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【文豪】小谷野敦先生を芥川賞候補にするスレ38

101 :里見d伝の疑問点(1):2010/03/10(水) 19:31:32
1個と言ったが4個挙げる。相互に繋がっているためもあるし、
複数見たほうが、誤りがなぜ起きるかがわかるためでもある。

まず大前提として、これから取り上げる部分は『安城家の兄弟』に依拠して書かれている
・小谷野は『安城家の兄弟』を「dの伝記の資料としては一級品」と評価(215頁)
・伝記中にも「このあたりから、『安城家の兄弟』に描かれた時期が始まる」(157頁)
以下『安城家の兄弟』は岩波復刊本(1995)から。

疑問点1(173頁)

震災後、甘粕除名嘆願の署名が来るとこ、小谷野は、
「…面倒だったので中身を知らせずにまさに署名させた事件を…」
      ↓  
『安城家の兄弟』では、
「なんのためとも聞かせずに、勝手に女房の名を書いて渡してやると…」

里見(昌造)が署名したのが、まさ(しげ)本人が署名したことになっている。

『安城家』ではこの前に、昌造が、
・「おい、お前の名、書いとくよ」
・「…ちよつと、萬年筆でもなんでもかしてくれないか」
と言っていて、昌造が書くという流れははっきりしている。
明らかに「誤読している」可能性高し。

もし他にまさ本人が書いたことになっているテクストがあるのであれば、
つまりテクストによって書かれている事実が異なるのであれば、
どのテクストに依拠するのか、それはなぜなのか断っておく必要がある。

どうでもいい些細なことではないか、と言う勿れ。
まさと周りの人間との関係性、そこから浮かんでくるまさの人間像など、
作品読解のコア部分にかかわってくるのだ。
そのことは、このあとに続く3つの例を見れば、よりハッキリするであろう。(つづく)

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