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違う作品から二つ引用してコンボさせるスレッド

1 :この名無しがすごい!:2009/12/21(月) 23:34:40 ID:xOrvbgFY
戯言だけどね
嘘だけど

2 :この名無しがすごい!:2009/12/22(火) 00:31:20 ID:8WSaCYM1
「あんたさ、自分がこの地球でどれほどちっぽけな存在なのか自覚したことある?」
 何を言い出すんだ。
「あたしはある。忘れもしない」
 線路沿いの県道、そのまた歩道の上で、ハルヒは語り始めた。
「小学生の、六年生の時。家族みんなで野球を見に行ったのよ球場まで。あたしは野球なんか興味なかったけど。着いて驚いた。見渡す限り人だらけなのよ。野球場の向こうにいる米粒みたいな人間がびっしり蠢いているの。
日本の人間が残らずこの空間に集まっているんじゃないかと思った。でね、親父に聞いてみたのよ。ここにはいったいどれだけ人がいるんだって。満員だから五万人くらいだろうって親父は答えた。試合が終わって役まで行く道にも人が溢れかえっていたわ。
それを見て、あたしは愕然としたの。こんなにいっぱいの人間がいるように見えて、実はこんなの日本全体で言えばほんの一部に過ぎないんだって。
家に帰って電卓で計算してみたの。日本の人口が一億数千ってのは社会の時間に習っていたから、それを五万で割ってみると、たった二千分の一。
あたしはまた愕然とした。あたしなんてあの球場にいた人混みの中のたった一人でしかなくて、あれだけたくさんに思えた球場の人たちも実は一つかみでしかないんだってね。
それまであたしは自分がどこか特別な人間のように思ってた。家族といるのも楽しかったし、なにより自分の通う学校の自分のクラスは世界のどこよりも面白い人間が集まっていると思っていたのよ。でも、そうじゃないんだって、その時気付いた。
あたしが世界で一番楽しいと思っているクラスの出来事も、こんなの日本のどの学校でもありふれたものでしかないんだ。
日本全国の全ての人間から見たら普通の出来事でしかない。
そう気付いた時、あたしは急にあたしの周りの世界が色あせたみたいに感じた。
夜、歯を磨いて寝るのも、朝起きて朝ご飯を食べるのも、どこにでもある、みんながみんなやってる普通の日常なんだと思うと、途端に何もかもがつまらなくなった。
そして、世の中にこれだけ人がいたら、その中にはちっとも普通じゃなく面白い人生を送っている人もいるんだ、 そうに違いないと思ったの。
それがあたしじゃないのは何故? 小学校を卒業するまで、あたしはずっとそんなことを考えてた。考えていたら思いついたわ。面白い事は待っててもやってこないんだってね。中学に入ったら、あたしは自分を変えてやろうと思った。
待ってるだけの女じゃない事を世界に訴えようと思ったの。実際あたしなりにそうしたつもり。でも、結局は何もなし。そうやって、あたしはいつの間にか高校生になってた。少しは何かが変わるかと思ってた」

 ハルヒが理想と現実の間に彷徨してふらふらしているのを発見した俺は、ただ一打で彼女を倒す事ができるだろうという点にばかり眼を着けました。そうしてすぐ彼女の虚に付け込んだのです。
 俺は彼女に向って急に厳粛な改まった態度を示し出しました。無論策略からですが、その態度に相応するくらいな緊張した気分もあったのですから、自分に滑稽だの羞恥だのを感ずる余裕はありませんでした。
 俺はまず「精神的に向上心のないものは馬鹿だ」といい放ちました。
 これは二人で市内を散策している際、ハルヒが俺に向って使った言葉です。
 俺は彼女の使った通りを、彼女と同じような口調で、再び彼女に投げ返したのです。しかし決して復讐ではありません。俺は復讐以上に残酷な意味をもっていたという事を自白します。
 俺はその一言でハルヒの前に横たわるSOS団の行手を塞ごうとしたのです。

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