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☆名作ショートショートをAA化しよう☆第二十七幕

1 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/10/23(金) 00:41:26 ID:9uD/BsMm0
日 立 ノ    ,
生 木ノT  ̄ ̄
  ∧_∧ ____
 ( ´∀` ) || SS .|
 (    つ|   |
 | | | || Hosi|
 (__)_)  ̄ ̄
      |\
/ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 名作ショートショートをAA化しよう
\______________

前スレ:
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第二十六幕
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1197108202/
保管庫(モララーのビデオ棚)
ttp://sunset.freespace.jp/aavideo/shortshort/

このスレの基本制約
・基本的にsage進行、ageはダメ
・作品やショートショートそのものに関する雑談や感想もここで
・ただし、批判は他所で
・星新一氏に限らず、どの作家の作品でも快く歓迎します

206 :語らい 1:2010/04/25(日) 20:04:39 ID:i7/F1Epz0
その女は静かで上品なたたずまいの道端に来て、午後のひと時を過ごすのが日課のようになっていた。
ヾ ;ヾ "  " ; .; ; ;ヾ ;ヾ";               
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いつのころからか、一匹の犬が彼女の話し相手になっていた。
かわいらしく、人なつっこい犬で、その犬にだけは、彼女も心の中のわかだまりを打ち明ける。

207 :語らい 2:2010/04/25(日) 20:05:20 ID:i7/F1Epz0

   
                      ┌─―――───────────――-┐
                      │二年ほど前のことなの・・・          |
                      │あの人は、ここであたしと別れ、      |
                      |それっきり、どこかへ行ってしまったの・・・|
                      └─────v─────────―――┘
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208 :語らい 3:2010/04/25(日) 20:06:19 ID:i7/F1Epz0

――――あたしはあの人を心から愛していたし、あの人もあたしを心から愛してくれたのに・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ヾ ;ヾ "  " ; .; ; ;ヾ ;ヾ";               
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 !;;l;::lilii|//..  シィノコトハ、ワスレナイヨ・・・>(,,;Д) (-;*)<ギコクン・・・
 |;;l;;::|liii|/゙..                (   ⊃⊂  )
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
――――ひどい人でしょ・・・でも忘れられなくて・・・いつかはここに帰ってくるのではないかと・・・



209 :語らい 4:2010/04/25(日) 20:07:17 ID:i7/F1Epz0

ヾ ;ヾ "  " ; .; ; ;ヾ ;ヾ";               
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彼女は知らないのだった・・・



210 :語らい 5:2010/04/25(日) 20:07:59 ID:i7/F1Epz0

男は女を捨てたのではなく、思いがけない事故にあって、彼女に心を残しながら
死んだということを・・・

     ⊂⊃
     ∧_∧
    (,,;Д;)<シィニアエナクナルノガザンネンダ・・・
    ( ∪∪
     )/
 ∫ ∧_∧  
と´⌒`つ-Д-)



211 :語らい 5:2010/04/25(日) 20:08:42 ID:i7/F1Epz0

彼女の知らない事はもうひとつある・・・
   /)_/)
  <  _・>
ノ) /   | 
\(_,,,_,,,)




212 :語らい 7 ↑6でした:2010/04/25(日) 20:09:35 ID:i7/F1Epz0

天使は彼をあわれみ、彼女と別れたくないという彼の願いを聞きいれ、
彼の魂を犬に宿らせて、地上に戻した。

                        ⊂⊃
                       ∧_∧
                      (・∀・ ,,)/ミヽ<ゲンセニモドシテアゲルンダカラナ
                      ⊂   )ヾミミヾ
                       | |  |
                      ( (  )
 /⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒\
(                 天      国                     )
(                                               )
 \______________________________/
    |       |
    |  ⊂⊃  |
    |  ∧_∧ |
    |  (,,゚Д゚) |<アリガトウ、テンシサマ
    |  ( ∪∪|
    |   )/ |
    |  /)_/) | 
    |  < ゚ _・゚>|
    |ノ) /   | |  
    |\(_,,,_,,,)|



213 :語らい 8:2010/04/25(日) 20:10:59 ID:i7/F1Epz0
しかし、無理にかなえてもらった願いなだけに、それは残酷な事であった・・・
彼女は、彼の魂が宿った犬に向かって毎日のように不実な彼の恨みを
悲しげに訴え続ける・・・
ヾ ;ヾ "  " ; .; ; ;ヾ ;ヾ";               
 ;../ ";ヾ ;ヾ ;;"ヾ ;ヾ ;ヾ  ;" ;../;          
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jj rj从jwwjwjjrj从jrヽ|〃      \(_,,,_,,,)   し´`J
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一方犬はただ、それを聞いてちぎれるように尾を振り、小さくほえるだけなのだった・・・


214 :語らい 糸冬:2010/04/25(日) 20:11:43 ID:i7/F1Epz0



『マイ国家』より「語らい」でした

215 :語らい 2 修正:2010/04/25(日) 20:13:43 ID:i7/F1Epz0
ずれました…すいません
   
                      ┌─―――───────────――-┐
                      │二年ほど前のことなの・・・          |
                      │あの人は、ここであたしと別れ、       |
                      |それっきり、どこかへ行ってしまったの・・・ |
                      └─────v─────────―――┘
ヾ ;ヾ "  " ; .; ; ;ヾ ;ヾ";               
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216 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/04/25(日) 22:17:23 ID:EOJ3qNpx0
乙……

217 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/04/26(月) 09:01:44 ID:RZMvDwyv0
なんとも悲しい話だ。乙。

218 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/04/28(水) 18:39:01 ID:cJJr5s6s0
やるせないな…… 乙。

219 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:43:49 ID:BxGveaES0
星新一『凶夢など 30』より「鬼が」
30コマ行きます

220 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:44:34 ID:BxGveaES0

      その青年は会社の出張で、ある地方都市へ来た。
      その市内のホテルに泊まってもいいのだが、せっかくここまで来たのだからと、
      そう遠くない温泉地の旅館に泊まった。

  | | |     |||    || ||                               ┌┐____
  | | |     |||    || ||                             /└┘(二),/|
  | | |     |||    || ||                             |[二二二二]| |
  | | |     |||    || ||                                 ||____|| |
  | | |     |||    || ||       ∧∧                      ||____|| |
  | | |◎   |||  /||_|l ___ (,,゚Д゚)______________||____|| |
  | | |     ||| //          |∪∪                     |[二二二二]|/
  | | |     ||' /         〜|  |
  | | |   //            し`J
  | | |  //            ________________
  | | |//            /                      /l
_| | |/              /                      //l!
/| | |               /                      // ~
  | l/               l二二二二二二二二二二二二二二二二l/
/~                |__|,!                      |__|,!


221 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:45:31 ID:BxGveaES0

                        湯に浸かり、

                      ∬       ∬
                     。。・・・ ∧∧  ・・。。。∬
                 ∬o0o゚゚   (*゙д゙)    ゚゚oo
                    。oO   ( (( ー--‐ )) )  O0o
                 (~~)ヽ             (´^ヽO,
                 (⌒ヽ             (⌒)(゙゙゙)~
                  /~゙゙ヾ⌒`ゝ-(~´`(⌒(⌒~ヽ~ ~~  
                  ゝー ′ '"      ``"      
                    、i,,      ``′    ""


222 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:46:16 ID:BxGveaES0

                        食事をすませると、

                                -─-
                          r―‐‐.( ( ⊆⊇ ) )‐―──────────、
                                 |    |` ─‐─ ' i      ,,,,,::;;'';;;;;;;;;;;:;;;;,,,,..     |
                                  |   |. -‐─-、 l   //          ヽ、  |
             , '"```.、        l    /     |-' ,':::,'  \ ヽ、ヽ、     ヽ, |
            ,r'´    ;;`、        |    / -─-、. | //    \ ヽ ヽ    ,〉 |
            ,:' ::    ::::l       ',  ( ( ⊆⊃ )))""ヽ----―――――---イ´ ,'
          ,-.{ ::    .::::::|‐-.、     ヽ 、 ` ──‐'                   ノ
         (  :, :: ,,.::;:;:;:;:;;''   )        `=============================='´
         ',`'ー`‐-======-‐' !            `' 'ー‐--------‐─' '´.
          ゝ、         /        ,、、 .,、、       ./  ̄ ̄ ̄ ̄\
            ` 、    _..-´_.((⌒),--、 ,.- 、/;:| レ;:| |    /  , 。ooo∞o。. \
     / ̄ ̄ ̄ ̄\` ̄ ̄´  , ' ((⌒)トi--イi--イ :// ;//    !\〃。o∞∞o8ヽ/ !
   /  ,,..--ー-..._, \     (_ ((⌒).`r-‐'.ト--';//::// .)    l  \,。o8o∞o/   !
  |\,〃'i;'"~ ゙;ミ;:..::ヽ/|     ヘ`ー-'`ヽト‐‐イl,-‐' ´`-‐'ソ    |   i ̄ ̄ ̄ l   |
  . l  \゙ゞ-ノノ彡:/  l      ヘ ::    ̄ ̄,,;;;;;;;;;;;;;,,:''      |   l     i   |
  .|    l ̄ ̄ ̄l   |       ヽ、_  ;;;;;;,;:;:;:;;::;:;:''       ヽ   l     l   /
   ヽ  .l     !   /         `i .,,;:;::;:;;;i'             \___i_______i___./
    ヽ二l________l二ノ              `ー--‐''             `ー--‐'´
      `‐-ニニ-‐'


223 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:47:09 ID:BxGveaES0

         なにもすることがない。
              ___
              | ・・・・ |
               ̄∨ ̄
               ∧∧
              (,,゚д゚)
               | ∽
             〜|  |
                    し`J


224 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:47:53 ID:BxGveaES0

  浴衣姿で外出し、小さなバーに入って女の子を相手に何杯か飲み、
     
     
     日 ▽ U
     ≡≡≡≡≡        ∧∧              
      V ∩ []  目    (,,'∀`)            
     __ ∧∧___   ∧∧|つ∽∧,,∧          
       ( ゚Д)日    (ー゚ ) ∇ ミ   ミ              [] Λ,_
     ― /   つ――─/   | ――ミ   ミ──────── (゚  )
     \(__.ノ    \(__.ノ   ヾミ,,,,,,,,,ミ〜            (  )
      ━┳━     ━┳━     ━┳━     ━┳━     ━┳━
      ̄ ┻  ̄ ̄ ̄ ̄┻ ̄ ̄ ̄ ̄ ┻ ̄ ̄ ̄ ̄ ┻ ̄ ̄ ̄ ̄ ┻
     


225 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:48:38 ID:BxGveaES0

             旅館に戻った。 番頭が迎える。

 _______________________           ∩[]∩
 | お早いお帰りですね。どちらへおいでになりましたか |           || || ||
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄        ヽlVW/
                   ΛΛ          /ヽ_ノ/|             |`ー‐'|
__________ (,,^д)______ |冊冊冊|〆|             |!!!!!!!!|
                   |∪│         | l二二l |llll|__ ΛΛ __|    |_
                 〜|  |       /|土土土|/     (д-;)  ー―'
                  し`J     / /            ∽ |
                     / /    '""           |  |〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/          '':,;:   し`J
                      __________∧________
                      | 少し先のバーだ。悪くないムードだったが、|
                      | 妙な客が一人で飲んでいてね           |
                            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__________∧_____________
| いったい、どんな客です。詳しく話していただけませんか |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


226 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:49:28 ID:BxGveaES0

     番頭の口調が早くなり、青年はふしぎがりながら説明した。

       _____________________
       | 40歳くらいで、和服姿。目つきがおかしかった。 |
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ アトナンカ小柄ダッタ

                   _,Λ
                      (゚∀゚)
                  (  )
                       |│

      ※心が清らかな人には和服姿に見えます

   ________________________
   | 鈍いような、鋭いような。ああいうのは、滅多にいないな |
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


227 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:50:14 ID:BxGveaES0

      _______________                 ∩[]∩
      | その人を、はっきりご覧になった。 |                 || || ||
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄              ヽlVW/
                     ΛΛ        /ヽ_ノ/|             |`ー‐'|
__________ (;^д)__________|冊冊冊|〆|             |!!!!!!!!|
                    |∪│        | l二二l |llll|__ ΛΛ __|    |_
                  〜|  |      /|土土土|/    (д゚,,)   ー―'
                   し`J    / /            ∽ |
                     / /    '""           |  |〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/          '':,;:   し`J
                             ________Λ_______
                         | いたんだからね、目に入るよ。     |
                         | 奥の席でひっそりと飲んでてもね。 |
                         | 額の右の眉の上に傷跡があった   |
                         |                          |
                         |          ?→_,Λ               |
                         |            (゚∀゚)            |
                           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       _______∧________
     | 本当ですか。ちょっとお待ちください |
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


228 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:51:25 ID:BxGveaES0

  番頭はあたふたと出かけ、若者を三人ばかり連れてきた。青年は聞く
    __________
    | なにごとだい、これは |
     ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ΛΛ           ∧∧         ∧_∧  Λ_Λ
       (;゚Д)          (Д^;)        (´Д` ) (・Д・ )
         |∪│            │∪|         (    ) (    ) ('A` )
       〜|  |            |  |〜       │ | │  |  | │  (  )
        し`J           し`J        (_(_) (_(_)  │|
            _______∧________________
            | あなたのごらんになった男。あれは鬼の一族なのです。│
            | あいつひとりだけが、まだ生きのびている。        |
            | そして、悪さをする。あのバーも、飲まれ損になる。     |
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


229 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:52:22 ID:BxGveaES0

  _______________________
  | だったら、早くなんとかすればいい。警察に頼んででも |
   ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ΛΛ           ∧∧         ∧_∧  Λ_Λ ・・・
          (,,゚д)          (д^;)        (´Д` ) ( ・д・)    メンドクセ
         |∪│            │∪|         (    ) (    ) ('A` )
       〜|  |            |  |〜       │ | │  |  | │  (  )
        し`J           し`J        (_(_) (_(_)  │|
            _______∧__________________
           | そこなんですよ。普通の者には、奴の姿が見えないのです。 │
            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


230 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:53:14 ID:BxGveaES0

     ______________________________________
     | 敏感な何人かは、足音を聞くことができる。やつのにおいのわかる人もいる。        |
     | かなりの老人には、ぼんやりと見えるようになるらしいが、しゃべるのがおかしくなっている |
     | これでは、警察にも頼めない。                                     |
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                ∩_∩        ∧∧ ナンダカ、オ酒臭イヨウナ・・・      ∧_∧ フガ フガ・・・   _,Λ
<スタ スタ・・・    Σ(´Д` ;)       (;゚−゚)                    ( ´π`)          (:::::::)


231 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:54:13 ID:BxGveaES0

   ________________________________
   | 5年ほど前、たまたまある霊能者が来たので、頼んで石をぶつけてもらった。|
   | 傷跡はそれなんです。気を失ってくれなくて、やりそんじました。        |
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                                 σ
               ∧∧ ビュッ !            \ ガッ
             (  #゚)       =≡σ       、.,Λ
            /  / ヾ                    ヽ(゚∀゚#)/ イッテェ
           と,.  |                      (  )
               `J                      ノノ


232 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:54:59 ID:BxGveaES0

   ___________
   | あいつが鬼とはねぇ・・・ |
    ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ΛΛ           ∧∧         ∧_∧  Λ_Λ ・・・
          (,,゚д)          (д^;)        ( ´Д`) (´・д・)    モウカエリタイ
         | ∽             │∪|         (    ) (    ) ('A` )
       〜|  |            |  |〜       │ | │  |  | │  (  )
        し`J           し`J        (_(_) (_(_)  │|
            _______∧_______________________
           | 物、特に酒がですが、いいように盗み飲みされて、防ぎようがない。   │
           | 若い女の人は不意に触られたりして、いやがる。                    |
           | ここが温泉地として、いまひとつパッとしないのはあいつのせいなんです。 |
           | 助けてください。 それができる能力のある人は、 滅多にいないのです   |
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


233 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:55:45 ID:BxGveaES0

      _________________
      | 手を貸してもいいが、どうやって・・・ |
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  _____________________
                              | あなたは常人に無い能力で、見ることが出来る。 |
                              | 首をしめて下さい。ぐったりするはずです       |
                               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                                     ※イメージ図
                    ___
                   /    \       ___
                 /ノし   u;  \   ;//・\ ヽ\;
                 | ⌒        ) ;/ (_ ̄ ̄ /・\\;
                 |   、       );/    /rェヾ__) ⌒::: ヾ;
                 |  ^       | i   `\/´-'´  u;  ノ;;
                 |          | \ヽ 、  ,     /;
                 |  ;j        |/ \-^^n ∠   ヾ、
                 \       / ! 、 / ̄~ノ __/ i;
                 /      ⌒ヽ ヽ二)  /(⌒    ノ
                  /        r、 \ /  /   ̄ ̄ ̄/


234 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:56:33 ID:BxGveaES0

   _______
   | 殺すってことか |
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ____________________________________
              | そう簡単にはいきません。あとはおまかせ下さい。                         |
              | 言い伝えによるまじないによって、山奥へ帰らせ、二度と悪さをしないようにさせます。|
              | それには、とりあえず捕まえなくてはならない。前回はそこで失敗したのです。      |
              | これが最後のチャンスかもしれない。うまくやりましょう。                   |
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                                   ※まじないの様子(イメージ図)

                 アーエーエーエーオー
                                   フニャラナンヤラニャンナヤランア  
                         ズンダズンダダ                 .:  
                           :.         。       ヘンニャラニャーサンシャーイン
                           .;          ||            .:;
                 サンシャーイン    ;     ↑   o||   ___    从
                oノ  oノ       从人 ヽoノ|   ≡)   ` ヽoノ    从人  サンシャーイン
                ノ  ノ     `ヽ=ノ´ (へ    ll||      )    `ヽ=ノ´  o_  o_
                ,⊃ ,⊃      ||   <   __||_    <<      ||    ノ Z ノ Z
               '''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''


235 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:57:19 ID:BxGveaES0

             いちおう事情がわかり、青年はうなずいた。

   ______________________
  | しかしだよ、相手は鬼となると、弱くは無いだろう。 |
  | ひとりじゃあ、自信がないよ               |
    ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ΛΛ           ∧∧         ∧_∧  Λ_Λ
       (’゚Д)              (д^,,)        (# ´Д`) (#・д・)      スイマセンデシタ
         | ∽             │∪|         (    ) (    ) ('A(#) モウイイマセン
       〜|  |            |  |〜       │ | │  |  | │  (  )
        し`J           し`J        (_(_) (_(_)  │|
            _______∧________________________
           | そこで、この3人を呼んだのです。あいつはなぜか、シュークリームが好きだ│
            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     __∧__
     | 鬼がねぇ |
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     ___∧_______________________
                   | だから、どこの店にも置いてない。                  |
                   | 温泉地にシュークリームがなくたって、誰も変に思わないから、 |
                   | 今まで知られずにきた。                             |
  ___________ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | その用意はあるのですか |
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

236 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:58:04 ID:BxGveaES0

                        ______________________
                        | 冷凍したのがあるのです。                    |
                        | 密閉状でにおいも出ないから、やつも気づかない。│
                        | それを急いで戻しています。                   |
                         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

              ─┼─           ヽヽ   ││ │
              ─┼─   ┼┐  /\            / 
                │     │       \        /

                      __, -=ニ二ゝ、
                    r‐'ン -―< 〈  `ヽ、
                   ノ /, -‐=ニ二 〉ヽ、/ l
                   〉|―=ニ、_ く  ̄ヽ/|
                   > | `'ー--、__ ノ   ̄ヽl
                   `ヾ、ー-、_ 〉    ̄ノ
                      `ヽ、二_〈__/

      ※シュークリームの「シュー」は、フ

237 :まさかのミス:2010/06/03(木) 23:58:59 ID:BxGveaES0
        ※シュークリームの「シュー」は、フランス語で「キャベツ」を意味します

238 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:59:45 ID:BxGveaES0

    __________
    | それをどうするんです |
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  __________________________________
                          | あなたがあのバーへ戻って、食わないかいと言って見せる。             |
                          | やつの目が輝くはずです。                                 |
                           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                         + _,Λ
                @         (゚∀゚*)
                     __________________________________
                          | あなたが、シュークリームをふたつ投げると、やつはそれぞれ片手で受け取る。 |
                          | 我々にはやつの姿は見えないが、シュークリームは見える。                 |
                      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                  青年の視点     他の人の視点

                 @  _,Λ @     @       @
                  ヽ(*゚∀゚)/
                    (  )    →
                        / /

239 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:00:55 ID:4l4uWjBk0

                     ____________________
                     | 手がそことわかり、二人がかりで押さえます。 |
                     | あなたは首を絞めてください。              |
                     | そうなれば、足の見当もつきます。         |
                     | もう一人がそっちを押さえる。           |
                     | うまくいきますよ。それで、ここも栄える      |
                      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                      ∧_∧       ∧_∧
                 ( # ´Д)  _,Λ  (Д・ # )
                 (     つヽ(゚д゚)/と     )
                   │ │|    (  )  |│ │
                   (___)_)   ( #') (_(___)
                             (  )
                            | |

   ___________
   | ・・・よし、やってみるか |
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

240 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:01:41 ID:4l4uWjBk0

      だめだったら、逃げ帰ればいい。それ以上の義理はない。あとは知ったことか。
      青年は三人といっしょに、バーへ戻る。やつは、さっきと同じく奥の席にいた。

                    _,Λ
                  / (゚  )
                 / / (  )
                / /  「┳
          / /  ┳
          / /  ┳          ∧∧
         / /  ┳             (゚   )
_____/ /  ┳            U  |
_____/  ┳              |  〜
        ┳                  し´J
                               ∧_∧
                     ∧_∧  (・   )
                         (`   ) (     )
                          (     )  |   | |  (`  )

241 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:02:26 ID:4l4uWjBk0

              打ち合せどおり、青年はシュークリームを見せた


                     _,Λ !    __________
                  / (*゚∀)    | 食べないかい、ほら。 |
                 / / (  )        ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                / /  「┳        ∧∧
          / /  ┳         (゚   )
          / /  ┳       @と   |
         / /  ┳               |  〜
_____/ /  ┳               し´J
_____/  ┳             
        ┳                 
                               ∧_∧
                     ∧_∧  (・   )
                         (`   ) (     )
                          (     )  |   | |  (`  )

242 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:03:17 ID:4l4uWjBk0

                 〜作戦通りなので中略〜



              青年はそいつの首を両手で締めた。
     若者たちとは違ってこっちには相手が見えるので、あまりいい気分ではない。

                                   ,
                                    / |
                            ;__/  |
                          ;//・\ ヽ丶
                            ;/ (_ ̄ ̄ /・\\;
                   へ     へ  ;/  /rェヾ__) ⌒::: ; |
                 /  \_/  |  ;|  `\/´-'´  u; / ;;
                  | ノし      |  \ヽ、  ,     /;
             | ⌒     ;j   |/ \-^^n ∠   ヾ、
             \       / ! 、 / ̄~ノ __/ i;
             /      ⌒ヽ ヽ二)  /(⌒    ノ
              /        r、 \ /  /   ̄ ̄ ̄/



                                      やがて、ぐったりとなる。

243 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:04:06 ID:4l4uWjBk0

          
       / /  ┳                                _
     / /  ┳                                  _,Λ ||
    / /  ┳                                (дx )||
__/ /  ┳       _____________       (三三 )
__/  ┳          | おとなしくなったぜ。一段落だ |         / / ||
                  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     ∧_∧ || ∧_∧
                      ∧∧                    (  ´Д) (  ・Д)
                    (  ,,゚)                    (    ) (     )
  + ⊂⊃                 |  U                    人  Y  人  Y
     ('∀`) +           〜   |                      (_(__) (_(__)
      (  )               し´J
    +∫
                       青年が言うと、若者たちは両手を縛り、そとへ運び出した。
    ('A(#)                   どこかで儀式をやるのだろう。
     (  )

244 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:04:50 ID:4l4uWjBk0

    青年はそのバーに残り酒を飲んだ。
     ひと仕事の疲れと、妙な気分を消すために。

              ∧∧
               (゚  ,,)/  ┳
               と ヽ  ┳
            / /ヽ_)〜
       __/ /  し┳
       ____/  ┳

245 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:05:36 ID:4l4uWjBk0

        翌日、この温泉地の有権者らしき人物がやってきて、青年に礼を言った。

        _________________________________________
        | よくやってくださった。あれには、まったく手こずっておりました。それに終止符が打たれたのです。 |
        | あなたは、われわれの恩人です。宿泊代はけっこうです。                              |
        | それに、これはまことに少ないけれども・・・                                    |
   | | |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   | | |     |||    || ||                                  ||____|| |
   | | |     |||    || ||  ∩_∩                 ∧∧           ||____|| |
   | | |◎   |||  /||_|l__( ´m`) ________  (Д゚,,) _______||____|| |
   | | |     ||| //     (   つ[]              │∪|            |[二二二二]|/
   | | |     ||' /       |   | │               |  〜
   | | |   //         (__)_)             し´J
   | | |  //            ________________
   | | |//            /                      /l

246 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:06:21 ID:4l4uWjBk0

                  封筒に入っているのは、札束らしい。


               __________________________
                 | それはいりませんよ。喜んでいただければ、それで結構です。|
   | | |     |||    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   | | |     |||    || ||  ∩_∩                 ∧∧          ||____|| |
   | | |◎   |||  /||_|l__( ´m`) ________  (д-,) _______||____|| |
   | | |     ||| //     (   つ[]               ∽ │           |[二二二二]|/
   | | |     ||' /       |   | │               |  〜
   | | |   //         (__)_)             し´J
   | | |  //            ________________
   | | |//            /                      /l

247 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:07:19 ID:4l4uWjBk0

  金を受け取って、たたりなんてあったら「こと」だ。
   みなに見送られ、青年は帰途につく。

                 ⊂⊃ +
   ∧_∧  ∧_∧ + ( '∀`)ノシ
  ( ´∀`) ( ・∀・)   (  ) +
  (    ) (    )     ∫
   |   |  |  |   |  |                 ∧∧
  (__)_) (__)_)                (Д゚,,)ノシ
                              ∪ /
                               |   〜
                              し´J

248 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:08:04 ID:4l4uWjBk0

   列車に揺られながら、考える。いったい、あれはなんだったのだ。鬼退治か。
   しかし、そんな武勇伝を信じてくれるやつがいるかな。
   話して回ったら、宣伝じみてくる。

  /||================================
    || ̄[] ̄ ̄[] ̄ ̄[] ̄ ̄[] ̄ ̄[] ̄ ̄[] ̄ ̄
    ||  △「 ̄△  ̄ △  ̄ △  ̄ △  ̄ △ ̄|
    ||    |                     |
    || ∧∧_______________|
  \||(,,゚Д゚)
    ||( ∪∪
  \|| ヽ ) ) ――――─────────
  \|| ∪∪≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

249 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:08:55 ID:4l4uWjBk0

   いや、待てよ。
   うまくおだてられ、嫌われ者の酔っ払いの殺人に手を貸したのかもしれない。

                           
    _____________/
     ___________   │:::
                       |    | :::
                  ∧∧ |    | :::
                (,,  ゚) |    | :::
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     | :::
    二二二二二二二二二二二二 | :::
    ________________________|/
    __/ ̄璽璽 ̄\___|;;;::::::::
    ─ゞゞ_ノ┴┴ゞゞ_ノ;;;;;;::::::::::::::::



   「旅の青年が、酔ったあげく、鬼と思いこんで殺してしまった。止めようがなかった。」
   なんて、やつらが口を合わせれば、どうにもでっちあげられる。
   他にしゃべらぬほうが賢明かも。もう、あそこには行かないほうが・・・

250 : ◆st98/X86fA :2010/06/04(金) 00:10:25 ID:4l4uWjBk0

   さっぱり、わからん。世の中には、わからぬことがあるものだ。
   昔の人は、それを鬼と呼んだりしていたそうだが。

                    _,Λ
                       (゚∀゚;;:::
                    ( ;;;;::
                          | |



                                      おわり

251 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 01:29:14 ID:3bo+Xf7W0

こえー・・・

252 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 22:04:16 ID:zkjjT4NF0
丁寧なAAおつ
たぶんこの話は星さんの後期作品だな

253 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/09(水) 18:31:20 ID:hjMjTsdz0
ひとり死んでるw

254 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/09(水) 23:14:51 ID:ZU/hXWMF0
世田谷文学館で27日まで☆展やってるぞ。
http://www.setabun.or.jp/exhibition/hoshi/

ボッコちゃんと☆先生と一緒に記念写真が撮れるコーナーがあるw

255 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/10(木) 22:33:11 ID:ZbgoMyCF0
うーん。後味悪いよね…ある意味怖いっすw

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