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
     ∬
修正!|!_|r(`・ω・´)<ブラックがワイの好み!

280 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/14(月) 21:10:57
>>277-278
文章で特に指摘する部分はない!

ただ、土曜日が休日で嬉しい! 前日の金曜日にテンションは最高潮になる!
そうなると当日の土曜日はどうなるのか!

>驚くほどに女っぽい一面を垣間見せる気がする。
(垣間見せているので『気がする』に引っかかる!)

今回は会話が主体の文章なので読み手の判断が大きく点数を左右する52点!(`・ω・´)

281 :266:2009/12/14(月) 23:55:35
>>275
ワイ様ありがとうございました!
とても明確なご指摘で、改善しやすいです。さっそく直させていただきます。
どこをどう直せばよいのか教えていただけて、とても参考になりました!

282 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/16(水) 12:01:28
宜しくお願いします。
http://sasasarashi.3rin.net/

283 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/16(水) 21:04:22
自作小説から一部抜粋 ※ふたりは幼なじみ  

「いや〜、近所で評判のケーキ屋は美味しさが格別よねえ」
 店員に引かれるほどの数量をお腹の中へ取り入れた瑞樹が、両腕を真上に掲げて伸びをする。
 あたりはすっかり陽が落ちて、街灯の輝きが街中を照らす。
「ケーキ屋なんて男子だけだと絶対に近寄りもしないから、なんだかよかったな」
 男性だって、甘い物には目がないんだぜ。
「私の張ってる情報網から伝わってきたケーキ屋なんだから、外れるわけないでしょ。情報通をなめないでよねっ!」
「いてっ!」
 理不尽な瑞樹が俺に意味もなくデコピンを食らわせてきた。
「でもさあ聡太、私たち、カップルだって勘違いされちゃったねえ」
 瑞樹はケーキをたらふく平らげてご機嫌なようだ。声でわかる。
「お前、店員とべらべら話し過ぎだろ」
「ちょっとした悪ノリよ。設定上のキャラクター演じるの、楽しいんだもん」
「俺が恥ずかしかったっつうの……」
 接客してくれた店員は、俺たちをカップルと思ったらしい。
 まあ客観的に考えるならそうなるけども。
 厄介なのはそこからで、俺が否定しようとした所に割って入ってきた瑞樹が、それを全面的に肯定してしまったのだ。
 挙げ句の果てに作り話を長々と語り出すもんだから、俺はどうしていたらいいのかわからず冷水を四杯も飲んでしまった。
 更にはバイトの店員が片想いをしているらしく、瑞樹の上から目線な恋愛講座が開講される始末だった。
 お前だって彼氏なんていないだろうに。
「あのさあ、聡太」
「どうしたよそんなにも改まって」
 瑞樹が立ち止まりこちらを向いてきたから、俺も自然と歩みを止める。
「あそこの公園のブランコで、昔落っこちて泣きわめいてたよね、聡太」
 ここは、俺たちが頻繁に戯れていた公園の前だった。
「幼い頃の恥ずかしいトラウマだ」
 

284 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/16(水) 21:06:39
 続きです

 ブランコを漕いでいる最中にバランスを崩して地面へと落下した。ガキだった俺は膝の擦り傷一つで号泣しちまったんだ。
「私が処置したんだよ。あの時の借り、まだ返してもらってないな〜」
 瑞樹は傷口に水道水を浴びせたり絆創膏を貼ったりと、適切で手際良い応急処置を施してくれた。
 ひたすらに泣きじゃくってた張本人のカッコわるさが半端じゃないな。
「もう時効だろ」
「目、つぶって」
 瑞樹のそんなお願いに、俺は何も言わずに従った。
 なんだか、すごく心拍数が上昇しているんだが。
 人の気配はない。辺りは適度に暗い……。
 ……ええい、邪念だ邪念。どうせデコピンとかに決まってるんだ。テレビドラマの見過ぎだろ。
 いや、でも、だって……。
 キス、かな?
 瑞樹は俺のどの箇所に触れてくるんだ?
 口か? 口なのか? マウスなのか? マウストゥーマウスなのか?
「じゃあ、いくよ聡太」
 声の出所は鼻先だ。
 おいおい、ホントにキスなのかよ……。
 そして、瑞樹が、俺に触れた。
「へへへ、懐かしいねえ聡太」
 キスじゃ、なかった。
 瑞樹は、俺の頭を撫でてきた。
「幼い頃によくやったもんね」
 昔は事あるごとに、瑞樹に頭を撫でてもらった。


285 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/16(水) 21:07:57
 更に続きです

「ちょっと、なんか反応しなさいよ」
「お……おう、懐かしいなあ」
「うん。行こっ」
 独りで勝手な妄想を繰り広げた後悔にさいなまれながら瑞樹と並んで歩くこと約五分、お互いの家へと到着した。
「じゃあね聡太、夜道に気をつけて」
「前にも言っただろ、家までの三メートルくらいの間に何があるっていうんだよ」
「前にも言ったでしょ、知らない人間に背後からかかと落としを見舞われるかもしれないわ」
「前にも言ったけど、百パーお前だろ!」
 こんなやり取りを定番化させるのは本望じゃない。
「ごちそうさ〜ん」
 ポニーテールが似合っている瑞樹は手を大きく振りながら家の中へと消えていった。  終
 


286 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/16(水) 23:08:15
>>282
人称の揺らぎではないが作者の視点が不安定!
説明の順番がおかしいところがある!

猫の特徴を表す中に『揺れる尻尾』とある!
それは動作であり、特徴ではない!
太い尻尾、長い尻尾、縞柄の尻尾、これらが特徴!

ここは添削のスレではないので文章の善し悪しは問わない!(`・ω・´)

287 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/16(水) 23:36:54
>>283-285
>「ケーキ屋なんて男子だけだと絶対に近寄りもしないから、なんだかよかったな」
(ケーキ屋に行けたことがよかった! ケーキが美味しくてよかった! どちらにも取れる!)

>理不尽な瑞樹が俺に意味もなくデコピンを食らわせてきた。
(情報通をなめるなという意図なので意味はあるように思う!)

>更にはバイトの店員が片想いをしているらしく、瑞樹の上から目線な恋愛講座が開講される始末だった。
(バイトの店員の片想いと、瑞樹の恋愛講座の関わりがわからない!)

>「ごちそうさ〜ん」
(この場面で出る言葉ではないような気がする!)

日本語の意味の曖昧なところが多い53点!(`・ω・´)

288 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/19(土) 17:56:16
久しぶりにお世話になります!お願いします!

「いいか? 開けるぞ」
 安田英治は、自分のオフィスとして今初めて開こうとするドアの取っ手をつかむと、後ろを振
り返った。背後には、期待と緊張を合混ぜに、微笑ましく自分を見守るスーツ姿の三人の男と一
人の女の顔があった。
「英治、普通に早く開けちゃえよ」
 男の一人である角田達彦が、締め慣れないネクタイを緩めながら茶化すような口調でいった。
「バカ、今日から社長っていえよ」
 蛭川明が、そう角田をたしなめた。
 角田は鼻で嗤ってそれに応じると、言い返した。
「その扉を開けて、オフィスに入っちまうまでは、まだ英治だよ。オフィスに入った瞬間からお
れ達の社長になるんだ。おれ達のツレ関係もそこまでだよ。後は、おれ達は社長を頼って、社長
に従ってその肩に乗っかっていくしかない。そのケジメはつけるさ」
 角田はそう言いながら、言葉尻に英治を見た。その言葉の半ば以上は、英治に向けられた言葉
だった。
 英治は角田のその言葉と視線とを全身で受け止めると、一層の重責が緊張感となって体中にみ
なぎっていくのを感じた。そして角田に向って力強く頷くと、ふたたびドアと向かい合った。
 まだ新築であるオフィスのそのドアは、外枠以外はすべて半透明の摺りガラスでできており、
ちょうど英治の目前の高さに『アックステクノロジー』とシルバーで社名がプリントされてい
る。
 ――ついにおれは夢の扉の前に立った。そしてこの扉を開け、オフィスに足を一歩踏み入れ
た瞬間、おれは子供の頃から夢見てきた社長になるのだ。英治はそう心の中で呟き、この一瞬
を人生至高の瞬間へと演出するかのように気持ちを高揚させた。
 そして取っ手を回すと、ゆっくりとドアを開けた。するとちょうど正面に据えられた東向き
の窓から朝の陽射しがどっと溢れ出てきて、その眩しさに思わず英治は目を細めた。そして次
第に目が慣れてくると、オフィス一杯に満たされた光の中に、整然と並べられた九つのデスク
と、それぞれのデスクの上に置かれたパソコンが目に映った。

289 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/19(土) 17:58:30
「ほら、早く入りなよ」
 立ちすくむ英治の肩が後ろからポンと叩かれた。振りかえると、瀬野が見守るような優しい笑顔を
英治に向けていた。
 英治は瀬野に頷くと、オフィスの中へと足を進めた。それに後の四人も続く。
「まずは席を決めないとな」
 角田がオフィスを見渡しながらいった。しかし、英治の顔を目に入れるなり、大事なことを思い出
したようにハッとなって加えた。
「おっと、社長の席は決まってるか。社長はあちらの席にどうぞ」
「ああ、分かってるよ」
 英治は足早にデスクの島を一通り見回り、パソコンや電話機などの機材を確認すると、一つだけ窓
を背に置かれた幅の広いデスクへと向かい、その前に立った。
「安田社長」英治がパソコンを起ち上げようと電源ボタンを押したところで、瀬野が声を上げた。「最
初の仕事だ。みんな、社長のデスクに集まれ」
すると、それぞれに自分のデスクを選ぶためにパソコンを見て回っていた瀬野以外の三人は、一斉に英
治を取り囲むようにして集まった。
「安田君、まずは社長の一言からだ。みんなにこれからの会社のビジョンと、社長としての君の抱負を
語ってくれ」
 瀬野が英治の顔を見ていった。英治は瀬野に向って頷くと、四人の顔を見渡し、軽く咳払をして声の
調子を整え、そして照れを押し殺した。

290 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/19(土) 18:00:11
「みなさん、今日からいよいよ私達の会社の業務がスタートします。この会社は私の夢だけでなく、みなさんの夢が集
まって一つの形になったものに他なりません。そしてこれからどんどんと大きく膨らんでいくみんなの夢をさらに形へ
として行かなければならない。その結果として、この会社も成長していくのです。そうなる為に、みなさんは自分のこ
の会社にかける夢をいつも忘れず仕事に励むようにして下さい」
 英治はここで一度言葉を切ると、再び四人の顔を見渡した。どの顔からも先までわずかにでも残っていた慣れ合いの
表情は消え去り、みな真剣に自分の言葉に耳を傾けている。英治は言葉を続けた。

291 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/19(土) 18:01:45
「この会社の理念は、常に最新の情報テクノロジーを介した社会への貢献にあります。当面はプロバイダーサービスと、インターネットの広告
代理を軸にします。みなさんも知っての通り、昨年IT戦略本部が国家に設置されて、今後のインターネット普及率の伸びは急激になるものと
推測できます。私が作成したプランによれば、三年後の二〇〇三年には一〇〇億の売上を達成する見込みです。そして五年後の二〇〇五年には、
東証マザーズへの上場を目指します。今やかなりの競合相手の多い業界ですが、差別化要因はみなさんの技術しかありません。私たちが今まで
大学院で学んできた最新技術は必ず大きな武器になるはずです。頑張りましょう」
 拍手が沸いた。英治は目を伏せ、照れ隠しの微笑を浮かべながら二度頷いた。そして拍手が止むと、再び言葉を続けた。
「では、会社起こすにあたって、投資家の斡旋から設立ノウハウの指導まで尽力して頂いた、サイバープランニングの瀬野社長からお言葉を頂
きたいと思います」


292 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/19(土) 20:30:35
 一部抜粋

 港の第三倉庫にて多くの敵に挑んだ俺と優花は、人質となっていた零下ちゃんと三人並んで歩いている。
 そう、俺たちは榎戸一味に勝ったんだ。
 零下ちゃんを助け出したいという強い心が俺に勇気を与えてくれた。
「ありがとうございますです」
 零下ちゃんは家が別方向らしく、この交差点でお別れのようだ。
「陽も落ちちゃったわね。榎戸なんか、暮れる前にちゃっちゃと片付けちゃわないと駄目じゃない」 
 優花は辛口だ。
「しょうがねえだろ。いくらなんでもあの数相手にこっちが二人じゃ手こずるだろうに」
「精進が不足してるのね。明日から猛特訓開始よ。付き合いなさい」
「マジか……」
 また、吐くような思いにさいなまれるのか……
「でも、今日の慎吾は普段より少しだけ勇ましかったよ。あやうく惚れるところだったもん」
「はあ? 褒め殺しなんてよしてくれよな」 
「バトル後だからテンションがハイになってるんだね、きっと。でもね、私優花は、慎吾のことが大好きなんだよ。これは変わらない事実」
 優花が身を寄せてくる。
 心拍数の上昇を抑えられない。
 今の言葉は、告白と受け取っていいのかな?
 それならば、俺だって、俺の方こそ――。
「好きだ、優花。抱きしめていいか?」
 躊躇なんて全くせずに、本音をサラリと口から出せた。
 優花が俺の渾身の質問に、黙って頷く。
 人通りの決して少なくない道だけども、優花以外の人間が存在していないような錯覚に陥ってしまう。
 いっそ陥ったままでいい。
 俺は優花を、優しく包み込んだ。
 子供の頃には頻繁に抱きついていたけれど、意識するのは今回が初めてだ。
 こうなったら、もういっちょ攻めていいかな?

293 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/19(土) 20:33:18
 続きです

 ハグを一旦終了して優花とコンタクトを取ってみた。
 すると、
「いいよ」と言っているようだった。
 以心伝心とは、なんと都合の良い四字熟語なんだろう。
 俺もそれを口実に使わせてもらおう。
 俺のファーストキスか……
「私のファーストキスなんだからね。噛み締めなさい」
「キス中に噛んだら痛いぞ」
「バカ、こんな時まで言葉尻捉えないでよね」
「ははは、雰囲気壊しかけて悪かったな」
 さて、いくか。
 俺は優花の唇に、口づけをした。
 柔らかい。
 温かい。
「押し付けすぎ」
 優花に注意されてしまった。
「気持ちは分かるけど、慎吾の歯が当たって痛いのよ」
「悪い」
 さあ、もう一度。
 今度はゆっくりと重ねよう。
 



294 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/19(土) 22:27:41
>>288-291
>背後には、期待と緊張を合混ぜに
(合混ぜは誤字!)

>ちょうど英治の目前の高さに
(目前の高さに違和感がある!)

接続詞の多いのが気になる!
逐一、確かめるかのような動作の書き込みが気になる!

重要な部分とそうでない部分の書き分けが必要60点!(`・ω・´)

295 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/19(土) 22:29:13
>>292-293
>「ありがとうございますです」
(既存にあるのでやめた方がいい!)

>また、吐くような思いにさいなまれるのか……
(句点がない!)

>ハグを一旦終了して優花とコンタクトを取ってみた。
(他では抱くであり、ここではハグ! さらにコンタクトを取るとあるのに以心伝心と続く!)

>俺のファーストキスか……
(句点がない!)

会話で説明をさせない方がいい55点!(`・ω・´)

296 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/19(土) 22:47:35
>>294
ありがとうございます!
60点かぁ。くぅ〜、相変わらず辛いぜ。
しかし勉強になります!
またお邪魔します!

297 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/20(日) 14:05:54
“死にたい”
誰でも考える安易な言葉が、自分の頭の中にも浮かんでくる。
誰かと同じように。
今は気分が良い。“気分”というのは、心というか精神というか、多分脳味噌の中だろう。
かなり透き通っている。透明では無いけど。
咳が酷い。嘔吐しそうな程の咳がでる。喉に違和感があり気持ちが悪いので自分で意識的に出している。
苦しい。
これほど苦しいと、“死にたい”なんて事を忘れる。
僕は自分の脳味噌と体に八つ当たり的に聞きたくなった。
「何がしたいんだ?」と。
咳はまた出続ける。

298 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/20(日) 17:13:52
>>297
文章というよりも、内容におかしなところがある!

喉の調子が悪いので意識的に咳をしている!
死にたいと思うことを忘れるくらいに苦しいのに主人公は咳を止めようとしない!
何がしたいのか、と脳に問いかけるくだりがあるので、
いつの間にか、意識して咳を止められなくなっているように思える!

日本語の意味が怪しいので評価できない!(`・ω・´)

299 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/20(日) 19:09:43
「また、あの夢か……」
僕は最近、同じ夢ばかりみる。
夢が往々にしてそうである様に、その夢には終わりがない。
まるで、終わりのないエピローグを見ているようだった。

「あいつが原因なのかな?」
あいつと言うのは、商店街の裏通りに構えた胡散臭い占い師の事だ。
彼は他の占い師同様に独自の雰囲気がある衣装に身を包んでおり
手相や水晶を難しい顔で睨みつけて、いかにもな言葉を並べて
自分の予言を客に信じ込ませていた。

だが、僕は占い料が100円と破格だったのでしてみる事にした。
占い師はやはり手相を見、水晶を睨み、呪文めいた言葉を言い。
僕に言った。
「貴方は夢を見るでしょう」と。

当たり前の予言に100円を払う気にはなれなかったが、払わないと
ややこしくなる。ややこしいのは嫌いなのでとりあえず料金を払い
その場を後にした。

今でも占い師が言った言葉は虚ろに頭の中で再生される。何故、あんな
言葉が頭に残るからは僕には分からなかった。

「この、夢は僕に何を伝えたいんだろう」

僕は、同じ夢が幾日も続くものだから『何か伝えたい事があるのでは?』と
思い出すようになっていた。

でも、その伝えたい事はこっちの世界では分からない。あっちの世界で起きている
ことだから答えは夢の中でしか分からない。
それは、毎日太陽が空に昇る様に確実な事だからだ。


300 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/20(日) 22:00:19
>>299
>彼は他の占い師同様に独自の雰囲気がある衣装
(読者の想像に頼るような書き方はしない方がいい!)

>呪文めいた言葉を言い。
(句点の位置が微妙!)

>何故、あんな言葉が頭に残るからは僕には分からなかった。
(『残るからは』の部分はヘン!)

ケータイ小説のように文中に改行が多い! 場面転換のようにも思えるがはっきりとしない!
主人公の状態がわからないうちに回想に入る! さらには肝心な夢の内容がわからない!
そのわからない状態で夢が伝えようとしていることは夢の中でしかわからない、と結論付けている!
理由は太陽の運行のように確実だから、というような内容の部分の意味もわからない!

最低限、主人公の状態はわかるように書く31点!(`・ω・´;)

301 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/20(日) 22:39:23
その日の次の日のことはよく覚えている。二日酔いがひどくてトイレでゲーゲー吐きまくった。
もう少しでも動こうものなら吐き気が来るくらいの頭痛と吐き気だった。
金崎はそんなに飲んでいなかったらしく、かなり普通に近かった。
昼になった。トイレと居間を往復しているおれに金崎は、昨日のことを覚えているかと言った。おれは覚えていないと言った。嘘だ。本当は覚えている。
だが金崎は信じたようで、忘れてくれと言った。忘れられるわけないだろうが。
おれは何も言わなかった。そして礼を行って汚部屋を出た。
 
ちょっと短いですが前に書いたものは消してしまったので
お願いします

302 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/20(日) 22:53:16
もう一本お願いします

 おれは英語が苦手だ。
 英語以外にも数学が苦手だ。
 たいていの教派は苦手だ。サインコサイン? なんですかそれ。ていうかそれ以外に式とか思いつかない。実はサインコサインもよくわかってない。それくらい苦手。
だけど、そんなおれも一応大学に通えている。それはある人物の尽力のたまものである。ある人、それはおれの義理の兄弟だ。名前はレイ。
漢字一文字じゃなくてカタカナのレイ。良い名前だろ? で、そいつはおれのために毎日勉強を教えくれた。そいつはもとと医も学部にも余裕で受かっちゃうようなと
んでもなく要領のいいやつで、とにかく頭がよかった。その勉強方法がこうだ。教科書読む、以上。それで理解できないことはない。おれはそんな滅茶苦茶な奴に勉強
を教えてもらった。その教え方は意外にもわかりやすかったよ。その点おれはついていたと思う。そして俺は数学がちょっとわかるようになった。レイ曰くおれは理系
っぽいらしい。ほんとに理系じゃなくて理系っぽいそうだ。それで結局基礎勉強に基礎勉強を重ねた結果、おれは大学に合格できた。その時のおれの喜びようと言った
ら見せてやりたいくらいだ。跳ねまわったね。おふくろも泣いて喜んで、その時はレイも近所の医大に合格したんだけど、それより喜んでたな。まあレイは東大いける
ところを近場がいいと言って近所にしたから、まあ当然受かると言えば当然だったんだよな。え、親父? 親父は相変わらずだったよ。ムスっとした顔でレイのことだ
けに喜んでた。まあその理由はあとでわかるさ


303 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/21(月) 00:14:24
>>301
>その日の次の日のこと
(意味がわからない!)

>吐き気が来るくらいの頭痛と吐き気だった。
(ゲーゲー吐きまくったあとに吐き気が来るくらいの頭痛が起きて、さらに吐き気がくる!
 トイレと居間を往復しているという説明があとになっているので意味がおかしくなっている!)

>金崎はそんなに飲んでいなかったらしく、かなり普通に近かった。
(あまり飲んでいない状態で、かなり普通に近い、とはどのような状態なのか!)

>そして礼を行って汚部屋を出た。
(汚部屋は打ちミスのような気がする!)

>>302
>たいていの教派は苦手だ。
(教派ではなくて教科!)

>そいつはもとと医も学部にも余裕で受かっちゃうような〜
(推敲不足!)

>それで結局基礎勉強に基礎勉強を重ねた結果
(一文に重複はしない方がいい!)

レイの勉強法は教科書を読むだけ! 教え方がわかりやすいとかの問題ではないのに、
主人公は勉強が出来るようになり大学に合格する! レイが役に立っているように思えない!

>>301-302は抜粋にしても未完! 点数は見送る!(`・ω・´)

304 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/21(月) 00:46:49
>>303
ありがとうございました。指摘された点を書き直しました
自分人では気付かなかったと思います。見てもらえて本当によかったです。
あと、倒置方で書いてしまう癖があるのですがなにかいいなおし方はありませんか?

305 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/21(月) 06:18:09
>>304
倒置法を用いることは悪くない! 伏線であったり、意味のある強調であればいい!
それらに該当しない場合、読み返して考えることが必要!

悪癖は何度も推敲することで克服できる、ワイの考え!(`・ω・´)<これも倒置法!

306 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/21(月) 11:07:37
>>305
ありがとうございます!参考にします

307 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/21(月) 14:04:24
突然の大雪は、街を一夜で冬に変えた。
数週間前からの寒さで、冬の予感は感じていた。
しかし、この街では雪が降り積もる事で冬の始まりとなる。大昔からのこの地域の決まり事のようなものだ。
そんな決まり事など忘れ、部屋のベッドで布団にうずくまりながら眠りについていた僕は、家の外、遠くから段々と近づいてくる音に、少しずつ目を覚ましながら気付いた。
“音”が家の前まで来るころには、僕は殆ど目が覚めていた。
聞き慣れた、そして少し懐かしい音。
冬になると、早朝聞こえてくる除雪車の音だ。
この音が、僕にとっての“冬の始まり”かもしれない。
この音が無ければ、この街は止まってしまう。
冬の街に住む人達は皆知っている。冬というものが不便でしか無いことを。
未だ布団の中、僕の心の中は、家の周りの雪かきの辛さを思いだし、少し暗くなっていた。部屋の寒さはさらに気持ちを暗くさせた。
いつまでも寝ているわけにいかない。
「雪かきか…」
とぽやきながら、ゆっくりと布団からでた僕は、寒さで身をすくめていた。既に暖かいであろう居間にすぐにでも行きたかった。

308 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/21(月) 14:17:06
しかし、僕はふと、部屋の窓の前まで移動した。
カーテンを開くと、露に濡れた窓の向こうに、ぼんやりと“白“が広がっていた。
窓の露を指で大きく擦ると、鮮やかな白い世界が目の前に広がった。
と同時に、暗い気持ちは消えていた。
思い出した。毎年感じる、この喜び。
僕は、嬉しい“冬の始まり”を感じた。
最初だけ感じることが出来る、雪の様に儚く消えていく、“冬の始まり”の喜びを。

309 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/22(火) 03:38:00
>>307-308
>冬の予感は感じていた。
(前もって感じるのが予感! 予感を感じると重複!)

>部屋のベッドで布団にうずくまりながら眠りについていた〜
(主人公が布団の中で、しゃがんでいるように思える!)

文章の中で『冬の始まり』が、ある種のキーワードになっている!
それは現象の雪や除雪車の音で、最後は嬉しいという喜びの感情を表す!
ただし、その嬉しい理由が書かれていない!
対比で辛い雪かきのくだりがあるのに、肝心な嬉しい部分が省かれている!

主人公の僕の素性がわからない! 読者によって様々な人物になる!
冬休みに入った学生! 定年退職した初老の男性!
働かないで親と同居している男性! 家庭を持っている求職中の男性!
はっきりさせないと読者の感情移入が難しい!

豪雪地帯を思わせる書き方には好感が持てる51点!(`・ω・´)

310 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/24(木) 17:54:01
急行の車内は乗客もまばらだった。
目いっぱい暖房を利かせているらしいが、足元には冷気が忍び寄っていた。
窓の外に目をやると、陰鬱な色の空と野山をバックにして、
雪片が花びらのように風に舞っている。
大陸から大型の寒波が襲来しているらしい。
「どちらへいらっしゃるのですか?」
文庫本の一項に目を落としていると、
通路を挟んで反対側に座っている老人が声をかけてきた。
「・・・ワイ温泉まで」
別に隠す必要もないので正直に答える。
毛糸の帽子を被った老人はそうですかと言い、羨ましそうな顔をした。
「湯治ですか?」
重ねて質問してくる。どうやら話し好きな人物のようだ。
「ただの骨休めですよ。病気に見えますか?」
「いやいや、たいへん失礼しました。その・・・大分と痩せておられるので」
「外国を旅行していたんです。食べ物が口に合わなかったので」
「そうですか。なるほど、だからまあ随分と日に焼けておられるのですな」
私は頷いた。老人はまだ色々と聞きたそうな顔をしていたが、
私が座席に身をもたせ掛けて目を閉じるとあきらめたようだ。
車内には静かな時が流れていった。車輪が線路の継ぎ目を越えるときの
単調な響きだけが体に伝わってくる。
しだいに睡魔が訪れ、私の意識は闇に飲まれていった。

311 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/24(木) 22:59:22
お願いします。
1/2

 深い森の外れに、綺麗に区切られた、小さなじゃがいも畑があった。心地よい日差しと春風を存分に受けた葉の広がる畑には一つ二つ、淡いピンク色の花が咲いている。
 その隣には木造りの小さい家が建っていた。何十年も放置されているように見えるその家は、強風に吹かれれば飛んでいきそうなぐらいに脆くて、古い。かろうじて雨風を凌ぐために最低限の壁と屋根がくっついている状態だった。
 腐った木を補修するために所々にあてがわれた薄い鉄板は継ぎ接ぎになり、一つだけある窓の隅は割れていて、申し訳程度の板がその穴を塞いでいる。そのうえ屋根にはカボチャのような形の穴が一つ、ポッカリと空いていた。
 朝の冷たい風に家が少し軋む。その音は家屋の立てる悲鳴というより、年寄りが咳こんでいるようにも聞こえた。
 老人の咳ばらいにドアの音が混ざる。聞こえをよくすれば年期がこもっていると言えなくもない家から、一人の少年が出てきた。
 歳の頃は十代半ば。短い黒髪を持ち、幼さが残る顔は薄汚れていた。着ているものは顔以上に汚れており、泥や緑色の葉が所々についている。畑仕事を終えたばかりなのだろう。 
その手には自身の洗濯物が上下、下着とも乱雑に抱えられていた。湿気を含み重くなったそれを、木を組み合わせただけの簡素な物干し竿に、軽く背伸びをしながら掛けてゆく。
 三枚とも掛け終わると軽く息をつき、朝の仕事を指折り数えて確認する。
「洗濯、よし。雑草、よし。畑に水、やった」
 と、順々に確認している途中で、
「顔は……忘れてた」
 少年は駆け足で家に戻る。ドアのすぐ横に畑の水まきの余りがあったのでそれで顔を洗う。一通り洗ったあと、犬のように顔を振って豪快にしぶきを散らせた。そして、
「顔、よし」
 笑顔で小さく独りごちた。

312 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/24(木) 23:02:57
長すぎくらいました……
すみません
2/3

 朝の仕事を一通り終えた少年は、ようやく朝食の準備を始める。
 食卓の少し奥の部屋に台所はある。そこで目につくものといえば、レンガの上に乗った大きな鍋、そして小さいフライパン。鍋の横にはじゃがいもと野菜類、主にキャベツやカボチャ、アスパラガスなどがそれぞれ木箱に整理されていた。
 少年はそこから野菜とじゃがいもを取り出し、まな板に上げる。そして包丁を握ると、慣れた手つきでじゃがいもの皮をむき、野菜を食べやすい大きさに切っていく。
「キャベツにじゃがいもーおまけにアスパラー」
 水を張った鍋に即興で作った歌を口ずさみながら、ざく切りにした食材を次々に入れていく。飛沫が跳ねるのもお構いなし。
「後は……そうだ。昨日街で買ったやつを入れてみよう」
 そう言って、台所のさらに奥──自分の部屋へと小走りで向かう。
 唯一窓のあるこの部屋には、大人二人は一緒に寝られそうなベッド。『セータ・アリエル』と、とても丁寧な刺繍が施された肩下げのカバン。そして目を引くのが部屋の一角を占めている大量の紙。
それも無造作に散らばっているのではなくきちんと整頓され、壁を支えにするように積まさっていた。見えるのはそれぐらいなもので、他には何もない、いささか殺風景な部屋だった。


313 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/24(木) 23:04:32
3/3

 少年は部屋に入ると床に置かれてあったカバンに手を突っ込み、ガサガサと中身を漁る。中を一通り荒らした後、指先が探し物を捉え摘み上げる。カバンから出てきたのは、白い毛に包まれた動物の脚、それが数本糸で繋がったものだった。
「兎の脚は鶏がらよりいいダシになるって仕入屋のおじさんが言ってたけど本当かな?」
 綺麗な毛並みを揃えた脚は少年の独り言に、歩調に合わせて揺れることで答えた。
 再びまな板の前に立った少年は、兎の白い毛を包丁で丁寧に削いでゆく。じゃがいもの皮をむいた時とは勝手が違うが、それでも手は止まることなくスムーズに、付け根から指先まで皮ごと脱毛していった。三本すべて骨だけにしたところで、他の食材と同じように鍋に放り込む。
「鶏がらと違って材料と一緒に煮込むって言ってたけど……やっぱり街の食べ物は違うんだな」
 全く疑問を挟むことなく脚の骨を入れた後は、鍋の下の薪木に火をつける。こちらは包丁のようにうまくいかず、五回ほど失敗してようやく火を灯すことができた。鍋の下で燻る火種はやがて薪を赤く染め、煌々と揺らめく炎へと姿を変える。

314 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/24(木) 23:09:08
文章間違え……
たびたびすみません
1/3の2行目「木造りの小さい家」を
「小さい木造りの家」で読んでください

315 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/24(木) 23:13:03
≫310
『・・・』よりも『……』の方がいい!

褐色の肌の痩身が湯治に行くような容姿に思えない!
しっかりとした描写で安心して読み進められる70点!(`・ω・´)

316 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/24(木) 23:33:59
>>310ー314

緊急時により、しばらく評価ができない、すまない!(`・ω・´)

317 :抹消師&邪法律1:2009/12/27(日) 13:48:32
 電撃小説大賞用の作品です。前のスレでお世話になりました。またよろしくお願いします。
狼と香辛料のように、主人公視点の三人称になっています。(冒頭は通常の三人称ですが)


 序章 本物の神様は人類なんて守らない

 埼都県の一隅。山中にひっそりと聳え立つ、廃墟にも似た荒んだ校舎のような建物。
金網に囲まれたそこは、少年院とは名ばかりの隔離施設だ。普段ならこんな場所、誰も寄り
付かない。が、この日は二人の記者が、少年院の正面に位置する森の中に身を隠していた。
 三年前日本中を震撼させた凶悪殺人鬼、通称、少年デビルが本日出所するのだ。事前に情報
を得ていた記者達の目的は、勿論取材。
 都会の臭いも混じっているとはいえ、昼の日差しも相俟ってか、もみじ色が織り成す秋の風
情はそれなりに壮観だった。しかし記者達の視線は、先ほどから少年院の正面玄関にしか注が
れていない。足元に捨てられている吸殻の山が、記者達の待機時間を物語っている。
 ひとしきりの沈黙後、若い女性記者が目を見開いた。続いて、恰幅のいい中年の男性記者が
身を前に乗り出す。少年院の正面玄関から、黒いジャージ姿の青年が出てきたからだ。
「少年デビルです。三年前と比べてやや大人びた顔立ちになってますが、間違いありません」
 女性記者が逮捕当時の写真と青年を見比べ、男性記者に耳打ちする。
「逮捕当事十四歳だから、今は十七歳か。こりゃ売れる記事になるぞ」
 くわえ煙草をしながらも、男性記者は器用に口を動かした。
 

318 :抹消師&邪法律2:2009/12/27(日) 13:50:49
 生気の篭っていない双眸を地面に落とし、悄然とした姿で精神病院を後にする少年デビル。
 七メートルほど先にいるその風貌に目を細め、男性記者は続ける。
「一見すりゃぁ、ちょっと暗そうなだけの十七歳だな。女の子の四肢を切断して殺害した挙句、
休業中の居酒屋に乗り込んで、厨房内のゴミ箱に遺体を捨てたような奴には見えん。だが、歴
代の犯罪者達を見ればわかる。ああいう奴こそ猟奇殺人をやらかすんだ」
「事件を起こす前から登校拒否。趣味は、家に篭って昆虫を殺すこと。引き篭もり、小さな生
き物を殺す習慣、この二つも殺人事件を起こす人間に多いパターンですね」
 恰幅のいい男性記者は視線を少年デビルに預けながら頷き、歯切れの良い声を上げる。
「行くぞ、仕事だ」
 吸いかけの煙草を指先で弾く男性記者。二人は少年デビルの後を追う。

 警察の捜査ミスや、自白の強要などで冤罪に陥った人間は過去何人もいる。
 少年デビル、すなわち峰城雄哉もそんな被害者の一人だった。無実なのに有罪判決が下され
てしまい、ここ埼都県の少年院に三年間監禁されていたのだ。
 とぼとぼと山道を歩く雄哉の頭から離れないのは、三年前の取り調べ室で警官の口から出て
きた言葉。
「お前の家族全員が証言した。息子が被害者の四肢を切断している現場を目撃したってな」


319 :抹消師&邪法律3:2009/12/27(日) 13:53:27
二十四時間以上トイレにさえも行かせてもらえず、自白するまで警棒で殴り続けられた取り
調べよりも、家族による虚偽の証言の方がショックだった。だから、この一言が雄哉の脳裏に
焼きついてしまっているのだ。
 家族に裏切られ、凶悪殺人鬼へと仕立て上げられてしまった雄哉に、帰る場所など存在しな
い。この先どうすればいいのかもわからない。絶望的な気分で歩を進めていると、
「峰城雄哉くんだよね? ちょっといいかな」
 後方から声を掛けてきた男性の声が大きかったからか、四十雀が数羽、逃げるように空へと
飛び立っていった。雄哉も吃驚して振り返る。
「週間真実っていう週刊誌知ってる? 僕達記者なんだ。少年デビルの取材をしに来たんだよ」
 小太りの中年男性と若い女性が小走りでこちらに向かってきた。先程まで死んでいた雄哉の
目が嘘のように生き返ったのは、中年男性が記者と名乗ったからだ。日本中の人間が雄哉のこ
とを殺人鬼だと思い込んでいるはずだ。そう思うと言葉に力が篭ってしまう。
「俺、何もしてないんです! 警察に酷い取り調べを受けて、自白しちゃっただけなんです!」
「は? 冤罪ってこと? そいつは興味深い話だねぇ。証拠とか、あるの?」


320 :抹消師&邪法律4:2009/12/27(日) 13:55:17
雄哉の叫び声にたじろぐ様子もなく、目の前まで来た男性記者は目を丸くする。
「証拠はないですけど、俺、事件があった頃登校拒否してて、ほとんど外に出てないんですよ。
大体、殺された市川恵子さんって人と面識もありませんし」
「アリバイを証明する人とかはいるの?」
 喋るのは男性記者の仕事らしい。女性記者はメモ帳にペンを走らせているだけで、口を開け
る様子がない。
「いません。市川さんが殺された日、両親は仕事に出てましたし、妹は学校にいる時間帯でし
たから。でも、変なんです。聞いてください。俺が小下山で市川さんの四肢を切断してたって、
家族全員が警察に証言したんですよ。仕事場にいたんだから小下山の様子なんて証言出来るは
ずがないのにです。どうしてそんな嘘をついたのか、俺、わけがわからなくて……」
 雄哉は滲み出てきた悔し涙を、黒いジャージの袖で拭う。
 男性記者は胸ポケットから煙草を取り出し、ジッポで火を点けた。


321 :抹消師&邪法律5:2009/12/27(日) 13:59:04
「撲の取材によれば、少年デビルは精神異常が認められたはずだ。それ、全部君の妄想な
んじゃないのかな。引き篭もりの人ってそういう人多いんだよね」
「妄想なんかじゃないです! 俺は正常です! 精神鑑定の結果がおかしいだけなんです!
取り調べも含めて何から何までおかしいんですよ!」
 必死の訴えを聞く気がないのか、男性記者は鼻で笑い、煙草の煙を吹きかけてきた。
「何もしていない人間に裁判所が有罪判決を下すわけないでしょ」
「裁判も変だったんです! 物的証拠なんてほとんどなかったはずなのに、家裁は有罪
判決を下したんです!」
 雄哉が決死の形相でそう言うと、男性記者は「家裁? ああ少年裁判だからか」と言い、
「ハイハイ。妄想の話はもういいから。精神異常者の話と、裁判所が下した判決、どちらを
信じるかは論ずるまでもないでしょ。君が冤罪ってことは有り得ないよ。僕だって少年デビ
ル事件は丹念に調べて記事にしたんだから間違い」
 首にぶら下げているカメラを向けてきた。反射的に両手で顔を覆う雄哉。
「少年法だか精神異常者だか知らないけど、人を殺して四肢まで切断してお
いて、たった三年で社会に復帰するってのはおかしいことだ。僕達週間真実
が君の写真をばら撒いて、社会的制裁を食らわせてやる。売れる記事になる
だろうし、被害者の遺族も喜ぶだろ」
 そんなことをされてしまったら、只でさえ最悪な状況が更に悪化してしまう。
この日本から雄哉の居場所を取り上げるのと同じだ。


322 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/29(火) 09:44:21
>>311-313
>レンガの上に乗った大きな鍋
(レンガは何なのか!)

>壁を支えにするように積まさっていた。
(積まさっていた、はおかしい!)

>中を一通り荒らした後、
(探し物をしている場面なので『荒らした』はヘン!)

>歩調に合わせて揺れることで答えた。
(どう答えたのかわからない! 歩調で揺れるとすれば左右! 否定のようにも思える!)

丁寧に文章が書かれている! ただし、描写が書き込み過ぎていると感じる!
主人公が口で説明している部分は見栄えを損なう!

伝えたい部分と、そうでない部分の描写の書きわけも必要60点!(`・ω・´)

323 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/29(火) 10:15:13
>>317-321
二人の記者の部分は心の中に入らない三人称!
場面が転換して主人公の心の中に入る三人称に変わる!
小説の全体像が見えないのではっきりとしないが、
同じ三人称の書き方で統一した方がすんなりと頭に入る!

あとは二人の記者の会話があからさまな事件の説明になっている!
後半で記者のひとりが事件を丹念に調べているというくだりがある!
予備知識が十分にあると思われる二人が事件のおさらいをするのは不自然!

文章だけの評価で言えば間違いなく高得点!
作者は会話文による安易な説明に走らない方がいい!
雰囲気のある文章なので動作で読者にわからせるような書き方を望む!

点数で背中を後押しするような段階ではないため、敢えて評価は見送る!(`・ω・´)

324 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/29(火) 10:36:45
>>318-319
追加!(`・ω・´)

> 警察の捜査ミスや、自白の強要などで冤罪に陥った人間は過去何人もいる。
> 少年デビル、すなわち峰城雄哉もそんな被害者の一人だった。無実なのに有罪判決が下され
>てしまい、ここ埼都県の少年院に三年間監禁されていたのだ。

 ここまでが三人称で、ここから先が一人称だった!

> とぼとぼと山道を歩く雄哉の頭から離れないのは、三年前の取り調べ室で警官の口から出て
>きた言葉。
>「お前の家族全員が証言した。息子が被害者の四肢を切断している現場を目撃したってな」
>二十四時間以上トイレにさえも行かせてもらえず、自白するまで警棒で殴り続けられた取り
>調べよりも、家族による虚偽の証言の方がショックだった。だから、この一言が雄哉の脳裏に
>焼きついてしまっているのだ。

曖昧な人称はマイナス評価を受けるのできっちりと区別して書いた方がいい!
最後に『最悪な状況が更に悪化してしまう』の部分は気になる!(`・ω・´)

325 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/30(水) 06:13:43
>>319-321
再び読みなおしてみた!(`・ω・´)

冒頭の記者の部分は三人称!
改行で場面が変わったところの三行は三人称!
『とぼとぼと山道を歩く〜』から主人公は『雄哉』と表記された、
三人称のような人称になる! 一人称が混ざっていると感じる部分を抜き出す!

>雄哉も吃驚して振り返る。
(雄哉の驚いた描写がないのに『吃驚』とある!)

>雄哉は滲み出てきた悔し涙を、黒いジャージの袖で拭う。
(涙の種類まで書かれている! 『悔し涙』を『涙』と見える範囲にとどめれば三人称になる!)

>そんなことをされてしまったら、只でさえ最悪な状況が更に悪化してしまう。
>この日本から雄哉の居場所を取り上げるのと同じだ。
(ここで文章が終わるので断定はできない! それでもワイには一人称の文章に思える!
 心の中の声であるとするならば、そうとわかるような文章を入れた方がいい!)

>家族に裏切られ、凶悪殺人鬼へと仕立て上げられてしまった雄哉に、帰る場所など存在しな
>い。この先どうすればいいのかもわからない。絶望的な気分で歩を進めていると、
(この文章のような書き方だと三人称の中にあっても違和感はない!)

主人公を『僕』ではなく、『雄哉』としただけでは不十分!
以上でワイの評価は終わる!(`・ω・´)

326 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/30(水) 20:46:00
>>325

ありがとうございます。参考にして推敲を続けていきます。
また来るので、よろしくお願いします。

327 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/30(水) 21:28:31
>>325

ワイ様、スイマセン、質問です。
>雄哉も吃驚して振り返る。
(雄哉の驚いた描写がないのに『吃驚』とある!)

これは四十雀が数羽逃げるように飛び立ったというのでは、不自然ってことですよね?
つまり、主人公の心理描写が必要というふうに受け止めればいいのでしょうか?

328 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/30(水) 23:00:02
>>327
>後方から声を掛けてきた男性の声が大きかったからか、四十雀が数羽、逃げるように空へと
>飛び立っていった。雄哉も吃驚して振り返る。
(四十雀が大きな声に驚いて飛び立ったように書かれている!
 ただ、雄哉が吃驚するほどの大声なのかはわからない!
 その状態で吃驚と言い切ってしまうと、心の中の声のように見える!)

ワイが思うだけかもしれないので、自ら考えて答えを出して欲しい!(`・ω・´)

329 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/30(水) 23:07:36
追加!(`・ω・´)

四十雀を動作で驚かせているのと同様に雄哉を驚かせればいい!
急激な動作で振り返ってもいい! ビクッとして振り返ってもいい!
驚いたという状態を動作で語らせることで解決する!(`・ω・´)

330 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/31(木) 00:19:45
>>329

わざわざご丁寧にありがとうございます。
どうも自分自身三人称というのを今ひとつ理解していないようです。

私はこう受け止めているのですが、どのへんで齟齬が発生しているのでしょうか。
三人称には二つの書き方がある。
一つは、時にどの登場人物の心の中にも入り込める上に、作中の人物が知らないこと
まで知っている(これがいわゆる神の視点って奴でしょうか?)。

もう一つは、主人公やある特定の人物に視点を置き、それ以外の人物の心の中には入り込まない。

私が書きたいのは後者なのですが、どうも理解しきれていないようです。
最近の三人称小説は校舎が多いような気がしますが、どう意識すればよいのでしょうか。

ワイ様からしてみたら、もしかしたらとてつもなく幼稚な質問に見えるかもしれませんが、
どうも、理解できないのです。出来ればアドバイスお願いします。



331 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/31(木) 00:21:42
>>330

×校舎 ○後者

間違えました。スイマセン。

332 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/31(木) 10:24:52
>>330
どの人称にも基本となるものはある! ただし、小説の形態では応用が入ってくるので、
絶対に正しいと言い切ることは難しい! 小説の内容や分量に合わせて人称は使い分ける!

今回の場合、考え方としては主人公の視点の一人称と思えばいい!
主人公の目に見える範囲のことを淡々と語り、時に相手の動作や事象から判断した考えを書き込む!
注意しなければいけない点として、三人称なので主人公も同じ視点を維持すること!
『悔し涙を流す』は内面が入っているので『涙を流す』にしなければおかしい!
内面を語りたいのであれば、仕草で語るか、心の声とわかるように書く工夫が必要!

上記のことを踏まえて実際にワイが書いてみる!
主人公は不運ばかりに見舞われる青年! 荒れた心の状態を二種類の方法で表現する!

@ 神埼勇は目抜き通りを速足で歩く。歯ぎしりが聞こえてきそうな形相のせいなのか、人々は左右に別れて道を譲った。

A クソッ、なんで俺ばかりこんな目に遭うんだ。抑え切れない苛立ちが片方の歯列を覗かせ、人々を左右に分断した。

ワイの考え方を鵜呑みにはせず、活用できるところだけを取り出せばいい!(`・ω・´)

333 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/31(木) 11:11:00
>>332

わかりました。意識して書くようにします。
そして意識して本を読むようにします。
毎度毎度分かりやすい説明をありがとうございます。

334 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/31(木) 14:22:47
                 υ
              (`・ω・´) <今年の評価は終わり!
            r" ̄ ̄ ̄ ̄"ヽ         来年もよろしく!
           ( ___________________)   
           r ´         `ヽ
        <(___________________________)>
       ┗━彡ミミ彡ミ   ミ彡ミミ彡━┛
         ミミ彡ミ .\   ./ミ彡ミミミ 
        彡ミミミ   .\/   .ミミ彡
        ミ丿.┃    ●  .   ┃ヾミ
           ┗━━━━━━━┛

335 :名無し物書き@推敲中?:2009/12/31(木) 14:27:47
(`-ω-´) うぬ。ようがんばったな、ぷぅ。師匠のわいが褒美を遣わす!

(`・ω・´) 待つ身がつらいのか、待たせる身がつらいのか!

(`-ω-´) 才知をもってわいの言葉をしかと斟酌せよ!


336 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2009/12/31(木) 14:31:17
>>335
持ちつ持たれつ!(`・ω・´)

337 : 【大吉】 :2010/01/01(金) 05:10:42

新年の運だめし!(`・ω・´)

338 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/01/01(金) 05:14:02

幸先がいい!(`⌒ω⌒´)

339 :【超大吉】:2010/01/01(金) 13:56:11
(`・ω・´) わいの勝ち!

340 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/08(金) 17:00:26

      (~)
     γ´⌒`ヽ
      {i:i:i:i:i:i:i:i:}     ∧_∧
      (`・ω・´)    (    ) 師匠、お言葉をください
   __(:::::::::::::)     /     ヽ
  ||\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ .|   | |
  ||\..∧_∧    (⌒\|__./ ./
  ||.  (    )     ~\_____ノ|   ∧_∧
    /   ヽ 師匠、一言! \|  (    )
    |     ヽ           \/     ヽ. 御慈悲を!
    |    |ヽ、二⌒)        / .|   | |
    .|    ヽ \∧_∧    (⌒\|__./ /
          .  (    )     ~\_____ノ|   ∧_∧
            /   ヽ 私めにも!  \|  (    )
            |     ヽ           \/     ヽ. ああ、我が神よぉ・・・
            |    |ヽ、二⌒)        / .|   | |
            .|    ヽ           (⌒\|__./ /
                  .            ~\_____ノ|


341 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/01/08(金) 19:55:29
再開!(`・ω・´)

342 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/09(土) 17:12:29
    ビュー_  /  / /  /  /  /  //  / /  /
    /  /  /  /  /  /  /  //  / /  /    /  /
   /  /  /  /  /  / /  /  /  /  //  /
      /  /  /  /  /  /  /  //  /
     /  /  /  / /  /  /  /  / /  /  /  /  /
      /  //  /  /  /__  /  /  /  /
    /  /       。__ ∠__\    /  /  /  /   /
     /  /    __/|((・ω・´)) /  ちょっとコロッケ買いに  
     /  /___/.□□ |)と   ).  /  いってくるお /   /  
    /  /\   ヽ___.|)o TTTT /   /  /  /  //   /
    /  /  \       ̄ ̄ ̄ ̄|   /  /  /  /   /  /  
  彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ
  彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ

343 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/01/09(土) 20:59:49
お達者で!(`・ω・´)

344 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/10(日) 09:47:45
 ぼくは父を殺した。
 詳しいことは秘密――殺したことは真実。
 父を殺した瞬間に感情も殺してしまった――。
 喜んだり怒ったり、哀しんだり楽しんだり。
 よくわからない――。
 そんな体たらく。
 親殺しという巨大な十字架。
 重い。
 それならば引きずってでも――そんな気はない。
 力尽きたら。
 ギブアップ。
 神様は――ぼくを捕まえなかった。
 捕まえられたはずなのに――ろくでなしの能無し野郎。
 アホ。
 バカ。
 ボケ。
 クズ――。
 新鮮味に欠ける悪口。
 こんな罵声じゃ――届かない。
 神様の逆鱗。
 いっそ届いてほしかった。
 いや――実は届いているのかも。
 見て見ぬフリを――。
 なんてことを考えている中学一年の春。



345 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/01/10(日) 15:52:29
>>344
詩のような形態に見えるが文章の抜粋として評価する!

ぼくは父を殺したと同時に感情を殺したとある!
それなのに親殺しを重く感じている!
感情を殺していないことになっている!
そのあと神様に悪態をつく!
神様の逆鱗に届かないと話をしておいて思い直す!
『見て見ぬフリ』がオチになっている!

短い文章でいながらも起承転結の構成になっている!
非常に残念なのは最初に感情を殺してしまって、
オチまでの説得力を失ってしまったこと!
そのせいで評価は悪くなって51点!(`・ω・´)

346 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/01/10(日) 15:54:44
追加!
>なんてことを考えている中学一年の春。
(この一文は空想とも取れるが現実とも取れる!)

今回の評価では現実と取った!(`・ω・´)

347 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/10(日) 15:59:59
質問!ぷぅぎゃああああああさんは西日本の人ですか?(`・ω・´)

348 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/01/10(日) 16:15:13
関東よりの人!(`・ω・´)

349 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/10(日) 18:29:26
回答ありがとうございました!(`・ω・´)

350 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/15(金) 19:38:34

なんでこんなに静かなん?

351 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/16(土) 22:34:32
ここここれれかららららででかいのがくくるんだだよよよよ

352 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/19(火) 11:52:49
 通り過ぎる風が、無関心を装って、少女の髪をさらった。影を落とす頭部に満と咲いた繊維質が、迫力を意図もせず誘発しあっている。しかし泣き声は既に悠久の時を経て……。
 そこに華が在ったのなら、摘んではいけない暗黙の了解が、彼女を憂鬱にさせ、涙を吸水するざらついた砂の波が、その憂鬱と許されぬ行為との至近距離を保ち、願った。願わくば、この少女に沈黙を打破するだけの大胆さを。そしてそれはついに叶わない。
華は、華やいで、落ち着いた香りを散布している。その香りの真只中に切り込み、空気の純粋層を作ったのは誰? その刹那、空気の不純を華に吹聴し、スプーン状の鈍器でかき回したのは何故?華は華で、面と向き合い、合図を交わす。
今日の太陽の加減は素敵ね。土が湿気を程よく含み、冷涼感に満ちたこの身体を、背伸びし、届け! 華の種の限定は、ここで有意味をなすか。簡潔に問う。華は、小説の一要素として、記述するに値するか。その華、色がぶれて、輪郭までも摘む手のひらに差し出す。
手の静脈の律動が、興奮度を反映し、手のひらを暖かく保ち、その罪を華に負うのか。それとも、罪は手のひらのほうに在ったか。その神経の束を繋いでいった先の、脳髄は、こんな些末な罪にさえ無関心で、今、ここに、使った語を、場面に返す。

353 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/01/19(火) 21:34:09
>>352
最初から最後まで日本語の意味がわからない!
風が吹く中、なにかしらの花が咲く下に少女がいることは辛うじてわかる!
そのあとの日本語の意味がわからない!

日本語として読めないので評価は見送る!(`・ω・´)

354 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/19(火) 23:04:33
やはり忍者よりナイトの方が頼りにされていたキングベヒーもスとの戦いで
おれは集合時間に遅れてしまったんだがちょうどわきはじめたみたいでなんとか耐えているみたいだった
おれはジュノにいたので急いだところがアワレにも忍者がくずれそうになっているっぽいのがLS会話で叫んでいた
どうやら忍者がたよりないらしく「はやくきて〜はやくきて〜」と泣き叫んでいるLSメンバーのために俺はとんずらを使って普通ならまだ付かない時間できょうきょ参戦すると
「もうついたのか!」「はやい!」「きた!盾きた!」「メイン盾きた!」「これで勝つる!」と大歓迎状態だった忍者はアワレにも盾の役目を果たせず死んでいた近くですばやくフラッシュを使い盾をした
忍者から裏テルで「勝ったと思うなよ……」ときたがLSメンバーがどっちの見方だかは一瞬でわからないみたいだった
「もう勝負ついてるから」というと黙ったので戦士サポ忍の後ろに回り不意だまスフィストを打つと何回かしてたらキングベヒんもスは倒された
「ナイトのおかげだ」「助かった、終わったと思ったよ」と忍者を行き帰らせるのも忘れてメンバーがおれのまわりに集まってきた忘れられてる忍者がかわいそうだった
普通なら裏テルのことで無視する人がぜいいんだろうがおれは無視できなかったみんなとよrこびほめられたかったのでレイズを唱えてやったらそうとう自分の裏テルが恥ずかしかったのかHPに帰って行った

355 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/20(水) 19:00:38

FF11をやってる人のブログじゃね?
やってる人しかわかんねーよ。
文章力は中学生の作文程度だね。

356 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/01/21(木) 04:22:29
>>354
大ざっぱに書かれたオンラインゲーム内の話!
まだ、日本語としてわかるものの、用語が特殊で人を選ぶ!
読めないことはないので評価をする!
句点がないことは指摘しない!

主人公がナイトとわかるまで少し長い!

>やはり忍者よりナイトの方が頼りにされて〜
(やはり、は要らない!)

>キングベヒーもス、キングベヒんもス
(キングベヒーモスが正解のような気がする!)

>ちょうどわきはじめたみたいでなんとか耐えているみたいだった
(感覚でわかる内容!)

>忍者がくずれそうになっているっぽいのがLS会話で叫んでいた
(LS会話はチーム内のチャットのような文字と解釈!
 次の行で泣き叫ぶと説明があるので、ここで叫ぶ必要はない!
 状況を把握したという意味で、LS会話でわかった、程度にとどめた方がいい!)

>きょうきょ
(きゅうきょ、または急遽!)

>見方、行き帰らせる、よrこび
(味方、生き返らせる、言わずもがな!)

全体が雑な書き方になっている25点!(`・言・´)

357 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/21(木) 17:44:54
点数つけんのかいっ

358 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/22(金) 10:39:17
 自作小説から一部抜粋

 ぼくは宿題を終わらせて、ベッドに寝転がった。
 
 ――ぼく。
 いま、ここにいるぼく。
 時を刻んでいるぼく。
 刻む権利は――本当はないはず。
 だって、あの時――。
「お母さんをこれ以上苦しませるな! この人でなしっ!」
 あの時のぼくだ。
 ぼくの台詞。
 お父さんに、吐いた台詞。
 人でなし。
 それは、ぼく。
 お父さんには相応しくない。
 ぼくにこそ相応しい。
 ぼくは人でなし――。
「ああ? それが親に対する態度なのか?」
 お父さんの声。
 右手には、ビール缶。
 左手には、お母さんの腕。
「誰って……お前だ! お前に言ってるんだ! 毎日お母さんをいじめやがって! お母さんを返せ! 今すぐ返せ!」

359 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/22(金) 10:40:51
 続きです
 
 叫び声をあげるぼく。
「ケッ! 生意気なガキに育ったなっ!」
 ぼくは殴られた。
 不思議と、痛くはない――。
 でも、悔しい。
 唇を噛み締めるぼく。
「お前もお前だ!」
 そう言って、お母さんを殴るお父さん。
 ぼくの目の前で。
 ――日常茶飯事だった。
「すみません、ごめんなさい」
 ぼくのせいで、お母さんはお父さんに謝っている。
 そのことが、理不尽で――。
 悔しくて口惜しくて恨めしくて残念で無念で悲しくて嘆かわしくて――。
 だからぼくはお父さんを殺した。
 家の前の道でお父さんを刺し殺した。
 確かにこの手で心臓を射止めた。
 ズバッと。
 ブスッと。
 ザクッと。
 血液が、ぼくの手に触れた。
 生暖かかった。
 そして近くの川に、遺体を廃棄した。
 ぼくは家に帰って――意識を失った。



360 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/22(金) 19:08:06
   (~)
 γ´⌒`ヽ
  {i:i:i:i:i:i:i:i:}
 ( `・ω・) わいが来た!
  (    )
   し─J

         (~)
       γ´⌒`ヽ
        {i:i:i:i:i:i:i:i:}
       (・ω・` )  ここ、どこ?
        (    )
         し─J


361 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/01/22(金) 20:55:31
>>358-359
『ぼく』が主人公で一人称!
意図的なのか、不要とも思える『ぼく』の表記は指摘しないことにする!

父親を刺殺した主人公の回想から物語は始まる!
夢オチを疑うほどに平凡な日常に違和感を覚える!

>「ああ? それが親に対する態度なのか?」
(母親に暴力を振るう父親に主人公が暴言を吐いた場面!)
>「誰って……お前だ! お前に言ってるんだ! 毎日お母さんをいじめやがって! お母さんを返せ! 今すぐ返せ!」
(父親の声を受けて食ってかかる主人公! 行頭の『誰って……お前だ!』の意味がわからない!)

主人公の年齢がわからないとしても文面からは幼く感じる!
父親を刺殺して、ひとりで遺体を川まで運ぶことができるとは考えにくい!
昼夜の説明がないものの、誰の目にも触れないで移動ができるとも思えない!

架空の話の中でもリアリティは大事53点!(`・ω・´)

362 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/23(土) 23:55:40
 江戸を目指し、箱根の山道を登る新九郎たちの前に、五人の荒くれ者が立ちふさがった。
「へへへ、いい女を二人も連れていやがる」
「俺たちにちょっと分けてくれや……」
 茂みを掻き分けて現れた男たちは皆、鉈や山刀を手にしている。どの顔も人を人とも思わ
ない、凶悪な笑いを浮かべている。
(相手は五人か……ちとまずいな)
 新九郎は老人と二人の女子を背後にかばい、太刀の鯉口を切った。柳生新陰流免許皆
伝の腕前を持つ自分が、山賊どもに遅れをとるとは思わない。しかしこちらは腰の曲がった
老人と、女二人を守って戦わねばならぬ。新九郎は迫ってくる山賊たちから目を離すことな
く、背後の三人に命じた。
「ここは儂が防ぐゆえ、みなここを動かぬように」
 てんでばらばらに逃げ出して、人質に取られてはなお厄介。そう判断したゆえの指示だ。
 新九郎は愛刀をすらりと抜き放ち正眼に構える。
 その見事な構えの迫力に山賊どもはわずかに怯んだ。しかし衆を頼みとし、新九郎を包囲
するように距離を縮めてくる。
 背後にいたはずの老人が新九郎の隣に立った。
「新九郎殿。二人は儂が始末しますので残りの三人をお願いします」
「何?」
 老人の両手がわずかに動いた。その瞬間、山賊二人の額に黒い角が生えた。額に角を生
やした二人は糸の切れた人形のように崩れ落ちる。
「お、おい、どうした……!」
 残った三人の山賊は不意の出来事に狼狽する。その隙を見逃す新九郎ではなかった。疾風の
ように飛び込んで、残る三人を切って捨てる。山賊どもは反撃することも出来ずに、血しぶきをあげて倒れた。
 愛刀の血のりを拭った新九郎は、最初に倒れた二人の山賊に目を向けた。
 二人の額から生えていたのは角ではなく金属製の棒だった。老人が目にも見えないほどの
速度で、棒手裏剣を打ち込み二人を即死させたのだ。
「ご老人……おぬし……」
 老人はひょこひょこと二人の死体に歩み寄り、棒手裏剣を引き抜いた。
「いやいや、お恥ずかしい芸をお見せしてしまいました」
 棒手裏剣を手ぬぐいで拭って懐に仕舞う老人。
(この老人がかような達人だったとは……儂もまだまだ修行が足りぬ……)
 ため息をついて新九郎は刀を鞘に納めた。

363 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/01/24(日) 01:48:51
>>362
よく書けていると思う!
そこでワイは問いたい!
この文章は作者のオリジナルなのかと!
『破れ新九郎』が原作ではないのかと!(`・ω・´)

364 :362:2010/01/24(日) 10:55:59
『破れ新九郎』は知りませんでした。オリジナルです。


365 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/01/24(日) 19:26:30
>>364
似ている作品がある場合、後発は不利になる!
しかし、作品の完成度は抜粋でも高い!
点数は不要のように思える!
そこで気になった点だけを指摘する!

>(相手は五人か……ちとまずいな)
(主人公の素性がわからないのだが、『ちと』は『ちっと』でもいいように思う!)

>柳生新陰流免許皆伝の腕前を持つ自分が、山賊どもに遅れをとるとは思わない。
(このような一文があるのに心の声を()で表現している! 統一した方がいい!)

慣用句があっても70点は超える出来栄え!(`・ω・´)

366 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/28(木) 21:41:41
お願いします

奥の部屋から落ち武者のような男性が現れたのだ。
「ちょっとゴメン! もうちょっと待っててね」
否、落ち武者ぜんと手刀を胸に掲げてはいるが、その男性はつい先程出会った面接官の男性だった。
すだれかかっていた前髪はすでに前髪の体をなしておらず横髪とでも呼べるような位置から頬を波状に這い、あごを掠めて首下で揺れていた。滴る程の水分をはらんで艶めき揺れる様に気をとられ、意外な長さに驚く心のゆとりはない。
男性は横髪をひときわ大きく揺らしながら脇目を通り過ぎ、部屋を後にしたようだった。
取り残された俺は、煌めくおでこの残滓に瞼を焼かれた気がして、ギュッと目頭をおさえた。

367 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/01/29(金) 05:57:05
>>366
>否、落ち武者ぜんと手刀を胸に掲げてはいるが〜
(ぜんは然と書いた方がいい! 空手に手刀があるので紛らわしい!)

>脇目を通り過ぎ
(誤用!)

>取り残された俺は、煌めくおでこの残滓に瞼を焼かれた気がして、ギュッと目頭をおさえた。
(曖昧な表現! 『煌めくおでこの残滓』はおでこに汚らしいものが付着しているようにも思える!
 または主人公に強烈な印象を与えた面接官の姿の残滓と捉えることもできる!
 もう一点、瞼に焼かれるという表現に違和感がある! 瞼は目を覆っているもの!
 焼かれるのであれば、目や網膜の方が自然に思える!)

拙速よりも巧遅の方がいい54点!(`・ω・´)

368 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/31(日) 04:38:57
夜中に、豚カツを食いたくなった。
ちょっと表通りに出れば、24時間営業の弁当屋がある。
コンビニと違って、工場で作ったのをチンするのではなく、衣付のチルドを、
少なくともその場で揚げて調理する。
飯も暖め直しではなく、炊きたてとはいかないが、熱めの保温ものだ。
タクシーの運転手などの御用達もあって、夜間でもある程度早く回転するので、
保温し過ぎのバサ飯ということもない。
キャベツの量は不満だが、これは向かいの24時間のスーパーで千切りパックの
3割引を買って冷水に晒せば、擬似的に鮮度を戻せるから、足すことにする。
豚カツ弁当についてくる小袋のソースは、俺の口にはちょっと甘すぎるので、
中身半分ほどをかけたあと、サラサラのウスターを、多めに貰ったねり辛子と
混ぜながらスプレッド。
そうそう、ソース類をかける前に、ちょっとした儀式がある。
厚手の紙タオルを2枚重ねした上に、熱々の6切れを取り出し、片寄に並べて
タオルを折り返して挟む。

369 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/31(日) 05:01:40
ホームセンターの素材コーナで見つけた、木製の円筒に、それより少し長めの
棒芯を通し、ローラーに使って、その挟んだ上から、軽く力をかけて転がし、
何キロカロリー分かの揚げ油を落とす。
サクッとした揚がりの衣というのは、意外と余分な油を吸い込んでいるものだ。
ちょっと形はくたびれるが、このご時勢だ、このひと手間はやって損はあるまい。
買い足しのキャベツ加えた上に豚カツを並べ戻し、それから前述のソース掛けだ。
それから、まず、温かい飯を一口含み、そこに左端から2番めの一切れをキャベツ
無しでほおばる。

370 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/31(日) 05:42:22
>夜中に、豚カツを食いたくなった。

ダメ!(`・ω・´)
太る!

371 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/31(日) 05:50:13
健康問題じゃなくて文章を批評してくれや。

372 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/01/31(日) 10:17:26
>>368-369
>少なくともその場で揚げて調理する。
(コンビニよりは手間が掛かっていることはわかるが、『少なくとも』は無くてもいい!)

この文章で引っかかることがある!
主人公が夜中に豚カツを食べたくなったとあり、
あとは豚カツに関しての創意工夫の文章が全体を占めている!
購入前の想像にしては説明が細かい! 豚カツやそれに付随する現物が手元にあるかのように思える!
原因は主人公の状態が書かれていないことにある!
とは言え、よく書けている! 抜粋であれば前後の文章で補完は可能!

今回の文章に限定して言えば、ワイの考え次第で評価は両極端に別れる!
従って今回は点数を見送る!(`・ω・´)

373 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/31(日) 12:52:55
註)夜中の豚カツはデブるので、実際にはおにぎり2個。豚カツの購入はしておりません。

374 :名無し物書き@推敲中?:2010/01/31(日) 15:13:45
ついでに言えば、確かに食いたくはなったので、その時、リアルタイムで校正無しに書き連ねた。

375 :1/2:2010/01/31(日) 22:26:05
お願いします。

 改札に定期券を通そうとしたら、横から腕が伸びてきて、恐るべき速さで割り込まれた。
背広の背中が突如現れて一瞬だけ呆然としたが、後ろから次々に人がやってきているのを思い出して、
慌てて割り込んだ男に続いた。改札で一度止められた人の波は、そこを抜けると、解き放たれて速度を速める。
 このやろうと、怒りを込めて男の背を睨み付けられるのもわずかな間で、似たような姿ばかりの人ごみに男は
あっという間に紛れてしまった。腹が立って仕方がなかったが、動く足は止められない。
上りの電車が先発であるのを確認してホームへ向かう人ごみに流されながら足早に歩く。
 階段を、リズムをつけて降りていく。すると、高校生らしき女の子が、二段飛しに私を追い越していった。
短いスカートが翻って、下に履いている体操服らしきズボンがちらりと見えた。
 私が最後の一段から足を下ろした途端に、発車を知らせるベルが鳴った。慌てて走り出す人々に、
遅れまいとこちらもスピードを上げた。
「きゃっ」
 短い悲鳴を上げたのは私ではないが、私は思わずスピードを緩めた。私を追い越していった女子高校生が、
眼前でこけた。一瞬間、脳内を打算と同情と理性が駆け巡る。
 私の足がもたつく。その間にも私と女の子を追い越して数人の乗客が車内に駆け込んで行く。
開いたままの電車の戸を見て、蹲る女の子の背を見て、もう一度電車の戸を見る。出入り口のすぐ傍を陣取って、
携帯を片手に持った男子高校生が、興味なさ気にこちらを見た。プラットホームに立つ駅員が、扉が閉まりますと言った。
唇を、ぎゅっと引き結んだ。
 私は、女の子のすぐ傍で、足を止めた。

376 :2/2:2010/01/31(日) 22:27:33
「だ」
 いじょうぶですか、は殆ど声にならなかった。私の口内で言語が霧散する。
 彼女は四つん這いの姿勢のまま犬のように床を這った。そして床を両手で思い切り突くと、上体を低空に保ったまま、
そのまま猛然と車内に駆け込んだ。私は確かに風を感じた。短距離走のスタートみたいだった。女の子の、
骨と皮しかないような細い足が車内へ吸い込まれていく。
 扉付近の乗客が皆、大口を開けていた。携帯を手にしていた男子高校生は大げさに仰け反っていた。
私は女の子の甘い残り香が口の中に充満するのを感じた。
 彼女の肢体が全て電車内に納まるのを確認したかのように、電車の扉が閉まり始めた。
 私は我に返って、反射的に右足を前へ――出そうとして左足の踵に引っ掛けた。そしてこけた。
 手を突くのも間に合わず、肘を床に擦り付けた。戸が閉まる直前のわずかな隙間から、こちらを見る女の子の表情。
大きな瞳を見開いて、シルバーの指輪を嵌めた左手が、小さく開いた口を押さえていた。美人だった。
 扉は閉まった。電車が行って、線路が空っぽになるまで私は痛みを堪えて蹲っていた。私の後ろで次発を待つ人々が列を作り始めた。
ようやく気付いた駅員に声をかけられるまで、私はそのままだった。
 私は起き上がると先頭から抜けた。降りてきた階段をもう一度のろのろと上り、トイレへ行った。肘は擦れて血が出ていた。
額の辺りに痣もできていた。個室に入って少し泣いた。

377 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/01(月) 03:10:07
>改札に定期券を通そうとしたら、横から腕が伸びてきて、恐るべき速さで割り込まれた。

速さは平仮名表記の「はやさ」がいい。
平仮名表記にすることで重ねて意味を込められる!(`・ω・´)

夜中にたくさん食べたら、ダメ!(`・ω・´)

378 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/01(月) 03:10:49
ふとる!(`・ω・´)

379 :スレ主じゃないけど:2010/02/01(月) 03:43:17
>>375
眠いのでチョットだけね。
改善のテーマは臨場感と間合。

改札に定期券を通そうとしたとたん、横合いから腕が伸びた。
肩口から突っ込まれ、あっという間に背広の背中の割り込みだ。
怒鳴りつけるより前に唖然とした。
一瞬後には、次々と押し寄せる人波に気圧され、 慌ててその糞野郎の跡に続いている。
改札で一旦減速された人の流れは、抜けるやいなや解き放たれたように加速され、拡散してしまう。

用語の注意点は「呆然」。これだと時間に幅が生じてしまう。
一瞬唖然としても、一瞬呆然はない。最低数瞬だ。

380 :スレ主じゃないけど:2010/02/01(月) 03:45:26
ちょっと、迷ったが、4行目の頭には「が、」を付けた方がいいかな?

381 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/01(月) 06:06:50
>>375-376
>改札に定期券を通そうとしたら
(改札を通ろうとしたら、ならば問題ない! 具体的に定期券と書いているので、
 『改札』は『改札機』の方がいい!)

唖然、呆然、呆気、などに一瞬を付けられたとしても状況をうまく処理していないと違和感を持たれる!
改善点は速度を踏まえた文章の書き方! 作者が自ら考え、作り出さなければいけない!

>解き放たれて速度を速める。
(文章の見栄えを考えれば、『速める』は『上げる』の方がいい!)

>短い悲鳴を上げたのは私ではないが、私は思わずスピードを緩めた。
(うしろの『私は』無くても意味は通じる!)

>私は女の子の甘い残り香が口の中に充満するのを感じた。
(犬のような格好の女の子! 主人公は心配しているが立っていると思われる!
 高低差がかなりある状態で口の中に香が入るとは考えにくい!)

電車の閉まる部分の名称が統一されていない! 戸であったり、扉であったり不安定!
文章の書き方にメリハリがないため、早い展開の部分でもたつく傾向がある!

もう少し書き慣れる必要がある54点!(`・ω・´)

382 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/01(月) 16:36:37
怖ろしくなる程に、その場所には沈黙が満ちていた。
息が詰りそうな静けさに凍った夜の冷たい空気には、満月の放つ鈍い光が気怠げに漂っている。
腕一つ動かすだけで、まるで水中に居るかの様な重さを覚えた。眠気が抜け切っていない、というのも原因だろう。
時折揺らぐ朧気な視界の中を、細い影が飛び跳ねて踊っている。
影の爪先が地面を叩く軽い音は、一々不自然な大きさで冷え切った空間に木霊する。
この光景は一体何なのだろう、と、頭の片隅で素朴な疑問が鎌首をもたげた。
果して本当のことなのか。もしかすると、自分の見ている夢なのかも知れない。
影は、体つきからして若い女性である様だった。少女と呼ぶべき年齢かもしれない。その影が、くるくると踊り回っているのだ。
それは、丁度黒い蝶の舞う様だった。何時かの夏の終わりに見た光景が、今見ている景色に重なって浮かんで来る。
影の四肢は淀んだ冷気を掻き回し、それぞれ好き勝手に空中を掻いている。てんでばらばらな四本のパーツの動きが、不安定な均整を描き出していた。
彼女の周りだけは空気も、重力さえもが存在しないかの様に見えた。
私はその軽やかな動きに見蕩れていた。仄かな月明かりに照らされた影は、輪郭を失いつつあった。
何の前触れも無く影が此方を向き、動きを止めた。輪郭が再び現れた。目を凝らしたら、彼女の顔立ち位は見えるかも知れない。
私は指先一つ動かさなかった。静寂の中を視線が真っ直ぐに貫いて、そのまま私の体を突き刺した。瞬きすることすら許されない気がした。
彼女は急にしゃがみ込んだかと思うと、何かを拾い上げて再び此方を一瞥し、身を翻してその場から立ち去った。
全て沈黙の中に終わったことだった。呆気無い幕切れだった。
私は冷え切った手を擦り合わせて、溜息交じりの欠伸を一つ漏らした。
そのままのんびりと家まで歩いて帰り、ベッドに潜り込む。朝起きた時、まるで普段と変わらない目覚めに首を傾げた。

383 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/01(月) 16:38:28
次に彼女を目にした時、先ずは彼女の存在が夢で無かった事に驚いた。
あの日からどれだけ経っただろうか。踊る影の記憶は徐々に薄れてきていて、その頃には私はあの月の夜が夢だと信じかけていた。
だからこそ驚きは大きかった。声こそ上げなかったものの、私は何度も瞬きをして、やっと今見ている景色を現実として受け入れたのだった。
矢張り冷え切った満月の夜のことだった。
私は黙りこくったまま、彼女の踊る様を食い入る様に見つめていた。少しでも音を出したら、途端に彼女の存在自体が霧散してしまいそうな気がした。
記憶と全く同じ光景だった。尤もその記憶は曖昧なものだから、私の錯覚と言うことも十分有り得るけれども。
柔らかな月の光と、影から影へ、光から光へと踊る人の影。あの時と同じ様に、彼女の体は輪郭が薄れ、光の中に一点の闇として溶け込もうとしていた。
月明かりを体中に纏った彼女の体は、夜闇の中で輝いている様に見える。影の指先が濃い闇を切る度、細かな光が辺りに飛び散った。
時折、特別明るい所に転がり込む度に、一瞬だけ彼女の顔が見えた。顔立ちまでは解らなかったが、恍惚とした表情が見て取れた。
彼女は何を思って踊っているのだろう。満月しか明かりの無い夜中の公園で。
音を立てずに、一歩彼女に近づく。彼女は微塵も気付く様子を見せない。もう一歩、静かに歩み寄る。
三歩目、上げた右の足が地面に付いた瞬間、彼女が此方を向いた。今度ははっきりと顔を見ることが出来た。
焦りはしなかった。何れ彼女に気づかれることを、私は何処かで解っていたのかも知れない。
彼女は月明かりよりも幾分か明るく見える光を背負い、じっと此方を見つめていたかと思うと、一度瞬きをした。
私達は、そのまま長いこと見詰め合っていた。
その場に唯一響いていた、彼女の細い足が地を打つ音さえもが消えて、私達二人を完全な静寂が包み込んだ。
彼女の薄い唇が、私に見つめられながらゆっくりと開く。同時に、ぱっちりと開いていた目が、気味が悪い程に一気に細められた。
「又見てたの」
その言葉を聞くなり、私は意識を失った。目を覚ました時、日はすっかり昇り切っていた。
児童公園の冷たい地面に横たわった私の目の前で、雀が四羽、それぞれ飛び跳ねては地面を突付いていた。
重い体を持ち上げて砂を払い、私は帰路に着いた。

384 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/01(月) 21:13:38
>>382-383
ライトノベルだと思って読み進める!

>息が詰りそうな静けさに凍った夜の冷たい空気
(凍ると冷たいの重複でくどい!)

>細い影が飛び跳ねて踊っている。
(同じような表現の重複でくどい!)

冒頭で静かなことを繰り返し強調していながら
影の爪先が地面を叩く音は不自然な大きさで木霊するというのはおかしい!

>不安定な均整を描き出していた。
(均整がとれていれば不安定ではない!)

>彼女の周りだけは空気も、重力さえもが存在しないかの様に見えた。
(空気も重力も目には見えない! 傍から見て思うことはできる!)

幻想的な背景の中で彼女は踊る! しかし、月の光がある中で影の状態はあり得ない!
月の光は作者が思っている以上に明るい!

人の想像には限界があるので事前に調べることも大切55点!(`・ω・´)

385 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/02(火) 06:24:25
 家庭教師と化しているぼく。
 教え子は、二人ともすごくデキが悪い。
 人に教えるっていうのは、こうも難しいのかと痛感した。
「どうしてわからないんだ」という苛立ちにも似た思いが浮かんでくるけども、それは押し殺して、あくまで優しく丁寧に、二人に勉強を教えたつもりだ。
 結局、午後九時まで勉強していたぼくたち四人。
 塾が終わって家に帰ったぼくは、夕食も食べないで寝てしまった。
 とても疲れた――。
 慣れないことをするのはしんどい。
 でもこれは――充実した疲労というやつだ。
 街中を意味もなくブラブラして過ごしたわけではなく、とても有意義な時間の使い方をしたために発生した疲労なのだ。
 翌日の授業中は、ぼくからしたら珍しく、船を漕いでしまった。
 現在進行中の昼休みも普段なら佐々木や永沢と世間話に花を咲かせているのに、今日だけは机に顎を乗せ、五月病を満喫している。
 ああ――そういえば六月になったんだっけ。
 だったら、少し遅めの五月病だ――。
 四月には、少し早めの五月病。
 五月には、文字どおりの五月病。
 七月には、すごく遅めの五月病。
 五月病って――汎用性が高い。
「順平?」
 朝から一貫してボケ〜ッとしていたぼくを心配してくれたのか、普段からボケ〜ッとしている沙羅が声をかけてくれた。
「もしかして、具合でも悪いの?」
「いや――慣れないことは疲れるなと思って」
「え?」
「なんでもない」
 慣れないことをしたばっかりに知恵熱を出すなんて展開は御免だ。
「順平にも食べてほしいものがあるんだけど……お腹空いてる?」
 食べてほしいもの?



386 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/02(火) 06:25:53
 ↑の続き
「沙羅の手作りビスケットだよ」
 そう言うと沙羅は抱えていた容器からビスケットを一枚取り出して、まるで名刺のようにぼくに渡してくれた。
 前方の男子たちから、ぼくに妬みの視線――。
「クラスのお友達に配ってるの。男子は順平だけだよ。昨日は勉強教えてくれてありがと。沙羅が駄目な子でごめん……」
 すぐ自己嫌悪する癖は、変わっていない。
 まあ――沙羅らしいと言われれば沙羅らしいのかもしれない。
「――ビスケットありがとな」
「食べてみて」
 ぼくはビスケットをひと齧りした――。
「美味い」
 本当に美味しかった――。
 沙羅のことだから、てっきり砂糖と塩を間違えて入れたりしてるのかと思っていた。
「やったあ! 他にも沙羅は色々と作れるんだよ。オムライスとかホットケーキとかクレープとか、あとは――」
「――全然、駄目な子じゃないんだな」
「えっ……」
 料理ができるって、すごくポイントが高いはず。
「でも……勉強できないし……」
「勉強なんて、特技の一つでしかない。料理だってもちろん特技の一つだ。ぼくは勉強ができるけど、料理はからっきし。対する沙羅は勉強できないけど、料理は抜群だ。駄目な子どころか優秀な子だろ? それとも、ぼくまで駄目な子にするか?」
「そ……そんなこと言ってないよ。順平のことは……すごいなあ〜って思って見てるんだよ」
 ぼくのことを――すごいと思ってくれている――。
 こんな――人殺しのぼくを、すごいと。
 ある意味、すごいだろうけど――。
 知らぬが仏、ってことだ。
「――クッキー、本当に美味しかった」
 ぼくは今一度、クッキーの味を沙羅に伝えた。
「えへへ、照れるなあ」
 ぼくの褒め言葉で、褒め言葉によって、幸せそうな笑顔を見せてくれる――。
 ――いつの間にやら、ぼくは仲間をとても大事に思っている。
 思っているから――次のようなことを心の底から感じられる。
 仲間の笑顔を見ると、こっちまで幸せになれる。

387 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/02(火) 07:18:09
>>385-386
>教え子は、二人ともすごくデキが悪い。
(家庭教師と化している『ぼく』を含めると三人!)
>結局、午後九時まで勉強していたぼくたち四人。
(実は勉強していた人数は四人! あとのひとりが自発的に勉強していたとしても
 文中に説明がないので読者は驚く!)

>翌日の授業中は、ぼくからしたら珍しく、船を漕いでしまった。
(居眠りの表現が古い! 主人公にそぐわないように思える!)

>世間話に花を咲かせている〜
>知恵熱を出すなんて展開は御免だ。
>ビスケットを一枚取り出して、まるで名刺のようにぼくに渡してくれた。
>知らぬが仏、ってことだ。
(ここに挙げた言葉遣いは年嵩を思わせる! しかし、主人公の年齢がわからない!
 同級生の女子は自分のことを名前で表現している! 幼い印象が拭えない!)

前回の父親殺害の場面と同じく、
主人公の年齢がわからないので物語全体を不安定な状態にしている!

物語を進める前に主人公の立ち位置を示す必要がある56点!(`・ω・´)

388 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/10(水) 14:14:41
おねがいします 冒頭

 矢田部恭一は、額から吹き出す汗を掌で拭うと恨めしそうに空を見上げた。
頭上には、ギラリと眩しく燃える太陽。それを取り囲むように広がる真っ白い入道雲。
耳に飛び込む蝉の鳴き声は、ギリギリと煩く夏の暑さをさらに倍増させた。
 そして、目の前には二階建てアパートの軒先を塞ぐ黄色い非常線のロープ。
その傍らに警察車両が二台。野次馬が数名、携帯を片手に非常線の奥を興味深げに覗いていた。
矢田部は、野次馬の顔を一瞥するとアパート脇の木立の日陰で立ち止まってみた。
日陰の中は幾分涼しいかと思ったが、そんな事はなく腋窩から汗がにじみ脇腹をくすぐっただけだった。
矢田部は暑さに辟易して一つ溜息をつくと、
Yシャツの胸ポケットから警察手帳とペンを取り出した。
「待ってくださぁい。矢田部さぁん」
と、背後から声を掛けられ振り向くと、篠嵜美夏がハンカチで首元の汗を拭きながら駆け寄ってきた。
 矢田部は自らの鼻に浮いた皮脂を右手の親指と人差し指で擦り取りながら、
「遅い。もっと早う歩けや」
と言って、指先についた皮脂を手帳の黒い合皮に擦りつけた。
篠嵜は肩で息を切らしながら
「すいませぇん」
と、言った。
「あほう、刑事が簡単に謝るな!」
 矢田部は手帳で篠嵜の頭を軽くはたいた。

389 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/10(水) 16:04:38
>>388 続き

 二人は非常線の前に立つ制服の警官に警察手帳を見せると、軽く敬礼をして非常線をくぐった。
篠嵜は白いブラウスの胸ポケットから小型ボイスレコーダを取り出すとスイッチを入れた。
「八月一日。住所、日立市国見五ノ三二。アパート安田。
二〇三号室内にて変死体の通報。矢田部、篠嵜両名これより捜査にあたる
ちなみに篠嵜、初捜査であります。がんばれ私」
と、吹き込むと満足げにスイッチを切った。
 「ちょちょちょ。お前何してんねん?なんやそれ?」
矢田部は、ボイスレコーダを指さして言った。
「はい?記録ですよ。FBI見たいで格好良くないですか?
私憧れてたんです。こうやってボイレコに事件の詳細を吹き込むの」
「お前マジか?仕事なめてんだろ」
「えーダメですか?後で報告書書くときも楽ですよ」
「・・・あぁ報告書か。あれ作成するの大変だもんなって。あほかっ!
己の目で見て訊いて考えるんや!。現場から少しの痕跡も見逃したらあかんのや。
ほんなモンに話しかける暇が有るならっ・・・暑うぅ、もうええわ」

 アパートの階段を鑑識課の三船京子が降りてきた。三船は同期の矢田部を目にすると、
「あら。矢田ちゃん達が担当なの?」
と、言って口にしていた紙マスクを顎にかけた。
矢田部は、さっきまで篠嵜を睨みつけていた細く鋭い目を柔和なまなざしに変えて
「ああそうなんだ。」
「この暑さだから湧いてるわよ。それに凄い臭いよ。はいこれ使うといいわ」
と言って、鑑識バックから紙マスクを出し矢田部に手渡した。
「はいお嬢ちゃんも」
篠嵜は少しムッとした表情をして紙マスクを受け取ると
「私、篠嵜美夏です」
と、言った。
「可愛い相棒ができてよかったわね矢田ちゃん」



390 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/10(水) 16:35:32
一羽の鳥が彼の足元に下り立った。それは緑色のセキセインコだった。
羽にいくつかの黒い筋模様を浮かび上がらせたセキセインコが、彼のジョギングシューズに下り立ち
チッチと短く鳴いたかと思うと首を細かく振り、また羽を広げて飛んでいった。

インコは数メートル飛んだかと思うとまた地面に下り、短く鳴いて飛ぶ。

どこかの鳥籠から逃げてきたのだろうか、遠くへ飛ぶ力も自分でエサを探す力もないであろうそのインコを
彼は少しかわいそうにも思ったがどうすることもできないと、ジョギングを再開した。毎朝5時にこの堤防を走る
のが日課だった。まだ陽は昇っておらず人通りもない。ジョギングを始めたきっかけはもう思い出せなかった。
出掛けに、妻が「三日坊主と思ってたのに、もう三年も続いてるなんて信じられない」と笑った。結婚して10年になるが子どもには恵まれなかった。
40を過ぎても腹が出ないのは毎朝の10キロのジョギングのおかげだろう。妻はだいぶふっくらしてきた。
お前も走ってみろ、気持ちいいぞ、と言うと「寒いのはイヤだもん」と笑う。夏になれば「暑いのはイヤだ」と笑うのだ。
よく笑う女だった。彼は妻の笑顔が好きだった。だから結婚したんだ。夫婦二人だけでも寂しくはないさ・・・


391 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/10(水) 16:41:43
ふとカンちゃんのことが頭によぎった。カンちゃん、もう名前は思い出せなかった。同じ幼稚園に行っていた。
かけっこをすればビリ、行進すれば列から外れ、ヒーローゴッコをすれば無理やり悪役をやらされていたカンちゃん。
もう顔もおぼろげにしか思い出せない。そのカンちゃんと彼はよく幼稚園で一緒に遊んだのだ。
カンちゃんが度々幼稚園を休んでいたのは覚えている。カンちゃんが休むと彼は心細い気がしていた。
そしてカンちゃんが幼稚園に来た日には、一緒に遊ぶのだ。カンちゃんが自分に勝てないことを知りながらかけっこや鬼ごっこをして。
あっ!と彼は走りながら思わず声を上げた。当時彼は3羽のインコを飼っていた。それを今急に思い出した。
一番大きいオスがシモン、メスのインコがピー子、一番小さいのがチビ。名前も忘れていなかった。
幼稚園が終わり団地に帰ると、ベランダの鳥籠へ行きインコを眺めていた。いや、眺めるだけじゃなかった。
彼は一番弱いチビを籠から出して部屋の中で、BB弾の標的にしたり首を絞めて、チビの鳴き声にならない
鳴き声を聞いて遊んでいた。嫌なことを思い出したな、と彼は思った。首を絞めたときのチビのかすれた鳴き声が、耳鳴りのようによみがえってきた。思考を中断しようとしても追想はもはや止められない。




392 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/10(水) 16:44:17
ある日カンちゃんが鳥さんを一羽ちょうだいと言ったんだった。父親と一緒にインコをもらいにきたカンちゃんに、彼はいつも虐めてたチビをあげた。
三羽のなかでチビが一番いらないやつだと思ったのだ。
でもそれは間違いだった。シモンもピー子も彼には捕まえることができなかった。鳥籠の中を逃げ回り、どうにもならなくなったら彼の手に嘴で攻撃をしかけてくる。
無抵抗にやられるがままだったのはチビだけだった。カンちゃんのせいでお気に入りの遊びができなくなった、と彼は考えた。
ある日、久しぶりに幼稚園に来たカンちゃんにチビは元気か?と聞いた。するとカンちゃんは「鳥さんは籠の中にいるとかわいそうだからお空に逃がしてあげた」と笑ったんだった。
鳥が欲しいと言ったのはカンちゃんだったのに。彼はカンちゃんに何て答えたか覚えていなかった。カンちゃんの笑顔が大人のようで少し戸惑ったことは覚えているが・・・
それから数日してまたカンちゃんは幼稚園を休んで、それきりもう幼稚園に来ることはなかった。大きな病院に行くことになったんだよと先生か、お母さんが言っていたような気がする。


393 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/10(水) 16:46:37
彼はペースを上げた。あれはカンちゃんが空へ逃がしたチビだ。そんな気がした。いや、そうに決まってる。
チビのことだからどこへも行けずまだ道の真ん中で途方にくれてチィチィ鳴いているかもしれない。
折り返し地点を過ぎるとペースを緩め注意深く辺りを見ながら走ったがもうチビはいなかった。道にいなければ脇の草むらに入っていったのか。
それとも川岸まで下りていったのか。まるでインコがするように首をキョロキョロ振りながら走る彼にいつもすれ違う老夫婦が「探し物ですかえ?」と声をかける。
「いや、インコがね・・いたんですよ」と彼が言うと旦那のほうが「インコかいなぁ・・どっかから逃げてきたんやろか?もう遠くに飛んでいっとるじゃなかろうかね」
とのんびりした口調で言う。「この辺にいたんですがねぇ・・・ついさっきまで」と呟く彼をよそ目に老夫婦は歩きを再開する。朝は誰もが決まった時間割で過ごす。
老夫婦も彼との会話やインコ探しで朝の時間割を崩したくはない。気がつくと川向こうの山から陽が覗き始めていた。川面が淡い光を反射している。
彼はもう走ることも忘れて、チビ、チビと呟きながら彷徨うように堤防を歩くことしかできずにいた。


394 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/10(水) 21:11:36
>>388-389
>ギラリと眩しく燃える太陽。
(過剰表現に思える!)

>蝉の鳴き声は、ギリギリと煩く
(想像が難しい蝉の鳴き声!)

>そして、目の前には二階建てアパートの〜
(そして、は無くてもいい!)

>警察手帳とペンを取り出した。
>手帳の黒い合皮
>篠嵜は白いブラウスの胸ポケットから小型ボイスレコーダを取り出すと〜
(小型ボイスレコーダーで現代の話と解釈して指摘する!
 現在の警察手帳に手帳の機能はないので、ペンを取り出す行為はヘン!
 手帳の表面は黒ではなく、濃い焦げ茶色!)

>「・・・あぁ報告書か。あれ作成するの大変だもんなって。あほかっ!
>己の目で見て訊いて考えるんや!。現場から少しの痕跡も見逃したらあかんのや。
>ほんなモンに話しかける暇が有るならっ・・・暑うぅ、もうええわ」
(『・・・』は『……』の方がいい! 『!』のあとの句点は要らない!
 記号のあとに文字が続く場合は一文字分の空白を入れる!)

>鑑識バック
(誤字!)

会話文と独特な表現には注意が必要!
下調べに手を抜いてはいけない60点!(`・ω・´)

395 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/10(水) 21:12:43
>>390-393
行頭の一字下げは問わないことにする!
『・・・』は『……』の方がいい!

>セキセインコ
(二箇所で脱字!)

陽が昇っていない早朝の五時の堤防の設定で
インコの姿を見ることが可能な描写を書き込まないと不自然に思われる!

>あっ!と彼は走りながら思わず声を上げた。当時彼は3羽のインコを飼っていた。それを今急に思い出した。
(『当時彼は3羽のインコを飼っていた』だけでいい!
 前後の文があると、過去が現在のように見えて紛らわしい!)

追想から途端に文章が読み難くなる! 
『カンちゃん』と『彼』の量が多いので可能な限り、省略した方がいい!

まずは同じ時制で書き慣れた方がいい53点!(`・ω・´)

396 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/10(水) 23:32:12
>ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs

あんたみたいな2ch内文芸評論家って、いつの時代にもいるんだな
俺も昔、全く同じ事をコテハンでやってたよ
まあ、飽きるかやる気がなくなるまで頑張ってくださいな

397 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/10(水) 23:37:23
いや。おまえとは同じではないな。
理由は教えない。

398 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/11(木) 04:33:09
ぼきははらがへったのれ、かーちゃんにそーめんたいてくれえっていたっら
おやじがそんなにくうたらばかになるぜよといったのれ、とーちやんおれは
めしばくわんとうごかないさか、なんぼでもはらにいれよったらようけはた
らけるきに、しゃあからそーめんばかーちゃんにたいてもろてもいいずらあっ
てたのんだので、とーちゃんはんじゃすかたなかっぺえとへえこいてねたさ。

399 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/11(木) 05:24:34
>>398
静岡、長野、山梨、高知、栃木、西日本の方言が混ざっている!
家族の会話が統一されていないので不自然に思える!
ソーメンは炊くよりも茹でた方がいい!

方言に興味があるのならば、『もんじろう』がオススメ!

文章の評価はワイの独断で見送る!(`・ω・´)

400 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/11(木) 14:41:26
ぷぎゃあああってもし長い作品(原稿用紙換算で300枚を越えるようなもの)の評価依頼がきてもやるの?

401 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/11(木) 19:10:48
>>400
ここは完成した作品を評価するスレではない!
作品は作者が独力で仕上げ、客観的な目で推敲をするもの!
その過程で作者が判断できないような事態が生じたと仮定する!
近場に相談できる相手がいない! 無料で済ませたい!
そこでワイの出番!(`・ω・´)ノ

作者は創作で苦しまなければいけない!
悩まなければいけない!
苦労した末に会得したものは絶対に忘れない!
ワイは淡々と文章のおかしい部分を指摘するだけ!
決してワイの文章を押し付けたりはしない!
ワイの考え!(`・ω・´)

402 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/17(水) 07:15:15
上げるのも一興!(`・ω・´)

403 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/17(水) 07:40:15
すまん。おまえに萌えた>ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs

404 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/17(水) 07:58:06

♪ ∧,_∧  ♪
   ( ´・ω・) ))
 (( ( つ ヽ、   ♪
   〉 とノ )))
  (__ノ^(_)

   ∧_,∧ ♪
  (( (・ω・` )
♪  / ⊂ ) )) ♪
  ((( ヽつ 〈
   (_)^ヽ__)

♪ ∧,_∧ ♪
  (´・ω・`) ))
 (( ( つ ヽ、   ♪
   〉 とノ )))
  (__ノ^(_)


405 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/17(水) 08:16:46
〜 ラノベっぽく書いてみよう!〜  

   / ̄\  例文.
  | ^o^ |  「私はお腹がすいています。」
   \_/
   _| |_
  |     |
  ( 二⊃.| |  

1、例文を話し手に合ったくだけた文に、漢字→かな(カナ)またはかな(カナ)→漢字に直す。
2、テキトーに修飾や無駄な句読点や間を付加する。
3、(重要)過去の事実、または現在の状況をこれでもかと差し込む。
4、倒置、反復、擬人、擬態を用いる。

   / ̄\  完成例.
  | ^o^ |  「昼に食べたカツサンドはとっくの昔に別れを告げていて、
   \_/   俺の胃は今や開店休業状態だ。
   _| |_   たった今でも次のお客さんを催促してしきりに呼び鈴を鳴らしてやがる。
  |     |   つまり、俺のハラの虫はお怒りでグーグーグーグー唸ってるってことで、
  ( 二⊃.| |  簡単に言えば俺は腹が減っているのだ。」


406 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/17(水) 08:41:43
へえ、プロって上手いものですね
なるほどか
ブーちゃんもプリティ

407 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/17(水) 19:39:46
>>405
ラノベの書き方の蘊蓄によって完成例に至る!
しかし、倒置法が抜けている! 本文で活用できるとすればここ!

>〜簡単に言えば俺は腹が減っているのだ。 ×
>〜簡単に言えば腹が減っているのだ、俺は。○

読み物としては悪くないが文章を故意に変えている!
古いコピペなのでオリジナルではないと思われる!
従って点数の評価は見送る!(`・言・´)

408 :タッド:2010/02/18(木) 09:52:39
女は背を見せて、パンツを脱いだ。
男は、背を見ながら、一物がクレーンのように
せり上がってくるのを感じた。

409 :タッド:2010/02/18(木) 14:13:52
質問
「セックス経験がなくてもエロ小説が書けるか?」

回答
「もちろん書けます。」

質問
「女と小説と、どっちが面白いか?」

回答
「微妙な選択になる。いじくりまわすには、小説のほうが味がある」

410 :↑レス乞食:2010/02/18(木) 16:07:17
624 :タッド[]:2010/02/18(木) 09:38:37
質問
「セックス経験がなくてもエロ小説が書けるか?」

回答
「もちろん書けます。」

質問
「女と小説と、どっちが面白いか?」

回答
「微妙な選択になる。いじくりまわすには、小説のほうが味がある」

409 :タッド[]:2010/02/18(木) 14:13:52
質問
「セックス経験がなくてもエロ小説が書けるか?」

回答
「もちろん書けます。」

質問
「女と小説と、どっちが面白いか?」

回答
「微妙な選択になる。いじくりまわすには、小説のほうが味がある」

411 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/18(木) 23:41:01
>>408
無味乾燥な文章40点!(`・ω・´)

>>409
言葉遊び!(`・ω・´)

412 :タッド:2010/02/18(木) 23:50:23
恵子は背中をこちらに向けて
白い下着を脱いでいる。
ヒロシは、その後ろ姿を見ながら
一物がいきり立つのを感じていた。


413 :ひぎゃああああああ:2010/02/19(金) 00:37:57
>>412
>恵子は背中をこちらに向けて

ヒロシの女はキーボーじゃないとだめ!
ヒロシ&キーボー。三年目の浮気!
ちなみに五年目には破局する!

>白い下着を脱いでいる。

白は心理学的にはいい色!恋愛に対して。男性が思う女性のイメージカラーが白なら。
それを熟知した恵子。海千山千!

>ヒロシは、その後ろ姿を見ながら
一物がいきり立つのを感じていた。

恵子の策略にはまったヒロシ。
バカ!

414 :ひぎゃああああああ:2010/02/19(金) 00:42:59
点数つけるの忘れてた!


0点!(`・ω・´)

415 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/19(金) 00:44:39
うらら〜

416 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/19(金) 09:45:15
ひぎゃあああああが0点!(`・ω・´)

417 :タッド:2010/02/19(金) 16:27:43
女は真正面から男を見つめ、
白い下着を脱いでいる。
男は、いきり立った一物が一瞬にしてなえるのを感じた。
女の太股の間から、一本の陽物が
ピストルのように向けられていた。

418 :ひぎゃああああああ:2010/02/19(金) 20:27:34
>女は真正面から男を見つめ、
白い下着を脱いでいる。


>女の太股の間から、一本の陽物が
ピストルのように向けられていた。


三人称でこれは、ダメ!
一人称なら陽子がニューハーフでも両性具有でも男の勘違いで済ますことはできる……。
陽子を女性だと思っていた、と。


今回も0点!(`・ω・´)

419 :ひぎゃああああああ:2010/02/19(金) 20:33:16
女の名前が陽子は×

なんで女の名前を勝手に陽子と思い込んだのか……。
女の名前は恵子!
すまん!

420 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/19(金) 21:15:47
>>405
あの、ラノベのスレに同様の文章を乗っけられておられましたよね。
私、●士見ファンタジアという処に公募致しまして発表待ちなのですが、
前後の文章に思い切り引きました
結構、私にとりましては大事な子供と思しき作品を送付致しおります。
99%落選とは思いますが、ここ、破棄依頼の手紙と送付いたそうと考えおります
勝手極まり、一人でやっております
手紙の出し方等、お知恵を拝借出来ませんでしょうか
ラノベに精通しているところを見込んで、ご相談申し上げます
ちなみに私、一冊もラノベを読まずにやらかしました。
406

421 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/19(金) 21:35:32
   決まってんだろうが。「無職ニートは魔法を使える」なんて、2chが嘘ついてや
   がっただけだろうが。ああそうだよ、「無職は社畜よりも一年を有効に使うことが
   できるんだ」ってのも大嘘だ!コイツの頭は2chとエロゲに圧迫されてただけなんだ
   つまりソイツを打ち消しちまえばもう会社に退職願を提出する必要なんかどこにもな
   くなっちまうんだよ!!冷静に考えてみろ。エロゲサイトリンクなんて残酷なシステム作りや
   がった連中が、テメェら 下っ端に心優しく真実を全部話すと思ってんのか!何なら
   小説の制作会社に聞いてみりゃいいだろうが! とりあえず、だぁ?ふざけや がって
   そんなつまんねえ事はどうでもいいたった一つだけ答えろ、ニート!テメェは社会に
   貢献したくないのかよ? てめぇらずっと待ってたんだろ!?若者たちの記憶を自分とおなじ
   ようにしなくてすむ、子供達の未来の敵にまわらなくてもすむ・・・そんな誰もが笑って、誰
   もが望む最高なハッピーエンドってやつを。今まで待ち焦がれてたんだろ?こんな展
   開を・・・何のためにここまで歯を食いしばってきたんだ!?てめぇのその手でたった
   一人の女の子を笑わせて見せるって誓ったんじゃねえのかよ?お前らだって有名作家の
   方がいいだろ!?エロ作家なんかで満足してんじゃねえ、命を懸けてたった一人の女の
   子を幸せにしたいんじゃないのかよ!?だったら、それは全然終わってねぇ、始まってすら
   いねぇ・・・ちょっとくらい長い/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\プロローグで絶望してんじゃねぇよ!
\ 手を伸ばせば届くんだ!い|   うるさい黙れ  |い加減に始めようぜ、ニート!!/
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_______/ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                           ∨      (゚д゚ )
                          <⌒/ヽ-、__ノヽノ |
                        /<_/____/ < <

422 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/19(金) 21:35:34
>>412
前回と大差ない40点!(`・ω・´)

>>413
なにかいる!(`・ω・´)

>>417
>女は真正面から男を見つめ、白い下着を脱いでいる。
(女の視点の三人称に見える!)
>男は、いきり立った一物が一瞬にしてなえるのを感じた。
(次の一文で男の視点の三人称とわかる! 書き方が紛らわしい!
 前回や前々回と違って男が女の背中を見ているくだりがないので、
 『なえるのを感じた』という部分に引っかかる!)

>一本の陽物がピストルのように向けられていた。
(雰囲気だけの一文! 比喩の意味がはっきりとしない!)

言葉の意味を考えて書いた方がいい35点!(`・ω・´)

423 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/19(金) 21:39:17
>>421
オリジナルで勝負した方がいい!(`・ω・´)

424 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/19(金) 21:57:31
ある意味、幻想をぶち壊すコピペである

425 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/19(金) 22:09:34
>>423
あえて点をつけるなら何点?

426 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/19(金) 22:16:53
>>425
悪ふざけには付き合わない!(`・ω・´)

427 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/19(金) 22:40:53
(`・ω・´) や!

(`-ω-´) わいがつける!

(`・ω・´) 汚点!


428 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/19(金) 22:47:49
>>427
なにかいる!>(゚д゚ )

429 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/19(金) 22:48:13
>>427
久方振りによい!(`・ω・´)

430 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/20(土) 09:09:05
>>420
古いコピペを第三者が貼りつけた可能性が高い!
呼びかけには意味がないと考えた方がいい!
参考になると思われるURLを提示しておく!
http://freshers.mycom.co.jp/manner/business_txt/

補足として、勝手な行為に対してはどのような美辞麗句を尽くそうと、
先方に無礼を働くことに変わりない! それなりの覚悟は必要!(`・ω・´)

431 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/20(土) 10:15:03
420です
アドバイスを深謝いたします
ただいま、他で落選らしき報が入りました
●士見とは関係ない児童文学なのですが
●士見の件はどうせ、落選と思われますし、そのままに
させていただくことにします
一番の期待作と勝手に期待しておりました賞でした
実力不足は当たり前の私、
気を取り直して、改稿その他、頑張ります
今後もワイさんのご指導をよろしくお願い申します
いつも喜んで見せていただいておりました
大ファンです

432 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/20(土) 11:11:05
よい!(@`・ω・´@)

433 :1/2:2010/02/20(土) 19:34:31
ヴェスパは、映画『ローマの休日』で新聞記者と王女が乗り回したことで有名になったバイクであり、そして彼女の愛車でもある。
だから、圭介にとってその小さなバイクのたてる軽妙なエンジン音は、彼女の来訪を告げる足音と同じなのだった。
そのエンジン音が冬の空に響き、少し遅れてチャイムがなった。実に久々なことである。
訪問者が誰なのかは明らかなので、圭介は直接ドアを開けた。
「……どしたの?」
そこにはもちろん彼女がいた。いつものように門から少し離れたところにヴェスパにもたれるように立っている。
が、なぜか今日はヘルメットの下に目深に帽子をかぶっている。口まで覆うマフラーで顔も見えない。
「……です」
「え?」
彼女は何か言ったが聞こえなかった。聞き返した圭介に彼女は、
「郵便です!!」
怒ったみたいに言い放った。
よく見ると顔が真っ赤である。たしかに耳が痛いほどの寒さだが、理由はそれだけではなさそうだ。
「えっと、はい」
どうやら郵便ごっこがはじまったらしいことを察して、圭介はとりあえず頷いた。が、ヴェスパは郵便を運ぶには少しキュートにすぎる。
そんなことを思っているうちに、圭介にとっては同じくキュートすぎる郵便屋さんが、鞄から何かを取り出した。
「……どうぞ」
言うまでもなく手紙だった。ピンクの封筒。
マフラーの隙間から見える彼女の顔は、ピンクというよりレッドになっている。
「はい、ありがとうございます」
素直に受け取る。圭介もなんだか顔が熱いような気がしてきた。
「では、受領印をお願いします!!」
またしても少し怒鳴り気味な彼女。
「ど、どこに?」
圭介は彼女の迫力に気圧されている。
すると彼女は人差し指で口元のマフラーを下げ、あごをぐいと突き出した。目をつむって。頬を朱肉みたいに真っ赤にして。
圭介は全身に羞恥が原因のむず痒さを感じつつ、
「ん……」
そっと受領の意を伝えた。

434 :2/2:2010/02/20(土) 19:35:17
彼女がヴェスパに乗って飛ぶように帰ったあと、圭介は封筒をあけてみた。
女の子らしいメモ帳のような紙に、大きく一言、
「ばか」
と書いてあった。

圭介は苦笑しながら手紙を封筒に戻そうとして、裏に続きが書いてあることに気付いた。
「試験がんばってください。でも終わったらどっか連れてって」
小さなため息をついた。
――寂しいのは俺だけかと思っていた。まだ運転できるだろうか、ヴェスパ。
圭介はヘップバーンより可愛い彼女の笑顔を思い出しながら、長い勉強の続きに戻った。

435 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/20(土) 22:04:30
>>433-432
全体を通して良い作品だと思った!
ワイが見た限りでは誤字が見当たらない!
ただし、表現に少し引っかかるところがある!
以下に抜き出すことにする!

>〜小さなバイクのたてる軽妙なエンジン音は、彼女の来訪を告げる足音と同じなのだった。
(エンジン音が彼女の来訪を告げるだけの意味にも取れるが、似通った音のようにも思える!)

>どうやら郵便ごっこがはじまったらしい
(主人公がすぐに納得する心理がよくわからない!)

>――寂しいのは俺だけかと思っていた。まだ運転できるだろうか、ヴェスパ。
(なぜ、彼女のバイクを主人公が運転しないといけないのか、理由がわからない!
 作中に絡んでいる『ローマの休日』では王女である彼女がヴェスパを運転している!
 余計に主人公の言動がわからない!)

物語としては楽しんで読めた72点!(`・ω・´)

436 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/20(土) 22:12:59
アンカーミス!
>>435で評価したレスは>>433-434だった!(`・ω・´)

437 :その1:2010/02/20(土) 22:43:16
 正春が自室で本を読んでいると、唐突に部屋のドアが開かれた。それは本当に唐突な開き方だったから、正春は驚き、読んでいた行を見失いそうになった。突然の来訪者はいったいだれだとドアの方に視線をやると、妹の美佳が戸を後ろ手に閉めているところだった。
「お前、部屋入る時はノックくらいしろって、いつも言ってるだろ。僕だからまぁいいけど、これが姉貴だったら何されるか分かったもんじゃないぜ。いや、本当に」
「お姉ちゃんの部屋入る時はちゃんとノックするもん。何読んでんの?」
「石坂洋次郎の短編集」
「どんな話?」
「言っただろ、短編集だって。色々な話があるんだよ」
 正春は開いていたページに栞を挟み、ぱたんと閉じた。美佳は部屋の隅っこに設置されたベッドに腰をかけ、毛布を人差し指で何度も撫でた。
「わたし、長編よりも短編小説の方が好きだな。なんか手軽に読めるし。長いの読んでると、ちょっと疲れちゃうんだよね」
「嘘つけ。お前、この前に『鉄鼠の檻』読んで大興奮してたじゃないか」
「にゃはは」
 美佳は苦笑いで発言の矛盾を流し、気がついたように部屋を──というよりも部屋の空気を見つめた。
「この部屋、暑いね。冷房くらいつければいいのに」
「苦手なんだよ」
「せめて扇風機くらい」
「僕は我が家の電気代を無駄にあげたりしたくないだけだよ」
「汗とかかかないの?」
「そういえば、かかないな」
「汗腺とかおかしいんじゃない?」
「そんなことないよ。で、お前いったい何しに来たんだ?」
「うにゃ?」
「何か用があるから来たんじゃないのか? 僕の部屋にさ」
「ああ、うん」美佳は思い出したように頷いた。「わたしドライブに行きたい」
「勝手に行けばいいじゃないか」
「わたし免許持ってないもん。お兄ちゃん、免許とったんでしょ、連れてってよ」

438 :その2:2010/02/20(土) 22:48:23
 正春は顔をしかめた。眉と眉の間に作られた皺が、雄弁に「こいつは面倒なことになったな」と語りかけてくるような、そんなしかめっ面だった。
「今、何時だよ」壁掛け時計を見る。「もう八時だぜ。何もこんな時間からしなくても──」
「今がいいの。わたし、今ドライブに行きたいの。駄目?」
 上目遣いで見つめられ、正春は海外の映画で俳優がやるように大げさに両手をあげた。
「わかったよ。でも、親父に車かりれなかったら、もうあきらめてくれよ。レンタカーかりるにしても、この時間じゃもう無理だろうし」
「いいよ。じゃあ、わたし用意してくるね」
「用意って何のだよ。ドライブ行くだけだろ。そのまま車の座席に座るなり、トランクで丸くなるなりするだけでいいじゃないか」
 美佳はそれに対して返事をしなかった。
「準備してくる」と彼女は繰り返した。「お父さんに車かりておいて」
「あいよ」
 美佳が部屋から出ていくと、正春は机の上に置かれた『霧の中の少女』を未練がましく見、それから一つだけ軽いため息をつくと、上着のポケットから取り出した煙草を口にくわえ、しばらく探し回ってから見つけたライターで火をつけた。
 そして、それを大して美味くもないといった調子で吸った。
 実際、正春は煙草が吸いたいわけではなかった。ただ、彼の父親がひどい煙草嫌いで、自分の車に煙草の臭いがつくことを承知しない、つまり、車内禁煙だということを思い出したのだ。
 今のうちに吸っておかないとな、と正春は思った。今のうちに吸っておかないと、しばらくの間吸えないだろうから。なんせドライブなのだ。
 煙草をくわえながら、正春は結局、机の上で閉じられた文庫本に手を伸ばし、そいつを読み始めた。
 ページをめくっていると、美佳の部屋のドアが開き、大急ぎと行った具合に彼女が一階へ降りていく足音が聞こえた。そして、それはすぐに繰り返された。階段をどたばたと上り、正春の部屋の戸が開かれる。

439 :その2:2010/02/20(土) 22:50:02
「何してんのさ!」
「お前、部屋入る時はノックくらいしろって、いつも言ってるだろ。僕だからまぁいいけど、これが姉貴だったら何されるか分かったもんじゃないぜ」そこで正春は言葉を切った。「いや、本当に」
「お父さんに車かりといてって言ったじゃん。はい、ここで問題です! それに対してあなたは何と答えましたか?」
「忘れた」
「答えはCMの後! ほら、行くよ」
 やたらとハイテンションな妹に連れられ、正春は部屋を出た。
「栞挟んでないんだけど」
「大丈夫大丈夫」
 何が大丈夫なのだろうか、と正春は思った。そして、それは思っただけで、口の外に出ることはなかった。
 一階のリビングでは父親が葉巻を吸いながら新聞を読んでいた。金持ちの人間に多い、例の何を見るにしても値踏みするような、そんな視線で正春たちを見る。
 これは実際に値踏みをしているわけではなく、ただ彼がそういう目つきを持って生まれてきたに過ぎなかった。けれども、実際にこの家は金持ちだった。
「父さん、車をかしてほしいんだけど、構わないかな?」
「ああ」
 短く答え、ズボンのポケットから車のキーを取り出し、正春に投げて渡した。
「あまり遅くならないようにな。特に美佳はまだ高校生なんだから」
「なるべく遅くはならないようにするよ。ほら、美佳、行くぞ」
 キーを指で回しながら、家を出る。
 玄関を出た正春は、美佳が靴をはいているのを待つ間に空を見上げた。
 月でも見えるかな、と思ったが月は巨大な洋館、つまりは自分たちの家に隠れてしまっていた。仕方なく煮詰められたような夏の空に星座を探していると、ほどなくして美佳が玄関から出てきた。
「僕、免許とってから運転したことないんだけど、大丈夫かな」
「大丈夫大丈夫」
「きっと、お前の発言には根拠とかないんだろうな、絶対に」
「うにー」
「意味不明。どう返事を返せばいいんだ、それ」
「うにー」
「うにー。なんか、僕たち今かなり馬鹿っぽくないか?」
「気にしない気にしない」
 他愛のない話をしながら前庭に伸びる石畳の道を歩いていると、門の近くにとめられている車が目に入った。正春はキーのボタンを押し、遠隔操作でドアのロックを解除した。そして、運転席に乗り込む。反対の方のドアから、美佳が助手席に座った。

440 :その4:2010/02/20(土) 22:51:19
「こうして運転席に座ってみると改めて不安になってくるよ。えーっと、エンジンってどういう手順でかけるんだっけな」
 ぼやきながら、正春はあれこれと操作をし、エンジンをかけた。そして上着のポケットから眼鏡を取り出し、それをかけた。
「わっ、お兄ちゃんが眼鏡かけてるとこなんて初めて見た」
「そうだったっけ?」
「うん。というか、目悪かったの?」
「悪かったんだよ。普段はかけないけど、運転する時はかけないといけないんだ」
「ふうん。面倒だね」
「面倒だよ。んじゃ、発進すんぞ」
「れっつごー!」
 車はゆっくりと動きだし、門を抜けてその身を道路に移した。正春はギアをセカンドに変え、それからサード、トップへと変えた。それは素早い動作だった。
「なんか慣れてる感じじゃん」
「教習所じゃ、はやくギアチェンジしないと教習員に怒られるからな。癖になってるんだろ。で、どこ行くんだ?」
「目的地なんてないよ」
「そう言われると、運転手としては困るんだが」
「お兄ちゃんが好きなように行けばいいよ。わたしはそれについていくから」
「わかったよ」
 それから正春は気が向くままにハンドルを動かした。そのせいで同じ道を二度通ることも多かったが、美佳はそれについて文句を言わなかった。車内に置いてあったロードマップを手に取り、そのページをぱらぱらとめくってみせた。
 交差点に差し掛かり、車は信号の前で停車した。ギアをロウに戻しながら、横目で美佳を見る。
「おもしろいか? 地図なんて見て」
「うん。おもしろいよ」
「マジか。ロードマップのなにがそんなにいいんだ」
 理解しかねるといった口調だった。
「わたしたち、どこにでも行けるね」美佳は言った。「この次の角を右に行って、しばらくして左折するの。で、高速に乗ったら本当にどこにでも行けるよ」
「まぁ、遠くまでは行けるだろうな」
「なんか初めてみたい」
「なにが?」
「車に乗るのが」
「そんなことないだろ」
「そうなんだけど、なんだか初めてみたいなの。お兄ちゃんが運転する車に乗るのって、すごく新鮮」

441 :最後:2010/02/20(土) 22:53:03
 信号が青になった。
 二人を乗せた車はそのまま真っ直ぐに進み、次の角を右に曲がった。そして、すぐにまた右折した。デジタル表記の時計がもう九時五十分であることを報せていた。
「もうそろそろ帰るか。堪能しただろ?」
「ヤだ。もっと一緒にいたい」
「お前な、親父も言ってただろ、遅くならないようにって。九時五十分って、これそろそろ限界だろ。親父に怒られるのはまぁいいとしても、姉貴にまで怒られるかもしれないのを考えると、もう今からちょっと憂鬱だよ」
「どうしてお姉ちゃんに怒られるの?」
「そりゃお前、こんな時間までわたしのかわいい妹を連れ回して、とかそんなだよ」
「お姉ちゃんは怒らないと思うけど」
「どうして?」
「教えない。馬鹿」
「どうして馬鹿にされてるんだ、僕は」
 馬鹿、と美佳は繰り返した。駄々っ子みたいに。
「コンビニ寄って帰ろうぜ。お前の好きなアイス買ってやるから」
「うん」
「ジュースもな」
 そして車は本当に馬鹿みたいに巨大な洋館を目指して走っていった。一本道で正春は空を見上げ、そこに月があるのを見た。
 斜めに削られた月の姿は、どういうわけかひどく寂しそうに正春の目に映ったので、彼はそれを誤魔化すように鼻歌を歌った。
 美佳は眠っているように目を閉じ、それに耳を傾け、時折、ひどく小さく微笑した。
 渋滞にひっかかるとか事故に巻き込まれるとか、この車が事故を起こすとか検問とか──理由なんてなんでもいいから、これ以上車が前に進まなければいいのに、と美佳は思い、それから今度は、先ほどよりも大きく笑みを浮かべた。
 馬鹿みたい、と彼女は思ったのだ。

442 :>>433:2010/02/20(土) 22:54:42
予想以上に長かったり、途中でナンバー間違えたり、sage忘れてすみません…。

443 :433:2010/02/21(日) 07:38:33
>>435
ありがとうございます。
実は以前「田沢と関わるとろくなことがない」という書き出しでいくつか投稿させていただいた者です。
あのときは1人称で書いていたのですが、3人称だとどうも筆がのらずに練習の日々です。
またよろしくお願いします。

>>442
え、はい、あれ? うにゅ?
たぶん437さんのアンカー(てか名前)ミスですね?

444 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/21(日) 07:48:57
>>437-441
> 正春が自室で本を読んでいると、唐突に部屋のドアが開かれた。それは本当に唐突な開き方だったから、正春は驚き、読んでいた行を見失いそうになった。突然の来訪者はいったいだれだとドアの方に視線をやると、妹の美佳が戸を後ろ手に閉めているところだった。
(ドアが開かれたことを主人公は理解した上で『唐突な開き方だった』とあとに続くと、
 すでにドアの方向に目がいっているように読める! そうなると来訪者がわからないという部分に矛盾が生じる!
 回避するために『それは本当に唐突な開き方だったから、』の部分は削った方がいい!
 あと一文の中に同じ意味合いのドアと戸が混ざっている!)

>「わたし、長編よりも短編小説の方が好きだな。なんか手軽に読めるし。長いの読んでると、ちょっと疲れちゃうんだよね」
(主人公が長編を読んでいれば違和感のない一文になる! 今回の場合は逆なのでおかしい!)

というよりも部屋の空気を見つめた。
(見えないものを見つめる行為が奇妙に思える!)

>「もう八時だぜ。何もこんな時間からしなくても──」
 「もう八時だぜ。何もこんな遅い時間から行かなくても――」
(下がワイの参考例! 曖昧な時間帯と行為を明確にした!)

>「答えはCMの後! ほら、行くよ」
(意味がわからない!)

>煮詰められたような夏の空
(暗い夜の状態を『煮詰めたり』、または『夏の空』にしても変化に乏しい!
 そのせいで書かれた状態を想像することができない!)

人物の魅力を引き出すには描写が不可欠!
「うにー」などの安易な会話文で楽をしてはいけない!
主人公視点の三人称の書き方が続いていたので
最後の妹視点の三人称には少し違和感を覚えた!

意味の通らない、もしくは理解が難しい部分を無くす必要がある56点!(`・ω・´)

445 :437:2010/02/21(日) 09:28:06
>>433
すみません。ミスです。
なんか騙るようなかたちになってしまった…。

>>444
ありがとうございます。
自分では気づかなかった点が多く指摘されていて、何度も読み返してしまいました。
また投下させていただきますので、その時はどうかよろしくお願いします。

446 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/22(月) 03:39:14
普段はとてもとても優しいあの人が、私の身体の上に
馬乗りになり、全体重をかけ、私の身体を拘束する。
身動きがとれないまま、頭に顔に、交互に鈍い痛みが走る。
目の前には、私の知らない顔をした、愛する人の顔がある。
数十年を共にした安心感だけが、この恐怖が本気ではない
と自分に言い聞かせる。
けれど、一方で、痛みの恐怖が私の死を予期させる。
逃げられない私は、ただ、ただ、鈍い痛みを受け止める
しか術がなかった。
「ごめんなさい」「ありがとう」。
言い訳と本心を交互に述べ、終わりを待つしかなかった。

447 :ひぎゃああああああ:2010/02/22(月) 05:19:41
>>446

> 普段はとてもとても優しいあの人が、私の身体の上に
馬乗りになり、全体重をかけ、私の身体を拘束する。

書き方が中途半端!ショートショート程度の長さの小説なら騎乗位、くらいで流してもいい。
だけどここまで書くのならどのように拘束されているかまで書き込んでほしい。
両手を抑えつけられ〜、とか。
> 身動きがとれないまま、頭に顔に、交互に鈍い痛みが走る。

ここも、もう少し書き込んだらよくなる。
なぜ頭に顔に鈍い痛みが走るのかを。

> 目の前には、私の知らない顔をした、愛する人の顔がある。

あぁ、ここはよい。
> 数十年を共にした安心感だけが、この恐怖が本気ではない と自分に言い聞かせる。

この時は安心しているのか、恐怖しているのか分からない!安心感が恐怖でないと言いきかせる?
意味が分からない!
落ち着きが慌てさせる的なw
恐怖が本気、もおかしい。ダメ!



448 :ひぎゃああああああ:2010/02/22(月) 05:21:59
0点!(`・ε・´)

449 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/22(月) 06:26:08
>>446
文章の全体がぼんやりとしている!
主人公は愛する人に馬乗りにされて身体を拘束されている!
その状況下で頭と顔に交互に痛みが走るとある!
主人公の身体の拘束とは手足にも及ぶのか!
頭と顔に区別された痛みには意味があるのか! 暴力の種類の違いなのか!
場面がうまく頭に浮かんでこない!

>〜この恐怖が本気ではないと〜
(恐怖に真面目や不真面目はない! 『本気』は『本物』の方がいい!)

>痛みの恐怖が私の死を予期させる。
(予期は誤用! 予感が適切!)

>「ごめんなさい」「ありがとう」。
(誰の言葉かはっきりとしない!)

情報不足が起因して、全体的にぼんやりとした内容になっている41点!(`・ω・´)

450 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/22(月) 10:44:17
 小さいときから、一緒の床で寝るのが習慣になっていたので、
紫の姫君は今も、源氏に抱かれて眠ることにすっかり慣れ親しんでいた。

 そうして、楽しくとりとめもない話を交しているうちに、姫君は、いつかすこやかなねむりに落ちるのがきまりだった。
紫「おやすみなさい、お兄さま」
 と姫君は、重そうな瞼を、もう開けずにいう。
源氏「私を愛しているかい?」
 と源氏がいうと、姫君は半分、とろりと睡ったまま、ゆるんだ愛らしい花の唇から、
紫「お兄さま、だい好きよ」
 と、ため息とともにいう。
源氏「ほんとう?」
紫「ほんとうよ、お兄さま」
源氏「その証拠をみせてくれるかい?」
紫「証拠って?」
 姫君はそう言ったなり、うつつに寝入ってしまう。源氏の手枕が重くなった。
姫君の愛らしい重みが、源氏にはもう堪えられない。
 こんな無垢の少女には、もうすこしの間ときを与えて、女として開花するのを
待つべきかもしれない。しかし若い源氏はもう待てない。
 長い間、心からいとしんだものを、もう待ちきれない気がする。
源氏は姫君にそっと唇を重ねる。やわらかい少女のままの唇。
源氏「私の愛に免じて、私が何をしも許してくれるね?」
紫「いいわ、お兄さま……。でも、何を?」
 姫君は夢うつつのやさしい声音でいった。けれど、それに続くものは、源氏の
若々しさを示す性急な男の動作だった。
紫「えっ、えっ?お兄さま一体何をするの!?」
源氏「許してくれ…」
姫君の寝衣の帯が解かれ、源氏の手が幼い胸元に差し入れられる。
紫「いやー、お兄さま恐い」
まだその行為の意味を知らぬ幼い少女は、長年兄と慕っていた人の豹変ぶりに恐怖を覚えた。

451 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/22(月) 10:48:12
>>450
やはり世に出る文章。
例外はあるが。

なにかしら人の心をとらえるものがある。

個人的には70点くらいだが。

452 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/22(月) 18:21:58
450さん、素敵です
私もスレ用に書いて見ていただこうかな
ホンチャンはちょっとためらいますし
源氏物語に座布団三枚!!!!!!!!!!

453 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/22(月) 18:48:42
なんで台本みたいにセリフの前に名前があるの?
小説なら名前なしでわからせないとダメでしょ。

454 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/22(月) 19:07:38
小説じゃないんじゃね?
戯曲とかいうやつ

455 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/22(月) 20:30:57
セリフ回しにもうちょっと気を使って欲しいな。
「証拠」は違和感ある。

456 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/22(月) 20:51:24
>>450
『あさきゆめみし』のコピペと判断!
方々で出回っているからと言って、
無断使用していいことにはならない!
                       ,_,.
当然の結果として評価は見送る!(`・言・´)

457 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/22(月) 23:45:45
ある日ティラノサウルスは
「俺は、今日からベジタリアンになる」
と言った。どうしてそう決心したのかは、ティラノサウルスでさえわからなかった。
仲間の肉食恐竜達は
「死なない程度に頑張れよ」
と言った。ティラノサウルスの噂を聞きつけた草食恐竜は
「草を食べるにはよく噛むことが大切さ」
と助言した。草食恐竜が見守るなか
ティラノサウルスは、助言に従い、
草をよく噛み、そして飲み込んだ。そうすると今まで体験した事が無い
苦味が口一杯に広がりそして、何とも言えない達成感がティラノサウルスを包み込んだ。
 そんな草食の生活を続けていく内にティラノサウルスは痩せこけ誰の眼から見ても弱っていた。
 仲間の肉食恐竜達は
「おい、もうやめろ。見てられない」
と言ったがティラノサウルスは、
「決めたことなんだ」
と言った。肉食恐竜達が帰った後 戻ってきた草食恐竜は
「もうやめてください。一緒に過ごした時間は 少ないけどあなたが死ぬのには、耐えられない。」
と言い、ティラノサウルスを目を見つめた。 ティラノサウルスは虚ろな目をして
「もう無理だよ」
と言った。
 朝に限りなく近い真夜中にティラノサウルスは、何時ものように吐き気で目を覚ました。
突然の吐き気は ティラノサウルスに場所を選ばせる事なく襲ってきた。ついさっきまで、月に照らされ、
朝露で輝く草花が生えてた場所は、今や胃液と形の残ったままの草が埋め尽くしていた。
 口を水で洗い落ち着いたティラノサウルスは、 月夜に向って舌を出す。 


458 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/23(火) 01:40:02
素敵な童話に座布団4枚!!!!!!!!

459 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/23(火) 07:15:39
>>457
宮西達也のティラノサウルスシリーズを彷彿とする内容!
既存に似たような内容の作品があるので公募に出すのであれば、
もう少し工夫が必要になる!

主人公がベジタリアンになるのに動機がないので説得力に欠ける!
なにかしらの理由はあった方がいい!

>口を水で洗い落ち着いたティラノサウルスは、 月夜に向って舌を出す。
(最後の一文が残念! 舌を出す行為は死を予感させるが、
 嘲りや恥ずかしい様子を示しているようにも受け取れる!)

話の中心にある動機が弱いと感動も薄れる61点!(`・ω・´)

460 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/25(木) 15:12:07
キ昔々、北と南の村の男女が、お互いの村の中間にあるトンネルで逢瀬を重ねて
いた。
満月の夜、いつものようにトンネルへ行った女は通りがかりの野盗数人に強姦
されてしまう。
その後、女は愛した男が嫁をとった話を聞いた。
野盗に汚された自分を男は捨てたのだ、と思った女は、男との思い出のトンネ
ルで自ら命を絶ったという。

数日前、香奈がネットで見つけたこの昔話の結びに、女の魂を弔う碑の所在地
が記載されていた。
つき合ってた彼がデートの最中、どこか上の空といった感じのうえ、ケータイ
をチェックすることが多くなった。
そして遂に友人から、見知らぬ女性と街を歩いてる彼を見た、という話を聞か
されたのだ。
その事を彼に問い詰めると「別れたい」と切り出された。
捨てられた、と思った。

そんなとき出会ったこの昔話に興味を引かれた香奈は、碑のある場所に向け車
を走らせた。


カーナビが目的地到着の知らせを告げると、うっそうと茂った木々に囲まれた
道の先にトンネルが見えてきた。

車一台がやっと通れそうな狭い、苔むした入り口、中は薄暗い照明が3つ上か
ら垂れ下がってるだけでトンネル自体の長さはさほどではない。

碑はこのトンネルの向こうか、と思った香奈は車を擦らないよう慎重に侵入さ
せた。
ちょうど中ほどまで来たとき、オーディオが止まり、次いでエンジンが止まっ
た。

461 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/25(木) 15:12:47
キーを何度ひねっても反応がないので香奈は溜息をついてシートに背中を預け
た。ふと、香奈の目に何かが映った。
トンネルの出口、夕焼けをバックに人影が立っている。
腰まで伸びたボサボサの髪型から女性のようだった。
その時トンネル内に「おぉーい」という声が響き渡り香奈はビクリと体を震わ
せた。
シートから後ろを振り向くとトンネル入り口に人が立っている。
地元の人がトンネル内で止まってる車を不振に思い声をかけたと思った香奈は
窓を開け、そこから頭を半分だし、トンネル内に響く大きな声で「すいません
、故障したみたいなんです」と言った。

香奈の声が届いたのかその人物はトンネル内へ歩き出した。香奈は歩いてくる
その人物に何か違和感を感じた。逆光でシルエットしか見えないが、浴衣のよう
な服を着ているし髪型もボサボサとしている。

さっき出口で立っていた女性のように・・・

はっとした香奈が顔を正面に向けると女性がボンネットの上に四つん這いで車
内を覗き込んでいた。目は無い、あるべきところにはポッカリとした黒い穴し
かなく、大きく開かれた口には数本の歯しかなかった。

462 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/25(木) 15:13:46
悲鳴をあげようとした香奈の隣、助手席にいつの間にかボサボサ髪の男が座っ
ており、香奈に右手を伸ばし、黒い穴の目と苦しげに歪んだ顔を向け「たすけ
てくれ」と低い声でうめいた。
叫ぶこともままならないまま、香奈はドアを開けて外に転がり出た。そして両
手に力を込めて立ち上がろうとした途端、ズシリと背中に何かがしがみ付いた。
香奈は驚いて顔を後ろに向けると先程の女の顔があり、こう言った。
「このひとはワタシのものだよ」
気管に水が溜まったようなゴボゴボとした声が笑い声に変わってゆき、香奈はそ
の場で気を失ってしまった。

気が付くと、トンネル出口の夕焼け空にカラスが飛んでいく景色が見えた。
車のエンジンはかかっており、開けっ放しのドアからは音楽も流れている。
香奈は辺りを見回し、すばやく車に乗り込むとトンネルを後にした。

トンネルを出て100メートルほど行った右側に碑はあり、香奈は車を止め
、それを眺めた。
碑にはネットで読んだ話と大体同じ話が刻んでがあった。
目を下に移すと隣に小さい碑がある。
それは話に出てきた男の碑だった。
女が亡くなって間もなく、このトンネルで女の後を追うように死んでいるのが
見つかった、とある。
美談めいたものを感じた香奈だったがそれは違うと思った。
話では捨てられた悲劇の女とされてるが、本当のところは捨てた男を許さない
鉄の女だったのだ。

香奈は車を発車させた。
この女のようなことは自分には出来ないろう。
でも・・・

香奈は自分を捨てた彼氏に対する報復をあれこれ考え始めた。

463 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/25(木) 20:04:38
>>460-462
『・・・』は『……』の方がいい!

>キ昔々、
(打ちミス!)

>香奈は歩いてくるその人物に何か違和感を感じた。
(違和感だけで感じている!)

>碑にはネットで読んだ話と大体同じ話が刻んでがあった。
(打ちミス!)

>本当のところは捨てた男を許さない鉄の女だったのだ。
(鉄の女でマーガレット・サッチャーを思い出した!
 内容にあった比喩を自分なりに考えた方がいい!)

よくできたホラーと言える! ただし、辻褄があっていないようにも思える!
作中の亡霊の行動には意味があるので看過することができない!

女は男を憎んでいると考えられる! 男は女から何かしらの迫害を受けているので主人公に助けを求める!
その背景がありながら、「おぉーい」という呼び声で男は女のいるトンネルに自ら現れている!
もう一点、車を一時的に故障させたのが男女のどちらなのか!
最初に現れた女が止めたとすると、話の内容が変わるおそれがある!

読者のミスリードを誘う行為が少し雑に見えたのが惜しい78点!(`・ω・´)

ここまでの最高得点を更新、おめでとう!(`・ω・´)

464 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/26(金) 09:34:03
>>460−462です。
某小説サイトにアップしていたものです。
評価して頂き、ありがとうございました。

客観的に分析する方に読んで頂かないと気付かないところがあるんですね。
早速、注意箇所を訂正しました。
特に痛感したのは辻褄の点で、自分の中では以下のような設定でした。

「トンネル内は女亡霊の思い出が支配」
(「おぉーい」という呼び声、の件)
「車が動かなくなった場所は、女亡霊に導かれた男が呪い殺された場所」
(その場に監禁された男亡霊が主人公に助けを求めた)

この点の表現が独りよがりだったのですね。
勉強になりました。
よろしかったら、また評価お願い致します。

465 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/27(土) 15:57:49
寝床で腹ばいになって

寝床に腹ばいになって

この微妙なニュアンスの違いをおしえて


466 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/27(土) 16:14:46
>>465
助詞の『で』は動作を表す!(文意が変わることがあるので注意が必要!)
助詞の『に』は動作の終わりを示す!

詳しい解説はここ!(`・ω・´)
http://www.sanseido.net/main/Words/hyakka/howto/15.aspx#five

467 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/27(土) 17:01:49
寝床に腹ばいになって、煙草を吸いながら、遠くの海の方を眺めて、
   で

468 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/02/28(日) 04:35:40
>>467
(`・ω・´)

469 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/28(日) 04:53:28
>>466
ほんと、お前バカだよな

470 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/28(日) 14:38:35
>>467はどっちが読みやすい?

471 :名無し物書き@推敲中?:2010/02/28(日) 14:48:29
こうすりゃいい。

 寝床に腹ばいになる。煙草を吸いながら遠くの海の方を眺めて一句詠んだ。
 ――喫煙を してもいないのに 吸いながら
                          友蔵ウソつき俳句
「ああ、背骨いてェ……。腹ばいになって遠くの海なんか眺められるもんじゃ
ねーっつの。どうしてこうも嘘ばっかなんだ……。」

472 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/03(水) 03:02:37
あの日、大叔母はヒバクシャとなった。
爆心からの距離と遮蔽物のお蔭で、目立った外傷こそ受けなかったが、中性子線は、
確実に彼女の身体を貫き、破壊した。
幼い頃の私は、青白くしなびた老女が語る話の内容を、ぼんやりとした影絵のように
聞いていた。

473 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/03(水) 08:08:42
>>472
一人称の文章で全文が過去の話として読む!

>老女が語る話の内容
(『話の』はなくても意味が通じる!)

>ぼんやりとした影絵のように聞いていた。
(当時からぼんやりとして聞いていたことになる!
 過去の話なので今の私が当時を振り返って
 ぼんやりとした影絵のように思う方が自然!)

事実を淡々と語る口調に合わせた比喩はよい58点!(`・ω・´)

474 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/03(水) 12:28:59
これをお願いします
ttp://ana.vis.ne.jp/ali/antho.cgi?action=article&key=20091221000062

475 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/03(水) 22:28:37
祭り作品なので一定の評価は出ている!
再度、ワイが評価する必要性を感じない!(`・ω・´)

476 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/04(木) 09:42:09
また評価お願いします。


そのハチロクだよ、ハチロク。
今じゃ漫画で有名な、走り屋に人気の車だけどよ。
20年前、それでバカっ速いヤツがいたんだよ、
この峠に。でもなあ、県外から来た走り屋、コイツ
がサーキットで何回も優勝してるセミプロでね。
そいつに勝負を挑まれ完敗しちまったんだ。
ハチロクのヤツよっぽど悔しかったんだろうね、
リベンジしようってんでオニのようにここを走り
こんだんだ。でも無茶な走りをしちまったんだろ
うな、ガードレールに突っ込んでハチロクはオシ
ャカ、ドライバーはフロントガラスを突き破って
シートごと外に放り出され、崖下で死んでたんだ
と。

それからだ、この峠にハチロクの亡霊が出るよう
になったのは。

今も自分を負かしたヤツ、もっともそのセミプロ
はレース中の事故で既に死んでるんだけどよ・・
・、ソイツを探してんだろうな、走り屋を見つけ
ると自分が追い抜くか、相手が事故るまで峠中ど
こまでも追いかけるって話だ。

477 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/04(木) 10:46:28
そこまで話すとレッカー車を運転する白髪混じり
の男は笑いながら言った。
「で、事故った車を運ぶのがオレってわけさ。
 今月はお前さんで6台目だ」
深夜の峠道を走るレッカー車にはフロント右側が
破損した走り屋風の車が載っていた。

「笑い事じゃないッスよ、しかしあのハチロク
 お化けだったのか。そういやこっちがスピン
 した横でスーと消えたもんな・・・しかし頭
 いてーな修理代、金ねーってのに!」
助手席に座る走り屋の若者は右手で頭を撫でなが
らそう言った。
「このままウチに預けな、何台もこうやって運ん
 で修理してきてるんだ。なるたけ安くチョチョ
 イのチョイと直してやらあ」
男の言葉に若者は“渡りに船”とばかりに修理を
頼んだ。

478 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/04(木) 10:47:45
峠が終り、街へと入る手前に修理工場はあった。

若者がタクシーで帰ったあと、白髪混じりの男は
事故車を工場内に入れ、そこにある誰もいない事
務所に立ち寄った後、シャッターを閉め工場の裏
へと歩いていった。
山積みにされた廃車の間を通り抜け、一台の車の
前に立った。
それは雑草と錆にまみれ、運転席側のフロントガ
ラスに大きな穴が開いたハチロクだった。
その前にしゃがみ込み、線香をあげながら白髪混
じりの男が呟いた。

「おかげで商売は上々だよ。でも・・・いつに
 なったら・・・走るのを止めるんだい?
 兄貴・・・」

479 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/04(木) 18:17:40
   決まってんだろうが。「ワナビの言葉に説得力がある」なんて、クソレスが嘘ついてや
   がっただけだろうが。ああそうだよ、「ラノベ作家は努力と才能の二つがなければ
   なれない」ってのも大嘘だ!ワナビの頭は一般小説とエロゲに圧迫されてただけなんだ
   つまりソイツを打ち消しちまえばもう電撃スレで愚痴レスする必要なんかどこにもな
   くなっちまうんだよ!!冷静に考えてみろ。萌え=キャッキャウフフなんて残酷なシステム作りや
   がった三流ライターが、テメェらワナビに心優しく売れ筋を全部話すと思ってんのか!何なら
   書店の店員さんに売れ筋聞いてみりゃいいだろうが! とりあえず、だぁ?ふざけや がって
   そんなつまんねえ事はどうでもいいたった一つだけ答えろ、ワナビ!テメェはラノベで一攫千金
   狙いたくないのかよ? てめぇらずっと待ってたんだろ!?40年間汗水たらして働かないといけない
   ようにしなくてすむ、テメエの親に金銭的な不安を与えなくてもすむ・・・そんな誰もが笑って、誰
   もが望む最高なハッピーエンドってやつを。今まで待ち焦がれてたんだろ?こんな展
   開を・・・何のためにここまで歯を食いしばってきたんだ!?てめぇのその手でたった
   一〇万人の信者を笑わせて見せるって誓ったんじゃねえのかよ?お前らだって有名作家の
   方がいいだろ!?ワナビなんかで満足してんじゃねえ、命を懸けてたった一〇万人の女の
   子を幸せにしたいんじゃないのかよ!?だったら、それは全然終わってねぇ、始まってすら
   いねぇ・・・ちょっとくらい長い/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\プロローグで絶望してんじゃねぇよ!
\ 手を伸ばせば届くんだ!い|   うるさい黙れ  |い加減に始めようぜ、ワナビ!!/
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_______/ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                           ∨      (゚д゚ )
                          <⌒/ヽ-、__ノヽノ |
                        /<_/____/ < <


480 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/04(木) 18:29:57
>>476-478
『・・・』は『……』の方がいい!
気になる誤字脱字は見当たらない!
ただし、不自然な文体と内容の流れの悪さが目に付いた!
以下に書き出す!

>>476は一人称の回想文だと思った!
しかし、>>477で助手席の若い走り屋の会話文と判明!
「」と改行がないので、とても紛らわしい!
>>477から若者の会話文が年長者に対する言葉遣いに変わっている!
>>476のような気安い要素がないので同一人物の言葉に見えない!

亡霊となった兄は負けた走り屋に勝ちたいために走っているとは思えない!
弟の修理工場の経営を助けるために走っていないとオチにならない!
切れのあるオチを意識するのならば、弟の修理工場の経営状態が悪いことを
文中のどこかで伝えなければいけない!
その部分が欠落しているために最後のオチが少し強引に思えた!

物語の全体の流れを意識して書く必要がある63点!(`・ω・´)

481 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/05(金) 02:18:41
泣かなくなったのは、いつからだろう。
 覚えているのは、一つだけ。戦場で矢を受けて、泣いた。
 自軍を鼓舞するために、最前線で腕を振り続けたわたし。
 我を忘れ、一心不乱に走り続けたわたし。
 そんな状況にあってあの矢は、わたしに等身大の自分を思い出させた。
 思いっきり泣いた。
 痛さにではなく、わたしを取り囲む状況、わたしが声を聞いた時より与えられた因果境遇その他多くの物事に、押しつぶされるほどの不安を感じて、泣いた。思い切り、だけどこっそりと。
 わたしが泣くと、情けない姿を見られると、士気は落ちる。
 それを承知していたから、ひとり影で泣くしかなかった。

482 :お願いします:2010/03/05(金) 02:19:56
たぶん、それからのことだ。
 こんな不毛なことはやめようと、泣かなくなった。
 弱みを見せることができないのなら、強く在ろう。
 国のために、みんなのために、気高き女騎士であろう。そう決めた――磔台の上でこんなことを思い出すなんて、皮肉なものだ。
 みんなは、わたしが守りたかったみんなは、わたしの目の前にいる。
 皆が皆、磔台を中心にして、今ひと時、わたしに思いをはせる。
 あれが、あの女が、神を冒涜した異端なのだと。
 われらが忌むべき悪女なのだと。

483 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/05(金) 02:20:42
 これほど憎しみのこもった視線を、それもこんなに大勢受けることは、当然初めてで。
 恐怖や怒り、悲しみの類を通り越して、一種の戸惑いすら感じている。
 なにせ、こんな強烈な感情を受けたことはなくて、だから抱えきれない。
 抱えきれずに取りこぼして、拾うこともできないから、戸惑っている。
 わたしは常に、みんなのシンボルだったから。感情の受け皿だったから。だから、戸惑っている
 首を動かして、できる限り広場を見渡す。
 遠く、本当に遠くまで、ヒト、ヒト、ヒト。
 わたしの町にこんなに人がいるとは、思っても見なかった。
 ああ、だったら、もともと無理だったのだ。
 わたしは、測り違えていたのだ。


484 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/05(金) 02:21:38
こんなにも多くの思いを背負っていたとは、知らなかった。
 初めから抱えきれずに取りこぼしていたことにも、気づかなかった。
 わたしがやっていたのは、何のことない。押し付けがましい自己満足なのだ。
 名を誇示し、誉れを欲し、他者をも巻き込んだ、最も悪むべき自己満足。
 己を省みず他を寄せ付けず、しかし何かしらの甘美を望んだ自慰行為。
 国民のためなどと大義名分を抱えたつもりでいたことに、最後まで触れずにいた。
 そんな、様々な腐臭の撒かれた獣道を、わたしは構わず歩いてきた。
 ――そしてここは、この磔台は、己が醜悪なる軌跡の、成れの果て。
 火が、放たれようとしている。
 芯まで腐った肉塊が、処分される。

485 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/05(金) 02:22:30
わたしはいったい、どこで道を間違えたのだろう。
 声を聞いたときか、泣くのをやめたときか。
 それとももっと先のことかもしれないし、やもすれば空気が肌に触れたその時かもしれない。
 そんなことを考えても、もはやどうにもならないのだけれど。
「……何か、言うことは」
 刑の執行人が問うてきた。

486 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/05(金) 16:31:59
>>476-478です

『・・・』→『……』をまた忘れてました…
オチの点、勉強になりました。
ありがとうございます!

487 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/05(金) 18:25:07
>>481-485
>戦場で矢を受けて、泣いた。
(そのままの意味に取れる!)
>ひとり影で泣くしかなかった。
(影は陰! 戦場で矢を受けて泣いているので陰に隠れて泣いていない!)

>わたしは常に、みんなのシンボルだったから。感情の受け皿だったから。だから、戸惑っている
(憎しみも感情! 受け皿が抱えきれないのは大勢の負の感情が初めてだから!)

>声を聞いたときか
(神託と受け取れるのはジャンヌダルクを知っている読者だけ!)

>こんなにも多くの思いを背負っていたとは、知らなかった。
(ここから先の文章が硬い!)

ジャンヌダルクの物語の一節として読むと、火刑の場面は史実と大きく異なる!
主人公は火をつけられるまでは泣き叫んでいたと記されている!
今回の文章のように冷静に物事を受け止めることはできなかった!

歴史物の場合、時代考証はちゃんとした方がいい54点!(`・ω・´)

488 :1/4:2010/03/05(金) 23:55:31
朝方は大量の排気ガスが充満する大通りも、午後十一時を過ぎた頃からひっそりと静まり返り、
時折、数台の車やバイクが飛ばして通り過ぎていくだけであった。
昨晩から降り続いた雨はようやく止んだが、夜空はどんよりした厚い雨雲で覆われており、
梅雨のじめついた空気が辺りを漂っていた。
名鉄線のガードをくぐり抜け、緩やかな勾配を登り切ると、武本祐一は安物のビニール傘を閉じた。
ふと後ろを振り向くと、自分の勤め先である中華レストランの赤色の看板が、遠くの方で頼りなく灯っていた。
住宅地へと入り、線路沿いの細く長い一本道に差し掛かったとき、
祐一は、前方に大きな箱のような物を引き摺る人影が、街灯の淡い光に浮かび上がっているのを認めた。
間もなく近付くと、それはパーカーのフードを被った女であり、彼女は両手を一杯に広げ、
金属で金属を抉るような嫌な音を立てながら、何故か事務机を引き摺って運んでいるのであった。
不意に聞こえた足音で女は動きを止め、まるで品定めをするように祐一を観察し、
祐一はそれに気付きながらも、視線を合わせることなく、その場を通り過ぎようとした。
「ねえ、ちょっと待って」
女に呼び止められ、祐一は思わず足を止めた。暗くて顔はよく見えないが、声を聞くとまだ若い女のようだった。
「悪いんだけどさぁ、これ運ぶの手伝ってくれない?」
女は両腕を揉みながら、馴れ馴れしい態度で言った。彼女の頬に張り付いた雨に濡れた長い髪から、ふと甘い香りが漂ってきた。
女は祐一の背後を指差し、「すぐそこの、ベージュの壁したボロッちいアパートなんだけど。ねぇ、頼むよ。お願いします」と懇願するのだった。


489 :2/4:2010/03/05(金) 23:56:12
問い質したいことが幾つかあったが、それよりも、早くアパートに帰って疲れた身体を休めたかった。
「誰か他に頼める人、いなかったのか?」
「それが出来てたら始めからそうしてるって。さぁ、そっち持って」
女は事務机の片側――抽斗が縦に三段連なっている側を顎でしゃくり、パーカーの両袖を捲くった。
祐一は渋々といった面持ちで、ビニール傘を机の天板の上に抛り、雨で湿った机の縁を掴んだ。
持ち上げて机が傾くと、天板の上の濡れた傘が祐一の腹まで滑り、ワイシャツを染んで伝わる雨露の冷たさと不快さに、彼は思わず舌打ちをした。
「本当に悪いね、助かるよ。一人でなんとかなるって思ったけど、やっぱり無謀だったわ」
「こんなの、どこから運んで来たんだよ?」
「すぐそこの大通りの交差点に、百円ショップあるでしょ、焼肉屋の斜め向かいに。
あたし、あそこでパート勤めしてるんだけど、その隣の空き地にこれが不法投棄されてたから、拾ってきたの」
「こんな天気の悪い、しかも夜中にか?」
「だって、目立っちゃうでしょ?」
二階建てのその古びた安アパートは、伸びっ放しの雑草で覆われ、仄暗い照明が壁面の黒ずみや小さな罅を映し出しており、何とも殺風景だった。
五室並んだ一階の西端に女の部屋はあった。
「独り暮らしか?」
「いや、息子と二人」
祐一は鍵を開けながら答える女の横顔を盗み見た。少し膨らんだ頬と吊り上がった目が特徴的で、そこに僅かなあどけなさが残っていた。
玄関から入ってすぐの八畳ほどの居間は、畳まれていない洗濯物や化粧品類、タバコの吸殻やスナック菓子の空袋などで散らかっており、
部屋の真ん中では小学校低学年ほどの少年が、腹這いになってテレビを観ていた。
少年は起き上がると、「怜ちゃん、どこ行ってたの?」と机を運ぶ女に尋ねた。
その問いに答えず、女は祐一を隣の和室へと導いて進んだ。事務机は窓際の隅に寄せて置かれた。


490 :3/4:2010/03/05(金) 23:57:46
「本当に助かった。ありがとう」
祐一は適当に頷き、額に吹き出た汗をシャツの袖で拭った。
「恒、濡れた雑巾持っておいで」
恒と呼ばれた少年は二間を仕切る襖に寄り掛かり、
「何、この机?」
と訊いた。恒が着ている水色のTシャツは、首の辺りがよれよれに草臥れていた。
「あんたの机だよ。ずっと欲しいって言ってたでしょ?」
「違うよ、オレが欲しいのこういう奴じゃないもん」
「わがまま言うな。これで充分」
祐一は痺れた手の平をほぐしながら、黙って二人のやりとりを見ていた。手を鼻に近づけると、金属の錆びた臭いがした。
「意外と大きな子どもがいるんだな」
「小学二年生。十八のときに出来た子なんだ。結構いい男でしょ? 目鼻立ちが整ってて」
「あの子の為の机だったのか」
「学習机って結構高いんだよ。無理すれば買えるけど、生活が厳しいから」
離婚をして、女手ひとつで生活を支えているのだろう、と祐一はおよその見当を付けたが、敢えて女に尋ねはしなかった。
恒は乾いたタオルと濡れ雑巾を一枚ずつ持って来て、タオルの方を無言で女に渡すと、置かれたばかりの事務机を雑巾で丹念に拭き始めた。
恒の少し伸びた坊主頭は、恐らく女が刈っているのだろう、左右の長さが不均一で、手入れの行き届いていない芝生を思わせた。


491 :4/4:2010/03/05(金) 23:58:51
祐一は恒の頭を見ながら、この子どもを以前どこかで見掛けなかっただろうか、と思い返していた。
先月の初め頃、彼は餃子を二人前持ち帰りたいと申し出た、小学生の男の子を接客した。
会計の際、その小さなお客さんはファスナーの壊れた財布をなかなか開けることができず、
祐一はそれをやきもきした思いで眺めていた。
そのときの小学生の、左右の濃淡の異なる下手糞な坊主頭が印象に残っていて、
もしかしたら目の前のこの子どもが、あのときの客かも知れない、と祐一は思った。
「ねぇ、何か飲んでいく? 発泡酒ぐらいしかないけど」
女は頭に被ったタオルで髪を乾かしながら言った。
恒はランドセルや教科書やノートなどを、早速、机の上に並べているのだった。
「いや、いい。そろそろ帰る」
玄関に行き靴を履いていると、恒が部屋から顔だけを覗かせ、
「おじさん、運んでくれて、どうもありがとう」
と言った。
祐一は思わず苦笑し、片手をあげて応じた。
アパートを出ると、外はまた雨がぽつりぽつりと降り出していた。


以上、評価のほど宜しくお願いします。


492 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/06(土) 00:53:53
>>488-491
>武本祐一は安物のビニール傘を閉じた。
(すでに雨は止んでいたのに傘を開いていた!)

>会計の際、その小さなお客さんは
(三人称を通しているので『小さなお客さん』よりも『小さな客』の方がいい!)

よくできた文章で誤字脱字の類いは一切ない!
抛り(ほう)、罅(ひび)、草臥れ(くたび)などの難解な字には一考を促す!

机を運び終えてアパートを出る主人公! 傘の有無が少し気になる!

しっかりとした文章なので安心して読めた78点!(`・ω・´)

493 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/06(土) 12:23:11
>>492
ありがとうございます。
参考にさせて頂きます!

494 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/06(土) 17:51:56
>>493
ここは文章を評価するスレではあるが、
時に完成した作品が寄せられる!
その場合は少なからず、作品のデキにも触れている!
文章だけで言えば、>>493はここでのトップ!
今後は作品の内容に力を入れた方がいい!(`・ω・´)

495 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/06(土) 18:07:23
自演乙

496 :評価お願いしまつ:2010/03/06(土) 20:02:26
ある朝目覚めると枕元に奇妙な生物がいた。
小さな黒目につり上がった眉、顔面の中央部には鼻だか口だか尻だけか判断に迷うものがついている。
じっと、こちらを見つめている。
「うわっ。なんなんだ、お前は!?」
「60点!」
俺の質問には答えずいきなり点数をつけてきた。何に対する点数なのだろう。
分かったのは顔面の中央部にあるものが口だ、ということだけである。鼻や尻では喋れない。
「お前は、いったい、なに者だ。なにしに、きた」言葉を短く区切ってもう一度訊いてみた。
「50点!」
点数が、下がってしまった。
俺を評価していることも分かった。喋りかけるとすぐに点数が返ってくるのだから、間違いない。
「出て行ってくれ!」
「40点!」
「警察呼ぶぞ!」
「30点!」
「このキ〇ガイめ!」
「20点!」
自分を否定するようなことを言われると点数が下がっていくらしい。
「まぁ、よく見てみると可愛いけどな」
「80点!」
やっぱりそうだった。これで三つ目だ。
「ふぅぅぅ。朝っぱらから災難だな。これは」俺はかぶりを振った。「なんの用があるんだ。バカにしにきてるのか?嫌がらせか?だったら本当に帰ってくれないか」
「70点!」
「いや、点数なんかつけてくれなくていい。頼んでなんか、ないだろ?」
「60点!」
「俺、あともう少しで仕事だし」
「50点!」
「お前と付き合ってヒマはないんだよ」「40点!」
「だから、人の話をきいているのかって」
「30点!」
「もういいかげんに」
そしてそいつの口がピクリと動き「にじ」とまで発音した瞬間ついに俺はぶち切れた。飛びかかっていく。

497 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/06(土) 20:04:05
そしてそいつの口が「このヤロウ、俺になんの恨みがあるんだ。俺が何をした。お前に何をした。言ってみろ」
思い切りぶん殴った。ぶん殴りつづけた。
「0点!0点!0点!0点!」
俺と奇妙な生物の叫び声が狭いアパートの一室に響きわたる。
不幸中の幸いにしてここは一階の角部屋なのだが、それでもさぞかし喧しかったことだろう。
やがてピンポーンと、ドアチャイムの音がした。
「〇〇〇さん、いったい何事ですか?」
大家さんである。
「おかしな奴が」
「0点!0点!0点!0点!」
俺の訴えは届かない。点数を叫ぶ声にかき消されてしまう。
「入りますよ」
よほどただごとではないと思ったのだろう。大家さんが合鍵を使って部屋に入ってきた。
大家と目が合い、奇妙な生物を殴り続けていた俺の拳がピタリと止まる。
そして奇妙な生物は俺から逃げて行く際、家さんに向かってこう言ったのだった。
「100点!」


498 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/06(土) 20:09:15
>>497訂正。ミスったw
なかったことで。

>>496のつづき。↓

「このヤロウ、俺になんの恨みがあるんだ。俺が何をした。お前に何をした。言ってみろ」
思い切りぶん殴った。ぶん殴りつづけた。
「0点!0点!0点!0点!」
俺と奇妙な生物の叫び声が狭いアパートの一室に響きわたる。
不幸中の幸いにしてここは一階の角部屋なのだが、それでもさぞかし喧しかったことだろう。
やがてピンポーンと、ドアチャイムの音がした。
「〇〇〇さん、いったい何事ですか?」
大家さんである。
「おかしな奴が」
「0点!0点!0点!0点!」
俺の訴えは届かない。点数を叫ぶ声にかき消されてしまう。
「入りますよ」
よほどただごとではないと思ったのだろう。大家さんが合鍵を使って部屋に入ってきた。
大家と目が合い、奇妙な生物を殴り続けていた俺の拳がピタリと止まる。
そして奇妙な生物は俺から逃げて行く際、家さんに向かってこう言ったのだった。
「100点!」


499 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/06(土) 21:54:48
>>496-498
>鼻や尻では喋れない。
(奇妙な生物の生態がわからないので喋るかもしれない!)

>「0点!0点!0点!0点!」
(『!』のあとは一文字分の空白!)

>家さんに向かってこう言ったのだった。
(脱字!)

ワイではなくて以前にいたスレのぷぅの話!
ワイを知らない読者には伝わらない文章で書かれている!

この文章に対する評価は――なかったことで!











51点!(`・ω・´)

500 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/06(土) 22:25:09
>>499
評価ありがとうございます。
あまりにもヒマなものでこのスレと他のところとを頻繁に行き来していました……w
51点ですか。まぁ、納得です。スレ主さんの評価基準からすると。

これからもがんばってくださいね。
応援しています。

501 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/06(土) 23:40:57
>>500
たまの息抜きはよい!
オリジナルはジャンルにかかわらず、評価する!(`・ω・´)

502 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/07(日) 08:02:36
 おねがいしまっす

 俺には相方が二人いる。ここで言う相方とは、俺達三人でお笑いコントを披露する仲間のことだ。
トリオ名は「ビッグ座ブドー」といって結成して二十二年になる。相方の一人は矢野健二、通称ヤノケン。
彼はコントの台本の大筋を書き、ボケ担当。公園で初対面の浮浪者と将棋を指す事を趣味としている。もう一人は園田太一。
通称ソノダ。ボケ担当。生来のルックスの良さを生かすべく、無類の女好きである。どんな危険な物件でも取りあえず挿入を試みる男である。
ヤクザの情婦ネタやどぎつい性病ネタは楽屋で他の芸人には大ウケだが、彼には妻と娘がいるので公共の場では披露出来ないでいる。
俺は倉前瞬。通称シュンちゃん。ツッコミ担当。踏まれたバナナの様な顔をした男といわれている。俺達は、どういう訳か人気が出て、
テレビの世界で長きににわたりゴールデンタイムでの出演を続けていけている。本当にどういう訳か。
俺は自分達がなぜ面白がられているのか分からない。というか、ボケ担当の二人、ヤノケンとソノダの笑いが未だに分からない。
トリオ結成数年してポツポツとテレビに出演し始めてた頃、大御所司会者がホストを務めるトーク番組のゲストに呼ばれた時の事だ。
ヤノケンは突然なんの前振りもなく、ぴょんと足を広げて飛び上がり、
「パラグライダー」
と叫んだ。
 その瞬間俺は寒気がした。これは盛大にスベったと、背中にじっとりと嫌な汗が吹き出すのを感じた。だが、
客席から笑いが起こった。その笑いに乗ってヤノケンは、もう一度高く
「パラグライダーッ」
と、叫び、飛んだ。客席の笑いはさらに大きくなった。俺は「何してんねん」としか言えなかった。
大御所司会者の困惑の表情は今でも夢に観るほどだ。俺もきっと同じ表情をしていたのだろう。
笑いを生み出す要素に、緊張と緩和、発想の飛躍などがあるが、あれは発想の飛躍だろうか?いや、違う。この時は、何とはっきりと答えは出せなかったがそう感じた。
しかし笑いを取れた事は事実である。




503 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/07(日) 08:07:23
 つづき2

 これ以後ヤノケンは、突然即興で歌いだしたり、前振り無しで思い付きの語句を、妙なポーズで叫ぶ一発ネタを繰り出していくことになる。
俺はその都度、背中に嫌な汗を掻きながら「なにしてんねん」か「なんやそれ?」を言い続けた。
背中の嫌な汗と裏腹に笑いと人気がとれていった。俺にはスベったと思ったことがそうではないという事。
スベりながらも笑いをとるという相矛盾した構造の笑い「スベり笑い」に俺は現在までツッコミを入れ続けている。
 もう一人のボケ担当、ソノダの笑いはもっと分からない。あの当時、二人のボケのうち一人だけに脚光が浴びる事に、
ソノダは焦っていた。ソノダも突然、奇抜な語句を叫んでんでみたが生来のルックスが邪魔してか
、はたまた語句のセンスが悪いのか、もう一つ笑いを取れないでいた。
ある時、ソノダが笑いが取れないことに悩んでいると人つでに聞いた。
俺はスベリ笑いに対抗しても仕様がないだろうに、天丼や前振りしてからの一ボケ、例えボケ、
など一つ一つ拾っていく笑いをすればいいとソノダに言った。だが、ソノダはもっと大きな笑いを欲しがっていた。
 そしてソノダが繰り出した笑い。登場と共に自分の名前を園田太一という名を
「そ〜のだたい〜ちぃですっ」
と、軽く節ををつけて名前を歌い上げた。すると、ドッと客席が湧いた。わからん。
出オチにもなっていない。相変わらず俺の背中は嫌な汗を掻いている。
俺は突っ込むことも出来ず作り笑いでソノダを見つめる事しか出来なかった。
それからは、とりあえずソノダが名乗りを上げないと俺達は登場してい無いことになる程の人気を得ていく事になる。
 後に後輩芸人達が自らの名前で掴みを取っていくことになる教科書的な登場フレーズとなった。 


504 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/07(日) 08:10:51
 つづき3 ラスト

 俺達はコント、クイズ、二十四時間テレビ、ものまね、情報、料理といった様々なバラェティ
番組に出続けた。だが、テレビに映る俺達の笑いは、あぶくの様に一瞬で消えて後には何も残らない表層の笑いでしかない。
それでも億単位の年収を得て、畳におじやをこぼした様な顔この俺が三年前に元トップアイドルと結婚し、
来月には子供も生まれる幸せものだ。
 俺は二人の笑いが、いや、笑いそのものが分からないまま芸能界を突っ走ってきた
 俺の欲する笑い。極限までネタを繰った崇高な笑いを、俺は知りたい。
 だが、芸能界でベテラン芸人といわれ確固たる地位を気づいた俺達に、笑いを試される機会はもう無いだろう。
 笑いは深く、意味深長に表現してこそ真に笑へ、芸術として永遠に残るのだ。
 結局俺にはできなっかった。ただできることは俺達の番組に旬な芸人を呼び彼らに試すのだ、笑いとは何かを。



505 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/07(日) 10:01:14
>>502-504
>あれは発想の飛躍だろうか?いや、違う。
(?のうしろに一文字分の空白!)

>そしてソノダが繰り出した笑い。登場と共に自分の名前を園田太一という名を〜
(『自分の名前を』は要らない!)

>畳におじやをこぼした様な顔この俺が〜
(『顔のこの俺が』のような気がする! あと『踏まれたバナナの様な顔』ではなかったのか!
 幸せが過ぎて、にやけていると読み取ることが出来ないので明らかな間違い!)

>笑いは深く、意味深長に表現してこそ真に笑へ、芸術として永遠に残るのだ。
(『真に笑へ』は無くてもいい!)

>結局俺にはできなっかった。
(打ちミス!)

ネプチューンを彷彿とさせるトリオの名前が漫画のキン肉マンに関連しているのを筆頭に、
全編に細かいネタが仕込まれていて十分に楽しめた!
おまけに読者が納得する、オチまで用意されていた!
漫才用語はいいとしても、い無い、汗を掻く、などには配慮が必要!
文章力の高さと読者を意識した作りは、このスレの最高レベル!

後半の慌てたような荒さで評価が下がった76点!(`・ω・´)

506 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/07(日) 11:01:15
>>505
ありがとうございます。
独白というか一人称視点の文体が書きたくて一気に書きました。
打ちミス結構ありました。反省です。
名倉の顔の表現は東南アジア系と書くのを避けたくて
思慮が足りませんでした。

507 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/07(日) 15:56:32
>俺にはスベったと思ったことがそうではないという事。

ここが一瞬「?」だったな。
読み返してから分かったけど。
あとはスラスラ読めた。笑えもした。
細かい評価はめんどうだからしない。

508 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/14(日) 23:17:20
ぷうぎゃさんいる?

509 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/16(火) 00:59:32
ワイはいる!
随時、文章募集中!(`・ω・´)

510 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/17(水) 16:14:45
「ひなさん、ひなさん」
 黒服が香織を呼び出す。
 はい、はい、と。香織はソファーから重い腰をあげる。
「ちょっと行ってくるね」
 笑みを浮かべて、隣の客に声をかける。客はわざとらしいふくれ面を作る。
 出た! スネちゃまアピール! やれやれ。四〇も過ぎて――自分では三五だと言ってるが――いい
歳の子供も何人かいるだろうおっさんが何をやっているんだか。
「ちょっとだけ待っててね」
 香織は、客の肩をぽんぽんと叩く。にゃんにゃん、てね。客はふくれ面のまましぶしぶと頷く。
 黒服のところまで歩いていくと、黒服は意味ありげな目配せをする。
「一六番ご指名です」
 なんとなく嫌な予感がして、一六番の席に目をやる。
 予感的中。また、あいつだ。
 香織は思わず顔をしかめる。
 あいつ――いつも、時代遅れのタックが入った黒づくめのスーツに、ヴィトンのアタッシェケースを
抱えてやってくる。夜なのにフェンディの大きなロゴが入ったサングラスをかけていて、隣に座ると三
時間は鼻が利かなくなるくらいの大量の香水を振りかけてくる。おそらく、自分がかっこいいと思って
るんだろうけど、若作りした茶髪は、重力に負けてたれ始めた脂肪のかかるあの顔にはまるで似合って
ない。
 また今日も、J―ポップに目覚めた中学生が作詞するラブソングのような、センスの無い口説き文句
をえんえんと聞かされるのだろうか。
 香織は、フェンディの金のフレームに反射するシャンデリアの光に目を眩まされながら、重い足取り
で一六番席へと向かう。

511 :続き:2010/03/17(水) 16:16:33
 中学生のころから憧れてたキャバクラ嬢。高校を卒業してすぐに福島の田舎から東京に出てきて、い
ざ実際にやってみると、思っていたほど華やかな仕事じゃない。華やかに見えるのは客からの見てくれ
だけ。毎日、毎日、ノルマ、ノルマとやかましく言われ、嫌な客にも媚へつらって、女の子同士の陰険
な派閥争いに巻き込まれないように気を遣って……。
 ため息をつきながら歩いていると、キャッシャーの前を差し掛かったときに声をかけられる。
「ひなさん、お客さん前だから笑顔、笑顔。ちゃんときれいに見えるように背筋伸ばして」
 顔を上げると、代表の笑顔。いつの間に店に来てたんだろう。代表は、六本木に一件、歌舞伎町に二
件、そしてこの店と系列店全部を統括していていつも忙しい。それにしても代表はいつ見てもカッコい
い。仕事ができて、背が高くて、ほどよく日焼けしてて、その顔にサラサラした茶髪がよく似合ってて。
あいつとは大違い。
「うん、大丈夫」
 香織は自然な笑顔で応える。
 代表が見てるのなら頑張れる。それだけが仕事中の楽しみ。
 香織は自分を見つめる代表を視界の隅に入れながら、軽やかな足取りで一六番席へと向かう。

512 :続き:2010/03/17(水) 16:18:59
 ドレスの裾を翻して一六番席へ向かうひなを見ながら、瀬野はほくそえむ。
 こいつに決めた。
 すぐにキャッシャーの奥の扉からスタッフルームへと入ると、パソコンデスクに座って雑誌を読んで
いた店長の牧野が、瀬野の姿を認めて慌てふためいて立ち上がる。
 瀬野は高圧的に牧野に命じる。
「店長が店を把握してなくてどうする。すぐに店内回れ」
「はい」
 牧野が慌てて出て行こうとする。
「待った」
 瀬野が呼び止める。
「はい?」
 牧野が足を止めて振り返る。
「ひなさんの本名って何ていったっけ?」
 牧野は一瞬何のことかと怪訝な表情を浮かべるが、すぐに得心がいったというように、ああといった
表情で答える。
「確か……、木本香織だったと思います」
 またいつもの色恋管理という名の下のつまみ食いが始まったとでも思ったのだろう――半分正解。
「分かった。早く行け!」
 瀬野が鋭く言い放つと、牧野は逃げるように部屋を出て行く。瀬野は牧野が部屋から出るのを見届けて
から、携帯を取り出す。
「おれだ。ターゲットが決まった」

513 :続き:2010/03/17(水) 16:24:21
  2

 叶野はソファーに横になり、煙草を吹かしながら優美の電話に耳を傾ける。おそらくは瀬野からの電
話。
 優美はベルサス″のナンバーワンだ。そして瀬野の数いる情婦の中でのナンバーワンでもある。優
実は瀬野の女としての、そして時には参謀としての役割を巧みに演じる。
 瀬野は優実を信頼しきっている。何でも腹蔵なく話し、何でも相談する。優実が心から自分に惚れこ
んでいると信じて疑っていない。「ああいう、自惚れ屋は逆に騙しやすいのよ」と、優実はいう。自分
が女を騙すことに慣れすぎた男は、自分が騙されるとは思ってもいないのだ。
 優美は今、叶野とマンションの自室にいる。毎週水曜日は休みにして店には出ない。叶野と会うため
に。
「わかった。じゃあ……」
 優美は電話を切ると、叶野の腹の上に携帯を放り投げる。携帯は叶野の引き締まった腹筋に弾き返さ
れて床に落ちる。
「瀬野か?」
 叶野がうめきまじりに訊く。
「そう。ターゲットが決まったってさ」
「どんなやつだ?」
「ひなっていう、二ヶ月くらい前に入ってきた子。東京に出てきたばかりの田舎者よ」
 鬼だな、と叶野は思う。瀬野が何をしようとしているかは知っている。横領だ。瀬野は組織の金を横
領しようとしている。それも億単位の金を。そして、その罪をターゲットとなる女に全部被せようとし
ている。

514 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/17(水) 16:25:09
長くなりすぎました。
自作小説の冒頭からの抜粋です。
お願いします。

515 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/17(水) 20:49:55
>>510-513
『ふくれ面』よりも『ふくれっ面』の方がいい!

>香織は、客の肩をぽんぽんと叩く。にゃんにゃん、てね。客はふくれ面のまましぶしぶと頷く。
(三人称のような文章に『にゃんにゃん、てね』の一人称が挟まっているように見える!)

一文を例に出したが、とにかく読み難い!
全体を通して三人称と一人称が混ざっている!
『2』からは、ほぼ三人称になっていて読み易い!

>おそらくは瀬野からの電話。
(この一文があることで一人称のように見える!
 あとで叶野が「瀬野か?」と訊くので無くてもいい!)

文章に出てきた人間の中で瀬野の店の立場がわからない!

まずは人称の書き分けを意識する!
作者は一人称の方が書き慣れているような気がする!
そのあとでも評価は遅くない!(`・ω・´)

516 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/17(水) 21:01:20
>>515
ご指摘ありがとうございます。
やっぱ読みにくいかぁ。
最近読んだ「犬の力」って作品が、視点が変わるたびに語り口が変わって、
登場人物のそれぞれが一人称で語るような書き方が絶妙な面白さだったんで真似してみました。
やっぱり難しいなぁ。もう一度研究してみます。
というか身の丈にあった書き方したほうがいいかな。

517 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/17(水) 21:17:56
追加!

>笑みを浮かべて、隣の客に声をかける。客はわざとらしいふくれ面を作る。
>出た! スネちゃまアピール! やれやれ。四〇も過ぎて――自分では三五だと言ってるが――いい
>歳の子供も何人かいるだろうおっさんが何をやっているんだか。
(地の文から繋がる香織の心の声!)

>ドレスの裾を翻して一六番席へ向かうひなを見ながら、瀬野はほくそえむ。
>こいつに決めた。
(地の文から繋がる瀬野の心の声!)

三人称の形式で同じ章の中に二人の人物の心の声が入っている!
場面が変わらない間はひとりの心の声だけにした方がいい!
人物が増えて心の声が増えるほどに読み難さは増していく!

小説に関して言えば、正解の文章はない!
読み易さの先には自分なりの応用がある!(`・ω・´)

518 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/17(水) 21:40:29
>>517
ありがとうございます。

それについては言い訳させて頂くと、
投稿では分かりにくいですが511と512の間に空白行が入って視点区切りを付けてあるんです。

ふむ。
背伸びして変に技巧を凝らさず、まずは読みやすい文章を心がけて書け、ということですね。
親切なご指摘ありがとうございます。
またお邪魔します。

519 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/18(木) 00:05:46
彼と会ったのは、何時なのだろうか?
残念ながら、私はその自問に答えることはできない。しかし、彼は私の事を知っているようだった。最近まで日本中を騒がせた大量殺人鬼の彼は自供する条件として取調室には、私と二人だけにしろと言ってきた。
私の様な下っ端の巡査は、彼の事を新聞で得た情報くらいしか知らないし事件の調査に直接関わってもいない。私の勤務に影響した事と言えばパトロールを増やすように言われたことくらいだった。
猟奇的大量殺人鬼の彼は、中学生で同級生4人と3歳になったばかりの女の子を殺し最後の犯行の一週間後凶器を持って交番に自首してきた。彼の動機はいまだに不明で犯行にも謎に包まれている部分がある。
彼の担任は彼について
「明るく礼儀の正しくこんな事件を起こすような子では無かった」
と語っている。
動機について頑なに話すのを拒否してきた彼は、最近になって私になら話すと言ってきた訳で、その事は、
事件に関わってきた多くの警察官やカウンセラーを驚かせ、私は彼についての情報を多く与えられた。
その中には、彼の家族構成や学校での学習態度、小学一年生の頃の成績表などおおよそ事件に関係のない情報も含まれていた。
私は、彼が私に何を求めているのかはわからない。


520 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/18(木) 00:08:11
この廊下は一歩進むたびに乾いた寂しい音が鳴る。そんな廊下を私は本庁から来た背の低いエリートと一緒に歩いている。エリートは取調室のドアの前で立ち止まり、
「おい、あまり出すぎた行動はするなよ」
私にそう言った。エリートの頭はちょうど私のあごの辺りにあり、ポマードのキツイ匂いが鼻につく
「はぁ」
私は頭の痛くなるような匂いをなるべく吸わないようにしながら、気の抜けた返事を出すとそのエリートは一度舌打ちしてから取調室の扉を乱暴に開けた。
部屋の中は陰気な雰囲気がたちこみ、舞っている埃は窓から差し込む光で一つの道になっていた。その中で彼は、部屋に居るかの様に楽な体勢で座りポケットに手を入れていた。うつむいていた彼は、目だけで私を見てきた。
「座るよ」
私がそう言うと彼は
「どうぞ」
と返事をした。彼の細い喉はずいぶんと長い時間言葉を発しなかったのだろう。そのせいで彼の声は、不自然にどもり壊れたレコードを鳴らすスピーカーの様だった。
「声が変だな。でも、まぁいいか」
彼はそう言うと私に向って笑顔をむけ
「この声は、我慢してくださいね。これまでずっとだまっていたから」
不安定な音を発するスピーカーは、嬉々として鳴った。私は頷きそして質問した。
「そう言えばなぜ僕なのかな?僕はきみと面識はないし、きみだって僕なんか知らないんじゃないかな?」
彼はこの質問には、答えずピエロを見た時の子供のような笑い声をあげただけだった。本当に楽しそうに笑う彼はとても人を5人殺した殺人鬼には、見えず大人を困らせて楽しむ他の中学生と何も変わらない様に思えた。
「わかった。じゃあ事件の事について教えてくれるかな?」
彼は顔を上げ、ボリボリと右手の人差指で伸びっぱなしの髪を携えた頭を掻いた。そして頭を掻きながら
「そうだな、何から話したらいいかな」
彼は何処でもない場所を見つながらそういった。しばらくすると何から話すのか決まった彼は
「じゃあ話しますね」
そう言うと先ほどまでの道化の様な彼は消え、先ほどまで聞こえてきていた乾いた廊下の音は消え取調室は静寂に包まれた。私は彼を凝視したままポケットに手を入れボイスレコーダーのスイッチを入れた。彼は、何処でもない場所を見続け
「まず、信じてもらえないと思うけど私とタケちゃん達とは友達だったんだ。」
と言った。


521 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/18(木) 08:28:28
>>519-520
>彼の担任は彼について
(間違いではないが『彼』の重複が気になる!
 『学級担任は』、『担任教諭は』などの工夫で重複は避けられる!)

>私は、彼が私に何を求めているのかはわからない。
(ここも重複! 行頭の『私は、』は無くてもいい!)

>そのせいで彼の声は、不自然にどもり壊れたレコードを鳴らすスピーカーの様だった。
(ここの比喩はわかる!)
>「この声は、我慢してくださいね。これまでずっとだまっていたから」
>不安定な音を発するスピーカーは、嬉々として鳴った。
(この部分で比喩の反復! 人を物としてたとえる部分に少し違和感を覚える!)

>「そう言えばなぜ僕なのかな?僕はきみと面識はないし、きみだって僕なんか知らないんじゃないかな?」
(?のうしろは一文字分の空白を入れた方がいい!)

>「まず、信じてもらえないと思うけど私とタケちゃん達とは友達だったんだ。」
(ここにだけ、行末に句点が入っている!)

主人公の巡査が本庁からきた人間をエリートと呼ぶところに引っかかる!
キャリアや具体的な階級の方が物語には合う! 警部補までは試験が簡単なので、階級は警部以上が望ましい!
>>519の主人公の状態がわからない! 自宅で待機している最中の回想なのか! 管轄の警察署に出向いている最中の回想なのか!
冒頭は大事なので立場をはっきりとさせた方がいい!

>〜彼はこの質問には、答えず
>〜5人殺した殺人鬼には、見えず
(どちらの一文も読点は『ず、』のところが適切に思える!)

文章はしっかりしているが推敲が不十分のように思える67点!(`・ω・´)

522 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/18(木) 09:02:13
>猟奇的大量殺人鬼の彼は、中学生で同級生4人と3歳になったばかりの女の子を殺し最後の犯行の一週間後凶器を持って交番に自首してきた。

ちょっとここ大雑把すぎないか? どこでどんな風にどんな順番に殺したか、凶器はなんなのかサラッとでも触れておくべきではないかな?

523 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/18(木) 11:47:00
東幹久に「ケツが臭い」って言われた矢田亜希子ってどうなの?

524 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/18(木) 13:33:17
人称の書き分けを意識する、これが私も難しくて
ま、まあ、他も数多酷い文章の山なのですが
へえ、勉強になります。ハイ
何が出来ない、かにが出来ない、その推敲が出来ません
ようやっと格助詞を入れよう、その段階ですね、私の場合。

525 :隕石 1:2010/03/18(木) 15:34:17
隕石が近づいていた。

地球にぶつかれば人類は滅亡する大きさの隕石だ。

ミサイルで軌道を変えるだ、地下シェルターだ何だとテレビでは
連日その話題が続いた。

そんな中、十年前からその隕石を観測してきたという科学者がテ
レビに現れた。

人類の行動によってその隕石は軌道を変えている。
世界的に争いごと等が多くなると隕石は地球への衝突軌道に移動
し、逆に少なくなると軌道から外れていく、と科学者は語った。

おりしもここ数年、中東では核保有をめぐりキナ臭い状況が続い
ており、アフリカでも果てしない民族紛争が激化していた。

科学者の発言に世界中の注目が集まり、調査団が隕石の軌道と1
0年の世界情勢を照らし合わせたところ、その説の信憑性は高ま
った。

そこで隕石が地球への軌道から完全に外れるまで争いを自粛する
よう、世界の国々の要人が互いに呼びかけあった。


526 :隕石 2:2010/03/18(木) 15:35:38
隕石が軌道から完全に外れる3週間、世界中の大きな争いは鳴りを
潜めた。

そして争いの無い世界に戸惑いながらも、家族や愛する人と平和な
時間を過ごす幸せを初めて知る者も少なくなかった。

しかし隕石が完全に軌道を外れた情報が世界中に流れると歓喜の声
と共に、再び各地で争いの狼煙があげることとなった。

それに深い溜息をつき、軌道を外れ地球の脇を通り過ぎて行った隕
石の様子を引き続き観測していた科学者の目が見開いた。

隕石が地球に逆戻りしており、衝突は避けられない位置まで来てい
たのだ。

よろめきながら立ち上がった科学者はうな垂れた後、天を仰いで叫
んだ。

「何も学べなかった罪深き我々に裁きを!!」

527 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/18(木) 21:53:03
>>525-526
ケータイ小説を意識した現代版ファンタジーのように見える!
文章に明らかな誤字脱字の類いはなかった!
この文章は抜粋ではない完成した作品! そこで内容に引っかかる!

隕石の軌道と地球の争いごとの因果関係を科学者が科学的に証明していない!
この部分はファンタジーとして説得力のある文章でカバーできる!
問題なのは軌道を外れて通り過ぎた隕石が逆戻りしているところ!
隕石は飛来しているのではなくて、地球の争いごとに吸い寄せられていたのだ、
という作者の設定があったとしてもおかしい!

隕石の軌道と地球の争いごとに着目した科学者は、その動きの原理を知っていたはず!
逆戻りすることを想定していなかったかのような言動には架空の物語としても納得できない!

誰もが納得できるオチが欲しかった59点!(`・ω・´)

528 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/19(金) 02:45:22
良スレ発見。スレ主の指摘があまりにも的確だ。
自分も投下してみます。

529 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/19(金) 02:48:31
目が覚めると、そこは俺の知らない宇宙だった。
「間もなく、地球圏第四十七衛星軌道航路、大気圏突入体勢に入ります。
御乗車のお客様は、シートベルトを御掛けください。尚、添乗員が見回りに参りますので、
御静かにその場で御待ちください」
 機械的なアナウンスが流れる。
 ああ、そうだ。高校一年の沖縄修学旅行から、飛行機で帰ってくる途中だったな。
しかしなんだ。地球圏? 大気圏? 何を頓珍漢なアナウンスをしているんだろうね、
この添乗員は。最近の飛行機の新手のサービスジョークは面白くも何ともないな。
座り心地の妙に良い椅子で、軽く寝返りをうつと目の前に窓がある。
外を覗くと夜空に無数の星が綺麗に煌めいていた。
「おいアズ、しっかりベルト締めなくちゃ、添乗員さんに怒られるぜ」
 隣の席から、つまり俺の頭の後ろの方から悪友である柿崎賢治の声が聞こえる。
「ああ、わかったよ」
 軽く背筋を伸ばしそれに答える。シートベルトを直すついでに窓から着陸するはずの夜景を眺めて、
俺は愕然とした。
「………なんだありゃ」
地平線が明らかな曲線を描いている。俺はガガーリンにでもなったのか?
「おい、カッキー。この飛行機、やけに飛んでる高度が高くないか?」
俺は柿崎に俺に取っては当然と思える疑問をぶつけた。

530 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/19(金) 02:50:11
529続き

「何寝ぼけた事いってんだよ。それに、スペースシャトルを飛行機とは随分な言いようだな」
 何? すぺーすしゃとる? 寝ぼけた事言ってんのはお前だろう。
そんなもんただの高校生が乗れるはず無いだろう。
というか、何で俺の体は、軽く浮いてるんだ。
「まぁいいや、とりあえずしっかりベルト締めろ」
 そう言うと柿崎は俺の軽く止めてあったベルトを強く引っ張る。
俺は座席にぴったりと固定された。通路側を見ると見廻りに来た添乗員がおり、
その足下はどう見ても床から離れ、浮遊している。何だありゃ、何だ、何がどうなってるんだ。
夢か、夢なのか。そうだこれは夢だ。それにしてはリアルだ。
とりあえず目が覚めたら柿崎にやけにリアルな夢を見たと自慢してやろう。
しかたないこういう時は……、夢から覚めるには……。二度寝だな。
 俺は瞼を閉じて速やかに二度寝モードに突入した。
「大気圏突入モードに移行します」
また頓珍漢なアナウンスが聞こえる。そんなモード、移行せんでいい。
……しかし凄い、この夢は強い重力も再現している。
ジェットコースターの下りの気分だぜ。HAHAHA。
……………………っうぷ、気持ち悪い。



531 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/19(金) 17:11:16
>>527
まさにケータイ小説サイトにアップしてたものです。

>ファンタジーとして説得力のある文章でカバーできる!
>誰もが納得できるオチが欲しかった

この指摘は大変参考になりました。
また投稿します。

532 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/19(金) 21:36:10
>>529-530
文中に間違いと指摘する部分はなかった!
少し気になった点を挙げることにする!

>目が覚めると、そこは俺の知らない宇宙だった。
(この一文は無くてもいい! もしくは目が覚めたことだけを伝えた方がいい!
 主人公は機内アナウンスを耳にしたあと、文中で違和感を詳細に語っている!)

>俺は柿崎に俺に取っては当然と思える疑問をぶつけた。
(俺の重複! 『俺に取っては』は無くても意味は通じる!)

作品としては未完成のように見える!
読者の興味を引っ張る構成はいいとしても謎が放置されている!
従って文章の抜粋として評価する!

文章の骨格は出来ているので、うまみのある肉付けが欲しいところ67点!(`・ω・´)

533 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/19(金) 21:54:41
>>532
凄ぇ。まさしくこれは最近書き始めたお話の導入部分の抜粋です。なるほどなるほど。
参考になりました。ありがとうございます、スレ主さん。これからも精進致します

534 :今年から高校生になる変態:2010/03/19(金) 22:43:05
めちゃくちゃ初心者ですが自分のもスレ主さんに評価してもらいたいです。



535 :今年から高校生になる変態:2010/03/19(金) 22:46:56
俺、高橋巧は今日、雲雀高校に入学するピチピチの高校生だ。
今、俺の隣を歩いているのは中学校からの友達である鎌谷達也。
変態だが、普段はいい奴だ。
「巧どうしたの?俺の顔じーっと見て。・・・あっ、もしかして俺に惚れちゃった?」
「ハハッ、俺にそっちの気はないぞ。」
「なぁ〜んだ。つまんねーの。」
本当に変態だな。
「あっ、ほら。雲雀高校が見えてきたぞ。」
「おぉ、本当だ!じゃあ俺と巧、どっちが校門まで早く着けるか勝負しようぜ。」
「よし、その勝負受けてやる。」
「いくぞ。」
「「よ〜い・・・。ドン!」」
変態のくせに以外と早いな達也。
「どうした巧!お前は変態に負けるのか?」
達也は自分が変態だと自覚しているらしい。
「変態になんか負けてたまるかっ!」
よし。もうちょっとで達也に追いつく。
ドンッ!!!
「痛っ!」
「あっ!ごめんなさーい。」
「何なのよ、アイツ。ぶつかってきたくせに、走りながら謝って。」
「まぁまぁ、そんなに怒らないで。」
「そうだよ〜。そんなに怒ると、しわが増えちゃうよ。」
「もう、沙輝と美輝は、ぶつかってないから、わからないかもしれないけど、結構痛かったんだからね!」
「うん、うん。わかる、わかるよ。痛かったんだよね。凌ちゃん」
「もう!ふざけないでよ、沙輝!」


536 :今年から高校生になる変態:2010/03/19(金) 22:51:23
「凌ちゃん、なんか顔が赤いよ?」
「えっ!?べっ、べつに一目惚れなんかしてないんだからねっ!」
「へぇ〜。凌ちゃん、一目惚れしたんだぁ。」
「だからしてないって!」
  「さて俺と巧は何組かな。」
「あっ!・・・・・」
「おぉ!巧とクラス一緒だ!」
良し。これで巧に勉強を教えてもらえる。
「また、よろしくな巧。」
「うん、よろしく。」
また変態と一緒か。と思ったがクラスに知っている人がいれば少しはリラックスできるか。と思いながら巧は現実を受け入れたのであった。
  「やったぁ。またウチ達3人同じクラスだよ。」
「嬉しー。」
「・・・そうなんだ。」
騒がしいクラスになりそうね。
  「1-Cか。えーっと、・・・あった。あそこだ。・・・・・巧、緊張してるの?」
「そりゃあ、まぁ知らない人ばかりだし。」
「高校は知らない人が多くて当たり前だろ。それより担任の先生は、どんな人だと思う?」
「松田加奈子だっけ?達也は美人がいいのか?」
「まぁ熟女や男じゃなきゃ誰でもいいや。」
「そっか。」
こいつは二次元の女にしか興味ないもんな。
「あっ、そうだ。昨日いいゲーム見つけたんだが金が足りないんだ。・・・・・金貸して?」
「拒否」
即答だった。
「どうせお前が欲しいゲームなんてエロゲだろ。」
「違う!恋愛シュミレーションゲームだ!」
「似たようなもんだろ。」
「まったく違う!」
「とりあえず金は貸さないからな!俺の金でお前がはぁはぁ言うゲームなんて買ってたまるか!」
「巧のケチ!馬鹿!アホ!アンポンタン!」
「なんとでも言え!」

537 :今年から高校生になる変態:2010/03/19(金) 22:53:28
 「ウチらのクラスは1-Cだったな。」
「そうだよ〜。・・・あっ、あそこだ!」
「・・・・・あれぇ〜、凌ちゃん緊張してるのぉ〜?」
「べっ、べつに緊張なんかしてないんだからね!」
「はいはい、緊張してるんだね。」
「だからしてないってば!」
沙輝と美輝は目が合った。
「「・・・頼もぉ〜う!」」
「もう!二人とも何してるのよ!」
二人はもう一度目を合わせた。二人の目はキラリと光った。
「ねぇ〜、そこの君あたし達と友達にならなーい?」
「三次元の女に興味は無い!」
「「あんたに用は無い!」」
「そっちの君よ!」
「おっ俺?」
「そう、君。とりあえず自己紹介するわね。ウチは川島沙輝。」
「あたしは川島美輝。沙輝とは双子でーす。」
「ほらっ、凌ちゃんも自己紹介しなきゃ。」
「わっ、わたしは赤谷凌子。」
「俺は高橋巧。よろしくな。」
「うん、よろしくね。」
「よろしくー。」
「・・・よろしく。・・・わたしの事、覚えてない?」
どっかで会ったっけ。・・・・・
「あっ!朝ぶつかった!」
「そっ、そうよ!痛かったんだからね!」
「ごめんな。怪我はないか?」
「・・・うん、大丈夫。」
「よかった。」

538 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/19(金) 23:34:50
革新派だな?

539 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/20(土) 02:12:52
初心者なので残念かもですが、お願いします。

540 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/20(土) 02:19:30
539

 ソクラテスだとか、アリストテレスだとか、古代ギリシャの偉人たちには、論証の力が求められたらしい。
ありとあらゆる知識を、自分がいかに正しいかを証明する、弁証法に駆使したのだそうだ。

 なぜ私が朝からこんなややこしいことを考えているか、ひとつ弁証してみるとしよう。
「今日、一限の倫理で小テストが実施されるからである。」
そこまで考えて馬鹿馬鹿しくなり、倫理の教科書をテーブルに放った。
直前に暗記なんて出来るわけがないと、わかってはいる。一応。

 白というよりクリーム色に近い、くすんだ壁に掛った時計の針は、七時二十五分を指している。
あと三分ほどで家を出ないと、もれなく遅刻するだろう。
私は最後の悪あがきを諦め、倫理の教科書を鞄にしまい、まったく手を付けずに放置されることとなった、冷めたトースト二枚を眺める。
もう歯を磨いてしまったが、仕方ない。トーストを一枚掴み、口に咥えたまま、玄関に行儀よく並んだ黒いローファーに、足を入れた。

541 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/20(土) 02:21:59
539-2

 十月に入り、現代社会の授業が倫理に進んでからというもの、成績は最悪だ。
昔から歴史や哲学よりも地理の方が得意だった私にとって、倫理は結構な苦痛で、それでも一生懸命勉強をする理由なんて、ひとつしかない。

 「おはよ。勉強した?」
教室に入ってすぐ、クラスメイトがまとわりついてきた。

「全然。もうダメかも。」
大概の人は私がこう答えると、満足そうに表情を緩める。勿論今日も例外ではない。皆、安心が欲しいのだ。

 窓際最後尾の席から、教室をゆっくりと見渡す。皆今日も悪あがきに余念がない。
視線を窓の外に広がる高く青い空に移し、大きく息を吸い込んでみる。秋の空気というのは、どうしてこう気持ちが清々しくなるのだろう。

542 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/20(土) 02:25:16
539-3 last

 「はい、教科書しまえ。」

テスト用紙を配布しながら呟く彼。

私は彼を思う存分見詰めながら、放課後に実施される(間違いなく強制参加になるであろう)補修授業について考え、今からそわそわしてしまう。

本当は、彼のテストは全て高得点を取りたい。けれどそれができないから困る。
例えば放課後の彼を独占できても、まるで格好がつかない。

それでも、彼が頭に浮かんだだけで、ざわざわと落ち着かない役立たずな脳みそを、私は今日もうまくコントロールすることができない。

放課後。
放課後また、会える。

543 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/20(土) 06:51:28
>>535-537
『?』、『!』、『!?』のあとに文が続く場合は一文字分の空白を入れる!
『・・・』を多用していて長さも違うので今回は指摘をしない!

「「」」は同時に同じ言葉を発した場合に使われるライトノベルの手法!
賛否両論があるので新人賞などの応募作品には使わない方がいい!

>「巧どうしたの?俺の顔じーっと見て。・・・あっ、もしかして俺に惚れちゃった?」
>「ハハッ、俺にそっちの気はないぞ。」
>「なぁ〜んだ。つまんねーの。」
>本当に変態だな。
(この段階ではホモのように見えるが、変態には見えない! 本人に変態の自覚があることはあとでわかる!)

>ドンッ!!!
>「痛っ!」
>「あっ!ごめんなさーい。」
>「何なのよ、アイツ。ぶつかってきたくせに、走りながら謝って。」
>「まぁまぁ、そんなに怒らないで。」
>「そうだよ〜。そんなに怒ると、しわが増えちゃうよ。」
>「もう、沙輝と美輝は、ぶつかってないから、わからないかもしれないけど、結構痛かったんだからね!」
>「うん、うん。わかる、わかるよ。痛かったんだよね。凌ちゃん」
>「もう!ふざけないでよ、沙輝!」
(三人の女性が登場! ぶつかられたのは凌という女性! ぶつかったのは巧、または達也ではっきりとしない!
 「まぁまぁ、そんなに〜」は美輝の発言! 「そうだよ〜。そんなに〜」は沙輝の発言! どれも断言はできない!
 描写がないせいで人物の書き分けが出来ていない! 「うん、うん。わかる〜」の末尾に句点がない!)

下に続く!

544 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/20(土) 06:52:32
>>536で場面が変わる! >>535の会話文から突然に変わるので別の話かと思った!

>  「さて俺と巧は何組かな。」
>「あっ!・・・・・」
>「おぉ!巧とクラス一緒だ!」
>良し。これで巧に勉強を教えてもらえる。
>「また、よろしくな巧。」
>「うん、よろしく。」
>>535で『俺』は巧だった! ここの『俺』は達也になっている!
 特定の会話文を下げる意味がわからない!)

>二人はもう一度目を合わせた。二人の目はキラリと光った。
(うしろの『二人』は無くてもいい!)

凌と巧の心の声が混ざっている! 同じ章の中で複数の心の声を書くと読み難い!
会話文ばかりが目立ち、人物の書き分けや状態の説明が不十分なので読者を混乱させる!
人称の統一! 主人公の視点を固定! 会話文の量に見合う描写を書き足す!
以上が評価を得る前にすること!(`・ω・´)

545 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/20(土) 06:55:50
>>540-543
>弁証法に駆使したのだそうだ。
(『に』は『を』の方がいい!)

>一応。
>全然。
(単語に句点が気になる!)

>「今日、一限の倫理で小テストが実施されるからである。」
(結論であって弁証にはなっていない! 思考を中断するのでいいとする!)

>白というよりクリーム色に近い、くすんだ壁に掛った時計の針は、七時二十五分を指している。
(なにがクリーム色に近いのか、はっきりとしない!)

>もれなく遅刻するだろう。
(もれなくとあるのに、推定の『だろう』が付いている!)

>本当は、彼のテストは全て高得点を取りたい。けれどそれができないから困る。
>例えば放課後の彼を独占できても、まるで格好がつかない。
(高得点を願いながら出来ないという! その理由が放課後の彼を独占できても格好がつかないから!
 普通に考えると、高得点を取れば補修授業はない! 赤点になれば補修授業を受けさせられる!
 主人公は教師の彼に好意を抱いている! 本当は高得点を取れるのだが、
 敢えて赤点になって彼との時間を増やす、という意味ならば理解できる!)

主人公の女生徒の頭がわからない! 勉強ができるのか! それともできないのか!
その部分が曖昧だと話の設定までおかしくなる!

設定が甘いせいでよくわからない話になった51点!(`・ω・´)

546 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/20(土) 07:02:24
>>545
追加のような補足!

>白というよりクリーム色に近い、くすんだ壁に掛った時計の針は、七時二十五分を指している。
(くすんだ壁だけで通じるので、『白というよりクリーム色に近い』は無くてもいい!)

547 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/20(土) 07:50:13
>>545
こんなにしっかり指摘してくださって…ありがとうございます!
文法とか考えずに感覚で書いたからこんなことになるんですね…

頑張ります(^^)

548 :今年から高校生になる変態:2010/03/20(土) 13:34:01
>>543>>544
こんなに詳しく指摘してくださって、ありがとうございます。
また今回、指摘された事に気をつけて出直してきます。

549 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/20(土) 16:44:40
お願いします。後主人公が馬鹿なのは仕様です。

吾輩は三頭犬、名前はまだ無い。
朝、目が覚めると毛布から出てリビングとか言う木で作られた地面に立つ。
吾輩の住まいはさんえるでぃーけーとか呼ばれる。
「けるけるー、どこ行ったのー」
吾輩の家の居候が何か騒いでいた、やれやれ吾輩が居ないと本当にダメな二本足だな。
「ほらほらご飯持って来たよお食べ」
今日のモーニングはキャベツと干し魚そしてメインディッシュの生肉だった。
三頭犬なのでいつも食事は三つの容器に分かれている。
「昨日柚木君と話せたんだ!たのしかったな〜」
どうやらこの居候の意中の相手は柚木とか言うらしい、まぁ二本足は二本足、四本足は四本足だ、吾輩が気にする事では無いな。
居候である麻耶は吾輩に料理を出すと何処かへ行った、『ガッコウ』という施設らしい。
吾輩は食事を堪能した後吾輩の屋敷から出る。
町内をパトロールしようと思う、吾輩はこれでも地獄の子爵だったのだ。
下々の者を守るのも貴族の義務だからな、町内パトロールは当然だ。
パトロールをしていると前から見知った顔が来た。
「三頭犬、お前また此処を散歩コースにしてるのか」
またコイツか、コイツの名は……なんだったか……まぁ良い。
「すまないな、今何も持って無いんだ」
そうぬけぬけと言った。
もう少し申し訳無さそうな顔をして貰いたいがコイツ……しょうがない、いつものやり方で飯を貰うか
後ろ足で立ち二本足のように前足を使ってポケットの中の硬貨袋を奪う。
奪った硬貨袋を近くの路上レストランのオーナーに渡す。
「またかお前は、しょうが無い」
硬貨袋を渡したらいつものようにコイツがオーナーからチキンを受け取る。
思い出した、奴の名は柚木だ、先程コイツの名を聞いた気がするな。
柚木がチキンを買って吾輩に紙で出来た袋を容器変わりにして差し出す。
この料理は手で喰うようだ。下々の食事でも旨いモノは喰うのが吾輩だ。
前足を上手に使い肉を喰う、熱い肉とタレが旨いのだ。

550 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/20(土) 16:46:43
「それじゃあな」
柚木が二輪車に乗って走り去って行った、何でも人間は100年間生きただけで長寿らしい。
短い余生だから奴らは忙しそうにしているのだろうな。
12本合った串付きチキンを10本程食べた時だった。
「よぉ!ワン公」
六つの目の内一つだけを無粋な馬鹿者に向ける、不死鳥だった。
「お前の喰ってる肉少しよこせよ」
動物の亜種風情が三頭犬の吾輩に気安く話しかけるとは、こんな鳥頭八つ裂きにしても誰も何も思うまい。
「これは鶏肉だ、共食いになるぞ若造」
だが吾輩は寛容だ、たかだか二千歳程度の若造に怒りなど出さない。チキンをまた一口喰う
「てめぇみたいなアンバランスな頭の犬に心配される言われはねぇよ」
さて後数本程チキンを食べようか。

馬鹿な鳥を食べ満腹な吾輩は次に路地裏へと歩を進める。
最近猫族との対立が激しいのだ、猫族には寛容さは見せない方が良い。
昔吾輩のチキンを取った阿呆族……失敬、猫族を探していると曲がり角の先から声が聞こえた。
「ねぇ良いじゃん、ねぇねぇ」
声を発したのは柚木と同じ服を来た二本足だった、いかにも軽薄そうな雰囲気の男だ。
どうやら女と逢引きしたいらしい。
「僕は用事があるのでね、遠慮しておくよ」
良く見れば女は居候の麻耶では無いか。
「用事なんか後でも良いだろ、ほら!俺奢っちゃうからさ〜」
二本足は二本足、四本足は四本足のルールに従い吾輩はいつものように放っておく事にした。
「私の家族の三頭犬にご飯をあげなくちゃいけないんだ、退いてくれないか」
麻耶は少し苛立ちながら言った、相手はまだヘラヘラしながら
「あんな頭のバランスの悪い犬どうだって良いじゃんか」
女性を守るのも紳士の務めだからな、あの馬鹿モノを懲らしめなければ
なんの力も無い人間の子供等吾輩の爪の前では形無しだった。

「けるける晩御飯だよー」

551 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/20(土) 16:49:06
今日のディナーはサーロインが三枚だった。
「けるける今日は僕を助けてくれて有難う、お礼を言わせて貰うよ」
麻耶が微笑む、サーロインの焼き加減に少々文句はあるが吾輩は人間の言葉は発せられないので何も言えない。
さてディナーも食べた事だし寝るとしよう、吾輩はさっさと寝たいのだ。
「けるける、お風呂がまだだよ」
吾輩は地獄の業火の代名詞を持つ三頭犬なのだ、湯浴みなど必要無い。
そう思いさっさと毛布に入る
「嫌がっても駄目だ、衛生面でお風呂と言うのは良いモノだよ」
麻耶は笑うと吾輩の黒く美しい肢体を佐々木が持ち上げる、此処が吾輩の屋敷でなければ吾輩の黒毛に触れた愚か者は燃やし尽くしていたものだが、残念ながら吾輩はこの屋敷が気に入っているので燃やし尽くす事はしない。
半強制的に持ち上げられた、地獄ではハデスの右腕・ソロモン七十二柱の悪魔の一柱ナベリウスと呼ばれ恐れられた吾輩が!
浴槽に連れて行かれ、そこで毛を針の長いたわしで擦られた。
この女は吾輩を食器か何かだと思っているのだろうか?
吾輩用に小さな浴槽がある、その中に居るアヒルのダッ君は無二の親友だ。
ダッ君はいつもどこか遠い所を見ているような目で周囲を見回し決して水に沈まずに浮き続けている。
きっと地獄では高位の悪魔なのだろう、地獄ではどのような名だったかは彼が寡黙な為分からない。
「けるける、百数えたら出て良いよ」
一、二、百、さて出ようか。
「ちゃんと百数えたまえ、ほら真ん中のけるけるはちゃんと湯に浸かっていないじゃないか」
貴様は我らの事を甘く見ていないか?一応悪魔だぞ。
そんな吾輩の思いも知らず奴は数を数え始める。
ふと気付くと腹這いになってしまっていた、寝てしまったようだ。
「七百八十九、七百九十、七百九十一、あぁけるける千数えてから出たまえよ」
おい貴様待て0が一つ増えているぞ。
さて、いくら寛容な吾輩でも我慢の限界だった、少々懲らしめてやろうじゃないか。
吾輩の浴槽から出ると麻耶の浴槽に入る、これでも悪魔なのだ、人間の弱点等理解している。
「けるける、どうしたんだい?僕と入りたいとでも?」
邪悪に笑う、笑っていられるのも今だけだ。
思いきっり水を口に含む。

552 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/20(土) 16:51:40
悪魔流・奥義!ウォータースプラッシュ!
麻耶の顔に口の中の水を吐き出した。

吾輩は毛布に包まりながら怒っていた。
麻耶の奴めあんなに怒らなくとも良いじゃないか。
「悪戯するのも結構だが少し調教する必要があるようだね」
そんな事を言って吾輩の湯浴み後の楽しみであるプリンを取り上げた。
あぁプリン、滑らかな輝きを保ち、その柔らかな肌に齧り付きたい。
吾輩はプリンを恋しく思いながら静かに眠った。
明日も柚木の奴にチキンを奢って貰おうか

553 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/20(土) 16:53:37
終わりです。
こんな駄文ですがおねがいします

554 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/20(土) 17:18:36
春休みも終わり、久しぶりに賑やかな午後を迎えたとある高校での話である。
二年に上がった鈴木 太郎は、頭を悩ませた数学の授業も終わったところで、
(さて何を食べるか)と、思案していた。
先程脳を酷使した為か、思う様に考えが纏まらない。
そうしている内に何時しか室内で談笑していた友人達も昼食をとりに出て行った。

太郎に昼食を共にする程の友人さえ居ない訳ではない。
ただ、昼飯を他人と一緒に食べる事を酷く好まなかった。
太郎からしてみれば「昼飯ぐらい自分のペースで食わせぇ」と、言い張り他人に合せようとしなかった為、
何時しか友人たちは太郎を昼食に誘う事だけはしなくなっていた。

(久しぶりだし学食のかつ丼でいこう)と、席を立ちあがろうとしたところ、
「なあ」と、声を掛けられたので気だるそうに振り向けば、見慣れない顔があった。
「ええと、名前・・・」
太郎がそう呟くとまるで予期していたかのごとく
「山中!」
と、色の白い、眼鏡をかけた小回りな青年は、はっきりとした口調で答えた。
山中進は今年から太郎の学部へと転籍しており、山中からしてみれば
今日がこのクラスでの初めての授業となる。

555 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/20(土) 17:20:31
「そういえば転学部でここに来たんだっけ」
「うん、よろしく」
太郎の学部は一クラスしかなく既にクラスでは派閥が固定化されている。
その為どうやら途中から参入して来た山中を誘おうとする者は居なかったらしい。
何か用か、と太郎は半ば出てくる答えに諦めがちに問うと
「一緒に学食行かないか?」と、予想通りの答えが返ってきた。

「悪いけど用事を済ませないといけないから」
「そうか、無理いってごめん」
肩を落とした山中の背を見送りながら、(さあ学食へはいけなくなったな)と
今度は別の方法を模索する必要にせまられた。

太郎の通う学校は所謂マンモス校で、学食と購買の両方が設備されている。
(ただ購買はなぁ・・・)と、太郎どうにも気が乗らない。
購買は‘設備されている'と言っても露店程度の大きさなので、人気商品は直ぐに売れてしまう。
この時点で昼休みに入ってから既に15分以上が経過している。
(その上今行けば)
押し寄せる人達で溢れかえっている頃だろうと思い、
すこしだけ待ってから行く事に決めた。


長くなりそうなんで、ここまでで頼む師匠!

556 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/20(土) 19:24:22
>>549-552
『!』や『?』のあとに文が続く場合は一文字分の空白を入れる!

>吾輩は食事を堪能した後吾輩の屋敷から出る。
(『〜した後、』と読点を入れた方がいい!)

>吾輩はこれでも地獄の子爵だったのだ。
(吾輩がケルベロスだとすれば、『子爵』ではなくて『侯爵』だと思う!)

>後ろ足で立ち二本足のように前足を使ってポケットの中の硬貨袋を奪う。
(後ろ足で立てば二本足! 『二本足のように』は要らない!)

>「またかお前は、しょうが無い」
(しようが無い、仕様がない、のどちらかにした方がいい!)

>「てめぇみたいなアンバランスな頭の犬に心配される言われはねぇよ」
(『言われ』が誤変換のような気がする!)

>明日も柚木の奴にチキンを奢って貰おうか
(語尾に句点がない!)

漢数字とアラビア数字が混ざっている!
女性の『僕』という言い方は紛らわしい!

手を抜かないで調べる53点!(`・ω・´)

557 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/20(土) 19:25:24
>>554-555
『・・・』は『……』の方がいい!

>太郎に昼食を共にする程の友人さえ居ない訳ではない。
(おかしい一文!)
○太郎に昼食を共にする友人が居ない訳ではない。
(こちらの方が自然!)

>眼鏡をかけた小回りな青年
(小回りは動作! 容姿のことではない!)

>「そういえば転学部でここに来たんだっけ」
(転学部とは!)

>この時点で昼休みに入ってから既に15分以上が経過している。
(『この時点で』は無くてもいい!)

読点の打ち方に注意が必要55点!(`・ω・´)

558 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/20(土) 22:27:37
 よろしくお願いします。 



 パチッっと静かな教室の中に、将棋の駒の音が響いた。
赤い夕日が射し込む三月の教室で、少年と少女が盤を挟み座っている。
「初手▲1六歩!? 辻井君、ワタシ、本気で指してねって言ったでしょっ!! ふざけてるの!?」
 腰まで届きそうなサラサラの黒髪。気の強そうな瞳を少年に向け、少女が大きな声を上げる。
中学三年生にしては、随分大人びた表情をしている。それは、真剣に一つの事に打ち込んできた者特有の顔なのかもしれない。
「澪先輩。僕はふざけてなんかいない。端歩、この端歩をつかなきゃ、穴熊には勝てない。そう思えて仕方が無いんだ!!」
 強い口調で言い放った少年。目の前に座る少女とは対照的な幼い顔。一見、少女のようにも見える顔立ちだが、その瞳だけは違っていた。
爛々と大型の獣のように力を放つ瞳。それは、絶対に自分が間違っていない、と強く確信している光。
その瞳に少女は気圧されたように黙り、己の視線を机に置かれた将棋盤へと向けた。そこには、一手だけ指された局面があった。
一番右端の歩だけが、一マスぶん進んでいる。その局面。だが、それは凄まじく異常な一手……。
 ―― 端歩 ――
 将棋には、『定跡』というモノがある。それは進化に似ている。先人達が、ありとあらゆる戦法を試し、優秀な手だけが生き残っていく生存競争。
将棋が生まれ、長い年月が過ぎ、淘汰が繰り返され、それでも優秀であるがゆえに生き残ってきたモノ。それが『定跡』
もちろん、日々新しい戦法が編み出され、優れた手が旧い手を駆逐する事もある。だが、それでも、少年の指した手は異端だった。
 初手▲1六歩……。将棋には先手の指す手として、『定跡』とされているモノが二つある。
飛車先の歩をつく▲2六歩、または角道を通す▲7六歩。ほとんど絶対とも言えるその二つの手。
そのどちらもを指さず、▲1六歩。ほとんど一手パスをしたと言われても仕方の無い局面。


559 :554:2010/03/20(土) 23:34:32
>>557
(小回りは動作! 容姿のことではない!)
小柄や猫背ならどうだ!
(『この時点で』は無くてもいい!)
昼休みを告げるチャイムが鳴ってから既に・・・ならどうだ!

色々と指摘されただけに自分でも見直すべき部分が多かったけど
読点の打ち方だけは改善策が浮かばないんで教えてほしいっす

560 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/20(土) 23:41:18
句読点は本来字が読めない人に
わかりやすく読ますための記号だと聞いたことがる
だから読む人の気持になって打てばいいんだよ。
センスだよ jエルロイの翻訳なんて句読点打ちまくりだよ。

561 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/21(日) 04:07:32
>>558
>それが『定跡』
(語尾に句点がない!)

特に気になる間違いはなかった!
少女と少年にひとつずつ、思うことがある!
少女の将棋の戦歴! それによっては『初手▲1六歩』が異端と言えなくなる!
少年は相手の『穴熊』を警戒しているが、『相振り飛車』に頭が回っていないように見える!
その程度のことなので問題はない! 将棋に疎い人間でも楽しめる読み物になっている!

過不足のない描写で読ませる文章になっていた71点!(`・ω・´)

562 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/21(日) 04:09:49
>>560
その通り!(`・ω・´)

563 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/21(日) 05:03:34
読点を打つ時!

一 一文が長いと感じた時!

二 強調したい個所がある時!

三 読点を打つことで何かしらの効果を狙う時!

四 上記に当てはまらないが、どうしても打ちたい時!(これがセンス!)

この程度のことを頭に入れて読点を打っていれば、
そのうちに自分のスタイルが見えてくるはず!(`・ω・´)

564 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/21(日) 06:26:34
>>558
引っ掛かるところを追加!

>「澪先輩。僕はふざけてなんかいない。端歩、この端歩をつかなきゃ、穴熊には勝てない。そう思えて仕方が無いんだ!!」
(穴熊対策を口にした時点で相手に警戒され、初手の指しを活かせないような気がする!)

565 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/21(日) 13:56:03
(`・ω・´) わいは読点を打たない。

(`-ω-´) 闇に沈む月の裏の顔をあばき青い砂や石をどこへ運び去ったのぉぉおんん

(`-ω-´) 忘れられぬ人が銃で撃たれ倒れみんな泣いたあとで誰を忘れ去ったのぉぉおんん

(`・ω・´) のぉぉぉぉおんんんんん

(`・ω・´) よーすい最後のニュース http://www.youtube.com/watch?v=EMcHsKRndg0


566 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/21(日) 15:00:53
>>565
読点がなくても、おかしくない文章を書ければ問題ない!
久しぶりに良い曲を聴いたのぉぉぉぉぉぉおおんんんんんんん!

点数だけを付けていたぷぅのスレの凋落が激しい!
元祖が引き継いでもいいかもしれない!
単純に点数を付ける評価に納得しない者が増えたと感じ、
ワイは自分で新しいスレを立てた!
元祖は元祖の道を行けばいい!
ワイの考え!(`・ω・´)

567 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/21(日) 20:10:31
         (~)
       γ´⌒`ヽ
       {i:i:i:i:i:i:i:i:}
        (`・ω・´)   わいが天下を獲ったるぜよ
      /゛ミヽ´ :::::/゛ヽ
      i ノ   川 `ヽ'
      / ` ・  . ・ i、 
     彡,   ミ(_,人_)彡ミ
 ∩,  / ヽ、,      ノ     
 丶ニ|    '"''''''''"´ ノ
    ∪⌒∪" ̄ ̄∪


568 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/21(日) 21:04:48
>>567
おんし、ドラマの観過ぎぜよ!(`・ω・´)

569 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/22(月) 00:00:55
よろしくお願いします。

 吸血鬼という生き物をご存じだろうか。別にご存じでなくともいいが、
牙をむき出しにして、黒いマントを被って、コウモリたちと一緒に月夜を散歩している。
長く伸びた髪をポマードで固めて、美味しそうな血を求めて処女を捜しているぎらぎらした瞳。
夜は自分のものだと言わんばかりの大層な脅し文句を口ずさみながら、両手を広げる大げさな動作。
そんなものを想像した方はどうか、それは誤解だと知っていほしい。こんなもの、絵本や大衆紙、
いわゆる読み物というやつに人間たちが描いた想像上の生き物である。
本物の吸血鬼というのはもっと厳かで、人間でいうなら貴族とかそんなお高い場所にとどまっているものなのだ。
私が言うのだから間違いない。私は、吸血鬼という者である。

 今日は他でもない、その吸血鬼について私なりに書こうと思っている。
人間たちの幻想をぶち壊してしまおうという思惑である。
が、どうにも上手くいかず、何度もインクの滲んだ紙をくしゃくしゃにして、浪費していくばかりであった。
ことさらに自分のこととなると、恥ずかしさや驕りが見え隠れして、とてもとても誰かに見せられる代物にはならない。
なので、もう一人の吸血鬼のことを書いてしまおう、ふと私は思いついて、今、筆を取っている次第である。

 私の友人にある吸血鬼がいる。
普段から人間の世界になじんで、どうにも人間が好き、大好き、愛している、などとほざくようなやつである。
仲間内ではトマトと呼ばれている。血を好まず、いつもトマトジュースばかり飲んでいるからだった。
そのトマトはいわゆる貴族という身分である。彼は生まれながらの良質な家庭で育ち、本を読み、礼儀をわきまえ、
いつしか人間の世界に興味を持ち、食料学、そちらの言い方だと、人間学に傾倒した。
そればかりか人間を食料とは考えず、友人、同胞だと考え、学会に発表し、
全吸血鬼から顰蹙を買ったクレイジートマトとは彼の通り名であった。
 このトマトが、ある日、我が家に遊びに来たときのことだ。
 我が家に入るなりトマトはクシャミをして言った。
「血の臭いがひどいよ。これじゃ、息をするのも難しいじゃないか」


570 :569:2010/03/22(月) 00:02:14
続きが漏れてました。

私はそれを聞いて呆れながらも、親父が怒りはじめる前に彼を外に連れ出さなければならなかった。
「ああ、うちは猟師だからね。ほら、外に行こう。今日はいい月見日和じゃないか」
扉の前で佇むトマトを私は引っ張っていく。外は曇っていたが、この際は関係なかった。
親父が怒り始めると収拾がつかない。ことにトマトのことを嫌って、私に彼と付き合うなと幾度も忠告してくるのだ。
親父だけではない、トマトは誰からも好かれてはいなかったように思える。
ただ、私はトマトとは仲が良かった。昔から家も近く、子供の頃は二人でよく人間の町へと繰り出したものだった。


571 :558:2010/03/22(月) 03:49:35
丁寧なご指摘、本当にありがとうございます。
もっと頑張ってみます。
それから、よろしければこちらも評価して頂きたいのですが……。
将棋を知らない人にも、おっ!! と少しは思わせる事ができるか?
説明がくどくないか? 視点がおかしくないか? など簡単にでも頂けると幸いです。
よろしくお願い致します。




572 :558:2010/03/22(月) 03:50:33

 これを間違えれば、死ぬ……。そんな事を脳の片隅で意識しながら、青年は持ち駒の歩を取り上げ、
 ――― パチリ ―――
 と、盤上の相手玉の前へと指した。時刻は明け方、最後の局面。窓の外には桜の花びらが、夜明け前の暗闇にはらはらと舞い散っている。
これで27手詰め……。勝った……、そう思いながら<棋士将校> 谷山光人は深く息を吐き出した。
 ぽとり……、と彼の額から汗が畳へと落ちて行く。『光よりも早い』と呼ばれ、この10年の間、人類の希望として戦い続けた棋士、谷山光人。
その白い顔には濃い疲労の色が浮かんでいる。だが、その瞳はしっかりと盤上を見据え、強い輝きを放っていた。
 この10年間、最前線で戦い続けた彼の細く長い指。左手で扇子を掴み、パチンッと一度だけ音を鳴らす。
その音が狭い部屋に響き渡る。小さな、六畳ほどの大きさの和室。人類の存亡を賭けた戦い。ソレが行われているとは思えないほど小さな部屋。
和室に座っているのは<棋士将校>谷山光人と一体の異形のみ。
 その異形……、それは人類とは明らかに異なる存在だった。
全身を覆うウロコのような皮膚。それが灯りに照らされヌメヌメと虹色に輝いている。トカゲを巨大にして、人間のような姿にディフォルメしたような外見。
顔の三分の一ほどの大きさを占める瞳。その不気味な瞳がギョロギョロと盤面を見つめ、ゆっくりと瞼が閉じられた。
「これは、27手詰め……か。流石だな、タニヤマ……。これでまた1年間、貴様達の寿命が延びた、というワケか……」 
 その巨大なトカゲが賞賛混じりに言葉を吐き出す。勿論、全く日本語とは違う言葉だ。例えるならばシュウシュウとした空気の抜けるような音。
その音が、巨大なトカゲの口にセットされた機械で日本語に変換され、谷山へと伝わったのだ。
「…………」
 それに対し、谷山は何も言い返さなかった。いや、疲労のあまり言葉を話せなかった。
 ―― 強くなっている……、去年よりも更に ――
胸の中でそう思いながら、頭を下げ、ゆっくりと席を立ちあがった彼は、ふらつく足取りを誤魔化しながら部屋から外へと出た。
狭く長い廊下。ガラス越しの彼の視界一杯に大きな庭が広がり、一本の桜だけが、明け方の月に照らされていた。


573 :558:2010/03/22(月) 03:52:13
 今から約30年前の19XX年3月。人類は突然、異星人の侵略を受けた。
二度の世界大戦で疲労しきっていた人類に対し、圧倒的な科学力で攻撃してくるトカゲのような異形達。それに抗う力などなく、人類は瞬く間に総人口2億人になるまで虐殺され、地表のほとんどを支配される事になった。
 もはや滅亡を待つだけの状態であった地球人。だが、そんな地球人に対し、彼らは実に奇妙な要求を出した。
『地球人が優れた生き物である事を我等に証明せよ』
 あまりに漠然としたその要求……。だが、ただ滅亡を待つだけだった人類にとって、それは最後の希望だった。
音楽、絵画、スポーツ、ありとあらゆる芸術が異星人に対し披露され、そして彼らが最終的に選んだモノ。それがゲームだった。
肉体を使う競技ではなく、頭脳を使用する運の介在しない純粋な戦い。
 地理的な偶然が重なり、日本が占領されていなかった事。そしてその時代に、奇跡と呼べるほどの天才棋士、升畑香草がいた事。
その二つが重なり、人類は滅亡を賭け、毎年一度彼らと戦うことになったのだ。
 ―― 将棋 ――
 81マスの盤上に計40枚の駒が戦う遊戯。ルールに従い、相手よりも早く王を詰ませた方が勝ち、というシンプルなゲーム。
それに人類は全ての希望を賭けることになった。彼らが地球人の価値を認める日が来るか、それと時間稼ぎの果てに人類が力を身につけるその日まで……。

574 :558:2010/03/22(月) 03:53:58
 彼らと将棋で戦う者達。それは、<棋士将校>と呼ばれる。
まず、絶対に勝たねばならない戦いがあった。それは年に一度行われる、彼らの代表との対局。残った人類2億人、その全ての命を賭けた戦い。
棋士たちの中で最も強い人物が代表として彼らと対局する。この10年間それは、谷山光人ただ一人に託されていた。
 またそれ以外にも、食料、エネルギー、工業、ありとあらゆる要望を勝ち取る為に、将棋で戦い、勝つ必要があった。
負けた場合に支払う代償は『棋士の命』。司令部の支持に従い、人類の希望を一心に背負って戦う者達。敗北すれば死ぬと解ってなお、雄雄しく戦う棋士達。
だが、彼らにも限界がある。老い……。年齢と共に天才も錆びていく。また、自らにかけられるあまりの重圧に潰され敗北する棋士も多く居た。
その為『棋士』の補充に迫られた人類は、少年少女に希望を託すことになった。
 ―― 国立防衛学校 棋士育成科 ――
 生き残った人類の国籍、性別に関係なく才能のある子供達を集め将棋の教育を施す場所。様々な理由を胸に『棋士』になる事を目指し、その学校で足掻く少年と少女達。
 
 これは、そんな『棋士』を目標とする者たちの勝利と、死に塗れた物語である。


 ̄ ̄ ̄ ̄
以上です。掴みは弱いでしょうか? お時間があるときにでも、ご助言、よろしくお願い致します。

575 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/22(月) 07:51:33
>>569-570
>私が言うのだから間違いない。私は、吸血鬼という者である。
(二つの『私』が気になる!)
○私という吸血鬼がいうのだから間違いない。
(このようにまとめることができる!)

>とてもとても誰かに見せられる代物にはならない。
(代物は賛否の評価がある言葉なので使い方が微妙!)

文章の中で流れの悪いところもあるが、
書き文字の形式なので細かい指摘はしない!
少し気になるのは題材が『吸血鬼』というところ!
その題材を知らない人間を知らない、くらいに有名!
血の代わりにトマトジュースを飲む設定も枚挙にいとまがない!

作品の善し悪しは内容にかかっている66点!(`・ω・´)

576 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/22(月) 07:56:15
>>572-574
>――― パチリ ―――
>―― 強くなっている……、去年よりも更に ――
>―― 将棋 ――
>―― 国立防衛学校 棋士育成科 ――
(場所によってダーシの使い方が違う!)

>時刻は明け方、最後の局面。窓の外には桜の花びらが、夜明け前の暗闇にはらはらと舞い散っている。
(明るい部屋の中にいる! 外は夜明け前の暗闇! 室内から窓の外の桜が見えるとは思えない!)

>『光よりも早い』と呼ばれ〜
(指し手の数が少ない、と読めないこともない!)

>ディフォルメ
(デフォルメだと思う!)

>一本の桜だけが、明け方の月に照らされていた。
(同じ明け方の時間帯! 上では夜明け前の暗闇になっていた!)

>今から約30年前の19XX年3月。人類は突然、異星人の侵略を受けた。
(フィクションとしても、『21XX年3月』のように未来設定の方がいい!)

>彼らが地球人の価値を認める日が来るか、それと時間稼ぎの果てに人類が力を身につけるその日まで……。
(人類が力を身につける時間稼ぎが主とするならば、彼らに地球人の価値を認めさせる必要がない!)

以下に続く!

577 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/22(月) 07:57:06
すべてを読み終わって思ったこと!
人称に問題はない!
初めに出てくる造語、『棋士将校』の情報が皆無で面食らった!
一年に一度の将棋は人類の滅亡を賭けている! 細かい要望には棋士の命を賭けている!
途轍もない差の意味がわからない! 細かい要望では棋士が多く敗れているのに、
人類の滅亡を賭けた時には負けない! 重圧に負けて敗れる者がいるのに一年に一回の将棋だけは負けない!
確固たる理由がないと、ご都合主義の烙印を押されてしまう!

今までにない作品を目指すことは悪くない67点!(`・ω・´)

578 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/22(月) 09:07:22
将棋、囲碁、麻雀、チェス、トランプなどの数の多い遊戯を文字で伝えるのは難しい!
これらを主題にした漫画は視覚的に訴える描写があるので成り立っている!
今回の将棋は人類の存亡を賭けている! 重大な局面では対局の描写に紙数を費やすことが予想される!
読者は数字の組み合わせで書かれた駒の動きを把握する必要がある!
盤面を俯瞰した状態で頭に描けないと楽しめないかもしれない!
『目隠し将棋』の能力が要求される読み物は純粋に楽しめない!

将棋は物語の中心でもいい! ややこしい駒の動きは可能な限り、省略する!
人物の心の機微や背景に主眼をおいて書いた方が読者としてはわかり易い!
絶対の意見ではない、ワイの考え!(`・ω・´)

579 :558:2010/03/23(火) 18:39:39
ぷぅぎゃ様、指摘ありがとうございます。
最近スランプで苦しんでいたのですが、客観的に指摘頂けて、ずいぶんラクになりました。
また、載せていただく時があると思いますが、その時は宜しくお願い致します。
それでは。

580 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/23(火) 22:38:44
>>579
よい!(`・ω・´)

581 :569:2010/03/24(水) 01:08:15
ご指摘ありがとうございました。
もう一度、文章を改めてみようと思います。
そうですね。ありがち過ぎるから、内容を良くやらないと駄目ですよね。
勉強になりました。


582 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/24(水) 06:02:43
>>581
既存の吸血鬼ネタと被らないことが必要!
出回っている内容を大まかに知ることで、
インスピレーションを得ることも可能!

http://www.vampyre.jp/
目を通すのもよい!(`・ω・´)

583 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/25(木) 23:15:13
面倒だ。何をやっても面倒だ。くだらない。くだらないんだよ。
ラノベとか所詮ひとり言で、ニュースとか全部他人事で。
アニメとか全部絵空事で、ドラマとか全部真似事で。
うざいんだよ。くだらないんだよ。吐き気がこみ上げる。
ふざけんなよ。クソなんだよ。どうでもいいんだよ。消えろよ。
バカみてえなんだよ。鬱陶しいんだよ。許してくれよ。
わからねえんだよ。頭いてえんだよ。心臓とまんねえんだよ。
息がつまるんだよ。身体がきしむんだよ。勘弁してくれよ。
どうでもいいよ。どうにでもしてくれよ。楽にしてくれ。
自由にさせてくれよ。楽にしてくれよ。楽にしてくれよ。楽にしてくれよ。

584 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/26(金) 07:50:50
>>583
一人称で書かれた文章!
小説にしては描写がなく、明らかな情報不足!
詩にしては言葉に工夫がなく、情趣に訴えるものがない!
作者の現状だと仮定すれば、自分を解き放つのも自分!

ワイは頑張る者にはエールを送る!(`・ω・´)

585 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/26(金) 15:35:40
私はあえてレッサーパンダをパンダと言いたい。
 
パンダは最初、パンダだった。パンダはパンダという名前を持ち、パンダという名前で呼ばれ、パンダとして生活していた。
もしかしたら、パンダ自身には自分がパンダだという自覚はなかったかもしれない。
しかし、名前というものは人からそう呼ばれるからという理由で存在している場合も多く、
パンダがパンダという名を自覚していなかったという理由でパンダをパンダという名前で呼んでは
いけないかというとそうでもないはずである。むしろ、積極的にパンダと呼び、パンダ自身にパンダという名を
自覚させることを促してやる必要があるのではないか。
とにかく、最初パンダは地球上で唯一パンダという名前を持ち、パンダとして生活していたのだ。
 しかし、いつの頃からか、パンダはパンダではなくなった。
パンダのほかにパンダが発見されたからだ。
パンダが発見されてから、皆さんはパンダの方をパンダと呼ばなくなり、パンダの方をパンダと呼ぶようになった。
パンダこそが最初にパンダだったのにパンダの出現のおかげでパンダはパンダと呼ばれなくなってしまったのだ。
なんと、憤慨すべきことだろうか。なんと悲しむべきことであろうか。
のこのこと後から出てきたパンダにパンダはパンダという名を奪われてしまったのだ。
 そもそもあのような図体のでかいパンダがパンダと呼ばれていていいものだろうか。
否、パンダというものはもっと小さくて、茶色っぽくて、かわいらしいものでなくてはならない。
それこそがパンダであり、それすなわちパンダなのである。
 だから、パンダの生息地はどこですかと聞かれたら、皆さんは中国と答えては絶対にいけない。
ネパールかブータンと答えなくてならない。
なぜなら、中国に住むパンダは先ほどから言うようにパンダではないからだ。
ネパールやブータンの森に住んでいるパンダこそがパンダなのだ。
 私はここに強く確信した。パンダはパンダではない。パンダがパンダだ。
私は他の誰が何と言おうとパンダのことをパンダとはいいますまい。
そしてパンダのことをパンダと呼ぶことをここに堅く誓いたいと思う。
 パンダ万歳。


586 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/26(金) 21:24:22
>>585
意図して出している、『パンダ』のせいで文章が読み難い!
日本語としておかしい部分があるものの、
それが作品の特徴にもなっている!

内容は至って単純!
最初に発見されたレッサーパンダがパンダ!
ジャイアントパンダは遅れて発見されたので、
パンダとして認められない、という作者の強い主張!

>堅く誓いたいと思う。
(『堅く』は『固く』の方がいい!)

面白い試みは、おかしい文章で笑えないものになった!
読者の思考の妨げになるような書き方は感心しない!
                     ,_,、
ワイの裁量で評価は見送る!(`・ω・´)

587 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/27(土) 15:42:58
彼女の胸部から垂れさがる白い紡錘形のそれにはピンク色の突起がついていた。
僕はそのやわらかそうな感触を想像して、下腹部に徐々に血が溜まっていくのを
感じた。彼女はそんな僕の下心を見透かしたようにクスっと笑って、言った。
「ねえ、触りたいんでしょ。いいよ。触っても」
僕は恐る恐る彼女のピンク色の突起のついた白い紡錘形のそれに手を伸ばした。
そして、優しく、下から持ち上げるようにそれに力を加えた。
とたんに白い紡錘形のそれはぐにゃりと形を変えた。
それはひどく柔らかかった。そして、温かかった。
僕は繰り返し、感触を確かめるように手を動かした。
手の位置や力の加減を変えながら、何度も何度もその感触を試した。
すると、彼女が急に笑い出した。僕ははっとして、一時行為を中断した。
「どうして笑うの。何か僕は変なことをしてしまったかな……」
「いえ、そうじゃないわ。そうじゃなくて……だって、あなた余りにも真剣な顔で
私のおっぱいを揉むんですもの。それがおかしくて……」


588 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/27(土) 15:57:21
夕暮れの中で踊っていたら
「もう時間だよ」といういじわるな声がした
誰もが少しずつ興ざめし
崩れゆく世界を神妙な顔で見ていた
世界は始まるのか 終わるのか
今はなぜだか感傷的になりたい
持っているおもちゃを捨てて
僕らはドアノブに手をかける

589 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/27(土) 16:01:30
富が欲しいわけじゃない
名誉が欲しいわけじゃない
かといって愛を叫びたいわけじゃない
何も欲しくないわけじゃない
たまに全て最初からあったらと思うこともある
でも実際はそんなことはない
死んだような目をしてニヒリズムに浸りたいわけじゃない
辛いことや苦しいことは嫌いだ
フラットになりたいわけじゃない
味気のない人間なんて誰も好きにはならないだろう

生ぬるい水の中でもがく子供はギムレットを欲しがり、タバコを吸いたがる

590 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/27(土) 16:10:55
ふらふらしたいんだ
生きたくもないし、死にたくもない
迷惑そうな顔をするなら僕を一人ぼっちにしてくれて構わない
ふらふらしたいんだ
地に足をつけず身を固めることもなく一般に幸せをだと言われる行為が
僕に関係なくなってしまっても
だけど、意図して誰かを悲しませたいわけじゃないんだ
いい人ぶる気もそうそうないけど
ああもっとふらふらしておけばよかった
歳をとればそれはどんどん贅沢品になってしまう
ふらふらしたいんだ
穏やかに波打つ思考の中でもしくは外で

591 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/27(土) 16:17:08
SR400に乗っかって僕はどこへ行くのだろう
実際問題を頭の片隅に置き去りにして僕はどこへ行くのだろう
子供の頃の記憶もあのとき好きだった子のおぼろげな顔も
全てを持って僕はどこへ行くのだろう
SR400に乗っかって僕はどこへ行くのだろう
これが逃避以外の何物でもないとわかっているに僕はどこへ行くのだろう
朝も夜も金も名誉も世俗も友達も欲望も風の中に消えてしまうわけないのに
僕はどこへ行くのだろう

592 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/28(日) 01:03:57
どうやったらモテるんだろ。
なんかもう、恋が始まる気配すらしない。春は恋の季節って言った奴誰よ。
もう春物ニットに衣替えしたけどのケータイの予測変換で「恋」よりも先に
「故意」が出るとか失笑だよ。わざとモテないようにしてるわけじゃないっつーの。
食パンくわえて曲がり角でごっつんこ、なんて運命の出会い装える歳じゃないし。
あれ許されんの高校まででしょ。
やっぱなー、こうなりゃ坂道でリンゴ撒くしかないか。
んで転がったのをイケメンに拾ってもらって。お礼に食事誘っちゃって。
でもリンゴの皮傷ついたらウサギ型に切るとき残念な感じになるな。
それは嫌だ。皮がない林檎はおいしさ半減でしょ。
じゃあ……オレンジにするか。大きさちょうどいいし、皮剥けばいいし。
柑橘類は刺激を受けると甘くなるらしいからむしろ転がしたほうがいいじゃん。
オレンジのおいしさアップとイケメンゲットの一石二鳥だ。
オレンジは十個くらい撒くけど。
「鉄ちゃん、ちょっとオレンジ買ってくる」
鉄ちゃんはどうせ今日も家から出ないだろうから、勝手にサンダルを借りる。
タバコよろしく、という声には返事をせずにドアを閉めた。

593 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/28(日) 08:34:47
>>587
冒頭に違和感がある! 胸を露出している彼女!
主人公の僕の下心を見透かしているというよりも必然に思える!
触りたいでしょ、の問いは自然の流れと言える!
何かしらの偶然により、胸が垣間見えたという設定の方が自然!

>それはひどく柔らかかった。
(『ひどく』は程度が甚だしい時にも使うが、
 悪い意味の使われ方が圧倒的に多い!
 よって『とても』の方がいい!)

扇情的な行為なのにいやらしさを感じなかった62点!(`・ω・´)

594 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/28(日) 08:43:40
>>588-591
書き込みの時間が近い! ひとりの書き込みに見える!
詩のような形態に見えるので一作品に見えないこともない!
従って評価は作者の解説待ちで保留とする!(`・ω・´)

595 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/28(日) 09:01:30
>>592
>もう春物ニットに衣替えしたけどのケータイの予測変換で〜
(最初の『の』は打ちミス!)

>あれ許されんの高校まででしょ。
(『許されん』が否定文に見えた! 『許される』にした方がいい!)

主人公は男性だと思って読んでいたら、イケメンのくだりで女性と判明! 年齢は不詳!
終盤に鉄ちゃんなる人物が登場! 性別はわからない! 家から出ない理由もわからない!
二人が同棲しているのかも不明!

面白くなりそうでいてよくわからない話だった55点!(`・ω・´)

596 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/28(日) 14:10:40
>>588-591
全部独立した作品です。

597 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/28(日) 14:48:19
>>596
理解した!(`・ω・´)

>>588-591
独立しているとしても形態は詩に見える!
文章として評価はするが点数は見送る!

598 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/28(日) 14:50:28
青年の目の前に男が現れた。青年はその姿に驚いた。
もはや秋も半ばで、屋敷の庭の木々は大半が赤黄色に染まり果てている。
その涼やかな空気の中で、男はあまりにも軽装だった。彼が見につけているのは、
競泳パンツとゴーグルとスイムキャップのみ。完全に水泳選手の姿だった。
しかしここはプールサイドではない。深夜の自室だ。このような人物がいて良かろう筈がないのだ。
しかも男は、手に大きな斧を握っている。かけたゴーグルで顔立ちはうかがえない。
肉体は鍛え上げられ、うごめく筋肉が皮の上からも伺える。しかしスポーツで造り上げられた滑らかさとは異なる、
凶悪な気を漂わせている。 異様な姿の水泳選手が斧を持っている。
青年が悲鳴を上げかけた瞬間、男は斧を振り下ろした。

頭蓋は断ち割られ、血と脳漿が吹き上がる。絶叫が噴出し、青年の命は絶たれた。

男は斧を下ろし、ゴーグルを外す。その顔立ちはたった今切り裂かれた青年に瓜ふたつだった。
男には出生の秘密があった。彼は殺された青年の双子の兄弟だった。
地域の名士として名高い青年の家系。迷信深いその家に生まれた双子は「畜生腹」と見なされ、
片方は養子に出されたのだった。家に残され跡取りとして大切に育てられたほうが、殺された青年である。
一方、養子に出された先で厄介者扱いされ、あらゆる辛酸をなめた男。
名家の御曹司が自身の双子の兄弟と悟れば、それとの入れ替わりを企むのは当然の成り行きだ。
こうして第一の殺人が行われたのである。

男は周囲に散った血をふき取り、遺体を担ぎ揚げて風呂場へと持ち込む。
スイムキャップやゴーグルを装着したおかげで、髪も目も返り血から守られた。
衣服をつけたままで凶行に及べば、しみこんだ血は落ちないだろう。しかし裸に血を浴びても、シャワーを浴びれば落ちる。
水泳選手の姿での殺害は、計算したうえでの事だった。

あとはこの遺体を早急に始末しなくてはならない。この屋敷に御曹司は2人もいらぬ。
男は再び斧を振るい、兄弟の身体の解体にかかり始めた。



599 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/28(日) 14:51:09
>>588
>「もう時間だよ」といういじわるな声がした
(声の主がわからない! 耳に聞こえたのか、心の声なのか、その部分がはっきりしない!)

>崩れゆく世界を神妙な顔で見ていた
(夕暮れの比喩としては的を射ている!)

>持っているおもちゃを捨てて
>僕らはドアノブに手をかける
(この部分は写実的で全体と合っていないように見える!)

>>589
誰もが思うことを言葉にしている! そのため、印象が薄い!

>生ぬるい水の中でもがく子供はギムレットを欲しがり、タバコを吸いたがる
(上の主張と、この一文の内容が噛み合っていないように思える!)

600 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/28(日) 14:52:10
>>590
>生きたくもないし、死にたくもない
(懸命に生きたくない、という内容でないとおかしい!)

>地に足をつけず身を固めることもなく一般に幸せをだと言われる行為が
>僕に関係なくなってしまっても
(幸せのうしろの『を』は打ちミス!)

>歳をとればそれはどんどん贅沢品になってしまう
(贅沢品の意味がわからない!)

>>591
SR400のバイクに意味があるのかは問わない!

>これが逃避以外の何物でもないとわかっているに僕はどこへ行くのだろう
(『わかっているに』ではなくて『わかっているのに』のような気がする!)

主人公の身の上がわからないので読後に思うところは少ない!

>>591を除いて言えることは文体の統一! 幻想的な書き方に写実はそぐわない! その逆も然り!(`・ω・´)

601 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/28(日) 15:21:14
>>598
>青年の目の前に男が現れた。青年はその姿に驚いた。
(どちらか一方の『青年』を無くした方がいい!)

>かけたゴーグルで顔立ちはうかがえない。
(顔立ちは顔の全体を表す! ゴーグルで隠されているのは目だけ! 表現が大仰に思える!)

>うごめく筋肉が皮の上からも伺える。
(『伺える』は『窺える』の方がいい!)

>名家の御曹司が自身の双子の兄弟と悟れば、それとの入れ替わりを企むのは当然の成り行きだ。
(当然の成り行きという部分がよくない! スイム姿になって犯行に及んだ男の意味がなくなる!)

小説の舞台が古めかしい印象を受ける64点!(`・ω・´)

602 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/28(日) 15:34:12
自作小説より抜粋。お願いします。

 加納弥三郎が切腹がしたのは、蒸し暑い真夏の日のことであった。

 加納弥三郎は北陸の小藩である松村藩藩士で、勘定奉行の右腕として辣腕をふるっていた。有能かつ勤勉。それが藩内における加納三郎の評価であった。
 松村藩の財政は破綻寸前だった。
 不作の年が続いている。藩は飢饉を防ぐために米倉の一部を開放したが、作物の出来が良くなるわけではない。天が嘲笑うかのように旱魃が襲い、今年は遂に凶作に見舞われた。
 そのうえ、参勤交代による出費がはなはだしかった。幕府により義務づけられたこの軍役には、全国の大名が泣かされている。幕府が金を出してくれるわけではなく、すべて藩側の出費である。莫大な費用を、藩は工面しなければならない。
 さらに、参勤交代により江戸に詰めている藩主の浪費がはげしかった。領民は凶作に苦しんでいるというのに、どこ吹く風で贅沢をあらためようとはしない。国許には月に幾度も送金をもとめる文が届いた。
 藩財政が立ち行かないのは当然である。勘定方の奉行はさじを投げ、すべてを弥三郎に押しつけたのだった。
 いくら弥三郎が有能とはいっても、限界があった。四方に手をまわし、有力な商人に金子の借り入れを頼みこんだが、向こうも商売である。返すあてのない相手に多額の融資をしようという奇特な者はあらわれなかった。
 藩は遂に最悪の方法を選択する。年貢率の引き上げである。ただでさえ凶作で、領内には飢饉が発生しはじめていたころであった。
 

603 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/28(日) 15:36:18
藩内のほうぼうで一揆が起こった。
 もとより、「どうせ死ぬなら目にもの見せてくれる」という覚悟の百姓一揆である。武力により鎮圧はされたが、藩士にも多数の死傷者が出た。
 藩の重臣たちにも頭が痛いところであった。といっても、彼らを悩ませているのは一揆のために命を落とした者のことでもなく、また逼迫する藩財政のことでもない。重役たちの最大の関心ごとは、いまもむかしもまったく変わらない。
 己の保身。そのために、誰に責任をとらせるか、ということであった。
 一揆を発生させてしまったとあっては、小身の者では不足だった。少しなりとも名のある者が腹を切らねば、幕府に申し開きもできない。
 そこで選ばれたのが加納弥三郎だった。有能さを惜しむ声もあったが、それなりの地位にある者であり、責任を被せやすい位置にいた。「弥三郎による金繰りの失敗が元となって本件は発生した」という名目が立てやすかったのだ。
 加納弥三郎は切腹。加納家は改易。所領と屋敷を没収のうえ、士分格を剥奪されるという重い沙汰が、藩命として弥三郎に言い渡された。
 さぞや無念であったことだろう。己の死が、重臣たちによる権力維持のための犠牲にすぎないのだから。
 しかし弥三郎は釈明のひとつもせず、自邸の庭前でみごとに腹を掻っ捌いて絶命した。享年三十四。日輪が天高く輝く、午の上刻のことであったという。


604 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/28(日) 15:54:49
>>602
誤字脱字はなかった!
時代物なので仕方がないとは思うが、
難読漢字が含まれている!
旱魃は『日照り』に置き換えることができる!

>幕府が金を出してくれるわけではなく
(金銭を金と表記している!)
>有力な商人に金子の借り入れ〜
(ここでは金子になっている!)

物語に入る前の説明文に見える! しっかりとした文章で読み易い!
反面、説明に終始しているので読者サービスが足りないように思える!

説明の中にも読ませる工夫を入れた方がいい71点!(`・ω・´)

605 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/28(日) 16:01:29
>>604
どうもありがとうございます。
金の部分は盲点でした。もっと見返して直す癖をつけなければ駄目ですね。
旱魃は日照りにしようか悩んでいたところでした。
説明に終始してしまうところは自分のなかで大きな課題です。

本当にありがとうございました。頑張ります。

606 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/28(日) 16:13:26
>>602だけではなかった!
>>603があった!
こちらも誤字脱字はなかった!
説明文の中にも動きが見られた!

読者層がわからないのではっきりとは言えない!
気になったのは『小身』と『改易』のところ!
どちらの場合も、うしろにその単語の説明が入る!
時代物を愛読している読者には、くどい印象を与えるかもしれない!

71点を修正して73点とする!(`・ω・´)

607 :名無し物書き@推敲中?:2010/03/28(日) 16:24:25
>>606
すみません。長すぎる文があります、という規制にひっかかり、修正しているうちに時間が開いてしまいました。

ちなみに官能小説の冒頭部分でした。(書き出しではありませんが)
いまでは時代もの官能小説というジャンルが確立していることもあり、おっしゃる通りくどいかもしれません。

しつこくレスしてしまい、申し訳ありません。ありがとうございました。

608 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/03/28(日) 16:48:39
>>607
よい!(`・ω・´)

609 :1/2:2010/04/01(木) 02:24:45
 新入社員と呼ばれることに気恥ずかしさを覚え始めたころの帰路だった。
 父親の葬式以来、クローゼットの肥やしとなっていたスーツもすっかり体に馴染み、僕は外面だけなら立派な社会人へと成長していた。実のところは、
ようやく仕事の要領を覚えたばかりで、会社からしたらまだ負債なのだが。
 某有名企業の子会社は都心の小さいビルの一室を借りている。表計算やら書類の制作やら、僕に与えられるのはそんな、教えられれば誰にでもできるような仕事だった。
実際に、簡単な研修をしただけで、大半の人は理解していた。恥ずかしながらも、仕事の中でやっとこさ覚えた僕を除いては。
 僕はこのことに別段、危機感を覚えない。なんでもこれは、この前立ち読みした本でいうところの、自覚症状のない慢性的な病気らしい。
 やる気がない意志薄弱な若者と一文綴ればいいものを、その本はこと細かに政治がどうだ、社会がどうだと、呪詛のように延々書き連ねていた。この世でなく、本人が悪いのだと
一言いえばいいものを。
 上京したてのころは作家を志していた。当時はフリーターになってでも書くつもりだったが今考えると、世間知らずの戯言だということがわかる。母親に強く勧められて渋々だったが、
この会社に入社していなかったときのことを考えるとぞっとする。
 僕がこの半年間でわかったのは自分の才能の無さと、テレビや新聞で見るニュースは決して大袈裟に書かれていないということだけだ。ホームレスも、駅のホームで雑魚寝している人も、
実家のような田舎から見たらどれも考えられないことだった。
 こんなことでは海外旅行に困るだろうな。どこかで見た小説の書き方講座には見聞を広めろとあったが、生まれた国でもおっかなびっくりな僕にはとても無理そうだ。
 満員電車に揺られて午後十時。月明かりがようやく届く、都心から外れた住宅街。デスクワークで心身ともに疲れた僕は、決まって月夜を眺める。僕は満点の星空よりも、
ぽつりとひっそり光る星が好きだ。見ていて何かと親近感を覚える。
 最後に一番星を見つけたのはいつだっただろうか。もし真面目に思い出そうとすれば自分の頭の中身を小学生からひっくり返さなければいけなさそうなので、考えるのは止めといた。

 

610 :1/2:2010/04/01(木) 02:25:46
 そんなどうでもいいことを思い浮かべながら夜空を仰いでいると、電柱の上に影が見えた。薄暗くてよく見えないが、何かいるようだ。
 古今東西、電柱の上にいるものなんて決まっている。烏、雀……いや、近くに民家があるから、屋根伝いに猫が上ったということもある。
 降りられない猫の姿を想像して不覚にも少し和んでしまったが、違和感に気付いてからはそんな気持ちなんて煙のように消え失せた。
 大きいのだ。その陰は動物というにはあまりに大きかった。鳥にしたら鷲? 猫だったら直立したライオンぐらいはある。どちらも生で見たことはないが。
 そんな先入観のためか、それが人影だという確信を得るには数秒を要した。
 少し前のホラー映画なんかでは、人が飛び降りて電柱に刺さる……というのを見たことがある。幸い……かどうかはわからないが、この人は二本の足で自立して見える。
 あんな所に上った理由はともあれ、もし酔っ払いだとしたら危険だし、頭がそういう人だったとしてもやはり危険だ。つまりあの人がどうであれ危険なことには変わりないので、
とりあえず僕は声をかけて、広い地面に立つことを勧めてみた。
「そこ、危ないですよ。降りたほうがいいですよ」
 時間が時間なので大声は出せないが、よほど耳が悪くなければ聞こえるだろう。そんな声量で呼び掛けると、その人影が揺らめいた。

611 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/01(木) 02:27:32
名前変えるの忘れてました。
↑で最後です。
ちょくちょく改行ずれててすいません……

612 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/01(木) 06:53:17
>>609-610
言いたいことはわかるが、怪しい日本語が多い!
以下に抜き出すことにする!

>ようやく仕事の要領を覚えたばかりで、会社からしたらまだ負債なのだが。
(要領を覚えているのに負債なのか! お荷物くらいの表現にした方がいい!)

>実家のような田舎から見たらどれも考えられないことだった。
(言葉が足りないように思う!)

>小学生からひっくり返さなければいけなさそうなので
(ひっくり返す、の意味を考える!)

>鳥にしたら鷲? 猫だったら直立したライオンぐらいはある。
(このたとえだと、大きさがよくわからない!)

細かいところ! 荒いところ! この二つが文中に混在していて読む流れを悪くしている!

文章としては悪くなかった64点!(`・ω・´)

613 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/01(木) 07:35:56
追加で書いておく!

前にも会社ネタを送ってきた作者だと、ワイは記憶している!
今回も前半は会社関連の話! 作者は会社員のように思える!

会社のくだりの描写は悪くない! ただし、想像に頼る部分は弱い!
強化した方が良い部分、それは想像力とワイは判断した!
もしくは現実に即した話に終始する手もある!

ワイの考え!(`・ω・´)

614 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/01(木) 14:22:28
現役高校生の初投稿です

615 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/01(木) 20:06:55
(`・ω・´) 現役女子高生の初体験なら興味ある!

616 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/01(木) 22:48:21
>>614
だとしたら上出来!(`・ω・´)

>>615
なんかいる!(`・ω・´)

617 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/06(火) 01:52:36
海沿いの道は、西から潮を含んだ風が吹き私の背を押していく。すれ違う人
は、みな背を丸め前屈みに歩き潮風が目を乾燥させるのか眼鏡をかけずに
新聞を読む老人の様に目の周りを皺だらけにしていた。私は今現在彼らに比べて
なんて優位な条件で歩いているのだろう。私は、そんな本当にちっぽけな事を考え
クソみたいな優越感に浸っていた。私は、すれ違う人たちの目を目線で追える範囲
は覗き込んでいた。目線を私の顔に向ける人もいたし、私なんて道端のゴミの
様に気になるが目線を向ける程のものでも無いと判断して目線をそのまま足元のアスファルトに
落としている人もいた。
ビニール袋が東に向かって飛んでいた。
私は、ビニール袋を見て私よりも優位な条件で移動している物が居た事に絶望を
感じた。私のクソみたいな優越感はビニール袋と一緒に東に飛んで行った。
どうやら、私は空き缶、新聞紙、段ボールにまで負けていた。もう何もかもどうでも
良い様な気がしてきた。今の私は、すれ違った相手がグレイでもETでも目線を足元のアスファルト
に落としているだろう。別に段ボールやビニールに負けたからそんな事を思ったわけでは無い。
段ボールやビニールは、ただのきっかけに過ぎない。直接的な原因は、昨日ある男に告白して見事に散ったからだ。
放課後の人気が無い外階段で私が
「付き合ってください」
と言うと、奴は、
「あ、ごめん。そういう目で見たことが無いからごめんね」
と言い私を見つめ私の言葉を待ってた。
[out of 眼中]
そんな言葉が私の脳に響いてきた。私は気丈に振る舞いなんとか
「今日は、来てくれてありがとね」
という言葉を今にも震えそうな喉から発した。
奴は
「なんかごめんね」
と言い、何処かに行ってしまった。私は、息を深く吸い泣かぬよう
頑張ったが、泣くな、泣くなと自分に言い聞かせると余計こらえる
ことが出来なくなってきた。私は階段に座り、両手で膝を抱え込みそれから
泣いた。


618 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/07(水) 21:41:45
私が泣きやんだ頃には、太陽は山に隠れ、山から漏れる夕日と街灯が街をオレンジ色に染めていた。
どうやら部活が終わる時間帯なのか遠くから
「あっとーございました」
と言う言葉が響いてきた。体育会系の言葉はまるでジェンガだ。
[ありがとうございました]意味が通じるギリギリまで崩したような体育会系特有の発音だ。
その他にも「〜ですよね」や「〜ですね」などの敬語をギリギリまで削って
いった「〜っすね」というものもある。私はこのギリギリまで崩された言葉たちが
好きだった。もちろん奴が使っていたからだ。でも今は、嫌いだ。もちろん
奴が使っているからだ。私は、奴を嫌いになることにした。もちろん馬鹿みたいだ
と自覚している。でも仕方ない無関心にはなれなかったのだから。
私は、家に歩いて帰ることにした。明るいところで顔を見られたくなかったし
この時間帯のバスは知り合いが多く乗っている。
私は、大きく息を吸った。夜の気配を持った空気が私の体を満たし清々しい気分に
なった。私は、泣くことの気持ちよさを思い出した。


619 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/07(水) 21:44:36
私の横をバスが通って行く。何時も行きのバスで一緒になる名前を知らない
丸坊主が私のことを少し不思議な目で見ていた気がする。私は、近道をする
ことにした。繁華街を横切るのだ。すれ違うネオン蝶のお姉さん達は、
急ぎ足で何処かに向かっていた。[よくもまぁあんな靴でいそげるもんだ]
と思いすれ違うネオン蝶のお姉さん達のヒールを凝視した。キャチの人たちが
[一時間五千円ポッキリ]と書かれたプラカードを振り回していた。ベンツの隣でタバコを
吸っている異質な雰囲気をかもちだしているヤクザと思われる人は何処かのネオンを眺めていた。
私は、ものすごく居心地が悪かったが誰も私のことを気にしていないようだった。しかし
「ねぇきみ」
と声をかけられた。後ろを振り向くとスーツ姿の三十代後半くらいだと思われる男が私立っていた。
私は、カピバラみたいな奴だと思った。そのカピバラもどきは私が振り向くと
「ねぇ三万でどう?」
と援助を申し込んできた。私は「ファク」と心の中で呟きこのカピバラもどきを無視することにした。
するとカピバラもどきは歩き始めていた私の肩を掴み
「ねぇまってよ」
と言ってきた。また心の中で「ファク」と呟き振り向きざまにカピバラもどきの顔に拳を打ち込んだ。渾身の一撃だった。
ボブチャンチンのフックをイメージして顎めがけて振りぬいてやった。
地面に倒れたカピバラもどきは、何が起こったのか判断つかないらしく私の顔を見たり通行の足を見たり
していた。私は、睨みつけながらカピバラもどきに
「ファク」
と別れを告げた。

620 :ぷぅぎゃああああああ代理:2010/04/08(木) 20:42:04
未だにアクセス禁止中!
その為、評価は遅れる!
すまない!(`・人・´)

621 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/09(金) 00:45:43
(`・ω・´) ごはんスレに出張してきた!

(`-ω-´) みな、わいの慧眼に驚いていた!

(`・ω・´) わいはネ申となった!

(`・ω・´) なんて嘘!


622 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/09(金) 21:14:08
>>617
行頭の一字下げは指摘しないことにする!

>すれ違う人は、みな背を丸め前屈みに歩き潮風が目を乾燥させるのか眼鏡をかけずに
新聞を読む老人の様に目の周りを皺だらけにしていた。
(もう少し、読点を入れた方がいい!)

>私は、すれ違う人たちの目を目線で追える範囲は覗き込んでいた。
(日本語が不安定! ここの目線は視界の同義語に思える!
 見える範囲に対象物がいれば、覗き込む必要はない!)

>目線を私の顔に向ける人もいたし、私なんて道端のゴミの
様に気になるが目線を向ける程のものでも無いと判断して目線をそのまま足元のアスファルトに
落としている人もいた。
(一行が長い上に日本語としても危うい! 特にゴミの部分! 程度にもよるが道端のゴミは気にならない!
 一行に『目線』が三回も出てくる!)

>「今日は、来てくれてありがとね」
という言葉を今にも震えそうな喉から発した。
(喉が震えれば声も震えるとは思う! 馴染みのない表現で目に付いた!)

>今の私は、すれ違った相手がグレイでもETでも目線を足元のアスファルトに落としているだろう。
>[out of 眼中]
(どちらの文も悲しい場面にはそぐわない!)

同じ単語の繰り返しは見た目が悪い!
目線、視線、視界、視野、あとは比喩などを駆使して表現を豊かにした方がいい!
一人称だとしても文中に『私』が多すぎる!
一行が長くなる傾向がある! 意図的に行っていない場合は読み易さを優先する!

作者の思い入れが強い作品ほど、冷静な目で見直さなければいけない48点!(`・ω・´)

623 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/09(金) 21:15:10
>>618->>619
物語が違うとは言え、>>617->>619は同一の作者の文章に見える!
冒頭の一字下げは指摘しないことにする!

>すれ違うネオン蝶のお姉さん達〜
(一人称で断定するのは不自然!)
>異質な雰囲気をかもちだしている〜
(打ちミス! ここではヤクザと推測しているので自然!)

>後ろを振り向くとスーツ姿の三十代後半くらいだと思われる男が私立っていた。
(行末の『私』が打ちミス!)
>私は、カピバラみたいな奴だと思った。そのカピバラもどきは私が振り向くと
(主人公は呼び止められて振り向いている! さらに振り向くと元に戻る!)

>「ねぇ三万でどう?」
>と援助を申し込んできた。
(援助に悪い意味はない! この場合は『援交』が適切!)

>「ファク」
(三箇所で脱字!)

ネオン蝶、カピバラ、ボブチャンチンなどの固有名詞は多用しない!
誰が読んでもわかるような描写を心掛けた方がいい!

もう一点は作者の癖なのか、とにかく重複が多い! 一行に同じ単語や意味のものは入れない方がいい!
少ない語彙は学ぶことで増やすことができる!

描写と重複が今後の課題49点!(`・ω・´)

624 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/09(金) 21:19:47
>>621
久しぶりになんかいる!(`・ω・´)

625 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/09(金) 21:47:51
>>623の訂正!
冒頭の一行目は>>618-619でよかった!
久々で失敗した!(`・ω・´;)

626 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/09(金) 22:19:15
(`・ω・´) わいがごはんスレでここの宣伝をしておいた!

(`・ω・´) ぷぅはこれから忙しくなる!

(`-ω-´) でもわいは寝る!

(`-ω-´) zzzzzzzzzz


627 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/10(土) 01:18:54
原稿用紙数枚程度の文章のみを評価するんじゃなくて、完結した小説の評価もやっみたら?
かなり需要はあると思うよ。


628 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/10(土) 01:23:09
まぁ、時間的にムリなのは分かっているが…w

短編小説でも日に2、3作品の評価依頼がきたら発狂もんだろうし…w

629 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/10(土) 01:25:25
ちなみにぷぅぎゃあああが1日に可能な評価の枚数って、どれくらい?

630 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/10(土) 03:06:57
>>627
以前にURLで指示された作品は完結していた!

本来、このスレッドは文章を評価するためにある!
誤字、脱字、誤用が無くなるだけでも見た目は改善される!
完成した作品は公募で評価して貰えばいい!

作品の全文を晒すと様々なところでキャッシュが残り、
応募先によっては支障をきたすおそれがある!

ワイの考え!(`・ω・´)

631 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/10(土) 03:14:12
>>629
数えたことがない!(`・ω・´)

632 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/10(土) 03:18:26
今日は早朝から花見の予定!
一日、不在になる!

久しぶりの酔いどれ確定!(`・ω・´)

633 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/10(土) 03:30:34
>>632
いいなー。
いってらっしゃーい(^o^)/

634 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/10(土) 04:14:49
>>626
『第3弾』と『第8弾』で悟りは啓けない!

>>633
あと一時間ほどで電車の始発!
ワイは出かける準備に入る!
よい!(`・ω・´)

635 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/11(日) 13:02:40
                              ☆ 
                           ,.  ξ.´
昨日の飲酒で未だに目が回っている!(`°ω。´)°

636 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/11(日) 17:57:31
高得点を狙うなら今のうちということですか

637 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/11(日) 18:34:45
>>636
立ち直った!シャキ――(`・ω・´)――ン!!

638 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/12(月) 01:05:04
都内から私鉄に乗り変えて1時間ほど下り、
車窓からの風景が緑に覆われ始めた頃にようやく、
路線図に太字で囲まれた急行停車駅達からこっそり仲間はずれにされた、
美園町駅、というその小さな駅のアナウンスが流れる。

(いま書きかけている小説の、出だし部分です。
とにかく印象重視で書いたのですが、いかがでしょうか。お願いします。)


639 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/12(月) 08:40:18
再びアクセス禁止!

>>638の評価は依頼で乗り切る!(`・ω・´)

640 :ぷぅぎゃああああああ代理:2010/04/12(月) 09:25:54
>>638
一見してセンテンスが長い!

>車窓からの風景が緑に覆われ始めた頃にようやく、
>路線図に太字で囲まれた急行停車駅達からこっそり仲間はずれにされた、
(上の一行までは電車が主体! よって駅の説明部分と分けることができる!)

>美園町駅、というその小さな駅のアナウンスが流れる。
(駅名のあとに『小さな駅』が付くと重複になって見た目が悪い!)
美園町駅を告げるアナウンスが車内に流れる。
(このようにして回避は可能! 作者は自分の文章で工夫して欲しい!)

今回は短いので点数は見送る!(`・ω・´)

641 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/12(月) 10:23:00
>>640
ありがとうございました!


642 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/12(月) 18:29:42
はみ出した闇−−揺らめく血が流れ出る。傷口から漏れ出す暖かい諦めの気体は、眠りと死を混同させる。
死にたい−ーそれは眠りたいの間違いだ。
創作に救いはなく、安らぎの場は既に心の奥底で待ち受け、追憶から墜落へ、ただ飛び降りる勇気を持つだけでいい。はみ出した闇−−揺らめく血が流れ出る。傷口から漏れ出す暖かい諦めの気体は、眠りと死を混同させる。
死にたい−ーそれは眠りたいの間違いだ。
創作に救いはなく、安らぎの場は既に心の奥底で待ち受け、追憶から墜落へ、ただ飛び降りる勇気を持つだけでいい。

643 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/12(月) 18:32:19
悲観が魔法にかかって、夕べのテーブルクロスは花の爆発に横たわるようだ。
久史は腹を空かせていた。お肉ならなんてもいいから食べたい。生き長らえさせて欲しい。心底そう思った。
いわしが見る夢ーーメロン色に輝く5月の遊園地。
木馬には乗らないよ。悲しくなるだけだから。
プロモーションムービーのように笑顔を振り向きながら公転するジュピター。しかし太陽はなく中心にあるのは柱のように太い軸。それに縛り付けられただ振り回されるしかない馬に彼女はいっとき跨いでみただけ。

644 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/12(月) 18:32:59
木工不細工不細工紳士

645 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/12(月) 18:33:47
リルぷりっの名月ちゃんの変身後が可愛い

646 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/12(月) 18:34:44
やっぱり才能ないんだなあ
ありがとうございました!

647 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/12(月) 18:36:15
久史って誰だよ☆ぷりっ

648 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/12(月) 19:02:54
詩と死の違いについて講釈たれて下さい☆ぷりっ

649 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/12(月) 21:20:29
>>642-643
詩は受け付けていない!

>>644-648
なんかいる!(`・ω・´)

650 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/13(火) 13:24:46
誕生日のプレゼントが入ってる箱をあけるとカラッポと見せかけ、
底をはがすとそこにプレゼントがあったり、デートの待ち合わせの
場所に変装で現れ、素知らぬ顔で彼女の脇に立ってたりと彼氏は素
っ頓狂なことが好きな、憎めない男だった。

そんな彼も一年前、目の前に広がる海でサーフィンをやってる最中、
波にのまれ行方不明となってしまった。

彼女は浜辺にしゃがみ込み、数本の線香を立てた後、両手を合わせ目
を閉じ「あなたを失って立ち直れそうもなかった私を支えてくれた人
と今度結婚するの、あなたの知ってる人よ」と低い声でつぶやき、次
いで彼の友人の名を言った。

ふと目を開けると快晴だった空は暗雲が覆っており、ウミネコが辺り
を飛び回っては泣き叫ぶ、異様な気配に変貌していたので彼女は左右
を見渡した。
海から何かが波を立てて、ゆっくりこちらに向かってくる。

波打ち際まできて立ち上がったそれを見た彼女は両手を口に当て、悲
鳴をあげた。

骸骨にブヨブヨの白くふやけた肉が所々くっ付いてるといった状態の、
かろうじて行方不明となった彼の姿なのだと彼女はわかった。

651 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/13(火) 13:26:11
頭蓋骨右側だけに収まってる白く濁った目玉がぎょろりと彼女を見据え、
骨だけのアゴがカパッと開いた。

それは笑ってるように見えた。

恐怖に包まれた彼女は逃げようと後ろを振り向いたが、既に彼はその目
の前に立っていた。

言葉を失い、そこにへたり込む彼女を彼は見下ろした。

彼女は目を閉じ、両手で顔を覆って叫んだ
「ごめんなさい!あなたを置いて私だけ幸せになろうとして・・・
ごめんなさい、ゆ、許して」

しばしの沈黙の後、彼女はゆっくりと顔をあげると
そこには生前の姿で彼が立っていた。
そして、ニヤリといたずらっぽい笑いを浮かべ、握った右手の親指を
立て、そのまま煙のように消えていった。

どこまでも素っ頓狂な真似をして驚かせるのが好きな彼らしい別れに
彼女は膝を抱え、しばらく泣いた。

652 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/13(火) 16:31:37
>>650-651
『・・・』は『……』の方がいい!
三人称の文章に見える! 地の文で砕けた言い方はしない方がいい!
い抜き言葉が多い! 『入ってる』、『やってる』、『笑ってる』
ウミネコは鳥! 人のように泣き叫ばない! そのように聞こえるという表現の方がいい!

冒頭の一文が冗長! 工夫の余地がある!
話しはすっきりとまとまってオチが効いていた!
ただし、彼の変わり果てた姿はやり過ぎの感がある!
彼女に亡くなった彼と判別することが出来るとは思えない!

話しを膨らますことが出来れば短編で公募に出せるかもしれない68点!(`・ω・´)

653 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/14(水) 09:46:38
>>652
文章の評価、ありがとうございます。
ところでぷぅぎゃああああああさん、最近上手いレトリックが思いつきま
せん。やはりこういうのは多く読書して身につけるしかないものなのでし
ょうか?

654 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/14(水) 18:18:08
インテルの「作家になろう」プロジェクトに投稿中の作品の書き出しです。評価お願い致します。

(あまり改行をしない作風なのですが、エラーが出たので便宜的に改行しています。これだけで文章のリズムってずいぶん変わるんですね……)


 夕立は降り始めたときと同じように何の前触れもなく上がった。
 街には蒸し暑い空気と排気ガスの匂いが立ち込めていた。ラッシュアワーの真っ只中で国体道路は不摂生な男の血管のように流れが悪かった。
 県外ナンバーの車が強引な割り込みを敢行しようとして、路線バスからけたたましいクラクションを浴びせられている。福岡ではよく見かける光景だ。
 春吉橋の袂では立ち並ぶ屋台が急ピッチで開店準備を進めていた。
 日の入りの遅い九州でもあと一時間もすれば夜の帳が下り、那珂川の水面に映り込むネオンの灯りが誘蛾灯のように道往く人々の心を惹きつけ始める。いつもの夜と同じように街は大急ぎでけばけばしく装いを変えていく。
 私は原岡隆三と会う為に中洲に向かっていた。
 指定されたのは川沿いにある〈ピアニッシモ〉というバーだった。知らない店だったが、紹介してくれた弁護士が電話で店の場所を詳しく教えてくれていた。
 依頼人と外で会うのはそれほど珍しいことではない。
 誰かの紹介である場合を除けば、いきなり探偵事務所を訪ねてくる客は滅多にいないからだ。殆どの場合は先に電話があって、それから依頼人のところへ出向くか、こうやって何処かで待ち合わせるかということになる。
 とはいえ、バーで会うという芝居がかった真似をするのは初めてのことだった。私は二、三の目印を確認しながら約束の午後七時に五分ほど遅れて店に着いた。
 重いオーク材のドアを開けるとカウベルが軽やかな音を立てた。
 店内はお約束のようにしんと薄暗く、控えめな間接照明と年季が入ったカウンターに置かれた小さなキャンドル、壁一面を占めるバックバーを背に佇む初老のバーテンダーを照らすピンスポットが灯りの全てだった。
 スツールが八席と壁際に二人掛けのテーブル席が二つ。囁くような音量でスローテンポのピアノトリオの演奏が流れている。

655 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/14(水) 19:49:47
>>653
ワイが教えられることではない!
個人の方法は個人のもの!
模倣して同じ結果になるとは限らない!

答えは自分の中にある!(`・ω・´)

656 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/14(水) 20:28:00
>>654
本編の『匂い』は『臭い』の方がいい!

>私は原岡隆三と〜
(ここから三人称のような文章が一人称になっている!)

誤字、脱字、誤用の類いはなかった!
冒頭の人称が曖昧なのが少し気になった!

評価は投稿先に委ねる!(`・ω・´)

657 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/14(水) 23:25:07
>>656

654です。ありがとうございます。

>ここから三人称のような文章が一人称になっている!

確かに三人称だか一人称だか分かり難いですね。ご指摘ありがとうございます。さっそく修正しました。
(と言ってもこのサイト、修正が反映されるのに時間がかかるんですけどね……)

雨の中の薔薇/須藤彦壱著
http://www.intel.co.jp/jp/tomorrow/#/book/read?isbn=5794838776134&&page=1

658 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/15(木) 01:57:19
お初です。寸評よろしくお願いします。

<その一> 
 富治はよっこらせとひねこびた松の根元に座りこみ、紺色の作業用ジャンパーの胸ポケットをまさぐってハイライトを一本抜きだし、火を点けた。
 小柄な老人の口から吐き出される煙は、抜けるような晴天の下ではたゆたうこともなくすぐに霧散する。この山間の僻村でももう桜も散り、ジャンパーなんぞ着こんでたら汗ばむ季節だというのに、この老人ときたらそうしたことにはまったく無頓着のようだ。
「ほいでー何だっけか? 。ああ、そうそう、そこいらにある名前のねえ墓のことだったかいのう…… 」
「ええ、ここの墓地にある無記名の墓碑について取材にきましてね、みなさん口が重くて事情を話してくださる方を探すのに骨が折れました。ようやく聞きだしたのがあなたならお詳しいってことで、こうして伺ったわけです」
 僕はそういいながら、デイバッグからボイスレコーダーを取り出しスイッチを入れた。
「随分とまあ酔狂なこと調べてるんやのう。まあ、たいした謂れもないんやがのう」
 彼は目を眇めて僕に一瞥を向けると、またプーッと煙を吐いた。
 片目が白内障に罹って白濁した老人の容貌にギョっとした僕は思わず顔を背けた。その視線の先には、小高い丘の中腹にあるこの墓地から、緑の絨毯然とした田圃の中に民家が点在する集落の全容が見渡せた。
「ここはのう、なんぼでもおマンマが食える家は少のうてのう、どの家も食い扶持で難儀しちょるんじゃ。ましてや肉なんぞ滅多に口にでけん」
「そうでしょうね、この辺だと耕地の少ない村だし食糧事情は厳しいでしょうね…… 」
 僕が相槌を打つとしばしの間があり、富治はというと皺くちゃの横顔を弛緩させ、呆けたような表情で煙草をくゆらしている。

659 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/15(木) 01:58:41
<その二>
 遠くで雲雀の囀る声がする。少々居心地が悪くなった僕が先を促そうと口を開きかけたとき、老人はまた独り言のように続けた。
「そいでー、しょうがのうて間引きをしたんじゃ。わしの兄弟や子供もここに何人か眠っちょる」
「マビキって何ですか? 」
「赤子が産まれるじゃろ、ほいだらすぐに息できんようにして死なすんじゃ。ここいらでは頭を桶につっこんで溺れさすわな」
 僕はそんな惨い風習があることをこれまで知らなかったため、手にしたボイスレコーダーを危うく取り落としそうになった。
「そ、それって殺人ですよね? 。だから他の村の人たちは口が重かったんですね? 」
「なーんも、殺人やないわ。死なせたちゅーても、わしらの血肉になるからの、こん身体の中で生きとるも同じじゃ」
「え? 、血肉って……どういうことです? 」
 不意に背後で音がした。僕がハッとして振り返ると手に手に鎌やら斧やら縄なんかを持った村人たちが、この狭い墓地を取り囲んでいた。
「すまんがのう、余計なことに首を突っ込むからこうなるんじゃ。悪いが、あんたにも血肉になってもらわないけん。なーに、心配せんでも食ったらちゃんとここに新しい墓こさえて供養するわいな」
 村人たちが包囲の輪を狭めジリジリ間合いを詰めてくる。僕に逃げ道はなかった。

660 :1/5:2010/04/15(木) 15:29:29
俺、明石 星佳は今日、可愛い魔女の女の子を奴隷にしました。

……別にイカれてなんかないからな。

正直、自分でも未だに夢なんじゃじゃないかなぁって思う。
だからさ、散々、赤くなるまでほっぺや手の甲をつねってみた。
だけど目は覚めなかった。
それならばと近くにいた買い物帰りのおばさんに、今日は何日ですかと尋ねてみた。
当然、俺の知っている通りの日付をおばさんは教えてくれた。
 哀れなモノを見るその冷たい目線は、一生忘れられないだろう。
 俺は、寝ぼけてるわけでも、狂ってるわけでもなかった。
そしてもちろん、俺は魔法の国の王子様でもなければ、未来の国の未来人でもなく、何処にでも居る平々凡々な一高校生である。
それならなぜ、そんなことになったのか。
 全ての事の発端は、放課後、俺が特に仲の良い高校の友達二人にジャンケンで負け、コンビニにアンパンを買いにパシらされた帰り道から始まる――

 俺の通う高校がある街、姫塚町は都心から少し離れた地方にあった。
昭和の名残を感じさせるような建物がちらほらと残ってたりするこの古き良き街が、俺は大好きだ。
そしてこの街の丁度真ん中を区切るように走るのが姫塚川。
江戸時代の頃に治水工事がなされ、平成の今日に至るまで、陰に日にこの街の発展を支えてきた由緒ある川である。
俺はその時、右手にアンパンが三つ入ったコンビニ袋をぶら下げて、その姫塚川の近くの土手を歩いていた。
 季節は秋真っ盛り。まさに天高く馬肥ゆるって奴だ。
もう放課後の時間帯というだけあって、日も傾き、辺りは淡いオレンジの光に包まれていて、川の周りを漂う赤とんぼからは、どこか心穏やかな秋の空気を感じる。
秋は夕暮れ、言ったのは清少納言だったっけ?
まぁ誰が言ったかなんてのはどうでもいいが、その言葉はまさに核心を付いていると思った。
見てみろよ姫塚川の水面を、夕焼けの明かりを反射してまるでガーネットを散らしたかの様にキラキラ輝いてやがる。

661 :2/5:2010/04/15(木) 15:30:17
俺は昔から、一人でこういう美しい光景を見ると興奮してしまう性質だ。
聞いてるとヤバげな人間に聞こえるかもしれないが、まぁ外見にでる違いは少し足取りが軽くなったり、コンビニ袋の揺れ幅が大きくなったりぐらいだから問題ない、と思う。
そんなこんなで、俺はちょっぴりハイになってたんだよな、その時。
だからさ、
「ねぇ」
いきなり後ろから空いていた左手を握られて、
 「あんたもしかして、ニンゲン?」
 こんな意味不明な質問された時も、なんの疑いもせずに後ろを振り向いた。
俺の後ろに居たのは、一人の小柄な少女だ。
髪は黒い艶のあるショートヘアで、服は水色のワンピースを着ている。
肌は雪のように白くきめ細やかで、その可愛らしい顔は目鼻口が絶妙な場所に配置され様式美さえも感じられた。
そして何よりも俺の心を奪ったのは、少女のその大きな瞳であった。
俺の顔を見詰めるその双眸は、俺が今まで見たことも無い、鮮やかなオレンジ色の光を灯していたのだ。
「ねぇ、ニンゲンなの?」
少女の再びの問いにハッっと我に返る。
この少女の、何処か人間離れした瞳に見とれて、少し呆けていたようだ。
「ああそうだ、俺は人間だ。それがどうかしたか?」
俺は平静を取り繕ってこう少女に返事をした。
今考えると、どうかしてたのは俺のほうだったのだ。
普通は、いきなり見ず知らずの少女に『お前は人間か』なんて聞かれたら気味悪がるもんだ。
だが、さっきも言ったよう、その時の俺は、ちょっぴりハイだったのだ。
これっぽちもそんなこと、疑問にすら思わなかった。
「ふふ、じゃあ、お兄さんにこの指輪をあげる。大事にしてね」
正直何が『じゃあ』なのかは解らなかったが、少女は薄く笑いながら、ポッケから一つの指輪を取り出し俺に差し出した。
それは銀製の、細部まで装飾の施された、明らかに高価な物と解る指輪だった。
お前達だったら、そんなとても値の張りそうな、ブランド物っぽい指輪を他人にくれると言われたら、受け取るか?
俺はもちろん貰わなかった。多分当たり前だろう。

662 :3/5:2010/04/15(木) 15:31:44
……ここから先は、正直話したくは無い。
だが、それでは話が進まないのだ。
恥を忍んで、続けるとしよう。
 
だから俺はさ、
「お嬢ちゃん、こういう物は簡単に他人にあげちゃいけないんだぜ」
とかなんとか言って、格好つけて、その少女の指輪を彼女のお人形のような右手を取って、その人差し指に嵌めてやったのさ。
優雅に、華麗に、美しくな。

……笑いたきゃ笑え。その時は俺もどうかしてたんだ。

さてさて、それで少女が「そっかぁ、解ったよお兄ちゃん。じゃあねー」でどっかに言ってしまえば、それでよかった。
それなら俺は、この話をただの黒歴史として、自分の心の奥深くにコンクリ詰めにして沈めていただろう。
だが、そうはいかなかったから、俺は今話しているのだ。
「あ、あぁ……」
なんと、指輪を嵌められた少女が、この世の終わりを三回ぐらい味わったような顔で、つまり顔面真っ青にして、小刻みに震えているではないか。
「お、おい、どうしたんだ」
その突然の変化に心配になって、俺が少女の顔を覗き込もうとすると

「あんたなんてことするのよぉ〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!」

少女の、可愛らしい怒鳴り声が俺の耳を突き抜けていった。
その時はまだ、俺は何で少女が急に怒鳴ったのかも解らなかったし、自分が一体何をしてしまったのかも気づいていなかった。
解るわけはないし、気づける筈が、なかった。
 「馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿ぁ! あんたなんてことしてくれたのよぉ!」
少女が半泣きで俺の頭をポカポカと殴ってきた。謂れのない迫害だ。
「おい、俺はただ指輪を嵌めただ」
「これは『隷属の指輪』なのっ! ただ嵌めたじゃ済まされないのよぉ〜。ううぅ……」
とうとう少女はその場に座り込んで愚図り始めてしまった。
これじゃまるで俺がこの子を泣かせたみたいで凄く気まずい。
「というか何なんだその『隷属の指輪』って」

663 :4/5:2010/04/15(木) 15:32:49
随分と不吉な名前である。
なんてたって『隷属の指輪』だ。RPGかなんかじゃ装備しただけで、トラウマになりそうな音楽が響きそうである。
随分と不吉な名前である。
なんてたって『隷属の指輪』だ。RPGかなんかじゃ装備しただけで、トラウマになりそうな音楽が響きそうである。
「この指輪はねぇ、嵌めさせた相手を自分の言う事を何でも聞く奴隷にする、すっごい指輪なのっ! この意味が解るかニンゲンっ!」
嵌めさせた相手を奴隷にする指輪とな?
それは
「つまり、どういう意味だ?」
「だぁっもうこの低脳! いい、あんたが私にこの指輪を嵌めさせたの、解る!? つまり私は、あんたみたいなのの奴隷に……うわぁーんんん!」
怒ったり泣いたり忙しい少女だ。
さて、少女の話を信じるなら、俺はこの子を、『隷属の指輪』とやらで奴隷にしてしまったということらしい。
その話を信じるなら、今すぐ教会の神父さんかなんかに呪いを解いてもらわなきゃな。
そしてもちろん
 俺はそんな話は信じない。
ここは、RPGの世界なんかじゃない、現実、リアル、トゥルーワールドなのである。
「お嬢ちゃん、お兄ちゃんをからかってるのかな? そんな夢みたいな指輪あるわけ無いだろ」
俺が慈悲深い声で少女を諭すように話しかける。
 「じゃあこれを見ても同じことが言えるっ!?」
すると、少女はキッっと半べそで俺を睨みながら、いきなり姫塚川に向かって左手を突き出した。
そしたら突然、少女の体が淡いオレンジ色の光を帯びて
そして、信じがたいことが起こった。

「凍れっ!」

少女の鋭い声と共にその光が爆発したかの如く溢れかえる。
すると、なんということだろう、姫塚川の大体十メートル四方ぐらいの範囲が、一瞬で凍ってしまったではないか!
その氷は、ただ表面に張っているのではなく、しっかり川の中を泳いでいた魚達まで瞬間冷凍保存している。
俺は恐らく、生まれて初めて、空いた口が塞がらないってのを直に体験した。

664 :5/5:2010/04/15(木) 15:33:57
「お、お前、こりゃどうゆう仕掛けで」
仕掛け? 仕掛けだって?
川の水を一瞬で凍らせるなんて、そんなの小手先芸で出来るわけが無いだろ。
俺は、口で言いつつも本当は解っていたのだ。
 この現象には、種も仕掛けもないって事ぐらい。
それでも、簡単には認められない。
だってこんなことは、それこそ
「仕掛けも何も、これは魔法よ!」
そう、魔法でも使わない限り実現不可能だって事ぐらい、一目瞭然だったからだ。
「さぁニンゲンっ! お前はこれを見た上で、この偉大なる黄昏の魔女、ナランハ・ソーサレスを夢幻の類だと言い切れるのかっ!」
そう言って少女――ナランハ・ソーサレスは目に涙を溜めながら、俺に右手の人差し指をビシリと突きつけた。
その指の付け根に輝くは、銀色に光る『隷属の指輪』。
俺は、魔法という、俺たちの生活から最も身近で、最も遠い、ファンタジーの世界を初めて目の当たりにしたのだった。

 「――と、まぁ、こんな感じだった訳だ」
「訳なのよっ!」
俺の落ち着いた声と、ナランハの威勢の良い声がその部屋に響いた。
場面変わって、ここは姫塚高校の美術室。
この絵の具独特のすいた臭いのする部屋が、俺の所属する美術部の部室だった。
ただ、美術部といってもこの部活は、部員が俺を含めて三名しかおらず、またその活動も一般的な美術部とはほとほとかけ離れていた。
まぁどこの高校にも、廃部寸前の部活を乗っ取って部室を駄弁り場にするなんてのは良くあることで。
つまり、そういうことだ。
「そんなのどうでもいいから、早くアンパンよこせ明石」

665 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/15(木) 22:23:18
>>658-659
晴天の時でも風は吹く! タバコの煙がすぐに霧散する理由にはならない!
余計な空白と書式がヘン! 『…… 」』、『? 」』、『? 。』、『? 、』
一人称の文章で老人の呼称が三種類! 『富治』、『老人』、『彼』
老人の姿は最初から見えている! 主人公の僕が容貌で驚くはずがない!
『ギョっ』は『ギョッ』の方がいい!

>ようやく聞きだしたのがあなたならお詳しいってことで、
(日本語がおかしい!)

現代の話とは思えない内容!
村人に生活保護や出稼ぎの概念がまるでない!

強引な展開で話の流れに乗れなかった54点!(`・ω・´)

>>660-664
アクセス禁止のため、長いものは評価が困難!
酷評スレッドの評価で満足して欲しい!(`・ω・;´)

666 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/20(火) 01:23:56
ようやく自由の身!(`・ω・´)

>>660-664
他のところで評価されているため、
今回は見送る!(`・ω・´)

667 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/20(火) 12:14:53
 世の中には嘘の情報が蔓延していることを、ぼくは痛くて死にそうなほど知っている。
 そして実際に痛くて死にそうである。
「浮かない顔してると推測できるぞ、疾風」
 学校までの急坂をゆっくりと登っていたぼくの少しだけ曲がった背中を矯正するかのように力強くぶっ叩いてきたのは、同じ一年三組のクラスメイト、出雲だった。
「そんな顔してちゃ神に冷遇されっぞ」
「神はぼくに昔から冷たいのさ」
 理不尽なまでに……。
 ぼくはとある事情によって、月末から月初めにかけて憂鬱な気分に落ち入る。
 どれだけ幸せを感じていたとしても、月末には拉致されて氷水に頭を突っ込まれる。
 ぼくの力ではどうすることもできない、不可避なバッドイベントだ。
 全ては、いたずら好きな神が設定したこと。
「でましたねえ不幸自慢。不憫っぷりを吹聴して金になるのは芸能界だけなんだぜ」
「ぼくの場合、吹聴したら金にはならないけど大問題にはなるかな」
「んな大袈裟な」
「決して大袈裟じゃないんだ。大風呂敷な話ではあるけど」
「大風呂敷な話ってなんだよ」
「それは言えない。マジで言えない」
 ありのままを話したら、おそらくはキツネどころかライオンにつままれたような顔をするだろう。
 驚かないと言い張ったって、絶対に驚いてしまうのだろう。
 人間は嘘つきで正直だ。
「ま、色々と悩ましい年頃だもんな、高校一年っていうのはさ」
 出雲はぼくが色恋沙汰で苦悩していると勘違いしているようだ。
 今日のぼくは、たとえ上空から無数の一万円札がヒラヒラと降ってきたとしても、学校中の美少女たちから一度に求愛されたとしても、そのあとのことを考えるとガッツポーズすることはできない。
 金は無力だ。恋だって無力だ。
 あとに控えるイベントは幸せのバキュームカーだ。

668 :>>658-659 :2010/04/20(火) 19:12:50
>>666
同じく巻き添えアク禁でレスができませんでした。
寸評ありがとうございました <(__)>

ご指摘くださった点、確かにそうですね^^;
懲りずにまたご意見を伺いたいと思いますが、よろしくお願いします。

669 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/20(火) 19:27:32
>>667
『痛くて死にそう』の意味が曖昧! 肉体的、精神的、どちらにも受け取れる!

>「浮かない顔してると推測できるぞ、疾風」
(背後から来て顔を見ていないとしても表現がおかしい!
 浮かない顔は目に見える言い方! 推測は事柄から推量することで目に見えない!)

>月末には拉致されて氷水に頭を突っ込まれる。
(比喩かもしれない! そうでないかもしれない! 事情がよくわからない!)

>キツネどころかライオンにつままれたような顔をする
(キツネだから成り立つ成句にライオンを持ち出すのは感覚的にわからない!)

>あとに控えるイベントは幸せのバキュームカーだ。
(『幸せのバキュームカー』の意味が微妙!
 『幸せを吸い取るバキュームカー』の方が自然!)

ぼやけた表現が多いと滑らかに読めない53点!(`・ω・´)

670 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/20(火) 19:29:04
>>668
よい!(`・ω・´)

671 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/21(水) 21:59:12
立場の強い人たちが皆、志を持っているかと言えばそうではないし、
立場の弱い人たちが弱いのは、志操を持っていないからかと問われれ
ば、そうではない。私は後者の証人となる。古い心理学者がそうだっ
たように、弱い者がその人らしく、自己を肯定して生きてゆける一助
となるために、ものを書くのだ。

672 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/22(木) 03:09:26
司馬遼太郎の風景2 湖西のみち・韓の国紀行 の書評の一部です。

 日本と韓国には深い溝がある。竹島問題や従軍慰安婦問題を見るだけ
でも、その片鱗をうかがい知ることが出来よう。河合隼雄が、両国は互
いに心理学で言う「影」の関係にあると述べていたが、良好な関係を堅
固なものにすることは、交流が急速に密になりつつある現在、不可能に
近いかもしれないが、それでも非常に重要である。
 中井久夫が述べた言葉に「人は自らと折り合いをつけられる程度にし
か、他人と折り合いをつけることは出来ない」というものがある。あと
もう一歩成長するために、あえて「影」との関わり方を探ること。それ
がアジア、アフリカ、南米等、あらゆる地域に加速するグローバル世代
の今、重要なのではないか。そのように思いながら、司馬遼太郎の韓国
紀を読んだ。この中に、自らのコンプレックスを見通すためのヒントを
探したかった。

最近自分の文章に酔えません。

673 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/22(木) 04:22:48
>>671
どこの立場の人達の話かわからない!
古い心理学者の話を持ち出しても説明になっていない!
結果、どのような種類のものを書いて弱い人の一助にするのかわからない!

なにかの決意表明にはなっているが、中身に関しては無いに等しい!

評価するところがない!(`・ω・´;)

674 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/22(木) 04:56:28
>>672
心理学でいう『影』を世界規模で考察!
グローバルな視点から急速にすぼまり、
一冊の本に自身の影を見出そうとする!

>良好な関係を堅固なものにすることは、
>交流が急速に密になりつつある現在、不可能に近いかもしれないが〜
(両国の今の状態の、なにを指して良好と書いているのかわからない!
 さらに交流が急速に深まることで良好な関係が不可能になると示唆する意味もわからない!)

この文章は書評というよりも個人の成長に主眼を置いた話に思える!
一冊の本の出会いが自身の影を浮かび上がらせ、
対峙して取り込むことで飛躍する、そんな情景が頭に浮かぶ!

この文章に限定すれば、エッセイのように思える書評なので、
ワイには正しい評価ができない!(`・ω・´)

675 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/22(木) 05:54:59
>>674
>良好な関係が不可能×
>堅固なものにすることが不可能○

676 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/22(木) 21:26:04
>>673
講評ありがとうございます。
ちょっと前にツイッターでつぶやいたら、気持ち悪かったのか
何人かフォロワーが抜けちゃったので、ひとにどういう印象を与えるのか
教えてほしかったんです。
もし小説で使う時があったら、もっと練り直します。

677 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/23(金) 02:19:32
>>674
レスありがとうございました。
丁寧に書いたつもりなんですが、かなり穴がありました。
直してみます。
でもここって小説に特化してるんですか?
もっといろいろな種類の文章を見てもらいたいなあ。
講評がもらえる所なんて他にないですし。
あと、もっと読みたくなる文章か、そうでないかなんかも教えてほしいです。

678 :「なぜ作家になったのか」と訊かれて:2010/04/23(金) 03:24:07
私は逆だ。作家にだけはなりたくなかった。
文章だけは売り物にしたくなかった。
それが最後の砦だったからだ。
文学だけが、私のふるさとだった。

私は文学に生まれ文学に育って、やがて文学を避けてこの半生を生きた。
絵も描いた。数学もやった。物理も美学も建築学も、
好きなものはみんなやった。やる以上は専門家になるつもりで没頭し、
そのいくつかの分野で私はプロフェッショナルだと言われるようになった。
そうして決まって、それらを嫌いになるのだった。

ふと足元を見ると、文章だけが残っていた。
好きだったものはみな奪われて、ただ文学だけが私に残った。

ほとんど嗚咽とともに私はペンを握ったのだ。
母を賭け金にして、二度と戻れぬ道を私は進んだ。


作家は「なる」ものではないだろうと私は思う。
作家はただ、そう「ある」ものなのだ。作家はいつでもすでに作家であって、
三つ子の魂、すでに作家である。ただそれをいつ認めるか、自身作家でしかないことに
いつ観念するかという問題に過ぎないのだろうと私は思う。
作家とは、ある精神の状態のことを指すのだ。

-----
しばらく断筆した後のリハビリ文です。
他の大勢の回答者が「なぜなりたかったのか」を書くなかで、
「なぜなりたくなかったのか」から論を起こしています。

679 :桃太郎にはお柿という意中の娘がいたという設定1/2:2010/04/23(金) 13:52:29
【ぷぅぎゃああさん評価お願いします】

「ごめんね待った?」
そこにあるいつもと変わらぬ人懐っこいお柿の笑顔。
そのあまりのまぶしさには、丁度真上から二人のつむじをジリジリと焼き焦がしているお天道様でさえ逃げ出すほどだ。
桃太郎の心には常々お柿の笑顔を独り占めにしたいという思いがあったが、それを表だって匂わすことは決してなかった。
「い、いや。僕も今来たとこだよ」
桃太郎は草履の裏を器用に使い足元に散らばった小枝の破片にそそくさと砂をかぶせながら答えた。
「あらそう」
その背景を知ってか知らずか、お柿はクスリと含み笑いを見せた。
お柿はいつだって全てを知っているようで全てを知らないようなそぶりを見せる。
そういうミステリアスなところも桃太郎を引きつける魅力のひとつだ。
しばしの沈黙の後、桃太郎から切り出した。
「ええっと。ここにいたらそのまま焼き芋になっちゃうから村はずれの海岸に行かない?あそこなら木陰もあるしきっと涼しい風が吹いてる」
二人が同時にプッと吹き出した。それを合図にしたかのように周囲の茂みでセミが一斉に鳴き出した。
「そうね。野良犬に食べられないうちに行きましょ」
スッと海岸の方向に顔を向けたお柿の額から流れた汗の粒がそのまま頬を伝い顎の先でキラリと光った。





680 :桃太郎にはお柿という意中の娘がいたという設定2/2:2010/04/23(金) 13:55:19
桃太郎から1分ほど遅れてお柿が海岸へとたどり着いた
「おーいお柿ちゃんこっちこっち」
声が聞こえる方へと目をやると、葉の大きな2本の木がアーチ状に重なり合い
その根元がうまい具合に日陰となっている場所に座りながら手招きしている桃太郎の姿があった
お柿は小走りでそちらの方へと向かった
「なぜ先に行っちゃうの」
やや非難じみた口ぶりで桃太郎に投げかけた
ぞんざいな扱いを受けたと感じて少しばかり機嫌を損ねてしまったらしい
「いやあ、先に場所取りしとかないと誰かに取られちゃうかもと思ってさあ」
言いわけが最初から用意されていたかのように桃太郎は即答できた
「ふうん・・・」
いまいち納得できないといった様子で唇を尖らせながらお柿は桃太郎の横に腰を下ろした
微妙に空いた二人の隙間を、磯の香りをいっぱいに含んだ潮風が滑るように吹き抜け
肌にまとわりついた不快な熱気を一気にさらっていった
「ごめんね」
桃太郎がぽつりとつぶやく


※評価していただきたいのはここまでです。
前後の文章に関してですがだいたいのあらすじは構想してますが書いていません
一応このあと仲直りをして桃太郎は鬼が島へ行く事をお柿に伝えるます

681 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/23(金) 19:47:47
柿だと桃より老けて見える
そういう性癖なら仕方ないけど

682 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/23(金) 19:50:18
フケ専桃太郎

683 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/23(金) 19:51:27
おじいさんとおばあさんに育てられたからフケ専になったとかそういう設定?

684 :ぷぅぎゃああああああ代理:2010/04/23(金) 21:40:40
またしてもアクセス禁止! 携帯電話も使えない! 従って代理に頼んだ!(`・ω・´)

>>676
よい!(`・ω・´)

>>677
小説に特化はしていない!
自作の文章が原則!
書評は対象になる本を読んでいないと正しい判断を下せない!
さらに引用文が多いと、自作の部分が薄れる!
まずは基本である文章の研鑽に励んだ方がいい!
ワイの考え!(`・ω・´)

>>678
好きなものを追及すると嫌いになる!
しかし、なぜか文学だけは手元に残った!

比喩の多用は文章の流れを悪くする!
>文学だけが、私のふるさとだった。
>私は文学に生まれ文学に育って
>ふと足元を見ると、文章だけが残っていた。
>母を賭け金にして

この文章の最大のキズは好きなものを追及すると嫌いになる理由が、
どこにも書かれていない点が挙げられる!
他のものが失われていく中で、どうして文学だけが残ったのか!
認識すれば作家になるという論法は全ての職業に当てはめることができる!
そうなると失うものはないように思える!

逆転の発想はいいとしても内容に賛同ができない!(`・ω・´)

685 :ぷぅぎゃああああああ代理:2010/04/23(金) 21:45:51
>>679-680
『・・・』は『……』の方がいい!

>お天道様でさえ逃げ出すほどだ。
(お天道様は逃げ出さない! 比喩の形にもなっていない!)

>小枝の破片
(とても気になる! 小枝が壊れるとは思えない!)

>そういうミステリアスなところも〜
(地の文が時代背景に合っていない!)

お柿の会話文がおかしい!
>「ええっと。ここにいたらそのまま焼き芋になっちゃうから村はずれの海岸に行かない?〜
(この場所が暑いから桃太郎は涼しい海岸に行くことをすすめている!)
>「そうね。野良犬に食べられないうちに行きましょ」
(お柿は暑さと関係ない話をしている!)

桃太郎が今風に書かれている! 描写が少ないので住んでいる地域の特徴がよくわからない!
現代物のオリジナルで通用する! 従って設定が桃太郎である必要がない!

話の内容に合わせた文章を心掛ける50点!(`・ω・´)

686 :678:2010/04/23(金) 22:38:31
>>684
心の底から感謝。
単に文章の添削どころか、ぼくには全く人生訓となった批評でした。
10年の垢が一気に落ちた気分だ。

ありがとう、本当にありがとう!

687 :>>679-680:2010/04/24(土) 02:43:52
>>685
ありがとうございます
「野良犬」の部分は「焼き芋」の部分に関連づけてみたのですが
やはり分かりにくかったようで。基礎もままならないまま変な色気を出してしまった事を反省しています
考えてみれば野良犬が焼き芋を食べるいうイメージは全く一般的でないうえに
全編に暑さを強調する表現を散りばめているなかでお柿の「野良犬」は流れにそぐわぬ
場違いな表現でした
それと確かに名前がなければ現代物と変わりませんね
指摘された部分に注意して書きなおしてみますので
また是非評価していただきたいです
ご指摘が迅速かつ的確ですので非常に助かります

688 :>>679-680:2010/04/24(土) 02:49:52
>>681
桃栗三年柿八年になぞらえて命名したのですが
まさにそのことわざ通り柿の方が年長に感じますね
>>682>>683
その発想ははなかったですwそういう背景も考えながら書くことも重要ですね
大変参考になりましたありがとうございます

689 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/27(火) 01:01:43
ようやく解除された!(`・ω・´)

690 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/27(火) 10:47:22
長かったですねぇ。


691 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/30(金) 01:20:10
かなり長くて申し訳ありませんが、お願いいたします(汗)。

『1』
 国道から片側の斜面に生い茂った山林の林道へとハンドルを切ると、車は登攀が不満らしく僅かばかり唸り声を高くした。曲がりくねった坂道は途中から未舗装となり運転席には小枝を踏みしだく振動が伝わってくる。
 ダッシュボードのデジタル時計を一瞥すれば間もなく正午だと告げている。木々の梢の合間に時折顔を覗かせる空は薄雲がかかって霞んではいるものの、心配していた天候の崩れもなく、天もこの久方ぶりの訪問を後押ししてくれているようだ。
 蝉の声は途絶えたが紅葉にはまだ早い秋の初旬、僕はおよそ十年ぶりに故郷を訪れようとこうして車を走らせている。
 なぜ急に思い立ったのか自分でも上手く説明できない。幼き日々の郷愁に浸りたいのも理由の一つではあるけれども、生家が完全に草木の中に埋もれる前に、網膜へその朽ちてゆく茅屋を焼き付けておきたいと思ったからかも知れない。
 

692 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/30(金) 01:22:10
2』
 親父に先立たれ、生家に一人残された母を半ば強引に説き伏せて我が家へと迎えたのが十年前。そのとき以来、生家を訪れていなかったことになる。その母も一昨年の冬に他界した。
 県外に暮らす兄弟とは互いに住まう場所が遠すぎるせいもあって一同に介する機会も滅多になかったが、母の葬儀で顔を合わせると姉も弟も妙に老け込んでいて、いやが上にも時の流れを思い知らされた。
「兄貴、あれから家にはいってみたかい?」
 葬儀も終わり、身内だけのささやかな宴の席で弟が発した何気ない一言が頭の片隅にずっと引っかかっていたが、会社ではそれなりの地位にあったため仕事に忙殺されなかなか暇を取れなかったのも事実だ。
 そこで今日、久しぶりに休みが取れたのを利用し前々から計画していた生家の訪問を実行に移した。妻には接待ゴルフへゆくと話して家を出たため後部座席にはゴルフバッグが積んである。
 生家を一人っきりで訪れたいと正直に打ち明けたら、どうせ一緒に連れていけとゴネるに決まっていたからだ。
 同じ県内とはいえ僕の住まいから生家までは端と端に位置しているため、ここに来るまで結構な時間を食った。その道のりも間もなく終着点へと差しかかっている。


693 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/30(金) 01:23:35
『3』 
 やがて道端に集落の所在を知らせる錆びた標識が佇んでいるのが見えてくる。そちらに車を乗り入れると林は少し先で途切れ、そこには半ば草木に呑み込まれるようにして二十件ばかりの廃屋が視界に飛び込んできた。やっと到着だ。
 ここ僕の故郷は、いわゆる限界集落というやつだったが、最後の一人がこの世を去ったと風の噂に聞いてからかれこれ五年になる。高齢化の進む日本ではこうした廃村がこれからも増えてゆくのだろう。
 車を生家の前に乗りつけると、懐かしい我が家の締め切った雨戸には蔦が這い登り、風雨に痛めつけられた屋根は瓦の剥落した箇所から草が伸びている。茫々と草むす庭は見る影もなく、ただ片隅で立ち枯れた一本の柿の木が昔を偲ばせるだけだ。
 草を掻き分けながら玄関の前にゆくと扉には真鍮の南京錠がかかっている。僕はポケットから鍵を取り出して錠を外すと中に入った。途端に湿ったカビ臭い匂いが鼻をつく。荒れ放題の屋内はそこここに蜘蛛の巣がかかり、放置された寝具や雑誌などが朽ちて散乱している。
 記憶を呼び起こしながら一亘り生家の探索を終えると、十年ぶりの邂逅だというのにさしたる感慨もなく、何か思わぬ発見があるのではと期待していた僕はいささか落胆して家を出た。


694 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/30(金) 01:24:36
『4』 
 すると、庭の片隅からこちらを伺ってる視線を感じ、僕はハッとして目を柿の木に向けた。刹那、小さな頭がヒョイと幹の陰に隠れるのを見た気がした。隠れた頭の位置から推測すると子供のようだ。
「まだ、誰かこの集落に住んでいたのか?」
 僕は不審に思い、草に足を取られながら枯れた柿の木までいき、幹の陰を覗いた。
「誰もいない、おかしいなあ……」
 少々薄気味悪くなった僕は車まで引き返すことにした。すると今度は停めた車から進行方向、隣家へと続く私道を子供の走ってゆく姿が見えた。その子は直ぐに生家の塀を曲がって姿を消した。
「あっちは山本さん家の方だな」
 最前見た子供はおかっぱ頭で、ピンクのブラウスとチェックのスカート、そして真っ赤な運動靴、どうやら女の子のようだ。背格好から判断するに七、八歳といったところか。
 正直そら怖ろしくなってきたものの、好奇心が勝った僕は隣家までいってみることにした。

695 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/30(金) 01:25:34
『5』 
 隣家にきてみると、そこは僕の生家以上に荒れ果てていた。無理もない、隣家の山本さん一家は僕たち家族よりもずっと以前に他所へ引っ越していたのだから。もうこの家も放置されて四十年は経つだろう。
 とすると、誰か住んでいるのではという僕の予想は外れたのかと不安になった。無論、他の家々全てを見て回ったわけではないが、誰かしら住んでいるなら人の気配ぐらいはするものだ。
 じゃあ、さっき見た女の子はいったい……。そう訝しんでいると、目の前の宙を何かが横切った気配がしてギョッとなった僕は、その“何か”へと目を凝らした。
 それはこの秋最初に目にしたトンボ、一匹の赤トンボだった。
 僕はふと思い当たった、そしてたちまち疑問が氷解した。なぜに山本さん一家がこの地を去ったのかを。そして、恐らく女の子の正体を。
 かつてこの廃屋に山本さん一家が住んでいた当時、この家には僕と同い年の女の子がいた。
 隣近所ということもあり幼なじみの茜とは大の仲良しだった。そう彼女は山本茜という名前だった。くりくりとした目が愛らしい女の子だった。

696 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/30(金) 01:36:52
『6』 
 ところがある日、その茜が行方不明になり小さな集落は上を下をの大騒ぎになった。そして住人総出で茜の行方を捜した。
 彼女は見つかった。いや、正確には彼女の一部が見つかった。家からほど近い裏山の藪の中で、獣に喰いちぎられたと思しき片足だけが見つかった。歯型や脛に残った爪跡からして、茜を襲ったのは熊だとわかった。
 真っ赤な運動靴を履いた小さな片足を棺に入れて、山本さん一家は茜を弔った。
 それから一ヶ月ほどして、地元の猟友会の手により一頭の大きな雄熊が仕留められた。だが、この熊が茜を襲ったのかどうかは知る由もなかった。
 その後、いたたまれなくなったのだろう、事件からほどなく山本さん一家は愛娘の悲しい思い出が残るこの集落を去っていった……。

697 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/30(金) 01:38:14
『7』
 薄曇りの秋の空、赤トンボが僕の頭上を旋回している。仮にその昆虫が超自然的な存在だったとしても、不思議と恐怖は感じなかった。
「茜ちゃんだろ?」
 僕は空を仰ぎながら赤トンボに問いかけた。それに応えるかのように赤トンボはスィと再び僕の目の前を横切ると、そのまま秋の空へと消えていった。
「バイバーイ」
 微かな声が聞こえたのは僕の気のせいだっただろうか。

以上です。
ホント長くってすいません……。

698 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/04/30(金) 09:03:11
>>691-697
>国道から片側の斜面に生い茂った山林の林道へとハンドルを切る〜
(国道から山深い林道にハンドルを切る、という一文にしてはまどろっこしい!)

>秋の初旬
(初旬とは月の初めの十日のこと! 季節には使わない方がいい!)

>どうせ一緒に連れていけとゴネるに決まっていたからだ。
(連れていって欲しい者が、ごねるのはおかしい! せがむ方がいい!)

>集落は上を下をの大騒ぎになった。
(上を下への大騒ぎ!)

出だしがもたついたように思う! 後半はすんなりと読めた!
ただし、登場人物の茜の印象が薄い! 作者の中でキャラクターの設定が揺らいでいる!
そう感じる部分を以下に明記する!

@クマに襲われて片足を失った茜の話が活かされていない!
 おかっぱ姿の時にはちゃんと走っている!
Aおかっぱ姿から赤とんぼに変化した! 肝心の赤とんぼの逸話が本文にない!
 クマに襲われた時期が書かれていないので季節もわからない!
 靴の色が赤い! 茜の名前がアキアカネにかけてある! どれも理由としては弱い!

磨けば光る話ではある65点!(`・ω・´)

699 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/30(金) 11:10:31
《ぷぅぎゃああああああさん、少し長いですがよろしくお願いします。童話のアレンジです》




話は、森の奥深く建つおばあさんの家に、オオカミが侵入したことを告げて始まる。

バスケットを手に、娘が町なかをニコニコと歩いている。彼女は病気に臥したおばあさんを見舞いに行く途中だった。久しぶりに、おばあさんと会えるのが嬉しい。

しかし娘はいわゆる「赤ずきん」ではない。純白のずきんをかむっていた。
問題があるだろうか?赤ずきんの赤は、何か重要な意味を持つのだろうか?

持つだろう。しかし白だって意味を持つ。清廉、純粋、真実。ならば「白ずきん」を象徴としても良いのではなかろうか?

変わることを恐れてはいけない。お見せするのは新しい「白ずきん」物語だ。「白ずきん」に誇りを持とう。
なのに、そんな、どうして、ずきんは赤く染まってしまった。

娘は元気で明るく、しかし少しだけ愚かだったので、再会の喜びに夏の朝の爽やかさや小鳥の笛音の美しさもあいまって、気持ちを抑え切れず、感動を心のままに歌い、縦横にステップし弾みながらクルクル舞い踊ってスッ転んだ。

スッ転んだ先は八百屋、野菜は吹き飛び中でも山盛りのトマトは娘の頭突きをくらってほとんど破裂、白いずきんはトマトの汁に赤く汚れ、強く頭を打った娘も一日の安静を必要とした。


700 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/30(金) 11:11:53


困ったのは娘の父親である。
彼は、おばあさん、つまり彼の母親を苦手としていた。
孫は溺愛し、息子には過激に厳しい。
父親は少年時代、ほとんど殺されかけていた。

愛しい孫娘が来れない、あまつさえ怪我まで負ったと知ったら、矛先は父親に向けられ、彼の責任を問い、怒鳴りつけるだろう。ブン殴られる。

父親は少年時代のトラウマに襲われ、めまいと吐き気の中、混乱は見事な防護策を案じさせた。

娘になりすまし、自分がおばあさんを見舞えば良い。

無茶だ。しかし、おばあさんは病気だ。目も開けられないかもしれないし、どうかすると頭もボンヤリしているかもしれない。

彼はそんな希望にすがった。そして希望とはしばしば「希望的観測」の名で、妄想の一ジャンルとして数えられる。

父親は、もう娘の着ないお古の洋服にムリヤリ袖を通し、例の赤く汚れたずきんを選んでかむった。

娘の1番のお気に入りのずきんで、だいなしになってしまったずきん。
おばあさんに見てもらいたかったのだろう。娘の想いを汲んでやりたかった。

汚れてしまった大切なものを、他人に見られてしまうことがどれほど屈辱か父親は知らない。

そして物語上、これからは彼を赤ずきんと呼ぶことにする。



701 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/30(金) 11:13:12


さて、おばあさんの家の内は、物が散らばり荒れていて、その中で満腹のオオカミはベッドで寝ていた。

これは不思議なことではない。このオオカミはこれから赤ずきんと問答するのだ。そんな高度な知能を持つこのオオカミが、寝床にベッドを選ぼうと、なんでもないことなのだ。

赤ずきんはというと、彼はもう玄関前まで辿りつき、エイヤと呼び鈴を鳴らしたところだった。

しかし反応がない。ドアを押すと開く。おばあさんはとても慎重で用心深い人だ。赤ずきんは妙に思う。中に一歩入る。おばあさんは寝ていた。
もちろんオオカミなのだが、毛布を頭からひっかむっていたため、赤ずきんはオオカミと気づかない。

乱雑な室内も気になるが、寝ているなら好都合、バスケットという見舞いに来た証拠だけを残し、そのまま立ち去れば良い、赤ずきんはそろっと動いた。
ほぼ同時だった。オオカミは毛布の息苦しさに目を覚ました。

オオカミは毛布にすき間を作り、新鮮な空気を取り入れようした。するとすき間から女装した男が見えた。
思わず「はぁ!?」と驚きの声をあげたのも無理はない。

赤ずきんも焦った。気づかれたのならこのまま立ち去る訳にもいかない。
なるべく顔を見られないよう、ずきんを目深にかむってうつむき、近づかないようにして応じるしかない。

そしてあの有名な問答、ということになる。


702 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/30(金) 11:17:11


「あんたは、誰?」オオカミが不安げに問う。
「私だって。孫、おばあさんの、孫」赤ずきんはおっかなびっくり。

「マゴ?」オオカミは顔を出さない。
「そう、孫。孫の――」ここで赤ずきんは娘の名を告げた。
その名を、オオカミは噂に聞いたことがあった。
元気で明るく、少し愚かで、でも蝶々の様に細く可憐で、白い肌を持つ少女。この男が、そうなのか?

「それならどうしてあんたは、そんなに筋骨隆々なんだい?」オオカミは、赤ずきんのたくましい両腕を見つめた。洋服の袖ははちきれて裂け、ヒラヒラゆらめいていた。
「ギリシャ彫刻って、美しくない?あの肉体美!ああ、アキレス!」赤ずきんは嘘をついた。

「ふぅん。それならどうしてあんたは、そんな小声で話しているんだい?近くに来れば?」
「私、間合いに入ったものを反射的に蹴りあげちゃうから」赤ずきんは少し前からパニック状態である。

「カンフー?だからあんたはそんなに日に焼けてるの?」徐々にオオカミは赤ずきんに興味を持ち出した。
「よく外で鍛練するからね」
赤ずきんは農夫であり日常的に日を浴びている。

「それなら、どうしてあんたは――」安々と警戒を解き始めたオオカミは、少し顔を覗かせようとしてハッと気づいた。
赤ずきんのずきんの赤は、染料でキレイに染め上げられたものではなく、まだらに濃淡広がりにじんでいる。
もちろんトマトを粉砕した結果であるが、オオカミにはそれが、血に見えた。

女装して少女を名乗り家にあがり込む、血染めずきんの男。
その異様さの答えはすぐに閃いた。オオカミは伝説の猟師の話を知っていた。そいつは血を好み残忍狡猾で、一蹴りすれば大地はえぐれ、素手で獲物を八つ裂きに、どんな奴も敵わないという。

影となったずきんの奥で、わずかに分かる、緊張した面持ちと大量の汗。何かを狙っている?
男と、日にやけた屈強な肉体で野山を駆け、血だまりに仁王立つ伝説の猟師のイメージとが、結びついた。猟師!俺を狙ってる!瞬間オオカミは叫んだ。「お願いです!!助けて下さい!!」



703 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/30(金) 11:18:22


赤ずきんも驚愕した。突然おばあさん(オオカミ)が哀願したのだ。

初めての経験だった。そんなに病が悪化していたのか?そういえば声はしゃがれ、毛布からもまだ顔を出していない。室内の荒れは苦しみもがいた跡?

フト、赤ずきんの胸中を「母の死」がよぎった
考えてみたこともない。心配したことすらなかった。

死ぬ!?

それは積年の恐怖を忘れさせ、母の愛情を思い起こさせるには十分だった。

思えば俺は、母に何もしてこなかった。少年時代の仕打ちも、俺の将来を思えばこそではなかったか?
それなのに俺は母を避け、こんな森の奥で一人にさせてしまった。あげくに俺は保身のためだけに母に嘘をついた。

赤ずきんは泣いた。せめてとバスケットから薬を取り出し、おばあさんに飲ませようと恐怖に凍るオオカミの毛布をはいだ。

涙にボヤける視界に、おばあさんの皮膚は茶色くにじみ、触ると毛深い、いよいよダメか、と、ますます号泣、前後も不覚、ただカンのみでおばあさんの口を探り薬を突っ込み、赤ずきんは遁走した。
その時の勢いは思いきり開けた玄関ドアが壊れるほどだった。

逃れながら赤ずきんは、母よ、嘘をつきすまない、俺はもうあなたに嘘はつかない、母の愛に報いる覚悟を決めた。

一方、薬を突っ込まれたオオカミは、すわ毒薬!!俺は死ぬ!!と失神した。


704 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/30(金) 13:00:04


ところで、こののんきそうなオオカミが人を騙せるだろうか?
赤ずきんの言う、用心深いおばあさんを騙し、カギを開けさせ、喰らうズル賢さが?ない。

オオカミは、戸口に現れた赤ずきんの気配やわずかに香ったはずのトマトの匂いに気がつかなかった。自身の絶対の危機にもガタガタ怯えるだけではなかったか。
このオオカミは高度な知能を持つとは前に書いた。しかし知能と有能さは違う。このオオカミは、オオカミとしてトロかった。

では、なぜオオカミはおばあさんの家で寝ていたのか?
事実は、飢え死に寸前のオオカミが、森に一軒家を見つけ、何か食べ物を恵んでもらおうと、玄関前まで行き、
一瞬意識が途切れ、倒れた拍子にドアが開き、オオカミはフラフラの体を動かして侵入、朦朧と家中をひっくり返し、なんとか食料を探しだしたに過ぎなかったのだ。満腹になると、眠くなった。

では、おばあさんはどこに?
そもそもおばあさんはなぜわざわざこんな森の奥深くに一人で暮らしているのだろう?
おばあさんは愛孫が来ると知って狂喜し、美味いものを食わせてやろうと病身にも関わらず森に食材を求め出かけた。
その際家のカギをかけ忘れてしまった。やはり頭がボンヤリしていたのだろう。慎重さが消えている。

ということは、赤ずきんの作戦は、結局正しかったのだろうか?そうではない。
オオカミが目を覚ました時、目に飛び込んできたのはクマを背にかつぎ弓を構える、一人の老女だった。
老女は、壊された玄関ドアのせいで丸見えになった室内に、オオカミの姿を確認していた。数百メートルも前の距離から。すでに見えていた。猟師は、目が命。

おばあさんこそ、森をなりわいとする、かの伝説の猟師だった。
オオカミの運命や、いかに。



705 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/30(金) 13:01:23


赤ずきんは、ずきんを脱ぎ父親に戻り、少年時代のなつかしき修行の日々を思い浮かべていた。トラウマは消え去った。

そうして一度ついた嘘も、つき通せば本物になると、ごちそうをエサに、見惚れる筋肉美と黒く焼けた肌を持つ健康格闘少女に仕立てて送り出した娘が、
孫に何がと目を丸くするおばあさんと、捕まりコキつかわれながらも結構楽しく暮らすオオカミと出会う時も近い。

父親の運命や、あわや。



以上です。焦って途中でさるさんくらってしまいました。評価お願いします。

706 :名無し物書き@推敲中?:2010/04/30(金) 13:32:53
酷評スレも覗いてみたら、ここは原稿用紙と同じ形式で書くのですね。初めて来ましたので知らずに載せてしまいました。すみませんでした。

もしまだ評価していただけるようでしたら、一応、一行開けを改行と見て読んでいただきたいです。

基本も知らずに申し訳ありませんでした。

707 :691-697 :2010/04/30(金) 22:47:54
>>698

講評ありがとうございました。
推敲不足で書き込んだ後にしまったと思うものがあったり、
語彙を間違えて覚えていてお恥ずかしいところをご覧に入れたりと反省するところしきりです(汗)。

ご指摘の通り、登場人物の因果関係が弱い部分なんかありましたね。
もっと少女の幽霊と過去の出来事を関連付けた描写を挿入するべきでした。
ですが的確なご助言のお陰で気付かぬ添削部分も把握できました。
また、お願いいたします。

708 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/01(土) 00:07:31
>>699-705
>オオカミが侵入したことを告げて始まる。
(オオカミが侵入したことで始まる、の方がいい!)

>娘が町なかをニコニコと歩いている。
(ニコニコとして、またはニコニコして、の方がいい!)

?のうしろに文章が続く場合は一文字分の空白を入れる!

>小鳥の笛音
(小鳥の囀りが笛の音のように聞こえるという意味なのか! よくわからない表現!)

>父親は少年時代、ほとんど殺されかけていた。
(半死半生の目に遭う!)

>混乱は見事な防護策を案じさせた。
(案じるは心配するという意味! 発案の意味はない!)

>そもそもおばあさんはなぜわざわざこんな森の奥深くに
(『そもそも』と『わざわざ』は不要!)

>孫に何がと
(打ちミス!)

>父親の運命や、あわや。
(孫を溺愛するおばあさんなので、父親の娘の育て方に目くじらを立てることはないように思う!)

全編を通して読み難い! 一文に情報を詰め込み過ぎ!
後半の大部分は粗筋! 読み物として成立していないように思える!

心を鬼にして評価する34点!(`・ω・´)

709 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/01(土) 00:54:16
>>708
評価ありがとうございます。バッサリ切っていただたいて本当にありがたいです。

これからは文章の読み安さと話の構成を修行します。



710 :1/5:2010/05/01(土) 05:27:31

 長かった学校生活も、あと三カ月で終わりかと思うとちょっとさみしい。 そんな想い
を抱きつつも、毎年恒例となっている卒業生追い出し公演の準備に演劇研究会に所属する
僕は忙しさに追われていた。
 今回の演目はシンデレラをモチーフにしたというかパロディにしたというか、ともかく
原型はシンデレラだった筈なのだが、どうにもこうにも演劇という表現する世界に少なく
とも三年以上携わってきた面々が、観客は後輩達だけという身内演目なのだからはっちゃ
けるのも仕方無いとは思う。 仕方は無いとは思うんだけど、研究会に所属してから裏方
一筋とは言いすぎだけど、せいぜいモブ役でしか舞台に立たなかった僕がメインキャスト
になってしまったのは、なんというか、非常によろしくない予感がする。
 基本的に大道具小道具に始まり凝ったところでは照明と音響に気を使い特殊効果まがい
のことまで、裏方といしては相当頑張ってきたという自負はある。 引きの画をよく見る
立場上、監修や演出も少しは齧ったつもりだ。 が、今まで主役級を張ったことがないと
いうのは揺るがざる事実であり、それは大いに僕を揺さぶった。
 シナリオは現代版シンデレラもどきということで主役はマリアとジョン、舞台はニュー
ヨークでジャンルはラブコメ。 まぁ、こんな感じ。 ちなみに僕の役名はジョン、普通
のシンデレラなら王子としてパーティで一目惚れする役柄となったのだろうけど、そこは
演劇研究会。 男女の立ち位置を逆にしてシナリオを組んだというので、必然的に舞台に
出ずっぱり、セリフとアクションもてんこ盛りである。


711 :2/6:2010/05/01(土) 05:29:30

 僕が舞台に上がらなかった理由としては、生来我が強いというか、自分ならこう筋書き
立ててこう演出してこんなセリフを言わせて……といったところに気が行ってしまう割に
自分の能力が追いついていない、だからそれを発揮できるであろう裏方に回り、大いに貢
献してきたと自負している。 このことは同期、つまり今回のキャストはみな織り込み了
承済みである上、相方であるマリア役は役者一筋できた気の強い人なので、僕は彼女に教
えを乞うこととなった。
 ――「おぉマリア、あなたはあの輝く月より美しい!」「ジョン、なに間の抜けたこと
言ってるのよ」「この気持ちは本当さ!」――
 「駄目ね。 全然ダメよ、ジョン」
あまりの僕の未熟さに「卒業生の威厳が霞むわ」となじった彼女は、特訓として「これか
ら本番まで、私はマリア、あなたはジョン。 この呼び名を徹底するわよ」とせきたてた。
 卒業前の学生なんて、就職活動がうまくいっていれば僕のように暇なのは当然なのだろ
うか、彼女は全体練習、打ち合わせ以外の時間もこの学生最後の公演にエネルギーを注い
でいるようで、私生活を役柄に合わせまでしてこの公演に臨むようだった。 当然その余
波というのだろうか、入れ込み具合に僕も影響されて、二人でいる時間――ジョンとマリ
アとしてだが――は月日が迫るごとに多くなっていった。

712 :3/6:2010/05/01(土) 05:30:20

 「違う、ジョンはもっと社交的な筈だわ」「違わないね、マリア。 脚本から意図され
る僕の性格はもっと内気さ。 それがマリアと出会って本質が見えてくる」「本質が見え
てくるって言うならやっぱり内に社交性を秘めてるんじゃない」「だから、それをどうや
って表現すればいいんだい? 中途半端にしてブレてしまうよりはしっかり変化していく
方が――」
 恒例となったジョンとマリアのぶつかり合い、まぁ役に入り込んでいる上劇中でも似た
ようなやり取りはあるのだが、それにしても公演日が迫っているというのにいまだに立ち
位置や役立ちの観点がまとまらないのはどうしたものだろうか。
 確かに彼女の方が役者としてのキャリアは長いのだが僕だって観察、監修を怠っていた
ことはないし、なにより配役を受けた身としてはやりたいようにやりたかった訳で。
 「まぁいい、マリア。 次は終盤の練習に付き合ってくれ」
「んー、どこから?ジョン」
まだまだ煮詰めなくてはならないカットが残っているので、僕はジョンを完成させるべく
マリアに手ほどきを受ける。 「ちょっとクライマックスの立ち位置なんだけど――」


713 :4/6:2010/05/01(土) 05:31:01
 本番一週間前、演劇研の定期ミーティング後に演目発表を終えキャスト全員での通しリ
ハーサルを行う日になった。 やっとセリフにアドリブを入れたり個人的に表現も納得を
できるような余裕ができてからのリハだったので、僕は彼女に「今日はちょっとアドリブ
入れるかも」とだけ伝えて、本番さながらのリハーサルが始った。
 幕間で彼女に「いい調子よ、ジョン」と世事か本気か分からないが、とりあいず好評を
いただいた僕は、その日は上手く演目を済ますことができた。
 その日、各担当も準備万端、おそらく心配の種であっただろう僕の成功もあってか無く
てか、公演前団結会と称して居酒屋に繰り出した僕たちは、各々の改善点と注意点を軽く
まとめて各々帰路についた。 ――僕とマリアは除いてだが。
 マリアの酔い覚ましに付き合いつつ大学と居酒屋と僕の下宿先の中間にある公園をぶら
ついていると、ふと演目中のクライマックスと似た情景であると気がついた。
 冬の公園。 帰ってしまうジョンについてゆくマリア。 見上げると、澄んだ空気に浮
かぶ、大きな月。 そんなことを思っていると彼女がつぶやいた。
 「月って、届かないから綺麗なのよね……」
「マリア、君はそんな月より輝いているよ」
合いの手を返す。 劇中もっとも盛り上がるだろうポイントだけに、僕はかなりのアドリ
ブを考えていたし、返事には事欠かなかった。 彼女も続ける。
「そんなことを言っても、あなたは私から離れていくよのね」「折角見つけたと思ったの
に……」マリアはジョンに縋るように抱きつく。
 ここまでならシナリオ通り、そしてこの後キャストが茶化して大団円、となるのが本来
の筋書きなのだが、あいにくここは帰り道。 二人のほかにキャストはおらず、酒のせい
なのか彼女はなかなか離れず、僕は困惑した。
 しばらくして、彼女が「じゃあ、本番も頑張りましょ」と離れるまで僕はなにもできず、
離れた彼女の様子も動揺した僕は注視できずに、その日は家路についた。

714 :4/7:2010/05/01(土) 05:32:10
 そして本番当日。緊張はするもののそれは役者だからという訳ではなく、いつも通りこ
の舞台を自分はやり遂げるという、先に待つ快感の為のいつも通りの緊張感に包まれた。
普段なら大道具の仕事片手に照明と効果音のチェック、使用済みの衣装や小道具の整理な
どもする余裕もあったが、今日は主役ということで幕間の度に衣装替えや瞑想に時間を費
やすこととなっていたのが、今思うと災いしたのだろうか。
 舞台もクライマックス、マリアの長い独白中に、なんと照明がすべて落ちてしまったの
だ。 だがそこは演劇研究会というのだろうか、全く声色に動揺を見せずにこの暗闇が演
出であるかのように続ける。
 「都会の明かりが落ちて、もう彼の姿も見えないわ! あぁ、どうしよう、星空までも
堕ちてしまったよう!」
 リハーサルより悲壮感に満ち溢れた舞台で必死に僕は考える。 僕のセリフは月がなけ
れば成り立たない! 彼女は尺を稼ぐつもりなのだろう、またもアドリブを続ける。
 「やっぱり私、彼無しではダメなのよ…… 月夜のきらめきに敵わない私は、月がなけ
れば見てもらうことすら叶わない……!」
 「そんなことはないさ!」このアドリブに乗るしかない。 僕は腹を括った。
 「今宵は新月。 僕は月が輝かなくとも、すぐそばに、星空よりも綺麗な人がいてくれ
た!」一呼吸置く。 「君がどこにいようとも僕は輝きを忘れはしないだろう! だから
マリア……」

715 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/01(土) 05:44:15
 どこへ向かえばいいのだろう。 くそう、もうどうにでもなれだ! おかしな高揚感が
身体を包む。 僕の力量が及ばないなら彼女に任せるしかない。
 「――!私の気持ちに気づいてよ!」
 「!?」
 「私はずっと――のこと、見てたんだから! あなたの、素直な気持ちを聞かせて!」
 いきなり役名でなく僕の名前を呼ばれて思考が固まる。 一瞬して観客のざわめきに交
じり、舞台の裾をのぞき見た僕にカンペが飛び込む。「つきぬけろ!!」ちくしょう、も
うヤケだ。
 「マリア……いや、――。僕は、君が大好きだ!」
 もう演劇など知ったことか。 ぶちぬけてやったぞ。 そう思った瞬間、照明が復活し
た。 視界が光に包まれ、なにも見えない僕に、誰かが抱きついた。
辺りを見回すと、同期のキャストが勢ぞろいしており、エンディングの音楽が流れ、舞台
は大団円となっていた。 隣には彼女が、目に涙を浮かべて抱きついていた。
 僕は、この演目のラストにぜひ取り入れたいと思った案を、実行した。

716 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/01(土) 06:04:14

 後から聞いたところ、あの停電もどきは僕以外の全員が企てたことで、本当ならリハー
サル後に事を起こす予定だったとか。 だが彼女の「もう少し待って欲しい」とのことで、
まさかの本番にぶつけてきた、ということだった。
 「演劇的にはほぼ成功だったし、後輩もうすうすわかってたみたいでよかったわ」
 「いいことあるか。 あの時すごい焦ったんだぞ」
そんなことを言い合いつつ、僕らは卒業までのわずかな猶予を楽しんでいた。
 春風が、二人の間を駆け抜けていった。




長すぎて書き込めなかったりしてぶつ切りになったり名前欄間違えたりorz
評価おねがいします

717 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/01(土) 09:34:42
>>710-716
行頭一字下げがない部分はコピペミスのような気がするので指摘しない! 長い文章なので細かい空白のミスも目をつぶる!

>毎年恒例となっている卒業生追い出し公演の準備に演劇研究会に所属する僕は忙しさに追われていた。
(滑らかではない一文! 並びを変えて少し手を入れれば読み易くなる!)
 演劇研究会に所属する僕は毎年恒例となっている卒業生追い出し公園の準備の忙しさに追われていた。

>卒業前の学生なんて、就職活動がうまくいっていれば僕のように暇なのは当然なのだろうか〜
(『当然なのだろうか』という当たり前に疑問を投げかけて意味があやふやになった!
 そのせいであとに続く文章が対比になっていない!)

>個人的に表現も納得をできるような余裕ができてからのリハだったので〜
(『できるような』と『できてから』の表現を工夫する!)

>「そんなことを言っても、あなたは私から離れていくよのね」
(打ちミス!)

>いつも通りこの舞台を自分はやり遂げるという、
>先に待つ快感の為のいつも通りの緊張感に包まれた。
(『いつも通り』の表現が、かち合わない工夫をする!)

>今日は主役ということで幕間の度に衣装替えや瞑想に時間を費やすこととなっていたのが、
>今思うと災いしたのだろうか。
(照明がすべて落ちる前に結果を知っている! 回想のように読める!)
>後から聞いたところ、あの停電もどきは僕以外の全員が企てたことで〜
(なぜか、この部分だけを知らない!)

時系列通りに話が進む物語では回想を挟まない方が無難!
一文がとにかく長い! 全編に渡るので単調に見える! 話の内容に合わせて文章を変えた方がいい!
主人公である二人の容姿がわからないのは残念!

主題が演劇なので作り物っぽいところがアラにならなかった62点!(`・ω・´)

718 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/05/01(土) 10:23:07
>>717
公園×
公演○

ワイの文章を自身の手で訂正するとは!(`・ω・´;)

719 :名無し物書き@推敲中?:2010/05/01(土) 12:11:42
>>717-718
評価ありがとうございます
プロット、キャラ設定考えずに書いたにもかかわらず50越えでびっくり
これからも精進します

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