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☆名作ショートショートをAA化しよう☆第二十七幕

1 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/10/23(金) 00:41:26 ID:9uD/BsMm0
日 立 ノ    ,
生 木ノT  ̄ ̄
  ∧_∧ ____
 ( ´∀` ) || SS .|
 (    つ|   |
 | | | || Hosi|
 (__)_)  ̄ ̄
      |\
/ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 名作ショートショートをAA化しよう
\______________

前スレ:
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第二十六幕
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1197108202/
保管庫(モララーのビデオ棚)
ttp://sunset.freespace.jp/aavideo/shortshort/

このスレの基本制約
・基本的にsage進行、ageはダメ
・作品やショートショートそのものに関する雑談や感想もここで
・ただし、批判は他所で
・星新一氏に限らず、どの作家の作品でも快く歓迎します

2 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/10/23(金) 00:42:06 ID:9uD/BsMm0
【 過去ログ 】
名作ショートショートをAA化しよう
http://choco.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1013998568/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第弐幕
http://aa.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1025145385/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第参幕
http://aa.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1034865311/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第四幕
http://aa.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1043238797/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第五幕
http://aa.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1051346346/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第六幕
http://aa.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1055918423/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第七幕
http://aa.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1058963895/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第八幕
http://aa.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1063366069/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第九幕
http://aa.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1068214326/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第十幕
http://aa3.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1072770040/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第十一幕
http://aa3.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1077367358/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第十二幕
http://aa3.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1079103004/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第十三幕
http://aa3.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1079613241/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第十四幕
http://aa4.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1082021057/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第十五幕
http://aa4.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1084311421/

3 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/10/23(金) 00:43:00 ID:9uD/BsMm0
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第十六幕
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1087323593/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第十七幕
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1090819493/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第十八幕
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1097493311/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第十九幕
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1103547164/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第二十幕
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1107016703/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第二十一幕
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1111598334/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第二十二幕
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1115728517/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第二十三幕
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1119087214/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第二十四幕
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1127219310/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第二十五幕
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1141827977/
☆名作ショートショートをAA化しよう☆第二十六幕
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1197108202/

4 :(1/21):2009/10/23(金) 00:44:09 ID:9uD/BsMm0


    ┌──────────────────────
    │ さて、ところで、その問題の時間、夕方の六時から
    │ 十時ごろまでというわけですが……
    └──────────v───────────‐



                   ∧∧     __
                   ( ゚Д゚ )     (Oヽ
                      ∪y∪      ||
            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(二) ̄ ̄



       ┌────────^─────────
       │ あなたはどこでなにをしていましたか。
       └─────────────────‐


5 :(2/21):2009/10/23(金) 00:45:00 ID:9uD/BsMm0


   /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ┌─────────────────────────
 │ 被害者はあなたのとなりの部屋の住人。
 │ 首を絞められ、額は不明だが金を奪われた形跡もあった。
 └─────v───────────────────‐
    |             ||_||_||_||
    |              ̄ ̄ ̄
    |
    |                 __
    |               / O)
   / ̄ ̄ ̄∧∧ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  /      ( ,,゚Д) / ̄ ̄ ̄(二) ̄ ̄∧_∧
/       ( <y>つ          /(Д` i|l )
         | /          // ∪   )
         し|二二二二二二二| |   (  ┳


 ┌─────^──────────────────────
 │ そして、被害者の部屋のなかにはあなたの指紋が残っていた。
 └───────────────────────────‐


6 :(3/21):2009/10/23(金) 00:45:42 ID:9uD/BsMm0


  ┌──────────
  │ その時間ぼくは……
  └─────v────‐


         ∧_∧           ∧∧
         (; ´Д`)          (゚,,  )
         ( ∪ ∪           (   )


                ┌───────‐^─────────────
                │ だまっていると、きみの立場はますます悪くなる。
                │ 話すことだな。
      ┌──‐^─┴─────────────────────
      | 外出していました。
      └─────┬──────‐^───
                  | 友人の家へでもかい。
                  └──────────


7 :(4/21):2009/10/23(金) 00:46:36 ID:9uD/BsMm0


 ┌───────────────────────────
 │ そうじゃないのです。ひとりでいても退屈なので
 │ あてもなしに外出しました。盛り場へでも行こうと思いましてね。
 | うちのそばの私鉄を利用して行きました。
 └───────────────────────────

        ||               /   ||
        ||        ∧_∧ /      .||
        ||       ( ´∀`)       ||
 ____||      ( つc□)  /   .||
  (⌒;;;)| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| (⌒;;)
 (  ;;;⌒;;)| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄(⌒;;;;;;  ;;)


              | ||  //  ||   // ||        |        |:| ||  ̄ ̄
              | || || ̄ ̄ ̄ ̄||/.. ||       [|]       |:| ||/二二
              | || ||        ||:  ||        |        |:|| ̄ ̄ ̄
              | || ||____||:  || ∧_∧ |        |:||
              | || ..| |゙... ||..| |゙...  ||(  ´∀)|        |:||
              ̄ ̄ . |_| ̄ ̄|_| ̄ ̄ (    ) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                          人  Y

┌──────────────────────────────
│ まず喫茶店へ入りましたよ。結構混んでいました。
│ コーヒーを一杯だけ飲んで出ました。それから、道路を歩きましたよ。
| 店のショーウインドウを、のぞきながらね。
│ 入った店もあったと思いますが、なにも買いませんでした。
└──────────────────────────────


8 :(5/21):2009/10/23(金) 00:47:21 ID:9uD/BsMm0


        ┌──────────────────────
        | そんなことで、一時間ほどつぶしたことになるね。
    ┌─┴─────────v─────────────
    │ そうです。映画館が目に入りました。このところの評判の
    │ 外国映画をやっているじゃありませんか。
    | それを見ました。ストーリーを、お話しましょうか。
    └───────────v─────────────‐


               __    ∧_∧
              / O)   ( ´Д` )
                ||     (つ   )
            ̄ ̄(二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    ∧∧
           ______(   )_______
                    (   )


     ┌──────────^───────────
     │ その必要はないよ。日によってストーリーが
     │ 変わるわけじゃないからな。で、それからどうした。
     └──────────────────────


9 :(6/21):2009/10/23(金) 00:48:46 ID:9uD/BsMm0


 ┌─────────────────────────────
 │( ´Д`) 帰宅しました。どこかで食事をしようかとも考えたのですが
 │      ちょうど大きなスーパーマーケットがあいてました。
 |      そこで調理ずみのものを、いくつか買って帰ったのです。
 │      温めれば、簡単に出来あがるやつをです。
 └─────────────────────────────


          ===========┴========┴===========
                   ||             ||
          □ □ □ □ □\[][][][][][][][] \
           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∧_∧ ̄|| ̄
           □) □) □) □)\□ □ (∀`  )■ \
           ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ (   O) || ̄
          =======================Y [_]======


  ┌─────────────────────────────
  │(,,゚Д゚) それが十一時というわけだな。わかった。
  │    そこでだ。その外出中、だれか知りあいに会いませんでしたか。
  └─────────────────────────────


10 :(7/21):2009/10/23(金) 00:49:44 ID:9uD/BsMm0


  ┌──────────
  │ 会いませんでした。
  └─────v────‐


         ∧_∧           ∧∧
         ( ´−`)          (゚,,  )
         (    )          と   )


                     ┌───‐^───‐
                     │ だれにもかい。
     ┌───^─────┴───────────────────
     | ぼくは、地方都市から働きに出てきたのです。
     | だから、友人もあまりいない。それに社交的な性質でもないのです。
     | さっき外出のことを話しかけてやめたのもそのためです。
     └────────────────────────────‐


11 :(8/21):2009/10/23(金) 00:50:42 ID:9uD/BsMm0


 ┌──────────────────────
 │ だれとも会話をかわさなかった。
 | 作り話だろうと言われたら、それまでですからね。
 | 一日前の行動と思われても、仕方ない。
 └─────┬v─────────────────────────‐
    |       │ そうひがむことはないよ。警察は善良な市民の味方なのだ。
    |       │ その外出中にだが、きみは他人の目にとまるようなことを
    |       | なにかしなかったかね。よく思い出してくれないか。
    |       └───────────‐v──────────────
    |
    |
    |
   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∧∧ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  /       ∧_∧   / (Oヽ ̄ ̄ ̄ (゚Д゚,,)
/        ( ´−`) /    ||     ( <y>つ
         (    /    (二)  //|  |
          ┳ )|二二二二二二二| |  し'`J

 ┌──────^─────────────────────‐
 │ そんなふうに言われると、もう、どうしようもありません。
 | ぼくを、ごらんになって下さい。どこといって、特徴がないでしょう。
 |
 | 中肉中背、美男子でもなければ、ぶおとこでもない。
 | 目つきも悪ければいいんでしょうが、そんなこともない。
 └────────────────────────────


12 :(9/21):2009/10/23(金) 00:51:46 ID:9uD/BsMm0


┌────────────────────────────────────────
| 身体の健全が唯一のとりえと思っていたが、こうなるとそうも言えなくなって来た。
| どこかに欠陥でもあったら、そういえばあんなお客がと誰かが証言してくれたかもしれない……
└─────────────────────v──────────────────‐
      ┌─────
      │ まあまあ。
      └──v──‐

          ∧∧                  ∧_∧
         ( ,,゚Д)                 (−`  )
         (つy>つ                (     )

  ┌───────────────────‐^────────────
  │ それに、ぼくは性格的におとなしいのです。
  | 乱暴な動作、だらしないかっこう、そういうことができない。
  | 大都会で平穏に生きてゆくのには、そのほうがいいと思ったからです。
  |
  | しかし、まちがいだった。こんなことに巻き込まれると知っていたら
  | 他人が顔をしかめるようなことを、つとめてやるようにしていればよかった。
  └────────────────────────────────


13 :(10/21):2009/10/23(金) 00:52:30 ID:9uD/BsMm0


 ┌──────────────────────────────
 │ ……気の毒だ。同情するよ。われわれもできるだけのことはやる。
 | きみの写真を持って聞きこみに回らせる。やるべきことは、きちんとね。
 | その結果がはっきりするまで、ここに泊まってもらうことになるが。
 └──────v───┬────────────────────
                   | つまり、だめってことですね。
                   | いい報告の、もたらされるわけがない。
                   | ぼくへの疑いは、晴れっこない。
                   └──────────‐v─救ワレル道ハナインダ─

           ∧∧                  ∧_∧
          (;-Д)                 (´Д`゚i|l)
          (つy>つ                 ∩ ∩ )


   ┌────‐^─────────
   │ しかし、万一ということもあるよ。
   └──────────┬────────‐^─────
                   │  万にひとつじゃありませんか。
                   └──────────────


14 :(11/21):2009/10/23(金) 00:53:15 ID:9uD/BsMm0


── 翌日 ──

 ┌─────────────────────────
 │ おめでとう。疑いは晴れた。帰っていいよ。すまなかった。
 │ しかし、これも職務でね。悪く思わないでくれ。
 └─────v───────────────────‐
    |             ||_||_||_||
    |              ̄ ̄ ̄
    |
    |                 __
    |               / O)
   / ̄ ̄ ̄∧∧ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  /      (,,゚Д゚) / ̄ ̄ ̄(二) ̄ ̄∧_∧
/       と <y>つ          /(Д`  )
         | /          // ∪   )
         し|二二二二二二二| |   (  ┳

                 ┌───────‐^──────────────
                 │ つまり、ぼくの外出が立証できたというわけですね。
     ┌──‐^──┴──────────────────────
     | そうだよ。証言してくれる人がいた。
     └────────────────


15 :(12/21):2009/10/23(金) 00:54:11 ID:9uD/BsMm0


 ┌────────────────────
 │ それは、だれです。教えてくれませんか。
 │ お礼のあいさつぐらいしておきたい気分です。
 └────────v───────────‐

            ∧_∧ +             ∧∧
             + (* ´∀`)           (゚Д゚,,)
            (  (S) )              (<y> )

     ┌────────────────^──────────‐
     | 秘密にしておくこともない。教えてあげよう。まず、私鉄の駅員。
     | キオスクの店員。喫茶店のウェイトレス。商店の人たち……
     └───────────────────────────



     ┌───────────
     │ なんでまた、そんなに。
     └─────v─────‐

              ?
            ∧_∧            ∧∧
            ( ´Д`)               (゚Д゚,,)
            (  (S) )              (<y> )

   ┌─────────────────^───────────‐
   | そこまで警察はタッチしないよ。問題の時間にきみを
   | 見かけた人がいる。しかも、ひとりだけじゃない。それで充分なのだ。
   └─────────────────────────────


16 :(13/21):2009/10/23(金) 00:55:02 ID:9uD/BsMm0


     ┌──────────────────────
     │ 信じられないけど、うそではないようですね。
     │ じゃあ、ぼくが、じかに聞いてみることにしますよ。
     └───────────v──────────‐


                     ∧_∧
                     ( ´∀`)
                     (    つ



  _______ __________ _______
  ―――――――||_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/||―――――――|─────
   GAME       ||_/|_coffee_| _/_/_/_/_/_/||   fashion    | |____|
  _______||_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/||_______| _____
       ____ ||   ___  ___  ||. , _,、  Uミ    | .___
     |  UFO  |.||  |    |  ||_||_||  ||. 〉 〈 ≪__〉\  | || ̄|| ̄||
     |~ ̄<> ̄~|.||  |  、 |  || ̄|| ̄||  || l__l ノ__ゝ.\ | ||_||_||
     |       .|.||  | \ |   ∧_∧  .||_______| || ̄|| ̄||
     |~ ̄ ̄ ̄~|.||  |    |  ( ´∀`) .||□□□□□□□| ||_||_||
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(    ) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    人  Y
                    (__(__)


17 :(14/21):2009/10/23(金) 00:55:55 ID:9uD/BsMm0


     | |--´i i`--,,--|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|--,---, ,-------´
     | | ||///||  `ー―――‐´ ○  | |       ___
     | | ||///||       | ;;;;;;;;;;;;l::l;;;;;;;;;;| |   _,,.-r ´o    o`n
     | | ||///||       | ;;;;;;;;;;;;l::l;;;;;;;;;;| |-‐'´i _ r ,| i ̄ ̄ ̄ ̄i |
     | | ||///||二二]  |;;;;;;;;;;;l::l;;;;;;;;;;| |oロD|i_i.|,,|| `ー――‐´ |
     | | ||///||r‐‐j |.  | ;;;;;;;;;;;i::i;;;;;;;;;;| |`'‐-!、,|,,|| o [二二]  |
     | | ||///||  ̄ |.    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | -  `''‐'、 ______j
     | | ||///||―‐'´     ___  .!、!   o   ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;''''
     | | ||//y''       ヽ=_=ノ        n   \
     | |  `´          ( ^ω^ )         ´   \
     `'´             /    、rァ            Tj  \
                    ∪ l |'


 ┌─────────────‐^───────────────
 | あなたのような青年は、珍しい。なんにも特徴がないんですからね。
 | ある時代には、多かったのですかな。物足りないような
 | ほっとさせるような、いらいらさせるような。いやでも目につきますよ。
 └─────────────────────────────


18 :(15/21):2009/10/23(金) 00:56:44 ID:9uD/BsMm0

                                    _______
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\             |\
                          \.             |  \
==================================  .           |    ===========
         ||             ||               |   ||   ▽ ▽ ▽
□ □ □ □ □\[][][][][][][][] \           |   ||\ ± ± ±
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄           ∧□∧.||   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 □) □) □) □)\□ □ □■ ■ ■ \.          ( ・∀・ )|\__(_)_
 ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ || ̄         ( つ┤つ___/
=================================           し_) ) |      |====
                                         |___|

┌───────────────────────‐^──────────
| 見たら、忘れられない顔ですね。だから、じろじろ見なおすこともない。
| どこがどうって、うまく説明できませんな。人間の顔って、微妙なものですからね。
└──────────────────────────────────


19 :(16/21):2009/10/23(金) 00:57:29 ID:9uD/BsMm0


         ____      ∧ ∧
        /    /|     (*゚ー゚)
      /    /  |     ハ y つ
  ___/       ̄ ̄ ̄■廿▲ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄■廿▲ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   /
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |     ━┳━     ━┳━    ━┳━.     ━┳━
   |____________┃ ______________┃_____________┃__________┃______
            ┻         ┻        ┻.        ┻


    ┌───────────‐^──────────────
    | つまりね、あなたって、普通の男と、どこかちがうのよ。
    | なにかを鼻にかけてるってとこがないでしょ。
    | 別に魅力的ってわけじゃないけど、そこが印象に残るのね。
    └──────────────────────────


20 :(17/21):2009/10/23(金) 00:58:21 ID:9uD/BsMm0

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .


                  ______
                  |//       |
                  |/           |
                  | ∧_∧.∧_∧
                  | ( ´Д`(    )
                  | (    (    )

                          o
                          O
   ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_
   (
   )  ぼくは、そんな人間だったのか。ぜんぜん知らなかった。
   (  この顔がねえ。そんなに人びとの注目をあびるものとはねえ。
   )  個性がほどほどの顔など、どうやれば身につくのか……ん……
   (
   ⌒ヽ_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ/⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、


21 :(18/21):2009/10/23(金) 00:59:13 ID:9uD/BsMm0


                   ∧_∧
                   (´Д` ) 。o(もしかしてあの時……)
                  (    )
                    o
                    O
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .

                  +
                I キラッ

                    ∧_∧   / ̄ ̄ ̄
                    (    ) <  おっ。
                            \___


                    ∧_∧
                    (´∀` )
                 Iと    )

                ┌───^────
                │ へへ、ラッキー。
                └───────‐


22 :(19/21):2009/10/23(金) 00:59:58 ID:9uD/BsMm0


                   ∧_∧
                   (´Д` ;) 。o(まさか、あの時も……)
                  (    )
                    o
                    O
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .

    o。o。.|0o/  l  ! .|    |   | .l  |,r'
    。o。o.|/./| .l/ . |    |. .  | .l/
     ̄ ̄|  l  l     |    |    |/
        |  |/     . |    |  /
        |         |__|/     ∧_∧ ∩
        |     /| |          (´∀`* //  ウーィヒック
        |   /  | |       ⊂二     /
        | .  |  . . |,r'        |  )   /
        | .  |  /        口口/    )
        | .  |/            ( <⌒<.<
        |  /              >/


       |  |      |        /    |
       |丶|‐'     |      ∧_∧.     |
       |::::||      |     (ill´Д`) オエエッ
.      ‐|::::||      |   /ノ つ!;:i;l 。゚・  |
       |ー''|      | ../ と__)i:;l|;:;::;::⊃|
   __|  |___|/  ⊂;::;.,.';;;;'::.:.;::.⊃ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       |  |                     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      "'"''"

23 :(20/21):2009/10/23(金) 01:00:47 ID:9uD/BsMm0


  ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ
  (
  )  それらも、みなだれかに見られ、顔をおぼえられているのだろうか。
  (
  ⌒ヽ_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ/⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ
                      O
                      o


                    :∧_∧:
                    :( ゚Д゚ i|l):
                   :(    ):


                      o
                      O
  ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ
  (
  )  不正乗車なんか、できたものじゃないし、どさくさまぎれに
  (  かっぱらいをやったら、ぼくひとりだけ、とっつかまるにちがいない。
  )  レストランの前で入ろうかどうしようか迷ったりも
  (  紙くずの投げ捨ても、なにもかも注意しなければならないのだ。
  )
  ⌒ヽ_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ/⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ


24 :(21/21):2009/10/23(金) 01:01:36 ID:9uD/BsMm0



         //  _//       //
        / / __,‐⌒ 〈      //      今後いつまで
       / / /   '─ \     / /    正常な神経のまま
      //ノ ノ-、 (○つ\  / /        生きていけるだろう。
    //\ 。(○)   ゚    ヽ l l
    /   ヽ U  ト-ー'i    )| |     あるいは
          ノ    `⌒''   ノ | |       アリバイのないまま
        (           }ノ ノ   刑務所へ入れられてたほうが
         ヽ        //      気が楽だったのでは……。
          ヽ      //



                         出典 星 新一
                             「ご依頼の件」 より 『アリバイ』



25 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/10/23(金) 01:18:39 ID:9uD/BsMm0
前スレが作品未投下のまま落ちてしまったのでスレ番はそのままにしました

26 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/10/23(金) 01:19:12 ID:L6AA2CXq0
>>25
乙彼

27 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/10/23(金) 01:22:22 ID:zSqmwdmR0
乙華麗

28 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/10/23(金) 15:42:08 ID:ImiO/4qk0
おつかれい

29 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/10/23(金) 17:07:03 ID:l+s6MSpf0
( ・_,・)ケッ

30 : ◆wxEuQtlcG. :2009/10/24(土) 00:03:48 ID:VU+NhxL/0
>>189
ええやん!ええやん!

31 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/10/24(土) 09:31:40 ID:rEypfeiv0
作品投下、スレ建てともに乙
無個性が強力な個性になってしまうってのは皮肉だね

32 :(1/21):2009/10/24(土) 16:36:14 ID:UKWUsSfP0

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
       ここは熱帯地方にある、小さな国。のんびりした
おだやかなところと思う人もあるだろうが、そんな風情ではなかった。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

 (    ⌒ヽ         _,,...-‐‐''"" ̄     /  /  |  \    (
  ゝ      ⌒ヽ,, __,,,....--―-..、        /   /   |    \  ,(
 (          /  ,,,,,,,,,;;》》》〉〉ゞ      /    /    |     ( 
_,,...-‐‐--..,,,_   / ミ''           /     /      />  />
>〉〉》》》》>>,, `ヽ、,r'~ ̄ ̄`ヽ、 ̄+; ̄ ̄ __ ̄ ̄ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,,_p/>
    _____,,,...(,;;)/⌒ヽ、"",,, ヽ、 。..: _'. ! ..::::. / ...:::::...... 。゚。,,,_p/> .....::::
,,r''~ ̄,,,,,,;;;;《《(,;;);;)彡 ヽ  彡,,ゝ /  | .::::: *....::::... ........+::::::::.......
《《《<""  ,r';i;i/ ..::.  彡 ) +:::  | /...........::::::::..:::::.. 。...:::::::::::::..... .::::::
。.... ::::: ,r'ww/ :::::::::: 彡ノ::. / ̄ ̄|  。..::::...... 。...::  ......*.....::::::::..:::::..:
〜;,,。,r';i;i;i;i;i/ :::::::... ::  /     |  .........:::::::::::::::::.........::...:::::::...::::::::::::::.....:
    /www,'.。.... 。.... . . |     /。.....゚ .........。・...。.... 。 。。..::::...... 。..
  /;i;i;i;i;i;,'. ~^^゚〜〜~゚^ |__/〜〜・。,,,,:〜"~~。〜・" ゚''〜。,,, 。....゚....
 /w;w;w,'                                 ~^^゚〜・
/;;;i;;i;i;i;i;i
;w;w;w;ii
;;i;;i;i;i;i;i

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      共和制で、大統領が元首ということになっているが
  全権と秘密警察とをにぎっていた。反対派はすべて弾圧された。
           つまり、独裁者というべきだった。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

33 :(2/21):2009/10/24(土) 16:36:57 ID:UKWUsSfP0

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        独裁者だからなにもかも自由に決定できた。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::



                   川
                   ∧∧
                  (*゚∀゚)')
                  と  l
   .        ∧_∧  〜(⊃ノ
           Σ(; ´Д)    `J
             ノ~,   iO)、            ∧_∧
     .| ̄ ̄|~. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄Σ(∀・ ; ,)      ∧w∧
  ∧_∧.    |               ┌─┬┴⊂  〇 ) ,,'⌒丶、 (゚Д゚ ;)
 ( ; `).    |               │  │  │ | │_ゝ@==>(〈y〉 )
┏━┳┓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|   │  │  (__)__,) (・ω・`;) ̄ ̄ ̄
┃  ┃┗┓        |      |   │  │ ̄ ̄ ̄| ̄~i ( =|=,~ ),,
┗━╋━┛        |      |   │  │ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄|⌒(⌒,,_,)
  ┏┻┓_         │,   │   │  │ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|(__) ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
 非公開の法廷へ出かけていって、勝手に宣告を下すこともできた。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

34 :(3/21):2009/10/24(土) 16:37:41 ID:UKWUsSfP0


    ┌─────────────────────
    │ オマエハ外国ノスパイト判明シタ。ヨッテ、死刑ヲ宣告スル。
    └──────────v──────────‐


   .        ∧_∧   ∧∧
            ( ´Д`)  (*゚∀゚)
             ノ~,   iO)、  (l   l       ∧_∧
     .| ̄ ̄|~. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.| (Д・ ; ,)      ∧w∧
  ∧_∧.    |               ┌─┬┴⊂  〇 ) ,,'⌒丶、 (゚Д゚  )
 (   `)    |               │  │  │ | │_ゝ@==>(〈y〉 )
┏━┳┓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|   │  │  (__)__,) (・ω・` ) ̄ ̄ ̄
┃  ┃┗┓        |      |   │  │ ̄ ̄ ̄| ̄~i ( =|=,~ ),,
┗━╋━┛        |      |   │  │ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄|⌒(⌒,,_,)
  ┏┻┓_         │,   │   │  │ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|(__) ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

        ┌──────────────^───────‐
        │ スパイなんかじゃありません。
        | わたしは、ただ観光旅行にやってきただけで……
        └──────────────────────


35 :(4/21):2009/10/24(土) 16:38:24 ID:UKWUsSfP0


  ┌──────────────────────────
  │ イマサラ弁解シテモ無駄ダ。ワガ秘密警察ノ目ヲゴマカスコトハデキナイ。
  | モハヤ死刑ト確定シタノダ。シカシ、特別ナ慈悲ヲモッテ、処刑ヲイクラカ
  | 延期シテヤッテモイイ。モシ、ソレヲ望ムナラバダガ……
  ├────────────v─────────────
  │ 急いで死にたがるものなど、いるわけがありません。
  │ お願いします。出来るだけ延期して下さい。
  │ いったい、どれくらいの期間、のばしていただけるのですか。
  └────────────v─────────────‐

                    ∧ ∧
                  ('(*゚∀゚*)')
                      l   l
             / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
            ┃ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄┃
            ┃                ┃
            ┃_                  _┃
                    ∧_∧
                   (   ;)
                   (  ○ )

            ┌─────^─────‐
            │ ソレハ、オマエノ腕シダイダナ。
            ├─────^─────‐
            │ どういう意味でしょうか。
            └───────────


36 :(5/21):2009/10/24(土) 16:39:24 ID:UKWUsSfP0


 ┌─────────────────────────
 │ ココニ、生マレテ間モナイライオンノ子ガイル。コノ世話ヲ、オマエニ命ジル。
 │ 世話ヲオコタッタリ、コレガ死ンダラ、猶予ハ取リ消サレ
 | オマエハタダチニ処刑サレルコトトナル。
 └─────v───────────────────‐


        ∧ ∧∧∧
         (*゚∀( ・ω・)
        (  つ,_っっ           ∧_∧
   | ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|      (∀・; )


      ┌──────────────^───────────‐
      │ ありがたくお受けします。なんのためかはわかりませんが
      | 大事にめんどうをみますよ。文字どおり、命がけでやります。
      └──────────────────────────


37 :(6/21):2009/10/24(土) 16:40:10 ID:UKWUsSfP0

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   ライオンの子と男とは、サクで囲われた一画に収容された。
サクのなかは結構ひろく、台所用品のそろった小屋もあてがわれた。
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             ∧_∧
            ( ・∀・)    ∧ ∧
            ( つ つ   (・ω・ )
            し_)_)   ヽuu,ノっ

┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼
┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼
.::..:.wWw.::..:.wWw.::..:.wWw.::..:..::wWw.::..:..::..:.wWw.::..:..wWw. ∧∧wWw.::..:.w
"~" '''"~" '''"~" '''"~" '''"" ~""' ''"" ~" "'''" "' ''"" ~" "'¶(,,゚Д゚)
                                     (0))  l


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  しかし、逃げることは不可能だった。いつも銃を持った番人がおり
毎日肉や野菜や水といったたぐいを、サク越しにほうりこんでくれる。
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38 :(7/21):2009/10/24(土) 16:40:54 ID:UKWUsSfP0

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自分の分と一緒にライオンの分の料理を作り、清潔にしておいた方が
  病気にかかる率も少ないだろうとからだを洗ってやったりもした。
        なにしろ、これに命がかかっているのだ。
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     ∧_∧
    ( ・∀・)γ ⌒ヽ ゚
    (  つ[]ゝ ・ω・ )
    と_)_)( ゚ ⌒ ) .o  ∧_∧
                 ( ・∀・)Ψ      ∧ ∧
                 (つ   つ     (( (・ω・()゛))
                 と_)_) ⊂⊃  ⊂⊃u_,)っ

                                 ∧_∧
                                (・∀・ )
                      ∧∧       (  つつ
                      ( ・ω)     / ゝ 〉
                     c´ っっ    (_(__)


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   そのライオンの子はオスだったが、精神的苦痛はなかった。
         事実、まったくかわいらしかったからだ。
  一緒にサクの中を走りまわるなど、なかなか楽しい日常だった。
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39 :(8/21):2009/10/24(土) 16:41:53 ID:UKWUsSfP0

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 しかし運動するようになるとそれだけライオンの食欲もふえるのだ。
         男は、サクのそとの番人に声をかけた。
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 ┌────────────────────────
 │ ライオンのぼうやが、もっとたくさん食べたがっている。
 └───────‐v────────────────


            ∧_∧     ∧∧
           (; ・∀・)    (゚Д゚,,)¶
┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─(  ((0)─┼─┼─┼─┼─┼─┼
┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─ |   |.‐─┼─┼─┼─┼─┼─┼


         ┌────────^────────‐
         │ そうだろうな。成長しているのだから。
         └─────────────────


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
            それを聞いて、男は青ざめた。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

40 :(9/21):2009/10/24(土) 16:42:43 ID:UKWUsSfP0


┌─────────────────────────────
│ わかってきたぞ。ライオンを育てるためにはそれだけ
│ おれの食う分をへらさなければならない。そうして徐々に
| おれを飢え死にさせようという計画だな。なんというひどい処刑法だ。
└──────────────v──────────────‐


                    ∧_∧
                    (;・Д・ )  ∧∧
┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─(゚   ¶┼─┼─┼─┼─┼─
┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─(   l|┼─┼─┼─┼─┼─


     ┌──────────────‐^────────────
     │ そうあわてるな。そんなことはない。
     | 食料がいるのなら、要求してくれ。明日から量を増やしてやる。
     └───────────────────────────


41 :(10/21):2009/10/24(土) 16:43:27 ID:UKWUsSfP0

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   その約束ははたされた。男は飢え死にの心配から解放され
  ほっとした。安心して、ライオンの子と遊ぶ。それで日をすごした。
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      ┌─────────────────
      │ 元気でいてくれよ。おまえに死なれたら
      │ とんでもないことになってしまうのだ。
      └───────v─────────‐


                ∧_∧    z
               (; -∀-∧ ∧ z
               (  つ( -ω-)
               と_)_ ヽ uuノ


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心をこめた男の世話のためか、ライオンはもともと丈夫なものなのか
      べつに病気になることもなく、元気なものだった。
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42 :(11/21):2009/10/24(土) 16:44:11 ID:UKWUsSfP0


  ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒
  (
  )  しかし、あの独裁者、なんでこんな寛大な処置を
  (   とってくれたのだろう。その気なら即座に銃殺することだって……
  )  気まぐれで、ふと思いついたのだろうか。
  ( 
  ⌒ヽ_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ/⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ
                    O
                    o
                   。

                 ∧_∧    z
                ( ・∀・∧ ∧ z
                (  つ( -ω-)
                と_)_ ヽ uuノ


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
   しかし、月日がたつうちに、事態の深刻さがわかってきた。
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43 :(12/21):2009/10/24(土) 16:44:55 ID:UKWUsSfP0

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    ライオンはしだいに大きくなり、からだつきはたくましくなり
       うなり声も大きくなった。歯や爪も鋭さをました。
        しだいに野生を示しはじめてきたのだった。
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                        _,∧从∧_
                        / yvwvy、ヽ
                        ル' ・ω・ レ,;;i
                        'i;、,_,,..ノ,;;jリ、_
                        _レ' w 'y,,;ソ  , `メ〜
                       〔_〔__ノ__(_⌒つ

          :∧_∧:
          :(l|i ・Д):
          :(    つ:
           o
          O
  ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ
  (
  )  いつの日か、おれは食い殺されることになるのではないか。
  (   といって、防御のためにライオンを殺すことは……どうすれば……
  )
  ⌒ヽ_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ/⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ⌒ヽ、_ノ


44 :(13/21):2009/10/24(土) 16:45:37 ID:UKWUsSfP0


  ┌───────────────────────────
  │ やっと気づいたようだな。そういうことさ。
  | みせしめのためだ。こういう処刑がなされたとの話が広まれば
  | 二度とスパイも潜入してこなくなるだろう。
  └───────‐v───────────────────


              ∧∧     ∧_∧
             ¶(,,゚Д゚)    (・Д・ ;)
┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─と    つ┼─┼─┼─┼─┼─┼─
┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼‐─ノ 人 ヽ ┼─┼─┼─┼─┼─┼─


                    ┌──‐^──
                    │ 残酷だ。
      ┌─────^──┴──────────
      | 残酷でなかったら、みせしめにならないよ。
      | わが元首は、頭がいいのだ。
      └───────────────────


45 :(14/21):2009/10/24(土) 16:46:21 ID:UKWUsSfP0


          ┌──────────────────
          │ いったい、ライオンが完全に猛獣としての
          | 野生に戻るのは、あとどれくらいなんだ。
          └───────‐v──────────

                   _,∧从∧_
                   / yvwvy、ヽ
                   ル' ・W・ レ,;;i クワッ
                   'i;、,_,,..ノ,;;jリ、_
                   _レ' w 'y,,;ソ  , `メ〜
                  〔_〔__ノ__(_⌒つ


                    ∧_∧
                    (; ・Д) ∧∧
┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼(    ¶┼─┼─┼─┼─┼─┼
┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼(   l|┼─┼─┼─┼─┼─┼

 ┌────────────────‐^───────────
 │ 教えないよ。いっとくがね、それを手なずけようとしても無駄だよ。
 | そいつは、特別に凶暴なライオンの子なんだから。
 └────────────────────────────


46 :(15/21):2009/10/24(土) 16:47:06 ID:UKWUsSfP0

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     なにもかも絶望的だった。ライオンはさらに大きくなる。
   ふざけ半分に小屋の戸に飛びかかり、それを壊してしまった。
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              / )从∧
           ( \/ /wvy、ヽ   <./|   /|     /\___
            ヽ/ /ω・レ/⌒ヽ  / .| / /    /    //
            / /\/ ,ヘ  i   ̄ > \_/   /____//
            し' \_/    i  />      ̄ ̄ ̄ ̄
               i⌒ヽ  ./   ̄>__
           /⌒ヽ i  i  \(    .|/  / /\
           i    | /ヽ   ヽ  ∠__/   ̄
           ヽ ヽ| |、 \_ノ  >   <>
             \|  )  ̄  ./V 
              .ノ ./⌒)∧ /
           / し'.ヽ ( .∨
          //    し'  / /\


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
    小屋にとじこもって身を守ることも、男にはできなくなった。
          ほえる声も、一段とすごみをました。
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47 :(16/21):2009/10/24(土) 16:47:52 ID:UKWUsSfP0

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
               そして、ある日……
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                         _______
                        ///// ̄ ̄\\
                       /////      \\
                         └┬──┘        ├┘
                           |   |         |
             ∧∧          |   |         |
┼─┼─┼─┼─¶(   ゚)┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼
┼─┼─┼─┼─|l    )┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼

      ┌────^──────────────‐
      │ おーい。…………返事がない。もしや……
      └───────────────────





              |
              |
              |    ミ  ∧∧
              |    ミ  ( ゚Д゚ ) バッ
              |     エi-u-=---i。
              |      ヽ_つ-m-'


48 :(17/21):2009/10/24(土) 16:48:36 ID:UKWUsSfP0


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::::::.......    |             
::::::.......    |              
       |_______    ::,∴',.;.
       ||          | ヾ,`;;.;',
       ||___    _ _____|      _,∧从∧_  ;;;∴':,: .:.  ;゚∴;:o
      /  ("´ ̄`)..   /|     / yvwvy、ヽ ZZz...    .;.'';;.'';;. .';
     ノ⌒~⌒⌒"⌒~"⌒\.::|     ル' -ω- レ,;;i
    / ζ;'";;@っ.' `.:ゝ ヽ`!' ̄ ̄ ̄ 'i;、,_,,..ノ,;;jリ、_ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  /,:  '´ ,._ 从,.;:;' 、  ヾ.,j (゚'#;;(;,. _レ' w 'y,,;ソ  , `メ〜   と@;::;…
/          ゛  ヽ., _)     〔_〔__ノ__(_⌒つ , ;:;)〜,   ';:,;'
|  ̄  ̄ ̄ . ̄  ̄ ̄.. ̄|| 、,;'  .,:;゚∵*'   ι cγ;',:,,)'   ,::,;:...   ,"ヾ,`;;.;',
|               ||_,ノ と_,,_      ' ';,.     。,,),,'ミ,;'ψ::ゞ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´

49 :(18/21):2009/10/24(土) 16:49:19 ID:UKWUsSfP0


  ┌─────────────────
  │ ついにやったぞ。さっそく報告に行こう。
  | 元首もさぞお喜びになるだろう。
  └──────‐v──────────


                       _、l _,∧从∧_
            ∧∧ ∧∧       / yvwvy、ヽ
           ('(,,゚∀゚≡゚∀)      ル' -ω・ レ,;;i
            |   ≡  つ        'i;、,_,,..ノ,;;jリ、_


   ┌────────‐^──────────────────
   │ おい、ライオン。おまえもお手柄だぞ。よくやってくれた。
   | もはや、この処刑場もご用ずみだ。サクの戸をあけておくから
   | 草原へ出て、あとは好きなように生きてくれ。
   └───────────────────────────


50 :(19/21):2009/10/24(土) 16:50:01 ID:UKWUsSfP0


                   _,∧从∧_
                   / ,yvwvyヽ
                   i;;レ ・ω・ ル'
                  _,リ;;,、.,,_,ノ,i、
┼─┼─┼─┼─┤    レ'w├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─
┼─┼─┼─┼─┤     〔__├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─
.wWw.::..:.wWw.::..:.ww.::..:.:.::..::...::...::...::wWw.::..:...:.w:...wWw.::..:..∧∧wWw.::..:.w:::::::ww:
"~" '''"~" '''"~" '''"~" '''"" ~""' ''"" ~" "'''" "' ''"" ~" "'¶(,,゚∀゚) 〜♪
                                     (0))  つ






                 _,∧从∧_
                 / yvwvy、ヽ
                 ル' ・ω・ レ,;;i
                 'i;、,_,,..ノ,;;jリ、_
                 ,レ' w 'y,,;ソ  , `メ〜
┼─┼─┼─┼─┤   ノ  ├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─
┼─┼─┼─┼─┤   〔__ノ ├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─
.wWw.::..:.wWw.::..:.ww.::..:.:.::..::...::...::...::wWw.::..:...:.w:...wWw.::..:..wWw.::..:.w::..:..wWw..::w


51 :(20/21):2009/10/24(土) 16:50:46 ID:UKWUsSfP0

|;:ilヾ \ |::;ii|   ヾ;ゞゞ''ノヾ|;:i|    ノヾゞ:ヾヾ::ヾ\ |i;;:iii| /;;ゞ :;ヾ:,    |i;ゞゞ
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':;,`:ヽ|/,'|:;:;ii|:,:;*.,:;/.:::;.:":::"''''⌒ヾゞ   γ''"""''""''"' |ii;;i;('')''"''''"""''"""'''''"""''
";*'.:.:;”:;゙|:;;iii|`:;,':,*”:;:;.,:;.:;'.:.:;”:;ヾヾ))  ((,:ソミ;.:';';';::;.:". |i;;;::;iii|`:;,':,:;.,:;.:;';',: ':::;.:".:;.:';
.:;”:`:;,' *”|:;:;ii|:,:;*.,:;/.:::;,':,*”:;:;.,:;.:;'.:ソ    "''~`''"゙"'''~ノ;;ii;:iilli;ゝ"''~`''"゙"''~`''"゙"''~゙
"''~`''"゙ ノノシillゝ"''~`''"゙"''~`''"゙"'_,∧从∧≡,∧从∧_ `'''''''''''''''"  ..,,、vji、iijww、ii..,
     "'''''''''"          / yvwvy、≡, yvwvyヽ    '""'''""'"""
 ,..,.,.,.,、             ル' ・ω・ ≡ ・ω・ ル'  キョロキョロ   ,..,.,.,.,、
           ''''""'"'''""" 'i;、,_,,..ノ≡,、.,,_,ノ,i
;;;ゝ);;));ヾ;;)              ,レ' w 'y,,;ソ  , `メ〜    ''"""~ 
))ゝ;;;ミ,,、,,;;;ゝ;;)ゝ))ゝ       ノ   ノ  ノ  〈  〈
;;;) ;;;)ヾミゞ((;;;ゝヾ;⌒;;)     〔__ノ〔__ノ ⌒ (_,ノ ''"""~
ヾミ;ソ(;;;ゝヾ;))ゝ;ミ;;(::;ゝ;;;))                        ,..,.,.,.,、






                    ┌────‐
                    | ふうっ。
                    └──v──

                   li|il
                 _,∧从∧_λ_λ
                 / yvwvy、ヽ∀・:;;)
               l|l ル' ω  レ,;;i:;;: と) ズルッ
               γ 'i;、,_,,..ノ,;;jリ、_ノl|l
              〔__ノレ' w 'y〔__〕 , `メ〜


52 :(21/21):2009/10/24(土) 16:51:33 ID:UKWUsSfP0


ノ;;ヾ ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ ヾゞ;|  <;;/::ヾゞ;;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞ;;::iiゞゞ;;ゞゞ;;ゞヾ;;>;ゞヾ;ゞ
ゞヾ ;ゞゞ;ゞiilヾ;ゞゞ゙ゞ;;:::ii|  |;:ヾゞ   "ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾiii| <:;ヾ:ヾ;;>ヾ;ゞ'';ゞヾ;ゞ
|;:ilヾ \ |::;ii|   ヾ;ゞゞ''ノヾ|;:i|    ノヾゞ:ヾヾ::ヾ\ |i;;:iii| /;;ゞ :;ヾ:,    |i;ゞゞ
|;:i|  \`'';:::ii| ヾ:ヾ;;>;ゞヾ|  |;:i|/^    '|i|  |;:i| \`";;::ii| ノ / :ヾ;;>ヾ;ゞ ;ゞヾゞ
|;:i|   ゙ヽ,;:;;;l| /゙;ゞゞ;ゞ:::ii|  |;:i|       |i|  |;:i|   ~|ii;;:ii"´/ |;;::ii|    |i|/
|;:i|     |:::;iii~ ノ  ,,|;;::ii|  |;:i|       |i|  |;:i|   |i::;;iii|~   .|;;::ii|  ''\|i|
':;,`:ヽ|/,'|:;:;ii|:,:;*.,:;/.:::;.:":::"''''⌒ヾゞ   γ''"""''""''"' |ii;;i;('')''"''''"""''"""'''''"""''
";*'.:.:;”:;゙|:;;iii|`:;,':,*”:;:;.,:;.:;'.:.:;”:;ヾヾ))  ((,:ソミ;.:';';';::;.:". |i;;;::;iii|`:;,':,:;.,:;.:;';',: ':::;.:".:;.:';
.:;”:`:;,' *”|:;:;ii|:,:;*.,:;/.:::;,':,*”:;:;.,:;.:;'.:ソ    "''~`''"゙"'''~ノ;;ii;:iilli;ゝ"''~`''"゙"''~`''"゙"''~゙
"''~`''"゙ ノノシillゝ"''~`''"゙"''~`''"゙"''~            "'''''''''''''''"  ..,,、vji、iijww、ii..,
     "'''''''''"               '""'''""'"""
 ,..,.,.,.,、          _,∧从∧_           ,..,.,.,.,、
              / yvwvy、ヽ     λ_λ         ,..,.,.,.,、
              ル' ω  レ,;;i     (;;:・∀・)
            γ 'i;、,_,,..ノ,;;jリ、_  (つ:;;:. と)
           〔__ノレ' w 'y〔__〕 , `メし_)_)

    ┌───────────────‐^──────────
    │ スパイの訓練所では、ずいぶんいろんなことを習ったものだ。
    | ライオンの急所だの、毛皮をはぐ技術まで教えられた。
    | なにも、そんなことまで身につける必要はないと
    | あの時は思ったものだったがな……
    └──────────────────────────


                         出典 星 新一
                             「かぼちゃの馬車」 より 『処刑場』


53 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/10/25(日) 11:02:35 ID:vfRsio3T0
(・∀・)イイネ!!

54 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/10/25(日) 16:07:06 ID:lVFmthFa0
なんという敏腕スパイ

55 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/10/25(日) 20:44:46 ID:Y9mfEyzH0
両作品ともイイヨー イイヨー

56 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/10/28(水) 15:15:47 ID:A8tQTd9c0
>>46でフイタ

57 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/10/28(水) 20:30:11 ID:rGI1AGYu0
いいね。

58 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/11/29(日) 08:12:08 ID:xntMN5Sh0
まとめが消えてる…

59 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/11/29(日) 16:55:39 ID:KVrPOqPP0
まとめ死んでんだけど・・・

60 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/11/29(日) 18:28:43 ID:ubXzLFMZ0
他作品の更新もさっぱりだし、おおもう・・・

61 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/12/17(木) 23:01:45 ID:XIkkkvC/0
まとめは移動しただけだな
ttp://www.toofectarts.com/videoshelf/shortshort/index.html

62 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 1/42 :2009/12/18(金) 23:45:07 ID:0LdnEVZi0

八杉将司 原作 『 異形コレクション39 ひとにぎりの異形 』 収録



                 \ │ /
  《  夏がきた 》       / ̄\
                 ─( ゚ ∀ ゚ )─
                   \_/
                 / │ \

                     ∩ ∧ ∧ ∩
             ∩∧ ∧ ∩ \ ( ゚∀゚) /
             ヽ( ゚∀゚ )/   |    /
              |   〈   |    |
              / /\」   / /\」
               ̄      /_/


※ 扉のAAは、必ずしも作品内容と合致するものではありません。

63 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 2/42 :2009/12/18(金) 23:46:12 ID:0LdnEVZi0


             ○
                               ○
                      O

           o
                                   ○

      O
                            o
              今日も雪が降る。

         o
                                O

  ○                  o
                                       ○

              O                o
       ○
                       ○


64 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 3/42 :2009/12/18(金) 23:47:14 ID:0LdnEVZi0

  o         。     o         O        。
       O            。          o
   。
      降り積もって、ボクらの村を押しつぶそうとする。
                        。           。
    o     。      o              o
 。                  °      。
      。        o      _,,, -‐'' ̄l     o    O
           , -―一''''""~   //  、\
 ヽ     o  /    O    //::::::::[.i]:::.、\     。
   O      / o      //:::ii::[]:::[_!]::[]::.、\       o
    \  / 。      ° //:::::ii:::[_i]:::[_!]::[l]:::.\\ __
_,,、_,,,,/        //:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ >   \
::::::::::::::::: |_______|/ 、─―――――――─< __,,,_」
⌒ ⌒  '----------‐'´:::::::::\__,,,...、____,,,__」 ::::::::::l
     ‐'⌒ ⌒⌒ ⌒⌒ ⌒ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l ,‐'⌒⌒⌒⌒


65 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 4/42 :2009/12/18(金) 23:48:23 ID:0LdnEVZi0

              ボクの父ちゃんは、雪から村の家を守る仕事をしている。
              あちこちの家に頼まれて、屋根の雪を下ろす。
 ハッ!    ⌒)   スコップで、大きな雪の塊を力強く放り投げる。
     ∧_∧
     (  ・Д)   ミ
   / r   j ヽ,     l ̄ ̄ ̄l      __   。
  (二_○}━━○━━⊃     |     |    \
    )    〈      l      l      \.....:::/
    /   _ ヽ       ̄ ̄ ̄   /\    ̄
    / /  l  |     \       l....:::|   <>   。
  ./  l   ⌒⌒ \   \      ̄
  /   |        ⌒ ⌒⌒⌒ヽ      。   /\
 ⌒⌒⌒               \         \_/
                     l     <>
       .........................:::::::::::::::::::::::::::::|
  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ
                |


66 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 5/42 :2009/12/18(金) 23:49:27 ID:0LdnEVZi0

:      ;
丶,_ _ 、'         ○     / ⌒ヽ
                      ヽ_ _ノ
     o    /|   __  \
        /   | ̄ /    \
         |       l       \
      ( 、  ・ |-/ノ、 __    |
        ヽ○}━━○/    〉   l
 / ⌒ヽ   /  ,、〈     ̄ ̄  /
 ヽ_ _ノ                  /   ○
                  //
      ○          / /         そんな父ちゃんを
                 /      o
                /              ボクは、すごくかっこいいと思う。

                °

              (⌒  ∧∧
                 (・∀・*)⊃
                 ∪


67 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 6/42 :2009/12/18(金) 23:50:37 ID:0LdnEVZi0

                 だから、ボクも大きくなったら
                 父ちゃんみたいになるんだ!
   ハッ ! ∧∧  ⌒)
     ( ;・∀)  _
      Ο ODーO|_) ◇ 。
      `∪           <>
   ....... ............ ........... .....\
  :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}   もう ───────────
  ――───―┬―一'  │ 危ないから、降りてきなさい。
              |        └────y─────────
              |
                 (⌒  ∧∧
                   (‘*  )
                   と  l


68 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 7/42 :2009/12/18(金) 23:51:42 ID:0LdnEVZi0

   o
       ⌒)  o        雪かきは、思っていたよりずっと大変な仕事だった。
 o    ∧∧     、__ノ
     ( ;>Д),-、       屋根の上の風はすごく冷たくて、雪は重かった。
     O=-O‐━' 。
     (,/ ∪  <>
   ............. ............ .....\
  ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
   ───―┬―一'
           |


69 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 8/42 :2009/12/18(金) 23:52:51 ID:0LdnEVZi0


         ∧_∧      でもボクはやめない。
        ( ・∀・)     大変だからこそ、文句ひとつ言わずにやり遂げる。
       /⌒    ⌒ヽ,
      |  人      ノ l   それがホントにかっこいいってことなんだ!
      /  〉 |     |  |
    ( ∪ l     l │
      ┳┛ |      |  _)
      ┃   |  |   |    ∧ ∧
      ┃   |  |   |   (・∀< )_
      ┃_  |  l  |  〇〕━〇|_)
     | ̄│ |  ||  |   | l  |
      |  |(___」L__,) (__,ノ、__,)
    ⌒⌒

70 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 9/42 :2009/12/18(金) 23:53:58 ID:0LdnEVZi0

だけど─

   。      °
     ∧∧  …
  。   (   ・)
     ODーO| ̄)
      ∪∪.  ̄ 、
   ............. ............ .....\
  ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
  ̄ ̄ ̄∨∨ ̄| ̄∨~
             |


71 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 10/42 :2009/12/18(金) 23:55:06 ID:0LdnEVZi0

雪はだんだん降らなくなった。

                   ┌───────
     ┌────    │ 雪減ったねぇ。
     │ うん…。    └───v────
     └──v──

         ∧∧  ⌒)     ∧∧  ⌒)
          (   ・)        ( ´∀`)
  ⌒⌒⌒ [ U l)   ⌒⌒⌒   [U  l)  ⌒⌒⌒
 ⌒⌒⌒⌒  (/∪  ⌒⌒⌒⌒  (/ ∪  ⌒⌒⌒⌒


72 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 11/42 :2009/12/18(金) 23:56:14 ID:0LdnEVZi0

それまでめったになかった青空も顔を出すようになった。

           ┌─────────────
           │ 昨日の夜はすごかったねぇ。
           └──────‐v──────‐
┌──────────────
│ うん、初めて見たよ、あんなの。
└─────‐v────────  ┌──────────
                          │ きれいだったよねぇ。
                          └────y──────
         ∧∧  ⌒)       ∧∧  ⌒)
          ( ・∀)         (´∀` )
  ⌒⌒⌒ [ U l)   ⌒⌒⌒  [U  l)   ⌒⌒⌒
 ⌒⌒⌒⌒  (/∪  ⌒⌒⌒⌒   (/ ∪  ⌒⌒⌒⌒


73 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 12/42 :2009/12/18(金) 23:57:21 ID:0LdnEVZi0

晴れた夜には、空全体が青く輝くのが見られた。

:::::::::        ::::::::::::::::::::::::::+::::::::::::::::::::::::::     |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::       |     :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l     |:::::::::::::+::::::::::::::::
:::::::::::ー、__|     │   ::::::::::::::::::::::|   _/::::::::::::::::::::::   |
 :::::::+::::::::::::::\__  |     ::::::::+:::::::l / ::::::::::::::::::::::::::     |   _/
    :::::::::::::::::::::::::::::::: ̄\_   |:::::::::::::::〈 │:::::::+:::::   |   __l/ ̄:::::::::::::
      |     ::::::::::::::::+::::::::::::\|:::::::::::::::::::\l::::::::::::::   l/ ̄ ::::::::::::::+::::::::::
  _  l      |   :::::::::::::::::::{ :::::::::::::::::  }::::::::::::|/ ̄::::::+:::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::: ̄`──、_l    ::::::::::::::::::\:::::::::::::|/:::::::::::: }::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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                       ∧∧ ⌒)
                    (   )


74 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 13/42 :2009/12/18(金) 23:58:27 ID:0LdnEVZi0

学校の先生は、長い冬が終わろうとしているのだと言った。

  ┌───────────────────┐
  │                                │
  │                                │
  │         冬  春  夏  秋         │
  │               ∧∧             │
  │             (^Д^;)             │
   l二二二二二二二二  U  U 二二二二二二二二l
              l二二二二二二l
               l        l
      ∩∩     ∧∧      ∧∧     ∧∧
      (   )     (   )    (   )    (   )


75 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 14/42 :2009/12/18(金) 23:59:30 ID:0LdnEVZi0

そして─         。
           □
         / ̄|
        |_/

       \
    ̄ ̄ ̄ ̄\
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
  ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄
            |


76 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 15/42 :2009/12/19(土) 00:00:36 ID:axfQBRbe0

雪は全然降らなくなった。

┌──────────────
│ あったかくなって、うれしいねぇ。
└─────‐v────────‐
                           ┌────
                           │ …うん。
       キモチイイナー          └──y──
         ∧∧          ∧∧
          (∀` )         (・- ・ )
         l  U]          l U ]
 "´""´"""  ∪ヽ)  ""´"""´"  ∪ヽ)  ""´"´"""


77 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 16/42 :2009/12/19(土) 00:01:47 ID:axfQBRbe0

全然うれしくなんかない。
雪が降らなくなったせいで、父ちゃんは雪かきの仕事ができなくなった。

                  ┌────────────‐
                  │ せっかく父ちゃんみたいに
                  │ なろうと思ってたのに…。
  ┌──────  └─────── O ─────
 < お、帰ったか。             o
  └───────         ∧∧
                      (ー ・ )
                      l U ]
   ""´""´"""´"""´""´"´"""´" ∪ヽ)  ""´"""´"


78 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 17/42 :2009/12/19(土) 00:02:57 ID:axfQBRbe0



                  ∧_∧        |\/\/|
                 ( ・∀・)       <       >
       ___  -──⌒     ヽ      <   あ!  >
    / ̄      ̄\──ヽ     ノ |     <       >
  //         \  |    | |       |/\/\|
  ∨:::   ×   × l  |     l _)
 /::::::      ..::::::::..  |  |  |  |
 |:::::::::    ノ)( O O )ノ) |  |  |            ∧∧
                           煤@(    )
      ┌───────^───‐       > 〕 ̄〕
      │ どうだ、でっかいだろう。
      └───────────

79 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 18/42 :2009/12/19(土) 00:04:09 ID:axfQBRbe0

┌─────────────────
│ 父ちゃん今度から、猟師になったんだ。
└─────v────────────

        ∧_∧
       ( ・∀・ )
   -─⌒     ヽ        やっぱり父ちゃんはすごい。
   ──ヽ      ノ ヽ/`)
       |      |\_/
       l      l
       |  l  |
       |  |  |


80 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 19/42 :2009/12/19(土) 00:05:12 ID:axfQBRbe0

ボクは将来、猟師になることに決めた。




      ∧∧∩ヽ                (ヽ(ヽ
      ( ・∀)⊃     ⌒ o        ○( ・ x)
  ─  と   _O                   と_⊃⊃
   ̄   (_/´               '⌒Y´


81 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 20/42 :2009/12/19(土) 00:06:18 ID:axfQBRbe0

                                。
外はどんどん暖かくなった。              □
                            / ̄|
                          |_/


  , '⌒ヽ
     ⌒ヽ  , '⌒ヽ              , '⌒ヽ
       ⌒     ⌒ヽ-、      , -'⌒    ⌒ヽ
_,..、-''"~"゙'''‐-._         ,,..、、.,_           `
:::::::::::.........     `''ー-、_,,..、‐'"     ̄`'‐、,,..、‐''"゙ ̄`''‐.,_
::::::::::::::::::::::::::::::..............
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....................................................


82 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 21/42 :2009/12/19(土) 00:07:31 ID:axfQBRbe0

ボクは、父ちゃんに罠の仕掛け方を習って
ひとりでウサギを捕まえることができるようになった。

                          ×
                ,〜、    /^ヽ,
       __  /ヽ      |  ヽ   /    ヽ  ┼
      \ ヽl  |    |     ̄      ',
       / ̄ ̄ヽ   /           l
       ヽ___,ハ  | > lー─l <   |
      ノ ノ   ヽ,\_{ "  |  │  " /
     / ・    ・  l  \   ヽ_ノ   /
      {  ×     }            \
     \_     ノ l
       l⌒l  l⌒l |
       l,_,ノ  l,_,ノ


83 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 22/42 :2009/12/19(土) 00:08:35 ID:axfQBRbe0
              。
            □
         ∠ ̄|
        /|_l/
         |__/

         、
     ̄      \
   ̄ ̄    ̄ ̄` 、
  ̄ ̄ ̄      ̄ ̄\
 _________l
 ::::::::::::::::::::::::::::: |
 ::::::::::::::::::    |


84 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 23/42 :2009/12/19(土) 00:09:40 ID:axfQBRbe0


                   ┌────────
                   │ 今日も暑いねぇ。
     ┌─────  └───v─────
     │ 暑いねー。
     └──‐v──‐

         ∧∧           ∧∧
         ( ・∀)       (´∀`;)
         [ U l)         [U  l)
 "´""´"""   (/∪  ""´"""´"  (/ ∪  ""´"´"""


85 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 24/42 :2009/12/19(土) 00:10:46 ID:axfQBRbe0

 ┌─────────────────────────
 │ ホントに毎日ストーブ焚きすぎた部屋みたいになったねぇ。
 └─────────────v────────────
┌───────────────────────
│ やっぱり先生の言ってたことはホントだったんだなー。
└──────v─────────────────

         ∧∧           ∧∧
         ( ・∀)       (´∀`;)
         [ U l)         [U  l)
 "´""´"""   (/∪  ""´"""´"  (/ ∪  ""´"´"""


86 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 25/42 :2009/12/19(土) 00:11:54 ID:axfQBRbe0

まだ冬だったとき、何万年も前には4つの季節があって
夏というのは冬の反対で、暑い日ばかり続いたのだと習った。

  ┌───────────────────┐
  │                                │
  │                                │
  │         冬  春  夏  秋         │
  │              ∧∧              │
  │             (^Д^;)             │
   l二二二二二二二二   U  U 二二二二二二二二l
             l二二二二二二l
\   アハハ      ネーヨ      エー     ウソダー  /
    ∩∩       ∧∧      ∧∧     ∧∧
    ( *^∀)     (∀゚* )     ( ^∀)    (∀` )


87 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 26/42 :2009/12/19(土) 00:13:03 ID:axfQBRbe0


 □            あのときは、みんな信じなかったけど
   | ̄_       今ならわかる。
   \l_|\
    \__|

                /つ∧   ┌─────────
               (・∀- )  <  これが夏なんだね。
                  ∪   └──────────


          /⊃∧   ┌──────
         (´∀ ゙;) < 夏なんだねぇ。
            ∪  └───────


88 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 27/42 :2009/12/19(土) 00:14:06 ID:axfQBRbe0


          ┌────────────────
          │ でも、いつまで続くんだろうねぇ、夏。
          └───────v─────────
  ┌─────────
  │ もうずっと夏だよね。
  └────‐v─────

         ∧∧          ∧∧
          ( ・∀)         ( ;´∀)
         [ U l)         [U  l)
 "´""´"""   (/∪  ""´"""´"  (/ ∪  ""´"´"""


89 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 28/42 :2009/12/19(土) 00:15:13 ID:axfQBRbe0

                                 。
夏は終わらなかった。                  □
次の年は一年中夏だった。            ∠ ̄|
                           /|_l/
                            |__/

 ⌒ヽ    r ⌒ヽ              r ⌒ヽ
    ⌒ヽ´   ⌒ヽ  , ' ⌒ヽ    , '⌒   ⌒ヽ
             ⌒     ⌒ヽ'⌒       ⌒ヽ
_,..、-''"~"゙'''‐-._         ,,..、、.,_
:::::::::::.........     `''ー-、_,,..、‐'"     ̄`'‐、,,..、‐''"゙ ̄`''‐.,_
::::::::::::::::::::::::::::::..............
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....................................................

長い冬にかわって長い夏が始まったんだと、ボクは思った。


90 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 29/42 :2009/12/19(土) 00:16:18 ID:axfQBRbe0


                  ┼
                  .
                  ;
   `-、_               .!
 ─、_ 丶、_          i !        ,〜'
      ̄           ! !      _ノ _,─'
                i !         ̄
    ┃┃┃      l l
    ┃          i  i
   ┣━━       l   !
   ┃          l   l      ┃   ┃
  ┃           |   i        ┃
              l    !     ━━┛
            l    !
            |    l
⌒ヽ        |       !      , '⌒ヽ
   ) ⌒ヽ   !        !     (
  ⌒ヽ  ⌒Y       Y⌒ Y⌒  ⌒


91 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 30/42 :2009/12/19(土) 00:17:26 ID:axfQBRbe0



                       x
                       .
                        :
  ⌒ヽ               !
     ⌒ヽ   r ⌒ヽ.      i
       Y⌒     ⌒ヽ    !         r'⌒ヽ
                ⌒ヽ , '⌒ヽ  , '⌒   ⌒ヽ
_,..、-''"~"゙'''‐-._         ,,..、、.,_  ⌒
:::::::::::.........     `''ー-、_,,..、‐'"     ̄`'‐、,,..、‐''"゙ ̄`''‐.,_
::::::::::::::::::::::::::::::..............
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....................................................


92 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 31/42 :2009/12/19(土) 00:18:39 ID:axfQBRbe0


           ┌───────────
           │ なんだろうねぇ、あの雲。
           └─────‐v──────
                      ┌─────────
                      │ 昨日も出てたよね。
                      └─────v────
       ∩_∩
       ( ´m` ) …     ∧∧        ∧∧
       ⊂、    )        (´∀`;)      (・∀・ )
      ?│ | |        l  U]       l U ]
 ""´""  | (_(__) ""´"""  ∪ヽ) "´""´"" ∪ヽ) ""´"


93 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 32/42 :2009/12/19(土) 00:20:02 ID:axfQBRbe0


              ┌─────────────
              │ もう逃げ出し始めおったか…。
              └──────v────────


                       ∩_∩
  ∧∧     ∧∧ …?       (   m) ボソ
  ∀`;)    ( ・∀)          (     ,⊃
    U]      l U ]          人  Y  ?
  ∪ヽ) ""´ ∪ヽ)  ""´"""´""  し(_) ""| ""´""´"


94 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 33/42 :2009/12/19(土) 00:21:08 ID:axfQBRbe0


            ┌─────────────────
            │ ねえ父ちゃん、あの雲なにかわかる?
            └────────v─────────

       ∧_∧  ん?
       (    ・)
     , ' ⌒   ⌒─、
    l  、     ,-‐ノ          ∧∧
    _l  |   |  |´`l          (∀・ )
   ( 'ー'|      |  l          l  つ
    \,_l´      ` /              ∪ヽ)
       'ー‐'‐一'

95 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 34/42 :2009/12/19(土) 00:22:12 ID:axfQBRbe0


          ┌──────────────────‐
          │ さっき村の人が、『 逃げ出し始めた 』 って。
          └─────────v──────────

       ∧_∧  …
       (    ・)
     , ' ⌒   ⌒─、
    l  、     ,-‐ノ          ∧∧
    _l  |   |  |´`l          (∀・ )
   ( 'ー'|      |  l          l  つ
    \,_l´      ` /              ∪∪
       'ー‐'‐一'

96 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 35/42 :2009/12/19(土) 00:23:29 ID:axfQBRbe0


 ┌────────
 │ そうか、あれは─
 └────v────
              ┌───────────
        ∧_∧  ∠  花火だよ、ロケット花火。
       (  ・∀)  └────────────
   r─⌒   ⌒ヽ
    ヽ‐-、      l            ∧∧   ┌────────
    l´ | │   |  |_          (∀・ )  <  ロケット花火?!
    l │    │ |  )          l⊃⊂l   └────────
    ヽ,      |  l /             ∪∪
      `ー'ー- 〈_   )
            ̄

97 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 36/42 :2009/12/19(土) 00:24:37 ID:axfQBRbe0


┌─────────────────────────
│ そうだ、ずっと向こうの大きな村で、お祭りをやってるんだ。
└─────v────────────────────
              ┌─────────────────────
        ∧_∧  ∠  学校で習わなかったか? 夏は祭りの季節だって。
       (  ・∀)  └──────────────────────
   r─⌒   ⌒ヽ
    ヽ‐-、      l            ∧∧   ┌─────
    l´ | │   |  |_          (∀・ )  <  ふぅん…。
    l │    │ |  )          l⊃⊂l   └──────
    ヽ,      |  l /             ∪∪
      `ー'ー- 〈_   )
            ̄

98 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 37/42 :2009/12/19(土) 00:25:40 ID:axfQBRbe0


             ┌───────────────
             │ ボクも、お祭りに行ってみたいな。
             └────────v───────
       ∧_∧
      (    ・) …
   r─⌒   ⌒ヽ
    ヽ‐-、      l            ∧∧
    l´ | │   |  |_          (∀< )
    l │    │ |  )          l⊃⊂l
    ヽ,      |  l /             ∪∪
      `ー'ー- 〈_   )
            ̄

99 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 38/42 :2009/12/19(土) 00:26:46 ID:axfQBRbe0


/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
| ─ そうだな。 │
\______/
                  x     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
               .      |  父ちゃんも行ってみたいけど  |
                 :       \_______           ̄ ̄\
              i                   |  すごく遠いんだ。 |
                !                  \_______/
                 .!
             i!
                i!      , '⌒ヽ
⌒ヽ   r ⌒ヽ     i!    , '⌒   ⌒ヽ
   Y⌒   '⌒ヽ-、 , '⌒    , '⌒  `ヽ


100 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 39/42 :2009/12/19(土) 00:27:55 ID:axfQBRbe0


┌───────
│ ─ すまんな。
└───‐v───‐


      ∧_∧
     (     )
    /⌒   ⌒ヽ
    lヽ    、  \_    うぅん!
    | |     l\__)∧
    l |     │  (∀・ )


101 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 40/42 :2009/12/19(土) 00:29:08 ID:axfQBRbe0

今日も太陽が昇る。

   ┌────────
   │ いってきまーす!
   └────v────

          ∧∧
        (∀・ )⊃
        [∪ _O
 "´""´"""  (_/´  ""´"""´""


102 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 41/42 :2009/12/19(土) 00:30:10 ID:axfQBRbe0


 □
   | ̄_
   \l_|\
    \__|    夏の太陽は、でっかくて、力強くて──



              ∧∧
            (・∀・ )⊃
            ∪


103 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん 42/42 :2009/12/19(土) 00:30:59 ID:axfQBRbe0

                            :::: l |
                            ::: l l
                           :::::: ! 〈
                          :::::::: ;゙ /
                          :::::::::::: .' /
                          :::: / /
                        :::::::::: 、' 丶
                       :::::::::::::: '    \
                      :::::::::: ' / ⌒\│
                  ::::::::::::::::::::::: ' /    l |
                ::::::::::::::::::::::::: ' /    /
              :::::::::::::::::::::::::::: 、 '   ヽ  _/
        ::::::::::::::::::::::::::::::::::., ‐",/  ̄  ̄
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_,,.- ' ゛ _(
~"''''‐─一─一'''' ""´ ,-─' ̄
  ̄`────‐' ̄\(                まるで、父ちゃんみたいだと

                                ボクは思った。
                    lヽ      ,  
                     | \_  / |
                   /    ̄ ヽ |
                   /         l
                   l          l
                   ヽ  ___ 〈
                  /⌒ | ̄l    ̄l
                  /   l │   │            - おわり -

104 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/12/19(土) 00:37:47 ID:mYfsUmnQ0
         /^l
  ,―-y'"'~"゛´ |
  ヽ    ´ ∀ `  乙
  ミ .      O
  ゛;   づ⌒  ヽ_
  __ミ    ソ       ヽ
/  ゛ー―(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



105 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/12/19(土) 05:59:03 ID:8/muHdAc0
AAの構成が上手くてスラスラ読めた
ほのぼのした雰囲気から一気に突き落とす、すごい話だ

106 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/12/19(土) 10:57:44 ID:5kYXoopx0
AAうめえー
GJ

107 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/12/19(土) 13:05:09 ID:8zgHftgC0
父を尊敬する子供いいな 無垢な心から絶望に変わる瞬間を思うと…

108 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2009/12/19(土) 14:15:56 ID:2TrAQ5Oa0
イイナイイナー こういうの大好きだ
作者さんGJ

>>80のコマがすごい好きだ

109 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/01/13(水) 01:37:59 ID:bCimRAhB0
アル○ファモザイクで、知ってから、ちょっとAAの奴を読み始めたけど
なかなか面白いな

110 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/01/13(水) 07:23:01 ID:XyT831Ay0
AAの表現に鳥肌が立った
スタートレック超時空惑星カターンを思い出した

111 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/01/17(日) 21:17:06 ID:c+HRgh+30
てっきり公転軌道が地球と比べてものすごく長い(=1年間がすごく長い)星の
話かと思ってたら・・・やられた!

112 :1/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:06:55 ID:Dui0GktY0
  一応ショートショートだと想いますが、
       非常に長いです。ご注意下さい。


   「世にも奇妙な物語」より

   ┏──────────────┓
   │                      |
   │NO.437           ... .    |
   │                      |
   │   夢  の  検  閲  官 .. ....|
|                      |
   │                      |
   │                      |
   ┗──────────────┛






113 :2/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:07:35 ID:Dui0GktY0




          ∧_∧
         ( -Д-)
         /|V  ヽ
       . /_ゝ/|_ゝ
         (_)_) 
  ''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''





114 :2/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:08:23 ID:Dui0GktY0


                    カツ・・・カツ・・・・

                      いよいよですね。検閲官。
                      今まで、ありがとうございました。
                     ────v────────

          ∧_∧            ∧_∧
         ( -Д-)           (・∀・;.)   
         /|V  ヽ            / V  ハ  
       . /_ゝ/|_ゝ         .|__|:__.∪   
         (_)_)           (__)_)
  ''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
  ──────ヽ──────
   まだ1週間ある。
   そんなにやめさせたいのかね?




115 :4/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:09:05 ID:Dui0GktY0

                    

                      いえ、そんな事は・・・
                     ────v────────

          ∧_∧            ∧_∧
         ( -Д-)           (・∀・;.)   
         /|V  ヽ            / V  ハ  
       . /_ゝ/|_ゝ         .|__|:__.∪   
         (_)_)           (__)_)
  ''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
  ──────ヽ──────────
   油断禁物だ。彼女は、子供を亡くした。
   何をするか分からない。最大を尽くせ。



116 :5/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:10:00 ID:Dui0GktY0


                    

                      こんな時間に?
                     ────v────
          ∧_∧            ∧_∧         ∧∧
         ( -Д-)           ( ;・∀・)そ       (゚Д゚;)
         /|V  ヽ           / V  ハ        ⊂⊂ ヽ  三三三三三三
       . /_ゝ/|_ゝ         .|__|:__.∪         ⊂,,〜
         (_)_)           (__)_)           ヽ) 
  ''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
  ──────ヽ──────────     ──────ヽ─────────
   彼女は今絶望の淵に立たされてる。         検閲官、大変です。
   無理もないだろう・・・                  「森崎明澄」が眠り始めました。
   今すぐ検閲を始めろ!















117 :6/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:10:44 ID:Dui0GktY0







              これより、夢の検閲を始める。
              最初の者をこれへ!
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                   ∧_∧
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118 :7/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:11:36 ID:Dui0GktY0


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                     また、君か・・・
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119 :8/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:12:21 ID:Dui0GktY0


                           彼女、よっぽど会いたがってるんでしょうね。
                           ここは一つ、会わしてあげれば・・・
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                      |__|_________

    
         (   -)
         (   )
         ∪∪



120 :9/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:13:09 ID:Dui0GktY0

      \                    /
        \  丶       i.   |      /     ./       /
         \  ヽ     i.   .|     /    /      /
           \  ヽ    i  |     /   /     /
  ー          \

             安眠法六条、自殺した子供を持つ場合、
             ショックを配慮し六ヶ月間子供に会わしてはいけない!
             駄目だ!君はもう帰りなさい!
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   -―                ∧_∧                 -―
   ―               ( -Д- )          = 二                                    -‐
                    /  V   ⊃そ            ー
  ―          | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| __          --
              |                  |     二    = 二
   /                               ̄
                   /    -‐                           
                /               ヽ      \
        /                    丶     \
       /   /    /      |   i,      丶     \
     /    /    /       |    i,      丶     \


121 :10/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:13:50 ID:Dui0GktY0

         どうしたのかね?君はここにいてはいけないんだ。
         早く帰りたま・・・
        ────────v─────────────
                  ∧_∧
                 ( -Д- )そ
                 ./ V  ヽ
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              |                  | 
                         
                   \_WWWWWWWWWWWWWWWWW/
                   ≫                   ≪
                     ≪ 検閲官、大変です!火事です!≫
                    ≫                   ≪
                    /MMMMMMMMMMMMMMMMM、\

                         (    )
                         (   )
                         ∪∪


122 :11/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:14:31 ID:Dui0GktY0

         か、火事だと!?ここでは彼女を死なせてはいけない。
         びっくりして、飛び跳ねて起きるような物を早く出せ!
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                  ∧_∧
                 (; -Д-)
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                         (   -)
                         (   )
                         ∪∪


123 :12/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:15:17 ID:Dui0GktY0
                ____
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               歯医者、カマキリ・・・ええい、もう全部出しちゃいましょう!

124 :12/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:15:59 ID:Dui0GktY0
         そんな物では彼女は起きん!!
         もっと、彼女の大嫌いな物とか、ないのかね?!
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                 (; -Д-)
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                         (   )
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125 :13/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:16:53 ID:Dui0GktY0

                   /              \
                   /                ';,
                   |  ──      ──  |
                   ';,                /   チワワ・・・
                   \    ____    /
                   /              \
                   /                 ';
                  |                |
                   ';,                 /
                   \              /
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                     |    |   .. |     |
                     |    |   .. |     |
                     |    | ..   |     |
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126 :14/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:17:33 ID:Dui0GktY0

                ・・・チワワ?
             よく分からないが、出してみよう。
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                  ∧_∧
                 ( -Д- )
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                        ・・・ありました。
                        子供の頃、チワワに噛まれたのがトラウマになって、
                        今でも大嫌いだそうです。


128 :14/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:20:30 ID:Dui0GktY0

                           まあ、一応消火できたんですし、
                           良かったですね。
                         ──────v─────────
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                         |      / V  ハ
                      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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         (   -)
         (   )
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129 :17/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:21:10 ID:Dui0GktY0

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                     あっ・・・ちょっとま・・・
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                      /ヽ         /ヽ
                     ./  ヽ       /  ヽ.  
                    /   ヽ      /   ヽ .
                   .,/     ヽ    /     ヽ
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130 :17/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:21:52 ID:Dui0GktY0

                ・・・・・・・・・・・
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                 ( -Д- )
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131 :19/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:22:34 ID:Dui0GktY0

                           ・・・皮肉ですね。
                           よっぽど彼女に会いたかったでしょうに・・・
                         ──────v─────────────
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                         | ̄ ̄ ̄ ̄(・∀・ ) ̄ ̄ ̄
                         |      / V  ハ
                      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 ――――― |    _________
                      |    |
                      |__|_________

132 :19/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:23:15 ID:Dui0GktY0

               ・・・規則だ。それは出来ない・・・・・・・
            ─────v─────────────
                  ∧_∧
                 ( -Д- )
                 ./ V  ヽ
              | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
              |                  | 

133 :21/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:24:31 ID:Dui0GktY0






             一週間後。




                    

                      今日で、終わりですね。
                      今まで、本当にありがとうございました。
                     ────v────────

          ∧_∧            ∧_∧       ∧∧
         ( -Д-)           (・∀・ )      (゚Д゚,,)
         /|V ヽ            / V  ハ     ..  .| .∪|
       . /_ゝ/|_ゝ         .|__|:__.∪       |  |〜
         (_)_)           (__)_)       ∪∪
  ''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''
  ──────ヽ────
         ・・・・・・・

134 :22/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:25:15 ID:Dui0GktY0





           ・・・これより、夢の検閲を始める。
           最初の者を、これへ。
        ────────v─────────────
                  ∧_∧
                 ( -Д- )
                 ./ V  ヽ
              | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
              |                  | 

135 :23/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:26:05 ID:Dui0GktY0

         . .:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:;:..;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;..:;:.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:. .
       ,:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. ..:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:.
    .:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:... .. .. . . .                     . . . .. .. .. .. .. ...:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:.
    .:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:... ..                                      .. ...:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:.
   .:;:;:;:;:;:.:.:.:.. ..                                           .. ..:.:.:.:;:;:;:;:;.
  .:;:;:;:;:.:.:.:... .                  |                         . ..:.:.:.:;:;:;:;:.
  .:;:;:;:;.:.:.:.. .                       |                              . ..:.:.:;:;:.
                          |  |
  .:;:;:;:;.:.:.:.. .               | |   | |  
    .:;:;:.:.:.. .                    | | | |  | |                    . .:.:;:.
                      | | ( -_-) |
                        | (∪  ) |
                         |   ∪∪  |
              . .. ... . .. ..... .. . . .:. .:.:::.:..:.... . . . .. ..... .. . ... .. .

 
                      ・・・・・・・・・・
                   ────v──────
                 
                      /ヽ         /ヽ
                     ./  ヽ       /  ヽ.  
                    /   ヽ      /   ヽ .
                   .,/     ヽ    /     ヽ
                  /       ̄ ̄       \        
                 /                   ゙、      
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                    '、                   /          

136 :24/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:28:51 ID:Dui0GktY0

         . .:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:;:..;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;..:;:.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:. .
       ,:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. ..:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:.
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    .:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:... ..                                      .. ...:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:.
   .:;:;:;:;:;:.:.:.:.. ..                                           .. ..:.:.:.:;:;:;:;:;.
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                    ─   {( -_-)}  ─
                         {(∪  )}
                            {∪∪}  ─
              . .. ... . .. ...../   |    \

 
                     ・・・・!実体化した!?
                   ────v───────
                 
                      /ヽ         /ヽ
                     ./  ヽ       /  ヽ.  
                    /   ヽ      /   ヽ .
                   .,/     ヽ    /     ヽ
                  /       ̄ ̄       \        
                 /                   ゙、      
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                   l                        l           
                    '、                   /     

137 :24/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:29:32 ID:Dui0GktY0
                ____
                |\  __\
                |  \\   ∧∧
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                  \  .\⊂  . )
                    \ . \ ̄ ̄ ̄\
                     \  | ̄ ̄ ̄ ̄|
                      \|______|

               ──────ヽ────
                ・・・なぜだ・・・・・・!?

138 :26/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:30:13 ID:Dui0GktY0

                           ・・・・・彼女の想いが・・・強すぎて?
                         ──────v─────────────
                               | ∧_∧
                         | ̄ ̄ ̄ ̄(   ;・) ̄ ̄ ̄
                         |      / V  ハ
                      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 ――――― |    _________
                      |    |
                      |__|_________

139 :27/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:31:16 ID:Dui0GktY0
                ____
                |\  __\
                |  \\   ∧∧
                \  .\\(゚Д゚,,)
                  \  .\⊂  . )
                    \ . \ ̄ ̄ ̄\
                     \  | ̄ ̄ ̄ ̄|
                      \|______|

              ──────ヽ──────────
                ・・・気の毒だけど、君は夢に出せないんだよ。
                これは・・・規則でね。

140 :27/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:31:57 ID:Dui0GktY0

            ――――――――――規則は絶対なんだ。


                   /              \
                   /                ';,
                  |  ──      ──  |
                   ';,                /  
                   \    ____    /
                   /              \
                   /                 ';
                  |                |
                   ';,                 /
                   \              /
                     i    |   ..|     |
                     |    |   .. |     |
                     |    |   .. |     |
                     |    | ..   |     |
                     ヽ__/   ヽ__/


                  
         ――――それは、君だって、お母さんに会いたいだろうけど・・・

141 :28/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:32:42 ID:Dui0GktY0

                   /              \
                   /                ';,
                  |  ──      ──  |
                   ';,                /   アイタクナイ・・・
                   \    ____    /
                   /              \
                   /                 ';
                  |                |
                   ';,                 /
                   \              /
                     i    |   ..|     |
                     |    |   .. |     |
                     |    |   .. |     |
                     |    | ..   |     |
                     ヽ__/   ヽ__/

142 :29/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:33:33 ID:Dui0GktY0

                               えっ・・・?
                           ────v────
                               | ∧_∧
                         | ̄ ̄ ̄ ̄(・∀・ ) ̄ ̄ ̄
                         |      / V  ハ
                      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 ――――― |    _________
                      |    |
                      |__|_________

143 :30/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:34:19 ID:Dui0GktY0

                   /              \
                   /                ';,
                  |  ──      ──  |
                   ';,                /  
                   \    ____    /
                   /              \    ママニ・・・キラワレテルカラ。
                   /                 ';
                  |                |   
                   ';,                 /   
                   \              /     
                     i    |   ..|     |
                     |    |   .. |     |
                     |    |   .. |     |
                     |    | ..   |     |
                     ヽ__/   ヽ__/

144 :31/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:35:00 ID:Dui0GktY0
                ____
                |\  __\
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                \  .\\(゚Д゚,,)
                  \  .\⊂  . )
                    \ . \ ̄ ̄ ̄\
                     \  | ̄ ̄ ̄ ̄|
                      \|______|

              ──────ヽ──────────
                ・・・・・・・どうして・・・そんな事を。

145 :32/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:35:40 ID:Dui0GktY0

                   /              \
                   /                ';,
                  |    ──      ──|
                   ';,                /  ダッテ・・・イツモシゴトバッカリシテテ。
                   \      ____  /
                   /              \    ジュギョウサンカンにキテクレタノダッテ、タッタノイッカイダッタシ。
                   /                 ';
                  |                |   
  ――ナンデヨバレルンダロウ。   ';,                 /   
                   \              /     
                     i    |   ..|     |
                     |    |   .. |     |   ボクノコトキライナノニ―――――
                     |    |   .. |     |
                     |    | ..   |     |
                     ヽ__/   ヽ__/

146 :33/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:36:22 ID:Dui0GktY0

           ・・・嫌いなわけ、無いだろう?
        ────────v────────
                  ∧_∧
                 ( -Д- )
                 ./ V  ヽ
              | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
              |                  | 



                  (    )
                  (   )
                  ∪∪

147 :34/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:37:09 ID:Dui0GktY0

         . .:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:;:..;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;..:;:.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:. .
       ,:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. ..:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:.
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    .:;:;:.:.:.. .                                                . .:.:;:.
                         ( -_-)  
                         (∪  )
                            ∪∪
              . .. ... . .. .....   

 
                    ママの夢の中には、
                    いつも君がいたんだ。
                   ────v───────
                 
                      /ヽ         /ヽ
                     ./  ヽ       /  ヽ.  
                    /   ヽ      /   ヽ .
                   .,/     ヽ    /     ヽ
                  /       ̄ ̄       \        
                 /                   ゙、      
                  l                     l          
                   l                        l           
                    '、                   /      

148 :35/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:37:55 ID:Dui0GktY0

                             君が生まれる前から・・・
                             ママは君と会っていた。
                           ────v────────
                              .  ∧_∧
                         | ̄ ̄ ̄ ̄(-Д- ) ̄ ̄ ̄
                         |      / V  ヽ
                      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            .. ..   . .      |   


         (   -)
         (   )
         ∪∪

149 :36/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:38:37 ID:Dui0GktY0

                   /              \
                   /                ';,
                  |  ──      ──  |
                   ';,                /  
                   \    ____    /
                   /              \    ・・・ウソダ。
                   /                 ';
                  |                |   
                   ';,                 /   
                   \              /     
                     i    |   ..|     |
                     |    |   .. |     |
                     |    |   .. |     |
                     |    | ..   |     |
                     ヽ__/   ヽ__/

150 :37/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:39:32 ID:Dui0GktY0

                ・・・嘘じゃない。
             ────v─────
                  ∧_∧
                 ( -Д- )
                 ./ V  ヽ
              | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
              |                  | 



                  (    )
                  (   )
                  ∪∪

151 :38/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:40:17 ID:Dui0GktY0

                             君を・・・夢に送り出したのは、
                             この、私だ。
                           ────v────────
                              . ∧_∧
                          ̄ ̄ ̄ ̄( -Д-) ̄ ̄ ̄|
                               /  V ヽ    .|
                       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
            .. ..   . .                               .|


                                          (-  )
                                          (   )
                                          ∪∪

152 :38/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:41:00 ID:Dui0GktY0

               ――――――君が、初めてしゃべったのは、
                         ママの夢の中だった。

         
                               | ∧_∧
                         | ̄ ̄ ̄ ̄(   ・) ̄ ̄ ̄
                         |      / V  ハ
                      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 ――――― |    _________
                      |    |
                      |__|_________

153 :40/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:41:42 ID:Dui0GktY0

            ―――――初めてハイハイしたのも、
                  ・・・立ち上がったのも――――
             ママの夢の中が最初だったんだ!
                         

                ____
                |\  __\
                |  \\   ∧∧
                \  .\\(゚  )
                  \  .\⊂  . )
                    \ . \ ̄ ̄ ̄\
                     \  | ̄ ̄ ̄ ̄|
                      \|______|

154 :41/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:43:11 ID:Dui0GktY0



                      ∧_∧
                      X ノ ハヘ X
                      |゚ノ ^∀^)
                     (  つつ
                     ( ̄__)__)
              ──────ヽ──────────
                 コウちゃん!こっちこっち!



           ―――――――君が生まれてからもそうだ。

       







                       ∧_∧
                       X ノ ハヘ X
                       (^∀^ヽ゚|
                       ⊂ ⊂ )
                       く く く
                       (_(_)

                ──────ヽ──────────
                 すごいねコウちゃん!
                 今、ママって言ったね!


          ――――――仕事が忙しくてかまってられない時も、
               ママはいつも、夢で君と会っていた。




155 :42/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:44:15 ID:Dui0GktY0

                                       /              \
                                       /                ';,
  ――どうしてそんな夢を私が見せられたか、分かるか?  |  ──      ──  |
                                       ';,                /  
                                       \    ____    /
                                       /              \    
                                       /                 ';
                                      |                |   
                                       ';,                 /   
                                       \              /     
                                         i    |   ..|     |
                                         |    |   .. |     |
                                         |    |   .. |     |
                                         |    | ..   |     |
                                         ヽ__/   ヽ__/


156 :43/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:44:59 ID:Dui0GktY0


                ママが・・・・・・
             ────v─────
                  ∧_∧
                 ( -Д- )
                 ./ V  ヽ
              | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
              |                  | 




                      /\    /\
                    /   \  /    \
                    /      \/     ヽ
                  /              \
                  /      | ̄ ̄|      ヽ
                 |  ── /    |  ── |
                  ';,      |──|     /
                  \             /
                   /            ヽ
                  /    \    /    \
                 /       \/       \


             ――――心から君を、愛していたからだよ!


157 :44/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:45:40 ID:Dui0GktY0


                   /              \
                   /                ';,
                  |  ──      ──  |
                   ';,                /  
                   \    ____    /
                   /              \    ・・・・・・・・!
                   /                 ';
                  |                |   
                   ';,                 /   
                   \              /     
                     i    |   ..|     |
                     |    |   .. |     |
                     |    |   .. |     |
                     |    | ..   |     |
                     ヽ__/   ヽ__/


158 :44/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:46:20 ID:Dui0GktY0

                ママはね、
                夢の中で、大人になった君と会ったこともある。
             ────v─────────────────
                  ∧_∧
                 ( -Д- )
                 ./ V  ヽ
              | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
              |                  | 




                   /              \
                   /                ';,
                  |  ──      ──  |
                   ';,                /  
                   \    ____    /
                   /              \    ――――すこやかに育つ、君の姿を願っていたからね。
                   /                 ';
                  |                |   
                   ';,                 /   
                   \              /     
                     i    |   ..|     |
                     |    |   .. |     |
                     |    |   .. |     |
                     |    | ..   |     |
                     ヽ__/   ヽ__/


159 :46/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:47:53 ID:Dui0GktY0

                君が夢の中に出ていた頃のママは、
                ・・・生きる力に満ちていた!

                毎日・・・笑顔で溢れていたんだ!
             ────v─────────────────
                  ∧_∧
                 ( -Д- )
                 ./ V  ヽ
              | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
              |                  | 


160 :47/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:48:33 ID:Dui0GktY0

            .____________________
            .|             ∧_∧          ;   .|
            .|           X ノ ハヘ X             .|
            .|            |゚ノ ^∀^)            .|
            .|           (  つつ             .|
          .   ...  |           ( ̄__)__).        .    .  |
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                         (   )
                            ∪∪
              . .. ... . .. .....   

 
                    そんな彼女を・・・
                     ずっと見てきた。
                   ────v───────
                 
                      /ヽ         /ヽ
                     ./  ヽ       /  ヽ.  
                    /   ヽ      /   ヽ .
                   .,/     ヽ    /     ヽ
                  /       ̄ ̄       \        
                 /                   ゙、      
                  l                     l          
                   l                        l           
                    '、                   /      


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                彼女の夢を・・・見守ってきた。
             ────v───────────
                  ∧_∧
                 ( -Д- )
                 ./ V  ヽ
              | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
              |                  | 





                      /\    /\
                    /   \  /    \
                    /      \/     ヽ
                  /              \
                  /      | ̄ ̄|      ヽ
                 |  ── /    |  ── |
                  ';,      |──|     /
                  \             /
                   /            ヽ
                  /    \    /    \
                 /       \/       \


               ―――どれも・・・いい、夢だった!


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                             私は・・・それを忘れていた。
                           ────v─────────
                              . ∧_∧
                          ̄ ̄ ̄ ̄( -Д-) ̄ ̄ ̄|
                               /  V ヽ    .|
                       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
            .. ..   . .                               .|


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                ____
                |\  __\
                |  \\   ∧∧
                \  .\\(゚  )
                  \  .\⊂  . )
                    \ . \ ̄ ̄ ̄\
                     \  | ̄ ̄ ̄ ̄|
                      \|______|

                 ──────ヽ───
                   検閲官・・・・・・・








                               ・・・・・・・・・・・・・・
                           ────v─────────
                               | ∧_∧
                         | ̄ ̄ ̄ ̄(   ・) ̄ ̄ ̄
                         |      / V  ハ
                      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 ――――― |    _________
                      |    |
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                      /\    /\
                    /   \  /    \
                    /      \/     ヽ
                  /              \
                  /      | ̄ ̄|      ヽ
                 |  ── /    |  ── |
                  ';,      |──|     /
                  \             /
                   /            ヽ
                  /    \    /    \
                 /       \/       \


                   ―――行きなさい。





                   /              \
                   /                ';,
                  |  ──      ──  |
                   ';,                /  
                   \    ____    /
                   /              \    ・・・・・・エッ・・・?
                   /                 ';
                  |                |   
                   ';,                 /   
                   \              /     
                     i    |   ..|     |
                     |    |   .. |     |
                     |    |   .. |     |
                     |    | ..   |     |
                     ヽ__/   ヽ__/


165 :51/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:52:32 ID:Dui0GktY0

             ―――行って、ママに会ってあげなさい。
             ────v─────────
                  ∧_∧
                 ( -Д- )
                 ./ V  ヽ
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                             ですが、そんな事をしたら・・・
                           ────v─────────
                               | ∧_∧
                         | ̄ ̄ ̄ ̄(   ・) ̄ ̄ ̄
                         |      / V  ハ
                      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 ――――― |    _________
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              彼女が、望んでいるんだ。

              例え今夜、眠れなくなったとしても。
              それで少しでも彼女の苦悩が解消されるならば、
             ────v────────────────
                  ∧_∧
                 (-Д- )
                 ./ V  ヽ
              | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
              |                  | 


168 :54/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:54:34 ID:Dui0GktY0

               いつか、きっと立ち直ってくれる・・・・・!!
             ────v─────────────────
                  ∧_∧
                 ( -Д- )
                 ./ V  ヽ
              | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
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   .:;:;:;:;:;:.:.:.:.. ..                                           .. ..:.:.:.:;:;:;:;:;.
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  .:;:;:;:;.:.:.:.. .                    
    .:;:;:.:.:.. .                                                . .:.:;:.
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                         (   )
                            ∪∪

           ――――君も、本当はそれを望んでいるのではないのかね?


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                 ・・・・・・・・
             ────v─────
                  ∧_∧
                 ( -Д- )
                 ./ V  ヽ
              | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
              |                  | 


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                   /              \
                   /                ';,
                  |  ──      ──  |
                   ';,                /  
                   \    ____    /
                   /              \    ・・・・・・アリガトウ・・・
                   /                 ';
                  |                |   
                   ';,                 /   
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                      /ヽ         /ヽ
                     ./  ヽ       /  ヽ.  
                    /   ヽ      /   ヽ .
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173 :59/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:58:32 ID:Dui0GktY0

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                            ―――v―――――
                               | ∧_∧
                         | ̄ ̄ ̄ ̄(・∀・ ) ̄ ̄ ̄
                         |      / V  ハ
                      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 ――――― |    _________
                      |    |
                      |__|_________


174 :60/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 01:59:14 ID:Dui0GktY0

                 ・・・・・・・・・・・
               ―――v―――――
                  ∧_∧
                 ( ・∀- )
                 ./ V  ヽ
              | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
              |                  | 


     
                                ____
                                |\  __\
                                |  \\   ∧∧
                                \  .\\(゚Д゚,,)
                                  \  .\⊂  . )
                                   \ . \ ̄ ̄ ̄\
                                     \  | ̄ ̄ ̄ ̄|

                               ―――――ヽ―――――
                                  ・・・・・・・・・・・・


175 :60/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 02:00:04 ID:Dui0GktY0

                             最後に規則を破ってしまいましたね。
                            ―――v―――──────────
                               | ∧_∧
                         | ̄ ̄ ̄ ̄(-∀- ) ̄ ̄ ̄
                         |      / V  ハ
                      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 ――――― |    _________
                      |    |
                      |__|_________


176 :62/62 ◆3deTEDIrN6 :2010/02/09(火) 02:01:11 ID:Dui0GktY0



                固い事を言うな。
               ―――v―――――
                  ∧_∧
                 ( ・∀- )
                 ./ V  ヽ
              | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
              |                  | 







                      /\    /\
                    /   \  /    \
                    /      \/     ヽ
                  /               \
                  /   .\    /       ヽ
                 |  ■ \―./  ――   |
                  ';,      \/         /
                  \              /
                   /             ヽ
                  /    \    /     \
                 /       \/        \

             ――――これで私も、ゆっくり寝られる・・・


                      〜fin〜

177 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/02/09(火) 05:39:28 ID:EQ5aEAOb0
乙です
素敵な話をありがとう

178 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/02/09(火) 20:52:05 ID:9VP6bJU80
(つД`)・゚・
お互い誤解が解けるといいな

179 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/02/13(土) 19:09:49 ID:XJsHuB6k0
乙です
いいなあ、粋だなあ。

180 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/02/23(火) 10:36:18 ID:is3PzFql0
イイハナシダナー(;∀; )

乙としか言いようが無い

181 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/03/22(月) 23:29:21 ID:Gg1crG/u0
遅ればせながら乙ー

もとは筒井康隆の夜のコント・冬のコントだね。
アレンジがちょっと違う気がするが

182 : ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 13:37:09 ID:U+K+DgT50
前作からの連投大変失礼します。
20コマ投下します。

183 :1/20 ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 13:38:31 ID:U+K+DgT50








                    雑音と無音の因果律













184 :2/20 ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 13:39:14 ID:U+K+DgT50










         wwヘ√レvv〜v〜─wwヘ√レvv〜v〜─wwヘ√レvv〜v〜─wwヘ√レvv〜v〜─ww










185 :3/20 ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 13:39:55 ID:U+K+DgT50






                   ∧_∧      ∧_∧
                  (     )     (     )
                  (つ□ )     (     )
                  . i⌒ii⌒i      .i⌒ii⌒i
                  (_)(_)     (_)(_)









186 :4/20 ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 13:41:03 ID:U+K+DgT50






                   ∧_∧      ∧_∧
                  (     )     (     )
                  (    )     (     )
                  . i⌒ii⌒i      .i⌒ii⌒i
                  (_)(_)     (_)(_)








187 :5/20 ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 13:42:27 ID:U+K+DgT50





                 ∧∧    
                 (,,  )    
                 / つ,  
               〜 ,ノつ 
                 (/   
                   ∧_∧      ∧_∧
                  (     )     (     )
                  (    )     (     )
                  . i⌒ii⌒i      .i⌒ii⌒i
                  (_)(_)     (_)(_)







188 :6/20 ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 13:44:30 ID:U+K+DgT50





                           ∧∧    
                           (,,  )    
                           / つ,  
                         〜 ,ノつ 
                           (/   
                   ∧_∧      ∧_∧
                  (     )     (     )て
                  (    )     (     )
                  . i⌒ii⌒i      .i⌒ii⌒i
                  (_)(_)     (_)(_)
             ∧_∧
          と(    )
           /    ノ
           /  r  ノ
          (,_,ノし'







189 :7/20 ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 13:45:27 ID:U+K+DgT50




                                     ∧∧    
                                     (,,  )    
                                     / つ,  
                                   〜 ,ノつ 
                                     (/   
                   ∧_∧        ∧_∧
                  (     )      (    )
                  (    )       (    )
                  . i⌒ii⌒i       ノ  r ヽ
                  (_)(_)     (_,ハ_,)
                               ∧_∧
                            γ(    )
                            ノ つ  ィ'
                           (´_,.ノと_,し'






190 :8/20 ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 13:47:15 ID:U+K+DgT50




                                     ∧∧    
                                     (,,  )    
                                     / つ,  
                                   〜 ,ノつ 
                                     (/   
                   ∧_∧         ∧_∧
                  (     )       (    )
                  (    )        (  つ つ
                  . i⌒ii⌒i         人 ヽノ
                  (_)(_)       (__)_)
                               ∧_∧
                            γ(    )
                            ノ つ  ィ'
                           (´_,.ノと_,し'






191 :9/20 ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 13:47:58 ID:U+K+DgT50




                   ∧_∧
                  (     )
                  (    )
                  . i⌒ii⌒i
                  (_)(_)






192 :10/20 ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 13:48:44 ID:U+K+DgT50




                   ∧_∧
                  (    )て
                  (    )
                  | | |  i|ii|
                  (__)_) i|i






193 :11/20 ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 13:50:03 ID:U+K+DgT50




                      ∧_∧
                     ( ;;;;;;;;;;)
                     ( ;;;;;;;;;つ||
                     (|   ;;;;;| .||
                      i,_,ノi,_,ノ  ̄






194 :12/20 ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 13:50:44 ID:U+K+DgT50




                ∧_∧         ∧_∧
               ( ;;;;;;;;;;)         (   ;)
               ( ;;;;;;;;;;;つ||      (    )
               (|   ;;;;;;| ||       /    |
                i,_,ノi,_,ノ  ̄       (,_,/´i,_,ノ






195 :13/20 ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 13:51:29 ID:U+K+DgT50




                ∧_∧  _
               ( ;;;;;;;;;;) .//
               ( ;;;;;;;;;;;つ// ミ
               (|   ;;;;;;|    
                i,_,ノi,_,ノ  






196 :14/20 ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 13:52:44 ID:U+K+DgT50




                ∧_∧
               ('(   ;)')
                ヽ    ノ
                /    |
                (,_,/´i,_,ノ






197 :15/20 ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 13:53:34 ID:U+K+DgT50
























198 :16/20 ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 13:56:25 ID:U+K+DgT50







                 wwヘ√レvv〜v〜─wwヘ√レvv〜v〜───────────────










199 :17/20 ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 13:57:31 ID:U+K+DgT50




                       ∧_∧
                      ( ;;;;;;;;;;;)
                      ( ;;;;;;;;;つ||
                      | ;;;;;;;;;| .||
                      (__)_) ̄
                    :;.;,;.;::;.;:.;:,;:.;:;.:;.;: ∧_∧
                   ;;;,:;.:;,:;.;:.;:.,.::;,;;:::;⊂(   ;;;;;:;.,.,.;:;
                 ;;;;;::::,,..::::;;;;;;::,:;, :;;:.;,;:.,:;とノ:;.,;;;:;.:;






200 :18/20 ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 13:58:13 ID:U+K+DgT50





           元ネタ トリハダ「雑音と無音の因果律」







201 :19/19 ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 13:59:27 ID:U+K+DgT50




                        fin






202 : ◆3deTEDIrN6 :2010/03/27(土) 14:04:22 ID:U+K+DgT50

             ∧_∧
            ミ ;    彡     .┌─ミ;   彡────────┐
            / |   ヽ/^)     |コマ数間違えました サーセン
           と_/ /  ⌒ヽ、   .└─────────────┘
          ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



203 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/03/27(土) 15:27:12 ID:vPnTudOB0

謎だ・・・

204 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/03/27(土) 18:20:50 ID:Kr3qK9rf0
3回見直したけど、どうにもわからんw

205 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/03/27(土) 21:07:27 ID:akX3JgyT0
これはいいシュールさ
こういうtanasinnみたいの好きだ

206 :語らい 1:2010/04/25(日) 20:04:39 ID:i7/F1Epz0
その女は静かで上品なたたずまいの道端に来て、午後のひと時を過ごすのが日課のようになっていた。
ヾ ;ヾ "  " ; .; ; ;ヾ ;ヾ";               
 ;../ ";ヾ ;ヾ ;;"ヾ ;ヾ ;ヾ  ;" ;../;          
;../ ;ヾ  ;" ; ;..../ ;ヾ  ;" ;      
;../ ;ヾ  ;" ; ;..../ ;ヾ  ;" ; ;ヾ  ;" .."
 |;;l;::||ii| ヽv/..            
 |;;l;;:||ii| //                      ∧∧
 !;;l;::lilii|//..                /)_/)  (* -)
 |;;l;;::|liii|/゙..                < ゚ _・゚>   (⊃⊂)
 |;;l;;::||iii|       (○)      ノ) /   |  〜|   |
jj rj从jwwjwjjrj从jrヽ|〃      \(_,,,_,,,)   し´`J
  ''' """" """""" " ''' """" """"' ''' ""  ''' """" """""" " ''' """" """"' ''' ""  '''ヾ ;ヾ

いつのころからか、一匹の犬が彼女の話し相手になっていた。
かわいらしく、人なつっこい犬で、その犬にだけは、彼女も心の中のわかだまりを打ち明ける。

207 :語らい 2:2010/04/25(日) 20:05:20 ID:i7/F1Epz0

   
                      ┌─―――───────────――-┐
                      │二年ほど前のことなの・・・          |
                      │あの人は、ここであたしと別れ、      |
                      |それっきり、どこかへ行ってしまったの・・・|
                      └─────v─────────―――┘
ヾ ;ヾ "  " ; .; ; ;ヾ ;ヾ";               
 ;../ ";ヾ ;ヾ ;;"ヾ ;ヾ ;ヾ  ;" ;../;          
;../ ;ヾ  ;" ; ;..../ ;ヾ  ;" ;      
;../ ;ヾ  ;" ; ;..../ ;ヾ  ;" ; ;ヾ  ;" .."
 |;;l;::||ii| ヽv/..            
 |;;l;;:||ii| //                      ∧∧
 !;;l;::lilii|//..                /)_/)   (* -)
 |;;l;;::|liii|/゙..                < ゚ _・゚>   (⊃⊂)
 |;;l;;::||iii|       (○)      ノ) /   |  〜|  |
jj rj从jwwjwjjrj从jrヽ|〃      \(_,,,_,,,)   し´`J
  ''' """" """""" " ''' """" """"' ''' ""  ''' """" """""" " ''' """" """"' ''' ""  '''ヾ ;ヾ




208 :語らい 3:2010/04/25(日) 20:06:19 ID:i7/F1Epz0

――――あたしはあの人を心から愛していたし、あの人もあたしを心から愛してくれたのに・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ヾ ;ヾ "  " ; .; ; ;ヾ ;ヾ";               
 ;../ ";ヾ ;ヾ ;;"ヾ ;ヾ ;ヾ  ;" ;../;          
;../ ;ヾ  ;" ; ;..../ ;ヾ  ;" ;      
;../ ;ヾ  ;" ; ;..../ ;ヾ  ;" ; ;ヾ  ;" .."
 |;;l;::||ii| ヽv/..            
 |;;l;;:||ii| //                ∧∧  ∧∧
 !;;l;::lilii|//..  シィノコトハ、ワスレナイヨ・・・>(,,;Д) (-;*)<ギコクン・・・
 |;;l;;::|liii|/゙..                (   ⊃⊂  )
 |;;l;;::||iii|       (○)       〜|   | |  |〜
jj rj从jwwjwjjrj从jrヽ|〃        , し´`J  し´`J
  ''' """" """""" " ''' """" """"' ''' ""  ''' """" """""" " ''' """" """"' ''' ""  '''ヾ ;ヾ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
――――ひどい人でしょ・・・でも忘れられなくて・・・いつかはここに帰ってくるのではないかと・・・



209 :語らい 4:2010/04/25(日) 20:07:17 ID:i7/F1Epz0

ヾ ;ヾ "  " ; .; ; ;ヾ ;ヾ";               
 ;../ ";ヾ ;ヾ ;;"ヾ ;ヾ ;ヾ  ;" ;../;          
;../ ;ヾ  ;" ; ;..../ ;ヾ  ;" ;      
;../ ;ヾ  ;" ; ;..../ ;ヾ  ;" ; ;ヾ  ;" .."
 |;;l;::||ii| ヽv/..            
 |;;l;;:||ii| //                      ,,∧∧
 !;;l;::lilii|//..                /)_/)   (* -)
 |;;l;;::|liii|/゙..          クゥン・・・><  _・>   (⊃⊂)
 |;;l;;::||iii|       (○)      ノ) /   |  〜|   |
jj rj从jwwjwjjrj从jrヽ|〃      \(_,,,_,,,)   し´`J
  ''' """" """""" " ''' """" """"' ''' ""  ''' """" """""" " ''' """" """"' ''' ""  '''ヾ ;ヾ
彼女は知らないのだった・・・



210 :語らい 5:2010/04/25(日) 20:07:59 ID:i7/F1Epz0

男は女を捨てたのではなく、思いがけない事故にあって、彼女に心を残しながら
死んだということを・・・

     ⊂⊃
     ∧_∧
    (,,;Д;)<シィニアエナクナルノガザンネンダ・・・
    ( ∪∪
     )/
 ∫ ∧_∧  
と´⌒`つ-Д-)



211 :語らい 5:2010/04/25(日) 20:08:42 ID:i7/F1Epz0

彼女の知らない事はもうひとつある・・・
   /)_/)
  <  _・>
ノ) /   | 
\(_,,,_,,,)




212 :語らい 7 ↑6でした:2010/04/25(日) 20:09:35 ID:i7/F1Epz0

天使は彼をあわれみ、彼女と別れたくないという彼の願いを聞きいれ、
彼の魂を犬に宿らせて、地上に戻した。

                        ⊂⊃
                       ∧_∧
                      (・∀・ ,,)/ミヽ<ゲンセニモドシテアゲルンダカラナ
                      ⊂   )ヾミミヾ
                       | |  |
                      ( (  )
 /⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒\
(                 天      国                     )
(                                               )
 \______________________________/
    |       |
    |  ⊂⊃  |
    |  ∧_∧ |
    |  (,,゚Д゚) |<アリガトウ、テンシサマ
    |  ( ∪∪|
    |   )/ |
    |  /)_/) | 
    |  < ゚ _・゚>|
    |ノ) /   | |  
    |\(_,,,_,,,)|



213 :語らい 8:2010/04/25(日) 20:10:59 ID:i7/F1Epz0
しかし、無理にかなえてもらった願いなだけに、それは残酷な事であった・・・
彼女は、彼の魂が宿った犬に向かって毎日のように不実な彼の恨みを
悲しげに訴え続ける・・・
ヾ ;ヾ "  " ; .; ; ;ヾ ;ヾ";               
 ;../ ";ヾ ;ヾ ;;"ヾ ;ヾ ;ヾ  ;" ;../;          
;../ ;ヾ  ;" ; ;..../ ;ヾ  ;" ;      
;../ ;ヾ  ;" ; ;..../ ;ヾ  ;" ; ;ヾ  ;" .."
 |;;l;::||ii| ヽv/..            
 |;;l;;:||ii| //                      ∧∧
 !;;l;::lilii|//..                /)_/)  (*∩∩)<シクシク・・・ギコクンノバカ・・・
 |;;l;;::|liii|/゙..           クゥン・・・><  _・>   ( /ヽ)
 |;;l;;::||iii|       (○)      ノ) /   |  〜|   |
jj rj从jwwjwjjrj从jrヽ|〃      \(_,,,_,,,)   し´`J
  ''' """" """""" " ''' """" """"' ''' ""  ''' """" """""" " ''' """" """"' ''' ""  '''ヾ ;ヾ
一方犬はただ、それを聞いてちぎれるように尾を振り、小さくほえるだけなのだった・・・


214 :語らい 糸冬:2010/04/25(日) 20:11:43 ID:i7/F1Epz0



『マイ国家』より「語らい」でした

215 :語らい 2 修正:2010/04/25(日) 20:13:43 ID:i7/F1Epz0
ずれました…すいません
   
                      ┌─―――───────────――-┐
                      │二年ほど前のことなの・・・          |
                      │あの人は、ここであたしと別れ、       |
                      |それっきり、どこかへ行ってしまったの・・・ |
                      └─────v─────────―――┘
ヾ ;ヾ "  " ; .; ; ;ヾ ;ヾ";               
 ;../ ";ヾ ;ヾ ;;"ヾ ;ヾ ;ヾ  ;" ;../;          
;../ ;ヾ  ;" ; ;..../ ;ヾ  ;" ;      
;../ ;ヾ  ;" ; ;..../ ;ヾ  ;" ; ;ヾ  ;" .."
 |;;l;::||ii| ヽv/..            
 |;;l;;:||ii| //                      ∧∧
 !;;l;::lilii|//..                /)_/)   (* -)
 |;;l;;::|liii|/゙..                < ゚ _・゚>   (⊃⊂)
 |;;l;;::||iii|       (○)      ノ) /   |  〜|  |
jj rj从jwwjwjjrj从jrヽ|〃      \(_,,,_,,,)   し´`J
  ''' """" """""" " ''' """" """"' ''' ""  ''' """" """""" " ''' """" """"' ''' ""  '''ヾ ;ヾ



216 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/04/25(日) 22:17:23 ID:EOJ3qNpx0
乙……

217 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/04/26(月) 09:01:44 ID:RZMvDwyv0
なんとも悲しい話だ。乙。

218 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/04/28(水) 18:39:01 ID:cJJr5s6s0
やるせないな…… 乙。

219 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:43:49 ID:BxGveaES0
星新一『凶夢など 30』より「鬼が」
30コマ行きます

220 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:44:34 ID:BxGveaES0

      その青年は会社の出張で、ある地方都市へ来た。
      その市内のホテルに泊まってもいいのだが、せっかくここまで来たのだからと、
      そう遠くない温泉地の旅館に泊まった。

  | | |     |||    || ||                               ┌┐____
  | | |     |||    || ||                             /└┘(二),/|
  | | |     |||    || ||                             |[二二二二]| |
  | | |     |||    || ||                                 ||____|| |
  | | |     |||    || ||       ∧∧                      ||____|| |
  | | |◎   |||  /||_|l ___ (,,゚Д゚)______________||____|| |
  | | |     ||| //          |∪∪                     |[二二二二]|/
  | | |     ||' /         〜|  |
  | | |   //            し`J
  | | |  //            ________________
  | | |//            /                      /l
_| | |/              /                      //l!
/| | |               /                      // ~
  | l/               l二二二二二二二二二二二二二二二二l/
/~                |__|,!                      |__|,!


221 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:45:31 ID:BxGveaES0

                        湯に浸かり、

                      ∬       ∬
                     。。・・・ ∧∧  ・・。。。∬
                 ∬o0o゚゚   (*゙д゙)    ゚゚oo
                    。oO   ( (( ー--‐ )) )  O0o
                 (~~)ヽ             (´^ヽO,
                 (⌒ヽ             (⌒)(゙゙゙)~
                  /~゙゙ヾ⌒`ゝ-(~´`(⌒(⌒~ヽ~ ~~  
                  ゝー ′ '"      ``"      
                    、i,,      ``′    ""


222 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:46:16 ID:BxGveaES0

                        食事をすませると、

                                -─-
                          r―‐‐.( ( ⊆⊇ ) )‐―──────────、
                                 |    |` ─‐─ ' i      ,,,,,::;;'';;;;;;;;;;;:;;;;,,,,..     |
                                  |   |. -‐─-、 l   //          ヽ、  |
             , '"```.、        l    /     |-' ,':::,'  \ ヽ、ヽ、     ヽ, |
            ,r'´    ;;`、        |    / -─-、. | //    \ ヽ ヽ    ,〉 |
            ,:' ::    ::::l       ',  ( ( ⊆⊃ )))""ヽ----―――――---イ´ ,'
          ,-.{ ::    .::::::|‐-.、     ヽ 、 ` ──‐'                   ノ
         (  :, :: ,,.::;:;:;:;:;;''   )        `=============================='´
         ',`'ー`‐-======-‐' !            `' 'ー‐--------‐─' '´.
          ゝ、         /        ,、、 .,、、       ./  ̄ ̄ ̄ ̄\
            ` 、    _..-´_.((⌒),--、 ,.- 、/;:| レ;:| |    /  , 。ooo∞o。. \
     / ̄ ̄ ̄ ̄\` ̄ ̄´  , ' ((⌒)トi--イi--イ :// ;//    !\〃。o∞∞o8ヽ/ !
   /  ,,..--ー-..._, \     (_ ((⌒).`r-‐'.ト--';//::// .)    l  \,。o8o∞o/   !
  |\,〃'i;'"~ ゙;ミ;:..::ヽ/|     ヘ`ー-'`ヽト‐‐イl,-‐' ´`-‐'ソ    |   i ̄ ̄ ̄ l   |
  . l  \゙ゞ-ノノ彡:/  l      ヘ ::    ̄ ̄,,;;;;;;;;;;;;;,,:''      |   l     i   |
  .|    l ̄ ̄ ̄l   |       ヽ、_  ;;;;;;,;:;:;:;;::;:;:''       ヽ   l     l   /
   ヽ  .l     !   /         `i .,,;:;::;:;;;i'             \___i_______i___./
    ヽ二l________l二ノ              `ー--‐''             `ー--‐'´
      `‐-ニニ-‐'


223 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:47:09 ID:BxGveaES0

         なにもすることがない。
              ___
              | ・・・・ |
               ̄∨ ̄
               ∧∧
              (,,゚д゚)
               | ∽
             〜|  |
                    し`J


224 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:47:53 ID:BxGveaES0

  浴衣姿で外出し、小さなバーに入って女の子を相手に何杯か飲み、
     
     
     日 ▽ U
     ≡≡≡≡≡        ∧∧              
      V ∩ []  目    (,,'∀`)            
     __ ∧∧___   ∧∧|つ∽∧,,∧          
       ( ゚Д)日    (ー゚ ) ∇ ミ   ミ              [] Λ,_
     ― /   つ――─/   | ――ミ   ミ──────── (゚  )
     \(__.ノ    \(__.ノ   ヾミ,,,,,,,,,ミ〜            (  )
      ━┳━     ━┳━     ━┳━     ━┳━     ━┳━
      ̄ ┻  ̄ ̄ ̄ ̄┻ ̄ ̄ ̄ ̄ ┻ ̄ ̄ ̄ ̄ ┻ ̄ ̄ ̄ ̄ ┻
     


225 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:48:38 ID:BxGveaES0

             旅館に戻った。 番頭が迎える。

 _______________________           ∩[]∩
 | お早いお帰りですね。どちらへおいでになりましたか |           || || ||
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄        ヽlVW/
                   ΛΛ          /ヽ_ノ/|             |`ー‐'|
__________ (,,^д)______ |冊冊冊|〆|             |!!!!!!!!|
                   |∪│         | l二二l |llll|__ ΛΛ __|    |_
                 〜|  |       /|土土土|/     (д-;)  ー―'
                  し`J     / /            ∽ |
                     / /    '""           |  |〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/          '':,;:   し`J
                      __________∧________
                      | 少し先のバーだ。悪くないムードだったが、|
                      | 妙な客が一人で飲んでいてね           |
                            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__________∧_____________
| いったい、どんな客です。詳しく話していただけませんか |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


226 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:49:28 ID:BxGveaES0

     番頭の口調が早くなり、青年はふしぎがりながら説明した。

       _____________________
       | 40歳くらいで、和服姿。目つきがおかしかった。 |
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ アトナンカ小柄ダッタ

                   _,Λ
                      (゚∀゚)
                  (  )
                       |│

      ※心が清らかな人には和服姿に見えます

   ________________________
   | 鈍いような、鋭いような。ああいうのは、滅多にいないな |
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


227 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:50:14 ID:BxGveaES0

      _______________                 ∩[]∩
      | その人を、はっきりご覧になった。 |                 || || ||
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄              ヽlVW/
                     ΛΛ        /ヽ_ノ/|             |`ー‐'|
__________ (;^д)__________|冊冊冊|〆|             |!!!!!!!!|
                    |∪│        | l二二l |llll|__ ΛΛ __|    |_
                  〜|  |      /|土土土|/    (д゚,,)   ー―'
                   し`J    / /            ∽ |
                     / /    '""           |  |〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/          '':,;:   し`J
                             ________Λ_______
                         | いたんだからね、目に入るよ。     |
                         | 奥の席でひっそりと飲んでてもね。 |
                         | 額の右の眉の上に傷跡があった   |
                         |                          |
                         |          ?→_,Λ               |
                         |            (゚∀゚)            |
                           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       _______∧________
     | 本当ですか。ちょっとお待ちください |
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


228 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:51:25 ID:BxGveaES0

  番頭はあたふたと出かけ、若者を三人ばかり連れてきた。青年は聞く
    __________
    | なにごとだい、これは |
     ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ΛΛ           ∧∧         ∧_∧  Λ_Λ
       (;゚Д)          (Д^;)        (´Д` ) (・Д・ )
         |∪│            │∪|         (    ) (    ) ('A` )
       〜|  |            |  |〜       │ | │  |  | │  (  )
        し`J           し`J        (_(_) (_(_)  │|
            _______∧________________
            | あなたのごらんになった男。あれは鬼の一族なのです。│
            | あいつひとりだけが、まだ生きのびている。        |
            | そして、悪さをする。あのバーも、飲まれ損になる。     |
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


229 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:52:22 ID:BxGveaES0

  _______________________
  | だったら、早くなんとかすればいい。警察に頼んででも |
   ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ΛΛ           ∧∧         ∧_∧  Λ_Λ ・・・
          (,,゚д)          (д^;)        (´Д` ) ( ・д・)    メンドクセ
         |∪│            │∪|         (    ) (    ) ('A` )
       〜|  |            |  |〜       │ | │  |  | │  (  )
        し`J           し`J        (_(_) (_(_)  │|
            _______∧__________________
           | そこなんですよ。普通の者には、奴の姿が見えないのです。 │
            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


230 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:53:14 ID:BxGveaES0

     ______________________________________
     | 敏感な何人かは、足音を聞くことができる。やつのにおいのわかる人もいる。        |
     | かなりの老人には、ぼんやりと見えるようになるらしいが、しゃべるのがおかしくなっている |
     | これでは、警察にも頼めない。                                     |
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                ∩_∩        ∧∧ ナンダカ、オ酒臭イヨウナ・・・      ∧_∧ フガ フガ・・・   _,Λ
<スタ スタ・・・    Σ(´Д` ;)       (;゚−゚)                    ( ´π`)          (:::::::)


231 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:54:13 ID:BxGveaES0

   ________________________________
   | 5年ほど前、たまたまある霊能者が来たので、頼んで石をぶつけてもらった。|
   | 傷跡はそれなんです。気を失ってくれなくて、やりそんじました。        |
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                                 σ
               ∧∧ ビュッ !            \ ガッ
             (  #゚)       =≡σ       、.,Λ
            /  / ヾ                    ヽ(゚∀゚#)/ イッテェ
           と,.  |                      (  )
               `J                      ノノ


232 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:54:59 ID:BxGveaES0

   ___________
   | あいつが鬼とはねぇ・・・ |
    ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ΛΛ           ∧∧         ∧_∧  Λ_Λ ・・・
          (,,゚д)          (д^;)        ( ´Д`) (´・д・)    モウカエリタイ
         | ∽             │∪|         (    ) (    ) ('A` )
       〜|  |            |  |〜       │ | │  |  | │  (  )
        し`J           し`J        (_(_) (_(_)  │|
            _______∧_______________________
           | 物、特に酒がですが、いいように盗み飲みされて、防ぎようがない。   │
           | 若い女の人は不意に触られたりして、いやがる。                    |
           | ここが温泉地として、いまひとつパッとしないのはあいつのせいなんです。 |
           | 助けてください。 それができる能力のある人は、 滅多にいないのです   |
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


233 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:55:45 ID:BxGveaES0

      _________________
      | 手を貸してもいいが、どうやって・・・ |
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  _____________________
                              | あなたは常人に無い能力で、見ることが出来る。 |
                              | 首をしめて下さい。ぐったりするはずです       |
                               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                                     ※イメージ図
                    ___
                   /    \       ___
                 /ノし   u;  \   ;//・\ ヽ\;
                 | ⌒        ) ;/ (_ ̄ ̄ /・\\;
                 |   、       );/    /rェヾ__) ⌒::: ヾ;
                 |  ^       | i   `\/´-'´  u;  ノ;;
                 |          | \ヽ 、  ,     /;
                 |  ;j        |/ \-^^n ∠   ヾ、
                 \       / ! 、 / ̄~ノ __/ i;
                 /      ⌒ヽ ヽ二)  /(⌒    ノ
                  /        r、 \ /  /   ̄ ̄ ̄/


234 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:56:33 ID:BxGveaES0

   _______
   | 殺すってことか |
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ____________________________________
              | そう簡単にはいきません。あとはおまかせ下さい。                         |
              | 言い伝えによるまじないによって、山奥へ帰らせ、二度と悪さをしないようにさせます。|
              | それには、とりあえず捕まえなくてはならない。前回はそこで失敗したのです。      |
              | これが最後のチャンスかもしれない。うまくやりましょう。                   |
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                                   ※まじないの様子(イメージ図)

                 アーエーエーエーオー
                                   フニャラナンヤラニャンナヤランア  
                         ズンダズンダダ                 .:  
                           :.         。       ヘンニャラニャーサンシャーイン
                           .;          ||            .:;
                 サンシャーイン    ;     ↑   o||   ___    从
                oノ  oノ       从人 ヽoノ|   ≡)   ` ヽoノ    从人  サンシャーイン
                ノ  ノ     `ヽ=ノ´ (へ    ll||      )    `ヽ=ノ´  o_  o_
                ,⊃ ,⊃      ||   <   __||_    <<      ||    ノ Z ノ Z
               '''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''


235 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:57:19 ID:BxGveaES0

             いちおう事情がわかり、青年はうなずいた。

   ______________________
  | しかしだよ、相手は鬼となると、弱くは無いだろう。 |
  | ひとりじゃあ、自信がないよ               |
    ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ΛΛ           ∧∧         ∧_∧  Λ_Λ
       (’゚Д)              (д^,,)        (# ´Д`) (#・д・)      スイマセンデシタ
         | ∽             │∪|         (    ) (    ) ('A(#) モウイイマセン
       〜|  |            |  |〜       │ | │  |  | │  (  )
        し`J           し`J        (_(_) (_(_)  │|
            _______∧________________________
           | そこで、この3人を呼んだのです。あいつはなぜか、シュークリームが好きだ│
            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     __∧__
     | 鬼がねぇ |
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     ___∧_______________________
                   | だから、どこの店にも置いてない。                  |
                   | 温泉地にシュークリームがなくたって、誰も変に思わないから、 |
                   | 今まで知られずにきた。                             |
  ___________ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | その用意はあるのですか |
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

236 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:58:04 ID:BxGveaES0

                        ______________________
                        | 冷凍したのがあるのです。                    |
                        | 密閉状でにおいも出ないから、やつも気づかない。│
                        | それを急いで戻しています。                   |
                         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

              ─┼─           ヽヽ   ││ │
              ─┼─   ┼┐  /\            / 
                │     │       \        /

                      __, -=ニ二ゝ、
                    r‐'ン -―< 〈  `ヽ、
                   ノ /, -‐=ニ二 〉ヽ、/ l
                   〉|―=ニ、_ く  ̄ヽ/|
                   > | `'ー--、__ ノ   ̄ヽl
                   `ヾ、ー-、_ 〉    ̄ノ
                      `ヽ、二_〈__/

      ※シュークリームの「シュー」は、フ

237 :まさかのミス:2010/06/03(木) 23:58:59 ID:BxGveaES0
        ※シュークリームの「シュー」は、フランス語で「キャベツ」を意味します

238 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/03(木) 23:59:45 ID:BxGveaES0

    __________
    | それをどうするんです |
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  __________________________________
                          | あなたがあのバーへ戻って、食わないかいと言って見せる。             |
                          | やつの目が輝くはずです。                                 |
                           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                         + _,Λ
                @         (゚∀゚*)
                     __________________________________
                          | あなたが、シュークリームをふたつ投げると、やつはそれぞれ片手で受け取る。 |
                          | 我々にはやつの姿は見えないが、シュークリームは見える。                 |
                      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                  青年の視点     他の人の視点

                 @  _,Λ @     @       @
                  ヽ(*゚∀゚)/
                    (  )    →
                        / /

239 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:00:55 ID:4l4uWjBk0

                     ____________________
                     | 手がそことわかり、二人がかりで押さえます。 |
                     | あなたは首を絞めてください。              |
                     | そうなれば、足の見当もつきます。         |
                     | もう一人がそっちを押さえる。           |
                     | うまくいきますよ。それで、ここも栄える      |
                      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                      ∧_∧       ∧_∧
                 ( # ´Д)  _,Λ  (Д・ # )
                 (     つヽ(゚д゚)/と     )
                   │ │|    (  )  |│ │
                   (___)_)   ( #') (_(___)
                             (  )
                            | |

   ___________
   | ・・・よし、やってみるか |
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

240 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:01:41 ID:4l4uWjBk0

      だめだったら、逃げ帰ればいい。それ以上の義理はない。あとは知ったことか。
      青年は三人といっしょに、バーへ戻る。やつは、さっきと同じく奥の席にいた。

                    _,Λ
                  / (゚  )
                 / / (  )
                / /  「┳
          / /  ┳
          / /  ┳          ∧∧
         / /  ┳             (゚   )
_____/ /  ┳            U  |
_____/  ┳              |  〜
        ┳                  し´J
                               ∧_∧
                     ∧_∧  (・   )
                         (`   ) (     )
                          (     )  |   | |  (`  )

241 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:02:26 ID:4l4uWjBk0

              打ち合せどおり、青年はシュークリームを見せた


                     _,Λ !    __________
                  / (*゚∀)    | 食べないかい、ほら。 |
                 / / (  )        ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                / /  「┳        ∧∧
          / /  ┳         (゚   )
          / /  ┳       @と   |
         / /  ┳               |  〜
_____/ /  ┳               し´J
_____/  ┳             
        ┳                 
                               ∧_∧
                     ∧_∧  (・   )
                         (`   ) (     )
                          (     )  |   | |  (`  )

242 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:03:17 ID:4l4uWjBk0

                 〜作戦通りなので中略〜



              青年はそいつの首を両手で締めた。
     若者たちとは違ってこっちには相手が見えるので、あまりいい気分ではない。

                                   ,
                                    / |
                            ;__/  |
                          ;//・\ ヽ丶
                            ;/ (_ ̄ ̄ /・\\;
                   へ     へ  ;/  /rェヾ__) ⌒::: ; |
                 /  \_/  |  ;|  `\/´-'´  u; / ;;
                  | ノし      |  \ヽ、  ,     /;
             | ⌒     ;j   |/ \-^^n ∠   ヾ、
             \       / ! 、 / ̄~ノ __/ i;
             /      ⌒ヽ ヽ二)  /(⌒    ノ
              /        r、 \ /  /   ̄ ̄ ̄/



                                      やがて、ぐったりとなる。

243 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:04:06 ID:4l4uWjBk0

          
       / /  ┳                                _
     / /  ┳                                  _,Λ ||
    / /  ┳                                (дx )||
__/ /  ┳       _____________       (三三 )
__/  ┳          | おとなしくなったぜ。一段落だ |         / / ||
                  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     ∧_∧ || ∧_∧
                      ∧∧                    (  ´Д) (  ・Д)
                    (  ,,゚)                    (    ) (     )
  + ⊂⊃                 |  U                    人  Y  人  Y
     ('∀`) +           〜   |                      (_(__) (_(__)
      (  )               し´J
    +∫
                       青年が言うと、若者たちは両手を縛り、そとへ運び出した。
    ('A(#)                   どこかで儀式をやるのだろう。
     (  )

244 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:04:50 ID:4l4uWjBk0

    青年はそのバーに残り酒を飲んだ。
     ひと仕事の疲れと、妙な気分を消すために。

              ∧∧
               (゚  ,,)/  ┳
               と ヽ  ┳
            / /ヽ_)〜
       __/ /  し┳
       ____/  ┳

245 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:05:36 ID:4l4uWjBk0

        翌日、この温泉地の有権者らしき人物がやってきて、青年に礼を言った。

        _________________________________________
        | よくやってくださった。あれには、まったく手こずっておりました。それに終止符が打たれたのです。 |
        | あなたは、われわれの恩人です。宿泊代はけっこうです。                              |
        | それに、これはまことに少ないけれども・・・                                    |
   | | |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   | | |     |||    || ||                                  ||____|| |
   | | |     |||    || ||  ∩_∩                 ∧∧           ||____|| |
   | | |◎   |||  /||_|l__( ´m`) ________  (Д゚,,) _______||____|| |
   | | |     ||| //     (   つ[]              │∪|            |[二二二二]|/
   | | |     ||' /       |   | │               |  〜
   | | |   //         (__)_)             し´J
   | | |  //            ________________
   | | |//            /                      /l

246 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:06:21 ID:4l4uWjBk0

                  封筒に入っているのは、札束らしい。


               __________________________
                 | それはいりませんよ。喜んでいただければ、それで結構です。|
   | | |     |||    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   | | |     |||    || ||  ∩_∩                 ∧∧          ||____|| |
   | | |◎   |||  /||_|l__( ´m`) ________  (д-,) _______||____|| |
   | | |     ||| //     (   つ[]               ∽ │           |[二二二二]|/
   | | |     ||' /       |   | │               |  〜
   | | |   //         (__)_)             し´J
   | | |  //            ________________
   | | |//            /                      /l

247 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:07:19 ID:4l4uWjBk0

  金を受け取って、たたりなんてあったら「こと」だ。
   みなに見送られ、青年は帰途につく。

                 ⊂⊃ +
   ∧_∧  ∧_∧ + ( '∀`)ノシ
  ( ´∀`) ( ・∀・)   (  ) +
  (    ) (    )     ∫
   |   |  |  |   |  |                 ∧∧
  (__)_) (__)_)                (Д゚,,)ノシ
                              ∪ /
                               |   〜
                              し´J

248 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:08:04 ID:4l4uWjBk0

   列車に揺られながら、考える。いったい、あれはなんだったのだ。鬼退治か。
   しかし、そんな武勇伝を信じてくれるやつがいるかな。
   話して回ったら、宣伝じみてくる。

  /||================================
    || ̄[] ̄ ̄[] ̄ ̄[] ̄ ̄[] ̄ ̄[] ̄ ̄[] ̄ ̄
    ||  △「 ̄△  ̄ △  ̄ △  ̄ △  ̄ △ ̄|
    ||    |                     |
    || ∧∧_______________|
  \||(,,゚Д゚)
    ||( ∪∪
  \|| ヽ ) ) ――――─────────
  \|| ∪∪≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

249 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 00:08:55 ID:4l4uWjBk0

   いや、待てよ。
   うまくおだてられ、嫌われ者の酔っ払いの殺人に手を貸したのかもしれない。

                           
    _____________/
     ___________   │:::
                       |    | :::
                  ∧∧ |    | :::
                (,,  ゚) |    | :::
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     | :::
    二二二二二二二二二二二二 | :::
    ________________________|/
    __/ ̄璽璽 ̄\___|;;;::::::::
    ─ゞゞ_ノ┴┴ゞゞ_ノ;;;;;;::::::::::::::::



   「旅の青年が、酔ったあげく、鬼と思いこんで殺してしまった。止めようがなかった。」
   なんて、やつらが口を合わせれば、どうにもでっちあげられる。
   他にしゃべらぬほうが賢明かも。もう、あそこには行かないほうが・・・

250 : ◆st98/X86fA :2010/06/04(金) 00:10:25 ID:4l4uWjBk0

   さっぱり、わからん。世の中には、わからぬことがあるものだ。
   昔の人は、それを鬼と呼んだりしていたそうだが。

                    _,Λ
                       (゚∀゚;;:::
                    ( ;;;;::
                          | |



                                      おわり

251 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 01:29:14 ID:3bo+Xf7W0

こえー・・・

252 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/04(金) 22:04:16 ID:zkjjT4NF0
丁寧なAAおつ
たぶんこの話は星さんの後期作品だな

253 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/09(水) 18:31:20 ID:hjMjTsdz0
ひとり死んでるw

254 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/09(水) 23:14:51 ID:ZU/hXWMF0
世田谷文学館で27日まで☆展やってるぞ。
http://www.setabun.or.jp/exhibition/hoshi/

ボッコちゃんと☆先生と一緒に記念写真が撮れるコーナーがあるw

255 :( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2010/06/10(木) 22:33:11 ID:ZbgoMyCF0
うーん。後味悪いよね…ある意味怖いっすw

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